JPH0624579Y2 - 軸受構造 - Google Patents

軸受構造

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JPH0624579Y2
JPH0624579Y2 JP6115389U JP6115389U JPH0624579Y2 JP H0624579 Y2 JPH0624579 Y2 JP H0624579Y2 JP 6115389 U JP6115389 U JP 6115389U JP 6115389 U JP6115389 U JP 6115389U JP H0624579 Y2 JPH0624579 Y2 JP H0624579Y2
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JP
Japan
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shaft
retaining ring
axle
insertion hole
shaft insertion
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JP6115389U
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Inventor
嘉満 樋口
Original Assignee
大阪グリップ化工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は軸を挿通保持するための軸受構造に関する。
<従来の技術> 例えばベビーカーやショッピングカーに使用される車輪
は、軸受部材である車輪本体に車軸を挿通保持するよう
に構成されているが、従来のこの種の軸受構造は、第8
図に示すように車輪本体1の軸挿入孔2に車軸3を挿通
し、車軸3の車輪本体1近傍に、カシメ等により抜止突
起4を設けると共に、該抜止突起4と車輪本体1との間
に位置するように車輪3に左右一対のワッシャー5を外
嵌し、このワッシャー5により車軸3と車輪本体1との
軸方向の移動を規制するようにしていた。
<考案が解決しようとする課題> 従って、従来の場合車輪本体1に車軸3を挿通保持する
ためには、車輪本体1の軸挿入孔2に車軸3を挿通した
後に、車軸3にワッシャー5を外嵌し、その後、車軸3
の車輪本体1両側に抜止突起4をカシメ等により形成す
る必要があり、車輪本体1への車軸3の取付作業が非常
に面倒であった。
本考案は上記問題点に鑑み、軸受部材への軸の取付けを
簡単になし得るようにしたものである。
<課題を解決するための手段> この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、軸1
7,33が挿通される軸挿入孔18を有する軸受部材12,34
と、軸17,33が挿通される通孔23を有する板状の止輪13
とを備え、 止輪13の内周部に、軸17,33に対して軸方向摺動可能に
なりかつ軸17,33の周溝25に係合して前記軸方向の摺動
を規制するように、複数の切込み24が放射状に設けら
れ、 前記軸受部材12,34は、軸方向中途部で止輪13の内周縁
部が軸挿入孔18に環状に突出するように止輪13をインサ
ートして、成形して成る点にある。
<作用> 軸受部材12,24に軸17,33を取付ける場合、軸受部材12,3
4の軸挿入孔18に、周溝25を形成した軸17,33を単に矢印
a方向に挿入すればよく、軸17,33は止輪13の通孔23に
挿通されて、止輪13の内周部は矢印a方向に弾性変形し
ながら、軸17,33に対して軸方向に摺動した後、止輪13
の内周縁部が軸17,33の周溝25に係合し、これにより軸1
7,33は軸受部材12,34に対して軸方向の移動が規制され
る。
<実施例> 以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、第1
図及び第2図において、11はベビーカー又はショッピン
グカーに使用される車輪で、軸受部材である車輪本体12
と板状の止輪13とを備える。
車輪本体12は、筒状の取付部14と該取付部14から放射状
に突出された複数のスポーク部15と各スポーク部15の外
端を連結する環状のリム部16とを一体に備え、リム部16
に図示省略のタイヤが外嵌装置されるようになってい
る。
車輪本体12の取付部14は、車軸17が挿通される軸挿入孔
18を有し、軸挿入孔18の軸方向一端から他端側中途部ま
では、車軸17と略同一径に形成された小径部19とされ、
軸挿入孔18の他端側は、車軸17の径よりも大径な大径部
20とされている。
止輪13は、弾性を有する金属製であって車軸17が挿通さ
れる通孔23を有する円板形状に形成されている。止輪13
の内周部は軸方向一方側に円錐状に傾斜されると共に、
止輪13の内周部には複数の切込み24が放射状に形成さ
れ、これにより止輪13は、車軸17に対して軸方向摺動可
能になり、かつ車軸17の周溝25に係合して前記縦方向の
摺動を規制するようになっている。
そして、前記車輪本体12は、合成樹脂、ダイキャスト、
アルミニウム軽合金等で構成され、軸方向中途部で止輪
13の内周縁部が軸挿入孔18に環状に突出するように止
輪13をインサートして、成形して成る。止輪13は軸挿入
孔18の大径部20と小径部19との境界部分に位置してお
り、止輪13の内周部は大径部20側に弾性変形可能であ
る。
なお、車軸17は車輪本体12の軸挿入孔18に対して矢印a
方向に挿入することにより、車軸17は車輪本体12に対し
て軸廻り回転自在に挿入保持されるようになっている。
第4図は他の実施例を示し、車輪本体12の軸方向一端側
(大径部20側)に、軸挿入孔18を塞ぐように密閉壁26を
一体に設けたものであり、この場合、閉塞壁26が車軸17
の矢印a方向の移動を規制して、止輪13の内周縁部が周
溝25から不測に抜脱するのを防止すると共に、車軸17の
端部が外部から見えないように車輪11の外観上の体裁を
よくしている。
第5図は他の実施例を示し、止輪13を車輪本体12の軸方
向に複数個設け、この止輪13に対応して車軸17に形成し
た複数の周溝25に、これら止輪13の周縁部を係合し、複
数の止輪13で車軸17を多段に抜止できるようにしたもで
ある。また、軸挿入孔18を軸方向全長に亘って車軸17と
略同一の径にしている。その他の点は前記実施例と同様
の構成である。
第6図は本考案を自転車のペダル装置に応用した他の実
施例を示し、同図において、31はクランク、32はペダル
で、クランク31の先端部に着脱自在に螺合したペダル軸
33と、ペダル軸33に回動自在に保持した軸受部材である
ペダル本体34と備える。このペダル本体34は前記実施例
の車輪本体12と同様に止輪13をインサートして成形した
もので、ペダル本体34には、小径部19と大径部20とを有
する軸挿入孔18が設けられると共に、大径部20と小径部
19との間に位置するように止輪13が埋設されている。そ
して、このペダル本体34の軸挿入孔18に、周溝25を形成
したペダル軸33を挿通することにより、止輪13の内周部
が周溝25に係合して止輪13でペダル本体34に対するペダ
ル軸33の軸方向の移動を規制できるようになっている。
なお、前記実施例では止輪13の内周部を軸方向に傾斜さ
せているが、第7図に示すように止輪13の内周部を傾斜
させずに外周部側に対して真直ぐな状態にしてもよい。
また、前記実施例では本考案を車輪又はペダル装置に適
用し、軸17,33に対して軸受部材である車輪本体12又は
ペダル本体34を回転自在にしているが、本考案にこれら
に限定されず、軸が挿通される軸挿入孔18を有する軸受
部材であれば、車輪又はペダル装置以外のものでも適用
実施でき、また軸受部材は軸を回転不能に挿通保持する
ものであってもよい。
<考案の効果> 本考案によれば、周溝25を形成した軸17,33を単に軸受
部材12,34の軸挿入孔18に挿入するのみで、軸17,33の周
溝25に止輪13の内周縁部が係合して、軸17,33の軸受部
材12,34に対する軸方向の移動を規制できて、軸17,33を
軸受部材12,34に対して極めて簡単に取付けることがで
き、その実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
車輪の正面図、第2図は同断面図、第3図は止輪の正面
図である。第4図乃至第7図は夫々他の実施例を示す断
面図である。第8図は従来例を示す断面図である。 12…車輪本体、13…止輪、17…車軸、18…軸挿入孔、23
…挿孔、24…切込み、25…周溝、33…ペダル軸、34…ペ
ダル本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸(17)(33)が挿通される軸挿入孔(18)を有
    する軸受部材(12)(34)と、軸(17)(33)が挿通される通孔
    (23)を有する板状の止輪(13)とを備え、 止輪(13)の内周部に、軸(17)(33)に対して軸方向摺動可
    能になりかつ軸(17)(33)の周溝(25)に係合して前記軸方
    向の摺動を規制するように、複数の切込み(24)が放射状
    に設けられ、 前記軸受部材(12)(34)は、軸方向中途部で止輪(13)の内
    周縁部が軸挿入孔(18)に環状に突出するように止輪(13)
    をインサートして、成形して成ることを特徴とする軸受
    構造。
JP6115389U 1989-05-25 1989-05-25 軸受構造 Expired - Lifetime JPH0624579Y2 (ja)

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JP6115389U JPH0624579Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 軸受構造

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JP6115389U JPH0624579Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 軸受構造

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Publication Number Publication Date
JPH03319U JPH03319U (ja) 1991-01-07
JPH0624579Y2 true JPH0624579Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31589152

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JP6115389U Expired - Lifetime JPH0624579Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 軸受構造

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JP2002276856A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 長尺体支持金具
JP5937491B2 (ja) * 2012-11-15 2016-06-22 株式会社ショーワ 緩衝装置
ES2801478B2 (es) * 2019-06-27 2021-11-05 Ktrsolar Tech S L Dispositivo de soporte giratorio de una viga de torsion

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JPH03319U (ja) 1991-01-07

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