JPH0625242U - 用紙分離装置 - Google Patents

用紙分離装置

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JPH0625242U
JPH0625242U JP6009892U JP6009892U JPH0625242U JP H0625242 U JPH0625242 U JP H0625242U JP 6009892 U JP6009892 U JP 6009892U JP 6009892 U JP6009892 U JP 6009892U JP H0625242 U JPH0625242 U JP H0625242U
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JP
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sheet
sheets
paper
pick roller
friction
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Application number
JP6009892U
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English (en)
Inventor
仁志 岡部
丈司 笠井
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】用紙給紙部に積層された用紙を確実に1枚に分
離する用紙分離装置を提供することを目的とする。 【構成】積層された用紙3の一側面を規定する支承面1
には、ピックローラ5によって繰り出された用紙が突き
当たるような角度をもって傾斜面20が形成されてい
る。この傾斜面20の表面には摩擦材22が被着されて
おり、ピックローラ5によって重送された用紙の前縁部
を、この部分でしごいて分離作用を与え、ピックローラ
5とフリクションパッド7が当接するニップ部15に案
内する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリンタの用紙給紙部に積層、収容された用紙を1枚づつ分離し てプリント部に搬送する用紙分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にプリンタは、用紙給紙部に積層、収容された用紙を1枚に分離し、こ の分離された用紙に印字等の処理を施す。この積層された用紙を1枚に分離する 装置として、従来より、コーナ爪分離方式およびフリクションパッド方式による ものが知られている。
【0003】 コーナ爪分離方式の給紙装置は、積層された用紙の角部を付勢手段によってコ ーナ爪に押さえ付けると共に、積層された最上の用紙に当接しているピックロー ラを回転することにより、最上の用紙に撓みを形成し、これによって最上の用紙 をコーナ爪から外して1枚に分離するものである。このコーナ爪分離方式によれ ば、例えばコピー用紙のように、紙質が柔らかく比較的薄い用紙の分離は適して いるが、例えばハガキのように紙質が堅く、比較的厚い用紙の分離は、撓みを形 成することが困難なため、用紙の1枚分離を行いにくい。
【0004】 一方、フリクションパッド方式の用紙分離装置は、ピックローラと用紙との間 に生じる摩擦力、用紙と用紙との間に生じる摩擦力および用紙とフリクションパ ッドとの間に生じる摩擦力の相違を利用して用紙の分離を行うため、積層された 用紙が紙質の堅いものであっても、比較的容易に用紙の1枚分離を行うことがで きる。
【0005】 図5は、従来のフリクションパッド方式による用紙分離装置の主要部の構成を 示す図である。支承面1上には、用紙が積層して収容されており、この積層紙3 は、矢印で示す方向に付勢され、最上の用紙P2がピックローラ5に押圧されて いる。ピックローラ5には、フリクションパッド7が弾性的に付勢されており、 ニップ部15を形成している。そして、ピックローラ5の回転によって1枚に分 離された用紙は、支承面1とピックローラ5との間のギャップGを介して、支承 面1とフリクションパッド7との間に配置された比較的弾性の高いフィルム(以 下、弾性ガイドとする)9を滑ってニップ部15まで案内され、このニップ部1 5を通過して図示されていないプリント部へ搬送される。なお、この図では、用 紙P1がピックローラ5によって繰り出され、ニップ部15を通過している状態 を示している。
【0006】 図5に示すように、ピックローラ5が回転したときに、積層された用紙から1 枚の用紙が剥離され、ニップ部15へ向けて搬送されれば、何等問題なく用紙の 1枚分離がなされる。しかし、湿度、用紙の状態等の影響により、各用紙間にお ける摩擦係数が変動し、ギャップGから用紙が重送されることが有り得る(通常 このギャップGは、各種用紙に対応できるよう、あるいは用紙にわずかな撓みが 生じても搬送できるよう、0.2mm〜0.8mm程度ある)。すなわち、図に示す 状態において、用紙P2とP3との間の摩擦係数が、用紙P3とP4との間の摩 擦係数よりも高いと、用紙P2とP3がギャップGを介して重送されてしまう。 この場合は、ニップ部15によって、用紙の1枚分離がなされる。
【0007】 すなわち、ピックローラ5およびフリクションパッド7の材質は、ピックロー ラと用紙との間の摩擦係数をμ1、用紙とフリクションパッドとの間の摩擦係数 をμ2、用紙と用紙との間の摩擦係数をμ3とすると、μ1>μ2>μ3となる ように設定されている。そして、この関係に基づいて、ニップ部15に重送され た用紙P2,P3は、用紙P3がフリクションパッド7の部分で停止され、用紙 P2が用紙P3上を滑ってピックローラ5の回転と共にプリント部へ向けて搬送 される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示すように、1枚に分離された用紙P1は、図示されていないプリント 部へ向けて搬送される。用紙P1がプリント部に搬送されると、ピックローラ5 の回転は停止し、以後、用紙P1はプリント部によって搬送される。このとき、 ピックローラ5は、用紙P1の搬送動作と共に連れ回りされる。
【0009】 前述したように、用紙間の摩擦係数は、すべての用紙間において一定でなく、 例えば、図6に示すように、用紙P4とP5との間で低くなっている場合、用紙 P2,P3,P4は、ピックローラ5の連れ回りと共に、一緒に引き出されてし まう。そして、同時に引き出された用紙P2,P3,P4は、弾性ガイド9上を 滑り、ニップ部15に案内され、図7に示すような状態になる。
【0010】 図7に示すように、3枚の用紙がニップ部15に搬送されると、ピックローラ 5が再び駆動されたときに、この部分での用紙の1枚分離が難しくなり、用紙の ダブルフィードや用紙ジャムが発生する可能性がある。あるいは、図示されてい ないが、ピックローラ5の連れ回りと共に、2枚の用紙がニップ部15に案内さ れた場合でも、このニップ部において確実に用紙の1枚分離がされない可能性が ある。すなわち、用紙間の摩擦係数がある程度高くなっている場合、下側の用紙 はフリクションパッド7で停止されず、上側の用紙と共にニップ部を通過してし まう。
【0011】 このように、支承面前端部において、ピックローラ5の回転と共に送り出され る用紙は、そのままの状態で(2枚なら2枚で、3枚なら3枚で)ニップ部に送 られるため、前述したような問題が発生する。 この考案は、前記問題点を解決するためになされたものであり、確実に用紙の 1枚分離を果たす用紙分離装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案の用紙分離装置は、積層された用紙の一側 面を規定する支承面と、積層された用紙に当接し、この当接している用紙を繰り 出すピックローラと、このピックローラに弾性付勢されたフリクションパッドと を有し、前記支承面には、前記ピックローラによって繰り出された用紙が突き当 たるような角度をもって配置され、摩擦材が被着された傾斜面が形成されている ことを特徴としている。
【0013】
【作用】
積層された用紙の一側面を規定する支承面に、ピックローラによって繰り出さ れた用紙が突き当たるような角度で傾斜面を形成し、この傾斜面に摩擦材を被着 する。ピックローラによって積層されている用紙が重送された場合、重送された 用紙の先端縁は、傾斜面に被着された摩擦材に突き当たり、用紙の分離作用を受 ける。重送された用紙はここで1枚に分離されるか、あるいは分離されやすい状 態となって、ピックローラとフリクションパッドが当接するニップ部に搬送され る。
【0014】
【実施例】
以下、図1乃至図4を参照して本考案に係る用紙分離装置の構成及び動作を説 明する。なお、以下に説明する図においては、前述した従来例と同一の構成要素 については同一の参照符号が付してある。
【0015】 駆動軸5aに設けられたピックローラ5には、パッドベース7aに固着された フリクションパッド7が図示されていない付勢手段によって付勢されている。用 紙は、ピックローラ5とフリクションパッド7の当接部(ニップ部)を介して、 図示されていないプリント部へ搬送される。この場合、ピックローラ5およびフ リクションパッド7の材質は、ピックローラと用紙との間の摩擦係数をμ1、用 紙とフリクションパッドとの間の摩擦係数をμ2、用紙と用紙との間の摩擦係数 をμ3とすると、μ1>μ2>μ3となるように設定されている。
【0016】 積層紙が載置される支承面1には、ピックローラ5の左右に、1対の斜面分離 部25が形成されている。この斜面分離部25は、側方から見てピックローラ5 の外周面に沿うように延出する傾斜面20を備えており、この傾斜面20上には コルク、発砲ゴム等の摩擦材22が被着されている。具体的には、傾斜面20は 図2に示されるように、ピックローラ5によって繰り出された用紙が突き当たる ような角度を持って配置されており、それに被着された摩擦材22とピックロー ラ5との間が、その上部20aから下部20cに至まで、ピックローラ5の外周 に沿うように略一定のギャップGが規定されるように構成されている。なお、こ のギャップGは、各種用紙に対応できるように、0.2mm〜0.8mm程度ある。 次に、図2乃至図4を参照して、本考案に係る用紙分離装置の動作について説 明する。
【0017】 支承面1上に積層された用紙3は、図示されていない付勢手段によって、矢印 で示すようにピックローラ5に押圧されている。ピックローラ5が回転した後、 最上の用紙P1は、ニップ部15を通過して、図示されていないプリント部によ って搬送される。このとき、ピックローラ5は用紙P1の搬送動作によって連れ 回りしている。この場合、用紙P3,P4間の摩擦係数が、用紙P2,P3間の 摩擦係数よりも低いと、図2で示すように、ピックローラ5の連れ回り動作によ って、2枚の用紙P2,P3が送り出される。
【0018】 同時に送り出された2枚の用紙の先端縁は、傾斜面20の角度および摩擦材2 2によって、傾斜面20の下部20cに至るまでに、徐々にしごかれ、次第に1 枚づつ分離されて行く。すなわち、図2および図3に示すように、用紙P3は、 摩擦材22の摩擦力によって徐々に滑って行き、用紙P2は、用紙P3上を滑っ て行く。
【0019】 そして、図4に示すように、ピックローラ5が再び駆動されたときに、用紙 P2のみが、1枚に分離され、ニップ部15に案内される。あるいは、図示され ていないが、斜面分離部25で、重送された用紙が完全に1枚に分離されていな くても、この場合は、ニップ部15には用紙分離しやすい状態で案内される。用 紙P2以降の用紙P3,P4…も、ピックローラ5によって重送された場合は、 同様の作用を受け、この斜面分離部25によって分離作用を受けてニップ部15 に案内される。
【0020】 このように、ギャップGに複数の用紙が送り出されても、この重送された用紙 は、斜面分離部25で先端縁がしごかれて分離作用を受けるので、ニップ部15 には、1枚の用紙あるいは分離作用を受けて分離しやすくなった用紙が案内され る。この結果、高い精度で用紙の1枚分離を行うことが可能になる。 以上本考案の実施例を説明したが、斜面分離部25の配置箇所等については、 種々変形することが可能である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の用紙分離装置によれば、用紙が積層、載置され る支承面端部において、ピックローラの回転と共に複数の用紙が送り出されても 支承面に形成された斜面分離部において用紙に分離作用を与えるので、ピックロ ーラとフリクションパッドの当接するニップ部には、1枚の用紙、あるいは分離 され易くなった用紙が搬送されるようになる。この結果、確実に用紙の1枚分離 を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る用紙分離装置の全体的構成を示す
図である。
【図2】図1に示した用紙分離装置において、斜面分離
部で重送された用紙がしごかれて分離される状態を示す
図である。
【図3】図2に示した状態から所定時間経過した状態を
示す図である。
【図4】図3に示した状態から所定時間経過した状態を
示す図である。
【図5】従来の用紙分離装置における用紙分離部を示す
図である。
【図6】図5に示す用紙分離装置において、用紙が重送
される様子を示す図である。
【図7】図6に示した状態から所定時間経過した状態を
示す図である。
【符号の説明】
1…支承面、3…積層紙、5…ピックローラ、7…フリ
クションパッド、15…ニップ部、20…傾斜面、22
…摩擦材、25…斜面分離部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された用紙の一側面を規定する支承
    面と、積層された用紙に当接し、この当接している用紙
    を繰り出すピックローラと、このピックローラに弾性付
    勢されたフリクションパッドと、を有する用紙分離装置
    において、 前記支承面は、前記ピックローラによって繰り出された
    用紙が突き当たるような角度をもって配置され、摩擦材
    が被着された傾斜面を有することを特徴とする用紙分離
    装置。
JP6009892U 1992-08-26 1992-08-26 用紙分離装置 Pending JPH0625242U (ja)

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JPH0625242U true JPH0625242U (ja) 1994-04-05

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ID=13132285

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465329B1 (ko) * 2002-08-16 2005-01-13 삼성전자주식회사 복합기의 자동 급지장치
KR100472892B1 (ko) * 2000-10-31 2005-03-07 캐논 가부시끼가이샤 시트 공급 장치 및 이를 구비한 화상 형성 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS631832B2 (ja) * 1980-10-09 1988-01-14 Meidensha Electric Mfg Co Ltd

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