JPH06269917A - ダイカスト鋳造のスプレー方法および装置 - Google Patents

ダイカスト鋳造のスプレー方法および装置

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JPH06269917A
JPH06269917A JP8572193A JP8572193A JPH06269917A JP H06269917 A JPH06269917 A JP H06269917A JP 8572193 A JP8572193 A JP 8572193A JP 8572193 A JP8572193 A JP 8572193A JP H06269917 A JPH06269917 A JP H06269917A
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JP
Japan
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spray
die
releasing agent
spraying
mold
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8572193A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Sekine
克巳 関根
Jun Inahashi
潤 稲橋
Takuya Kodama
卓弥 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプレー方向や位置を順次変化させ、スプレ
ー干渉をなくし、金型表面に離型剤をムラなくスプレー
する。 【構成】 スプレー装置は駆動装置5とマニホールド6
とから構成されている。マニホールド6内に組み込まれ
たモーター16の軸の両端部には回転板9および10が
固着されている。各回転板9,10にはそれぞれスプレ
ーノズルが組み込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造におけ
るスプレー方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイカストスプレー装置として、
例えば特開昭56−30069号公報記載の発明があ
る。上記発明は、金型面へ離型剤を噴射するスプレーガ
ンを複数連設したスプレー装置である。
【0003】上記構成の装置は、金型が開いた状態でス
プレー装置が下降し、スプレーガンから離型剤の稀釈媒
体が金型面へ塗布され、ダイカスト品の離型性を向上さ
せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来技
術には以下の様な欠点がある。すなわち、スプレーガン
が固定されており、同一方向にしかスプレーされない方
式のため、金型面の全域にスプレーする場合、型面積に
相当するスプレーガンを必要とする。このため、スプレ
ー装置が大きくなり、型開きスペース内に納まらなくな
る。
【0005】また、スプレーガンが複数になると、スプ
レーガンどうしが接近してしまい、相互に干渉を起こす
ため、スプレーガンの配置を適切に行えず、必要な型表
面に離型剤を塗布できなくなる。さらに、スプレーガン
が複数になると、スプレー時にスプレーどうしが相互に
干渉してしまい、型表面にスプレーが到達しにくくな
り、ヤキツキを起こして離型が悪くなる。
【0006】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、1つのスプレーガンで型
表面に離型剤をムラなく塗布できるダイカスト鋳造のス
プレー方法および装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、スプレーの方
向や位置を順次変化させつつ離型剤の塗布を行う方法で
ある。また、スプレーノズルを有する回転部材を回転自
在に保持した回転機構をスプレー装置のマニホールド部
へ設けたものである。
【0008】
【作用】本発明では、マニホールド部に組み込まれた回
転機構により回転部材が回転し、回転部材のスプレーノ
ズルが金型面上をスプレーしながら回転する。
【0009】
【実施例1】図1〜図4は本実施例を示し、図1は本実
施例で用いる装置の正面図、図2は図1の矢印A方向よ
り見た概略構成図、図3は図2の矢印B方向より見た部
分側面図、図4はパターン図である。1は成形機で固定
プラテンで、この固定プラテン1には固定型3が固着さ
れている。2は成形機の可動プラテンで、この可動プラ
テン2には可動型4が固着さている。固定プラテン1に
はスプレー装置が固着されている。スプレー装置は駆動
装置5と上下動自在なマニホールド6とから構成されて
いる。
【0010】マニホールド6内にはモーター16が組み
込まれるとともに、離型剤の通過する供給回路15が形
成されている。モーター16の軸の両端部にはそれぞれ
回転板9および10が固着されている。回転板9および
10にはそれぞれスプレーノズル11および12が組み
込まれており、スプレーノズル11,12は回転板9の
回転に順応して伸縮できるフレキシブル回路13および
14を介して前記マニホールド6内の供給回路15と連
結している。
【0011】供給回路15の一端は離型剤の供給用電磁
弁20と連結されており、供給用電磁弁20は離型剤タ
ンク18に連結されている。離型剤タンク18内の離型
剤は加圧材19により加圧されている。17は駆動制御
装置で、この駆動制御装置17は前記マニホールド6内
に組み込まれたモーター16と接続され、モーター16
を駆動する。
【0012】以上の構成からなる装置を用いてのスプレ
ー方法は、まず型開完了後にスプレー装置の駆動装置5
によりマニホールド6が下降する。下降後、供給用電磁
弁20が開かれるとスプレーノズル11および12より
離型剤7,8が各型3,4にスプレーされる。同時に、
駆動制御装置17がモーター16を作動させ、モーター
16の軸両端部に取り付けられた回転板9,10が回転
を始める。図3は、回転板10が回転する状態を示した
側面図である。
【0013】回転板10の回転に伴いスプレーノズル1
1,12も型3,4面上をスプレーしながら回転する。
回転数は1回転であるが、往復回転あるいはそれ以外の
回転でもよい。回転停止と同時に供給用電磁弁20が閉
じ、離型剤の供給が停止する。この後、タイムアップし
てマニホールド6が上昇して初期位置に戻る。図4はス
プレーノズル12,(11)の位置が0〜360°(1
回転)回転した時のスプレーパターンであり、ハッチン
グしたスプレー量が型3,(4)表面に塗布される。
【0014】本実施例によれば、1ヶのスプレーノズル
で金型成形面をスプレーできるため、複数のスプレーノ
ズルが不要になるとともに装置をコンパクト化できる。
また、複数のスプレーノズルを用いた際のスプレー干渉
がなくなり、ムラのない離型剤塗布が行え、ヤキツキが
低減して歩留りが向上する。
【0015】
【実施例2】図5および図6は本実施例で用いる装置を
示し、図5は要部横断面図、図6は図5の矢印C方向よ
り見た部分正面図である。本実施例は、前記実施例1が
型表面に対してスプレーノズル11,12を平行に回転
移動させ、型表面へ垂直にスプレーする方法であるのに
対し、型表面に対してスプレーノズル11,12が仰角
を変化させつつスプレーする方法である。28はモータ
ーで、このモーター28はスプレーノズル11,12を
図6の矢印方向に示す如く、型3,4表面に対して仰角
の変化を与えることができる様に構成されている。ま
た、仰角の設定はモーター28に接続された駆動制御装
置29で自由に設定できる様に構成されている。以下、
前記実施例1と同様な構成であり、同一番号を付して構
成の説明を省略する。
【0016】上記構成の装置を用いてのスプレー方法
は、駆動制御装置29がモーター28を駆動させると、
モーター28に取り付けられた回転板9,10およびス
プレーノズル11,12が図6の矢印方向に示す如く、
型3,4表面に対して仰角を変化させながら移動してス
プレーを行う。仰角は、例えば水平を0°として下方向
に30°、上方向に40°に設定する。
【0017】本実施例によれば、前記実施例1に比較し
てスプレーの死角になりやすい型底部や側面を十分にス
プレーでき、ヤキツキによる不良をさらに低減すること
ができる。
【0018】
【実施例3】図7〜図9は本実施例を示し、図7は本実
施例で用いる装置の正面図、図8は図7の矢印D方向よ
り見た概略構成図、図9はパターン図である。本実施例
では駆動装置5にスプレー移動制御器30が接続されて
いる。このスプレー移動制御器30は、スプレー装置の
マニホールド6が下降した後に(図7のEの位置)上昇
する際、任意の位置へ停止できるとともに、その停止時
間の制御ができる(例えば、図7のFの位置で2秒間停
止させる)様に構成されている。 また、スプレー移動
制御器30は離型剤供給用電磁弁20に接続されてお
り、離型剤供給用電磁弁20の開閉制御が行える様に構
成されている。以下、前記実施例1と同様な構成であ
り、同一番号を付して構成の説明を省略する。
【0019】上記構成の装置を用いてのスプレー方法
は、スプレー装置のマニホールド6が下降すると(図7
のEの位置)、スプレー移動制御器30が作動して離型
剤供給用電磁弁20を設定時間(例えば、2秒間)開
き、離型剤7,8がスプレーされる。設定時間終了後、
スプレー移動制御器30が作動してマニホールド6を上
昇させ、設定位置に停止する。この設定位置でスプレー
移動制御器30が離型剤供給用電磁弁20を開き、再び
離型剤7,8のスプレーを行う(例えば、図7のFの位
置で2秒間停止し、離型剤7,8のスプレーを行う)。
以後、設定された位置で上記動作を繰り返す。上記動作
のパターン図を図9に示す。
【0020】本実施例によれば、1ヶのスプレーノズル
を上昇中に多段階に移動・停止させることができ、スプ
レー範囲を前記各実施例に比べて大幅に拡大することが
できる。従って、小物部品から大物部品まで幅広く適用
することができる。特に、縦に長い成形面を有する金型
に対して有効である。
【0021】尚、本発明は本実施例のスプレー方法に限
定するものではなく、例えば図7のEの位置から離型剤
7,8をスプレーしつつ上昇させ、図7のFの位置まで
達した時点で離型剤7,8のスプレーを停止する様にし
てもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係るダイカ
スト鋳造のスプレー方法および装置によれば、スプレー
方向や位置を順次変化させることができるため、スプレ
ー干渉がなく、離型剤を金型表面にムラなくスプレーす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す正面図である。
【図2】図1の矢印A方向より見た概略構成図である。
【図3】図2の矢印B方向より見た部分側面図である。
【図4】実施例1を示すパターン図である。
【図5】実施例2を示す要部横断面図である。
【図6】図5の矢印C方向より見た部分正面図である。
【図7】実施例3を示す正面図である。
【図8】図7の矢印D方向より見た概略構成図である。
【図9】実施例3を示すパターン図である。
【符号の説明】
1 固定プラテン 2 可動プラテン 3 固定型 4 可動型 5 駆動装置 6 マニホールド 7,8 離型剤 9,10 回転板 11,12 スプレーノズル 16 モーター 17 駆動制御装置 18 離型剤タンク 20 供給用電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレーの方向や位置を順次変化させつ
    つ離型剤の塗布を行うことを特徴とするダイカスト鋳造
    のスプレー方法。
  2. 【請求項2】 スプレーノズルを有する回転部材を回転
    自在に保持した回転機構をスプレー装置のマニホールド
    部へ設けて構成したことを特徴とするダイカスト鋳造の
    スプレー装置。
JP8572193A 1993-03-19 1993-03-19 ダイカスト鋳造のスプレー方法および装置 Withdrawn JPH06269917A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990076562A (ko) * 1998-03-09 1999-10-15 애치슨인더스트리이즈인코포레이팃드 다음의 주조 사이클을 위해 준비하도록 주조 또는 성형을 위한주형의 벽을 준비하는 방법 및 장치, 원심분무 및 공기제어를구비한 스프레이 부품 및 본질적으로 무용제의 주형벽 처리제를스프레이하는 상기 스프레이 부품의 사용
US8425214B2 (en) * 2007-07-05 2013-04-23 Aed Automation Gmbh Spraying tool with a switch-off valve
CN105499532A (zh) * 2015-12-29 2016-04-20 中信戴卡股份有限公司 一种车轮模具喷涂料装置
CN106827410A (zh) * 2017-04-26 2017-06-13 泸州市胜科模具制造有限公司 提高注塑效率的深腔模具

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KR19990076562A (ko) * 1998-03-09 1999-10-15 애치슨인더스트리이즈인코포레이팃드 다음의 주조 사이클을 위해 준비하도록 주조 또는 성형을 위한주형의 벽을 준비하는 방법 및 장치, 원심분무 및 공기제어를구비한 스프레이 부품 및 본질적으로 무용제의 주형벽 처리제를스프레이하는 상기 스프레이 부품의 사용
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Effective date: 20000530