JPH0625947A - 二股式ドロッパーピン - Google Patents
二股式ドロッパーピンInfo
- Publication number
- JPH0625947A JPH0625947A JP20443892A JP20443892A JPH0625947A JP H0625947 A JPH0625947 A JP H0625947A JP 20443892 A JP20443892 A JP 20443892A JP 20443892 A JP20443892 A JP 20443892A JP H0625947 A JPH0625947 A JP H0625947A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- legs
- dropper pin
- pair
- bifurcated
- dropper
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二股式ドロッパーピンにおいて両脚部の共振
に起因する騒音や誤検知動作の発生を防止すること。 【構成】 二股式ドロッパーピン1の1対の脚部5、7
の各固有振動数を異なるように構成した。固有振動数を
異ならせるためには1対の脚部5、7の長さを異ならせ
てもよく、重量を異ならせてもよく、形状を異ならせて
もよく、さらにはこれらの相違を適宜組合せるようにし
てもよい。
に起因する騒音や誤検知動作の発生を防止すること。 【構成】 二股式ドロッパーピン1の1対の脚部5、7
の各固有振動数を異なるように構成した。固有振動数を
異ならせるためには1対の脚部5、7の長さを異ならせ
てもよく、重量を異ならせてもよく、形状を異ならせて
もよく、さらにはこれらの相違を適宜組合せるようにし
てもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は並設延在する1対の脚
部を有した二股式ドロッパーピンの改良に係るものであ
る。
部を有した二股式ドロッパーピンの改良に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような二股式ドロッパーピンとし
ては実公昭60ー21420号に開示されたものが知ら
れている。この二股式ドロッパーピンは下半分において
中央の隙間を挟んで1対の脚部が並設延在しており、該
隙間の上端の分脚点において経糸に跨乗している。また
上半分においては上記の隙間の上方において上下に延在
する長孔を介して織幅方向に延在するコンタクトバーを
挿通している。このコンタクトバーは互いに絶縁された
1対の電極を有しており、これらの電極は共通の織機停
止指令電気回路に接続されている。
ては実公昭60ー21420号に開示されたものが知ら
れている。この二股式ドロッパーピンは下半分において
中央の隙間を挟んで1対の脚部が並設延在しており、該
隙間の上端の分脚点において経糸に跨乗している。また
上半分においては上記の隙間の上方において上下に延在
する長孔を介して織幅方向に延在するコンタクトバーを
挿通している。このコンタクトバーは互いに絶縁された
1対の電極を有しており、これらの電極は共通の織機停
止指令電気回路に接続されている。
【0003】正常運転時はドロッパーピンは跨乗する経
糸に支えられており、コンタクトバーの電極は接続され
ていない。経糸が切れるとドロッパーピンは支えを失っ
て落下し、コンタクトバーと接触して両電極を接続状態
とし、これにより電気回路が導通鵜状態となって織機停
止信号が出力される。
糸に支えられており、コンタクトバーの電極は接続され
ていない。経糸が切れるとドロッパーピンは支えを失っ
て落下し、コンタクトバーと接触して両電極を接続状態
とし、これにより電気回路が導通鵜状態となって織機停
止信号が出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
従来の二股式ドロッパーピンにあっては、1対の脚部が
材料的にも、形状的にも長さにおいても全く同一である
が故に、各々の脚部の固有振動数(二股式ドロッパーピ
ンは片持ち構造であるので基本振動数の奇数倍となる)
が全く等しい。このため製織中になんらかの原因で一方
の脚部が振動すると他方の脚部がこれに共振するのを免
れない。この結果ドロッパーピンの振動が増幅されて隣
接するドロッパーピンと衝突して騒音を発生させたりド
ロッパーピンが落下検知部によって誤検知されるという
不都合が生じる。
従来の二股式ドロッパーピンにあっては、1対の脚部が
材料的にも、形状的にも長さにおいても全く同一である
が故に、各々の脚部の固有振動数(二股式ドロッパーピ
ンは片持ち構造であるので基本振動数の奇数倍となる)
が全く等しい。このため製織中になんらかの原因で一方
の脚部が振動すると他方の脚部がこれに共振するのを免
れない。この結果ドロッパーピンの振動が増幅されて隣
接するドロッパーピンと衝突して騒音を発生させたりド
ロッパーピンが落下検知部によって誤検知されるという
不都合が生じる。
【0005】この発明の目的は、二股式ドロッパーピン
において両脚部の共振に起因する騒音や誤検知動作の発
生を防止することにある。
において両脚部の共振に起因する騒音や誤検知動作の発
生を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このためにこの発明にお
いては、二股式ドロッパーピンの1対の脚部の各固有振
動数を異なるように構成したことを要旨とするものであ
る。固有振動数を異ならせるためには1対の脚部の長さ
を異ならせてもよく、重量を異ならせてもよく、形状を
異ならせてもよく、さらにはこれらの相違を適宜組合せ
るようにしてもよい。
いては、二股式ドロッパーピンの1対の脚部の各固有振
動数を異なるように構成したことを要旨とするものであ
る。固有振動数を異ならせるためには1対の脚部の長さ
を異ならせてもよく、重量を異ならせてもよく、形状を
異ならせてもよく、さらにはこれらの相違を適宜組合せ
るようにしてもよい。
【0007】
【作用】固有振動数が互いに異なるので、たとえ一方の
脚部が振動して固有振動数他方の脚部がこれに共振する
ことがない。
脚部が振動して固有振動数他方の脚部がこれに共振する
ことがない。
【0008】
【実施例】図1に示すのはこの発明の二股式ドロッパー
ピンの一実施例であって、1対の脚部の長さを異ならせ
たものである。このドロッパーピン1は下半分において
中央の隙間2を挟んで1対の脚部5,7が並設延在して
おり、該隙間の上端の分脚点において経糸Yに跨乗して
いる。ここで一方の脚部5と他方の脚部7とはそれらの
固有振動数が異なるような長さの差を有している。また
上半分においては上記の隙間2の上方において上下に延
在する長孔3を介して織幅方向に延在するコンタクトバ
ー10に係合している。このコンタクトバー10は互い
に絶縁されたU字状の電極11と平板状の電極12とを
有しており、これらの電極11,12は介在する絶縁層
13により電気的に分離されるとともに、図示しない共
通の適宜公知の織機停止指令電気回路に接続されてい
る。
ピンの一実施例であって、1対の脚部の長さを異ならせ
たものである。このドロッパーピン1は下半分において
中央の隙間2を挟んで1対の脚部5,7が並設延在して
おり、該隙間の上端の分脚点において経糸Yに跨乗して
いる。ここで一方の脚部5と他方の脚部7とはそれらの
固有振動数が異なるような長さの差を有している。また
上半分においては上記の隙間2の上方において上下に延
在する長孔3を介して織幅方向に延在するコンタクトバ
ー10に係合している。このコンタクトバー10は互い
に絶縁されたU字状の電極11と平板状の電極12とを
有しており、これらの電極11,12は介在する絶縁層
13により電気的に分離されるとともに、図示しない共
通の適宜公知の織機停止指令電気回路に接続されてい
る。
【0009】正常運転時には経糸Yに跨乗することによ
りドロッパーピン1は経糸他方の脚部に支えられて電極
12とは非接触状態に保たれる。製織中織機や経糸の振
動によりドロッパーピン1も振動するが、両脚部5、7
の固有振動数が異なるので共振することはない。経糸Y
が切断するとドロッパーピン1は支えを失って落下して
電極12に接触し、これにより両電極11、12が接続
されて電気回路が導通状態となり、織機停止指令信号が
出力される。
りドロッパーピン1は経糸他方の脚部に支えられて電極
12とは非接触状態に保たれる。製織中織機や経糸の振
動によりドロッパーピン1も振動するが、両脚部5、7
の固有振動数が異なるので共振することはない。経糸Y
が切断するとドロッパーピン1は支えを失って落下して
電極12に接触し、これにより両電極11、12が接続
されて電気回路が導通状態となり、織機停止指令信号が
出力される。
【0010】もっともドロッパーピンの構造は上記のも
のに限定されるものではなく隙間2と長孔3とを連通状
態にして、長孔3相当部分に経糸を通し、隙間2相当部
分にコンタクトバー10を通すようにしてもよい。
のに限定されるものではなく隙間2と長孔3とを連通状
態にして、長孔3相当部分に経糸を通し、隙間2相当部
分にコンタクトバー10を通すようにしてもよい。
【0011】図2に示すのはこの発明の二股式ドロッパ
ーピンの一実施例であって、1対の脚部の重量を異なら
せたものである。すなわち両脚部5、7の長さは同一と
して、両脚部の固有振動数が異なるものとなるようなオ
モリ21を一方の脚部7に取り付けたものである。
ーピンの一実施例であって、1対の脚部の重量を異なら
せたものである。すなわち両脚部5、7の長さは同一と
して、両脚部の固有振動数が異なるものとなるようなオ
モリ21を一方の脚部7に取り付けたものである。
【0011】もっともこのようにオモリなどを取り付け
ると両脚部の重量バランスが崩れる危険があるので、こ
れを避けるため両脚部の形状を異ならせることにより固
有振動数を異ならせることもできる。図3に示すのはそ
の一例であって、一方の脚部5を下半分において両脚部
の固有振動数が異なるものとなるように捻ったものであ
る。
ると両脚部の重量バランスが崩れる危険があるので、こ
れを避けるため両脚部の形状を異ならせることにより固
有振動数を異ならせることもできる。図3に示すのはそ
の一例であって、一方の脚部5を下半分において両脚部
の固有振動数が異なるものとなるように捻ったものであ
る。
【0012】さらに両脚部の形状を異ならせるもの例と
しては、図4に示すように一方の脚部7の下端に膨大部
7aを形成するものもある。
しては、図4に示すように一方の脚部7の下端に膨大部
7aを形成するものもある。
【0013】以上種々の実施例を説明したが、この発明
はこれらの図示例に限定されるものではなく、複数の項
目について重複して異ならせてもよい。例えば一方の脚
部の下端部を上方に折り畳むようにしてもよい。この場
合には長さと形状の双方を異ならせることになる。要す
るに両脚部の重量バランスなども考慮して、他に悪影響
を及ぼさない範囲で両脚部の固有振動数が異なるように
すればよいのである。
はこれらの図示例に限定されるものではなく、複数の項
目について重複して異ならせてもよい。例えば一方の脚
部の下端部を上方に折り畳むようにしてもよい。この場
合には長さと形状の双方を異ならせることになる。要す
るに両脚部の重量バランスなども考慮して、他に悪影響
を及ぼさない範囲で両脚部の固有振動数が異なるように
すればよいのである。
【0014】
【発明の効果】脚部相互の共振がないので、騒音の発生
や検知誤動作の発生を効果的に低減することができる。
や検知誤動作の発生を効果的に低減することができる。
【図1】この発明の二股式ドロッパーピンの一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】この発明の二股式ドロッパーピンの他の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】この発明の二股式ドロッパーピンの他の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】この発明の二股式ドロッパーピンの他の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 二股式ドロッパーピン 3 長孔 5、7 脚部 10 コンタクトバー 11 電極 12 電極 Y 経糸
Claims (5)
- 【請求項1】並設延在する1対の脚部を有した二股構造
であって、該1対の脚部の各固有振動数が異なることを
特徴とする二股式ドロッパーピン。 - 【請求項2】前記1対の脚部の長さが異なることを特徴
とする請求項1記載の二股式ドロッパーピン。 - 【請求項3】前記1対の脚部の重量が異なることを特徴
とする請求項1記載の二股式ドロッパーピン。 - 【請求項4】前記1対の脚部の形状が異なることを特徴
とする請求項1記載の二股式ドロッパーピン。 - 【請求項5】前記1対の脚部が長さと重量と形状との少
なくとも2項目において異なっていることを特徴とする
請求項1記載の二股式ドロッパーピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20443892A JPH0625947A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 二股式ドロッパーピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20443892A JPH0625947A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 二股式ドロッパーピン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625947A true JPH0625947A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16490534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20443892A Pending JPH0625947A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 二股式ドロッパーピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625947A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100566348B1 (ko) * | 2005-08-11 | 2006-03-30 | 최표 | 직기의 경사감지장치 |
CN102704158A (zh) * | 2012-07-06 | 2012-10-03 | 常熟市天豪机械有限公司 | 一种纬纱断头电气自停装置 |
KR20190052199A (ko) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | (주)에이치더블유아이 | 방직기 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP20443892A patent/JPH0625947A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100566348B1 (ko) * | 2005-08-11 | 2006-03-30 | 최표 | 직기의 경사감지장치 |
CN102704158A (zh) * | 2012-07-06 | 2012-10-03 | 常熟市天豪机械有限公司 | 一种纬纱断头电气自停装置 |
KR20190052199A (ko) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | (주)에이치더블유아이 | 방직기 |
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