JPH06263620A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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- JPH06263620A JPH06263620A JP7887393A JP7887393A JPH06263620A JP H06263620 A JPH06263620 A JP H06263620A JP 7887393 A JP7887393 A JP 7887393A JP 7887393 A JP7887393 A JP 7887393A JP H06263620 A JPH06263620 A JP H06263620A
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Abstract
上げる毛髪化粧料を提供する。 【構成】 ピロリドンカルボン酸、乳酸、プロリン、酸
性アミノ酸から選ばれる1種以上とカチオン性重合体を
配合することにより、毛髪の水分保持効果を相乗的に高
め、且つ、優れた感触を有した毛髪化粧料。
Description
を保持し、なめらかな感触を付与する毛髪化粧料に関す
る。
ら重要であり、毛髪に適度な水分を付与する試みが種々
なされている。例えばヘアトリートメント、ヘアリンス
などの毛髪用化粧料には、ピロリドンカルボン酸塩、グ
リセリンなどの多価アルコール、ヒアルロン酸、蛋白質
誘導体、尿素などの保湿成分が配合されたり、高級アル
コール、ワセリン、動植物性油脂などの油分が配合され
たりするが、油分によって毛髪に水分を高めようとする
と使用感など不都合を生じる場合がある。
ば 特開昭55ー149369号公報にはプロリンと2
ーピロリドンー5ーカルボン酸の湿潤剤組成物が、優れ
た保湿効果を発揮することが開示され、さらに特開昭5
6ー71020号公報には2ーピロリドンー5ーカルボ
ン酸塩基性アミノ酸が保湿性を高める目的で化粧料に配
合できることが開示されている。しかし、本来、保湿性
成分は毛髪への親和性に乏しく、特にヘアリンスなど洗
い流して使う製剤では、ほとんどその効果が期待できな
い。そのため、洗い流したとしても毛髪に適度な水分を
保持し、なめらかな優れた感触を付与する毛髪化粧料の
開発が望まれている。このような事情を鑑み、本発明で
は毛髪化粧料にあって、洗い流したとしても毛髪に適度
な水分を保持し、且つ感触に優れた毛髪化粧料の提供を
目的とする。
た結果、ピロリドンカルボン酸、乳酸、プロリン、酸性
アミノ酸よりなる群から選ばれる1種または2種以上と
カチオン性重合体の1種または2種以上を組合せて配合
することにより、相乗的に毛髪の水分を補い(吸湿
性)、水分保持する効果(保水性)があることを見出し
本発明を完成するに至った。
酸、乳酸、プロリン、酸性アミノ酸よりなる群から選ば
れる1種または2種以上とカチオン性重合体の1種また
は2種以上を組合せて配合してなる毛髪に適度な水分を
付与する感触に優れた毛髪化粧料に関する。
は(A)ピロリドンカルボン酸、乳酸、プロリン、酸性
アミノ酸よりなる群から選ばれる1種または2種以上と
(B)カチオン性重合体の1種または2種以上を含有
し、(A):(B)の比率が1:10〜10:1であ
り、(A)(B)の配合量が合計0.1〜10%である
ことを特徴とする毛髪化粧料であり、本発明に用いられ
る(A)成分はピロリドンカルボン酸、乳酸、プロリ
ン、酸性アミノ酸であり、酸性アミノ酸としてはグルタ
ミン酸、アスパラギン酸などが挙げられる。これらはい
ずれも公知の成分で商業的に入手できる。(A)成分の
中では、特にピロリドンカルボン酸、プロリンが好まし
い。
合体の代表的なものとしてはポリエチレンイミン(エポ
ミン SPー006、エポミン Pー1000:日本触媒
製)、カチオン化セルロース誘導体(カチナール HC
ー100:東邦化学製)、カチオン化多糖類誘導体(ラ
ボールガムCGーM:大日本製薬製)、カチオン化プロ
テイン誘導体(プロモイス Wー42QP:成和化成
製)、ポリエチレングリコール/エピクロルヒドリン/
プロピレンアミン/牛脂脂肪酸の縮合生成物(ポリコー
トH:ヘンケル製)、ジメチルジアリルアンモニウムク
ロリド重合体(マーコート100:メルク製)、ジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライド/アクリルアミド共
重合体(マーコート550:メルク製)、ビニルピロリ
ドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体カ
チオン化物(ガフコート755、ガフコート734:I
SP製)などが挙げられる。
上を併用してもよく、中でもポリエチレンイミンが好ま
しく、特に分子量が、300〜2000のポリエチレン
イミンが好ましい。
1:10〜10:1の範囲で配合され、特に、1:3〜
5:1の範囲が好ましい。カチオン性重合体(B)に対
する(A)が1:10〜10:1の範囲をはずれると、
毛髪にしっとり感が十分付与されない。 又、(A)
(B)の配合量の合計は0.1重量%〜10重量%、特
に1重量%〜5重量%の範囲が好ましい。0.1重量%
に満たないと、しっとり感付与効果が十分でなく10重
量%を越えると、べたついた感触を与える。
ることはなく、ヘアリンス、乳液、ブロー剤、ヘアトリ
ートメント、ヘアムース、ヘアエッセンスなどの形態と
することができる。また、他の配合成分は特に限定され
るものでなく、通常この種の化粧料に配合されるものが
用いられる。また、要すれば、本発明の毛髪化粧料に
は、その性能を損なわない範囲で周知の成分が適宜配合
でき、その例として、油分、着色料、乳化剤、香料、
水、エタノール等の溶剤、カチオン活性剤のごとき帯電
防止剤、液化石油ガス、ジメチルエーテルなどの噴射剤
等が挙げられる。
さらに詳しく説明する。言うまでもなく本発明はこれら
実施例に限られるものではない。なお、実施例、比較例
中の[%]は、いずれも重量%を意味する。表1に示す
成分を混合攪拌し毛髪化粧料を得た。次いで、これらを
用いて以下の如く評価した。
混合水溶液の各々約10gを精秤(Wa)し、80℃の
条件下に5時間おいた後の重量(Wb)を測定し、保水
性変化を求めた。なお、対照には各々の濃度に対応する
ポリエチレンイミン水溶液を用い、同じ条件で保水性変
化を求めた。保水性(%)の算出式を式(I)に示す。
の条件下に7時間おき、重量(Wc)を測定して、吸湿
量変化を求めた。なお、対照も同様にして吸湿性を求め
た。吸湿性(%)の算出式を式(II)に示す。
性および吸湿性の向上が認められる。
5〜10を常法にて調製し、性能評価に用いた。 性能
評価方法は次の通りである。 (3)性能評価 塗布時のしっとり感 専門パネラー(20代女性)5名による官能評価 ○:「しっとり感がある」と判定した専門パネラーの4
名以上 ×:「しっとり感がある」と判定した専門パネラーが4
名未満 すすぎ後のしっとり感 専門パネラー(20代女性)5名による官能評価 ○:「しっとり感がある」と判定した専門パネラーが4
名以上 ×:「しっとり感がある」と判定専門したパネラーが4
名未満 すすぎ後のしなやかさ 専門パネラー(20代女性)5名のによる官能評価 ○:「しなやかさがある」と判定した専門パネラーが4
名以上 ×:「しなやかさがある」と判定した専門パネラーが4
名未満 総合評価 ○:塗布時、すすぎ後のしっとり感があり、すすぎ後し
なやかである ×:塗布時またはすすぎ後にしっとり感がない、また
は、すすぎ後しなやかさがない
に比べて毛髪にしっとり感を付与し、且つしなやかに仕
上げる効果に優れている。
え攪拌混合した。次いで冷却しながら成分Cを加えた。
合して80℃に保った物を加えた。攪拌しながら成分C
を添加してヘアトリートメントを製造した。
て、原液を調整した。この原液90部と噴射剤(液化石
油ガス)10部をエアゾール容器に充填して、ヘアムー
スを製造した。
などとカチオン性重合体とを用いると、相乗的に毛髪の
保水性、吸湿性が向上して、毛髪に適度な水分を保持
し、なめらかな感触を付与することのできる優れた毛髪
化粧用組成物を提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)ピロリドンカルボン酸、乳酸、プ
ロリン、酸性アミノ酸よりなる群から選ばれる1種また
は2種以上および(B)カチオン性重合体の1種または
2種以上を配合することを特徴とする毛髪化粧料 - 【請求項2】 (A):(B)の比率が1:10〜10:
1(重量比)であり、(A)(B)の配合量の合計が
0.1〜10%である請求項1記載の毛髪化粧料
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Publications (2)
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JPH06263620A true JPH06263620A (ja) | 1994-09-20 |
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JP05078873A Expired - Fee Related JP3127658B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127658B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08231348A (ja) * | 1995-02-24 | 1996-09-10 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
JPH10273425A (ja) * | 1997-01-30 | 1998-10-13 | Sanyo Chem Ind Ltd | 毛髪処理剤 |
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---|---|---|---|---|
JPH0632449U (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-28 | 増田電機株式会社 | 線条体の整列装置 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP05078873A patent/JP3127658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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