JP5136644B2 - 圧電発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加速度や歪みが加わることにより振動し、圧電効果により発電する圧電発電装置に関し、より詳細には、圧電セラミック体を有する圧電素子が振動板に固定されている構造を有する圧電発電装置に関する。
従来、加速度や歪みなどが加わることにより振動し、圧電効果により発電する圧電発電装置が知られている。これらの圧電発電装置を電源として用いた場合、バッテリーなどの他の電源を必要としない。従って、振動や歪みが加わる用途に用いられる様々なセンサの電源として、上記圧電発電装置は好適に用いられている。
上記圧電発電装置の一例が、下記の特許文献1に開示されている。図6は、特許文献1に記載の圧電発電装置を示す模式的部分切欠正面断面図である。
圧電発電装置101は、Siからなる基板102を有する。基板102の上面には、円形の穴102aが形成されている。また、基板102の上面には電極104が形成されている。円形の穴102aを閉成するように、円板状の圧電素子103が固定されている。圧電素子103は、ポリフッ化ビニリデンからなる圧電板103aと、圧電板103aの上面に形成された第1の電極103bと、下面に形成された第2の電極103cとを有する。
第2の電極103cが、電極104に電気的に接続されている。また、基板102の上面には、電極104と隔てられた位置に、電極105が形成されている。電極105に、ボンディングワイヤー106により、第1の電極103bが電気的に接続されている。
圧電素子103の上面には、おもり107が固定されている。圧電発電装置101において、加速度や歪みに伴う振動が加わると、おもり107が固定されている部分が矢印方向に振動する。この振動に基づく電荷が第1,第2の電極103b,103cから取り出される。
また、特許文献1では、上記圧電発電装置101の変形例として、両端支持型の圧電発電装置について述べられている。個々では、図示はしないが、両端支持型の圧電発電装置は、図6の圧電発電装置101とほとんど同じ断面構造を有する旨が記載されている。すなわち、圧電発電装置101は、円形の穴102aを閉成するように平面形状が円形の圧電素子103を用いているが、両端支持型の圧電発電素子の場合には、矩形の圧電素子の両端が図6と同様にして固定され、両持ちで支持されることになる。
特開平7−107752号公報
従来、圧電素子を片持ちばりで支持してなる圧電発電装置が知られており、該圧電発電装置では加速度等が加わって振動した場合の振動の共振周波数がばらつきがちであるという問題があった。
これに対して、圧電素子を両持ちで支持した圧電発電装置では、振動の共振周波数のばらつきを小さくすることができると考えられている。しかしながら、実際に、図6に示した断面構造を有する圧電発電装置であって、圧電素子を両持ち支持した構造では、設置状況によって共振周波数がばらつき、やはり発電効率がばらつきがちであった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、圧電素子を両持ち支持してなる構造を有する圧電発電装置であって、設置状況等によって共振周波数のばらつきが生じ難く、従って発電効率のばらつきがより一層少ない圧電発電装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明によれば、対向し合う第1,第2の主面を有する圧電セラミック体と、圧電セラミック体の第1,第2の主面にそれぞれ形成された第1,第2の電極とを有する圧電素子と、前記圧電素子が第1または第2の主面側から積層されている振動板とを備え、前記振動板が、前記圧電素子が積層されている振動板本体部と、該振動板本体部の一方側に設けられた第1の屈曲部と、第1の屈曲部と圧電素子を挟んで反対側に設けられた第2の屈曲部とを有し、前記振動板の第1,第2の屈曲部が設けられている部分よりも外側部分で前記振動板を支持している支持部材をさらに備え、前記圧電素子及び前記振動板本体部からなる振動部分が両持ちで支持されている、圧電発電装置が提供される。
本発明に係る圧電発電装置のある特定の局面では、前記第1,第2の屈曲部が、前記圧電素子を介して対称に設けられている。この場合には、圧電素子の支持構造の対称性が高められるので、圧電素子の設置状況による共振周波数のばらつきをより一層低減することができる。
本発明に係る圧電発電装置の他の特定の局面では、前記振動板がセラミックスからなり、前記圧電素子と一体焼成により形成されている。この場合には、一体焼成技術を用いて効率良くかつ安価に本発明の圧電発電装置を提供することができる。特に、支持部材がセラミックスからなり、振動板と一体焼成により形成されている場合には、圧電素子及び振動体だけでなく、支持部材も一体焼成により形成されるため、製造効率をより一層高めることができ、かつより一層安価な圧電発電装置を提供することができる。
本発明に係る圧電発電装置のさらに他の特定の局面では、前記圧電素子に取り付けられた質量負荷部材がさらに備えられる。この場合には、加速度や歪みなどが加えられた場合の振動を大きくすることができ、それによって発電効率を高めることができる。
本発明に係る圧電発電装置の製造方法は、本発明に係る圧電発電装置の製造方法であって、マザーの振動板に複数の圧電素子及び複数の支持部材が一体化されている構造を用意する工程と、該構造を切断し、個々の圧電素子を得る工程とを備える。
本発明に係る圧電発電装置の製造方法のある特定の局面では、前記マザーの振動板と、前記複数の圧電素子と、前記複数の支持部材とを一体化してなる前記構造が、セラミックス一体焼成技術により用意される。従って、マザーの上記構造を得るにあたり、セラミックス一体焼成技術を用いて、マザーの振動板、複数の圧電素子及び複数の支持部材を同時に得ることができるので、製造効率を高めることができ、圧電発電装置のコストを低減することができる。
本発明に係る圧電発電装置によれば、振動板が、第1,第2の屈曲部を有し、第1,第2の屈曲部により圧電素子及び振動本体部からなる振動体が両持ちで支持されているため、片持ち支持構造を有する圧電発電装置よりも共振周波数のばらつきを小さくすることができる。加えて、第1,第2の屈曲部により支持されているため、設置状況による共振周波数のばらつきも生じ難い。よって、発電効率のばらつきを小さくすることが可能となる。
本発明に係る製造方法によれば、マザーの振動板、複数の圧電素子及び複数の支持部材を有するマザーの上記構造を用意した後、該マザーの構造を厚み方向に切断することにより個々の圧電発電装置が得られるため、共振周波数及び発電効率のばらつきが少ない本発明の圧電発電装置を効率良く得ることができ、圧電発電装置のコストを低減することが可能となる。
図1(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電装置の正面断面図及び外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の圧電発電装置において、質量負荷部材を積層する前の状態を示す斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態の圧電発電装置の内部構造を説明するための部分断面斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態の圧電発電装置の下方から見た斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態の圧電発電装置を得るのに用意したマザーの構造を説明するための斜視図である。 図6は、従来の圧電発電装置の一例を示す部分切欠正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る圧電発電装置の正面断面図及び外観を示す斜視図である。
圧電発電装置1は、セラミックスからなる支持部材2を有する。すなわち、支持部材2は、矩形板状のベース2aと、ベース2aの外周縁から上方に延びる複数の側壁2b〜2eとを有する。
側壁2bと側壁2dとが互いに対向しており、側壁2cと側壁2eとが互いに対向している。側壁2b,2dを結ぶ方向が、側壁2c,2eを結ぶ方向よりも長くされている。
対向し合う側壁2b,2b間に延びるように、振動板3が設けられている。振動板3は、本実施形態では、セラミックスからなり、支持部材2と一体焼成により形成されている。振動板3の一端が側壁2bの内面に連結されており、他端が側壁2bとは反対側の側壁2dに連結されている。
上記支持部材2の幅方向寸法、すなわち側壁2c,2eを結ぶ方向の寸法は、2c,2e間の寸法よりも短くされている。従って、図2に示されているように、支持部材2の側壁2b〜2eで囲まれた空間の幅方向中央に上記振動板3が配置されている。
振動板3は、第1,第2の屈曲部3a,3bを有する。第1の屈曲部3aは、支持部材2の側壁2bの内面に連結されておりかつ水平方向に延びる連結部3cの内側端から上方に延びる第1の部分3dと、第1の部分3dの上端から水平方向内側に延びる第2の部分3eと、第2の部分3eの内側端から下方に延びる第3の部分3fとを有する。同様に、第2の屈曲部3bもまた、第1の部分3d、第2の部分3e及び第3の部分3fを有する。第1の屈曲部3aの第3の部分3fの下端と、第2の屈曲部3bの第3の部分3fの下端とを結ぶように、水平方向に延びる振動板本体部3gが配置されている。この振動板本体部3gの下面に圧電素子4が貼り合わされている。
なお、本発明においては、圧電素子は、振動板に積層され、貼り合わされているが、ここで「貼り合わされている」とは、上記のように、一体焼成により一体化されている構造も含むものであり、必ずしも接着剤や接合剤を用いて固着した構造に限定されるものではない。
上記振動板本体部3gは平坦な板状部分であり、図2に示すように、長さ方向が支持部材2の長さ方向と一致している。
上記第1,第2の屈曲部3a,3bは圧電素子4を挟んで対称に配置されている。
他方、圧電素子4は、圧電セラミック体としての圧電板4aと、圧電板4aの上面に設けられた第1の電極4bと、圧電板4aの下面に設けられた第2の電極4cとを有する。
圧電板4aは、本実施形態では、チタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスからなる。もっとも、圧電板4aは、他の圧電セラミックスにより形成されていてもよい。
また、第1,第2の電極4b,4cは、本実施形態では、導電性金属ペーストの塗布・焼付けにより形成されている。この導電性金属ペーストの焼付けは、圧電板4aの焼成時に行われる。また、本実施形態では、圧電板4aの焼成は、支持部材2及び3との一体焼成技術を用いて行われる。
上記圧電板4aは、本実施形態では、厚み方向に分極処理されている。
圧電板4aにおける分極方向についても特に厚み方向に限定されるものではなく、他の方向に分極されていてもよい。
振動板本体部3gの上面には、接合材5を介して質量負荷部材6が搭載されている。接合材5としては、ガラスペーストなどの適宜の接合材を用いることができるが、本実施形態では、接合材5及び質量負荷部材6が同一材料からなり、かつ一体焼成することによりこれらが接合されている。
質量負荷部材6は、振動板本体部3gに質量を負荷し得る限り適宜の材料により形成することができるが、十分な質量を負荷することができるので、金属やセラミックスなどが好ましい。本実施形態では、質量負荷部材6は接合材5及び振動板3と同じセラミックスからなる。
質量負荷部材6の平面形状は図1(b)及び図3に示すように略H字状の形状を有する。すなわち、接合材5により接合されている部分よりも大きな面積を有するように質量負荷部材6が形成されている。それによって、振動板本体部3gに、より大きな質量を負荷することが可能とされている。
質量負荷部材6は、上記振動板本体部3gの上方に位置している部分だけでなく、支持部材2の矩形枠状の開口内において、上記屈曲部3a,3bが設けられている部分を除く領域のほとんどを占めるように、略H字状の形状を有する。すなわち、上記屈曲部3a,3bの側方に至るように質量負荷部材6が形成されている。このような大面積の質量負荷部材6を用いることにより、振動板本体部3gに大きな質量を負荷することができる。
もっとも、質量負荷部材6の平面形状はこれに限定されず、振動板本体部3gの上方に位置する部分にのみ質量負荷部材6が設けられてもよく、また質量負荷部材6は、振動板本体部3gの上方と、その幅方向両側にのみ位置するように設けられてもよい。
本実施形態の圧電発電装置1は、振動や歪みが加わる部分に固定される。この固定は、支持部材2の外表面のいずれかの部分を設置部分に固定することにより行われる。設置部分から振動や歪みあるいは加速度が加わると、屈曲部3a,3bで支持されている振動板本体部3g及び圧電素子4が図1(a)の矢印で示すように振動する。すなわち、図1(a)の上下方向に振動する。また、振動板本体部3gに質量負荷部材6が搭載されているため、より大きな振幅が得られる。そのため、上記振動によって、圧電効果に基づいて、より大きな電力が電極4b,4cから取り出されることになる。
しかも、上記振動板本体部3g及び圧電素子4からなる振動体は、両持ちで支持されているため、加えて、第1,第2の屈曲部3a,3bを介して支持されているため、設置状況による影響を受け難い。すなわち、支持部材2が固定されている設置部分による影響は、上記弾力支持構造である屈曲部3a,3bにより緩和されるため、設置状況による影響が振動部分に及びがたい。そのため、振動板本体部3g及び圧電素子4を含む振動部分の共振周波数が設置状況によりばらつき難い。よって、発電効率のばらつきの少ない圧電発電装置1を提供することができる。
特に、第1,第2の屈曲部3a,3bは圧電素子4を挟んで対称に配置されているため、共振周波数のばらつきはより一層生じ難い。もっとも、第1,第2の屈曲部3a,3bは対称に配置されておらずともよい。
次に、上記圧電発電装置1の製造方法の一例を説明する。
上記圧電発電装置1の製造に際しては、上記のように、一体焼成技術を用いることにより、製造効率を高め、コストを低減することができる。より具体的には、一体焼成技術により、支持部材2、振動板3及び圧電素子4が複数連ねられたマザーの構造一体焼成技術により得る。このようなマザーの構造を得た後に、個々の圧電素子4の支持部材2の矩形の開口部に、図5に斜視図に示すように、それぞれ、質量負荷部材6を接合材を介して接合する。このようにして、図5に示すマザーの圧電素子集合体11を得ることができる。このマザーの圧電素子集合体11を、個々の圧電素子4に分割するようにマザーの構造を厚み方向に切断する。このように、一体焼成技術によりマザーの振動板と、複数の圧電素子と、複数の支持部材とが一体化されたマザーの構造を得、後工程で切断することにより複数の圧電発電装置1を得ることができるので、製造効率の向上及びコストの低減を図ることができる。
なお、一体焼成技術を用いて、支持部材2及び振動板3並びに圧電素子4が形成されるが、これらを構成するセラミック材料は必ずしも同一である必要はない。すなわち、支持部材2を構成するセラミックス、振動板3を構成するセラミックス、及び圧電素子4の圧電板4aを構成するセラミックスは同一である必要はない。それぞれの要求特性に応じて、適宜のセラミック材料を用いることが好ましい。例えば、支持部材2は、機械的強度や電気的絶縁性に優れたセラミックス、例えばAl、ZrOなどを用いて形成することが望ましい。振動板3については、ある程度薄くても十分な機械的強度を有し、屈曲部3a,3bの弾力支持構造を実現し得る、ねばり性に優れたセラミックス、例えばAl、ZrOなどを用いることが望ましい。
圧電板4aを構成するセラミックスとしては、前述したチタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスの他、圧電性に優れた適宜の圧電セラミックスを用いることが望ましい。また、上記第1,第2の電極4b,4cを構成する材料についても、特に限定されず、Al、Cu、Pt、Ag−Pd合金などの適宜の金属を含有する導電ペーストを用いることができる。
もっとも、振動板3及び支持部材2を同一のセラミックス材料で構成する場合には、一体焼成技術により両者をより強固に一体化することができ、望ましい。
また、本発明においては、上記圧電素子4が貼り合わされている振動板本体部3gを第1,第2の屈曲部を介して両持ちしたことに特徴を有するものであるため、振動板3と圧電素子4とは、別体で形成された後、適宜の接合剤を用いて貼り合わされてもよい。同様に、支持部材2と振動板3についても、予め形成された支持部材2に、適宜の接合剤を用いて振動板3を固着してもよい。
従って、支持部材2、及び振動板3は、セラミックス以外の材料で形成されていてもよい。例えば、支持部材2は、合成樹脂や金属により形成されていてもよく、振動板3についても金属や合成樹脂により形成されていてもよい。
1…圧電発電装置
2…支持部材
2a…ベース
2b〜2e…側壁
3…振動板
3a…屈曲部
3b…屈曲部
3c…連結部
3d…第1の部分
3e…第2の部分
3f…第3の部分
3g…振動板本体部
4…圧電素子
4a…圧電板
4b,4c…第1,第2の電極
5…接合材
6…質量負荷部材
11…圧電素子集合体

Claims (7)

  1. 対向し合う第1,第2の主面を有する圧電セラミック体と、圧電セラミック体の第1,第2の主面にそれぞれ形成された第1,第2の電極とを有する圧電素子と、
    前記圧電素子が第1または第2の主面側から積層されている振動板とを備え、
    前記振動板が、前記圧電素子が積層されている振動板本体部と、該振動板本体部の一方側に設けられた第1の屈曲部と、第1の屈曲部と圧電素子を挟んで反対側に設けられた第2の屈曲部とを有し、前記振動板の第1,第2の屈曲部が設けられている部分よりも外側部分で前記振動板を支持している支持部材をさらに備え、前記圧電素子及び前記振動板本体部からなる振動部分が両持ちで支持されている、圧電発電装置。
  2. 前記第1,第2の屈曲部が、前記圧電素子を介して対称に設けられている、請求項1に記載の圧電発電装置。
  3. 前記振動板がセラミックスからなり、前記圧電素子と一体焼成により形成されている、請求項1または2に記載の圧電発電装置。
  4. 前記支持部材が、セラミックスからなり、前記振動板と一体焼成により形成されている、請求項3に記載の圧電発電装置。
  5. 前記圧電素子に取り付けられた質量負荷部材をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧電発電装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧電発電装置の製造方法であって、マザーの振動板に複数の圧電素子及び複数の支持部材が一体化されている構造を用意する工程と、
    前記構造を切断し、個々の圧電発電装置を得る工程とを備える、圧電発電装置の製造方法。
  7. 前記マザーの振動板と、前記複数の圧電素子と、前記複数の支持部材とを一体化してなる前記構造を、セラミックス一体焼成技術により用意することを特徴とする、請求項6に記載の圧電発電装置の製造方法。
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