JPH06261565A - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

Info

Publication number
JPH06261565A
JPH06261565A JP5047751A JP4775193A JPH06261565A JP H06261565 A JPH06261565 A JP H06261565A JP 5047751 A JP5047751 A JP 5047751A JP 4775193 A JP4775193 A JP 4775193A JP H06261565 A JPH06261565 A JP H06261565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
vibration
free end
piezoelectric ceramic
flexural vibrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5047751A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Shingyouchi
充 新行内
Tatsuya Furukawa
達也 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5047751A priority Critical patent/JPH06261565A/ja
Publication of JPH06261565A publication Critical patent/JPH06261565A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、駆動力が大きくしかも効率の
良い振動アクチュエータを提供する。 【構成】 両側が固定された両持ち梁2に第1圧電部材
3を有する第1たわみ振動子4と、両持ち梁2に一端が
固定され他端が自由端Pとされた片持ち梁状の第2圧電
素子5a,5bを有する第2たわみ振動子6と、この第
2たわみ振動子6の自由端Pに取付けられた接触部材7
と、この接触部材7を介して第2たわみ振動子6の自由
端Pを移動体に圧接する圧接手段と、第1たわみ振動子
4及び第2たわみ振動子6により発生する互いに異なる
2方向のたわみ振動を位相をずらして合成させ第2たわ
み振動子6の自由端に楕円振動を作り出す楕円振動作成
手段とより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PPC、プリンター、
ファクシミリなどの分野において、紙送り等の駆動機構
として用いられる振動アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電素子を用いた振動アクチュエ
ータとしては、第一の従来例として、特公昭59−37
672号公報に「超音波振動を利用した回転駆動装置」
なる名称で開示されているものがある。これは、超音波
を発生させる超音波振動子として磁歪型振動子を用い、
コイルに高周波電圧を印加させることによりその超音波
振動子を磁界により伸縮運動させ、この伸縮運動により
その超音波振動子に取付けられた振動板を縦方向に励振
させることによりその先端部に楕円振動を発生させ、こ
れにより、その楕円振動を行う先端部の振動板に回転軸
の振動片を接触させることによって、その振動片と振動
板との摩擦力により回転軸を回転させるというものであ
る。
【0003】また、第二の従来例として、特開昭58−
148682号公報に「超音波振動を利用したモーター
装置」なる名称で開示されているものがある。これは、
筒状の屈曲振動子内に2つの電歪素子(又は磁歪素子)
を組込み、それら2つの電歪素子に接する電極に位相の
異なる高周波電圧を印加して屈曲振動子の全体に縦振動
と横振動とが合成された屈曲振動による回転円振動を作
り出し、これにより、その回転円振動をする屈曲振動子
に回転子を接触させることによって摩擦力によりその回
転子を回転させるというものである。
【0004】さらに、第三の従来例として、特公平4−
58273号公報に「圧電駆動装置」なる名称で開示さ
れているものがある。これは、弾性を有する棒状の振動
子の少なくとも2面に圧電素子を貼付け、電源装置によ
り隣合う面の圧電素子に互いに位相差を持たせて高周波
電圧を発生させることによって、振動子の先端に円又は
楕円運動を行わせるというものである。
【0005】また、上述したような4つの従来例の他
に、積層圧電セラミックスを利用したリニアモータ(ト
リケップス、WS132、p.130〜134)があ
る。これは、x,y2方向の振動から楕円振動を発生さ
せることにより駆動力を得ているものであり、低電圧駆
動が可能であり、駆動制御を容易に行うことができる。
また、この他に楕円振動を得るものとして、音片の直交
する2つの屈曲(横)振動モードを位相をずらして励振
することにより得る屈曲−屈曲モード・音片モータ(ト
リケップス、WS132、p.141〜143)なるも
のがある。これは、楕円振動に移動体を圧接して駆動力
を得る簡単な機構である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例の場合、
回転軸の回転方向が振動板と接触する振動片の傾き方向
によって決まってしまい、また、振動片の先端部は細
く、摩擦のためにも摩耗が大きく寿命的にも問題があ
る。
【0007】第二の従来例の場合、回転は正又は逆回転
も可能であるが、常に屈曲振動子全体にエネルギーを与
える必要があり、電歪素子の振動子に粘着された面と反
対の面の振動は吸収してやる必要があり、このためエネ
ルギーロスが大きく、駆動効率の向上に難がある。ま
た、リニアモータの構成には進行波を循環させる措置を
とらなければならず、エネルギーロスが大き過ぎて問題
にならず、その循環方法も極めて難しい。
【0008】第三の従来例の場合、振動子の節の部分を
支持部としているため振動を妨げることがなく、前述し
た第一及び第二の従来例に比べて、電気エネルギーを効
率良く駆動力に変換させることができる。しかし、一端
が自由端とされた振動子の先端部は円錐状(1次モード
の場合)の振動軌跡を描くため、移動体と接触する部分
はその先端部に限られ、また、両端部が固定された振動
子(一次モードの場合)では、移動体と接触する部分は
振動子の中央部に限られる。この場合、振動子と移動体
との接触面積を小さくしないと、軌跡の小さな部分は駆
動力ではなく逆に負荷になってしまう。しかし、駆動力
を大きくしたり、摩耗を小さくしたり、摩擦面でのすべ
りの安定化すなわち駆動の安定化を図るには接触面積が
大きい方が好ましいが、本例はその条件を満足していな
い。
【0009】また、積層圧電セラミックスを利用したリ
ニアモータの場合、移動体との接触部の各点で楕円軌跡
の大きさをほぼ一定にすることは可能である。しかし、
積層圧電素子は電気容量が大きく、駆動周波数を高周波
(超音波)領域にするとインピーダンスが小さくなり、
電流が流れ過ぎるため、電源部に負担がかかり、大型
化、コストアップにつながり、圧電素子の発熱も見逃す
ことはできない。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、両側が固定された両持ち梁に第1圧電部材を有する
第1たわみ振動子と、前記両持ち梁に一端が固定され他
端が自由端とされた片持ち梁状の第2圧電素子を有する
第2たわみ振動子と、この第2たわみ振動子の自由端に
取付けられた接触部材と、この接触部材を介して前記第
2たわみ振動子の自由端を移動体に圧接する圧接手段
と、前記第1たわみ振動子及び前記第2たわみ振動子に
より発生する互いに異なる2方向のたわみ振動を位相を
ずらして合成させ前記第2たわみ振動子の自由端に楕円
振動を作り出す楕円振動作成手段とより構成した。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第2たわみ振動子の自由端を、弾性を有
する支持体により支持した。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、移動体と接する接触部材の表面に
摩擦係数の大きな高摩擦部材を設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、2方向の振動
変位をたわみ振動により合成することにより楕円軌跡の
振動を作り出すことが可能となり、また、接触部材にお
ける接触部の全体に渡って同じ大きさの楕円運動を行う
ため、その接触部材の移動体との接触面積を広く確保し
て出力を大きくとり、摩擦による摩耗を小さくすること
が可能となる。
【0014】請求項2記載の発明においては、無理な負
荷からたわみ振動子を保護することができ、圧接手段に
よる圧接力を大きくして出力を上げることが可能とな
る。
【0015】請求項3記載の発明においては、高摩擦部
材を設けたことにより、簡単な構成で紙送りを行うこと
が可能となる。
【0016】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1に基づいて説明
する。左右両側には基台1a,1bが設けられ、これら
基台1a,1b間には薄板状の両持ち梁2が形成されて
いる。この両持ち梁2の裏面には第1圧電部材としての
圧電セラミックス板3が貼付けられている。これら両持
ち梁2と圧電セラミックス板3とは、第1たわみ振動子
4をなしている。また、前記両持ち梁2の表面の固定部
2aには第2圧電素子としての2枚の圧電セラミックス
板5a,5bが貼り合わされた状態でその表面に垂直に
固定されており、これにより圧電セラミックス板5a,
5bは先端部が自由端Pとされた片持ち梁状態となって
いる。この場合、圧電セラミックス板5a,5bは互い
に分極方向を逆向きにして貼り合わされており、第2た
わみ振動子6を構成している。この片持ち梁状とされた
第2たわみ振動子6の自由端Pには接触部材7が取付け
られている。
【0017】また、ここでは、第1たわみ振動子4及び
第2たわみ振動子6により発生する互いに異なる2方向
のたわみ振動を位相をずらして合成させ第2たわみ振動
子6の自由端に楕円振動を作り出す図示しない楕円振動
作成手段を設けた。
【0018】このような構成において、楕円振動作成手
段によって本振動アクチュエータに楕円軌跡の振動を発
生させる動作原理について述べる。圧電セラミックス板
3に交流電圧を印加すると、両持ち梁2は上下方向(面
に垂直方向X)にたわみ振動する。また、圧電セラミッ
クス板5a,5bに交流電圧を印加すると、片持ち梁状
の圧電セラミックス板5a,5bは矢印方向Ya,Yb
に屈曲振動する。
【0019】この場合、圧電セラミックス板3と圧電セ
ラミックス板5a,5bとの間で、互いに位相をずらし
た交流電圧を印加することによって、自由端Pの接触部
材7は楕円振動する。具体的には、両持ち梁2の上下振
動と、圧電セラミックス板5a,5bの左右振動との共
振周波数を合わせるように寸法を調整して90°位相を
ずらした交流電圧で共振駆動することにより、楕円振動
を作り出すことができる。
【0020】従って、接触部材7の図示しない移動体と
の接触部A(ハッチング領域)は圧電セラミックス板5
a,5bと同じ大きさの楕円振動をするため、その圧電
セラミックス板5a,5bの幅Wだけ接触面積を広げる
ことができ、これにより、移動体との接触面積を広く確
保し出力を大きくとることができる。
【0021】次に、本発明の第二の実施例を図2に基づ
いて説明する。本実施例は、前述した第一の実施例の応
用例を示すものである。すなわち、接触部材7の上部に
は、圧接手段としての圧接機構8が設けられている。こ
の圧接機構8は、板バネ8aと、図示しないベアリング
によって回転自在なローラ8bとからなっている。この
圧接機構8は、角柱状の金属棒からなる移動体9を接触
部材7の自由端P側に圧接している。これにより、本装
置は、移動体9を直線状(Ya,Yb方向)に駆動する
リニアモータを構成している。なお、移動体9には図示
しないガイド機構が設けられている。
【0022】このような構成とされたリニアモータにお
いて、圧電セラミックス板3と圧電セラミックス板5
a,5bとを互いに90°位相をずらして交流電圧で共
振駆動させることによって、接触部材7に接する移動体
9をYa方向(実線)に直線運動させることができる。
また、位相差を逆(−90°)にすると、移動体9の運
動方向を逆転させYb方向(破線)に直線運動させるこ
とができる。
【0023】従って、簡単な構成で、小型化、薄型化さ
れたリニアモータを容易に実現することができる。ま
た、接触部材7と移動体9との接触面積を広くとること
ができるため、アクチュエータの大きさの割に高出力化
を図り、駆動効率を高めることができる。さらに、摩擦
面でのすべりが平均化しているため、アクチュエータの
動作も安定し信頼性を向上させることができる。
【0024】次に、本発明の第三の実施例を図3に基づ
いて説明する。本実施例は、図2の構成と同様に、第一
の実施例の他の応用例を示すものである。すなわち、接
触部材7(ステータ側)の上部には移動体10(ロータ
側)が配置されている。この移動体10は、図示しない
ベアリングを介して回転自在に支持されたシャフト10
aと、このシャフト10aに接合したプーリ10bとか
らなっている。また、基台1aの下面とベース11との
間には、圧接手段としてのスプリング12が設けられて
おり、他方の基台1b側は回転機構13により回転自在
に支持されている。そして、スプリング12は基台1a
を押し上げることにより、接触部材7を移動体10側に
圧接した形となっている。これにより、本装置は、プー
リ10bにより回転力を取り出す回転型アクチュエータ
を構成している。
【0025】このような構成とされた回転型アクチュエ
ータにおいて、図2のリニアモータの場合と同様な原理
により圧電セラミックス板3と圧電セラミックス板5
a,5bとを駆動することによって、移動体10のシャ
フト10aを良好に回転させることができ、これにより
第二の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0026】次に、本発明の第四の実施例を図4に基づ
いて説明する。本実施例は、前述した図1の基本構成を
もとに、ステータを構成した例について示すものであ
る。接触部材7の両側面には支持体14a,14bが一
体的に取付けられており、それら支持体14a,14b
の他端側は基台1a,1bの上部に固定されている。こ
の場合、支持体14a,14bは、適度な弾性を有する
ように、一部が切り取られ薄板状に形成されている。こ
のような支持体14a,14bを設けた理由としては、
振動子(第1たわみ振動子4、第2たわみ振動子6)に
無理な負荷が加わった場合を考慮して振動子の変形量を
制限し、圧電セラミックス板3や圧電セラミックス板5
a,5bが破損することを防止するためである。また、
これに伴い、屈曲振動する第2たわみ振動子6のねじれ
振動や不必要な振動モードが発生するのを防止すること
もできる。
【0027】このように構成されたステータを用いて、
前述したリニアモータ(図2参照)や回転型アクチュエ
ータ(図3参照)を構成した場合、不必要な振動モード
の発生を抑えて動作を安定化させることができ、どちら
の装置においても良好な状態で駆動力を取り出すことが
できる。また、このように支持体14a,14bを設け
たことにより、移動体9,10との圧接力をさらに高め
ることができ出力を向上させることができる。
【0028】次に、本発明の第五の実施例を図5に基づ
いて説明する。本実施例は、前述した図4のステータを
用いて、直接紙15をYa,Yb方向に駆動する紙送り
機構を実現した応用例を示すものである。すなわち、接
触部材7の上面には、移動体となる紙15との摩擦係数
の大きな高摩擦部材(μラバー)7aがコーティングさ
れている。また、ここでの圧接手段としての圧接機構1
6は、板バネ16aと、回転自在に支持されたローラ1
6bとからなっている。ローラ16bは比較的弱い力で
接触部材7に圧力をかけている。
【0029】このような構成において、ステータの圧電
セラミックス板3と圧電セラミックス板5a,5bとを
駆動することにより、接触部材7は楕円軌跡の振動を発
生して、その楕円振動によりローラ16bは回転する。
そして、その回転するローラ16bと接触部材7との間
に紙15を直接挿入することにより、紙15をYa方向
(実線)に送り出すことができる。また、逆位相の電圧
を印加することにより紙15を逆のYb方向(破線)に
送り出すこともできる。この場合、ローラ16bは、紙
15の移動に伴って連れ回る形となる。
【0030】上述したように、摩擦係数の大きな高摩擦
部材7aを設けたことにより、簡単な機構で紙15を送
ることができ、これにより小型化、薄型化が可能な紙送
り機構を実現することができる。
【0031】次に、本発明の第六の実施例を図6に基づ
いて説明する。本実施例は、前述した図4のステータの
他の応用例を示すものである。すなわち、両持ち梁2の
上面には、垂直方向(X方向)に片持ち梁17が一体化
して形成されている。この片持ち梁17の両側面には圧
電セラミックス板5a,5bが貼付けられており、いわ
ゆる、バイモルフをたわみ振動子とした形となってい
る。この場合、片持ち梁17と、圧電セラミックス板5
a,5bとは、第2たわみ振動子6をなしている。ま
た、片持ち梁17の先端部の自由端Pには接触部材7が
取付けられ、この接触部材7は弾性を有する支持体14
a,14bを介して基台1a,1bの上部に固定されて
いる。
【0032】このように構成されたバイモルフ型のステ
ータを用いて、前述したリニアモータ(図2参照)や回
転型アクチュエータ(図3参照)を構成して駆動するこ
とによって、前述した第二の実施例〜第四の実施例で述
べたような効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、両側が固定され
た両持ち梁に第1圧電部材を有する第1たわみ振動子
と、前記両持ち梁に一端が固定され他端が自由端とされ
た片持ち梁状の第2圧電素子を有する第2たわみ振動子
と、この第2たわみ振動子の自由端に取付けられた接触
部材と、この接触部材を介して前記第2たわみ振動子の
自由端を移動体に圧接する圧接手段と、前記第1たわみ
振動子及び前記第2たわみ振動子により発生する互いに
異なる2方向のたわみ振動を位相をずらして合成させ前
記第2たわみ振動子の自由端に楕円振動を作り出す楕円
振動作成手段とより構成したので、2方向の振動変位を
たわみ振動により合成して楕円軌跡の振動を作り出すこ
とにより比較的簡単な構成で振動アクチュエータを実現
することができ、また、接触部材における接触部の全体
に渡って同じ大きさの楕円運動を行うためその接触部材
の移動体との接触面積を広く確保して出力を大きくと
り、摩擦による摩耗を小さくすることができ、さらに、
摩擦面での滑りは平均化されて安定するため駆動力を安
定化して取り出すことができるものである。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第2たわみ振動子の自由端を弾性を有する
支持体により支持したので、不必要な振動モードの発生
を抑えて動作を安定させ無理な負荷からたわみ振動子を
保護することができ、また、圧接手段による圧接力を大
きくして出力を高めることができるものである。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、移動体と接する接触部材の表面に摩
擦係数の大きな高摩擦部材を設けたので、簡単な構成で
紙送りを行うことができ、これにより紙送り機構の小型
化、薄型化を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一の実施例である振動アク
チュエータの基本構成を示す平面図、(b)はその正面
図である。
【図2】本発明の第二の実施例であるリニアモータの構
成を示す正面図である。
【図3】本発明の第三の実施例である回転型アクチュエ
ータを示す正面図である。
【図4】本発明の第四の実施例であるステータを示す斜
視図である。
【図5】本発明の第五の実施例であるステータを用いて
構成される紙送り機構を示す正面図である。
【図6】本発明の第六の実施例である図4のステータの
変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
2 両持ち梁 3 第1圧電部材 4 第1たわみ振動子 5a,5b 第2圧電部材 6 第2たわみ振動子 7 接触部材 7a 高摩擦部材 8 圧接手段 9,10 移動体 12 圧接手段 14a,14b 支持体 15 移動体 16 圧接手段 P 自由端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側が固定された両持ち梁に第1圧電部
    材を有する第1たわみ振動子と、前記両持ち梁に一端が
    固定され他端が自由端とされた片持ち梁状の第2圧電素
    子を有する第2たわみ振動子と、この第2たわみ振動子
    の自由端に取付けられた接触部材と、この接触部材を介
    して前記第2たわみ振動子の自由端を移動体に圧接する
    圧接手段と、前記第1たわみ振動子及び前記第2たわみ
    振動子により発生する互いに異なる2方向のたわみ振動
    を位相をずらして合成させ前記第2たわみ振動子の自由
    端に楕円振動を作り出す楕円振動作成手段とよりなるこ
    とを特徴とする振動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 第2たわみ振動子の自由端を、弾性を有
    する支持体により支持したことを特徴とする請求項1記
    載の振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 移動体と接する接触部材の表面に摩擦係
    数の大きな高摩擦部材を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の振動アクチュエータ。
JP5047751A 1993-03-09 1993-03-09 振動アクチュエータ Pending JPH06261565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5047751A JPH06261565A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 振動アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5047751A JPH06261565A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 振動アクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06261565A true JPH06261565A (ja) 1994-09-16

Family

ID=12784066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5047751A Pending JPH06261565A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 振動アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06261565A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001218482A (ja) * 2000-02-03 2001-08-10 Nikon Corp 振動アクチュエータ
US8058774B2 (en) * 2008-07-14 2011-11-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating plate piezoelectric generator
CN108436965A (zh) * 2018-04-04 2018-08-24 南京航空航天大学 一种水下全开放式关节机构及其工作方法
JP2022532905A (ja) * 2019-05-16 2022-07-20 フィジック インストゥルメント(ピーアイ)ゲーエムベーハー アンド ツェーオー.カーゲー アクチュエータ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001218482A (ja) * 2000-02-03 2001-08-10 Nikon Corp 振動アクチュエータ
US8058774B2 (en) * 2008-07-14 2011-11-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating plate piezoelectric generator
JP5136644B2 (ja) * 2008-07-14 2013-02-06 株式会社村田製作所 圧電発電装置
CN108436965A (zh) * 2018-04-04 2018-08-24 南京航空航天大学 一种水下全开放式关节机构及其工作方法
CN108436965B (zh) * 2018-04-04 2023-06-09 南京航空航天大学 一种水下全开放式关节机构及其工作方法
JP2022532905A (ja) * 2019-05-16 2022-07-20 フィジック インストゥルメント(ピーアイ)ゲーエムベーハー アンド ツェーオー.カーゲー アクチュエータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5039899A (en) Piezoelectric transducer
JP2632811B2 (ja) 振動駆動モータ
NL8201577A (nl) Piezo-electrische motor.
JPH0389875A (ja) リニア超音波モータ
JP4452275B2 (ja) 圧電電気機械式駆動装置
JP4197196B2 (ja) 圧電アクチュエータもしくは超音波モータを利用したステージ及びこのステージを用いた電子機器、印刷装置
JP2006094591A (ja) 超音波モータとその運転方法
JP5202538B2 (ja) 振動型アクチュエータ
JPH06261565A (ja) 振動アクチュエータ
JPS63316675A (ja) 圧電リニアモ−タ
EP2377177B1 (en) Piezoelectric motor
JP2004304963A (ja) 圧電アクチュエータ
JPH08242592A (ja) 超音波アクチュエータ
JPH066989A (ja) 超音波リニアモータ
JPH03270679A (ja) 超音波振動子および超音波モータ
JPH0898565A (ja) 振動アクチュエータ
JPH02311184A (ja) 超音波モータ
JP2874174B2 (ja) 超音波振動子及び超音波モータ
JPH0552137B2 (ja)
JP3359167B2 (ja) 超音波アクチュエータ
JPS60162487A (ja) 圧電駆動装置
JPH07178370A (ja) 振動子及び振動アクチュエータ
JPH09117166A (ja) 超音波モータ
JP3492163B2 (ja) 圧電アクチュエータ
JPH03261385A (ja) 超音波モータ