JPH0627053U - Nc工作機械の心押装置 - Google Patents

Nc工作機械の心押装置

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JPH0627053U
JPH0627053U JP7006592U JP7006592U JPH0627053U JP H0627053 U JPH0627053 U JP H0627053U JP 7006592 U JP7006592 U JP 7006592U JP 7006592 U JP7006592 U JP 7006592U JP H0627053 U JPH0627053 U JP H0627053U
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JP
Japan
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tailstock
shaft
tailstock shaft
work
saddle
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Pending
Application number
JP7006592U
Other languages
English (en)
Inventor
毅彦 亀井
Original Assignee
オークマ株式会社
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Publication date
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Priority to JP7006592U priority Critical patent/JPH0627053U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの長さが変わった場合に、心押軸の定
寸位置をNC装置によって容易に確認し、機械的な調整
操作を不要にする。 【構成】 NC旋盤の心押台2に心押軸5を出入自在に
支持し、心押軸5の先端部にドッグ17を固定する。刃
物台3には、サドル10の移動に伴いドッグ17に係合
する一対のリミットスイッチ20,21を配設する。セ
ンター7がワークWのセンター孔に係合した状態で、サ
ドル10をZ軸方向へ送る。NC装置15はリミットス
イッチ20,21の信号に基づいて心押軸5の定寸位置
と過前進位置とを確認する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、NC工作機械の心押装置、詳しくは、心押軸のセンターがワーク のセンター孔に係合したときの心押軸の位置(以下、これを定寸位置と呼ぶ)を 確認する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の心押装置として、例えば、図3に示すような技術が知られている。図に おいて、31は心押台、32は心押台31に出入自在に支持された心押軸、33 は心押軸32に挿着されたセンター、34は心押軸32を駆動する油圧シリンダ 等からなる駆動装置である。心押台31には案内軸35と調整軸36とが架設さ れ、案内軸35上にはドッグ37が、調整軸36上には調整ネジ38がそれぞれ 摺動自在に挿通されている。ドッグ37は調整ネジ38に螺合され、調整ネジ3 8は連結板39を介して心押軸32に連結されている。また、心押台31にはド ッグ37の移動軌跡に沿って一対のリミットスイッチ40,41が固定的に配設 されている。
【0003】 そして、ドッグ37は調整ネジ38及び連結板39を介して心押軸32と一体 に移動され、センター33がワークのセンター孔(図示略)に係合したときには 、ドッグ37がリミットスイッチ40をONし、その信号に基づいて心押軸32 の定寸位置が確認される。また、心押軸32が定寸位置よりさらに前進したとき には、ドッグ37がリミットスイッチ41をONし、その信号に基づいて心押軸 32の過前進位置が確認されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の心押装置によると、ワークの長さが変わった場合に、その都 度、調整軸36を回し、調整ネジ38を介してドッグ37の位置を調整する必要 があり、その操作が大変面倒であった。また、この調整操作を不要とするために は、長さの異なるワークの数に応じた多数組のドッグ及びリミットスイッチを設 ける必要があり、設置スペースが大きくなるばかりでなく、部品点数が増えてコ スト高になるなどの問題点があった。
【0005】 そこで、この考案の課題は、ワークの長さが変わった場合でも、心押軸の定寸 位置を容易に確認できるNC工作機械の心押装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案の心押装置は、心押台に出入り自在に 支持された心押軸と、心押軸上に設けられた係合部材と、サドルの移動に伴い係 合部材に係合して動作するスイッチ部材と、スイッチ部材の信号に基づいて心押 軸の位置を確認するNC装置とから構成される。
【0007】
【作用】
この考案の心押装置によれば、サドル側に設けたスイッチ部材の信号に基づい てNC装置が心押軸の位置を確認するので、ワークの長さが変わった場合でも、 NC装置のデータを書き換えることによって心押軸の定寸位置を容易に変更でき 、機械的な調整操作が不要になる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案をNC旋盤に具体化した実施例を図面に基づいて説明する。図 1に示すNC旋盤において、1は主軸台、2は心押台、3は刃物台である。主軸 台1にはワークWを把持するチャック4が装着されている。心押台2には心押軸 5が駆動装置6により出入自在に支持され、心押軸5の先端にはワークWのセン タ孔に係合するセンター7が挿着されている。刃物台3にはタレット8が旋回自 在に設けられ、タレット8にはワークWを切削するバイト9が取り付けられてい る。
【0009】 刃物台3はサドル10上に設置され、X軸モータ11によりX軸12を介して X軸方向へ送られる。サドル10はZ軸モータ13によりZ軸14を介してZ軸 方向へ送られる。X軸モータ11及びZ軸モータ13はNC装置15に接続され 、このNC装置15によって刃物台3及びサドル10の送りが制御されるように なっている。
【0010】 心押軸5の先端部にはリング状のドッグ17が固定され、その外周には大径係 合部18と小径係合部19とが2段に形成されている。刃物台3にはサドル10 の移動に伴い各係合部18,19に係合して動作するスイッチ部材としての一対 のリミットスイッチ20,21が配設され、これらはNC装置15に接続されて いる。そして、NC装置15はリミットスイッチ20,21の信号に基づいて心 押軸5の定寸位置と過前進位置とを確認するように構成されている。
【0011】 上記のように構成したNC旋盤においては、まず、チャック4がワークWを把 持し、次いで、心押軸5が駆動装置6により前進し、センター7がワークWのセ ンター孔に係合する。次に、Z軸モータ13によりサドル10が図において右方 へ前進し、両方のリミットスイッチ20,21がドッグ17の大径及び小径係合 部18,19にそれぞれ係合してONする。そして、各リミットスイッチ20, 21の信号に基づき、NC装置15は心押軸5の定寸位置を確認し、このときの サドル10の位置をパラメーターとしてメモリに書き込み設定したのち、ワーク Wの加工サイクルを開始する。
【0012】 次のワークWの加工に際しては、前記と同様にして、ワークWを取り付け、サ ドル10を送り、NC装置15が心押軸5の位置を確認する。リミットスイッチ 20,21が共にONしたときのサドル10の位置が先に設定したデータと一致 すれば、心押軸5が定寸位置にあると判断して、そのワークWの加工を開始する 。心押軸5が定寸位置を超えてさらに前進していた場合には、心押台2側のリミ ットスイッチ20が大径係合部18から離れてOFFし、主軸台1側のリミット スイッチ21は大径係合部18に係合してONするので、各リミットスイッチ2 0,21の信号に基づき、NC装置15は心押軸5の過前進位置を判断して、警 報を発生するなどの異常処理を実行する。
【0013】 また、ワークWの長さが変わった場合には、心押軸5の定寸位置を再確認し、 このときのサドル10の位置をメモリに書き換えて設定する。こうすれば、NC 装置15のデータ処理により心押軸5の定寸位置を容易に変更でき、従来とは異 なり、機械的な調整操作が不要となる。
【0014】 図2に示すNC旋盤においては、ワークWを計測するタッチプローブ23がス イッチ部材として兼用されている。タッチプローブ23はタレット8の端面に取 り付けられ、心押軸5の先端面に係合可能なフィーラ24を備えている。そして 、センター7がワークWのセンター孔に係合した状態で、サドル10をZ軸方向 の計測位置へ割り出し、フィーラ24が心押軸5の先端面に係合したときのタッ チプローブ23の信号に基づき、NC装置15が心押軸5の定寸位置を確認する ように構成されている。したがって、このNC旋盤によっても、サドル10側に 設けたタッチプローブ23により心押軸5の位置が確認されるので、ワークWの 長さが変わった場合でも、NC装置15のデータを書き換えることによって心押 軸5の定寸位置を容易に変更することができる。なお、この実施例では、心押軸 5の先端面が係合部材となっている。
【0015】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、スイッチ部材とし て光学センサ、超音波センサ等の非接触センサを使用したり、それに応じて係合 部材の種類または形状を変えたり、NC研削盤に適用したりするなど、本考案の 趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化すること も可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上に詳述したように、この考案によれば、サドル側に設けたスイッチ部材の 信号に基づいてNC装置が心押軸の位置を確認するように構成したので、ワーク の長さが変わった場合でも、NC装置のデータを書き換えることによって心押軸 の定寸位置を容易に変更できて、機械的な調整操作が不要になるという優れた効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すNC旋盤の概略図であ
る。
【図2】本考案の別の実施例を示すNC旋盤の概略図で
ある。
【図3】従来の心押装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・主軸台、2・・心押台、3・・刃物台、5・・心
押軸、7・・センター、8・・タレット、10・・サド
ル、15・・NC装置、17・・ドッグ、20,21・
・リミットスイッチ、23・・タッチプローブ、W・・
ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心押台に出入り自在に支持された心押軸
    と、心押軸上に設けられた係合部材と、サドルの移動に
    伴い係合部材に係合して動作するスイッチ部材と、スイ
    ッチ部材の信号に基づいて心押軸の位置を確認するNC
    装置とを備えたことを特徴とするNC工作機械の心押装
    置。
JP7006592U 1992-09-10 1992-09-10 Nc工作機械の心押装置 Pending JPH0627053U (ja)

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JP7006592U JPH0627053U (ja) 1992-09-10 1992-09-10 Nc工作機械の心押装置

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JP7006592U JPH0627053U (ja) 1992-09-10 1992-09-10 Nc工作機械の心押装置

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JPH0627053U true JPH0627053U (ja) 1994-04-12

Family

ID=13420768

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JP7006592U Pending JPH0627053U (ja) 1992-09-10 1992-09-10 Nc工作機械の心押装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115365520A (zh) * 2022-10-26 2022-11-22 遵化市山工重型机械制造有限公司 用于车削超大直径筒体的分体式车床

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5558950A (en) * 1978-10-19 1980-05-02 Ikegai Corp Automatic tool control system in numerically controlled lathe
JPS61146454A (ja) * 1984-12-18 1986-07-04 フオルツナ‐ウエルケ マシーネンフアブリーク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング Nc制御機械の工作物の位置決め方法およびこの方法を実施するためのnc制御機械

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