JPH06261593A - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

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JPH06261593A
JPH06261593A JP5044131A JP4413193A JPH06261593A JP H06261593 A JPH06261593 A JP H06261593A JP 5044131 A JP5044131 A JP 5044131A JP 4413193 A JP4413193 A JP 4413193A JP H06261593 A JPH06261593 A JP H06261593A
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JP
Japan
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control
data
control board
power
power supply
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JP5044131A
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Masanori Miyazaki
雅徳 宮崎
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、制御電源のバックアップをすること
なく、通常の制御電源オンオフと瞬時停電とを識別して
瞬時停電後直ちに制御回路を再始動でき、また制御基板
を交換する時に基板交換を自動的に識別して設定定数を
人間の手を介することなく写し替えることを最も主要な
目的としている。 【構成】本発明は、制御基板とは独立して任意に切り離
し/接続が可能な不揮発メモリを設け、制御回路に電力
を供給する制御電源のオン時に、制御基板内の不揮発メ
モリのデータと外部メモリのデータとを比較して両者に
差異がないか否かを判定し、差異がある場合には外部メ
モリのデータを制御基板内に転送して制御基板内の不揮
発メモリ内のデータと置き換える手段を備えたことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力を任意の電圧、周
波数の電力に変換して、電動機を可変速制御する電力変
換回路と、この電力変換回路を制御する制御回路とから
構成され、制御をデジタル化した電動機制御装置に係
り、特に制御電源のバックアップをすることなく、通常
の制御電源オンオフと瞬時停電とを識別して瞬時停電後
直ちに制御回路を再始動でき、また制御基板を交換する
時に基板交換を自動的に識別して設定定数を人間の手を
介することなく写し替えることを可能とした電動機制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電動機制御装置は、制御のデジタ
ル化が進み、性能が向上する一方、デジタル制御装置固
有の問題点も生じている。
【0003】すなわち、その問題点の第一は、制御回路
に必要な制御電源の重要さが増し、装置内に占める制御
電源のコストが大きくなっている点、また第二は、瞬時
停電等に対して、高速のデジタル制御が極端に弱く、電
動機制御装置がダウンしないように制御電源のバックア
ップが必要となっている点、さらに第三は、もし上記バ
ックアップをしなかった場合、瞬時停電の復帰後デジタ
ル制御回路にリセットがかかり、再び正常動作が可能と
なるまでに長時間の初期化(イニシャライズ)を必要と
し、その間に電動機の回転数が大きく低下してしまう点
である。
【0004】また、アナログ制御装置のような調整を必
要としなくなった反面、一般的にデジタル制御のための
データをメモリ内に設定する必要があり、制御基板を交
換する場合に、再ローディングする手間がかかり、ユー
ザの負担となっていることも問題点の一つになってきて
いる。以下、これらの問題点について、具体的な例を挙
げて説明する。
【0005】図3は、この種の従来の電動機制御装置の
構成例を示すブロック図である。図3において、1は交
流電源、2は制御対象である電動機、3は半導体やコン
デンサ、リアクトル等で構成され、電力を任意の電圧、
周波数の電力に変換して、電動機を可変速制御する電力
変換回路、4は電力変換回路3を制御するための制御基
板、5は電動機2の回転数を検知する電動機回転セン
サ、6は電動機2の電流電圧等を検知するセンサ、7は
制御基板4に電力を供給する制御電源である。
【0006】また、上記制御回路4において、41は制
御用のCPU、42は制御プログラムや設定定数を記録
しておく不揮発メモリ、43は制御変数を一時的に記録
しておくRAM、44は時計、45は時計44をバック
アップするためのバッテリー、46は電力変換回路3を
直接制御するパワー制御回路、47は電動機2や電力変
換回路3の電圧電流等を検知するセンサインターフェイ
ス、48は人間が上記設定定数を書き込んだり、変更し
たりするマンマシンインターフェイスであり、これらが
一般的な構成要素である。
【0007】なお、不揮発メモリ42としては、バッテ
リーバックアップされたCMOSのスタティックRA
M,EEPROM,マスクROM等が一般的である。ま
た、パワー制御回路46、センサインターフェイス4
7、マンマシンインターフェイス48により、入出力装
置が構成されている。
【0008】さて、このような電動機制御装置において
は、もし短時間の停電(瞬時停電)が発生しても、装置
が停止することなく、運転を継続しようとしたら、制御
電源7を停電期間中もバックアップしておくのが一般的
である。交流電源1までバックアップするのは非現実的
であり、制御電源7をバッテリーにより無停電電源化す
るか、図3にあるように、コンデンサにより瞬時停電期
間電源バックアップするのが一般的である。しかし、い
ずれの方法も、制御電源7のコストを増加させることに
なる。
【0009】一方、もし制御電源7をバックアップしな
い場合には、停電の発生とほとんど同時にCPU41が
停止し、復電後に制御基板4全体を初期化する必要が生
ずる。一般に、デジタル制御回路の初期化には、かなり
の時間(0.1秒〜数秒)が必要であり、停電していた
期間よりも長い間(停電期間+初期化時間)電動機制御
装置は制御不能となる。このため、電動機2の回転数が
必要以上に低下するという不都合がある。さらに、制御
電源7をバックアップしないで電源がオンした場合、通
常操作による電源オンなのか、停電による電源断後のオ
ンなのかを識別するのが、技術的に困難である。
【0010】また、故障等の何らかの理由で制御基板4
を交換する場合には、おらかじめ設定定数をインプット
した予備基板を全ての制御装置毎に準備しておくか、上
記設定定数を予備基板に写し替える必要があり、ユーザ
がキーボードやディスプレイ等のマンマシンインターフ
ェイス48を用いてデータをインプットしたり、補助的
にパーソナルコンピュータやメモリカード等を用いてデ
ータをインプットしたりする手間が必要である。いずれ
の方法を用いても、制御基板4を交換した時に、基板自
体がそれを識別することが困難で、人間が何らかの操作
を行なう必要があり、時間と手間がかかっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、デジタ
ル制御を採用した電動機制御装置においては、瞬時停電
に対して制御電源をバックアップしようとすると、制御
電源のコストが高くなるという問題、また制御電源をバ
ックアップしないと、復電時に直ちに制御回路を再始動
することができず、電動機の回転数が必要以上に低下す
るという問題、さらに通常の制御電源オンオフと瞬時停
電とを識別できないという問題、さらにまた故障等の何
らかの理由で制御基板を交換する場合には、データをイ
ンプットするために人間が何らかの操作をする必要があ
り、時間と手間がかかるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、制御電源のバックアップ
をすることなく、通常の制御電源オンオフと瞬時停電と
を識別して瞬時停電後直ちに制御回路を再始動でき、ま
た制御基板を交換する時に基板交換を自動的に識別して
設定定数を人間の手を介することなく写し替えることが
可能な極めて信頼性の高い電動機制御装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、電力を任意の電圧、周波数の電力に変換して、電
動機を可変速制御する電力変換回路と、電力変換回路を
制御する制御回路とから構成された電動機制御装置にお
いて、
【0014】まず、請求項1に記載された発明では、制
御用のCPUと、設定定数等のデータを記録しておく不
揮発メモリ,制御変数を一時的に記録しておくRAM,
時計,その他の入出力装置よりなり、CPUに接続され
た少なくとも一つの制御基板と、制御基板とは独立して
任意に切り離し/接続が可能な不揮発メモリよりなり、
設定定数等のデータを記録しておく外部メモリとから、
上記制御回路を構成し、制御回路に電力を供給する制御
電源のオン時に、制御基板内の不揮発メモリのデータと
外部メモリのデータとを比較して両者に差異がないか否
かを判定し、差異がある場合には外部メモリのデータを
制御基板内に転送して制御基板内の不揮発メモリ内のデ
ータと置き換える手段を備えている。
【0015】また、請求項2に記載された発明では、制
御用のCPUと、設定定数等のデータを記録しておく不
揮発メモリ,制御変数を一時的に記録しておくRAM,
時計,その他の入出力装置よりなり、CPUに接続され
た少なくとも一つの制御基板と、制御基板とは独立して
任意に切り離し/接続が可能な不揮発メモリよりなり、
設定定数等のデータを記録しておく外部メモリとから、
上記制御回路を構成し、制御回路に電力を供給する制御
電源のオフ時に、制御基板内の時計の現在時刻を不揮発
メモリ内に記録して、次に制御電源がオンした時の時刻
から停電時間を判定し、その結果当該停電時間が所定時
間以上の場合には、制御電源のオン時に、制御基板内の
不揮発メモリのデータと外部メモリのデータとを比較し
て両者に差異がないか否かを判定し、差異がある場合に
は外部メモリのデータを制御基板内に転送して制御基板
内の不揮発メモリ内のデータと置き換え、また停電時間
が所定時間以内の場合には、制御基板内の不揮発メモリ
のデータを用いて運転信号の入力を条件に直ちに運転を
再開する手段を備えている。
【0016】
【作用】従って、本発明の電動機制御装置においては、
制御基板とは独立して設けた外部メモリに、設定定数等
のデータをあらかじめ入力しておく。
【0017】制御電源のオン時には、制御基板内の不揮
発メモリのデータと外部メモリのデータとを比較して、
両者に差異がないか否かが判定され、差異がある場合に
は、制御基板が交換されたことを識別して、制御基板内
の不揮発メモリ内のデータが、外部メモリのデータと置
き換えられる。これにより、制御基板を交換する時に、
基板交換を自動的に識別して、設定定数を人間の手を介
することなく写し替えることができる。
【0018】また、制御電源のオン時に、停電時間を時
計により確認して、瞬時停電と判断された場合には、設
定定数等のデータの比較が行なわれず、また初期化動作
を最小限にして、直ちに再始動される。
【0019】これにより、制御電源のバックアップをす
ることなく、通常の制御電源オンオフと瞬時停電とを識
別して、瞬時停電後直ちに制御回路を再始動することが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明による電動機制御装置の構
成例を示すブロック図であり、図3と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。すなわち、図1において、制御電源
7は、図3にて説明したものと同じであるが、バックア
ップ等は不要である。
【0022】また、制御基板4とは独立して、任意に接
続と切り離しが可能な外部メモリ8を設けている。この
外部メモリ8としては、不揮発メモリ81を用いること
が必要である。この不揮発メモリ81は、制御基板4内
の不揮発メモリ42と同様に、バッテリーバックアップ
されたCMOSのスタティックRAM,EEPROM,
マスクROM等が一般的である。さらに、制御基板4内
の不揮発メモリ42には、前述した制御プログラム以外
に、以下の制御プログラムも記録している。
【0023】すなわち、制御電源7のオン時に、制御基
板4内の不揮発メモリ42のデータと、外部メモリ8の
データとを比較して両者に差異がないか否かを判定し、
差異がある場合には外部メモリ8のデータを制御基板4
内に転送して制御基板4内の不揮発メモリ42内のデー
タと置き換える制御プログラムと、制御電源7のオフ時
に、制御基板4内の時計44の現在時刻を不揮発メモリ
42内に記録して、次に制御電源7がオンした時の時刻
から停電時間を判定し、その結果この停電時間が所定時
間以上の場合には、制御電源7のオン時に、制御基板4
内の不揮発メモリ42のデータと外部メモリ8のデータ
とを比較して両者に差異がないか否かを判定し、差異が
ある場合には外部メモリ8のデータを制御基板4内に転
送して制御基板4内の不揮発メモリ42内のデータと置
き換え、また停電時間が所定時間以内の場合には、制御
基板4内の不揮発メモリ42のデータを用いて運転信号
の入力を条件に直ちに運転を再開する制御プログラムと
記録している。次に、以上のように構成した本実施例の
電動機制御装置の動作について説明する。
【0024】外部メモリ8には、前記設定定数をあらか
じめ入力しておく。すなわち、一般に、設定定数には、
電動機2や電力変換回路3を他の電動機や電力変換回路
と区別するための情報が含まれている。具体的には、電
動機2の定格容量(KW)、定格電流や電力変換回路の
定格容量、電流や回転数の制御応答を決定する制御ゲイ
ン等である。外部メモリ8中のデータは、必ず電力変換
回路3と1:1に対応し、もし電動機制御装置が複数あ
る場合には、外部メモリ8も同数だけ準備する。
【0025】さて、制御基板4を交換する時には、外部
メモリ8は交換せずに新しい制御基板4に取り付けた
後、制御電源7をオンする。すると、新しい制御基板4
のCPU41では、制御電源7のオンにより、まず制御
基板4内の不揮発メモリ42に記録された設定定数と、
外部メモリ8内の不揮発メモリ81に記録された設定定
数とが比較される。その結果、両者の間に差異があった
場合には、制御基板4が交換されたと識別して、外部メ
モリ8側の設定定数を正として制御基板4内の不揮発メ
モリ42の設定定数が修正される。この操作は、制御電
源7のオン時に、人の手を介さずに自動的に行なわれ
る。
【0026】一方、ここで問題となるのは、通常の制御
電源7のオンと、瞬時停電後の復電に伴う制御電源7の
オンとの区別である。通常、瞬時停電が発生した場合、
電動機制御装置には、復電後直ちに運転を再開すること
が要求される。上記のような外部メモリ8とのデータ比
較等を行なって運転再開が遅れると、その間に電動機2
の回転数が低下してしまい、問題となることがある。こ
のために、制御電源7がオフしている期間、すなわち停
電時間が時計44により計時される。
【0027】すなわち、制御電源7がオフした時には、
直ちに現在時刻が不揮発メモリ42に記録され、次に制
御電源7がオンした時の時刻から停電時間が判断され
る。一般に、瞬時停電は10msから1s程度であり、
この時間以内であれば、運転を直ちに再開するため必要
な最小限の初期化動作が行なわれる。具体的には、制御
基板4内のパワー制御回路46やセンサインターフェイ
ス47のリセット等である。なお、このような短時間の
間に制御基板4の交換を行なうことはあり得ないため、
上述した外部メモリ8とのデータ比較は行なわれない。
【0028】図2は、上記動作内容を示すフロー図であ
る。すなわち、図2に示すように、制御電源7がオンし
た後すぐに、現在時刻を調べて停電時間が所定の時間以
内かどうかが判定される。この所定の時間とは、瞬時停
電時間と判断する時間の最大値とすることが一般的であ
る。
【0029】その結果、もし停電時間が所定の時間以内
であれば、瞬時停電が発生したと判断し、制御基板4が
正常に動作し得る上記最低限の初期化が行なわれ、運転
信号が入力されたことを条件に、直ちに制御回路が始動
されて運転が再開される。
【0030】また、もし停電時間が所定の時間以上経過
していれば、通常の制御電源7のオンと判断して、外部
メモリ8の設定定数と制御基板4内の不揮発メモリ42
の設定定数とが比較される。この比較の結果、もし両者
のデータに差異があれば、制御基板4が交換されたと判
断して、まず正しい制御基板4が実装されているかチェ
ックされ、次に外部メモリ8の設定定数が制御基板4内
の不揮発メモリ42に転送された後、制御基板4の初期
化動作が行なわれる。ここで、一般に初期化動作には、
ハードウエアとソフトウエアの両方が含まれ、特にハー
ドウエアの初期化には、電力変換回路3に合わせて一度
だけ設定すれば済むような初期化(例えば、電流検出セ
ンサ6のゲインを電力変換回路3の定格電流にあわせて
調整をする初期化動作)が含まれる。また、もし両者の
データに差異がなければ、制御基板4の交換がない通常
の制御電源7のオンと判断して、制御基板4の通常の初
期化動作が行なわれる。
【0031】上述したように、本実施例では、電力を任
意の電圧、周波数の電力に変換して、電動機2を可変速
制御する電力変換回路3と、電力変換回路3を制御する
制御回路とから構成された電動機制御装置において、制
御用のCPU41と、設定定数等のデータを記録してお
く不揮発メモリ42,制御変数を一時的に記録しておく
RAM43,時計44,バッテリー45,その他の入出
力装置46,47,48よりなり、CPU41に接続さ
れた少なくとも一つの制御基板4と、制御基板4とは独
立して任意に切り離し/接続が可能な不揮発メモリ81
よりなり、設定定数等のデータを記録しておく外部メモ
リ8とから、上記制御回路を構成し、制御回路に電力を
供給する制御電源7のオン時に、制御基板4内の不揮発
メモリ42のデータと外部メモリ8のデータとを比較し
て両者に差異がないか否かを判定し、差異がある場合に
は外部メモリ8のデータを制御基板4内に転送して制御
基板4内の不揮発メモリ42内のデータと置き換え、ま
た、制御電源7のオフ時に、制御基板4内の時計の現在
時刻を不揮発メモリ42内に記録して、次に制御電源7
がオンした時の時刻から停電時間を判定し、その結果当
該停電時間が所定時間以上の場合には、制御電源7のオ
ン時に、制御基板4内の不揮発メモリ42のデータと外
部メモリ8のデータとを比較して両者に差異がないか否
かを判定し、差異がある場合には外部メモリ8のデータ
を制御基板4内に転送して制御基板4内の不揮発メモリ
42内のデータと置き換え、停電時間が所定時間以内の
場合には、制御基板4内の不揮発メモリ42のデータを
用いて運転信号の入力を条件に直ちに運転を再開するよ
うにしたものである。
【0032】従って、制御基板4とは独立して設けた外
部メモリ8に、設定定数等のデータをあらかじめ入力し
ておき、制御電源7のオン時には、制御基板4内の不揮
発メモリ42のデータと外部メモリ8のデータとを比較
して、両者に差異がないか否かが判定され、差異がある
場合には、制御基板4が交換されたことを識別して、制
御基板4内の不揮発メモリ42内のデータが、外部メモ
リ8のデータと置き換えられる。これにより、制御基板
4を交換する時に、基板交換を自動的に識別して、設定
定数を人間の手を介することなく写し替えることが可能
となる。
【0033】また、制御電源7のオン時に、停電時間を
時計44により確認して、瞬時停電と判断された場合に
は、設定定数等のデータの比較が行なわれず、また初期
化動作を最小限にして、直ちに再始動される。
【0034】これにより、制御電源7のバックアップを
することなく、通常の制御電源オンオフと瞬時停電とを
識別して、瞬時停電後直ちに制御回路を再始動すること
が可能となる。尚、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。
【0035】(a)上記実施例では、制御基板4内の不
揮発メモリ42に、本来の制御プログラムの他に、さら
に2つの制御プログラムを記録する場合について説明し
たが、この2つの制御プログラムのうちのいずれか一方
の制御プログラムを記録するようにしてもよい。
【0036】(b)上記実施例では、制御基板4内の時
計44をバッテリー45でバックアップする場合につい
て説明したが、必ずしも常時時計44が計時している必
要はなく、コンデンサ等により制御電源断後、数秒以上
計時できれば、本発明を同様に適用することが可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御基板とは独立して任意に切り離し/接続が可能な不揮
発メモリよりなり、設定定数等のデータを記録しておく
外部メモリを設け、制御回路に電力を供給する制御電源
のオン時に、制御基板内の不揮発メモリのデータと外部
メモリのデータとを比較して両者に差異がないか否かを
判定し、差異がある場合には外部メモリのデータを制御
基板内に転送して制御基板内の不揮発メモリ内のデータ
と置き換える手段を備え、また制御回路に電力を供給す
る制御電源のオフ時に、制御基板内の時計の現在時刻を
不揮発メモリ内に記録して、次に制御電源がオンした時
の時刻から停電時間を判定し、その結果当該停電時間が
所定時間以上の場合には、制御電源のオン時に、制御基
板内の不揮発メモリのデータと外部メモリのデータとを
比較して両者に差異がないか否かを判定し、差異がある
場合には外部メモリのデータを制御基板内に転送して制
御基板内の不揮発メモリ内のデータと置き換え、停電時
間が所定時間以内の場合には、制御基板内の不揮発メモ
リのデータを用いて運転信号の入力を条件に直ちに運転
を再開する手段を備えるようにしたので、制御電源のバ
ックアップをすることなく、通常の制御電源オンオフと
瞬時停電とを識別して瞬時停電後直ちに制御回路を再始
動でき、また制御基板を交換する時に基板交換を自動的
に識別して設定定数を人間の手を介することなく写し替
えることが可能な極めて信頼性の高い電動機制御装置が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機制御装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】同実施例における動作を説明するためのフロー
図。
【図3】従来の電動機制御装置の構成例を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…電動機、3…電力変換回路、4…制
御基板、41…CPU、42…不揮発メモリ、43…R
AM、44…時計、45…バッテリー、46…パワー制
御回路、47…センサインターフェイス、48…マンマ
シンインターフェイス、5…電動機回転センサ、6…セ
ンサ、7…制御電源、8…外部メモリ、81…不揮発メ
モリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を任意の電圧、周波数の電力に変換
    して、電動機を可変速制御する電力変換回路と、前記電
    力変換回路を制御する制御回路とから構成された電動機
    制御装置において、 制御用のCPUと、設定定数等のデータを記録しておく
    不揮発メモリ,制御変数を一時的に記録しておくRA
    M,時計,その他の入出力装置よりなり、前記CPUに
    接続された少なくとも一つの制御基板と、前記制御基板
    とは独立して任意に切り離し/接続が可能な不揮発メモ
    リよりなり、設定定数等のデータを記録しておく外部メ
    モリとから、前記制御回路を構成し、 前記制御回路に電力を供給する制御電源のオン時に、前
    記制御基板内の不揮発メモリのデータと前記外部メモリ
    のデータとを比較して両者に差異がないか否かを判定
    し、差異がある場合には前記外部メモリのデータを前記
    制御基板内に転送して前記制御基板内の不揮発メモリ内
    のデータと置き換える手段を備えて成ることを特徴とす
    る電動機制御装置。
  2. 【請求項2】 電力を任意の電圧、周波数の電力に変換
    して、電動機を可変速制御する電力変換回路と、前記電
    力変換回路を制御する制御回路とから構成された電動機
    制御装置において、 制御用のCPUと、設定定数等のデータを記録しておく
    不揮発メモリ,制御変数を一時的に記録しておくRA
    M,時計,その他の入出力装置よりなり、前記CPUに
    接続された少なくとも一つの制御基板と、前記制御基板
    とは独立して任意に切り離し/接続が可能な不揮発メモ
    リよりなり、設定定数等のデータを記録しておく外部メ
    モリとから、前記制御回路を構成し、 前記制御回路に電力を供給する制御電源のオフ時に、前
    記制御基板内の時計の現在時刻を前記不揮発メモリ内に
    記録して、次に前記制御電源がオンした時の時刻から停
    電時間を判定し、その結果当該停電時間が所定時間以上
    の場合には、前記制御電源のオン時に、前記制御基板内
    の不揮発メモリのデータと前記外部メモリのデータとを
    比較して両者に差異がないか否かを判定し、差異がある
    場合には前記外部メモリのデータを前記制御基板内に転
    送して前記制御基板内の不揮発メモリ内のデータと置き
    換え、また停電時間が所定時間以内の場合には、前記制
    御基板内の不揮発メモリのデータを用いて運転信号の入
    力を条件に直ちに運転を再開する手段を備えて成ること
    を特徴とする電動機制御装置。
JP5044131A 1993-03-04 1993-03-04 電動機制御装置 Pending JPH06261593A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5164306A (en) * 1987-01-23 1992-11-17 Ajinomoto Co., Inc. Process for producing 5'-inosinic acid by fermentation
JP2008236974A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Nec Fielding Ltd 無停電電源装置、無停電電源システム、および、無停電電源方法
JP2010011556A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Mitsubishi Motors Corp モータシステム
JP2015107738A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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