JPH06256719A - 耐熱性塗料組成物 - Google Patents

耐熱性塗料組成物

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JPH06256719A
JPH06256719A JP7279693A JP7279693A JPH06256719A JP H06256719 A JPH06256719 A JP H06256719A JP 7279693 A JP7279693 A JP 7279693A JP 7279693 A JP7279693 A JP 7279693A JP H06256719 A JPH06256719 A JP H06256719A
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JP
Japan
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condensate
group
coating composition
organosilicon
heat
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JP7279693A
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Takeshi Tomiyama
猛 富山
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来使用されているポリシロキサン樹脂の有
する優れた耐熱性、耐食性、耐汚染性等の性能を損うこ
となく加工性や厚塗り性すなわち塗装作業性に優れ、且
つ割れ等の欠陥のない塗膜を形成する耐熱性塗料組成物
を得ることを目的とするものである。 【構成】 下記一般式〔A〕で示される有機珪素化合物
および(又は)その低縮合物0〜90重量%および 【化1】 (但しRは炭素数1〜8の炭化水素基) …
〔A〕 下記一般式〔B〕で示される有機珪素化合物および(又
は)その低縮合物10〜100重量% 【化2】 (但しR′は炭素数1〜12の炭化水素基、Rは上記に
同じ) …〔B〕 とからなる混合物を縮合して得られる有機珪素縮合物
(i),アクリル変性有機珪素樹脂(ii)及びキレート
化合物(iii )を必須成分とする耐熱性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性塗料組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車、オートバイ等の排気
マフラー、エンジン回りや、暖房器、熱交換器、厨房換
気装置等の高温にさらされる鉄素材表面に耐熱性塗料を
塗布して発錆を防止することが行われている。耐熱性塗
料としては、バインダー成分としてポリシロキサン樹脂
を用いたものが樹脂骨格のシロキサン結合が熱に対して
安定であることから、その分解温度である250℃以下
の範囲で耐熱性が求められる用途に一般に使用されてい
る。このようなポリシロキサン樹脂系塗料組成物につい
ては、本出願人もすでに提案している(特公平4−22
953号公報参照)。この塗料組成物は、耐食性、耐熱
性、耐汚染性にすぐれた塗膜を形成することができる
が、ポリシロキサン樹脂の溶液は粘度が低く固形分濃度
を上げても高粘度になり難く、そのため1ステージのス
プレー塗装で形成される塗布量が少なく厚塗り性に劣る
という問題がある。さらに厚塗りした場合割れやクラッ
クが生じやすい、加工性に劣るなどの問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したポ
リシロキサン樹脂の有する優れた耐熱性、耐食性、耐汚
染性等の性能を損うことなく加工性や厚塗り性すなわち
塗装作業性に優れ、且つ割れ等の欠陥のない塗膜を形成
する耐熱性塗料組成物を得ることを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記した問
題点を解決した耐熱性塗料組成物を得るべく鋭意検討を
重ねた結果、ポリシロキサン樹脂にアクリル変性有機珪
素樹脂を加えることによって解決できることを見い出
し、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】かくして、本発明に従えば、下記一般式
〔A〕で示される有機珪素化合物および(又は)その低
縮合物0〜90重量%および
【化4】 (但しRは炭素数1〜8の炭化水素基) …〔A〕 下記一般式〔B〕で示される有機珪素化合物および(又
は)その低縮合物10〜100重量%
【化5】 (但しR′は炭素数1〜12の炭化水素基、Rは上記に同じ) …〔B〕 とからなる混合物を縮合して得られる有機珪素縮合物
(i),アクリル変性有機珪素樹脂(ii)及びキレート
化合物(iii )を必須成分とする耐熱性塗料組成物が提
供される。
【0006】以下、本発明の耐熱性塗料組成物について
具体的に説明する。
【0007】有機珪素縮合物(i)において使用する上
記一般式〔A〕で表わされる有機珪素化合物に於けるR
は同一または相異なる炭素数1〜8の炭化水素基であ
り、この際の炭化水素基としてはメチル、エチル、プロ
ピル、ヘキシルなどのアルキル基、フェニル、トリル、
キシリルなどのアリール基、シクロヘキシル、シクロブ
チル、シクロベンチルなどのシクロアルキル基等であ
る。具体的な化合物としては、たとえばテトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、テトラプロピオキシシ
ラン、テトラブトキシシラン、テトラフエノキシシラン
等を例示出来る。またその低縮合物とは重合度10以下
のオリゴマーを意味する。
【0008】また、上記一般式〔B〕で表わされる有機
珪素化合物におけるRは上記一般式〔A〕の場合と同様
である。一方R′は炭素−ケイ素結合によりケイ素に結
合する炭素数1〜12の炭化水素基であり、炭化水素基
としてはメチル、エチル、プロピル、ヘキシル、オクチ
ルなどのアルキル基、フェニル、トリル、キシリル、ナ
フチルなどのアリール基、シクロヘキシル、シクロブチ
ル、シクロペンチルなどのシクロアルキル基などであ
る。具体的な化合物としては、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシシラン、フェニルトリメトキ
シシラン、フェニルトリエトキシシランなどを挙げるこ
とができる。
【0009】本発明の耐熱性塗料組成物において、前記
一般式〔A〕および〔B〕を用いて高縮合物を得るに際
し、両成分の配合割合は、重量を基準にして下記の割合
で配合するのが適当である。 一般式〔A〕化合物:0〜90重量% 好ましくは20〜80重量% 一般式〔B〕化合物:10〜100重量% 好ましくは20〜80重量% この割合からはずれると硬化性が劣ったり、塗膜が割れ
やすくなる傾向がある。
【0010】一般式〔A〕と〔B〕との縮合反応は、例
えば特公平4−22953号公報に記載されている方法
によって行うことができる。得られる縮合物は三次元縮
合物であり、少なくとも縮合度は20以上且つ分子量は
約3,000以上である。
【0011】次に、アクリル変性有機珪素樹脂(ii)
は、下記に説明する(イ)、(ロ)及び(ハ)のいずれ
かであることができる。
【0012】(イ)有機珪素縮合物(i)とアクリル系
重合体との縮合物 アクリル系重合体は、有機珪素縮合物(i)が有するア
ルコキシシラン基(又はシラノール基)と反応する官能
基、例えばエポキシ基、水酸基及びアルコキシシラン基
(又はシラノール基)から選ばれる少なくとも1種の官
能基を有するものである。このようなアクリル系共重合
体を構成する単量体としては従来から公知のものが使用
でき、例えば下記のものを挙げることができる。
【0013】 (a)ラジカル重合性オキシラン基含有ビニル単量体 グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエ
ーテル、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート
など; (b)水酸基含有アクリル系単量体 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸
のC2 〜C8 ヒドロキシアルキルエステルなど; (c)加水分解性アルコキシシラン基含有ビニル単量体 ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、γ
−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリアセトオキシシラン、β−(メタ)ア
クリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランな
ど; (d)その他の不飽和単量体 メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレートなどのアクリル酸又はメタクリル酸のアル
キルエステル;スチレン、α−メチルストレン、ビニル
トルエンなどのビニル芳香族化合物;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなど。
【0014】本発明で用いるアクリル系重合体は、前記
した(a)、(b)及び(c)単量体の少なくとも1種
を必須成分とし、必要に応じて(d)単量体を併用し、
これらを従来からそれ自体公知の方法で共重合して得ら
れるものである。アクリル系重合体の数平均分子量は3
000〜100,000、好適には8,000〜30,
000の範囲である。
【0015】アクリル変性有機珪素樹脂(ii)の(イ)
は、有機珪素縮合物と前記のアクリル系重合体を縮合さ
せて得られるものである。縮合反応は、通常有機酸(ギ
酸、酢酸など)触媒を用いて50〜150℃の温度で容
易に行うことができる。
【0016】有機珪素縮合物とアクリル系重合体の配合
割合は、前者1〜50重量%に対して後者50〜99重
量%の範囲である。
【0017】アクリル変性有機珪素樹脂(ii)の(イ)
において、アクリル系重合体が全て(i)と縮合反応し
ていることが望ましいが、未反応の状態で存在するもの
があっても構わない。
【0018】(ロ)アルコキシシラン基含有ビニル単量
体とオキシラン基含有ビニル単量体を必須単量体成分と
する共重合体 前記(イ)の縮合物で記載したアルコキシシラン基含有
ビニル単量体(c)とオキシラン基含有ビニル単量体
(a)を必須成分とし、これに必要に応じて他の単量体
(d)を加えて、通常のアクリル樹脂等の合成方法に準
じて共重合することによって得られるものである。
【0019】単量体(c)と単量体(a)との使用割合
は、重量比で前者1に対して後者0.25〜100の範
囲である。該共重合体の数平均分子量は約3000〜1
00,000程度の範囲が好ましい。
【0020】(ハ)マクロモノマーとオキシラン基含有
ビニル単量体を必須単量体成分とする共重合体 下記一般式
【化6】 (式中、R1 は、炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基又は
フェニル基を示し、R2、R3 及びR4 は炭素数1〜4
のアルコキシル基又は水酸基を示す。)で示される化合
物70〜99.999モル%とアルコキシシラン基含有
ビニル単量体(c)30〜0.001モル%と反応させ
てなる数平均分子量400〜100,000のポリシロ
キサン系マクロモノマーとオキシラン基含有ビニル単量
体(a)を必須成分とし、これに必要に応じてその他の
単量体(d)を加えて共重合することによって得られる
ものである。
【0021】一般式(I)の具体例としては、メチルト
リメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ブチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メ
チルトリブトキシシラン、フェニルトリシラノール、メ
チルトリシラノールなどが挙げられる。これらのうちメ
チルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、フェニルトリシラノールなどが好ましい。
【0022】化合物(I)と単量体(c)との反応は、
両成分が有する水酸基又はアルコキシル基が加水分解し
て生ずる水酸基が脱水縮合することにより行われる。ま
た、ポリシロキサン系マクロモノマーと単量体(a)と
の使用割合は、前者0.1〜98重量%及び後者99.
9〜2.0重量%である。これに単量体(d)が加えら
れる場合は95重量%以下の範囲で用いられる。共重合
体(ハ)は、通常のアクリル樹脂等の合成反応と同様の
方法、条件によって得ることができる。共重合体(ハ)
は、数平均分子量3,000〜200,000、好まし
くは10,000〜80,000の範囲のものである。
【0023】本発明において、有機珪素縮合物(i)と
アクリル変性有機珪素樹脂(ii)との配合割合は、
(i)20〜80重量%に対して(ii)20〜80重量
%の割合である。この割合からずれた場合には、塗料の
厚塗り性、塗膜の加工性等が劣る。
【0024】次に、本塗料組成物に配合されるキレート
化合物(iii )は、架橋硬化剤として作用するもので、
従来から公知のアルミニウム、ジルコニウム、チタン等
の金属のキレート化合物が使用できるが、アルミニウム
キレート化合物が好適である。具体例としてはアルミニ
ウムトリス(エチルアセトアセテート)、トリストリフ
ルオロアセチルアセトナトアルミニウム、トリスヘキサ
フルオロアセチルアセトナトアルミニウム、トリスエチ
ルアセトアセタトアルミニウム、トリス(n−プロピル
アセトアセタト)アルミニウム、トリス(iso−プロ
ピルアセトアセタト)アルミニウム、トリス(n−ブチ
ルアセトアセタト)アルミニウム、トリスサリチルアル
デヒダトアルミニウム、トリス(2−エトキシカルボニ
ルフェノラート)アルミニウム、トリス(アセチルアセ
トナト)アルミニウム、トリス(エチルアセトナト)ア
ルミニウム、トリス(サリチルアルデヒダト)アルミニ
ウム等を示すことができ、これらは部分的に縮合したも
のであっても良い。該アルミニウムキレート化合物(ii
i)の配合割合は0.01〜20PHR、好ましくは0.
5〜5PHRの範囲である。
【0025】本発明の耐熱性塗料組成物の調製は、前記
した(i)及び(ii) 成分を有機溶剤で溶解又は分散し
た後、(iii)成分を加え、さらに必要に応じて顔料、添
加剤等を加えて、分散機で分散することによって行われ
る。該塗料組成物の乾燥は、常温でも可能であるが通常
80℃〜200℃の低温で容易に架橋硬化させることが
できる。
【0026】
【作用】本発明の耐熱性塗料組成物において、有機珪素
縮合物(i)とアクリル変性有機珪素樹脂(ii) を併用
したことにより、(i)成分の有する特性を損うことな
く、(ii) 成分中のアクリル成分の作用によって塗料組
成物の粘度を容易に上げることができる。その結果1ス
テージのスプレー塗装で15μm以上の厚さに塗装する
ことが可能である。またアクリル成分を含有するので塗
膜の加工性及び耐候性が向上し、厚塗りしても割れ等の
欠陥が生じない。
【0027】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。
【0028】製造例1 有機珪素縮合物(i)の調製 反応容器に、ES−40(日本コルコート社製テトラエ
トキシシラン低縮合物)427g、エチルトリエトキシ
シラン58g及びエチルアルコール300gを加え、内
容物を攪拌しながら加熱して80℃になったのち0.2
N−塩酸142gを添加し80℃で30分間反応させ
た。ついで、この反応生成物に水酸化カリウム5gを添
加してpHを7以上に上げて80℃で2時間縮合反応を
行ない、その後ベンゼン200gを添加し不揮発分が3
0%(重量%、以下も同様)になるまで脱溶剤を行ない
粘度11センチポイズのワニスを得た。
【0029】製造例2 アクリル変性有機珪素樹脂(i
i) −(イ)の調製 n−ブチルメタクリレート35g、グリシジルメタクリ
レート25g及び2−ヒドロキシエチルアクリレート4
0gからなる単量体混合物を通常のアクリル樹脂の製造
方法に準じて共重合し数平均分子量約20,000のア
クリル共重合体を得た。上記アクリル共重合体100g
(固形分)と製造例1で得た縮合物50g(固形分)を
有機溶剤中でギ酸の存在下80℃で縮合させて(ii) −
(イ)を得た。
【0030】製造例3 アクリル変性有機珪素樹脂(i
i) −(ロ)の調製 下記の単量体組成からなる樹脂(ii) −(ロ)を合成し
た。 3,4−エポキシシクロヘキ シルメチルアクリレート 15g γ−メタクリロキシプロピル トリメトキシシラン 50g メチルアクリレート 35g この共重合体の50重量%トルエン溶液のガードナー粘
度は、Xであった。また、GPCピーク分子量は、40
000であった。
【0031】製造例3 アクリル変性有機珪素樹脂(i
i) −(ハ)の調製 下記の方法によって樹脂(ii) −(ハ)を合成した。 メチルトリメトキシシラン 2720g γ−メタクリロキシプロピル トリメトキシシラン 256g 脱イオン水 1134g 60%塩酸 2g ハイドロキノン 1g これらの混合物を80℃、5時間反応させた。得られた
ポリシロキサン系マクロモノマーの数平均分子量は20
00、平均的に1分子当り1個のビニル基(重合性不飽
和結合)と4個の水酸基を有していた。このマクロモノ
マー300gと スチレン 100g グリシジルメタアクリレート 100g n−ブチルアクリレート 500g アゾイソブチロニトリル 20g の混合物をキシレン1,000g中に、120℃で滴
下、重合し、透明な共重合体を得た。数平均分子量は約
20,000であった。
【0032】実施例1 製造例1で得られた有機珪素縮合物(i)20重量部
(固形分、以下同じ)、製造例2で得られた樹脂(ii)
−(イ)80重量部、アルミニウムトリス(エチルアセ
トアセテート)2重量部及びチタン白顔料(石原産業製
“CR93”)100重量部に溶剤を添加して分散を行
って本発明の塗料組成物を得た。得られた塗料組成物を
表面処理鋼板に膜厚30μmになるようにスプレー塗装
し、150℃で20分間乾燥した。この塗装鋼板を用い
て各種の塗膜性能試験を行った。その結果を表1に示
す。
【0033】実施例2〜5、比較例1 表1に示す配合で実施例1と同様の方法で塗料を調製
し、試験に供した。その結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【効果】本発明によって得られる耐熱性塗料組成物は、
実施例から明らかなように、厚塗り性、加工性が改良さ
れ、耐熱性及び耐汚染性に優れたものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔A〕で示される有機珪素化
    合物および(又は)その低縮合物0〜90重量%および 【化1】 (但しRは炭素数1〜8の炭化水素基) …〔A〕 下記一般式〔B〕で示される有機珪素化合物および(又
    は)その低縮合物10〜100重量% 【化2】 (但しR′は炭素数1〜12の炭化水素基、Rは上記に同じ) …〔B〕 とからなる混合物を縮合して得られる有機珪素縮合物
    (i),アクリル変性有機珪素樹脂(ii)及びキレート
    化合物(iii )を必須成分とする耐熱性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 アクリル変性有機珪素樹脂(ii)が有機
    珪素縮合物(i)とアクリル系重合体との縮合物である
    請求項1記載の耐熱性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 アクリル変性有機珪素樹脂(ii)がアル
    コキシシラン基含有ビニル単量体とオキシラン基含有ビ
    ニル単量体を必須単量体成分とする共重合体である請求
    項1記載の耐熱性塗料組成物。
  4. 【請求項4】 アクリル変性有機珪素樹脂(ii)が下記
    一般式〔C〕 【化3】 (式中、R1 は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基もしく
    はフェニル基を、R2 、R3 及びR4 は炭素数1〜4の
    アルコキシル基もしくは水酸基を示す。)で表わされる
    化合物70〜99.999モル%とアルコキシシラン基
    含有ビニル単量体30〜0.001モル%とを反応させ
    てなるマクロモノマーとオキシラン基含有ビニル単量体
    を必須単量体成分とする共重合体である請求項1記載の
    耐熱性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 キレート化合物(iii )がアルミニウム
    キレート化合物である請求項1記載の耐熱性塗料組成
    物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105950004A (zh) * 2016-07-18 2016-09-21 武汉南瑞电力工程技术装备有限公司 一种采用不可逆示温材料测量电气设备温度的方法
CN111205764A (zh) * 2020-02-19 2020-05-29 广州赫厉狮森汽车用品有限公司 一种汽车发动机机舱镀膜剂及其制备方法

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