JPH0624653A - 精紡ワインダーのボビン移送装置 - Google Patents

精紡ワインダーのボビン移送装置

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JPH0624653A
JPH0624653A JP8570792A JP8570792A JPH0624653A JP H0624653 A JPH0624653 A JP H0624653A JP 8570792 A JP8570792 A JP 8570792A JP 8570792 A JP8570792 A JP 8570792A JP H0624653 A JPH0624653 A JP H0624653A
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JP
Japan
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bobbin
tray
empty
winder
spinning machine
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JP8570792A
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English (en)
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Shu Yoshikawa
周 吉川
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精紡機から切出されて来た実ボビンに対する
錘番号の割り付けを正常に行い、ワインダーから送られ
て来たトレイが何等かの原因で空トレイとなっている場
合にのみ、その錘番号の読取りを行うことを可能とす
る。 【構成】 環流路8中の合流点Aの下流にボビンを担持
するトレイTに精紡錘番号を書き込むための書込み部7
を、また環流路8中の合流点Bの下流に上記精紡錘番号
を読み取るための読取り部12を設け、更に環流路8中
に貯留されている口出し失敗ボビンを切出して口出し装
置10の前側に戻す際には、精紡機1側の切出しと書込
み部7の動作を禁止し、ワインダー2側の空ボビン搬送
路5bから切出したトレイTが空トレイである場合に、
読取り部12にその精紡錘番号の読取り動作を行わせる
制御装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡機と自動ワインダ
ーをリンクさせた精紡ワインダーのボビン移送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精紡ワインダーのボビン移送装置
は、図4及び図5に示すように、精紡機1と自動ワイン
ダー2間に連結部3とCBF(連続自動ボビン供給装
置)部6とを置いて、精紡機1のボビン搬送路4とワイ
ンダー2のボビン搬送路5とを直結し、全体として1つ
の閉ループ搬送路を構成している。その際、精紡機1と
ワインダー2の実ボビン搬送路4a,5a同士、空ボビ
ン搬送路4b,5b同士は図5の如く連結され、また、
CBF部6中では、実ボビン搬送路4a,5a間に位置
する口出し装置10の前後において、搬送路5a,5b
間をリターン路5c,バイパス路11で結んで、環流路
8を構成している。
【0003】精紡機1で満巻きとなった実ボビンB1は
全錘S1 〜Sn 一斉に玉揚げされて、精紡機1のボビン
搬送路4a上に設けられたボビントレイTに供給,挿立
される。そして、順次押出されてCBF部6に入り、環
流路8との第1合流点Aを通過した後に書込み部7に送
られ、書込み装置9によりトレイTの周面の磁気記録媒
体に精紡錘番号を記録される。次いで、実ボビンB1
は、口出し装置10に移送されて糸端の口出しがなされ
るが、ここで口出しを失敗した実ボビンは、バイパス路
11を介して空ボビン搬送路5bへ戻され、一方、口出
しを成功した実ボビンB1は、実ボビン搬送路5aから
次工程の各ワインディングユニットW1 〜Wn へ搬送供
給され、巻返される。ワインダ2で空となったボビンB
0はトレイTと一体のまま空ボビン搬送路5b上をCB
F部6ヘ移送され、環流路8との第2合流点Bより読取
り部12の読取装置13を経て、精紡機1へ返送され
る。
【0004】その際、読取り部12には搬送路上の空ボ
ビンB0の有無を検出する第1センサ14が、書込み部
9には搬送路上の実ボビン7の有無を検出する第2セン
サ15が設けてあり、次のように動作する。即ち、ワイ
ンダー側から切出された空ボビンB0が第1センサ14
の位置まで来ると、第1センサ14が「空ボビン到着信
号」と「実ボビン要求信号」とを出力し、これによって
精紡機1のトランスファー装置を1ピッチ駆動させる。
即ち、精紡機1側が実ボビンB0の押出しを実行して、
実ボビンB0を1個だけ実ボビン搬送路4aからCBF
部6側へ供給する。書込み部7は第2センサ15により
実ボビンB0の受取確認を行い、もし一定時間内に上記
押出された実ボビンB0が到着しなければ「実ボビン送
り異常信号」を出力する。尚、センサ14,15は、光
電式等のボビン検出器とトレイ検出器とを一対として構
成される。
【0005】上記構成により、例えばワインダ2側で糸
品質不良として作業者によりボビンが抜取られ、その空
トレイが搬送路5bより読取り部12に送られて来た場
合には、当該トレイ上に空ボビンB0が存在しないとい
う第1センサ14の検出結果と、読取装置13で読み取
った当該トレイに書き込まれている錘番号とから、その
生産精紡錘が判明することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
トレイTに対する精紡錘番号の書込み装置9は、精紡機
1側のボビン搬送路4aがCBF部6の環流路8との合
流点Aよりも下流に設けられている。また、読取り部7
は環流路8との合流点Bよりも下流に設けられている。
一方、口出し装置10で口出しを失敗した実ボビンB1
や空トレイはバイパス路11に貯留され、リターン路5
cより再度実ボビン搬送路4aへ戻される。その際、こ
れらの実ボビンB1や空トレイは、再度、読取装置13
で読み取られてしまい、ワインダ2からのトレイがボビ
ンを有しない異常な空トレイの発見、ひいては故障精紡
錘との対応関係に誤りを生じることになる。
【0007】また、書込み装置9においては、本来精紡
機1から切出された実ボビントレイに書き込まれるべき
精紡錘番号をこれらのトレイに書込んでしまうことにな
る。これをリターン路5cから戻された実ボビントレイ
より見た場合、当該実ボビントレイは再度上書きされて
別の錘番号が付与されることを意味し、当初のトレイデ
ータとの対応関係が失われる。また、書込み装置9にお
いてトレイTに対する書き込みは、予め既知の精紡機台
の精紡錘数分だけ順次にカウント数字等を割り振るもの
であるため、その途中に上記口出失敗ボビントレイ又は
空トレイが入り込むと、精紡機1から切出された実ボビ
ントレイに書き込まれて行く精紡錘番号も書き込み途中
から狂わされることになる。
【0008】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
もので、精紡機から切出されて来た実ボビンに対する錘
番号の割り付けを正常に行うと共に、ワインダーから送
られて来たトレイが何等かの原因で空トレイとなってい
る場合にのみ、その錘番号の読取りを行うことを可能と
する精紡ワインダーのボビン移送装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同
士及び空ボビン搬送路同士をCBF部を介して連結し、
CBF部中には、口出し失敗ボビンを貯留し、これをワ
インダー側の空ボビン搬送路との第2合流点及び精紡機
側の実ボビン搬送路との第1合流点を経て口出し装置の
前側に戻す環流路を構成したボビン移送装置において、
環流路中の上記第1合流点の下流にはボビンを担持する
トレイに精紡錘番号を書き込むための書込み部を、また
環流路中の上記第2合流点の下流には上記精紡錘番号を
読み取るための読取り部を設け、更に環流路中に貯留さ
れている口出し失敗ボビンを切出して口出し装置の前側
に戻す際には、精紡機側の切出しと書込み部の動作を禁
止する制御装置を設けた構成のものである。
【0010】
【作用】環流路中に口出し失敗ボビンが貯留されている
場合には、この口出し失敗ボビンの切出しが優先され、
この切出しに際しては精紡機側の切出しが禁止されかつ
書込み部の動作も禁止される。従って、環流路中に貯留
されていた口出し失敗ボビンだけが口出し装置の前側に
戻され、トレイへの新たな精紡錘番号の書込み(上書
き)はなされず、単に書込み部を通過して口出し装置へ
供給される。精紡機からの実ボビンの切出しはこの後に
行われるため、口出し失敗の実ボビンと混在することが
なく、従って誤った錘番号が付与されることもない。
【0011】尚、ワインダー側の空ボビン搬送路から切
出したトレイが読取り部に到着した場合、このトレイが
空ボビンを有する正常なトレイであるときは、精紡機へ
単に返却するが、このトレイが空トレイであることが明
らかになった場合には、読取り部にその精紡錘番号の読
取り動作を行わせることにより、ワインダからのトレイ
がボビンを有しない異常な空トレイであることの発見と
その生産元精紡錘の特定とができる。
【0012】
【実施例】本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0013】図1に示す精紡ワインダーは、基本的には
図4,図5のものと同じであるが、CBF部3に設けら
れているCPUを主体とした制御装置16の制御内容に
おいて異なっている。
【0014】精紡機1で生産される精紡ボビンB1は、
一斉に玉揚されて、精紡錘に沿ってピッチ移動が可能な
実ボビン搬送路4aのトランスポートバンド上の空トレ
イに挿立される。この後、ワインダー2側のボビン要求
指令に基づいて、トランスポートバンドが間欠移動し、
押出されたボビンB1は連結部3によりCBF部6の書
込み部7に移送される。書込み部7においては、書込み
装置9により精紡錘番号の書込みを行うが、バイパス路
11にトレイが有る場合には、精紡機1側のボビン切出
しよりもバイパス路11側のトレイ切出しが優先され
る。これにより、精紡機1からの実ボビントレイTに
は、書込み装置9により精紡錘番号が誤りなく書込まれ
る。この精紡錘番号の書き込まれた実ボビントレイT
は、口出し装置10での糸端口出しがなされた後、実ボ
ビン搬送路5a上をワインダー2側へ向かって搬送され
るが、口出しを失敗したボビンは、バイパス路11に貯
留され、適宜切出される。
【0015】一方、ワインダー2側においては、実ボビ
ンB1がトレイに挿着されたまま、各ワインディングユ
ニットW1 〜Wn で巻き返され、空ボビンB0は排出さ
れる。各ワインディングユニットから搬送路5bへ排出
された空ボビンB0は、通常はトレイTと一体のまま読
取り部12に移送される。読取り部12において空ボビ
ンB0を担持している正常なトレイTと判断されたとき
は、読み取り部12は何もしないで、これを精紡機1の
空ボビン搬送路4bに送り返す。しかし、読み取り部1
2に来たトレイTがボビンを担持してない空トレイであ
るときは、読取装置13によりその錘番号を読み取り、
これによって例えば該当する精紡機錘に異常がある旨の
データが記録され、その後、リターン路5cより口出し
装置10を通過してバイパス路11に貯留される。
【0016】上記のようにバイパス路11には、口出し
失敗の実ボビントレイと空トレイとが混在して貯留され
る。このうちバイパス路11中の空トレイには作業者に
よりボビンが挿立され、適宜バイパス路11より払い出
される。そして、作業者によりボビンが挿立されたトレ
イは正常なものとして精紡機1へ返され、口出し失敗の
実ボビントレイは再度リターン路5cより実ボビン搬送
路5aへ戻され、口出し装置10へ供給される。その
際、これらのトレイは単に読み取り部7を通過するだけ
であり、読取り動作は行われない。
【0017】SOL1〜SOL4は上記の制御内容を実
現するために用いられるストッパ解除ソレノイドであ
る。トレイストッパは、搬送路上のトレイをベルトコン
ベアに対して滑らせながら移動阻止し、上記ソレノイド
がONされた場合、トレイを1個分だけの釈放動作をす
る。このうちSOL1は書込み部7からのトレイ釈放
用、SOL2は読取り部12からのトレイ切出し用、S
OL3はワインダー2側の空ボビン搬送路5bからのト
レイ切出し用、SOL4はバイパス路11からのトレイ
切出し用である。尚、口出し装置10を出たトレイの搬
送先をワインダー2側とバイパス路11側とへ切り替え
るソレノイド、及び、読取り部12を出たトレイの搬送
先を精紡機1側とリターン路11側とへ切り替えるソレ
ノイドについては図から省略してある。
【0018】17はセンサであり、上述した第1センサ
14及び第2センサ15と同じく、光電式のボビン検出
器とトレイ検出器とを一対として構成されている。これ
らのセンサ14,15,17は、上記SOLストッパで
移動阻止されるトレイを含めて、ストッパからボビント
レイ2個手前(上流側)の位置に設けてあり、それぞれ
トレイTを一定時間、例えば1秒だけ連続的に検出した
場合に出力信号を発生する。
【0019】まず、図2に従って書込み制御の仕方から
説明する。
【0020】制御装置16を構成するCPUは、センサ
15の出力状態を読み込み、書込み部7にトレイの空席
があるか否かを判断し(ステップ21)、空席がなけれ
ば、精紡機1及び読取り部12に対し「切出し待機」を
指示する(ステップ22)。
【0021】書込み部7に空席がある場合には、センサ
17の出力状態を読み込んでバイパス路11にトレイが
有るかどうかをチェックする(ステップ23)。ステッ
プ23の判断がNOの場合は、バイパス路11にトレイ
がないので、精紡機1側のボビン切出しを行うべく、精
紡機1側に「実ボビン要求信号」を出力し(ステップ2
4)、精紡機1のトランスファー装置を1ピッチ駆動さ
せ、実ボビンB0の押出しを実行させる。そして、切出
された実ボビンB0が書込み部7に到着したことを書込
み部7の第2センサ15により確認した後、書込み装置
9に書込み指令を与えて(ステップ25)、精紡錘番号
の書込みを実行させる。
【0022】しかし、ステップ23の判断がYESの場
合は、バイパス路11にトレイが有ることになる。この
場合は、精紡機1側のボビン切出しよりもバイパス路1
1側のトレイ切出しを優先させることとし、精紡側ボビ
ン切出しを禁止して(ステップ26)、バイパス路11
側のトレイ切出しを実行させる(ステップ27)。これ
はバイパス路11の切出しソレノイドSOL4をONさ
せることで行う。このバイパス路11側から切出された
トレイは、リターン路5cを経て書込み部7に入る。そ
こで、このバイパス路11側のトレイ切出しを実行させ
る場合には、書込み部7の書込みを禁止して、書込み部
7を通過させる。従って、前回に口出しを失敗してバイ
パス路11に貯留されていたボビンについては、そのト
レイへの新たな精紡錘番号の書込み処理が行われること
なく、口出し装置10への再度の供給だけが行われ、口
出し処理が試みられることになる。
【0023】次に、図3に従って読取り制御の仕方を説
明する。
【0024】制御装置16を構成するCPUは、センサ
14の出力状態を読み込み、読取り部12にトレイの空
席があるか否かを判断し(ステップ31)、空席がなけ
れば、ソレノイドSOL4及びSOL3のONを禁止し
て、バイパス路11の切出し及びワインダ2側の空ボビ
ン搬送路(空ライン)5bの切出しを待機させる(ステ
ップ32)。
【0025】読取り部12に空席がある場合には、まず
ソレノイドSOL4がON状態かどうかを読み込んで、
バイパス路11からトレイを切出し中かどうかをチェッ
クする(ステップ33)。ステップ33の判断がYE
S、即ちバイパス路11からトレイを切出し中である場
合は、その間読取り部12の読取り動作を禁止し、切出
し中のトレイを単に通過させる(ステップ34)。これ
によりバイパス路11からのトレイについては2度目の
読取りを行われなくなり、CPUでの判断の誤りが防止
される。
【0026】ステップ33の判断がNO、即ちバイパス
路11からトレイを切出し中でないの場合は、ワインダ
2側の空ボビン搬送路(空ライン)5bの空ボビン切出
しを行うべく、SOL3をONする(ステップ35)。
そして、切出されたトレイが読取り部12に到着したこ
とを第1センサ14のトレイ検出器で確認した際、同セ
ンサ14のボビン検出器で当該トレイがボビンを有しな
い「空トレイであるか」どうかをチェックする(ステッ
プ36)。ステップ36の判断がNOの場合は、正常に
空ボビンが挿立されたトレイであるので、ステップ34
に進み、読取り動作は実行させずに読取り部12を通過
させ、精紡機1側の空ボビン搬送路4bへ送り返す。し
かし、ステップ36の判断がYESの場合は、空トレイ
であるので、ステップ37に進み、読取装置13に読取
り指令を与えて読取り動作を実行させ、読み取った錘番
号に基づき該当する生産元の精紡錘の特定し、その該当
錘の良否判断のデータとする(ステップ37)。
【0027】このように制御することにより、ボビンと
その生産錘との対応づけを維持できるようになる。即
ち、書込み部7においては、上記口出し失敗ボビンのト
レイ,ボビンのない空トレイがバイパス路11から払い
出されてリターン路5cより実ボビン搬送路4a側へ戻
されても、これらには書込み装置9による書込み処理
(上書き)がなされない。このため、図5の場合のよう
に口出し失敗ボビン又はボビンなしのトレイが上書され
て別の錘番号に変更される不都合や、精紡機1側から供
給される一群の実ボビンB1についての錘番号が、一部
別の錘番号になるという不都合は発生しなくなる。
【0028】また、読み取り部12においては、ワイン
ダ2側の空ボビン搬送路5bから払い出されて来るトレ
イが、ボビンのない空トレイである場合にはその読み取
りが行われ、対応する生産元の精紡錘に何等かの故障が
ある等の判断資料とされるので、読取り部12のただ1
箇所で生産元精紡錘の故障等が把握できることになる。
【0029】尚、搬送用トレイTと書込み装置9には、
従来公知のものが使用できる。例えば、トレイTは、ボ
ビン挿立用のペグを立設した円盤状基体の上面に環状凹
溝を形成し、該溝内に鉄板及びゴム磁石シートからなる
識別情報表示部材を固着した構成とする。そして、この
トレイの異なる半径位置に、読取りのスタート信号着磁
部分,タイミング信号着磁部分,精紡ボビンの識別情報
書込部分等のセクションを形成し、書込み装置9として
は、この識別情報書込部分にボビンの生産元情報である
精紡機の「機台番号、錘番号」を、例えば、第3号機,
001錘目の場合「03001」の如く書き込むことが
できる構成とすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、環
流路中に貯留されている口出し失敗ボビンの切出しを、
精紡機側の切出しよりも優先させ、口出し失敗ボビンの
切出し時には書込み部の動作も禁止するようにしたの
で、この口出し失敗ボビンのトレイが上書きさせてしま
うことがなく、また精紡機からの実ボビントレイに誤っ
た錘番号が付与されることもない。
【0031】また、ワインダー側の空ラインから切出し
たトレイが空ボビンを有する正常なトレイであるときは
精紡機へ単に返却し、これが空トレイであるときに読取
り部による精紡錘番号の読取り動作を行わせるようにし
たので、ワインダーからのトレイがボビンを有しないと
いう前提となる異常状態、例えば糸種の誤り,糸品質の
不良等でボビンを作業者が抜いたような場合であるとの
判断ができ、その生産元の精紡錘の特定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る精紡ワインダーのCB
F部の構成を示す概略平面図である。
【図2】図1の書込み部の制御を示す流れ図である。
【図3】同じく図1の読取り部の制御を示す流れ図であ
る。
【図4】従来の精紡ワインダーの概略平面図である。
【図5】図4のCBF部の構成を示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 精紡機 2 ワインダー 3 連結部 4a 実ボビン搬送路 5b 空ボビン搬送路 4c リターン路 5a 実ボビン搬送路 5b 空ボビン搬送路 5c リターン路(環流路) 6 CBF部 7 書込み部 8 環流路 9 書込み装置 10 口出し装置 11 バイパス路(環流路) 12 読取り部 13 読取り装置 14 第1センサ 15 第2センサ 16 制御装置 A 第1合流点 B 第2合流点 B0 空ボビン B1 実ボビン T トレイ W1 〜Wn ワインディングユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精紡機とワインダーの実ボビン搬送路同
    士及び空ボビン搬送路同士を連結するCBF部中に、口
    出し失敗ボビンを貯留しこれをワインダー側空ボビン搬
    送路との第2合流点及び精紡機側実ボビン搬送路との第
    1合流点を経て口出し装置の前側に戻す環流路を構成
    し、該環流路中の第1合流点の下流にはボビンを担持す
    るトレイに対する精紡錘番号の書込み部を、第2合流点
    の下流には精紡錘番号の読取り部を設け、更に環流路中
    の口出し失敗ボビンを切出す際には精紡機側の切出しと
    書込み部の動作を禁止する制御装置を設けたことを特徴
    とする精紡ワインダーのボビン移送装置。
JP8570792A 1992-04-07 1992-04-07 精紡ワインダーのボビン移送装置 Pending JPH0624653A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5822970A (en) * 1996-03-22 1998-10-20 Zinser Textilmaschinen Gmbh Transport apparatus for bobbins and bobbin sleeves in a textile plant
CN110386508A (zh) * 2019-07-19 2019-10-29 青岛宏大纺织机械有限责任公司 一种自动络筒机管纱处理输送装置及输送方法

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