JPH06259006A - 点字セルとディスプレイ装置 - Google Patents

点字セルとディスプレイ装置

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JPH06259006A
JPH06259006A JP16796093A JP16796093A JPH06259006A JP H06259006 A JPH06259006 A JP H06259006A JP 16796093 A JP16796093 A JP 16796093A JP 16796093 A JP16796093 A JP 16796093A JP H06259006 A JPH06259006 A JP H06259006A
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JP
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braille
tube
fluid
pattern
cell
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Application number
JP16796093A
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English (en)
Inventor
Kaoru Shimizu
薫 志水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点字セルならびにディスプレィ装置を簡便に
安価に作製する。 【構成】 点字の各要素に対応した管孔2を有してなる
チューブ1の端部を閉蓋してなり、流体圧例えば空気圧
により前記閉蓋に点字パターンに対応した突起を形成す
るようにした点字セルの構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点字セルとディスプレ
ィ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者用の点字文字としては一般に
図24に示す3行、2列の計6点の組合せによる点字文
字が普及している。
【0003】従来このような点字文字は、厚手の模造紙
に点字用定規と鉄筆を用いたり、点字用タイプライタで
突起を形成したものが広く用いられている。
【0004】また、点字シートまたは点字本を複数部作
るには点字製版機・印刷機を用いている。これは、二つ
折した亜鉛板に点字製版機で点字タイプライタと同じ要
領で点字を打ち込み、その原版に紙を挟んでローラ式の
印刷機でプレス印刷するものである。
【0005】サーモフォームは、点字などを打った紙
(原型)の上に特殊な合成紙を置き、加熱軟化して下か
ら空気を抜いて原版の突起を写し取るものである。
【0006】立体コピーは、熱発泡性のカプセルペーパ
ーを用いて黒く書かれた部分を浮き上がらせるもので、
例えば発泡インクによる印刷を施している。
【0007】また、特開平4−126269号公報では
文字読み取り手段と点字変換手段とハンマーを多数配設
した印字装置が提案されている。
【0008】最近になって電気信号を機械動作に変換し
て点字文字を出力表示する点字セルが考案されている。
【0009】例えば点字文字の各点の駆動源に電気信号
で作動するソレノイドを用いたり、特公平2−1703
3号公報で提案されているように圧電素子を用いる手段
が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の点字印字器具では、文章を書くのに時間がか
かり、さらに点字本を製作するには相当な時間がかか
る。また、点字用の文法も覚えなければならない。そし
て、同一の点訳本を複数部作製するには都度、同じ作業
を繰り返さねばならず大変多くの時間がかかる。
【0011】また、特開平4−126269号公報では
装置が大掛かりとなり装置コストも高くなる。
【0012】サーモフォームは用紙が高価で紙に書かれ
たものより指に馴染まず読みづらい。立体コピーもコス
トが高くつく。
【0013】ソレノイドを用いたり、特公平2−170
33号公報で提案されているように圧電素子を用いる手
段は、組立てが面倒であるだけでなく、大型で重く、コ
ストも高く、家庭に馴染まない。また、長時間の使用に
おいては信頼性に欠けていた。
【0014】本発明は上記問題を解決するもので、点字
セルの構造を簡便に低コストで構成するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の第一の点字セルは、点字の各要素に対応して
3行2列のマトリクス状に6箇所の管孔を有してなるチ
ューブ(管)の端部を閉蓋したなり、空気圧または油圧
または水圧などの流体圧により前記閉蓋に点字パターン
に対応した突起を形成するようにした構成としている。
【0016】
【作用】上記構成により、セルや装置の構成が簡単で組
立てが容易に、コストも安く、信頼性が高くなり、軽量
化も図れる。従って、点字セルを多行多列に配設したデ
ィスプレィ装置も容易に構成可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例の点字セルを図1〜図
23に基づいて説明する。
【0018】(実施例1)図1と図2に示す本発明の一
実施例の点字セルは、点字の各要素に対応した管孔2を
有してなるチューブ1の端部を、接着または射出成型な
どの手段で一般的に閉蓋し、天面3を形成した構成とし
ている。3行2列の突起で構成した点字の場合、管孔2
を点字の各要素(突起)と対応する6箇所の同じ位置に
配設している。図2に本発明の一実施例における点字セ
ルの断面図を示す。管孔2の数や配置は点字する目的・
用途に応じて任意に設定してよく、都度、点字パターン
の各要素に対応して管孔2を配設すればよい。
【0019】それぞれの管孔2は、エヤーコンプレッサ
ーなどのエヤー供給源5に配管接続されている。エヤー
流路途中には各々の管孔2ごとに流体制御手段、例えば
電磁弁4またはメカニカル弁または流体論理素子などが
所定に配設されており、エヤーの出入りをそれぞれの管
孔2毎に制御する構成としている。そして例えば、キー
ボードの文字入力手段と文字〜点字変換手段と点字パタ
ーンの各要素とを予め対応させてあり、点字の各要素
(6箇所)に対応して配置したそれぞれの電磁弁4を、
前記キーボード入力手段からの点字情報に対応して作動
させる構成としている。
【0020】電磁弁4を作動させ管孔2にエヤーを供給
すると、管孔2を閉蓋した天面3が膨脹し、図2の左側
に示す二点鎖線のごとく球状の突起を形成する。この突
起を点字の各要素に対応した6点の内のいずれかに所定
に配置することにより、従来の紙に形成した突起と同等
の点字役割を果たす。
【0021】点字要素に対応した管孔2にエヤー圧が作
用した場合、チューブ1が直径方向に膨脹したりチュー
ブ1全体が曲がったり反ったりしないよう配慮してい
る。
【0022】また、当然のことながら天面3の弾性変形
強度をチューブ1の内壁のそれより所定に小さくなるよ
う構成している。具体的には天面3の肉厚寸法を内壁の
それより所定に小さく構成している。勿論、チューブ1
の内壁に金属線や炭素繊維などの繊維強化部材を一体化
した構成としてよい。
【0023】チューブ1の構成部材としては、ゴム部材
または樹脂部材または金属部材など任意に用いればよ
い。例えば、フッ素樹脂部材(PFA,FEP,ETF
Eなど)を用いたり、充填材を混合して帯電防止や難燃
化を図ってもよい。
【0024】さらに、天面3の手触りを紙部材と同等に
するため、天面3の表面に薄い紙部材を積層して貼りつ
けてもよいし、一体的に射出成型するようにしてもよ
い。
【0025】射出成型の手段においても一般的な成形の
他に、紙部材と樹脂部材の二色成形またはインモールド
成形などの手段を用いてよい。
【0026】さらに、天面3を変形させる流体加圧手段
として空気圧に代え、油圧や水圧などの任意の流体圧を
用いてもよい。
【0027】(実施例2)図3は本発明の一実施例の点
字セルにおける要部断面図を示す。
【0028】実施例は、点字の各要素に対応して3行2
列の6箇所に管孔32を配置したチューブ31と、ボー
ル33と、保持体34とからなり、前記管孔32を介し
て供給した流体圧により前記保持体34より前記ボール
33を突出させ、点字パターンに対応した突起を形成す
るよう構成している。
【0029】管孔32を有するチューブ31の構成部材
は第1の実施例の場合と同様であり、ゴム部材や樹脂部
材で構成される。
【0030】ボール33は、金属部材や樹脂部材または
セラミックス部材または木材など任意の部材で構成され
る。
【0031】保持体34は、チューブ31と同等もしく
はセラミックス部材や金属部材などで構成され、チュー
ブ31の先端に圧入嵌合または接着の手段などで固定さ
れている。勿論、ボール33を所定に保持するごとく一
体成形してもよい。
【0032】空気圧が作用しない状態ではボール33の
頂部が保持体の表面と同等以下に位置するよう所定の形
状と寸法に構成している。また、ボール33は貫通孔3
5内を移動可能に、すなわちボール33と貫通孔35と
の嵌合は所定のスキマを有する嵌合状態としている。
【0033】また、空気圧を解除する場合にはボールを
引きこむ引圧を作用させ、ボールが保持体34の表面よ
り突出したままとならないよう構成している。
【0034】(実施例3)図4は本発明の一実施例の点
字セルにおける要部断面図を示す。
【0035】本実施例は、図3の実施例におけるボール
33に代え、球面を有する摺動子43を用いた構成とし
ている。
【0036】点字の各要素に対応した管孔32を有する
チューブ31と、球面を有する摺動子43と、保持体4
4とからなり、前記管孔32を介して供給した流体圧例
えば空気圧により前記保持体44より前記摺動子43を
突出させ、点字に対応した突起を形成するよう構成して
いる。
【0037】各部の構成部材については図3の実施例の
場合と同様に構成している。前述の実施例において、チ
ューブ1,31は内部にそれぞれ6箇所の管孔2,32
を所定に配設しているので配管がスマートになり、装置
内でのチューブ1,31の占有空間が小となる。
【0038】(実施例4)図5および図6は本発明の一
実施例の点字セルにおける要部断面図と平面図を示す。
【0039】本実施例は、端部を閉蓋したチューブ51
を点字の各要素に対応して3行2列の6箇所に配置して
なる。前記チューブ51は空気圧または油圧または水圧
などの流体圧により前記閉蓋天面53に点字パターンに
対応した球状の突起を二点鎖線で示すごとく形成する構
成としている。各チューブ51はホルダー56により点
字の各要素に対応する位置に接着などの手段で固定され
ている。本実施例において、チューブ51の閉蓋形状と
してフラットな端面を有するダイヤフラム形の例を述べ
たが、別段フラットに限るものではなく任意の形状を構
成してよい。例えば図7に示すチューブ71のごとく、
球面73とジャバラ(蛇腹)部77を有するベローズ形
の閉蓋構造とし、低圧流体で精密に作動する構成として
もよい。
【0040】本実施例においては、チューブ71がそれ
ぞれ独立しており、チューブ71の配置間隔や配置数の
変更への対応が容易である。
【0041】なお、前述の実施例の4種類の点字セル
は、一般的な紙、シートなどに点字パターンを形成する
点字セルとしても利用できることは言うまでもない。
【0042】例えば、正方形の中に升目を区切り、白と
黒の市松模様のように文字や情報を書き込む構成とした
二次元コード(マトリクスコード(二次元符号))を立
体的に構成したり、インクリボンを介して印刷したりで
きる。
【0043】また、上記点字セルを単体または多行多列
に配置し、点字と対応したキーボード入力手段などと組
み合わせることにより、視覚障害者用のディスプレィ装
置として活用できる。例えばパーソナルコンピュータ
(PC)などのディスプレィ装置や、光ディスクなどの
情報担体入出力手段とマイクロコンピュータ(マイコ
ン)などを内蔵してなる電子ブックとして活用できる。
【0044】図8にマイクロコンピュータ(マイコン)
や前記点字セルを備えたディスプレィ装置80の要部斜
視図を、図9に前記ディスプレィ装置80を制御する制
御部の一実施例のブロック図を示す。
【0045】ディスプレィ装置80は前記点字セルを多
行多列に配設してなる点字ディスプレィ部84とキーボ
ード入力手段85と制御部と各種出力部などから構成さ
れている。
【0046】さらに、点字付きキー81は文字82また
は数字とともに、キーの表面に文字82または数字に対
応する点字83を所定に付属している。
【0047】なお、キーボードの文字入力手段と点字パ
ターンの各要素とを予め対応させてあり、点字の各要素
(6箇所)に対応して配置したそれぞれの前記セルを、
前記キーボード入力手段85からの点字情報に対応して
作動させる構成としてもよい。
【0048】さらに、前記キーボード入力手段85から
入力された点字情報を記憶する記憶手段と、前記キーボ
ード入力手段から入力された点字情報に基づき前記流体
を制御する流体制御手段例えば電磁弁4とを備えてい
る。
【0049】勿論、前記キーボード入力手段から入力さ
れた点字情報に基づき点字セルをそれぞれ作動させると
ともに、併せて音声情報として出力する構成としてもよ
い。
【0050】さらに、文字や数字や記号などのキーボー
ド入力手段に代え、ペン入力手段またはフロッピーディ
スク入出力手段または光ディスク入出力手段またはIC
メモリカード入出力手段または音声入力などをいずれか
一つ、または複数併せて用いるようにしてもよい。勿
論、印刷された文字・数字などの情報をイメージスキャ
ナを用いて読み取るようにしてもよいことも同様であ
る。
【0051】(実施例5)次に上記点字セルを用い、紙
部材または金属部材または樹脂部材などに点字を打刻
(エンボス加工)する本発明の点字セル(点字シートな
どの作成装置)の一実施例について図10により説明す
る。
【0052】本発明の点字装置は、図1から図7に示す
各点字セルを用いることができるが、図3に示す点字セ
ルを代表に取り上げ説明する。
【0053】点字装置103は、点字セル(雄型)とダ
イ100(雌型)とで構成される。ダイ100は点字の
各要素に対応した3行2列の6箇所の位置に球形凹部1
01を所定に備えてなる。球形凹部101の配設位置は
当然のことながらボール33と対応している。
【0054】このように構成した点字セルとダイの間に
紙102部材などを挟み、前記キーボード入力手段から
の情報により、各点字要素の流体制御手段を介して点字
パターンに対応したボール33を押圧する。その結果、
所望の突起すなわち点字が紙シート部材上に形成され
る。紙送り装置(図示せず)とキーボード入力手段など
により順次、文字情報を入力することにより点字シート
が作成できる。
【0055】上記点字装置においては、点字セルを一組
だけ備えてもよいし、点字シートの一行分に相当する数
だけ配設するようにしてもよいし、多行多列に配設して
もよい。
【0056】上述した実施例において、流体圧を送出す
る手段としてはマイクロポンプ等によって送出する方法
がある。
【0057】(実施例6)次に本発明の点字セルに用い
るマイクロポンプ5の一実施例について図11と図12
により説明する。
【0058】エヤー供給源5は光源駆動形マイクロポン
プの構成を示し、薄膜116と蓋体113とセル114
と作動流体115と基体112と光ファイバー111と
ガラス板118とからなる。片面に薄膜116を備え内
部に作動流体115例えばフロン113を密閉してなる
セル114を流路119の壁に沿って一直線上に5個所
定の間隔に配置し、位相差を与えて各薄膜116を駆動
することによって、腸のぜん動運動のような働きをさせ
て物体を移送するものである。すなわち、光ファイバ1
11を用いて伝送した光例えば半導体レーザを熱源とし
て前記作動流体115の相変化を起こして前記薄膜11
6を変位させることにより、ガラス板118との間に設
けた流路119に空気または油または水などの流体を送
出または駆動の位相差を変えて吸引するようにした構成
としている。
【0059】前記薄膜116はシリコンやブチルなどの
ゴム部材やポリエチレンなどのプラスチック部材からな
り、厚さ寸法を数ミクロンメータから数百ミクロンメー
タに構成し弾性変形可能に蓋体113に接着している。
【0060】勿論、薄膜116の部材については任意
で、例えば酸化シリコンとNiCrSiの2層からなる
薄膜を半導体技術やスパッタ技術を用いて構成してもよ
い。
【0061】また、光による熱源としては半導体レーザ
例えば波長約800nmや、赤外線やハロゲンなど任意
の光源を用いてよいことも同様である。
【0062】さらに、作動流体についてもフロン113
(沸点47.6)に限らず任意であることは言うまでも
なく、沸点が低く膨脹率の高い液体または気体を用いて
よい。セル14の配設数や配置は点字する目的・用途に
応じて任意に設定してよく、都度、点字パターンの各要
素に対応して配設すればよい。
【0063】それぞれのセル114は、薄膜110と反
対側の基体112側に光ファイバー111をそれぞれ所
定に備え、貫通孔を介して前記作動流体115を加熱す
る。当然のことながら、各々のセル114毎に光伝送制
御手段すなわち半導体レーザ制御手段(図示せず。)が
所定に配設されており、流体を送出または吸引する構成
としている。
【0064】そして、キーボードの文字入力手段と点字
パターンの各要素(6箇所)に対応して配置した管孔
2,32や孔52に流体を送出または吸引する。
【0065】セル114を構成する基体112と蓋体1
13の部材としては、ゴム部材または樹脂部材または金
属部材またはセラミックス部材など任意の部材を用いて
よい。
【0066】本発明の実施例ではガラス板118と薄膜
116と基体112と蓋体113とを別個に形成し、接
着などの手段で一体化した例を示しているが、射出成型
などの手段により基体112と蓋体113とを一体成形
してよいことは言うまでもない。勿論、薄膜116も一
体成形してもよい。
【0067】さらに、光からの熱のエネルギー変換をよ
くするためにカーボンファイバ117をセル114の中
に入れてものよい。
【0068】なお、マイクロポンプは上記光源駆動型の
他に、ベーン型や電気駆動型ダイヤフラム式またはレシ
プロ型など任意のポンプを用いてよいことは言うまでも
ない。
【0069】(実施例7)図13(a)に本発明の一実
施例である点字セルを示す。本実施例の点字セル138
は薄膜133と蓋体136とセル134と作動流体13
2と基体135と光ファイバー131とからなる。片面
にダイヤフラムに相当する薄膜133を備え内部に作動
流体132例えばフロン113を密閉してなるセル13
4を、点字の各要素に対応して3行2列のマトリクス状
6箇所に配置し、前記作動流体のセル134のもう一方
の側に配設した光ファイバ131を用いて伝送する半導
体レーザなどの光を熱源として前記作動流体132の相
変化を起こし、前記薄膜133を二点鎖線で示す状態に
変位させることにより点字パターンに対応した突起を形
成するようにした構成としている。
【0070】前記薄膜133はシリコンやブチルなどの
ゴム部材やポリエチレンなどのプラスチック部材からな
り、厚さ寸法を数ミクロンメータから数百ミクロンメー
タに構成し弾性変形可能に蓋体136に接着している。
【0071】勿論、薄膜133の部材については任意
で、例えば酸化シリコンとNiCrSiの2層からなる
薄膜を半導体技術やスパッタ技術を用いて構成してよ
い。
【0072】また、光による熱源としては半導体レーザ
例えば波長約800nmや、赤外線やハロゲンなど任意
の光源を用いてよいことも同様である。
【0073】さらに、作動流体についてもフロン113
(沸点47.6)に限らず任意であることは言うまでも
なく、沸点が低く膨脹率の高い液体または気体を用いて
よい。セル134の配設数や配置は点字する目的・用途
に応じて任意に設定してよく、都度、点字パターンの各
要素に対応して配設すればよい。
【0074】それぞれのセル134は、薄膜133と反
対側の基体135側に光ファイバー131をそれぞれ所
定に備え、貫通孔137を介して作動流体2を加熱す
る。当然のことながら、各々のセル134ごとに光伝送
制御手段すなわち半導体レーザ制御手段が所定に配設さ
れており、点字用突起の成形をそれぞれのセル134毎
に制御する構成としている。
【0075】以上のような構成において半導体レーザ
(図示せず。)を作動させセル134にレーザ光を供給
すると、作動流体132が加熱され相変化を起こして膨
脹し薄膜133が変位し、図13の右側に示す二点鎖線
のごとく球状の突起を形成する。この突起を点字の各要
素に対応した6点の内のいずれかに所定に配置すること
により、従来の紙に形成した突起と同等の点字役割を果
たす。
【0076】セル134を構成する基体135と蓋体1
36の部材としては、ゴム部材または樹脂部材または金
属部材またはセラミックス部材など任意の部材を用いれ
ばよい。
【0077】本発明の実施例では薄膜133と基体13
5と蓋体136とをそれぞれ別個に形成し、接着などの
手段で一体化した例を示しているが、射出成型などの手
段により基体135と蓋体136とを一体成形してよい
ことは言うまでもない。勿論、薄膜113も一体成形し
てよい。
【0078】さらに、薄膜113の手触りを紙部材と同
等にするため、薄膜113の表面に薄い紙部材を積層し
て貼りつけてもよいし、一体的に射出成型するようにし
てもよい。
【0079】射出成型の手段においても一般的な成形の
他に、紙部材と樹脂部材の二色成形またはインモールド
成形などの手段を用いてよい。
【0080】(実施例8)図13(b)に示す本発明の
一実施例の点字セル138は、薄膜133と蓋体136
とセル134と作動流体115と基体135とチューブ
139とからなる。
【0081】片面にダイヤフラムに相当する薄膜133
を備え内部に作動流体115例えばエヤーを密閉してな
るセル134を、点字の各要素に対応して3行2列のマ
トリクス状6箇所に配置してなる。
【0082】作動流体115をそれぞれ密閉状態に収納
する前記セル134のそれぞれのもう一方の側には、チ
ューブ139を接着などの手段により所定に配設してい
る。
【0083】このチューブ139から注入する(供給す
る)作動流体115例えばエヤーにより前記薄膜133
に圧力を掛け、凸状に前記薄膜133を変位させること
により点字パターンに対応した突起を形成するようにし
た構成としている。
【0084】前記薄膜133、基体135、蓋体13
6、セル134は図3(a)の実施例と同様の構成とし
ている。本実施例の場合は、作動流体としてエヤーなど
を用いることができるので、事前にセル134内にフロ
ンなどを密封しておく必要がなく、点字セル138の構
成が図13(a)に示す実施例の構成より簡単となりコ
ストも安くなる。
【0085】チューブ139にはそれぞれ独立して作動
流体を供給する手段例えばマイクロポンプ140が配設
されている。勿論、一つの作動流体供給手段から配管を
分岐し、電磁弁などを介し作動流体を供給するようにし
てもよい(図示せず)。
【0086】以上の構成においてマイクロポンプ140
を作動させセル134に作動流体を供給すると、作動流
体115の圧力により薄膜133が変位し、図13
(b)の右側に示すごとく球状の突起を形成する。この
突起を点字の各要素に対応した6点の内のいずれかに所
定に配置することにより、従来の紙に形成した突起と同
等の点字役割を果たす。
【0087】なお、図8に示すごとく上記点字セル13
8を単体または多行多列に配置して点字ディスプレィ部
84を構成し、点字と対応したキーボード入力手段85
などと組み合わせることにより、視覚障害者用のディス
プレィ装置80として活用でき、例えばパーソナルコン
ピュータ(PC)などのディスプレィ装置として活用で
きる。
【0088】(実施例9)図14に本発明の一実施例の
点字セルを示す。本実施例の点字セルは、点字の各要素
に対応した管孔142を有してなるチューブ141と、
エヤー供給源145と、電磁弁144と、エヤーの加熱
ヒータ148とで構成してなる。
【0089】3行2列の突起で構成した点字の場合、前
記管孔142を点字の各要素(突起)と対応する6箇所
の同じ位置に配設している。図1は本発明の一実施例に
おける点字セルの平面図でもある。図1においてチュー
ブは141に、管孔2は142に、電磁弁は144に、
エヤー供給源5は145にそれぞれ対応する。
【0090】管孔142の数や配置は点字を構成する目
的・用途に応じて任意に設定してよく、都度、点字パタ
ーンの各要素に対応して管孔142を配設すればよい。
【0091】それぞれの管孔142は、エヤーコンプレ
ッサーなどのエヤー供給源145に配管接続されている
(一点鎖線で表示。)。エヤー流路途中には各々の管孔
142ごとに流体制御手段、例えば電磁弁144または
メカニカル弁または流体論理素子などいずれか一つの手
段が所定に配設されており、エヤーの出入りをそれぞれ
の管孔142毎に制御する構成となっている。そして、
キーボードの文字入力手段と点字パターンの各要素とを
予め対応させてあり、点字の各要素(6箇所)に対応し
て配置したそれぞれの電磁弁144を、例えば図8に示
すキーボード入力手段85からの点字情報に対応して、
またはCCDカメラなどで読み取った点字情報、または
フロッピーディスクや光ディスクなどの情報担体から読
み取った点字情報、または音声入力などのいずれか一つ
の手段に対応して作動させる構成としている。
【0092】エヤー流路途中の所定位置にはエヤーを所
定温度に加熱する加熱手段例えば遠赤外線ヒーターやワ
イヤー状ヒーター148がそれぞれ管孔142に対応さ
せるか、またはチューブ141の外周を取り囲むごとく
配設されている。視覚障害者が指先(指の腹)で加熱エ
ヤーを感知(知覚)する場合、加熱エヤーの温度は38
℃〜45℃程度に設定される。
【0093】本発明の一実施例における点字セルの場
合、点字パターンの各要素に対応する電磁弁144を作
動させ、すなわち点字の各要素に対応した6点の内のい
ずれかの管孔142から所定時間だけ常温または加熱状
態のエヤーを噴出させることにより、噴出エヤーが熱知
覚を指に与え従来の紙に形成した突起と同等の点字役割
を果たす。
【0094】点字要素に対応した管孔142にエヤー圧
が作用した場合、チューブ141が直径方向に膨脹した
りチューブ141全体が曲がったり反ったりしないよう
配慮している。
【0095】例えばチューブ141の内壁に金属線や炭
素繊維などの繊維強化部材を一体化した構成としてよ
い。
【0096】チューブ141の構成部材としては、ゴム
部材または樹脂部材または金属部材またはセラミックス
部材など任意に用いればよい。例えば、フッ素樹脂部材
(PFA,FEP,ETFEなど)を用いたり、充填材
を混合して帯電防止や難燃化を図ってもよい。
【0097】なお、上記セルを点字作成装置として使用
する場合、感熱紙や発泡シートなどを反応させるのに十
分な所定温度と噴出時間に任意に設定される。
【0098】さらに、管孔142から噴出させる流体と
しては空気の他に、所定の活性ガスを用いてよいことは
言うまでもない。この点字セルを点字装置として用いる
場合、感熱紙や発泡シートやその他の各種反応シートに
対応して加熱空気や任意のガス流体を用いればよい。
【0099】なお、発泡シートは熱発泡性のカプセルペ
ーパーなどからなり、例えば発泡インクを印刷してな
る。
【0100】(実施例10)図15は本発明の一実施例
の点字セルで、要部断面図を示す。
【0101】該点字セルは図14に示す場合のエヤー供
給源145に代え、真空吸引装置156を配設した構成
としている。
【0102】点字パターンの各要素に対応する電磁弁1
54を作動させ、すなわち点字の各要素に対応した6点
の内のいずれかの管孔152から所定時間だけ大気を吸
引することにより指の腹が所定に吸引されて感応し、従
来の紙に形成した突起に相当した点字機能を果たす。
【0103】真空吸引装置156としては、市販の各種
ベーン式真空ポンプまたはダイヤフラム式真空ポンプ
や、排気用ブロワー、またはエヤーを用いた真空発生装
置、または家庭用掃除機などを任意に用いればよい。さ
らに、真空吸引装置156は真空圧や排気流量を調節で
きる構成としている。
【0104】上記の実施例において、チューブ151は
内部にそれぞれ6箇所の管孔152を所定に配設してい
るので配管がスマートになり、装置内でのチューブ15
1の占有空間が小となる。
【0105】(実施例11)図16は本発明の一実施例
の点字セルで、要部断面図を示す。該点字セルは図14
に示す場合の共通した一個のエヤー供給源145に代
え、それぞれの管孔162に対応してマイクロポンプ1
65Aを6個配設してなる。点字の各要素(6箇所)に
対応して配置したそれぞれのマイクロポンプ165A
を、例えば図8に示すペン入力手段やキーボード入力手
段85からの点字情報に対応して、またはCCDカメラ
などで読み取った点字情報、またはフロッピーディスク
や光ディスクやICメモリカードなどの情報担体から読
み取った点字情報、または音声入力などのいずれか一つ
の手段に対応して作動させる構成としている。
【0106】(実施例12)図17と図18は本発明の
一実施例の点字セルにおける要部平面図と要部断面図を
示す。
【0107】本実施例の点字セルは、点字の各要素に対
応して3行2列の6箇所にチューブ171をそれぞれ配
置した構成としている。すなわち図14で示した実施例
におけるチューブ141を、独立した6本のチューブ1
71に置き代えたものである。その他の構成は図14の
実施例の場合と同様である。当然のことながら図17の
点字セルの機能・目的も図14の実施例の点字セルと同
一である。また、この点字セルを点字装置として使用で
きることも同様である。この場合、点字パターンの変更
に対応しやすい。すなわち、チューブ171の行・列配
置の変更に対応しやすい。
【0108】(実施例13)図19は本発明の一実施例
の点字セルの実施例の要部断面図を示す。
【0109】すなわち、図15におけるチューブ151
を独立した6本のチューブ192に置き代えたもので、
その他の構成は図15の実施例の場合と同様である。当
然のことながら図19の点字セルの機能・目的も図15
の実施例の点字セルと同一である。
【0110】図19の一実施例においては、チューブ1
92がそれぞれ独立しておりチューブ192の配置間隔
や配置数への対応が容易である。
【0111】(実施例14)図20は本発明の一実施例
の点字セルにおける要部断面図を示す。
【0112】図20の実施例の点字セルは、図14の実
施例におけるチューブ141に代え、光ファイバー20
3を用いたものである。
【0113】すなわち図20の実施例の点字セルは、点
字の各要素に対応して3行2列のマトリクス状に光ファ
イバーを6箇所に配置した構成からなり、ホルダー20
4により保持される。そして点字パターンの各要素に対
応した光ファイバーを介してYAG−Ndレーザ光線や
半導体レーザ光線や赤外線や紫外線などいずれか一つの
光線を所定時間だけ照射する。
【0114】さらに、この点字セルは図14の電磁弁1
44に代えて光シャッター素子205を備え、かつ図1
4のエヤー供給源145や図15の真空吸引装置156
に代えて光源201を備えた構成としている。
【0115】前記光シャッター素子205は液晶パネル
やPLZT素子またはメカニカルなシャッターなどを用
いて構成され(いずれも図示せず。)、光の通過を遮断
して照射時間や照射タイミングを制御する。
【0116】当然のことながら光シャッター素子205
は、光源201と光ファイバー203先端との途中のど
こかに所定に配設される。
【0117】上記構成の点字セルは、光線の種類と強度
と照射時間を所定に設定することにより指の腹が所定に
光線を感熱知覚し、従来の紙に形成した突起と同等の点
字役割を果たす。
【0118】なお、該点字セルは、光シャッター素子を
所定に駆動・制御する光シャッター素子制御手段(図示
せず。)を所定に備えていることは言うまでもない。
【0119】勿論、前記光シャッター素子を用いない場
合には、図21に示すごとく前記点字要素に対応して配
置した光ファイバーのそれぞれの後に半導体レーザまた
は赤外線または紫外線などからなる光源211を2行3
列の6箇所に配設し、点字パターンの各要素に対応した
光ファイバーを介して所定の光線を所定時間だけ照射す
る構成としてもよい。
【0120】この場合は、光シャッター素子を所定に駆
動・制御する光シャッター素子制御手段に代え、前記光
源をそれぞれ独立して所定に制御すればよい。
【0121】図20の実施例の点字セルを感熱紙や発泡
シートやその他の各種反応シートに対応して任意の光線
を所定の強度と所定の照射時間で印字を実施すれば点字
パターンが印刷されたシートを作ることができる。
【0122】点字パターンの各要素に対応して光ファイ
バーを配設した場合、従来の光ビームをスキャンする方
式の装置に較べ、構成が簡単で安価となる。
【0123】また、該点字セルは弱視者にも光点字とし
て作用可能である。 (実施例15)図22および図23は本発明の一実施例
における点字セルの要部平面図と要部断面図を示す。
【0124】本発明の図22の点字セルは、加熱素子例
えばカートリッジヒーター222を点字の各要素に対応
して3行2列の6箇所にホルダー221により配置した
構成としている。
【0125】また、カートリッジヒーター222の端面
形状を球面とし、視覚障害者が指の腹で触った場合従来
の紙に形成した突起と同等の感触を与えるとともに、表
面温度を38℃〜45℃とし感熱可能に構成している。
【0126】加熱素子はカートリッジヒーターの他に任
意の加熱手段を用いてよい。例えば抵抗加熱方式に基づ
くサーマルヘッド(図示せず。)などである。
【0127】図22の実施例における点字セルの場合、
駆動部が無いので静音化を実現できる。当然のことなが
ら、加熱素子に電力を供給し所定温度に加熱制御したり
加熱タイミングを制御する加熱素子制御手段(図示せ
ず。)を備えていることは言うまでもない。
【0128】また、上記本発明の図18、図19、図2
1、図22の実施例における点字セルは、点字作成装置
(点字装置)などにも利用できることも言うまでもな
い。
【0129】例えば、正方形の中に升目を区切り、白と
黒の市松模様のように文字や情報を書き込む構成とした
二次元コード(マトリクスコード(二次元符号))を、
発泡シートを加熱して立体的に構成できる。勿論、感熱
紙などを反応させ所定パターンを点字することもでき
る。
【0130】従って、点字と対応したキーボード入力手
段や入力情報の記憶手段と、印字セルと感熱紙(または
発泡シート)とを相対的に順次移動させる手段などとを
備えた点字装置を構成することも容易かつ安価に実施可
能である。
【0131】また、上記点字セルを単体または多行多列
に配置し、点字と対応したキーボード入力手段などと組
み合わせることにより、視覚障害者用のディスプレィ装
置として活用できる。例えば光ディスクなどの情報担体
とマイクロコンピュータ(マイコン)などを内蔵してな
る電子ブックや、パーソナルコンピュータ(PC)など
と組み合わせ、ディスプレィ装置として活用できる。
【0132】図8にマイクロコンピュータ(マイコン)
や前記点字セルを備えたディスプレィ装置80の要部斜
視図を、図9にディスプレィ装置80を制御する制御部
の一実施例のブロック図を示す。
【0133】ディスプレィ装置80は前記点字セルを多
行多列に配設してなる点字ディスプレィ部84とキーボ
ード入力手段85と制御部と各種出力部などから構成さ
れている。さらに、点字付きキー81は文字82または
数字とともに、キーの表面に文字82または数字に対応
する点字83を所定に付属している。
【0134】さらに、前記キーボード入力手段85から
入力された点字情報を記憶する記憶手段と、前記キーボ
ード入力手段から入力された点字情報に基づき前記流体
を制御する流体制御手段やマイクロポンプ制御手段など
を備えている。
【0135】勿論、前記キーボード入力手段から入力さ
れた点字情報に基づき点字セルをそれぞれ作動させると
ともに、併せて音声情報として出力する構成としてもよ
い。
【0136】次に上記点字セルを用い、発泡シートなど
に点字を形成する本発明の点字装置の一実施例について
説明する。
【0137】本発明の点字装置は、図14から図23に
示す各点字セルなどが主として用いることができるが、
図20に示す点字セルを代表的に取り上げ説明する。
【0138】なお、発泡シートを発泡させる加熱手段と
しては、図16、図18の実施例では加熱流体または反
応性ガスなどを用い、図22の実施例では抵抗加熱素子
(例えばカートリッジヒーター)を用いたものである。
【0139】点字装置206は、図20の実施例で説明
の点字セルと、発泡シート202と、この発泡シートの
一定ピッチ送り手段と(図示せず。)、図8、図9に示
すディスプレイ装置80と、キーボード入力手段から入
力された情報を点字情報に変換する手段と、点字情報を
記憶する手段などで構成されている。
【0140】キーボード入力により点字パターンの各要
素に対応するそれぞれの光シャッター素子205が、光
シャッター素子制御手段(図示せず。)により所定に作
動し、赤外線またはレーザ光線などが発泡シート202
上に所定時間だけ照射される。光線により加熱される
と、発泡材(図示せず。)が反応し点字パターンに対応
した突起が形成される。その後、発泡シートは新しい点
字を形成するため一定ピッチだけ送られる。
【0141】発泡シート202の一定ピッチ送りは、ロ
ール挟持手段あるいは送り穴とスプロケットの手段(図
示せず。)などにより、市販プリンターに用いられる紙
送り手段などと同様の手段を用いて実施される。
【0142】キーボード入力手段により順次、文字情報
を入力することにより点字シートが作成できる。
【0143】勿論、前記記憶手段により点字シートを任
意枚数だけ複製することができる。上記点字装置におい
ては、点字セルを一組だけ備えてもよいし、点字シート
の一行分に相当する数だけ配設するようにしてもよい
し、多行多列に配設してもよい。
【0144】当然のことながら、上記点字装置は印字装
置として活用することができる。印字装置として使用す
る前述のごとく発泡シート以外に感熱紙などを用いるこ
とができる。感熱紙を反応させる場合加熱方式だけでな
く、化学反応や光を利用すればよい。
【0145】すなわち、反応ガスを噴出させる構成また
は紫外線により光反応樹脂部材を硬化あるいは反応させ
る構成などとしてもよい。
【0146】
【発明の効果】以上のように本発明によればセルやセル
を用いた装置の構成が簡単で、組立てが容易に、コスト
も安く、圧電素子などを用いていないので信頼性が高く
なり、軽量化も図れる。従って、点字セルを多行多列に
配設したディスプレィ装置や点字装置も容易に構成可能
となる。また、装置を軽く安価に構成できるので携帯型
の各種ディスプレィ装置も可能となり、視覚障害者の生
活を豊かにできる、勿論点字シートの作成が容易となる
など多くの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における点字セルの要部平面
【図2】図1をS1〜S1方向から切断した要部断面図
【図3】本発明の一実施例における点字セルの要部断面
【図4】本発明の一実施例における点字セルの要部断面
【図5】本発明の一実施例における点字セルの要部断面
【図6】図5をS2〜S2方向から切断した要部断面図
【図7】本発明の一実施例における点字セルのチューブ
の先端部断面図
【図8】本発明の一実施例におけるディスプレィ装置の
要部斜視図
【図9】本発明の制御系の一実施例のブロック図
【図10】本発明の一実施例における点字装置の要部断
面図
【図11】本発明の説明に用いるマイクロポンプの斜視
【図12】図11をS3〜S3方向から切断した断面図
【図13】(a)本発明の一実施例における点字セルの
要部断面図 (b)本発明の一実施例における点字セルの要部断面図
【図14】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図15】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図16】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図17】本発明の一実施例における点字セルの要部平
面図
【図18】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図19】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図20】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図21】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図22】本発明の一実施例における点字セルの要部平
面図
【図23】本発明の一実施例における点字セルの要部断
面図
【図24】点字文字の代表例の図
【符号の説明】
1 チューブ 2 管孔 3 天面 4 電磁弁 5 エヤー供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−1024 (32)優先日 平5(1993)1月7日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を閉蓋してなるチューブを点字の各
    要素に対応して配置し、流体圧により点字パターンに対
    応した突起を形成するようにした点字セル。
  2. 【請求項2】 端部をベローズ形状にして閉蓋してなる
    チューブを点字の各要素に対応して配置し、流体圧によ
    り点字パターンに対応した突起を形成するようにした点
    字セル。
  3. 【請求項3】 点字の各要素に対応した管孔を有してな
    るチューブの端部を閉蓋してなり、流体圧により点字パ
    ターンに対応した突起を形成するようにした点字セル。
  4. 【請求項4】 点字の各要素に対応した管孔を有し端部
    を閉蓋したチューブと、流体制御部材と、流体供給装置
    とからなり、前記流体制御部材に信号を送り前記管孔に
    流体圧を掛け、前記閉蓋に点字パターンに対応した突起
    を形成するようにした点字セル。
  5. 【請求項5】チューブを点字の各要素に対応して配置
    し、さらに前記チューブ端部にボールを備え、前記チュ
    ーブを介して供給した流体圧により前記ボールを変位さ
    せ、点字パターンに対応した突起を形成するようにした
    点字セル。
  6. 【請求項6】 チューブを点字の各要素に対応して配置
    し、さらに、前記チューブ端部にボールと保持体とを備
    え、前記チューブを介して供給した流体圧により前記保
    持体より前記ボールを突出させ、点字パターンに対応し
    た突起を形成するようにした点字セル。
  7. 【請求項7】 点字の各要素に対応した管孔を有するチ
    ューブと、ボールとからなり、前記管孔を介して供給し
    た流体圧により前記ボールを変位させ、点字パターンに
    対応した突起を形成するようにした点字セル。
  8. 【請求項8】 点字の各要素に対応した管孔を有するチ
    ューブと、ボールと、保持体とからなり、前記管孔を介
    して供給した流体圧により前記保持体より前記ボールを
    突出させ、点字パターンに対応した突起を形成するよう
    にした点字セル。
  9. 【請求項9】 点字の各要素に対応した管孔を有するチ
    ューブと、ボールと、保持体と、流体制御部材とからな
    り、前記流体制御部材に信号を送り前記管孔を介して供
    給した流体圧により前記保持体より前記ボールを突出さ
    せ、点字パターンに対応した突起を形成するようにした
    点字セル。
  10. 【請求項10】 点字の各要素に対応した管孔を有する
    チューブと、ボールと、保持体と、流体制御部材と、流
    体供給装置からなり、前記流体制御部材に信号を送り前
    記管孔を介して供給した流体圧により前記保持体より前
    記ボールを突出させ、点字パターンに対応した突起を形
    成するようにした点字セル。
  11. 【請求項11】 前記ボールに代え球面を有する摺動子
    とした請求項5、6、7、8、9または10記載の点字
    セル。
  12. 【請求項12】 点字に対応した球形凹部を配設してな
    るダイを設けた請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10または11記載の点字セル。
  13. 【請求項13】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブの端部を閉蓋し、この閉蓋端面に紙部材を
    積層してなり、流体圧により前記閉蓋に点字パターンに
    対応した突起を形成するようにした点字セル。
  14. 【請求項14】 チューブを点字の各要素に対応して配
    置し、点字パターンに対応して流体を噴出させるように
    した点字セル。
  15. 【請求項15】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブを備え、前記管孔に流体を供給し、点字パ
    ターンに対応して流体を噴出させるようにした点字セ
    ル。
  16. 【請求項16】 一方にマイクロポンプを付属してなる
    チューブを点字の各要素に対応して配置し、点字パター
    ンに対応して流体を噴出させるようにした点字セル。
  17. 【請求項17】 点字の各要素に対応して配置したチュ
    ーブと、流体制御手段と、流体加熱手段からなり、前記
    流体制御手段に信号を送って前記チューブに流体を供給
    し、点字パターンに対応して加熱した流体を噴出させる
    ようにした点字セル。
  18. 【請求項18】 チューブを点字の各要素に対応して配
    置し、点字パターンに対応して大気を吸引するようにし
    た点字セル。
  19. 【請求項19】 点字の各要素に対応して配置したチュ
    ーブと、流体制御手段と真空吸引装置とからなり、前記
    流体制御手段に信号を送り、点字パターンに対応して大
    気を吸引するようにした点字セル。
  20. 【請求項20】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブを備え、前記管孔に流体を供給し、点字パ
    ターンに対応して流体を噴出させるようにした点字セ
    ル。
  21. 【請求項21】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブと、流体制御手段とからなり、前記流体制
    御手段に信号を送って前記管孔に流体を供給し、点字パ
    ターンに対応して流体を噴出させるようにした点字セ
    ル。
  22. 【請求項22】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブと、流体制御手段と、流体加熱手段とから
    なり、前記流体制御手段に信号を送って前記管孔に流体
    を供給し、点字パターンに対応して加熱した流体を噴出
    させるようにした点字セル。
  23. 【請求項23】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブを点字の各要素に対応して配置し、点字パ
    ターンに対応して大気を吸引するようにした点字セル。
  24. 【請求項24】 点字の各要素に対応した管孔を有して
    なるチューブと、流体制御部材と真空吸引装置とからな
    り、前記流体制御部材に信号を送り、点字パターンに対
    応して大気を吸引するようにした点字セル。
  25. 【請求項25】 片面に薄膜を、もう一方の面にチュー
    ブを備えてなるセルを点字の各要素に対応して配置し、
    前記チューブより流体を注入して前記薄膜を凸状に変位
    させ、点字パターンに対応した突起を形成するようにし
    た点字セル。
  26. 【請求項26】 片面に薄膜を備え内部に作動流体を密
    閉してなるセルを点字の各要素に対応して配置し、前記
    作動流体の体積変化を起こして前記薄膜を凸状に変位さ
    せ、点字パターンに対応した突起を形成するようにした
    点字セル。
  27. 【請求項27】 前記作動流体の体積変化を起こす手段
    として、光を熱源とした請求項26記載の点字セル。
  28. 【請求項28】 片面に薄膜を備え内部に作動流体を密
    閉してなるセルを点字の各要素に対応して配置し、光フ
    ァイバーを用いて伝送した光を熱源として前記作動流体
    の相変化を起こし、前記薄膜を凸状に変位させ点字パタ
    ーンに対応した突起を形成するようにした点字セル。
  29. 【請求項29】 加熱素子を点字の各要素に対応して配
    置した点字セル。
  30. 【請求項30】 点字の各要素に対応した加熱素子と、
    この加熱素子の制御手段とからなり、前記加熱素子制御
    手段に信号を送り、点字パターンまたは印字パターンに
    対応して前記加熱素子を加熱するようにした点字セル。
  31. 【請求項31】 加熱素子をカートリッジヒーターとし
    た請求項29または30記載の点字セル。
  32. 【請求項32】 カートリッジヒーターの端部を球面形
    状とした請求項31記載の点字セル。
  33. 【請求項33】 光ファイバーを点字の各要素に対応し
    て配置したことを特徴とする点字セル。
  34. 【請求項34】 一方に光源を付属してなる光ファイバ
    ーを点字の各要素に対応して配置し、光線を出射するよ
    うにした点字セル。
  35. 【請求項35】 点字の各要素に対応した光ファイバー
    と、光シャッター素子と、この光シャッター素子の制御
    手段とからなり、前記光シャッター素子の制御手段に信
    号を送って点字パターンに対応して前記光ファイバーか
    ら光線を出射するようにした点字セル。
  36. 【請求項36】 請求項14、15、16、17、2
    0、21、22、29、30、33または35の点字セ
    ルを少なくとも一組備え、点字パターンに対応して加熱
    流体または光線を発泡シートまたは感熱紙に噴出または
    出射させ点字を形成するようにした点字セル。
  37. 【請求項37】 発泡シートと点字セルのうちいずれか
    一方を相対的に移動、または感熱紙と印字セルのうちい
    ずれか一方を相対的に移動させるようにした請求項36
    記載の点字セル。
  38. 【請求項38】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき流体を制御する流体制御手段と、点字の各要素
    に対応して配置されたチューブとからなり、前記入力に
    対応した点字パターンの前記チューブに流体を供給す
    る、ディスプレィ装置。
  39. 【請求項39】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき流体を制御する流体制御手段と、前記入力手段
    から入力された点字情報を記憶する記憶手段と、点字の
    各要素に対応して配置されたチューブとからなり、前記
    キー入力に対応した点字パターンの前記チューブに流体
    を供給する、ディスプレィ装置。
  40. 【請求項40】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき流体を制御する流体制御手段と、点字の各要素
    に対応した管孔を有したチューブとからなり、前記入力
    に対応した点字パターンの前記チューブに流体を供給す
    るディスプレィ装置。
  41. 【請求項41】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき流体を制御する流体制御手段と、前記入力手段
    から入力された点字情報を記憶する記憶手段と、点字の
    各要素に対応した管孔を有したチューブとからなり、前
    記キー入力に対応した点字パターンの前記チューブに流
    体を供給する、ディスプレィ装置。
  42. 【請求項42】 入力に対応した点字パターンをチュー
    ブにより大気を吸引するようにした請求項38、39、
    40または41記載のディスプレィ装置。
  43. 【請求項43】 チューブの端部が閉蓋されており、入
    力に対応した点字パターンの突起を前記チューブの閉蓋
    に形成するようにした請求項38、39、40または4
    1記載のディスプレィ装置。
  44. 【請求項44】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき加熱素子への電力供給を制御する加熱素子制御
    手段と、点字の各要素に対応した加熱素子とからなり、
    前記入力に対応した点字パターンの前記加熱素子に電力
    を供給するようにしたことを特徴とするディスプレィ装
    置。
  45. 【請求項45】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき加熱素子への電力供給を制御する加熱素子制御
    手段と、前記入力手段から入力された点字情報を記憶す
    る記憶手段と、点字の各要素に対応した加熱素子とから
    なり、前記入力に対応した点字パターンの前記加熱素子
    に電力を供給するようにしたことを特徴とするディスプ
    レィ装置。
  46. 【請求項46】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき光の伝送を制御する光伝送制御手段と、点字の
    各要素に対応して配置され内部に作動流体を密閉してな
    るセルとからなり、前記入力に対応した点字パターンの
    突起を前記セルに形成するようにしたディスプレィ装
    置。
  47. 【請求項47】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき光の伝送を制御する光伝送制御手段と、前記入
    力手段から入力された点字情報を記憶する記憶手段と、
    点字の各要素に対応して配置され内部に作動流体を密閉
    してなるセルとからなり、前記入力に対応した点字パタ
    ーンの突起を前記セルの閉蓋に形成するようにしたディ
    スプレィ装置。
  48. 【請求項48】 作動流体を密閉してなるセルを光ファ
    イバーとし、入力手段からの入力に対応した点字パター
    ンの前記光ファイバーに光線を供給するディスプレィ装
    置。
  49. 【請求項49】 点字パターンの各要素にそれぞれ対応
    した入力手段と、前記入力手段から入力された点字情報
    に基づき流体を制御する流体制御手段と、点字の各要素
    に対応した管孔を有するチューブと、ボールまたは摺動
    子と、保持体と、流体供給装置とからなり、前記入力に
    対応して前記保持体より前記ボールまたは摺動子を突出
    させ点字パターンの突起を形成するようにしたディスプ
    レィ装置。
  50. 【請求項50】 入力手段をキーボード入力手段、ペン
    入力手段、フロッピー入出力手段、光ディスク入出力手
    段、ICメモリカード入出力手段、イメージスキャナ入
    力手段または音声入出力手段のうち少なくともいずれか
    一つの手段とした請求項38〜49のいずれか一つのデ
    ィスプレィ装置。
  51. 【請求項51】 流体圧をマイクロポンプにより送出す
    る請求項1記載の点字セル。
  52. 【請求項52】 マイクロポンプを光源駆動形マイクロ
    ポンプとした請求項51記載の点字セル。
  53. 【請求項53】 光源駆動形マイクロポンプの構成を、
    片面に薄膜を備え内部に作動流体を密閉してなるセルを
    複数個所定の間隔に配置し、光ファイバーを用いて伝送
    した光を熱源として前記作動流体の相変化を起こして前
    記薄膜を変位させることにより流体を送出または吸引す
    るようにした請求項52記載の点字セル。
  54. 【請求項54】 光をレーザ光としたことを特徴とする
    請求項27、28または53記載の点字セル。
  55. 【請求項55】 作動流体をフロンとした請求項26、
    27、28、47、49または53記載の点字セル。
  56. 【請求項56】 パーソナルコンピューターと請求項1
    4〜37のいずれか一つの点字セルを少なくとも一組備
    えたディスプレィ装置。
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