JPH06258136A - カメラの測光装置 - Google Patents
カメラの測光装置Info
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- JPH06258136A JPH06258136A JP5075281A JP7528193A JPH06258136A JP H06258136 A JPH06258136 A JP H06258136A JP 5075281 A JP5075281 A JP 5075281A JP 7528193 A JP7528193 A JP 7528193A JP H06258136 A JPH06258136 A JP H06258136A
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- photometric
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- camera
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
- G03B7/099—Arrangement of photoelectric elements in or on the camera
- G03B7/0993—Arrangement of photoelectric elements in or on the camera in the camera
- G03B7/0997—Through the lens [TTL] measuring
- G03B7/09979—Multi-zone light measuring
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
- G03B7/099—Arrangement of photoelectric elements in or on the camera
- G03B7/0993—Arrangement of photoelectric elements in or on the camera in the camera
- G03B7/0997—Through the lens [TTL] measuring
- G03B7/09971—Through the lens [TTL] measuring in mirror-reflex cameras
- G03B7/09976—Through the lens [TTL] measuring in mirror-reflex cameras the sensor being mounted in, before, or behind the porro-prism
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数に分割された測光センサを用いても、被
写体の入射位置に関わらず正確に測光を行うことを可能
とする。 【構成】 凸面または凹面の円形の位相部52aがラン
ダムな位置に多数設られており、位相部52aの面積
は、全面積のほぼ1/2となるように構成し、さらに、
位相部52aと残りの部分52bとを透過する光の位相
差が波長の1/2となるように高さhを構成した光学的
ローパスフィルタ52を測光光学系に付加する。
写体の入射位置に関わらず正確に測光を行うことを可能
とする。 【構成】 凸面または凹面の円形の位相部52aがラン
ダムな位置に多数設られており、位相部52aの面積
は、全面積のほぼ1/2となるように構成し、さらに、
位相部52aと残りの部分52bとを透過する光の位相
差が波長の1/2となるように高さhを構成した光学的
ローパスフィルタ52を測光光学系に付加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割測光方式のカメラ
の測光装置に関するものである。
の測光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の測光装置は、例えば、一
眼レフカメラの場合には、ファインダスクリーン上に結
像した被写体像を再結像光学系により複数の測光センサ
に結像させ、撮影画面を複数に分割して離散的に測光を
行うものが知られている。
眼レフカメラの場合には、ファインダスクリーン上に結
像した被写体像を再結像光学系により複数の測光センサ
に結像させ、撮影画面を複数に分割して離散的に測光を
行うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の分割測光方式の測光装置では、測光センサと測光セン
サの間には感度のない不感帯が存在するために、各測光
センサ間に入射した光に対しては正しい測光値が得られ
ない、という問題があった。特に、不感帯の幅は、出力
の分離特性を確保するために、それほど狭くできないの
で、分割数が増加して各測光センサの大きさが小さくな
ると、相対的に不感帯の割合が増えて前記問題が大きく
なる。
の分割測光方式の測光装置では、測光センサと測光セン
サの間には感度のない不感帯が存在するために、各測光
センサ間に入射した光に対しては正しい測光値が得られ
ない、という問題があった。特に、不感帯の幅は、出力
の分離特性を確保するために、それほど狭くできないの
で、分割数が増加して各測光センサの大きさが小さくな
ると、相対的に不感帯の割合が増えて前記問題が大きく
なる。
【0004】本発明の目的は、複数に分割された測光セ
ンサを用いても、被写体の入射位置に関わらず正確に測
光を行うことができるカメラの測光装置を提供すること
である。
ンサを用いても、被写体の入射位置に関わらず正確に測
光を行うことができるカメラの測光装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、第1の実施例に対応する符号を付して
説明するが、これに限定されるものではない。すなわ
ち、本発明によるカメラの測光装置の第1の解決手段
は、撮影画面内の被写体像の測光を行う複数の測光セン
サ(6)に、前記被写体像を結像させる測光光学系を有
するカメラの測光装置において、前記測光光学系(5
1)は、被写体像の空間周波数の高周波成分を除去する
光学的ローパスフィルタ(52)を有することを特徴と
する。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、第1の実施例に対応する符号を付して
説明するが、これに限定されるものではない。すなわ
ち、本発明によるカメラの測光装置の第1の解決手段
は、撮影画面内の被写体像の測光を行う複数の測光セン
サ(6)に、前記被写体像を結像させる測光光学系を有
するカメラの測光装置において、前記測光光学系(5
1)は、被写体像の空間周波数の高周波成分を除去する
光学的ローパスフィルタ(52)を有することを特徴と
する。
【0006】第2の解決手段は、第1の解決手段のカメ
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、凸面または凹面からなる位相部(52a)
をランダムな位置に多数設けたものであることを特徴と
する。
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、凸面または凹面からなる位相部(52a)
をランダムな位置に多数設けたものであることを特徴と
する。
【0007】第3の解決手段は、第1の解決手段のカメ
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、前記位相部(52a)の面積が全面積のほ
ぼ1/2であり、前記位相部(52a)と他の部分(5
2b)とを透過する光の位相差が波長の1/2となるよ
うに位相部高さを設定することを特徴とする。
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、前記位相部(52a)の面積が全面積のほ
ぼ1/2であり、前記位相部(52a)と他の部分(5
2b)とを透過する光の位相差が波長の1/2となるよ
うに位相部高さを設定することを特徴とする。
【0008】第4の解決手段は、第1の解決手段のカメ
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、その位相部が円形であり、その位相部の直
径Dは、次式で決まる大きさとすることを特徴とする。
すなわち、 D ≦ λ・f/p ただし λ:測光する光の波長 f:測光光学系の焦点距離 p:測光センサと測光センサとの間隔
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、その位相部が円形であり、その位相部の直
径Dは、次式で決まる大きさとすることを特徴とする。
すなわち、 D ≦ λ・f/p ただし λ:測光する光の波長 f:測光光学系の焦点距離 p:測光センサと測光センサとの間隔
【0009】第5の解決手段は、第1の解決手段のカメ
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、測光光学系(51)の前側に設けることを
特徴とする。
ラの測光装置において、前記光学的ローパスフィルタ
(52)は、測光光学系(51)の前側に設けることを
特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の第1の解決手段においては、光学的ロ
ーパスフィルタによって被写体像の高周波成分が除去さ
れ、各測光センサ間の不感帯のみに入射するような光を
適当に拡散させることができる。また、第2の解決手段
においては、光学的ローパスフィルタは、凸面または凹
面の位相部により拡散特性の制御がしやすく、また、位
相部がランダムな位置に設けられているので、不規則な
干渉縞が発生することはない。
ーパスフィルタによって被写体像の高周波成分が除去さ
れ、各測光センサ間の不感帯のみに入射するような光を
適当に拡散させることができる。また、第2の解決手段
においては、光学的ローパスフィルタは、凸面または凹
面の位相部により拡散特性の制御がしやすく、また、位
相部がランダムな位置に設けられているので、不規則な
干渉縞が発生することはない。
【0011】第3の解決手段においては、光学的ローパ
スフィルタは、位相部の面積が全面積のほぼ1/2とな
るようにしてあり、位相部と他の部分とを透過する光の
位相差が波長の1/2となるように位相部高さを設定し
てある。このため、光学的ローパスフィルタを通過して
きた直進成分の光は、位相部と他の部分とで丁度位相が
1/2ずれるために、打ち消しあってほぼ強度が0とな
り、回折による拡散成分のみが残ることとなる。
スフィルタは、位相部の面積が全面積のほぼ1/2とな
るようにしてあり、位相部と他の部分とを透過する光の
位相差が波長の1/2となるように位相部高さを設定し
てある。このため、光学的ローパスフィルタを通過して
きた直進成分の光は、位相部と他の部分とで丁度位相が
1/2ずれるために、打ち消しあってほぼ強度が0とな
り、回折による拡散成分のみが残ることとなる。
【0012】第4の解決手段においては、光学的ローパ
スフィルタは、その位相部が円形であり、その位相部の
直径Dは、前記の式で決まる大きさとするので、所望の
ローパス特性を得ることができる。
スフィルタは、その位相部が円形であり、その位相部の
直径Dは、前記の式で決まる大きさとするので、所望の
ローパス特性を得ることができる。
【0013】第5の解決手段においては、光学的ローパ
スフィルタは、測光光学系の前側に設けてあるので、測
光光学系との間隔がローパス特性に影響することがな
い。
スフィルタは、測光光学系の前側に設けてあるので、測
光光学系との間隔がローパス特性に影響することがな
い。
【0014】
【実施例】以下、図面などに従い、本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。図1は、本発明によるカメラの測
光装置の第1の実施例を示す構成図である。不図示の被
写体からの光は、撮影レンズ1を通過してクイックリタ
ーンミラー2によって反射され、ファインダスクリーン
3に結像される。このファインダスクリーン3上の被写
体像は、ペンタプリズム4を通過したのちローパスフィ
ルタ52を通過し、測光用の再結像レンズ51により多
分割測光センサ6に再結像される。この多分割測光セン
サ6は、被写体の輝度分布を検出し、光電変換されたの
ち、測光演算装置7に転送され、カメラの露光量が決定
される。
いて詳細に説明する。図1は、本発明によるカメラの測
光装置の第1の実施例を示す構成図である。不図示の被
写体からの光は、撮影レンズ1を通過してクイックリタ
ーンミラー2によって反射され、ファインダスクリーン
3に結像される。このファインダスクリーン3上の被写
体像は、ペンタプリズム4を通過したのちローパスフィ
ルタ52を通過し、測光用の再結像レンズ51により多
分割測光センサ6に再結像される。この多分割測光セン
サ6は、被写体の輝度分布を検出し、光電変換されたの
ち、測光演算装置7に転送され、カメラの露光量が決定
される。
【0015】図2は、実施例における光学的ローパスフ
ィルタの形状を示した図である。図2のように、光学的
ローパスフィルタ52は、透明な平面板上に、円形の微
小な凸面である位相部52aがランダムな位置に多数設
けられている。円形の位相部52aと、それ以外の部分
52bの面積はほぼ等しくなるように構成されており、
さらに、円形の位相部52aとそれ以外の部分52bを
透過する光の位相差が波長の1/2となるように位相部
52aの高さhを決定している。
ィルタの形状を示した図である。図2のように、光学的
ローパスフィルタ52は、透明な平面板上に、円形の微
小な凸面である位相部52aがランダムな位置に多数設
けられている。円形の位相部52aと、それ以外の部分
52bの面積はほぼ等しくなるように構成されており、
さらに、円形の位相部52aとそれ以外の部分52bを
透過する光の位相差が波長の1/2となるように位相部
52aの高さhを決定している。
【0016】ここで、この実施例の光学的ローパスフィ
ルタ52において、屈折率がnの材料を使用し、波長λ
付近の光に対して効果があるためには、位相部52aの
凸面部の高さhは、次式によって求めるのがよい。 〔数1〕 h=λ・0.5/(n−1) このように、位相部52aの凸面部の高さhを決定した
場合には、光学的ローパスフィルタ52を通過した直進
成分の光は、位相部52a(凸面部)とそれ以外の部分
52b(凹面部)で、丁度位相が1/2だけずれるため
に、打ち消しあってほぼ強度が0となり、回折による拡
散成分のみが残ることになる。また、規則的な干渉縞の
発生を防ぐために、位相部52aは、ランダムな位置に
設けている。このことにより、再結像レンズ51が結像
する像の空間周波数の高周波成分は除去され、いわゆる
光学的なローパスフィルタの作用を有することになる。
ルタ52において、屈折率がnの材料を使用し、波長λ
付近の光に対して効果があるためには、位相部52aの
凸面部の高さhは、次式によって求めるのがよい。 〔数1〕 h=λ・0.5/(n−1) このように、位相部52aの凸面部の高さhを決定した
場合には、光学的ローパスフィルタ52を通過した直進
成分の光は、位相部52a(凸面部)とそれ以外の部分
52b(凹面部)で、丁度位相が1/2だけずれるため
に、打ち消しあってほぼ強度が0となり、回折による拡
散成分のみが残ることになる。また、規則的な干渉縞の
発生を防ぐために、位相部52aは、ランダムな位置に
設けている。このことにより、再結像レンズ51が結像
する像の空間周波数の高周波成分は除去され、いわゆる
光学的なローパスフィルタの作用を有することになる。
【0017】図3は、本実施例の光学的ローパスフィル
タ52の回折による拡散の特性を示した線図である。図
3において、回折成分の半値幅Wは、円形の位相部52
aの直径Dに反比例するために、半値幅Wが測光センサ
間隔以上となるように、円形の位相部52aの直径を決
定すればよい。ここで、半値幅Wとは、ピーク強度に対
して1/2となる幅をいう。ここで、測光センサ間隔が
P、結像レンズ51の焦点距離がf、波長λ付近の光に
適用する円形の位相部52aの直径Dは、以下の式〔数
2〕のように決定するとよい。 〔数2〕 D ≦ λ・f/p
タ52の回折による拡散の特性を示した線図である。図
3において、回折成分の半値幅Wは、円形の位相部52
aの直径Dに反比例するために、半値幅Wが測光センサ
間隔以上となるように、円形の位相部52aの直径を決
定すればよい。ここで、半値幅Wとは、ピーク強度に対
して1/2となる幅をいう。ここで、測光センサ間隔が
P、結像レンズ51の焦点距離がf、波長λ付近の光に
適用する円形の位相部52aの直径Dは、以下の式〔数
2〕のように決定するとよい。 〔数2〕 D ≦ λ・f/p
【0018】以上のように、円形の位相部52aの直径
Dを任意に選ぶことにより、所望のローパス特性を得る
ことができる。また、この位相部52aの径は、比較的
正確に設定することができるために、ローパス特性は精
密に制御することが可能となる。さらに、ローパスフィ
ルタ52の設置位置は、再結像レンズ51の前方であれ
ば再結像レンズ51との間隔はローパス特性にほとんど
影響しないために、設置に関しては比較的低い精度でよ
い。
Dを任意に選ぶことにより、所望のローパス特性を得る
ことができる。また、この位相部52aの径は、比較的
正確に設定することができるために、ローパス特性は精
密に制御することが可能となる。さらに、ローパスフィ
ルタ52の設置位置は、再結像レンズ51の前方であれ
ば再結像レンズ51との間隔はローパス特性にほとんど
影響しないために、設置に関しては比較的低い精度でよ
い。
【0019】図4は、本発明によるカメラの測光装置の
第2の実施例に使用される光学的ローパスフィルタを示
す図である。この実施例の光学的ローパスフィルタ53
は、位相部53aを楕円によって構成したものである。
この位相部53aは、楕円の長径方向と短径方向では異
なるローパス特性となる。このような光学的ローパスフ
ィルタ53は、測光センサの間隔が水平方向と垂直方向
で異なる測光センサ等のように、要求されるローパス特
性が水平方向と垂直方向で異なる場合に適用できる。こ
のローパスフィルタ53の位相部53aの長径および短
径の大きさは、前述した〔数2〕の式を適用して、測光
センサの水平方向および垂直方向の間隔によって決定す
ればよい。
第2の実施例に使用される光学的ローパスフィルタを示
す図である。この実施例の光学的ローパスフィルタ53
は、位相部53aを楕円によって構成したものである。
この位相部53aは、楕円の長径方向と短径方向では異
なるローパス特性となる。このような光学的ローパスフ
ィルタ53は、測光センサの間隔が水平方向と垂直方向
で異なる測光センサ等のように、要求されるローパス特
性が水平方向と垂直方向で異なる場合に適用できる。こ
のローパスフィルタ53の位相部53aの長径および短
径の大きさは、前述した〔数2〕の式を適用して、測光
センサの水平方向および垂直方向の間隔によって決定す
ればよい。
【0020】以上説明した実施例に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明に
含まれる。例えば、円形の位相部52a,53aは、凹
面としてもよい。また、一眼レフカメラの例で説明した
が、レンズシャッタ式カメラの分割測光装置にも適用す
ることができる。なお、光学的ローパスフィルタ52,
53は、半導体製造技術に用いられるリソグラフィ等の
製造技術を用いることにより比較的簡単に製造できる。
また、プラスチック成形とすることにより、大量かつ安
価な製造が可能となる。
く、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明に
含まれる。例えば、円形の位相部52a,53aは、凹
面としてもよい。また、一眼レフカメラの例で説明した
が、レンズシャッタ式カメラの分割測光装置にも適用す
ることができる。なお、光学的ローパスフィルタ52,
53は、半導体製造技術に用いられるリソグラフィ等の
製造技術を用いることにより比較的簡単に製造できる。
また、プラスチック成形とすることにより、大量かつ安
価な製造が可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
よれば、光学的ローパスフィルタの作用により、複数に
分割された測光センサを用いても、被写体の入射位置に
関わらず、正確に測光を行うことが可能となる。請求項
2によれば、光学的ローパスフィルタは、凸面または凹
面の位相部により拡散特性の制御がしやすく、また、位
相部がランダムな位置に設けられているので、不規則な
干渉縞が発生することを防止できる。請求項3によれば
光学的ローパスフィルタは、位相部の面積が全面積のほ
ぼ1/2となるようにしてあり、位相部と他の部分とを
透過する光の位相差が波長の1/2となるように位相部
高さを設定してあるので、光学的ローパスフィルタを通
過してきた直進成分の光は、位相部と他の部分とで丁度
位相が1/2ずれるために、打ち消しあってほぼ強度が
0となり、回折による拡散成分のみが残るために、適度
に分散させることができる。請求項4によれば、光学的
ローパスフィルタは、その位相部が円形であり、その位
相部の直径を任意に設定することにより、所望のローパ
ス特性を得ることができ、採用した測光センサの構成に
最適なローパス特性を精密に設定することが可能とな
る。請求項5によれば、光学的ローパスフィルタは、測
光光学系の前側に設けてあるので、測光光学系との間隔
がローパス特性に影響することなく、設置精度が低くて
もよい。
よれば、光学的ローパスフィルタの作用により、複数に
分割された測光センサを用いても、被写体の入射位置に
関わらず、正確に測光を行うことが可能となる。請求項
2によれば、光学的ローパスフィルタは、凸面または凹
面の位相部により拡散特性の制御がしやすく、また、位
相部がランダムな位置に設けられているので、不規則な
干渉縞が発生することを防止できる。請求項3によれば
光学的ローパスフィルタは、位相部の面積が全面積のほ
ぼ1/2となるようにしてあり、位相部と他の部分とを
透過する光の位相差が波長の1/2となるように位相部
高さを設定してあるので、光学的ローパスフィルタを通
過してきた直進成分の光は、位相部と他の部分とで丁度
位相が1/2ずれるために、打ち消しあってほぼ強度が
0となり、回折による拡散成分のみが残るために、適度
に分散させることができる。請求項4によれば、光学的
ローパスフィルタは、その位相部が円形であり、その位
相部の直径を任意に設定することにより、所望のローパ
ス特性を得ることができ、採用した測光センサの構成に
最適なローパス特性を精密に設定することが可能とな
る。請求項5によれば、光学的ローパスフィルタは、測
光光学系の前側に設けてあるので、測光光学系との間隔
がローパス特性に影響することなく、設置精度が低くて
もよい。
【図1】本発明によるカメラの測光装置の第1の実施例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の光学的ローパスフィル
タを示す斜視図である。
タを示す斜視図である。
【図3】図2に示す光学的ローパスフィルタの拡散特性
を示す線図である。
を示す線図である。
【図4】本発明の第2の実施例の光学的ローパスフィル
タを示す平面図である。
タを示す平面図である。
51 測光用再結像レンズ 52,53 光学的ローパスフィルタ 6 測光センサ
Claims (5)
- 【請求項1】 撮影画面内の被写体像の測光を行う複数
の測光センサに、前記被写体像を結像させる測光光学系
を有するカメラの測光装置において、 前記測光光学系は、被写体像の空間周波数の高周波成分
を除去する光学的ローパスフィルタを有することを特徴
とするカメラの測光装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のカメラの測光装置にお
いて、 前記光学的ローパスフィルタは、凸面または凹面からな
る位相部をランダムな位置に多数設けたものであること
を特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のカメラの測光装置にお
いて、 前記光学的ローパスフィルタは、前記位相部の面積が全
面積のほぼ1/2であり、前記位相部と他の部分とを透
過する光の位相差が波長の1/2となるように位相部高
さを設定することを特徴とするカメラの測光装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載のカメラの測光装置にお
いて、 前記光学的ローパスフィルタは、その位相部が円形であ
り、その位相部の直径Dは、次式で決まる大きさとする
ことを特徴とするカメラの測光装置。 D ≦ λ・f/p ただし λ:測光する光の波長 f:測光光学系の焦点距離 p:測光センサと測光センサとの間隔 - 【請求項5】 請求項1に記載のカメラの測光装置にお
いて、 前記光学的ローパスフィルタは、測光光学系の前側に設
けることを特徴とするカメラの測光装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075281A JPH06258136A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | カメラの測光装置 |
US08/190,843 US5585885A (en) | 1993-03-09 | 1994-02-03 | Camera photometer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075281A JPH06258136A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | カメラの測光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06258136A true JPH06258136A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=13571696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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