JPH06250766A - 可変配線素子及び可変配線バックボード - Google Patents

可変配線素子及び可変配線バックボード

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JPH06250766A
JPH06250766A JP5031790A JP3179093A JPH06250766A JP H06250766 A JPH06250766 A JP H06250766A JP 5031790 A JP5031790 A JP 5031790A JP 3179093 A JP3179093 A JP 3179093A JP H06250766 A JPH06250766 A JP H06250766A
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Hiroshi Kamifukumoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックボードの配線を可変とし、必要に応じ
てパッケージ間のパスをはることで、CPU間通信パス
の生成・削除、試験用配線の引き出し等を可能とする、
可変配線素子及び可変配線バックボードを得ることを目
的とする。 【構成】 インターフェース部の一方に接続される入出
力線が内部で交差し、接続線6により行の入出力線と列
の入出力線が相互に接続され、その各接続部をスイッチ
15、16、17で接続したスイッチング・マトリック
ス4を設け、外部から入力された制御信号を制御情報メ
モリ5Aが記憶し、その記憶情報により、インターフェ
ース部3の入出力の方向及びスイッチング・マトリック
ス4の各スイッチ15〜17を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送装置、交換装置等
の通信機器のバックボードにおいて、可変配線を可能と
する可変配線素子及びその素子を利用した可変配線バッ
クボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチCPU構成の装置においては、C
PU間の通信はバックボード上にアドレス、データ等を
備えた共通バスを設けるか、シリアルバスを設けて通信
を行っている。VMEバス等の汎用バスでは共通バスと
シリアルバスの両方を備えた仕様となっている。
【0003】従来のバックボードは前記のように構成さ
れており、マルチCPU構成の装置の場合はバス上の競
合を避けるために、共通バスの場合はラウンド・ロビン
等の競合制御方式をとり、シリアルバスの場合はCSM
A、トークン、ポーリング等の競合制御方式をとってい
る。また、バックボードを備えた装置においては、機能
動作を試験するための端子をバックボードからとる場合
が多くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のバ
ックボードでは、上述のような競合制御方式をとってい
るが、その場合でも通信ができるのは1つのCPUであ
り、他のCPUは通信中のCPUが通信を終えるまで待
ちの状態となり、CPUの数が多くなる場合または通信
量が多い場合は待ち時間が無視できないものとなる。こ
のような方式をとらなければいけなかったのは、バック
ボードの配線は固定であるという先入観によるところが
大きい。また、バックボードの配線を運用状態のままで
変更する手段がなかったことにもよる。また、試験用端
子を各パッケージからバックボードに引き出して、試験
用端子から異常状態を発生させる制御をする場合、装置
の高機能化につれて、試験用端子の数が増大し、バック
ボードに接続するケーブルの数が非常に多くなり、パッ
ケージのピンネックの原因となっている場合もあり、ま
た、装置の共通部のように他の部分へのケーブル配線が
多い場合には、この様なケーブルのコネクタネックのた
めにすべての試験用端子を設けられない場合もある。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、バックボードの配線を可変と
し、必要に応じてパッケージ間のパスをはることで、C
PU間通信パスの生成・削除、試験用配線の引き出し等
を可能とし、CPUの数が多い場合または通信量が多い
場合でも、CPU間の通信の待ち時間が増加せず、試験
端子も少なくすることができる可変配線素子及び可変配
線バックボードを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る可変配線
素子は、内側と外側の端子を有し、外側端子が低インピ
ーダンス駆動能力を持ち、入出力の方向が制御される複
数のインターフェース部と、それぞれのインターフェー
ス部の内側の端子と接続された入出力線が行と列のマト
リックス状に交差して配置され、その交差部において入
出力線は遮断され、接続線により行の入出力線と列の入
出力線の端点が相互に結節され、その各結節部におい
て、同一の入出力線の端点に接続された1対の接続線が
第1のスイッチを介して相互に接続され、更に、第1の
スイッチが接続された接続線の両端点と入出力線の端点
との間に第2及び第3のスイッチがそれぞれ挿入された
スイッチング・マトリックスと、インターフェース部の
入出力の方向を制御する制御信号及びスイッチング・マ
トリックスの各スイッチのオン・オフ信号が外部からそ
れぞれ入力されて記憶され、その記憶情報をインターフ
ェース部及びスイッチに制御信号として出力する記憶手
段とを備えたものである。
【0007】第2の発明に係る可変配線バックボード
は、第1の発明の可変配線素子がマトリックス状に配置
され、各可変配線素子のインターフェース部の外側の端
子がそれぞれ相互に接続されたものである。
【0008】
【作用】第1発明においては、各インターフェース部の
入出力方向が記憶手段に記憶された制御信号により制御
される。また、インーフェース部と接続された入出力線
はスイッチング・マトリックスにおいてマトリックス状
に配置され、その交差部は上述のように第1〜第3のス
イッチを介して相互に接続されており、この第1〜第3
のスイッチのオン・オフは記憶手段に記憶された制御信
号により制御される。したがって、記憶手段に記憶され
た制御信号により各インターフェース部の入出力方向及
びスイッチング・マトリックスの交差部の各スイッチの
オン・オフを適宜制御することにより、入出力線のデー
タの方向及び接続を変更することができる。しかも、そ
の変更をする際には、そのためのデータは記憶手段に記
憶されているので、外部からデータを読み込むことなし
に処理できる。
【0009】第2の発明においては、第1の発明の可変
配線素子がマトリックス状に配置され、各可変配線素子
のインターフェース部の他方の端子がそれぞれ相互に接
続され、各可変配線素子が制御されることにより、バッ
クボード上の配線が必要に応じて変更される。
【0010】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例に係る可変配線素子
の概要図であり、全体の回路構成、スイッチング・マト
リックス、このマトリックスの交差部及び結節部がそれ
ぞれ図示されている。図において、1は入出力端子、2
は制御用端子、3はインターフェース部、4はスイッチ
ング・マトリックス、5Aは制御情報メモリ、6は行の
入出力線と列の入出力線を相互に接続する接続線、7は
識別用端子、15、16及び17はそれぞれスイッチン
グ・マトリックス4のスイッチ、18は交差部、19は
結節部である。入出力端子1は他の可変配線素子あるい
はバックボードに実装するパッケージのコネクタに接続
される。これらの入出力端子はそれぞれ双方向のインタ
ーフェース部3に接続される。インターフェース部3は
低インピーダンスの配線であってもドライブできる能力
を持ち、入出力の方向は制御情報メモリ5Aによって制
御される。インターフェース部3を経由した入出力線は
スイッチング・マトリックス4に接続される。
【0011】スイッチング・マトリックス4の内部はイ
ンターフェース部3の一方の端子と接続された入出力線
がマトリックス状に交差して配置され、その交差部18
において入出力線は遮断され、接続線6により行の入出
力線と列の入出力線が相互に接続され、その各結節部1
9において、同一の入出力線に接続された1対の接続線
がスイッチ15を介して相互に接続され、スイッチ15
が接続された接続線の接続点と入出力線の端部との間に
スイッチ16及びスイッチ17がそれぞれ挿入される。
各スイッチ15、16及び17のオン・オフは、制御情
報メモリ5Aにより制御される。
【0012】可変配線素子はバックボード上に複数個配
置するものであるから、他の可変配線素子と区別するた
めの信号を入力する識別用端子7を備えている。識別用
端子7は、バックボード上で接地及び電源に接続され、
接続の仕方はバックボード上に配置されたときの位置に
よって個別に決定される。制御情報メモリ5Aは、識別
用端子7の入力と、デコーダで再生したアドレス信号を
照合し、アドレスが識別用端子7で指示する特定の範囲
にあるときは、選択信号を可変配線素子内で生成しメモ
リセルへのアクセスを可能とする。
【0013】図2は実施例1に係る可変配線素子のスイ
ッチング・マトリックス4の交差部の説明図であり、入
出力線の交差の一例を示している。図において、行の入
出力線(1....m....)と列の入出力線(1....
n....)があり、行の入出力線(m)と列の入出力線
(n)の交点P(m,n)、交点P(m,n)とP
(m,n+1)を接続する線をR(m,n)、交点P
(m,n)とP(m+1,n)を接続する線をC(m,
n)とする。
【0014】スイッチング・マトリックス4の内部で
は、上述のように、入出力線がマトリックス状に交差し
て配置され、その交差部18において、接続線6により
行の入出力線と列の入出力線が相互に接続され、その各
結節部19において、スイッチ15、スイッチ16及び
スイッチ17がそれぞれ図示のように挿入されている。
即ち、それぞれの結節点19のスイッチ番号は入出力線
に対向するスイッチをスイッチ15、入出力線から見て
右方向の接続線6に挿入されたスイッチをスイッチ1
6、同じく左方向の接続線6に挿入されたスイッチをス
イッチ17とする。このような接続にすると、交差部で
入出力線を互いに接続することもできるし、接続しない
こともできる。交点P(m,n)の4つの結節点を上、
左、下、右の属性で表す。
【0015】このような、トポロジーとすると、交差部
のひとつの入出力線を交差部の他の入出力線から独立す
ることができるので、配線のアルゴリズムが簡単にな
る。たとえば、線R(m,n)と線C(m,n)及び線
R(m,n−1)と線C(m−1,n)を接続するには
交点P(m,n)のスイッチの設定は次のようにする。 上(オフ、オン、オフ); 左(オフ、オフ、オン); 下(オフ、オン、オフ); 右(オフ、オフ、オン); ただし、スイッチ属性は(スイッチ15,スイッチ1
6,スイッチ17)の順でオン/オフを表示した。
【0016】また、線R(m,n−1)と線R(m,
n)を接続するときの交点P(m,n)のスイッチの設
定は次のようにする。 上(オン、オフ、オフ); 左(オフ、オフ、オン); 下(オフ、オフ、オフ); 右(オフ、オン、オフ); または、 上(オフ、オフ、オフ); 左(オフ、オン、オフ); 下(オン、オフ、オフ); 右(オフ、オフ、オン); この場合、線C(m−1,n)と線C(m,n)は使用
できないが、交点P(m,n)はこれらの線に対して影
響を与えないので交点P(m−1,n)、交点P(m+
1,n)は接続しない交点P(m,n)については考慮
する必要がない。
【0017】また、このスイッチング・マトリックス4
では線R(m,n−1)と線R(m,n)を接続する
と、線C(m−1,n)と線C(m,n)は接続できな
いことになるため、スイッチング・マトリックス4内で
の配線は交差させることはできないが、スイッチング・
マトリックス4の構造を2面にすることにより交差させ
ることが可能となる。
【0018】また、各結節点19のスイッチ15〜17
のオン・オフ及びインターフェース部3の入出力の方向
の決定は電気的に制御できる。また、メモリは外部から
データを読みだしてこなくても、その情報は保持される
ので、それぞれの制御はメモリで保持している情報で行
うことができる。即ち、SRAMの各メモリセル、DR
AMのメモリセルのストレージ・キャパシティのレベル
を高インピーダンスのバッファで受けて、スイッチのオ
ン・オフ及び入出力方向制御をすることができる。メモ
リをデバイスに内蔵し、外部からデータを読み込むこと
なしに、その保持している情報でスイッチやI/Oの制
御を行えるようにすることは回路の高集積化を計る上で
有効である。このメモリへの書き込み・読みだし制御は
アドレス、データ等を多重化したシリアルな制御信号と
して入出力する。あるいは同期化したシリアルデータ列
として入出力するなどの手段で実現することができる。
【0019】図3は実施例1に係る可変配線素子の制御
情報メモリ5Aの構成を示すブロック図であり、10は
メモリセルアレイ、20Aは制御用端子2及び識別用端
子7が接続される制御デコーダ、21はコントロール回
路、22はアドレス生成回路、23はデータ生成回路、
24は行セレクタ、25は列セレクタ、26は列I/O
回路である。
【0020】制御情報メモリ5AはSRAM構造であ
り、制御用端子2にはアドレス信号、データ信号、リー
ド/ライト等の制御信号がシリアル信号に多重化されて
入出力される。外部のCPU等をもつ制御部がアドレス
信号、データ信号、制御信号等を多重化して可変配線素
子のこの制御用端子2にアクセスすることで、後述のよ
うに可変配線素子が制御される。制御用端子2及び識別
用端子7から入力された信号は制御用デコーダ20Aに
よりアドレス信号、データ信号及びリード/ライト等の
制御信号に分離される。リード/ライト等の制御信号は
コントロール回路21により制御情報として出力され
る。例えば、制御信号がライト命令のときには、アドレ
ス信号からアドレス生成回路22により行と列のアドレ
スが生成され、行セレクタ24及び列セレクタ25によ
り特定のメモリセルにアクセスし、データ信号からデー
タ生成回路23によりデータが生成され、列I/O回路
26を経てメモリセルアレイ10の該当するメモリセル
に記憶される。
【0021】図4は実施例1に係る可変配線素子のスイ
ッチング・マトリックス4の結節部の詳細図であり、制
御情報メモリ5Aのメモリセルとスイッチング・マトリ
ックス4の各スイッチとの関係を示している。図におい
て、10Aはスイッチ15を制御するメモリセル、10
Bはスイッチ16を制御するメモリセル、10Cはスイ
ッチ17を制御するメモリセルである。したがって、各
スイッチ15、16及び17はそれぞれメモリセル10
A、10B及び10Cに記憶されたデータによりオン・
オフ制御されている。
【0022】図5は実施例1に係る可変配線素子のイン
ターフェース部3の詳細図であり、入出力バッファとメ
モリセルとの関係を示している。図において、8は入力
方向のバッファ、9は出力方向のバッファ、10Dはデ
ータの入出力の方向を制御するメモリセルである。イン
ターフェース部3は、入力方向のバッファ8と出力方向
のバッファ9とを並列に配置し、制御情報メモリ5Aの
メモリセルアレイ10内の1つのメモリセル10Dによ
り一方のバッファをハイ・インピーダンス制御をするこ
とにより他方のバッファだけが動作可能となるようにす
る。したがって、各バッファ8及び9はそれぞれメモリ
セル10Dに記憶されたデータにより制御され、いずれ
か一方のバッファのみが動作してデータの入出力の方向
が制御される。
【0023】以上のように、図1〜図5から構成された
可変配線素子において、制御情報メモリ5Aの識別用端
子7によりその素子が識別され、制御用端子2を介して
制御データが入力されると、上述のように図3の制御デ
コーダ20A等の動作により該当するメモリセルにデー
タが書き込まれる。そして、各メモリセルは図4及び図
5に示されるようにスイッチング・マトリックス4のス
イッチ15、16及び17のオン・オフを制御し、ま
た、インターフェース部3のバッファ8及び9を制御す
ることにより、図1に示されるスイッチング・マトリッ
クス4の回路網そのものを適宜変更したり、インターフ
ェース部3のデータの方向を制御したりすることができ
る。
【0024】実施例2.図6は本発明の他の実施例に係
る可変配線素子概要図であり、図1の識別用端子7に代
えて選択用端子11を設けている。図7はその制御情報
メモリ5Aのブロック図であり、20Bは制御用端子2
及び選択用端子11が接続される制御デコーダである。
この実施例においては、インターフェース部3の入出力
の方向及びスイッチング・マトリックス4のスイッチが
制御情報メモリ5Aに記憶された情報により制御され、
他の可変配線素子と区別するための信号を入力する選択
用端子11を備えているものである。
【0025】スイッチング・マトリックス4の各スイッ
チとインターフェース部3の入出力バッファとレジスタ
の関係は実施例1と同様である。選択用端子11には選
択信号が入力され、この選択信号は可変配線素子の外部
においてアドレスがデコードされた、各素子を選択する
信号である。そして、選択用端子11を介して制御デコ
ーダ20Bにその選択信号を入力することで、該当する
ひとつの可変配線素子のみが選択される。選択された可
変配線素子はアドレスデコードを有効とし、素子内のメ
モリセルアレイ10に図3の例と同様にしてアクセスす
る。
【0026】選択用端子11を使うと、可変配線素子の
端子数を減らすことができるという利点がある。図1の
実施例の識別用端子7を使った場合、例えば100個の
可変配線素子をバックボード上に配置すると、個々を区
別するためには端子数を「7(27 )」としなければい
けないが、選択用端子11の場合には既にデコードされ
た信号を選択信号として入力するので、端子数は「1」
で済む。
【0027】実施例3.図8は本発明の他の実施例に係
る可変配線素子の概要図であり、図1の制御情報メモリ
5Aに代えて制御情報レジスタ5Bを設けたものであ
る。したがって、制御情報レジスタ5Bのレジスタアレ
イ内の1つのレジスタのSRラッチの極性により、イン
ターフェース部3の入出力の方向及びスイッチング・マ
トリックス4の各スイッチ15〜17が制御される。さ
らに、この制御は、外部からデータを読み込むことなし
に、レジスタに保持された情報により処理できる。
【0028】図9は実施例3に係る可変配線素子の制御
情報レジスタ5Bのブロック図であり、12はレジスタ
アレイである。制御用端子2及び識別用端子7から入力
された信号は制御用デコーダ20Aによりアドレス信
号、データ信号及びリード/ライト等の制御信号に分離
される。リード/ライト等の制御信号はコントロール回
路21により制御情報として出力される。例えば、制御
情報がライト命令のときには、アドレス信号からアドレ
スが生成されレジスタアレイ12にアクセスし、データ
信号からデータが生成されレジスタアレイ12に記憶さ
れる。
【0029】図10は実施例3に係る可変配線素子のス
イッチング・マトリックス4の結節部の詳細図であり、
制御情報レジスタ5Bのレジスタとスイッチング・マト
リックス4の各スイッチの関係を示している。図におい
て、12Aはスイッチ15を制御するレジスタ、12B
はスイッチ16を制御するレジスタ、12Cはスイッチ
17を制御するレジスタである。したがって、各スイッ
チ15、16及び17はそれぞれレジスタ12A、12
B及び12Cに記憶されたデータによりオン・オフ制御
されている。
【0030】図11は実施例3に係る可変配線素子のイ
ンターフェース部の詳細図であり、入出力バッファとレ
ジスタの関係を示している。図において、8は入力方向
のバッファ、9は出力方向のバッファ、12Dはデータ
の入出力の方向を制御するレジスタである。したがっ
て、各バッファ8及び9はそれぞれレジスタ12Dに記
憶されたデータにより制御され、データの入出力の方向
が制御されている。
【0031】以上のように図8〜図11から構成された
可変配線素子において、制御情報レジスタ5Bの識別用
端子7によりその素子が識別され、制御用端子2を介し
て制御データが入力されると、上述のように図9の制御
デコーダ20A等の動作により該当するレジスタにデー
タが書き込まれる。そして、各レジスタは図10及び図
11に示されるようにスイッチング・マトリックス4の
スイッチ15、16及び17のオン・オフを制御し、ま
た、インターフェース部3のバッファ8及び9を制御す
ることにより、図8に示されるスイッチング・マトリッ
クス4の回路網そのものを適宜変更したり、インターフ
ェース部3のデータの方向を制御したりすることができ
る。
【0032】実施例4.図12は本発明の他の実施例に
係る可変配線素子の概要図であり、図6の制御情報メモ
リ5Aに代えて制御情報レジスタ5Bを設けている。図
13はその制御情報レジスタ5Bのブロック図である。
この実施例においては、インターフェース部3の入出力
の方向及びスイッチング・マトリックス4の各スイッチ
が制御情報レジスタ5Bのレジスタアレイ12内の1つ
のレジスタの出力により制御される。
【0033】スイッチング・マトリックス4の各スイッ
チとインターフェース部3の入出力バッファとレジスタ
の関係は実施例3と同様である。選択用端子11に入力
される選択信号は実施例2と同様であり、選択された可
変配線素子はアドレスデコードを有効とし、素子内のレ
ジスタアレイ12に図9の例と同様にしてアクセスす
る。
【0034】実施例5.図14は本発明の一実施例に係
るバックボードの概念図であり、可変配線素子がマトリ
ックス状に配置され、各可変配線素子のインターフェー
ス部がそれぞれ相互に接続されている。13i、13
j、13k及び13mはそれぞれ可変配線素子であり、
上述の実施例のいずれかが配置されている。14は外部
の制御部から可変配線素子13i、13j、13k及び
13mを制御する制御線であり実施例1〜4の制御用端
子等と接続されている。PKGi、PKGj、PKGk
及びPKGmは各パッケージi、j、k及びm(図示せ
ず)へ接続される接続線である。
【0035】マルチCPU構成の装置において、あるC
PUが他のパッケージのCPUにメッセージを送りたい
場合、通信用パスの生成要求メッセージを複数の可変配
線素子を制御する制御部に送信すると、制御部は要求を
受けた時点の各可変配線素子の既設の配線状態を確認
し、使用中の確認あるいは配線が可能かどうかを判定す
る。制御部は配線可能ならば各可変配線素子を制御して
配線し、配線後配線生成要求を出したCPUに対して配
線が完了したことを通知し、配線不可能ならばビジー状
態であると通知する。配線完了通知を受信すると、CP
U間の通信を行い、終了すると通信パスの削除要求メッ
セージを制御部に送信する。
【0036】また、ビジー通知を受信すると、ビジー解
除の通知待ちあるいはリトライの処理を行う。制御部は
通信パスの削除要求メッセージを受信すると、対応する
配線を削除するために各可変配線素子を制御する。配線
の削除が終わると、他の通信パスの生成要求がないか確
認し、あればまた配線可能であるか判定して配線を行
い、要求元のCPUに対して配線が完了したことを通知
する。このようにして、CPU間通信パスの生成・削除
を行うことができる。
【0037】図15は図14の実施例において、各可変
配線素子の配線の一例を示した図である。図において、
接続線PKGiは可変配線素子13i及び13jを介し
て接続線PKGjに接続されており、この場合にはパッ
ケージi(図示せず)とパッケージj(図示せず)との
間に通信パスが生成されている。接続線PKGkは可変
配線素子13k、13m及び13jを介して可変配線素
子13jの入出力線に接続されており、この場合には、
パッケージkとこれらの可変配線素子13k、13m及
び13jとで形成される通信パスが生成されている。
【0038】ところで、図14のバックボードの可変配
線素子に対して、各パッケージの試験用端子を接続する
こともできる。この場合には、相互に接続した可変配線
素子を経由して試験用ケーブルを収容する端子に接続す
る。試験用ケーブルは可変配線素子を制御する信号線も
収容しており、外部の試験機から配線の変更を制御する
ことができるようにする。外部の試験機は試験手順にし
たがって、試験用端子の配線の変更を行い、異常状態を
発生させることにより装置の動作を試験することができ
る。
【0039】
【発明の効果】第1発明に係る可変配線素子は、各イン
ターフェース部の入出力方向が記憶手段に記憶された制
御信号により制御される。また、インーフェース部と接
続された入出力線はスイッチング・マトリックスにおい
てマトリックス状に配置され、その交差部は上述のよう
に第1〜第3のスイッチを介して相互に接続されてお
り、この第1〜第3のスイッチのオン・オフは記憶手段
に記憶された制御信号により制御される。したがって、
記憶手段に記憶された制御信号により各インターフェー
ス部の入出力方向及びスイッチング・マトリックスの交
差部の各スイッチのオン・オフを適宜制御することによ
り、外部からの読み出し無しに入出力線の接続を可変す
ることができる。このことは、回路の高集積化を計る上
で有効となる。
【0040】第2の発明に係るバックボードは、バック
ボード上に、可変配線素子がマトリックス状に配置さ
れ、各可変配線素子のインターフェース部の他方の端子
がそれぞれ相互に接続される事により、外部から入力さ
れる制御信号により各可変配線素子を制御し、入出力線
の接続及び入出力の方向を可変することにより、バック
ボード上の配線を必要に応じて変更することができ、必
要に応じてパッケージ間のパスをはることができる。
【0041】CPU間通信の生成要求がポアソン分布状
に発生することが予想されることより、交換機における
呼発生の場合と同じように、アーラン多項式が適用で
き、すべてのパッケージ間に配線するよりもかなり少な
い配線量で所用の性能を達成でき、この様な方式のCP
U間通信は、画像データのように情報の転送量が非常に
多くて競合制御を伴うような方式では待ち時間が大きす
ぎる場合、あるいは伝送装置のように通信パスを張ると
長時間にわたってそのまま張り続ける場合などに有効と
なる。
【0042】また、試験用端子を各パッケージからバッ
クボードに引き出して、試験用端子から異常状態を発生
させる制御をする場合には、各パッケージの試験用端子
を可変配線素子に接続し、相互に接続した可変配線素子
を経由して試験用ケーブルを収容する端子に接続するこ
とにより、可変配線素子により試験用端子の配線の変更
を行い、少ない試験用端子で異常状態を発生させて装置
の動作を試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の可変配線素子の概要図である。
【図2】図1のスイッチング・マトリックスの交差部の
説明図である。
【図3】図1の制御情報メモリの構成を示すブロック図
である。
【図4】図1のスイッチング・マトリックスの結節部の
詳細図である。
【図5】図1のインターフェース部の詳細図である。
【図6】実施例2の可変配線素子の概要図である。
【図7】図6の制御情報メモリの構成を示すブロック図
である。
【図8】実施例3に係る可変配線素子の概要図である。
【図9】図8の制御情報レジスタの構成を示すブロック
図である。
【図10】図8のスイッチング・マトリックスの結節部
の詳細図である。
【図11】図8のインターフェース部の詳細図である。
【図12】実施例4の可変配線素子の概要図である。
【図13】図12の制御情報レジスタの構成を示すブロ
ック図である。
【図14】実施例5のバックボードの概念図である。
【図15】実施例5にの各可変配線素子の配線を示した
図である。
【符号の説明】
3 インターフェース部 4 スイッチング・マトリックス 5A 制御情報メモリ 5B 制御情報レジスタ 6 接続線 8 入力方向のバッファ 9 出力方向のバッファ 10A、10B、10C、10D メモリセル 12A、12B、12C、12D レジスタ 13i、13j、13k、13m 可変配線素子 15、16、17 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側と外側の端子を有し、外側端子が低
    インピーダンス駆動能力を持ち、入出力の方向が制御さ
    れる複数のインターフェース部と、 それぞれのインターフェース部の内側の端子と接続され
    た入出力線が行と列のマトリックス状に交差して配置さ
    れ、その交差部において入出力線は遮断され、接続線に
    より行の入出力線と列の入出力線の端点が相互に結節さ
    れ、その各結節部において、同一の入出力線の端点に接
    続された1対の接続線が第1のスイッチを介して相互に
    接続され、更に、該第1のスイッチが接続された接続線
    の両端点と入出力線の端点との間に第2及び第3のスイ
    ッチがそれぞれ挿入されたスイッチング・マトリックス
    と、 前記インターフェース部の入出力の方向を制御する制御
    信号及び前記スイッチング・マトリックスの各スイッチ
    のオン・オフ信号が外部からそれぞれ入力されて記憶さ
    れ、その記憶情報を前記インターフェース部及び前記ス
    イッチに制御信号として出力する記憶手段とを備えたこ
    とを特徴とする可変配線素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可変配線素子がマトリッ
    クス状に配置され、各可変配線素子のインターフェース
    部の外側の端子がそれぞれ相互に接続されたことを特徴
    とする可変配線バックボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008117367A1 (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Fujitsu Limited 集積回路チップ及び回路ネットワーク

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JPWO2008117367A1 (ja) * 2007-03-23 2010-07-08 富士通株式会社 集積回路チップ及び回路ネットワーク
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