JPH06255826A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH06255826A
JPH06255826A JP5047872A JP4787293A JPH06255826A JP H06255826 A JPH06255826 A JP H06255826A JP 5047872 A JP5047872 A JP 5047872A JP 4787293 A JP4787293 A JP 4787293A JP H06255826 A JPH06255826 A JP H06255826A
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JP
Japan
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meandering
transfer material
belt
roller
detection member
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Application number
JP5047872A
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English (en)
Inventor
Takeshi Todome
剛 留目
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH06255826A publication Critical patent/JPH06255826A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00135Handling of parts of the apparatus
    • G03G2215/00139Belt
    • G03G2215/00143Meandering prevention
    • G03G2215/00156Meandering prevention by controlling drive mechanism

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】飛散したトナーや紙粉の影響を受けずに、常に
転写材搬送ベルトと蛇行検出部材との摩擦力を一定状態
に保て、確実な搬送ベルトの片寄り制御状態を維持し
て、色ズレのない良好な画像形成を可能とした画像形成
装置を提供する。 【構成】転写材搬送ベルト12の蛇行を防止するベルト
片寄り防止機構100が、転写材搬送ベルト12の蛇行
検出部材40との接触領域を含む領域を清掃するベルト
清掃装置110を備えることによって、飛散したトナー
や紙粉の影響を受けずに蛇行検出部材40と転写材搬送
ベルト12の接触状態を常に一定に保ち、蛇行規制用ロ
ーラ32の動作不良を防ぐことができる。これにより、
確実な転写材搬送ベルト12の片寄り制御状態を維持し
て、色ズレのない良好な画像形成が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー複写機や、ビ
ジネスカラー複写機など、複数の感光体を用いて用紙な
どの転写材上に画像を形成する画像形成装置に係わり、
詳しくは転写材を搬送する転写材搬送ベルトの片寄りを
防止するベルト片寄り防止手段を改良した画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのカラー指向に応えて、
カラー複写機が登場してきた。
【0003】このカラー複写機の方式の1つに感光体ド
ラム4連タンデム方式がある。この方式は、4本の感光
体ドラムを平行に並べ、それぞれの感光体ドラム上に、
イエロー,マゼンダ,シアン,ブラックのトナーを用い
てトナー像を形成し、1枚の転写材に順次このトナー像
を転写し、カラー画像を得る方式である。さて、この4
連タンデム方式では、転写材搬送ベルトに載せられた転
写材が、次々と、4つの感光体に接触してトナー像が転
写されるようになっている。
【0004】しかしながら、転写材は転写材搬送ベルト
によって4本の感光体ドラムに運ばれるが、この転写材
搬送ベルトに蛇行が生じると、転写材もこれに準じて蛇
行状態となり、色ズレが生じるといった問題がある。
【0005】従来より、画像形成装置に用いられたベル
ト部材の搬送において、その蛇行防止方法としてさまざ
まな方法が考案されている。その中で、特開平4−12
1337号公報に示される方法は、搬送ベルトと蛇行検
出部材の摩擦力によって蛇行規制用ローラの一端を移動
させ、搬送ベルトの片寄りを機械的に制御する方式であ
る。
【0006】しかしながら、この方式では、搬送ベルト
と蛇行検出部材の摩擦力が常に一定であることが前提条
件であり、実際の画像形成装置では、飛散したトナーや
紙粉が搬送ベルト内側に付着し、転写材搬送ベルトと蛇
行検出部材の摩擦力が時間とともに変化し、充分な搬送
ベルトの片寄り制御が出来ないという問題があった。
【0007】また、特開平4−121337号公報に示
される方式では、蛇行規制用ローラを搬送ベルトの内側
に接するように配置する構成となっており、実際の画像
形成装置では、大きなベルト占有体積が必要で装置全体
が大きくなるという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の画像形
成装置にあっては、飛散したトナーや紙粉が転写材搬送
ベルト内側に付着して転写材搬送ベルトと蛇行検出部材
との摩擦力が変化し、充分な転写材搬送ベルトの片寄り
制御が出来なくなり、色ずれが発生するなどの問題があ
った。
【0009】また、蛇行規制用ローラを転写材搬送ベル
トの内側に接するように配置する構成となっており、実
際の画像形成装置では、大きなベルト占有体積が必要で
装置全体が大きくなるという問題があった。
【0010】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、第1の目的とするところは、飛散したトナーや紙粉
の影響を受けずに、常に転写材搬送ベルトと蛇行検出部
材との摩擦力を一定状態に保て、確実な転写材搬送ベル
トの片寄り制御状態を維持して、色ズレのない良好な画
像形成を可能とした画像形成装置を提供しようとするも
のである。
【0011】また、第2の目的とするところは、大きな
ベルト占有体積を必要とすることなく転写材搬送ベルト
の蛇行規制が行え、装置全体のコンパクト化を可能とし
た画像形成装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成する第1の手段として、順次配設される複数の
像担持体にそれぞれ対応して設けられ、その各像担持体
上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成手段と、前
記各像担持体に対して順次転写材を搬送する転写材搬送
ベルトを有する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ
対応して設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に
対して前記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転
写する複数の転写手段と、前記搬送手段の転写材搬送ベ
ルトの片寄りを防止するベルト片寄り防止手段とを具備
してなる画像形成装置であって、前記ベルト片寄り防止
手段が、前記搬送手段の転写材搬送ベルトが掛け渡され
る蛇行規制用ローラと、この蛇行規制用ローラの一端側
かつ蛇行規制用ローラと独立して回転自在に支持される
とともに前記転写材搬送ベルトの端縁部と接触する部分
がテ−パ部となる蛇行検出部材と、この蛇行検出部材が
設けられた軸端部が回転軸心と直交する方向に変位可能
となるように前記蛇行規制用ローラを支持するローラ支
持手段と、前記蛇行検出部材に連結された紐状部材を有
し、前記蛇行検出部材に前記転写材搬送ベルトとの接触
により回転トルクが作用したときその回転運動を直線運
動に変換することによって、蛇行検出部材が設けられた
蛇行規制用ローラの軸端部を所定方向に変位させるロー
ラ端部変位手段と、前記蛇行検出部材の配設位置よりも
前記転写材搬送ベルトの走行方向上流側に位置して設け
られ前記転写材搬送ベルトの前記蛇行検出部材との接触
領域を含む領域を清掃するベルト清掃手段とを具備して
なる構成としたものである。
【0013】上記第1の目的を達成する第2の手段とし
て、順次配設される複数の像担持体にそれぞれ対応して
設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成する
複数の画像形成手段と、前記各像担持体に対して順次転
写材を搬送する転写材搬送ベルトを有する搬送手段と、
前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、前
記搬送手段の転写材搬送ベルトの片寄りを防止するベル
ト片寄り防止手段とを具備してなる画像形成装置であっ
て、前記ベルト片寄り防止手段が、前記搬送手段の転写
材搬送ベルトが掛け渡される蛇行規制用ローラと、この
蛇行規制用ローラの一端側かつ蛇行規制用ローラと独立
して回転自在に支持されるとともに前記転写材搬送ベル
トの端縁部と接触する部分がテ−パ部となる蛇行検出部
材と、この蛇行検出部材が設けられた軸端部が回転軸心
と直交する方向に変位可能となるように前記蛇行規制用
ローラを支持するローラ支持手段と、前記蛇行検出部材
に連結された紐状部材を有し、前記蛇行検出部材に前記
転写材搬送ベルトとの接触により回転トルクが作用した
ときその回転運動を直線運動に変換することによって、
蛇行検出部材が設けられた蛇行規制用ローラの軸端部を
所定方向に変位させるローラ端部変位手段と、前記蛇行
検出部材の前記転写材搬送ベルトとの接触領域を清掃す
る検出部材清掃手段とを具備してなる構成としたもので
ある。
【0014】上記第2の目的を達成する手段として、順
次配設される複数の像担持体にそれぞれ対応して設けら
れ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成する複数の
画像形成手段と、前記各像担持体に対して順次転写材を
搬送する転写材搬送ベルトを有する搬送手段と、前記各
像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送手段で
搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形成され
た画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、前記搬送
手段の転写材搬送ベルトの片寄りを防止するベルト片寄
り防止手段とを具備してなる画像形成装置であって、前
記ベルト片寄り防止手段が、前記搬送手段の転写材搬送
ベルトの外側から接触する回転自在な蛇行規制用ローラ
と、この蛇行規制用ローラの一端側かつ蛇行規制用ロー
ラと独立して回転自在に支持されるとともに前記転写材
搬送ベルトの端縁部と接触する部分がテ−パ部となる蛇
行検出部材と、この蛇行検出部材が設けられた軸端部が
回転軸心と直交する方向に変位可能となるように前記蛇
行規制用ローラを支持するローラ支持手段と、前記蛇行
検出部材に連結された紐状部材を有し、前記蛇行検出部
材に前記転写材搬送ベルトとの接触により回転トルクが
作用したときその回転運動を直線運動に変換することに
よって、蛇行検出部材が設けられた蛇行規制用ローラの
軸端部を所定方向に変位させるローラ端部変位手段とを
具備してなる構成としたものである。
【0015】
【作用】第1の手段の画像形成装置によれば、転写材搬
送ベルトの蛇行を防止するベルト片寄り防止手段が、転
写材搬送ベルトの蛇行検出部材との接触領域を含む領域
を清掃するベルト清掃手段を備えることによって、飛散
したトナーや紙粉の影響を受けずに蛇行検出部材と搬送
ベルトの接触状態を常に一定に保ち、蛇行規制用ローラ
の動作不良を防ぐことができる。これにより、確実な搬
送ベルトの片寄り制御状態を維持して、色ズレのない良
好な画像形成が可能となる。
【0016】第2の手段の画像形成装置によれば、転写
材搬送ベルトの蛇行を防止するベルト片寄り防止手段
が、蛇行検出部材の転写材搬送ベルトとの接触領域を清
掃する検出部材清掃手段を備えることによって、飛散し
たトナーや紙粉の影響を受けずに蛇行検出部材と搬送ベ
ルトの接触状態を常に一定に保ち、蛇行規制用ローラの
動作不良を防ぐことができる。これにより、確実な搬送
ベルトの片寄り制御状態を維持して、色ズレのない良好
な画像形成が可能となる。
【0017】第3の手段の画像形成装置によれば、転写
材搬送ベルトの蛇行を防止するベルト片寄り防止手段
が、蛇行検出用ローラを転写材搬送ベルトの外側から接
触させる構成のため、転写材搬送ベルトの掛け渡し形状
断面を小面積にでき、装置内での占有体積を小さくでき
る。これにより、装置全体のコンパクト化が可能とな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。まず、第1の実施例について、図1ないし
図8を参照して説明する。
【0019】図2は画像形成装置としての4連タンデム
方式のカラー複写機の構成を概略的に示すものである。
このカラー複写機は、順次平行状態に配設された4つの
像担持体としての感光体ドラム2Y,2M,2C,2B
Kと、これら各感光体ドラム2Y,2M,2C,2BK
にそれぞれ対応して設けられ、その各2Y,2M,2
C,2BK上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成
手段150Y,150M,150C,150BKと、前
記感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKに対して順次
用紙からなる転写材8を搬送する搬送手段200と、前
記感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKにそれぞれ対
応して設けられ、前記搬送手段200で搬送される転写
材8に対して前記感光体ドラム2Y,2M,2C,2B
K上に形成されたトナ−画像をそれぞれ転写する複数の
転写手段としての転写ロ−ラ5Y,5M,5C,5BK
を有する。
【0020】また、4組の画像形成手段150Y,15
0M,150C,150BKは固体走査ヘッド1Y,1
M,1C,1BK,等倍結像光学系などからなる記録部
と、帯電装置3Y,3M,3C,3BK、現像装置4
Y,4M,4C,4BK、クリーニング装置6Y,6
M,6C,6BK、除電装置7Y,7M,7C,7BK
などからなる画像形成部からなっている。
【0021】イエロ−画像形成手段150Yについて説
明すると、図示しない印字制御部から送られてくるイエ
ロ−の画像データにしたがって固体走査ヘッド1Yが感
光体ドラム2Yに対して露光光を出力する。この固体走
査ヘッド1Yは、主走査方向ライン上に微小な発光部が
等間隔に配設された構造を持ち、印字すべきパターンに
応じて印字制御部から送られてくるオン−オフ信号に応
じて、主走査方向ラインの個別発光部を点灯制御するこ
とにより、この発光部の光を1対1に結像する等倍結像
光学系によって、感光体ドラム2Y上に光を結像して露
光を行なう。なお、具体的には、固体走査ヘッド1Yに
は解像度444DPIのLEDヘッドアレイを、等倍結
像光学系にはセルフォックレンズアレイを用いた。
【0022】感光体ドラム2Yの周囲には、感光体ドラ
ム2Yの表面を帯電する帯電装置3Y、現像装置4Y、
転写装置5Y、クリーニング装置6Y、除電装置7Yが
配設されている。
【0023】感光体ドラム2Yは、駆動モータ(図示し
ない)により、V0 の外周速度で回転駆動される。この
感光体ドラム2Yは、感光体ドラム2Yの表面に接して
設けられている導電性を有する帯電ローラからなる帯電
装置3Yによって表面が帯電される。なお、この帯電ロ
ーラは、感光体ドラム2Yの表面に接触することによっ
て回転している。
【0024】感光体ドラム2Yの表面は、有機系光導電
体によって形成されている。この光導電体は、通常は高
抵抗であるが、光が照射されると、光照射部の比抵抗が
変化する性質を持っている。そこで、帯電したイエロ−
感光体ドラム2Yの表面に、イエロ−印字パターンに応
じた光を、固体走査ヘッド1Yから等倍結像光学系を通
して照射することによって、イエロ−印字パターンの静
電潜像が感光体ドラム2Yの表面に形成される。
【0025】静電潜像とは、帯電によって感光体ドラム
2Yの表面に形成される像であり、固体走査ヘッド1Y
からの光照射によって、光導電体の被照射面の比抵抗が
低下し、感光体ドラム2Y表面の帯電した電荷が流れ、
一方、固体走査ヘッド1Yからの光照射されなかった部
分の電荷が残留することによって形成される、いわゆる
ネガ潜像である。
【0026】このようにして帯電された感光体ドラム2
Y上の露光位置に、固体走査ヘッド1Yの光が結像さ
れ、潜像が形成された感光体ドラム2Yは、現像位置ま
でV0の速度で回転する。そして、この現像位置で、感
光体ドラム2Y上の潜像は、現像装置4Yによって可視
像であるトナー像化される。
【0027】現像装置4Y内には、イエロ−染料を含み
樹脂にて形成されるイエロ−トナーが準備されている。
イエロ−トナーは、現像装置4Yの内部で攪拌されるこ
とで摩擦帯電し、感光体ドラム2Y上に帯電した帯電荷
と同極性の電荷を持つ。感光体ドラム2Yの表面が現像
装置4Yを通過していくことにより、帯電が除去された
潜像部にのみイエロ−トナーが静電的に付着して、潜像
がイエロ−トナーによって現像される(反転現像)。
【0028】イエロ−のトナー像が形成された感光体ド
ラム2Yは、引続き外周V0 で回転し、転写位置の地点
で転写装置5Yによって、給紙系によりタイミングを取
って供給された搬送ベルト12上の転写材(用紙)8上
にトナー像が転写される。
【0029】給紙系は、ピックアップローラ9、フィー
ドローラ10、および、レジストローラ11からなる。
ピックアップローラ9によって、給紙カセット39内か
ら持ち上げられた転写材8は、フィードローラ10によ
って1枚だけレジストローラ11に搬送される。レジス
トローラ11は、転写材8の姿勢をただした後、転写材
搬送ベルト12上に送る。レジストローラ11の外周速
度、転写材搬送ベルト12の周速は、感光体ドラム2Y
の周速V0 と等速になるように設定されている。転写材
8は、その一部をレジストローラ11に保持された状態
で、感光体ドラム2Yと等速のV0 で転写材搬送ベルト
12と共に感光体ドラム2Yの転写位置に送られる。
【0030】転写位置において、転写材8と接した感光
体ドラム2Y上のイエロ−トナー像は、転写装置5Yに
よって、感光体ドラム2Yから離脱して転写材8上に転
写され、この結果、イエロ−印字信号に基づく印字パタ
ーンのイエロ−トナー像が転写材8上に形成される。
【0031】転写装置5Yは、半導電性を有する転写ロ
ーラによって構成されている。この転写ローラは、転写
材搬送ベルト12の裏側から、感光体ドラム2Yに静電
的に付着しているイエロ−トナーの電位と逆極性を有す
る電界を供給する。この電界は、転写材搬送ベルト1
2、および、転写材8を通して感光体ドラム2Y上のイ
エロ−トナー像に作用し、その結果、感光体ドラム2Y
から転写材8へトナー像を転写する。
【0032】こうして、イエロ−トナー像を転写した転
写材8は、次にマゼンダ画像形成手段150Mに、さら
にシアン画像形成手段150Cに、さらにブラック画像
形成手段150BKに順次供給される。
【0033】なお、マゼンダ画像形成手段150M、シ
アン画像形成手段150C、ブラック画像形成手段15
0BKは、上述したイエロ−画像形成手段150Yにお
けるイエロ−(Y)を、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)に置き換えた、同じ構成部材
および作用より成り立っているので、説明を簡略化する
ため、これらの画像形成手段については説明を省略す
る。
【0034】さて、イエロ−転写位置、マゼンダ転写位
置、シアン転写位置、ブラック転写位置を順次通過し
て、色重ね画像を形成した転写材8は、定着装置13へ
と送り込まれる。
【0035】定着装置13は、ヒータを組み込んだヒー
トローラから構成されており、転写材8上に電荷力によ
って載っているだけのトナー像を加熱することにより、
色重ねしたトナー像を溶融して、転写材8への永久定着
を行なう。定着の完了した転写材8は、送り出しローラ
14によって排紙トレイ15に搬出される。
【0036】一方、転写位置を通過した各色の感光体ド
ラム2Y,2M,2C,2BKは、そのまま外周速度V
0 にて回転駆動され、クリーニング装置6Y,6M,6
C,6BKによって残留トナーや紙粉がクリーニングさ
れ、さらに、除電装置7Y,7M,7C,7BKの除電
ランプで表面の電位が一定にされ、必要に応じて再び帯
電装置3Y,3M,3C,3BKからの一連のプロセス
に入る。
【0037】また、転写材8を搬送した転写材搬送ベル
ト12は、エンドレス構造を有していて、定着装置13
側の駆動ローラ16と転写材供給口側の従動ローラ17
とによって保持されている。駆動ローラ16は、図示し
ない駆動モータからその駆動力を伝達され、感光体ドラ
ムの外周速度V0 とベルト外周速度が等速になるように
駆動されている。
【0038】一方、従動ローラ17は、ローラ両側の軸
部に転写材搬送方向と平行な方向に移動可能な機構を持
ち、転写材搬送方向と反対方向に圧縮スプリング18に
よって、転写材搬送ベルト12に引張り荷重を加えるべ
く押圧されている。従動ローラ17が転写材搬送方向と
平行な方向に移動可能とする機構は、フレーム24に設
けられた長孔39(第1図参照)と、これを摺動し、か
つ、従動ローラ17を回転可能とする従動ローラ保持部
材21から構成される。
【0039】転写材搬送ベルト12は、転写材8を定着
装置13に送り出した後、ベルト表面に付着した残留ト
ナーや紙粉がベルトクリーニング装置22によってクリ
ーニングされ、必要に応じて次の転写材8を搬送する。
【0040】また、単色印字の場合は、上述した任意の
単色の記録部・画像形成部による作像を行なう。このと
き、選択された色以外の記録部・画像形成部は動作を行
なわないようになっている。次に、図1を参照して前記
転写材8を搬送する搬送手段200について説明する。
【0041】搬送手段200は、平行に設けられたベル
ト駆動ローラ16と、従動ローラ17と、蛇行規制ロー
ラ32とに掛け渡されて中途部が前記感光体ドラム2
Y,2M,2C,2BKに対向するよう張設された無端
状の転写材搬送ベルト12を有した構成となっている。
【0042】駆動ローラ16は、ベルトユニットフレー
ム24に設けられた孔に、駆動ローラ軸受19を介し
て、回転可能な状態でかつ回転中心軸位置固定の状態に
配設されている。
【0043】従動ローラ17は、ベルトユニットフレー
ム24に設けられた長孔39に嵌合する従動ローラ軸受
21を介して、回転可能な状態でかつ駆動ローラ16の
回転中心軸に垂直な方向に移動可能な状態に配設されて
いる。これは、ベルトユニットフレーム24に設けられ
た長孔39が駆動ローラ16の回転中心軸に垂直な方向
に長軸を持つように設定されているためである。
【0044】一方、従動ローラ17の従動ローラ軸受2
1は、圧縮スプリング18によって、長孔39の長軸方
向に力が加えられている。これによって、搬送ベルト1
2に張力が与えられるようになっている。
【0045】また、転写材搬送ベルト12は、前記蛇行
規制用ローラ32を含むベルト片寄り防止手段としての
ベルト片寄り防止機構100により片寄りを防止される
ようになっている。
【0046】ベルト片寄り防止機構100は、図1に示
すように、転写材搬送ベルト12が掛け渡される蛇行規
制用ローラ32と、この蛇行規制用ローラ32の一端側
かつ蛇行規制用ローラ32と独立して回転自在に支持さ
れるとともに前記転写材搬送ベルト12の端縁部と接触
する部分がテ−パ部40Aとなる蛇行検出部材40と、
この蛇行検出部材40が設けられた軸端部が回転軸心と
直交する方向に変位可能となるように前記蛇行規制用ロ
ーラ32を支持するローラ支持手段としてのローラ支持
機構105を有する。
【0047】さらに、蛇行検出部材40に連結された紐
状部材34を有し、蛇行検出部材40に転写材搬送ベル
ト12との接触により回転トルクが作用したときその回
転運動を直線運動に変換することによって、蛇行検出部
材40が設けられた蛇行規制用ローラ32の軸端部を所
定方向に変位させるローラ端部変位手段としてのローラ
端部変位機構106を有する構成となっている。
【0048】さらに、この実施例においては、前記蛇行
検出部材40の配設位置よりも前記転写材搬送ベルト1
2の走行方向上流側に位置して、転写材搬送ベルト12
の蛇行検出部材40との接触領域を含む領域を清掃する
ベルト清掃手段としてのベルト清掃装置110を付設し
た構成となっている。さらに、ベルト片寄り防止機構1
00の構成を詳細に説明する。
【0049】蛇行規制ローラ32の一端部は、ベルトユ
ニットフレーム24に固定された蛇行規制ローラ固定軸
受37に回転自由な状態に嵌合している。この蛇行規制
ローラ固定軸受37の軸受部は円錐形状をしている為、
蛇行規制ローラ32はローラ軸受37を中心に円錐状に
傾くことができる。
【0050】蛇行規制ローラ32の他端には、蛇行検出
部材40が回転自由な状態に嵌め込まれており、さらに
その先端部が蛇行規制ローラ摺動軸受38によって保持
されるようになっている。つまり、蛇行検出部材40
は、蛇行規制ローラ32上で回転自由な状態にあり、か
つ、蛇行規制ローラ32は、第1に軸受である蛇行規制
ローラ固定軸受37と第2に軸受である蛇行規制ローラ
摺動軸受38によって回転自在に軸支されている。
【0051】蛇行規制ローラ摺動軸受38は、ベルトユ
ニットフレーム24に設けられた長孔33に嵌合してお
り、この長孔33は、駆動ローラ16と従動ローラ17
の回転中心軸を含む平面に平行な方向に長軸を有してい
る。従って、蛇行規制ローラ32は、駆動ローラ16と
搬送ベルト従動ローラ17の回転中心軸を含む平面に平
行な方向に蛇行規制ローラ摺動軸受38側が移動可能な
状態となっている。
【0052】さて、この蛇行規制ローラ摺動軸受38に
は、長孔33の長軸方向に圧縮スプリング35が取り付
けてあり、従動ローラ17側から圧縮力が加えられてい
る。また、蛇行検出部材40には、従動ローラ17側を
固定端として、上側から紐状部材34が巻き付けられて
いる。つぎに、このように構成されたベルト片寄り防止
機構100の作用について、図1に図3ないし図8を加
えて説明する。
【0053】転写材搬送ベルト12は、図中の矢印A方
向、つまり、従動ローラ17側から駆動ローラ16側に
搬送されて行く。転写材搬送ベルト12は、円柱形と円
錐形を組み合わせた形状の蛇行検出部材40の円錐形の
テーパ部分40Aにその一部が接触する状態で走行す
る。
【0054】蛇行検出部材40は、円柱部分40Bに上
側から紐状部材34が巻き付けられているため、転写材
搬送ベルト12が走行すると摺動した状態となる。この
状態は、予め紐状部材34の長さと、圧縮スプリング3
5の力を調整し、蛇行規制ローラが一定の状態になるよ
うにしてある。このとき、紐状部材34が巻き付けられ
た蛇行検出部材40と転写材搬送ベルト12との摩擦力
によって蛇行検出部材40に回転しようとする力が発生
した場合、この力によって紐状部材34が蛇行検出部材
40に巻き付こうとする力が発生し、この力によって蛇
行規制ローラ32の蛇行検出部材40側が従動ローラ1
7側に移動しようとする力が発生する。
【0055】そして、転写材搬送ベルト12に片寄りが
ない場合には、図3および図4に示すように、蛇行規制
ローラ32が従動ローラ17側に移動しようとする力
と、蛇行規制ローラ摺動軸受38に長孔33の長軸方向
に取り付けられた圧縮スプリング35によってこれを抑
えようとする力が釣り合った状態で蛇行規制ローラ32
は回転している。
【0056】今、転写材搬送ベルト12が図中、進行方
向左側(図5において下側)に片寄りが生じたとする
と、転写材搬送ベルト12は進行方向左側に寄るので、
蛇行検出部材40のテーパ部分40Aのより広い部分が
転写材搬送ベルト12と接触することになる。
【0057】一定の摩擦係数を持つ転写材搬送ベルト1
2と蛇行検出部材40との接触面積が広くなることで、
蛇行検出部材40が更に回転しようとする力が発生し、
この力によって紐が蛇行検出部材40に更に巻き付こう
とする力が発生、この力によって蛇行検出部材40が従
動ローラ17側に更に移動しようとする力が発生する。
【0058】この蛇行規制ローラ32が更に従動ローラ
17側に移動しようとする力と、蛇行規制ローラ摺動軸
受38に長孔33の長軸方向に取り付けられた、圧縮ス
プリング35によってこれを抑えようとする力が釣り合
った状態で蛇行規制ローラ32は回転するが、このよう
に転写材搬送ベルト12が進行方向左側に寄った場合、
蛇行規制ローラ32が更に従動ローラ17側に移動しよ
うとする力が初期状態より大きくなり、その結果、蛇行
規制ローラ32の蛇行検出部材40側が従動側ローラ1
7側に幾分移動した状態で力の平衡状態となる。
【0059】つまり、図5および図6に示すように、蛇
行規制ローラ32は転写材搬送ベルト12の進行方向に
対して、蛇行規制ローラ32の蛇行検出部材40側が従
動側ローラ17側に幾分傾いた状態となる。
【0060】この時、蛇行規制ローラ32が傾いたこと
により、転写材搬送ベルト12には、ローラの回転中心
軸に垂直に方向発生する進行力Fが加えられる。実際の
運動時には、この進行力Fがベルト搬送方向FH と、こ
のベルト搬送方向に垂直な方向FV に分解された力が作
用する。
【0061】この、ベルト搬送方向と垂直な方向に分解
した力の向きFV は、片寄った方向即ちベルト進行方向
左側に進もうとする力と逆方向の力であり、この力によ
って、ベルト進行方向左側への片寄りは補正される。こ
の力FV によって片寄りが補正されると、転写材搬送ベ
ルト12と蛇行検出部材40との接触領域は徐々に少な
くなり、初期状態に戻る。これによって、蛇行規制ロー
ラ32も初期状態に戻る。
【0062】また、転写材搬送ベルト12が図中、進行
方向右側(図7において上側)に片寄りが生じたとする
と、転写材搬送ベルト12は進行方向右側に寄るので、
蛇行検出部材40のテーパ部分40Aのより狭い部分が
転写材搬送ベルト12と接触することになる。
【0063】一定の摩擦係数を持つ転写材搬送ベルト1
2と蛇行検出部材40との接触面積が小さくなること
で、蛇行検出部材40が回転しようとする力が弱まり、
この力によって紐状部材34が蛇行検出部材40に更に
巻き付こうとする力が弱まり、圧縮スプリング35の初
期圧縮力に負けて、その結果、蛇行規制ローラ32の蛇
行検出部材40側が駆動側ローラ16側に幾分移動した
状態で力の平衡状態となる。
【0064】つまり、図7および図8に示すように、蛇
行規制ローラ32は転写材搬送ベルト12の進行方向に
対して、蛇行規制ローラ32の蛇行検出部材40側が駆
動側ローラ16側に幾分傾いた状態となる。
【0065】この時、蛇行規制ローラ32が傾いたこと
により、転写材搬送ベルト12には、ローラの回転中心
軸に垂直に方向発生する進行力Fが加えられる。実際の
運動時には、この進行力Fがベルト搬送方向FH と、こ
のベルト搬送方向に垂直な方向FV に分解された力が作
用する。この、ベルト搬送方向と垂直な方向に分解した
力の向きFV は、片寄った方向即ちベルト進行方向右側
に進もうとする力と逆方向の力であり、この力によっ
て、ベルト進行方向右側への片寄りは補正される。
【0066】この力FV によって片寄りが補正される
と、転写材搬送ベルト12と蛇行検出部材40との接触
領域は徐々に大きくなり、初期状態に戻る。これによっ
て、蛇行規制ローラ32も初期状態に戻る。
【0067】以上詳しく説明したように、このベルト片
寄り防止機構100は、純粋な機械的自動制御であり、
他のセンサーやモータ等を使用するベルト片寄り制御方
法に対して構造が簡単でコストも安いという点で非常に
優れている。
【0068】しかしながら、転写材搬送ベルト12と蛇
行検出部材40の動摩擦によって蛇行規制ローラ32の
位置を制御するため、装置内部で発生する飛散したトナ
ーや紙粉が、蛇行検出部材40やこれと接触するベルト
領域に付着して、蛇行検出部材40の回転状態を変化さ
せたり、摩擦値を変化させたりすると、これに準じて位
置を変化させる蛇行規制ローラ32が初期状態どおり機
能しなくなることになる。
【0069】そこで、この実施例に於いては、飛散した
トナーや紙粉の悪影響が生じないように、蛇行検出部材
40の配設位置よりも転写材搬送ベルト12の走行方向
上流側に位置して、転写材搬送ベルト12の蛇行検出部
材40との接触領域を含む領域を清掃するベルト清掃装
置110を付設した構成となっている。
【0070】ベルト清掃手段110として、この実施例
では、図1、図3および図4に示すように、転写材搬送
ベルト12の内側の蛇行検出部材40と接する領域を含
む領域をクリーニングするPETフィルムからなるクリ
ーニング部材41Aと、このクリーニング部材41Aに
よりクリーニングされたトナーや紙粉を収容するクリー
ニングホッパ42を有する。
【0071】このクリーニング部材41Aは、転写材搬
送ベルト12の内側から外側に向けて傾けた状態に保持
されており、かつ、転写材搬送ベルト12の外側まで長
さを持っている。そして、転写材搬送ベルト12の蛇行
検出部材40との接触領域を含む領域に付着したトナー
や紙粉は、このクリーニング部材41Aに当たり、転写
材搬送ベルト12の走行に従って徐々に転写材搬送ベル
ト12の外側に移動し、自動的に転写材搬送ベルト12
外側に排出されるようになっている。
【0072】そして、このクリーニングされ排出される
トナーや紙粉は、その下方に配設されたクリーニングホ
ッパ42に回収され、装置内部を汚さないようになって
いる。また、図9ないし図14は、ベルト清掃装置11
0のそれぞれ異なる変形例を示すものである。
【0073】図9に示すものは、PETフィルムからな
るブレ−ド状クリーニング部材41Aと、ロ−ラ状ベル
ト保持部材43Bとで、転写材搬送ベルト12を挟み込
む構造としたものであり、転写材搬送ベルト12の裏側
は、しっかりとブレ−ド状クリーニング部材41Aに接
触し、クリーニング効率が高められる。
【0074】この実施例では、ブレ−ド状ベルト保持部
材43が、ベルト進行方向に準じるように撓むように設
けられることで、しっかりと、かつ、転写材搬送ベルト
12の駆動負荷を増やすことなく、転写材搬送ベルト1
2を保持することができる。
【0075】図10に示すものは、PETフィルムから
なるブレ−ド状クリーニング部材41Aと、ロ−ラ状ベ
ルト保持部材43Bとで、転写材搬送ベルト12を挟み
込む構造としたものであり、転写材搬送ベルト12の裏
側は、しっかりとクリーニング部材41Aに接触し、ク
リーニング効率が高められる。
【0076】図11に示すものは、ブラシ状クリーニン
グ部材41Bと、PETフィルムからなるブレ−ド状ベ
ルト保持部材43Aとで、転写材搬送ベルト12を挟み
込む構造としたものであり、転写材搬送ベルト12の裏
側は、しっかりとブラシ状クリーニング部材41Bに接
触し、クリーニング効率が高められる。
【0077】図12に示すものは、ブラシ状クリーニン
グ部材41Bと、ロ−ラ状ベルト保持部材43Bとで、
転写材搬送ベルト12を挟み込む構造としたものであ
り、転写材搬送ベルト12の裏側は、しっかりとクリー
ニング部材41Bに接触し、クリーニング効率が高めら
れる。
【0078】図13に示すものは、ロ−ルブラシ状クリ
ーニング部材41Cと、PETフィルムからなるブラシ
状保持部材43Aとで、転写材搬送ベルト12を挟み込
む構造としたものであり、転写材搬送ベルト12の裏側
は、しっかりとロ−ルブラシ状クリーニング部材41C
に接触し、クリーニング効率が高められる。
【0079】図14に示すものは、ロ−ルブラシ状クリ
ーニング部材41Cと、ロ−ラ状ブラシ状保持部材43
Bとで、転写材搬送ベルト12を挟み込む構造としたも
のであり、転写材搬送ベルト12の裏側は、しっかりと
ロ−ルブラシ状クリーニング部材41Cに接触し、クリ
ーニング効率が高められる。
【0080】上記したように、この実施例においては、
蛇行検出部材40の配設位置よりも転写材搬送ベルト1
2の走行方向上流側に位置して、転写材搬送ベルト12
の蛇行検出部材40との接触領域を含む領域を清掃する
ベルト清掃装置110を付設した構成となっている。こ
れにより、飛散したトナーや紙粉の悪影響が受けること
無く、転写材搬送ベルト12と蛇行検出部材40との動
摩擦係数は常に一定に保たれ、初期状態と変わらない安
定した蛇行制御を実現することが出来るものである。
【0081】図15および図16は、転写材搬送ベルト
の蛇行を防止するベルト片寄り防止手段としてのベルト
片寄り防止機構100が、蛇行検出部材40のテーパ部
分40Aの領域をそ清掃する検出部材清掃手段としての
検出部材清掃装置120を有した構成となっている。
【0082】図14に示すものは、PETフィルムから
なるブレ−ド状クリーニング部材41Aを蛇行検出部材
40のテーパ部分40Aに接触させた構成となってい
る。そして、転写材搬送ベルト12の蛇行にともなって
蛇行検出部材40が回転すると、付着したトナーや紙粉
がブレ−ド状クリーニング部材41Aによりクリーニン
グされ、このクリーニングされたトナーや紙粉は、クリ
ーニングホッパー42内に回収され装置内部を汚さない
ようになっている。
【0083】また、図15に示すものは、ロ−ルブラシ
状クリーニング部材41Cを蛇行検出部材40のテーパ
部分40Aに接触させた構成となっている。そして、転
写材搬送ベルト12の蛇行にともなって蛇行検出部材4
0が回転すると、付着したトナーや紙粉がロ−ルブラシ
状クリーニング部材41Cによりクリーニングされ、こ
のクリーニングされたトナーや紙粉は、クリーニングホ
ッパー42内に回収され装置内部を汚さないようになっ
ている。なお、クリーニング部材としては、ブラシ状、
ロ−ルブラシ状以外の物であっても良い事は勿論であ
る。
【0084】以上詳しく説明したように、蛇行検出部材
40と転写材搬送ベルト12と接触する領域、即ちテー
パ部分の境域をクリーニングする部材をつけることで、
転写材搬送ベルト12と蛇行検出部材40との動摩擦係
数は常に一定に保たれ、初期状態と変わらない安定した
蛇行制御を実現することが出来ることになる。つぎに、
図17ないし図23を参照して、ベルト片寄り防止手段
としての第2のベルト片寄り防止機構130について説
明する。
【0085】このベルト片寄り防止機構130は、蛇行
規制用ローラ32を転写材搬送ベルト12の外側から接
触させる構成としたものであり、転写材搬送ベルト12
の掛け渡し形状断面を小面積にでき、装置内での占有体
積を小さくして、装置全体のコンパクト化を可能とした
ものである。
【0086】このベルト片寄り防止機構130は、図1
7に示すように、蛇行規制用ローラ32の転写材搬送ベ
ルト12に対する接触を転写材搬送ベルト12の外側か
ら行う点と、紐状部材34の蛇行検出部材40の円柱部
分40Bへの巻き付けを下側から巻き付ける点が、図1
を参照して前述したベルト片寄り防止機構100とは異
なる。
【0087】しかして、転写材搬送ベルト12は、図中
の矢印A方向、つまり、従動ローラ17側から駆動ロー
ラ16側に搬送されて行く。転写材搬送ベルト12は、
蛇行検出部材40の円錐形のテーパ部分40Aにその一
部が接触する状態で走行する。蛇行検出部材40には、
上側から紐状部材34が巻き付けられているため、転写
材搬送ベルト12が走行すると摺動した状態となる。こ
の状態は、予め紐状部材34の長さと、圧縮スプリング
35の力を調整し、蛇行規制ローラ32が一定の状態に
なるようにしてある。
【0088】このとき、紐状部材34が巻き付けられた
蛇行検出部材40と転写材搬送ベルト12の摩擦力によ
って蛇行検出部材40が回転しようとする力が発生し、
この力によって紐状部材34が蛇行検出部材40に巻き
付こうとする力が発生する。この力によって蛇行規制ロ
ーラ32の蛇行検出部材40側が駆動ロ−ラ16側に移
動しようとする力が発生する。
【0089】そして、転写材搬送ベルト12に片寄りが
ない場合には、図18および図19に示すように、この
蛇行規制ロ−ラ32が従動ローラ17側に移動しようと
する力と、蛇行規制ローラ摺動軸受38に長孔33の長
軸方向に取り付けられた圧縮スプリング35によってこ
れを抑えようとする力が釣り合った状態で蛇行規制ロー
ラ32は回転している。
【0090】今、転写材搬送ベルト12が図中進行方向
左側(図20において下側)に片寄りが生じたとする
と、転写材搬送ベルト12は進行方向左側に寄るので、
蛇行検出部材40のテーパ部分40Aのより広い部分が
転写材搬送ベルト12と接触することになる。
【0091】一定の摩擦係数を持つ転写材搬送ベルト1
2と蛇行検出部材40との接触面積が広くなることで、
蛇行検出部材40が更に回転しようとする力が発生し、
この力によって紐が蛇行検出部材40に更に巻き付こう
とする力が発生、この力によって蛇行検出部材40が従
動ローラ17側に更に移動しようとする力が発生する。
【0092】この蛇行規制ローラ32が更に従動ローラ
17側に移動しようとする力と、蛇行規制ローラ摺動軸
受38に長孔33の長軸方向に取り付けられた、圧縮ス
プリング35によってこれを抑えようとする力が釣り合
った状態で蛇行規制ローラ32は回転するが、このよう
に転写材搬送ベルト12が進行方向左側に寄った場合、
蛇行規制ローラ32が更に従動ローラ17側に移動しよ
うとする力が初期状態より大きくなり、その結果、蛇行
規制ローラ32の蛇行検出部材40側が従動ローラ17
側に幾分移動した状態で力の平衡状態となる。
【0093】つまり、図20および図21に示すよう
に、蛇行規制ローラ32は転写材搬送ベルト12の進行
方向に対して、蛇行規制ローラ32の蛇行検出部材40
側が従動ローラ17側に幾分傾いた状態となる。
【0094】この時、蛇行規制ローラ32が傾いたこと
により、転写材搬送ベルト12には、蛇行規制ローラ3
2の回転中心軸に垂直に方向発生する進行力Fが加えら
れる。実際の運動時には、この進行力Fがベルト搬送方
向FH とこのベルト搬送方向に垂直な方向FV に分解さ
れた力が作用する。この、ベルト搬送方向と垂直な方向
に分解した力の向きFV は、片寄った方向即ちベルト進
行方向左側に進もうとする力と逆方向の力であり、この
力によって、ベルト進行方向左側への片寄りは補正され
る。この力FV によって片寄りが補正されると、転写材
搬送ベルト12と蛇行検出部材40との接触領域は徐々
に少なくなり、初期状態に戻る。これによって、蛇行規
制ローラ32も初期状態に戻る。
【0095】また、転写材搬送ベルト12が、進行方向
右側(図22において上側)に片寄りが生じたとする
と、転写材搬送ベルト12は進行方向右側に寄るので、
蛇行検出部材40のテーパ部分40Aのより狭い部分が
転写材搬送ベルト12と接触することになる。
【0096】一定の摩擦係数を持つ転写材搬送ベルト1
2と蛇行検出部材40との接触面積が小さくなること
で、蛇行検出部材40が回転しようとする力が弱まり、
この力によって紐状部材34が蛇行検出部材40に更に
巻き付こうとする力が弱まり、圧縮スプリング35の初
期圧縮力に負けて、その結果、蛇行規制ローラ32の蛇
行検出部材40側が駆動ローラ16側に幾分移動した状
態で力の平衡状態となる。
【0097】つまり、図22および図23に示すよう
に、蛇行規制ローラ32は転写材搬送ベルト12の進行
方向に対して、蛇行規制ローラ32の蛇行検出部材40
側が駆動ローラ16側に幾分傾いた状態となる。
【0098】この時、蛇行規制ローラ32が傾いたこと
により、転写材搬送ベルト12には、ローラの回転中心
軸に垂直に方向発生する進行力Fが加えられる。実際の
運動時には、この進行力Fがベルト搬送方向FH と、こ
のベルト搬送方向に垂直な方向FV に分解された力が作
用する。この、ベルト搬送方向と垂直な方向に分解した
力の向きFV は、片寄った方向即ちベルト進行方向右側
に進もうとする力と逆方向の力であり、この力によっ
て、ベルト進行方向右側への片寄りは補正される。
【0099】この力FV によって片寄りが補正される
と、転写材搬送ベルト12と蛇行検出部材40との接触
領域は徐々に大きくなり、初期状態に戻る。これによっ
て、蛇行規制ローラ32も初期状態に戻る。
【0100】以上、詳述したように、この第2のベルト
片寄り防止機構130は、蛇行規制用ローラ32を転写
材搬送ベルト12の外側から押付けるように配設するこ
とによって転写材搬送ベルト12の掛け渡し占有面積を
大きくせずに使用することが出来る。また、純粋な機械
的自動制御であり、他のセンサーやモータ等を使用する
ベルト片寄り制御方法に対して構造が簡単でコストも安
いという点で非常に優れている。上述の実施例の説明に
おいて、前述した部分と同一部分は、同一符号を付して
詳細な説明を省略する。なお、本発明は、本発明の要旨
を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。
【0102】請求項1の画像形成装置によれば、転写材
搬送ベルトの蛇行を防止するベルト片寄り防止手段が、
転写材搬送ベルトの蛇行検出部材との接触領域を含む領
域を清掃するベルト清掃手段を備えることによって、飛
散したトナーや紙粉の影響を受けずに蛇行検出部材と搬
送ベルトの接触状態を常に一定に保ち、蛇行規制用ロー
ラの動作不良を防ぐことができる。これにより、確実な
搬送ベルトの片寄り制御状態を維持して、色ズレのない
良好な画像形成が可能となる。
【0103】請求項2の画像形成装置によれば、転写材
搬送ベルトの蛇行を防止するベルト片寄り防止手段が、
蛇行検出部材の転写材搬送ベルトとの接触領域を清掃す
る検出部材清掃手段を備えることによって、飛散したト
ナーや紙粉の影響を受けずに蛇行検出部材と搬送ベルト
の接触状態を常に一定に保ち、蛇行規制用ローラの動作
不良を防ぐことができる。これにより、確実な搬送ベル
トの片寄り制御状態を維持して、色ズレのない良好な画
像形成が可能となる。
【0104】請求項3の画像形成装置によれば、転写材
搬送ベルトの蛇行を防止するベルト片寄り防止手段が、
蛇行検出用ローラを転写材搬送ベルトの外側から接触さ
せる構成のため、転写材搬送ベルトの掛け渡し形状断面
を小面積にでき、装置内での占有体積を小さくできる。
これにより、装置全体のコンパクト化が可能となるとい
った効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部を概略的に示す斜
視図。
【図2】本発明の第1の実施例の4連タンデム方式フル
カラー画像形成装置の概略図。
【図3】同じく要部の概略的平面図。
【図4】同じく要部の概略的側面図。
【図5】同実施例におけるベルトが進行方向左側に片寄
った場合のベルト片寄り防止機構の状態を平面的に見た
説明図。
【図6】同じく側面的に見た説明図。
【図7】同実施例におけるベルトが進行方向右側に片寄
った場合のベルト片寄り防止機構の状態を平面的に見た
説明図。
【図8】同じく側面的に見た説明図。
【図9】同実施例におけるベルト清掃装置の第1の変形
例を示す図。
【図10】同実施例におけるベルト清掃装置の第2の変
形例を示す図。
【図11】同実施例におけるベルト清掃装置の第3の変
形例を示す図。
【図12】同実施例におけるベルト清掃装置の第4の変
形例を示す図。
【図13】同実施例におけるベルト清掃装置の第5の変
形例を示す図。
【図14】同実施例におけるベルト清掃装置の第6の変
形例を示す図。
【図15】本発明の第2の実施例の要部を示す概略的平
面図。
【図16】同実施例における変形例を示す図。
【図17】本発明の第3の実施例の要部を概略的に示す
斜視図。
【図18】同実施例におけるベルトに片寄りがない場合
のベルト片寄り防止機構の状態を平面的に見た説明図。
【図19】同じく側面的に見た説明図。
【図20】同実施例におけるベルトが進行方向左側に片
寄った場合のベルト片寄り防止機構の状態を平面的に見
た説明図。
【図21】同じく側面的に見た説明図。
【図22】同実施例におけるベルトが進行方向右側に片
寄った場合のベルト片寄り防止機構の状態を平面的に見
た説明図。
【図23】同じく側面的に見た説明図。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1BK…固体走査ヘッド、2Y,2
M,2C,2BK…感光体ドラム(像担持体)、3Y,
3M,3C,3BK…帯電装置、4Y,4M,4C,4
BK…現像装置、5Y,5M,5C,5BK…転写装置
(転写手段)、6Y,6M,6C,6BK…クリーニン
グ装置、7Y,7M,7C,7BK…除電装置、8…転
写材、9…ピックアップローラ、19…フィードロー
ラ、11…レジストローラ、12…転写材搬送ベルト、
13…定着装置、14…送り出しローラ、15…排紙ト
レイ、16…駆動ローラ、17…従動ローラ、18…従
動ローラ圧縮スプリング、21…従動ローラ保持部材2
1、22…ベルトクリーニング装置、23…給紙カセッ
ト、32…蛇行規制ローラ、33…ベルトユニットフレ
ーム長孔、34…紐状部材、35…圧縮スプリング、3
7…蛇行規制ローラ固定軸受(第1の軸受)、38…蛇
行規制ローラ摺動軸受(第2の軸受)、24…ベルトユ
ニットフレーム、40…蛇行検出部材、40A…テ−パ
部、41A…ブレ−ド状クリーニング部材、41B…ブ
ラシ状クリーニング部材、41C…ロ−ルブラシ状クリ
ーニング部材、42…クリーナホッパー、43A…ブレ
−ド状ベルト保持部材、43B…ロ−ラ状ベルト保持部
材、100…ベルト片寄り防止機構(ベルト片寄り防止
手段)、105…ローラ支持機構(ローラ支持手段)、
106…ローラ端部変位機構(ローラ端部変位手段)、
110…ベルト清掃装置(ベルト清掃手段)、120…
検出部材清掃装置(検出部材清掃手段)、130…第2
のベルト片寄り防止機構(ベルト片寄り防止手段)、1
50…画像形成手段、200…搬送手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する転写材搬
    送ベルトを有する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記搬送手段の転写材搬送ベルトの片寄りを防止するベ
    ルト片寄り防止手段と、を具備してなる画像形成装置で
    あって、 前記ベルト片寄り防止手段が、前記搬送手段の転写材搬
    送ベルトが掛け渡される蛇行規制用ローラと、 この蛇行規制用ローラの一端側かつ蛇行規制用ローラと
    独立して回転自在に支持されるとともに前記転写材搬送
    ベルトの端縁部と接触する部分がテ−パ部となる蛇行検
    出部材と、 この蛇行検出部材が設けられた軸端部が回転軸心と直交
    する方向に変位可能となるように前記蛇行規制用ローラ
    を支持するローラ支持手段と、 前記蛇行検出部材に連結された紐状部材を有し、前記蛇
    行検出部材に前記転写材搬送ベルトとの接触により回転
    トルクが作用したときその回転運動を直線運動に変換す
    ることによって、蛇行検出部材が設けられた蛇行規制用
    ローラの軸端部を所定方向に変位させるローラ端部変位
    手段と、 前記蛇行検出部材の配設位置よりも前記転写材搬送ベル
    トの走行方向上流側に位置して設けられ前記転写材搬送
    ベルトの前記蛇行検出部材との接触領域を含む領域を清
    掃するベルト清掃手段と、を具備してなることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する転写材搬
    送ベルトを有する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記搬送手段の転写材搬送ベルトの片寄りを防止するベ
    ルト片寄り防止手段と、を具備してなる画像形成装置で
    あって、 前記ベルト片寄り防止手段が、 前記搬送手段の転写材搬送ベルトが掛け渡される蛇行規
    制用ローラと、 この蛇行規制用ローラの一端側かつ蛇行規制用ローラと
    独立して回転自在に支持されるとともに前記転写材搬送
    ベルトの端縁部と接触する部分がテ−パ部となる蛇行検
    出部材と、 この蛇行検出部材が設けられた軸端部が回転軸心と直交
    する方向に変位可能となるように前記蛇行規制用ローラ
    を支持するローラ支持手段と、 前記蛇行検出部材に連結された紐状部材を有し、前記蛇
    行検出部材に前記転写材搬送ベルトとの接触により回転
    トルクが作用したときその回転運動を直線運動に変換す
    ることによって、蛇行検出部材が設けられた蛇行規制用
    ローラの軸端部を所定方向に変位させるローラ端部変位
    手段と、 前記蛇行検出部材の前記転写材搬送ベルトとの接触領域
    を清掃する検出部材清掃手段と、を具備してなることを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 順次配設される複数の像担持体にそれぞ
    れ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像
    を形成する複数の画像形成手段と、 前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する転写材搬
    送ベルトを有する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記搬送手段の転写材搬送ベルトの片寄りを防止するベ
    ルト片寄り防止手段と、を具備してなる画像形成装置で
    あって、 前記ベルト片寄り防止手段が、 前記搬送手段の転写材搬送ベルトの外側から接触する回
    転自在な蛇行規制用ローラと、 この蛇行規制用ローラの一端側かつ蛇行規制用ローラと
    独立して回転自在に支持されるとともに前記転写材搬送
    ベルトの端縁部と接触する部分がテ−パ部となる蛇行検
    出部材と、 この蛇行検出部材が設けられた軸端部が回転軸心と直交
    する方向に変位可能となるように前記蛇行規制用ローラ
    を支持するローラ支持手段と、 前記蛇行検出部材に連結された紐状部材を有し、前記蛇
    行検出部材に前記転写材搬送ベルトとの接触により回転
    トルクが作用したときその回転運動を直線運動に変換す
    ることによって、蛇行検出部材が設けられた蛇行規制用
    ローラの軸端部を所定方向に変位させるローラ端部変位
    手段と、を具備してなることを特徴とする画像形成装
    置。
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