JPH06250640A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH06250640A
JPH06250640A JP5039001A JP3900193A JPH06250640A JP H06250640 A JPH06250640 A JP H06250640A JP 5039001 A JP5039001 A JP 5039001A JP 3900193 A JP3900193 A JP 3900193A JP H06250640 A JPH06250640 A JP H06250640A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
buffer
screen
execution unit
window system
Prior art date
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Application number
JP5039001A
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English (en)
Inventor
Takami Kitabayashi
孝美 北林
Masato Sugii
政登 杉井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチウィンドウシステムの表示制御装置にお
いて、ウィンドウの書き替え領域が広い場合でも、迅速
な画面表示ができるようにする。 【構成】再描画要求に従って、アプリケーションプログ
ラム実行部7の座標データ算出部9は仮想全画面バッフ
ァAの全画面分のデータから、新たに再描画すべき領域
の座標データを算出し描画要求部10に渡す。描画要求
部10は座標データと描画要求をウィンドウシステム5
に送る。ウィンドウシステム5の描画実行部6は、仮想
全画面バッファBのデータ域から、前記転送された座標
データに対応する範囲のイメージデータを実画面バッフ
ァ11に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一つの画面上で複数
のウィンドウを同時に表示可能なマルチウィンドウシス
テムの表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチウィンドウシステムでは、
アプリケーションからの描画要求をネットワークまたは
メモリバスを介してウィンドウシステムの描画実行部へ
転送し、描画実行部から実画面バッファへ書き込みを行
っている。
【0003】図9は、従来のマルチウィンドウシステム
におけるイメージ再描画方式の説明図である。図9にお
いて、アプリケーションは実画面31に表示されている
各図形のデータを保持している。ここで、例えば実画面
31上のウィンドウ32が矢印方向に拡張されたとする
と、アプリケーションは新たに描画すべき領域33に含
まれる個々の図形の属性に従い、それぞれの図形に対す
る描画データを描画実行部に送って描画していた。また
図10は、従来の他のイメージ再描画方式の説明図であ
る。図10において、アプリケーションの保有するメモ
リ中には、表示されているウィンドウと同じ大きさの仮
想画面バッファ34が確保されている。実画面31上の
ウィンドウ32が矢印方向に拡張された場合、アプリケ
ーションは仮想画面バッファ34内の新たに描画すべき
領域35のイメージデータを描画実行部に送って描画し
ていた。
【0004】このようなイメージ再描画方式に関する技
術としては、例えば特開昭63−136219号公報に
提案されている再描画領域表示制御方式や、特開平4−
102895号公報に提案されている表示装置などがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示した方式では、書き替えるべき領域が広くなればなる
ほど、アプリケーションと描画実行部との間のデータ通
信回数・データ量が多くなるため、迅速な画面表示が難
しいという問題点があった。また、図10に示した方式
では、表示されているウィンドウのデータのみを仮想画
面バッファで保持しているため、ウィンドウサイズが拡
張されたときなどは、アプリケーションが保有している
メモリ中に新たにバッファ領域を確保しなければなら
ず、描画が遅くなるという問題点があった。
【0006】この発明は、ウィンドウの書き替えるべき
領域の広さにかかわらず、迅速な画面表示を行うことが
できる表示制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる表示制
御装置(1)は、実画面バッファにイメージを描画する
描画実行部を有するウィンドウシステムと、当該ウィン
ドウシステムに対して描画要求を発行するアプリケーシ
ョンプログラム実行部とを具えた表示制御装置におい
て、アプリケーションプログラム実行部に、アプリケー
ション・ウィンドウ内に表示されるイメージを全画面分
のデータとして蓄積する第1のバッファ手段と、前記第
1のバッファ手段に蓄積された全画面分のデータから、
再描画要求の対象となる範囲の座標データを算出する座
標データ算出手段と、前記座標データ算出手段により算
出された座標データをウィンドウシステムの描画実行部
に転送する描画要求手段とを具え、ウィンドウシステム
には、前記アプリケーションプログラム実行部の第1の
バッファ手段と同じ全画面分のデータを蓄積する第2の
バッファ手段と、前記描画要求手段から転送された座標
データに対応する範囲のイメージデータを、前記第2の
バッファ手段のデータ域から実画面バッファに転送する
描画実行部とを具えたことを特徴とする。
【0008】また、この発明に係わる表示制御装置
(2)は、実画面バッファにイメージを描画する描画実
行部を有するウィンドウシステムと、当該ウィンドウシ
ステムに対して描画要求を発行するアプリケーションプ
ログラム実行部とを具えた表示制御装置において、アプ
リケーションプログラム実行部に、アプリケーション・
ウィンドウ内に表示されるイメージを全画面分のデータ
として蓄積するバッファ手段と、前記バッファ手段に蓄
積された全画面分のデータから、再描画の対象となる範
囲の座標データを算出する座標データ算出手段と、前記
座標データ算出手段で算出された座標データに相当する
範囲のイメージデータを、描画実行部に転送する描画要
求手段とを具えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】表示制御装置(1)では、ユーザからの再描画
要求を受け取ると、アプリケーションプログラム実行部
の座標データ算出手段は第1のバッファ手段の全画面分
のデータから、新たに再描画すべき領域の座標データを
算出し、描画要求手段に渡す。描画要求手段は、描画要
求と前記座標データをウィンドウシステムに送る。ウィ
ンドウシステムでは、描画実行部により、第2のバッフ
ァ手段のデータ域から、前記転送された座標データに対
応する範囲のイメージデータを実画面バッファに転送す
る。これによって、実画面では新たな領域のイメージが
再描画されることになる。
【0010】表示制御装置(2)では、ユーザからの再
描画要求を受け取ると、アプリケーションプログラム実
行部の座標データ算出手段はバッファ手段の全画面分の
データから、新たに再描画すべき領域の座標データを算
出し、描画要求手段に渡す。描画要求手段では、前記算
出された座標データに相当する範囲のイメージデータを
ウィンドウシステムに送る。ウィンドウシステムの描画
実行部では、送られてきたイメージデータを実画面バッ
ファに転送する。これによって、実画面では新たな領域
のイメージが再描画されることになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係わる表示制御装置を適用
したマルチウィンドウシステムの実施例を図面を参照し
ながら説明する。
【0012】実施例1 図2は、実施例1におけるマルチウィンドウシステムの
概略構成図である。この実施例では、アプリケーション
A(プログラム)と描画実行部6がそれぞれ異なる端末
上で稼動しているシステムについて説明する。図2にお
いて、アプリケーションA(プログラム)からの描画要
求は、ネットワーク13を通じて描画実行部6に渡さ
れ、描画実行部6により実画面14上の表示部15への
書き込みが行われる。
【0013】図1は、上記マルチウィンドウシステムの
全体的な構成を示すブロック図である。
【0014】マウス1は画面上に表示された領域や絵文
字などの指示選択を受け付け、キーボード2は各種デー
タやコマンドなどの入力を受け付ける。マウス1やキー
ボード2からのユーザ入力は、入力デバイス制御部3お
よびキー入力バッファ/マウス入力バッファ4を通じて
ウィンドウシステム5に送られる。
【0015】ウィンドウシステム5は、クライアント・
サーバ方式のウィンドウシステムであり、具体的なユー
ザインターフェースを提供している。ウィンドウシステ
ム5には、後述するアプリケーションプログラム実行部
7の仮想全画面バッファAと同じ全画面分のデータを蓄
積する仮想全画面バッファBと、描画要求部10から転
送されてきた座標データに対応する範囲のイメージを、
前記仮想全画面バッファBから実画面バッファ11に転
送する描画実行部6を具えている。
【0016】アプリケーションプログラム実行部7は、
ウィンドウシステム上で稼動するアプリケーションプロ
グラムが実行される部分であり、仮想入力バッファ8、
仮想全画面バッファA、座標データ算出部9、描画要求
部10の各機能手段により構成されている。
【0017】仮想入力バッファ8は、ウィンドウシステ
ム5から送られてきたユーザ入力を一時的に蓄積し、座
標データ算出部9に受け渡す。仮想全画面バッファA
は、アプリケーション・ウィンドウ内に表示されるイメ
ージを全画面分のデータとして蓄積している。座標デー
タ算出部9は、前記ユーザ入力に従って、前記仮想全画
面バッファAに蓄積された全画面分のデータから、再描
画の対象となる範囲の座標データ(アドレス)を算出す
る。描画要求部10は、前記座標データ算出部9で算出
された座標データと描画要求を、前記ウィンドウシステ
ム5の描画実行部6に転送する。
【0018】CRT12は、各種のウィンドウなどを表
示するためのディスプレイ装置であり、実画面バッファ
11にはウィンドウシステム5の描画実行部6により書
き込みが行われる。
【0019】図3は、上記システムの仮想全画面バッフ
ァA、Bと実画面との関係を示す概念図である。この図
では、アプリケーションと描画実行部が、それぞれ異な
る端末A、Bで稼動している様子を表している。なお、
以下の説明において、イメージデータの更新とは、実画
面に新たな線や図形などを書き込むことを意味し、再描
画とは、ウィンドウの拡張や縮小などを意味している。
【0020】アプリケーションの保有するメモリ中に
は、仮想全画面バッファA(領域16)が作成されてお
り、その仮想全画面バッファAには、アプリケーション
が全画面にわたって表示されたときのイメージデータが
格納されている。端末A上で稼動しているアプリケーシ
ョンのウィンドウが端末B上に表示されているとき、実
画面17(幅X、高さY)には、アプリケーションイメ
ージの一部領域18が表示されている。また、実画面を
描画している描画実行部の保有するメモリ中には、アプ
リケーションの仮想全画面バッファAと同じ大きさの仮
想全画面バッファB(領域19)が作成されている。実
画面17に表示されている領域18は、アプリケーショ
ンの仮想全画面バッファAではデータ域20に、また描
画実行部の仮想全画面バッファBではデータ域21に相
当している。
【0021】端末Aのアプリケーションは、ユーザ入力
に対して、イメージデータの更新がアプリケーションの
全画面の範囲で発生していないかどうかを監視してい
る。もし、イメージデータの更新が発生した場合は、仮
想全画面バッファAのイメージデータを書き替えると同
時に、描画実行部の仮想全画面バッファBにも更新を伝
え、データの書き替えを行う。これによって、仮想全画
面バッファAと仮想全画面バッファBには、同じイメー
ジデータが格納されることになる。
【0022】今、実画面17のウィンドウサイズがy軸
方向に拡張されたとすると、領域22に描画命令が発生
する。アプリケーションでは、前記領域22に対応する
仮想全画面バッファAの領域23の座標データを算出
し、これらの座標データと描画要求を端末Bの描画実行
部に転送する。描画実行部では、仮想全画面バッファB
の前記座標データに該当する領域24のイメージデータ
を実画面バッファ11に転送する。
【0023】次に、ウィンドウの再描画要求やイメージ
データの更新要求を受け取った場合の処理の流れを図4
のフローチャートにより説明する。なお、再描画要求の
プロセスとイメージデータの更新要求のプロセスは並列
的に実行されている。
【0024】まず、処理に先立って、アプリケーション
プログラム実行部及び描画実行部のメモリ中に仮想全画
面バッファを作成する(ステップ101)。
【0025】再描画要求のプロセスでは、再描画要求待
ちの状態に入り(ステップ102)、任意の領域A
[(x,y),(h,w)]の再描画要求を受け付ける
まで待機する(ステップ103)。領域Aの再描画要求
を受けたときは、描画実行部が同一端末上にあるかどう
かを判断する(ステップ104)。ここで、描画実行部
が異なる端末上にあるときは、描画実行部の仮想全画面
バッファBの内容が(イメージデータの更新要求プロセ
スにより)更新されているかどうかを判断する(ステッ
プ105)。ここで、描画実行部の仮想全画面バッファ
Bが更新されていなければ、仮想全画面バッファBの更
新要求を発行する(ステップ106)。これで、仮想全
画面バッファBは仮想全画面バッファAと同一内容とな
る。次に、仮想全画面バッファAにおいて、再描画すべ
き領域Aに対応する領域A´の座標データ[(x1,y
1),(h1,w1)]を算出する(ステップ10
7)。そして、描画実行部に対して、前記座標データを
転送するとともに、仮想全画面バッファBの領域A´に
相当する領域のイメージデータを実画面バッファに転送
するよう描画要求を発行する(ステップ108)。これ
によって、実画面では拡張された領域の新たなイメージ
が描画されることになる。
【0026】イメージデータの更新要求のプロセスで
は、イメージデータの更新要求を受け取ると(ステップ
109)、アプリケーションの仮想全画面バッファAの
更新を行い(ステップ110)、続いて、描画実行部の
仮想全画面バッファBに更新要求を発行する(ステップ
111)。
【0027】実施例1のマルチウィンドウシステムで
は、端末Aの仮想全画面バッファAと同じイメージデー
タを、端末Bの描画実行部の仮想全画面バッファBに保
持することにより、イメージの再描画を一回の描画要求
で行うことができるようになり、従来に比べてデータ通
信回数を少なくすることができる。しかも、転送するの
は対象となる領域の座標データだけでよく、また通信量
を一定に保つことができるので、高速かつ低コストな描
画を実現することができる。なお、この実施例では、ア
プリケーションと描画実行部が異なる端末上で稼動して
いる場合について説明したが、アプリケーションと描画
実行部は同じ端末上で稼動していてもよい。
【0028】実施例2 図5は、実施例2におけるマルチウィンドウシステムの
概略構成図である。この実施例では、アプリケーション
A(プログラム)、B(プログラム)と描画実行部43
が同じ端末上で稼動しているシステムについて説明す
る。図5において、アプリケーションAまたはアプリケ
ーションBからの描画要求は、メモリバス41を通じて
描画実行部42に渡され、描画実行部42により、描画
要求のあったアプリケーションに対応する実画面43上
の表示部44、45への書き込みが行われる。
【0029】図6は、上記マルチウィンドウシステムの
全体的な構成を示すブロック図である。図6において
は、図1のシステムと同等部分を同一符号で表してい
る。
【0030】ウィンドウシステム46の基本的な機能
は、図1のウィンドウシステム5と同じであり、後述す
るアプリケーションプログラム実行部47の描画要求部
10から転送されてきたイメージデータを、実画面バッ
ファ11に転送する描画実行部42を具えている。
【0031】アプリケーションプログラム実行部47の
基本的な機能は、図1のアプリケーションプログラム実
行部7と同じであり、仮想全画面バッファAの代わりに
仮想全画面バッファ48が設けられているほかは、同じ
構成となっている。
【0032】図7は、上記システムの仮想全画面バッフ
ァと実画面との関係を示す概念図である。この図では、
アプリケーションと描画実行部が同じ端末で稼動してい
る様子を表しており、(a)は初期状態、(b)はウィ
ンドウの拡張時の状態を表している。
【0033】初期状態(a)において、実画面49(幅
X、高さY)には、アプリケーションイメージの一部の
領域50が表示されている。一方、アプリケーションの
保有するメモリ中には、仮想全画面バッファ48が作成
されており、その仮想全画面バッファ48には、アプリ
ケーションが全画面にわたって表示されたときのイメー
ジデータが格納されている。実際に実画面49に表示さ
れている領域50は、仮想全画面バッファ48ではデー
タ域51に相当している。
【0034】初期状態以前に、アプリケーションは、ユ
ーザ入力に対して、イメージデータの更新がアプリケー
ションの全画面の範囲で発生していないかどうかを監視
している。もし、イメージデータの更新が発生した場合
は、アプリケーションのメモリ内に保有している仮想全
画面バッファ48のデータを書き替える。
【0035】今、ウィンドウの拡張(b)において、実
画面49のウィンドウサイズがy軸方向に拡張されたと
する。このとき、ウィンドウシステム46から増加分の
イメージ領域の再描画要求がアプリケーションに送られ
る。ここで、新たに描画すべき実画面上の領域52に相
当するのが、仮想全画面バッファ48の領域53であ
る。アプリケーションでは、仮想全画面バッファ48の
領域53の座標データを算出し、これらの座標データに
相当するイメージデータを描画実行部42に転送する。
描画実行部42では、前記イメージデータを実画面バッ
ファ11に転送する。転送されるイメージデータは、図
に示すように2つの図形が含まれたものとなる。
【0036】次に、ウィンドウの再描画要求やイメージ
データの更新要求を受け取った場合の処理の流れを図8
のフローチャートにより説明する。なお、再描画要求の
プロセスとイメージデータの更新要求のプロセスは並列
的に実行されている。
【0037】まず、処理に先立って、アプリケーション
プログラム実行部のメモリ中に仮想全画面バッファを作
成する(ステップ201)。
【0038】再描画要求のプロセスでは、再描画要求待
ちの状態に入り(ステップ202)、任意の領域A
[(x,y),(h,w)]の再描画要求を受け付ける
まで待機する(ステップ203)。任意の領域Aの再描
画要求を受けたときは、仮想全画面バッファにおいて、
再描画すべき領域Aに対応する領域A´の座標データ
[(x´,y´),(h´,w´)]を算出する(ステ
ップ204)。そして、描画実行部に対して、前記座標
データに相当するイメージデータと描画要求を発行する
(ステップ205)。これによって、実画面では拡張さ
れた領域の新たなイメージが描画されることになる。
【0039】イメージデータの更新要求のプロセスで
は、イメージデータの更新要求を受け取ると(ステップ
206)、アプリケーションの仮想全画面バッファの更
新を行う(ステップ207)。
【0040】実施例2のマルチウィンドウシステムで
は、実画面上に描くべきイメージデータを、アプリケー
ションの仮想全画面バッファ保持しているので、イメー
ジの再描画を一回の描画要求で行うことができ、従来に
比べてデータ通信回数を少なくすることができる。ま
た、アプリケーションのバッファでは、アプリケーショ
ンが全画面にわたって表示されたときのイメージデータ
を保持しているので、ウィンドウサイズの拡大により、
新たにバッファ領域を確保する必要がなく、描画速度を
落とさずに、迅速な画面表示が可能となる。なお、この
実施例では、アプリケーションと描画実行部が同じ端末
上で稼動している場合について説明したが、アプリケー
ションと描画実行部が異なる端末上で稼動していてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
表示制御装置では、アプリケーション側のバッファ手段
と同じイメージデータを描画実行部のバッファ手段に保
持させ、ウィンドウの再描画が要求されたときは、対象
となる領域の座標データのみを転送し、描画実行部のバ
ッファ手段のデータ域から実際のイメージデータを実画
面バッファに転送するようにしたため、イメージの再描
画を一回の描画要求で実行することができる。しかも、
転送するのは対象となる領域の座標データだけでよいた
め、描画する領域の大きさにかかわらず、通信量も一定
に保つことができ、迅速かつ低コストな画面表示を実現
することができるまた、アプリケーションウィンドウ内
に表示される全画面分のイメージデータをアプリケーシ
ョン側のバッファ手段に保持させ、再描画の対象となる
領域のイメージデータをアプリケーションから描画実行
部へ一括して転送することにより、イメージの再描画を
一回の描画要求で実行することができる。この場合、ア
プリケーションが全画面にわたって表示されたときのイ
メージデータを保持しているので、ウィンドウサイズが
拡大しても、新たにバッファ領域を確保する必要がない
ため、描画速度を落とすことなく、迅速な画面表示が行
うことができる。
【0042】このように、この発明に係わる表示制御装
置によれば、ウィンドウの書き替えるべき領域の広さに
かかわらず、迅速な画面表示を行うことができる表示制
御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるマルチウィンドウシステムの
全体的な構成を示すブロック図。
【図2】実施例1におけるマルチウィンドウシステムの
概略構成図。
【図3】仮想全画面バッファA、Bと実画面との関係を
示す概念図。
【図4】ウィンドウの再描画要求やイメージデータの更
新要求を受け取った場合の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図5】実施例2におけるマルチウィンドウシステムの
概略構成図。
【図6】実施例2におけるマルチウィンドウシステムの
全体的な構成を示すブロック図。
【図7】仮想全画面バッファと実画面との関係を示す概
念図。
【図8】ウィンドウの再描画要求やイメージデータの更
新要求を受け取った場合の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図9】従来のイメージ再描画方式の説明図。
【図10】従来の他のイメージ再描画方式の説明図。
【符号の説明】
5(46)…ウィンドウシステム、7(47)…アプリ
ケーションプログラム実行部、9…座標データ算出部、
10…描画要求部、6(42)…描画実行部、11…実
画面バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実画面バッファにイメージを描画する描画
    実行部を有するウィンドウシステムと、当該ウィンドウ
    システムに対して描画要求を発行するアプリケーション
    プログラム実行部とを具えた表示制御装置において、 アプリケーションプログラム実行部は、 アプリケーション・ウィンドウ内に表示されるイメージ
    を全画面分のデータとして蓄積する第1のバッファ手段
    と、 前記第1のバッファ手段に蓄積された全画面分のデータ
    から、再描画の対象となる範囲の座標データを算出する
    座標データ算出手段と、 前記算出された座標データをウィンドウシステムに転送
    する描画要求手段とを具え、 ウィンドウシステムは、 前記アプリケーションプログラム実行部の第1のバッフ
    ァ手段と同じ全画面分のデータを蓄積する第2のバッフ
    ァ手段と、 前記描画要求手段から転送された座標データに対応する
    範囲のイメージデータを、前記第2のバッファ手段のデ
    ータ域から転送し、実画面バッファに描画する描画実行
    部とを具えたものであることを特徴とする表示制御装
    置。
  2. 【請求項2】実画面バッファにイメージを描画する描画
    実行部を有するウィンドウシステムと、当該ウィンドウ
    システムに対して描画要求を発行するアプリケーション
    プログラム実行部とを具えた表示制御装置において、 アプリケーションプログラム実行部は、 アプリケーション・ウィンドウ内に表示されるイメージ
    を全画面分のデータとして蓄積するバッファ手段と、 前記バッファ手段に蓄積された全画面分のデータから、
    再描画の対象となる範囲の座標データを算出する座標デ
    ータ算出手段と、 前記算出された座標データに相当する範囲のイメージデ
    ータを前記描画実行部に転送する描画要求手段とを具え
    たものであることを特徴とする表示制御装置。
JP5039001A 1993-02-26 1993-02-26 表示制御装置 Pending JPH06250640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010541031A (ja) * 2007-09-04 2010-12-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電子文書を確認するためのシステム及び方法

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