JPH06262423A - ピンミラーカッタの取付機構 - Google Patents

ピンミラーカッタの取付機構

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JPH06262423A
JPH06262423A JP28692191A JP28692191A JPH06262423A JP H06262423 A JPH06262423 A JP H06262423A JP 28692191 A JP28692191 A JP 28692191A JP 28692191 A JP28692191 A JP 28692191A JP H06262423 A JPH06262423 A JP H06262423A
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JP
Japan
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cutter
tool body
recess
key
pin mirror
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JP28692191A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Tazawa
貢 田澤
Masaharu Takiguchi
正治 滝口
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Mitsubishi Materials Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンミラーカッタの加工機に対する着脱作業
を容易化する。 【構成】 ピンミラーカッタ5の工具本体1と嵌合する
カッタ取付部7の凹部11の周囲に、工具本体1のクラ
ンプ用凹部31と嵌合可能なカッタ押え30を設ける。
カッタ押え30は、凹部11の径方向へ移動可能に取り
付けて、凹部11の壁面11aから出没自在とする。カ
ッタ押え30の下面とクランプ用凹部31の底面とを凹
部11の径方向中心側へ向かうほど凹部11の底面から
遠ざかる傾斜面状に形成することにより、カッタ押え3
0の前進動作で工具本体1を凹部11の底面側へ押さえ
つけるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、往復動式内燃機関の
クランクシャフトを加工するピンミラーカッタを、加工
機に設けられたカッタ取付部に着脱するためのピンミラ
ーカッタの取付機構に係り、特にピンミラーカッタの着
脱を自動化する場合に用いて好適なピンミラーカッタの
取付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】往復動式内燃機関のクランクシャフトを
加工する工具として、例えば図6〜図8に示すように、
円環状をなす工具本体1の内周部に複数のチップ2…
が、それぞれの切刃3…を工具本体1の内周あるいは側
面から突出させた状態でボルト4…によって着脱自在に
取り付けられてなるピンミラーカッタ5が提供されてい
る。そして、このようなピンミラーカッタ5は、図9に
示すように、加工機6に設けられたカッタ取付部7にそ
の軸線を主軸(図示略)と一致させて取り付けられ、こ
の後、上記主軸によって自身の軸線回りに一定方向(図
6の矢印A方向)へ回転せしめられる。この際、加工機
6に設けられたチャック9、10には、ピンミラーカッ
タ5の内周側を貫くようにクランクシャフト(図示略)
が架け渡され、このクランクシャフトがピンミラーカッ
タ5に対して軸方向、径方向及び周方向へ適宜相対移動
せしめられることにより、クランクシャフトがピンミラ
ーカッタ5の切刃3によって所定形状に加工される。
【0003】ところで、以上のようなピンミラーカッタ
5を用いたクランクシャフトの加工では、ピンミラーカ
ッタ5の軸線と加工機6の主軸の回転軸線との同軸度が
加工精度に大きく影響を及ぼす。そこで、上述したピン
ミラーカッタ5及び加工機6では、図6及び図7に示す
ように、加工機6のカッタ取付部7に主軸と同軸をなす
凹部11を形成する一方、ピンミラーカッタ5の工具本
体1の外周部にフランジ12を形成してこれらを互いに
嵌合させるとともに、凹部11の径方向中心側を向く壁
面11aに、該壁面11aから突出する4つのキー部材
13…(図では3つのみ示す。)を配設し、これらキー
部材13を凹部11の軸線方向から平面視した際にそれ
ぞれの幅方向中心線mが当該凹部11の径方向中心Pで
交差する十字を描くように正確に位置決めしてボルト1
4で固定する一方、ピンミラーカッタ5の工具本体1の
外周部にキー部材13と同一幅のキー溝15をキー部材
13と同一配置で形成し、これらキー部材13とキー溝
15とを互いに嵌合させることにより、凹部11に対す
る工具本体1の径方向への移動を拘束して同軸度を高め
るようにしている。
【0004】そして、以上の構成によって工具本体1が
その軸線を凹部11の軸線に一致させてカッタ取付部7
に装着された後、該工具本体1にはボルト16が取り付
けられ、これらボルト16が凹部11の底面11bに開
口するネジ穴(図示略)にねじ込まれることにより、工
具本体1が軸線方向に締め付けられてピンミラーカッタ
5の加工機6への取付が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したピ
ンミラーカッタ5をボルト16で締め付ける構成では、
ボルト16を周方向に複数設けざるを得ないため、すべ
てのボルト16を締め付けるのに相当の時間を要し、カ
ッタ着脱作業の効率が著しく悪化していた。そして、か
かる欠点は特にピンミラーカッタ5の着脱の自動化を図
る際に大きな障害となっていた。すなわち、ボルト16
で締め付ける構成を採用する限り、カッタ着脱の自動化
を達成するにはボルト16を機械的な締め付け手段によ
って操作しなければならないが、一の締め付け手段でボ
ルト16を順々に締め付ける場合には、各ボルト16を
一度に締め切れば締め付け力の不均衡が生じるため、ボ
ルト16を交互にかつ徐々に締め付けていかなければな
らず、制御の複雑化やサイクルタイムの長時間化が避け
られない。その一方、ボルト16の本数に対応する数だ
け締め付け手段を設けた場合には、サイクルタイムの短
縮は図れるものの、機械の設置コストやスペースが著し
く増大する。
【0006】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、ピンミラーカッタを加工機のカッタ取付部へ
装着する作業を容易化し、ひいてはピンミラーカッタの
着脱の自動化を容易に実現できるピンミラーカッタの取
付機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、円環状をなす工具本体の内周部に切刃が
配列されてなるピンミラーカッタを、加工機に設けられ
たカッタ取付部に着脱するピンミラーカッタの取付機構
であって、上記加工機のカッタ取付部には、上記ピンミ
ラーカッタの工具本体の外周と嵌合可能な凹部が形成さ
れ、この凹部の周囲には、当該凹部の軸線方向を向く底
面と対向する係止面を備えた複数のカッタ押えが、当該
凹部の径方向を向く壁面から出没可能な状態で取り付け
られ、上記ピンミラーカッタの上記工具本体の外周縁部
には、上記カッタ押えの上記係止面と当接可能な拘束面
が形成され、上記カッタ押えの上記係止面と、上記工具
本体の上記拘束面との少なくともいずれか一方は、上記
凹部の径方向中心側へ向かうに従って当該凹部の上記底
面から当該凹部の軸線方向へ次第に遠ざかる傾斜面状に
形成されてなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構成のピンミラーカッタの取付機構におい
ては、ピンミラーカッタの工具本体を加工機のカッタ取
付部に形成される凹部に挿入した後、カッタ押えを突出
させてカッタ押えの係止面と工具本体の拘束面とを当接
させる。これら係止面と拘束面とのいずれか一方は、凹
部の径方向中心側へ向かうほど凹部の底面から次第に遠
ざかる傾斜面状に形成されているので、カッタ押えを凹
部の壁面から径方向中心側へ押し出す力が工具本体を凹
部の底面へ向けて押し付ける力に変換され、これにより
工具本体が凹部の底面とカッタ押えの係止面との間で挟
持されて軸方向に強固に拘束される。このように、上記
構成の取付機構では、カッタ押えを凹部の壁面に対して
出没させるだけで工具本体を軸方向に拘束し、あるいは
拘束を解除できるので、ボルトを締め付ける場合に比し
て遥かに迅速に工具本体の着脱を行い得る。また、カッ
タ押えの動作方向も凹部の壁面から出没する一方向への
直線運動で足りるので、ボルトを締め付ける場合に比し
て動作が単純化され、このためカッタ押えを移動させる
機構を簡素かつ小型に構成できる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して、本発明の一実
施例を説明する。なお、上述した図6〜図8に示す従来
例との共通部分には同一符号を付して説明を省略する。
また、本実施例では、ピンミラーカッタの工具本体を凹
部の軸線方向に押さえ付けるための構成のみならず、工
具本体と凹部との芯合わせを容易化するためにキー部材
にも変更が加えられている。従って、以下の説明ではま
ずキー部材の変更点を先に説明し、次に工具本体を押さ
えつける部分を説明する。
【0010】図1に示すように、本実施例のピンミラー
カッタの取付機構20では、凹部11の径方向内周側を
向く壁面11aに配設されるキー部材21が、ボルト1
4で固定される2つの固定キー22と、壁面11aから
出没自在に設けられる2つの可動キー23(図では一方
のみ示す。)の2種類に分けて設けられ、固定キー22
同士、可動キー23同士は幅方向中心線m1、m2を共
通とする位置関係に置かれ、固定キー22と可動キー2
3とはそれぞれの幅方向中心線m1、m2が凹部11の
径方向中心Pで交差する十字を描くような位置関係にお
かれている。ここで、固定キー21は上述した従来のキ
ー部材13と同様に、工具本体1のキー溝15と同一幅
を有する直方体状に形成され、凹部11の周囲に形成さ
れたキー取付溝24にはめ込まれることによって凹部1
1の周方向所定位置に位置決めされている。
【0011】一方、図1及び図2に示すように、一対の
可動キー23は、凹部11の径方向内周側に向けられる
位置決め部25と、凹部11のキー案内溝26にはめ込
まれる摺動部27とを有し、摺動部27がキー案内溝2
6に案内されて凹部11の径方向すなわち幅方向中心線
m2沿いに摺動することにより、位置決め部25が壁面
11aから出没するようになっている。位置決め部25
は、工具本体1のキー溝15と隙間なく嵌合し得るよう
にキー溝15と同一幅の直方体状に形成され、その先端
には凹部11の径方向中心側へ向かうに従って当該可動
キー23の幅方向中心側へ接近する傾斜面28・28が
形成されている。また、位置決め部25の幅方向中心線
m2に沿う方向の長さは工具本体1のキー溝15よりも
幾らか長く定められている。なお、傾斜面28は、可動
キー23を壁面11aから突出させた際に、位置決め部
25を工具本体1のキー溝15へ円滑に導くために設け
られたものである。
【0012】また、可動キー23の摺動部27は、キー
案内溝26の底面26aに当接する下面27a、及び、
該下面27aと平行な上面27bと、これら上下面27
a、27bの間に配置されてキー案内溝26の壁面26
b、26cにそれぞれ当接する側面27c、27dとを
有し、ピンミラーカッタ5の回転方向(図1中矢印A方
向)に対して反対側に位置する側面27cが下面27a
と直交する平面に形成される一方で、反対側の側面27
dが下面27aから上面27bへ向かうほど側面27c
へ接近する傾斜面に形成されることにより、可動キー2
3のキー案内溝26から上方への抜け止めがなされてい
る。
【0013】ここで、側面27cを側面27dと同様の
傾斜面とすることなく、下面27aと直交する平面に形
成したのは、切削時に工具本体1から可動キー23に伝
達される切削抵抗Fで、可動キー23がキー案内溝26
の回転方向と反対側の壁面26bに押し付けられるた
め、これら壁面26b及び側面27cを精度の出し易い
平面として可動キー23の位置決め精度を高めるためで
ある。なお、このように側面27cと壁面26bとを可
動キー23の周方向の位置決め基準面とする場合には、
図2に二点鎖線で示すように、傾斜面をなす側面27d
とキー案内溝26の壁面26cとの間に楔板状のスペー
サSを挿入して側面27cと壁面26bとを積極的に密
着させることが好ましい。
【0014】可動キー23の摺動部27の後端側には、
該可動キー23を幅方向中心線m2に沿って移動させる
キー駆動手段(図示略)が配設されている。このキー駆
動手段としては、例えば油圧シリンダなどの公知のアク
チュエータやバネ等の付勢手段あるいはカム機構等が用
いられる。また、油圧シリンダを連結する構成に代え
て、キー案内溝26と摺動部27の後端側との間にシリ
ンダ室を形成するとともに、可動キー23をキー案内溝
26の奥側に引き込む引張バネを配設して可動キー23
を油圧とバネの弾発力との差に応じて駆動するようにし
ても良い。
【0015】そして、本実施例のピンミラーカッタの取
付機構20では、以下に述べる構成によって工具本体1
が凹部11の底面11bへ押さえ付けられる。すなわ
ち、図1に示すように、本実施例では、凹部11の周囲
に適当な間隔をおいて複数(図示例では45゜ ピッチで
合計8個)のカッタ押え30…が配列され、これらカッ
タ押え30が工具本体1の外周部に形成されたクランプ
用凹部31…と係合することによって工具本体1の軸線
方向への移動が拘束されている。
【0016】ここで、カッタ押え30は、凹部11の壁
面11aから突出する係合部32と、凹部11の周囲に
形成されたカッタ押え案内溝33と嵌合する摺動部34
とを有してなり、カッタ押え案内溝33に沿って摺動部
34が凹部11の径方向へ摺動することにより、係合部
32が凹部11の壁面11aから出没して係合部32と
工具本体1のクランプ用凹部31とが係合し、あるいは
これらの係合が解除されるようになっている。
【0017】係合部32は、クランプ用凹部31に対す
る挿脱が円滑に行われるようにクランプ用凹部31より
も若干小さめに形成され、さらに先端部には可動キー2
3と同様の傾斜面32aが形成されている。また、図3
に示すように、係合部32の下面(係止面)35は凹部
11の径方向中心側へ向かうほど凹部11の底面11b
から離間する傾斜面に形成されている。そして、工具本
体1のクランプ用凹部31の底面(拘束面)31aもカ
ッタ押え30の係合部32の下面35に対応する傾斜面
状に形成され、これによりカッタ押え30の径方向中心
側への移動によって係合部32の下面35とクランプ用
凹部31の底面31aとが密着し、該カッタ押え30を
径方向に押圧する力が工具本体1のフランジ12を凹部
11の底面11bへ押し付ける方向の力に変換されて工
具本体1が凹部底面11bとカッタ押え30の下面35
との間で挟持されて軸方向に強固に拘束されるようにな
っている。なお、カッタ押え30を凹部11の径方向へ
移動させる手段としては、可動キー23の場合と同じ
く、油圧シリンダやバネ、あるいはカム機構等が用いら
れる。
【0018】さらに、図4に示すように、カッタ押え3
0の摺動部34の側面34a、34bは、当該摺動部3
4の下面34cから上面34dへ向かうに従って当該カ
ッタ押え30の幅方向中心側へ接近する傾斜面に形成さ
れ、これにより工具本体1を押え付けた際の反力による
カッタ押え30の浮き上がりが防止されている。
【0019】また、図1及び図5に示すように、工具本
体1の側面1aには、当該工具本体1の外周に開口する
把持溝40が形成されている。これら把持溝40は、工
具本体1をハンドリングロボット等の把持手段で把持す
るためのもので、工具本体1の軸線方向中心位置から側
面1aに向かうに従って互いに遠ざかる傾斜面42…を
有している。そして、これら傾斜面42は、例えば図5
に二点鎖線で示すように、ハンドリングロボットの一対
の把持爪43の開閉動作に伴って該把持爪43と接離可
能に設けられ、把持爪43と傾斜面42とを当接させた
状態で把持爪43を凹部11の軸線に沿って凹部底面1
1aから離間する方向へ移動させることにより、工具本
体1を凹部11から引き抜くことができるようになって
いる。
【0020】しかして、以上のように構成されたピンミ
ラーカッタの取付機構においてピンミラーカッタ5を加
工機6のカッタ取付部7に取り付ける場合には、図1に
二点鎖線で示すように、一対の可動キー23を凹部11
の径方向外周側へ後退させてそれぞれの位置決め部25
を凹部11の壁面11aから引っ込めるとともに、全て
のカッタ押え30を径方向外周側へ後退させて係合部3
2を壁面11aから引っ込めておき、この状態でまず工
具本体1をそのキー溝15と固定キー22との周方向の
位置を合わせた上で凹部11に挿入する。これによりま
ず工具本体1の軸線は幅方向中心線m1上を通過するこ
ととなる。そして、工具本体1の挿入後、可動キー23
を径方向中心側へ前進させて位置決め部25とキー溝1
5とを嵌合させる。これにより、工具本体1の軸線が幅
方向中心線m2上をも通過することとなって、工具本体
1と凹部11との軸線が正確に一致する。そして、以上
によって工具本体1と凹部11との軸線が一致せしめら
れた後、カッタ押え30を前進させて係合部32の下面
35と工具本体1のクランプ用凹部31の底面31aと
を密着させる。これにより工具本体1のフランジ12が
凹部11の底面11aに押し付けられる。
【0021】以上のように、本実施例では工具本体1を
凹部11へ挿入して軸線を合わせた後、カッタ押え30
を径方向中心側へ移動させるだけで工具本体1を軸線方
向に拘束し、あるいは拘束を解除できるので、従来のよ
うにボルト16を回転させる場合に比して工具本体1の
着脱を迅速に行い得る。しかも、カッタ押え30の動作
も一方向への直線運動だけであるから、ボルト16を回
転させつつ軸方向へ進める場合に比して遥かに単純な動
作となる。従って、カッタ押え30の駆動手段も簡素化
され、小型化される。
【0022】なお、本実施例では特に工具本体1の軸線
を一致させる作業をも容易化すべくキー部材21の一部
を可動キー23としたが、本発明はこれに限るものでは
なく、従来通りすべてを固定キー22で構成しても良
い。また、カッタ押え30の個数もカッタ径などに応じ
て適宜変更され得るものである。さらに、カッタ押え3
0の下面35と工具本体1の底面31aとをともに傾斜
面に形成しているが、いずれか一方を傾斜面とするだけ
でも工具本体1を軸線方向へ押し付けることができるこ
とは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カッタ押えを凹部の壁面から出没させるだけでピン
ミラーカッタの工具本体を軸線方向に押え付けて拘束
し、あるいは工具本体の拘束を解除できるので、従来の
ボルトによる締結構造に比して遥かに迅速にピンミラー
カッタの着脱を行うことが可能となる。しかも、カッタ
押えの動作方向も凹部の壁面から出没する一方向への直
線運動で足りるので、ボルトを締め付ける場合に比して
動作が単純化され、従って、カッタ押えを駆動するため
の機構についても、ボルトを操作する場合に比して著し
く簡素化、小型化することができる。以上より、本発明
によれば、ピンミラーカッタの着脱の自動化を容易に実
現できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るピンミラーカッタの取
付機構を、ピンミラーカッタの軸線方向から平面視して
示す図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII−III線における断面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】図1のV−V線における断面図である。
【図6】従来のピンミラーカッタの取付機構を、ピンミ
ラーカッタの軸線方向から平面視して示す図である。
【図7】図6のVII−VII線における断面図である。
【図8】図6のVIII方向からの矢視図である。
【図9】ピンミラーカッタが取り付けられる加工機の概
略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 工具本体 3 切刃 5 ピンミラーカッタ 6 加工機 7 カッタ取付部 11 凹部 11a 凹部の壁面 11b 凹部の底面 20 ピンミラーカッタの取付機構 30 カッタ押え 31a クランプ用凹部の底面(拘束面) 35 カッタ押えの下面(係止面)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状をなす工具本体の内周部に切刃が
    配列されてなるピンミラーカッタを、加工機に設けられ
    たカッタ取付部に着脱するピンミラーカッタの取付機構
    であって、 上記加工機のカッタ取付部には、上記ピンミラーカッタ
    の工具本体の外周と嵌合可能な凹部が形成され、 この凹部の周囲には、当該凹部の軸線方向を向く底面と
    対向する係止面を備えた複数のカッタ押えが、当該凹部
    の径方向を向く壁面から出没可能な状態で取り付けら
    れ、 上記ピンミラーカッタの上記工具本体の外周縁部には、
    上記カッタ押えの上記係止面と当接可能な拘束面が形成
    され、 上記カッタ押えの上記係止面と、上記工具本体の上記拘
    束面との少なくともいずれか一方は、上記凹部の径方向
    中心側へ向かうに従って当該凹部の上記底面から当該凹
    部の軸線方向へ次第に遠ざかる傾斜面状に形成されてな
    ることを特徴とするピンミラーカッタの取付機構。
JP28692191A 1991-10-31 1991-10-31 ピンミラーカッタの取付機構 Pending JPH06262423A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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