JPH06270912A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH06270912A
JPH06270912A JP7882793A JP7882793A JPH06270912A JP H06270912 A JPH06270912 A JP H06270912A JP 7882793 A JP7882793 A JP 7882793A JP 7882793 A JP7882793 A JP 7882793A JP H06270912 A JPH06270912 A JP H06270912A
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JP
Japan
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product
tray
pressing roller
film
roller
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JP7882793A
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English (en)
Inventor
Naoki Takama
直樹 高間
Norifumi Hirobe
憲史 廣部
Shinya Kusayama
慎哉 草山
Toshiyuki Sakata
利行 坂田
Keita Takahashi
圭太 高橋
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストレッチフィルムに自動的に熱シールを施
す包装装置において、商品の高さや形状に差程制限され
ることなく熱シールを可能にする。 【構成】 包装ステーションSにおいて、一対の左右折
込板15,15、後折込板16および前折込部材17に
より、フィルムFがトレーTの底面に折り込まれる。プ
ッシャ13の前進に伴って、駆動モータが駆動して、押
圧ローラ41が包装品Aの搬送方向に沿って回転する。
これにより、包装品Aが加熱ローラ23上を通過する。
この際、押圧ローラ41は、押圧ローラ41および当接
部材31の自重を包装品A上に負荷するので、包装品A
の底面Tbを加熱ローラ23に押し付けて、フィルムF
の熱シールを促す。上記押圧ローラ41は、水平軸心ま
わりに揺動自在に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は包装装置に関し、より
詳しくは、トレーの上方を覆ったフィルムの側縁部をト
レーの底面側に折り込んでストレッチ包装を施す包装装
置におけるフィルムの熱シール装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロール製のトレーに載せた生鮮
食料品等の商品をトレーごとストレッチフィルムにより
包装する包装装置が知られている。この種の包装装置
は、フィルムの側縁部をクランプすることにより、フィ
ルムをラップステーションにおいて緊張保持するととも
に、商品を載せたトレーを上記ラップステーションまで
押し上げ、商品またはトレーの上面部に密着させたフィ
ルムの前後および左右の側縁部を、折込部材によりトレ
ーの底面側に折り込んで、商品をトレーごとフィルムに
より包装する。この折込方法の一例を図11に示す。
【0003】図11に示すように、フィルムFは、その
前後の側縁部Ff,Fbがクランプ手段(図示せず)に
よりクランプされて緊張保持された状態に保たれてい
る。この状態で、左右一対の左右折込板15,15が、
それぞれ、トレーTの底面Tbに沿って左右方向L,R
に移動することで、フィルムFの左右の側縁部Fl,F
rがトレーTの底面Tb側に折り込まれる。同時に、フ
ィルムFの前後の側縁部Ff,Fbのクランプが解除さ
れ、後折込板16が前方Foに前進することにより、フ
ィルムFの後部の側縁部FbがトレーTの底面Tb側に
折り込まれる。さらに、トレーTがプッシャ13(図1
2参照)により前方Foに向けて排出される際に、フィ
ルムFにおける前部の側縁部Ffが、前折込部材17に
よりトレーTの底面Tb側に折り込まれる。こうして、
トレーTの底面Tb側に折り込まれた折込部Faは、以
下に説明するように、互いに溶着されて熱シールが施さ
れ、包装状態が維持される。
【0004】図12(a)において、包装品Aは、押圧
ローラ41Aによって、下方のシール装置50の加熱ロ
ーラ51に底面Tbが押し付けられながら、前方Foに
押し出される。この際、フィルムFの折込部Fa同士
が、移送中に加熱されるとともに、押圧ローラ41Aの
押圧力で互いに溶着する。なお、フィルムFの溶着は、
フィルムFが完全に溶けていない状態でなされるので、
底面Tbを加熱ローラ51に若干押圧する必要が生じ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、包装品Aの
高さは種々変化するので、押圧ローラ41Aを上下動自
在に支持する必要があるが、押圧ローラ41Aを回転自
在に支持した状態で、かつ、上下に大きなストロークを
持たせるのは、容易なことではない。そのため、熱シー
ルし得る包装品Aの高さに制限が生じる。特に、押圧ロ
ーラ41Aを円周方向に回転駆動させるものでは、押圧
ローラ41Aを上下に大きなストロークで移動自在に支
持するのが困難となる。
【0006】また、刺身などの商品Mでは、図12
(b)のように、中央に堅いブリッジMbを設けている
ので、押圧ローラ41Aが包装品Aの中央の一部のみを
押圧するから、搬送が不安定になるので、良好なシール
状態が得られない場合がある。
【0007】なお、押圧ローラ41Aを設けずに、オペ
レータが包装品Aを取り出す際に、包装品Aの底面Tb
を加熱ローラ51に押し付けることもなされている。し
かし、かかる方法では、作業性が悪いばかりか、自動化
の妨げとなる。
【0008】この発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、ストレッチフィルムに自動的に熱シールを
施す包装装置において、商品の高さや形状に差程制限さ
れることなく熱シールを可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、トレーの底面側をシール装置に押圧す
る押圧ローラが、包装品の移送路の両側に設定された水
平軸心まわりに揺動自在に支持されているとともに、互
いに対称に一対設けられている。
【0010】
【作用】この発明によれば、押圧ローラが水平軸心まわ
りに揺動自在に設けられているから、商品の背が高い場
合も、押圧ローラを支持している支持部を大きく移動さ
せる必要はなく、支持部の揺動角が大きくなるだけであ
るから、押圧し得る商品の高さの範囲が広がる。また、
押圧ローラは一対設けられているから、商品を左右から
対称に押さえるので、商品の搬送状態が安定する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図1は、包装計量値付装置のレイアウトお
よびトレーTの流れを示す。図1において、商品Mを載
せたトレーTは、未包装の状態で、供給コンベア装置2
により、間欠的にリフタ10上に移送される。
【0012】図2のように、リフタ10の上方には、包
装機構11が設けられている。この包装機構11は上方
のラップステーションSにおいて商品MをトレーTごと
フィルムFにより包装する。上記ラップステーションS
の前方Foには、シール装置20が配置されている。シ
ール装置20はトレーTの底面Tbに折り込まれたフィ
ルムFの折込部Fa(図12)同士を熱シールする。図
1(b)の熱シールされた包装品Aは、方向転換コンベ
ア3により計量コンベア4上に移送され、計量コンベア
4で移送されながら商品Mの重量が計量される。その
後、包装品Aは、コンベアによりラベル貼付機5の下方
まで移送された後、商品コードや重量などを印字したラ
ベルが貼付される。
【0013】つぎに、上記各構成について詳しく説明す
る。図2において、上記リフタ10は、ラップステーシ
ョンSの直下に配置されているとともに、上下に昇降自
在とされている。リフタ10は、供給コンベア装置2か
らトレーTが搬入されると、一定ストロークだけ上昇し
てトレーTを持ち上げ、ラップステーションSに緊張保
持されたフィルムFの下面に、トレーTを押し付ける。
【0014】一方、上記ラップステーションSには、フ
ィルムFがフィルムフィーダ6により挟持された状態で
予め供給されており、リフタ10により商品Mが押し上
げられると、フィルムFが商品Mの上面に密着する。こ
の状態で、包装機構11は、つぎに説明するように、フ
ィルムFの前後左右の各側縁部を、トレーTの底面側T
bに折り込んで商品MごとトレーTを包装する。
【0015】図3はラップステーションSの概略斜視図
である。上記包装機構11は、一対の左右折込板(折込
部材)15,15と、後折込板(折込部材)16と、丸
棒状の前折込部材17とを備えている。左右折込板1
5,15は、左右方向L,Rに進退する。一方、後折込
板16は前後方向Fo,Bに進退する。上記左右折込板
15および後折込板16は、トレーTの底面Tbに沿っ
て進退することにより、フィルムFをトレーTの底面側
に折り込む。プッシャ13は、後折込板16よりも若干
遅れた所定のタイミングで駆動され、このプッシャ13
による商品Mの排出動作に伴って、前折込部材17がフ
ィルムFの前方Foの側縁部をトレーTの底面側Tbに
折り込む。なお、図2の各フィルムフィーダ6は、一対
の搬送ベルト61,62を備えており、一方のフィルム
フィーダ6がフィルムFの幅に合せて左右に移動する構
造になっているが、両方のフィルムフィーダ6が左右に
移動する構造としてもよい。
【0016】図3の上記ラップステーションSには、姿
勢安定装置30の一部を構成する当接部材31が設けら
れている。この当接部材31は、左右一対設けられてお
り、リフタ10(図2)により押し上げられた商品Mの
上面に当接して、折込部材15,16,17の折込動作
中におけるトレーTの姿勢を安定させるものである。上
記当接部材31は、一対の揺動アーム32の先端に回転
自在に支持されたパイプからなる。上記揺動アーム32
は、図4に示すように、箱状の支持ブラケット33に揺
動自在に取り付けられている。
【0017】つぎに、図7のシール装置20について説
明する。図7において、シール装置20は、熱可塑性樹
脂などからなる樹脂フィルムFの折込部Fa同士を、包
装品Aの移送中に加熱して互いに溶着させるものであ
る。このシール装置20は、包装装置のフレーム(図示
せず)に軸受ガイシ21を介して固定された例えば遠赤
外線ヒータ22と、上記軸受ガイシ21を介して、包装
装置のフレーム(図示せず)に回転自在に支持された加
熱ローラ23とを備えている。上記遠赤外線ヒータ22
は加熱ローラ23の軸心方向に貫通して設けられてい
る。上記遠赤外線ヒータ22は、発熱コイル22aによ
り加熱される金属パイプ22bの外周面に、特定の波長
の赤外線を出射する被膜22cを設けてなり、加熱ロー
ラ23をその内面から昇温させる。上記加熱ローラ23
は、アルミ製の回転ローラ23aの外周面にテフロン被
膜23bを有している。なお、25は絶縁部材である。
また、加熱ローラ23の下半分は、図2のように、断面
U字状の反射板24によって覆われている。
【0018】つぎに、この発明の要部であるシール補助
装置40について説明する。図8において、シール補助
装置40は、互いに対称な一対の押圧ローラ41を有し
ている。この押圧ローラ41は、押圧ローラ軸41aの
外周にスポンジローラ41bを装着したもので、トレー
Tの底面Tb側をシール装置20の加熱ローラ23に押
圧することにより、熱シールの確実性を高めるものであ
る。この押圧ローラ41は、以下に説明するように、包
装品Aの移送路の両側に設定された水平軸心Cのまわり
に揺動自在に設けられているとともに、ローラの円周方
向に回転駆動される。
【0019】このシール補助装置40は、駆動モータ4
2aの回転でスプロケット42bおよびチェーン42c
を介して、互いに反対方向に回転駆動する駆動軸43を
備えている。この駆動軸43は、図4および図5のよう
に、包装装置本体に固定したブラケット44に、回転自
在に軸支されているとともに、押圧ローラ支持金具46
を回転自在に支持している。上記駆動軸43には、駆動
ギヤ45が固定されている。
【0020】上記押圧ローラ支持金具46は、図6のよ
うに、上記押圧ローラ41の押圧ローラ軸41aを支持
している。したがって、押圧ローラ41は、押圧ローラ
支持金具46と共に上記水平軸心Cのまわりに、矢印D
で示すように揺動自在に支持されている。
【0021】一方、上記押圧ローラ軸41aには、上記
駆動ギヤ45に噛み合う従動ギヤ47が固定されてい
る。したがって、押圧ローラ41の押圧ローラ軸41a
は、駆動モータ42a(図8)の回転により、一対のギ
ヤ45,47などを介して、ローラの円周方向に回転駆
動する。上記一対のギヤ45,47は、押圧ローラ41
の揺動を妨げないようにするために、共に、はすば歯車
で構成されている。なお、上記押圧ローラ41および図
2のプッシャ13により、この発明の移送装置70が構
成されている。
【0022】図4の上記押圧ローラ支持金具46と、当
接部材31の揺動アーム32とは、連結金具48により
連結されており、一体となって揺動する。したがって、
当接部材31および押圧ローラ41は、図8の二点鎖線
で示すように、自重によって下方に下がる一方で、図3
のラップステーションSにトレーTが押し上げられるの
に伴って、回転することで、持ち上げられる。なお、図
5のように、揺動アーム32の回転中心C1と水平軸心
Cとは、一直線上に配設されている。
【0023】つぎに、図3のラップステーションSに押
し上げられた商品MおよびトレーTが、包装される動作
について説明する。図2の実線で示すように、ラップス
テーションSには、フィルムフィーダ6により予めフィ
ルムFが張設された状態で保持されている。したがっ
て、リフタ10によりトレーTが押し上げられると、図
3のように、商品MおよびトレーTの上面および上端
に、フィルムFが密着した状態となる。この際、商品M
の上面には、フィルムFを介して、一対の当接部材31
が当接する。一方、商品Mの上昇により、当接部材31
が揺動アーム32と共に、水平軸心C(図4)のまわり
に回転して、押し上げられる。
【0024】この状態で、一対の左右折込板15,15
が、トレーTの底面に沿って左右方向L,Rに移動する
と、フィルムFの左右の側縁部Fl,FrがトレーTの
底面側に折り込まれる。この後、後折込板16が前方F
oに移動して、フィルムFの後部の側縁部Fbがトレー
Tの底面側に折り込まれる。上記後折込板16の前進よ
りも若干遅れて、プッシャ13が前方Foに移動し、ト
レーTを前方Foに押し出す。この押出しに伴って、前
折込部材17により、トレーTの前部の底面側にフィル
ムFが折り込まれる。上記後折込板16および前折込部
材17による折込動作中には、図2のフィルムFの前端
のみをフィルムフィーダ6により把持していることか
ら、プッシャ13の前進に伴って、トレーTにトレーT
が前方へ倒れるような回転力が若干作用するが、商品M
の上面に当接部材31が当接しているので、図9のよう
に、トレーTはスムースに前方Foのフリーローラ18
上に進む。
【0025】ここで、図4のように、押圧ローラ支持金
具46と当接部材31の揺動アーム32とが、連結金具
48によって連結されているので、商品Mの上昇により
当接部材31が押し上げられると、それに伴って押圧ロ
ーラ41も水平軸心C(図5)のまわりに回転して、上
方に持ち上がる。したがって、後にトレーが移動する際
に、トレーが押圧ローラ41の側面に当接するのを防止
することができるから、直径の小さい押圧ローラ41で
も、図9のように、背の高い包装品Aを移送することが
できる。
【0026】上記プッシャ13の前進に伴って、駆動モ
ータ42a(図8)が駆動して、押圧ローラ41が包装
品Aの搬送方向に沿って回転する。これにより、フリー
ローラ18上の包装品Aが加熱ローラ23上を通過す
る。この際、押圧ローラ41は、押圧ローラ41および
当接部材31の自重を包装品A上に負荷するので、包装
品Aの底面Tbを加熱ローラ23に押し付けて、フィル
ムFの熱シールを促す。
【0027】上記構成においては、図8のように、押圧
ローラ41が水平軸心Cのまわりに揺動自在に支持され
ているので、この図の二点鎖線で示すように、押圧ロー
ラ41の上下動する範囲を大きくすることができる。し
たがって、背の低い包装品Aから背の高い包装品Aを上
方から押圧して熱シールを促しながら、包装品Aを前方
Fo(図2)へ押し出すことができる。
【0028】また、押圧ローラ41は、左右に一対設け
られているから、図10(a)のように、中央に堅いブ
リッジMbを有する包装品Aであっても、包装品Aの中
央から若干離れた左右の部分を押圧し得るので、搬送状
態が安定し易い。したがって、良好なシール状態が得ら
れる。
【0029】ところで、前述の従来技術では、図12
(b)のように、水平方向に延びる押圧ローラ41A
が、常に包装品Aの上面を押圧するので、包装品A内の
商品Mが押し潰されたり、フィルムFが商品Mの上面に
密着して、商品Mの見栄えを悪くするおそれがある。こ
れに対し、この実施例では、以下のように、図10の押
圧ローラ41と加熱ローラ23との位置関係を設定する
ことで、商品Mの外観を損なうことなく、熱シールを施
すことができる。
【0030】すなわち、図10(b)のように、押圧ロ
ーラ41が傾斜しているので、トレーTの角部Tcに接
触する場合があり、この場合、押圧ローラ41が商品M
の上面に強く接触しないから、商品Mを押し潰すおそれ
が少なくなる。したがって、商品Mの外観を損なうこと
なく熱シールを施すことができる。
【0031】ところで、重量の重い商品Mでは、押圧ロ
ーラ41により包装品Aを下方に差程押圧しなくても商
品Mの自重によって、熱シールに必要な接触圧力が得ら
れる。しかし、図12(a)の従来例では、商品Mの重
量に無関係に、一定の大きな押圧力が負荷されるので、
商品Mの外観を損なうおそれがある。
【0032】これに対し、この実施例では、以下に説明
するように、商品Mの重量が重い程、押圧ローラ41に
よる押圧力を小さくし得る。以下、その理由について説
明する。図10(b)において、水平線Hと、押圧ロー
ラ41の下面とのなす揺動角をθとすると、水平軸心C
のまわりのモーメントのつりあいから、押圧ローラ41
が包装品Aに与える押圧力の反力Waは、下記の(1)
式で表される。 Wa・La=W・L・cos θ …(1) 但し、 W:押圧ローラなどの自重による下方への
回転力 L・cos θ:回転力Wの中心から水平軸心Cまでのモー
メントアーム La:押圧ローラの接触部から水平軸心Cまでのモーメ
ントアーム 上記(1)式において、Lは一定であり、Laをほぼ一
定とすると、揺動角θが大きくなるに従い、反力Waが
小さくなる。一方、商品Mは、一般に、背が高い程、ま
た、トレーTが大きい程、重くなる傾向にある。そのた
め、商品Mが重くなる程、上記揺動角θが大きくなり、
したがって、反力Waが小さくなる。よって、商品Mが
重い程、押圧力も小さくなり、その結果、商品Mの外観
を損なうおそれが少なくなる。
【0033】なお、押圧ローラ41による押圧力を調整
する目的で、押圧ローラ41を持ち上げる方向にスプリ
ングを設けたり、支持金具46における押圧ローラ41
の反対側に錘りを設けてもよい。
【0034】ところで、図12(a)の従来の加熱ロー
ラ51は、下方のヒータ52によって、外部から加熱さ
れているので、ヒータ52に近接している部分は熱くな
るものの、上面の部分が昇温しにくい。たとえば、包装
品Aの通過後、加熱ローラ51における上部の表面温度
が上昇しにくく、また、風などが吹くと加熱ローラ51
における上部の表面の温度が低下する。そのため、熱シ
ールの確実性が今一つ向上しない。
【0035】これに対し、この実施例では、図7のよう
に、回転自在に支持した加熱ローラ23の軸心方向に、
ヒータ22を貫通して設けたので、ヒータ22が加熱ロ
ーラ23を内側から均等に加熱するので、加熱ローラ2
3の外周面の温度が均一になり易い。したがって、加熱
ローラ23が回転しても、一定の温度でシールすること
ができるから、熱シールの確実性が向上する。
【0036】なお、上記実施例では、押圧ローラ41を
駆動モータ42a(図8)により駆動させたが、この発
明では、押圧ローラ41を必ずしも駆動させる必要はな
い。たとえば、図2のプッシャ13で包装品Aを方向転
換コンベア3上まで搬出できるようにすれば、押圧ロー
ラ41を駆動させる必要はない。
【0037】また、上記実施例では、図5の一対のギヤ
45,47をはすば歯車で構成したが、一対のギヤ4
5,47をかさ歯車で構成することなどにより、押圧ロ
ーラ41(図4)を揺動自在に支持し、かつ、回転駆動
させるようにしてもよい。さらには、丸ベルトなどを用
いて、押圧ローラ41を揺動自在に支持し、かつ、回転
駆動させるようにしてもよい。
【0038】また、上記実施例では、図9のように、包
装品Aを水平方向に搬送したが、包装品Aは水平に近い
面上を移送すればよく、若干傾斜した面上を移送しても
よい。また、シール装置20は、図12のような従来の
シール装置50であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ストレッチフィルムで包装したトレーの底面側をシ
ール装置に押圧する押圧ローラが、包装品の移送路の両
側に設定された水平軸心のまわりに揺動自在に設けられ
ているので、押圧ローラが揺動することにより大きく上
下に変位するから、押圧し得る商品の高さの範囲が広が
るから、背の高い商品でも、自動的に熱シールすること
ができる。また、押圧ローラは、左右一対設けられてい
るので、包装品の搬送状態が安定するから、良好なシー
ル状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施例にかかる包装計量
値付装置の側面レイアウト図、(b)は同平面レイアウ
ト図である。
【図2】包装装置の縦断面図である。
【図3】ラップステーションの斜視図である。
【図4】この発明の要部を示すシール補助装置などの斜
視図である。
【図5】同縦断面図である。
【図6】同横断面図である。
【図7】シール装置の縦断面図である。
【図8】押圧装置などを示す正面図である。
【図9】熱シールの動作を示す包装装置の縦断面図であ
る。
【図10】押圧ローラの動作を示す正面図である。
【図11】一般的な折込板の配置を示す底面図である。
【図12】従来例を示す側面図および正面図である。
【符号の説明】
20…シール装置、40…シール補助装置、41…押圧
ローラ、70…移送装置、A…包装品、C…水平軸心、
F…フィルム、Fa…折込部、T…トレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 利行 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社石田衡器製作所滋賀工場内 (72)発明者 高橋 圭太 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社石田衡器製作所滋賀工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーの上方を覆う樹脂フィルムがトレ
    ーの底面側に折込まれた包装品を水平方向に移送する移
    送装置と、 上記折込まれた樹脂フィルムの折込部同士を、上記包装
    品の移送中に加熱して互いに溶着させるシール装置と、 上記包装品の移送方向に沿って回転可能に設けられ上記
    包装品を上方から押さえる押圧ローラにより、上記トレ
    ーの底面側をシール装置に押圧するシール補助装置とを
    備えた包装装置であって、 上記押圧ローラは、包装品の移送路の両側に設定された
    水平軸心まわりに揺動自在に支持されているとともに、
    互いに対称に一対設けられている包装装置。
JP7882793A 1993-03-12 1993-03-12 包装装置 Pending JPH06270912A (ja)

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JP7882793A JPH06270912A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 包装装置

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