JPH0624533B2 - 医療用器具 - Google Patents

医療用器具

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JPH0624533B2
JPH0624533B2 JP2416573A JP41657390A JPH0624533B2 JP H0624533 B2 JPH0624533 B2 JP H0624533B2 JP 2416573 A JP2416573 A JP 2416573A JP 41657390 A JP41657390 A JP 41657390A JP H0624533 B2 JPH0624533 B2 JP H0624533B2
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suture
grasping
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needle
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腹部内臓に、経皮的に
カテーテルを挿入する際に、使用されれる医療用器具に
関するものである。特に、栄養剤の補給、体液の排出な
どの目的で行われる内視鏡的胃瘻造設術などの際に、カ
テーテルの挿入を容易にするために行われる前腹壁と内
臓壁との固定に使用される医療用器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、経腸栄養剤とその投与方法の
発達により、従来困難とされていた長期の経腸栄養管理
が容易に行われるようになってきた。その投与形態とし
ては、栄養チューブを経鼻にて胃または腸に挿入して行
う、いわゆる経鼻胃管によるもの、また、胃瘻を形成し
て行う場合などがある。しかし、経鼻胃管では、長期留
置による鼻腔、咽頭、食道の粘膜びらん、誤飲性肺炎な
どの合併症を生じることがある。そこで、長期的な栄養
投与が必要な患者には、開腹的胃瘻造設術が行われる。
しかし、一般的な胃瘻造設術は、過大な外科的侵襲を伴
うため、患者の状態によっては、手術を行うことができ
ないことも少なくない。
【0003】そこで、最近では、外科的侵襲を極力低減
した胃瘻造設術が考えられるようになってきており、そ
のために使用する医療用器具も提案されている。具体的
には、例えば、特開昭63−23651号公報に示され
るような内臓アンカーがある。この内臓アンカーは、両
端を有する細長い生態適合性クロスバーと、このクロス
バーの中央部分に一端が固定された第1の縫合糸と、ク
ロスバーのいずれかの端部に一端が固定された第2の縫
合糸とを有している。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】上記の内臓アンカーを用いた胃体部前壁と
前腹壁との固定は、内臓アンカーのクロスバーを中空針
を用いて、クロスバー部分を腹部皮膚より、胃内部に挿
入することにより行われる。胃体部前壁と前腹壁との固
定に関しては、この内臓アンカーは、ある程度の効果を
有しているが、カテーテル留置作業終了後に、胃内に挿
入したクロスバーの除去作業が必要であり、そのため
に、あらたな中空針の穿刺が必要となり、また、除去作
業も容易なものではなかった。さらに、除去作業中にト
ラブルが生ずると、クロスバー部分が、胃内に残留する
ことがあり、胃壁さらには、その他の消化管内壁に損傷
を与える危険性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の目的
は、上記従来技術の問題点を解消し、前腹壁と内臓壁、
例えば、前腹壁と胃体部前壁とを容易、かつ短時間に、
さらに安全かつ確実に固定することができ、固定にとも
なう患者への侵襲が少なく、患者に与える負担も少ない
医療用器具を提供するものである。
【0006】上記目的を達成するものは、縫合糸挿入用
穿刺針と、該縫合糸挿入用穿刺針より所定距離離間し
て、ほぼ平行に設けられた縫合糸把持用穿刺針と、該縫
合糸把持用穿刺針内部に摺動可能に挿入されたスタイ
レットと、前記縫合糸挿入用穿刺針および前記縫合糸把
持用穿刺針の基端部が固定された固定部材とからなり、
前記スタイレットは、先端に弾性材料により形成され
前記縫合糸把持用穿刺針の内部に収納可能な環状部材を
有しており、さらに、該環状部材は、前記縫合糸把持用
穿刺針の先端より突出させたとき、前記縫合糸挿入用穿
刺針の中心軸またはその延長線が、該環状部材の内部を
貫通するように該縫合糸挿入用穿刺針方向に延びる医療
用器具である。
【0007】また、上記目的を達成するものは、第1の
縫合糸挿入用穿刺針と、該第1の縫合糸挿入用穿刺針よ
り所定距離離間して、ほぼ平行に設けられた第1の縫合
糸把持用穿刺針と、該第1の縫合糸把持用穿刺針内部に
摺動可能に挿入された第1のスタイレットと、第2の縫
合糸挿入用穿刺針と、該第2の縫合糸挿入用穿刺針より
所定距離離間して、ほぼ平行に設けられた第2の縫合糸
把持用穿刺針と、該第2の縫合糸把持用穿刺針内部に
摺動可能に挿入された第1のスタイレットと、前記第1
の縫合糸挿入用穿刺針、前記第1の縫合糸把持用穿刺
針、前記第2の縫合糸挿入用穿刺針および前記第2の縫
合糸把持用穿刺針のそれぞれの基端部が、四角形の頂点
を形成するように固定する固定部材とからなり、前記第
1のスタイレットは、先端に弾性材料により形成され
前記第1の縫合糸把持用穿刺針の内部に収納可能な第1
の環状部材を有しており、そして、該第1の環状部材
は、前記第1の縫合糸把持用穿刺針の先端より突出させ
たとき、前記第1の縫合糸挿入用穿刺針の中心軸または
その延長線が、該第1の環状部材の内部を貫通するよう
に該第1の縫合糸挿入用穿刺針方向に延び、さらに、前
記第2のスタイレットは、先端に弾性材料により形成さ
、前記第2の縫合糸把持用穿刺針の内部に収納可能な
第2の環状部材を有しており、そして、該第2の環状部
材は、前記第2の縫合糸把持用穿刺針の先端より突出さ
せたとき、前記第2の縫合糸挿入用穿刺針の中心軸また
はその延長線が、該第2の環状部材の内部を貫通するよ
うに該第2の縫合糸挿入用穿刺針方向に延びる医療用器
具である。
【0008】そして、前記医療用器具は、前記縫合糸挿
入用穿刺針および前記縫合糸把持用穿刺針が、摺動可能
に貫通された平板状部材を有していることが好ましい。
同様に、前記医療用器具は、前記第1の縫合糸挿入用穿
刺針、前記第1の縫合糸把持用穿刺針、前記第2の縫合
糸挿入用穿刺針および前記第2の縫合糸把持用穿刺針
が、摺動可能に貫通された平板状部材を有していること
が好ましい。さらに、前記固定部材は、平板状となって
いることが好ましい。また、前記縫合糸把持用穿刺針の
先端の刃面は、前記縫合糸挿入用穿刺針方向に向かって
開口していることが好ましい。さらに、前記管状部材の
先端部は、ほぼ先端を中心とするV字状、またはU字状
の縫合糸把持部を有していることが好ましい。
【0009】
【実施例】そこで、本発明の医療用器具を図面に示した
実施例を用いて説明する。本発明の医療用器具1は、縫
合糸挿入用穿刺針3と、縫合糸挿入用穿刺針3より所定
距離離間して、ほぼ平行に設けられた縫合糸把持用穿刺
針2と、縫合糸把持用穿刺針2の内部に摺動可能に挿入
されたスタイレット4と、縫合糸挿入用穿刺針3および
縫合糸把持用穿刺針2の基端部を固定する固定部材6と
からなり、スタイレット4は、先端に弾性材料により形
成された環状部材5を有しており、そして、この環状部
材5は、縫合糸把持用穿刺針2の先端より突出させたと
き、縫合糸挿入用穿刺針3の中心軸またはその延長線
が、環状部材5の内部を貫通するように縫合糸挿入用穿
刺針3方向に延びるように形成されている。この医療用
器具1によれば、前腹壁と内臓壁、例えば、前腹壁と胃
体部前壁とを容易、かつ短時間に、さらに、安全かつ確
実に固定することができ、この固定にともなう患者への
侵襲も、穿刺針の穿刺という極めて少ないものであり、
患者に与える負担も少ない。
【0010】そこで、本発明の医療用器具の実施例を図
1および図2を用いて説明する。図1は、本発明の医療
用器具の実施例の断面図であり、図2は、図1に示した
医療用器具の側面図であり、図3は、図1のA−A線断
面図であり、図4は、スタイレットの先端部の環状部材
が、突出していない状態の本発明の医療用器具の実施例
の断面図である。
【0011】この実施例の医療用器具1は、縫合糸挿入
用穿刺針3と、縫合糸挿入用穿刺針3より所定距離離間
して、ほぼ平行に設けられた縫合糸把持用穿刺針2と、
縫合糸把持用穿刺針2の内部に摺動可能に挿入されたス
タイレット4と、縫合糸挿入用穿刺針3および縫合糸把
持用穿刺針2の基端部を固定する固定部材6とを有して
いる。縫合糸挿入用穿刺針3は、内部に、縫合糸を挿入
用可能な中空状のものであり、金属、例えば、ステンレ
スにより形成されており、先端に皮膚への穿刺用の刃面
を有している。縫合糸挿入用穿刺針3としては、皮膚へ
の穿刺と縫合糸の挿入ができればどのようなものでもよ
いが、具体的には、外径が、21G 〜17G程度が好
ましく、特に好ましくは、20〜18G,長さが、70
mm〜120mm程度のものが好ましく、特に、80〜
100mm程度のものが好ましい。そして、縫合糸挿入
用穿刺針3の後端には、縫合糸挿入用穿刺針ハブ8が取
り付けられており、このハブ8の開口端が、縫合糸挿入
口を形成している。そして、ハブ8は、塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリカーボネートなどの合成樹脂により形成され
る。さらに、このハブ8は、固定部材6に固定されてお
り、その結果、固定部材6は、縫合糸挿入用穿刺針3の
基端部を固定している。
【0012】縫合糸把持用穿刺針2は、内部に、スタイ
レット4を摺動可能に挿通する中空状のものであり、金
属、例えば、ステンレスにより形成されており、先端に
皮膚への穿刺用の刃面を有している。縫合糸挿入用穿刺
針2としては、皮膚への穿刺とスタイレットの挿入がで
きればどのようなものでもよいが、具体的には、外径
が、21G〜16G程度のもの、さらには、19G〜1
6Gのものが好ましく、特に17G(約1.40mm)
〜18G(約1.20mm)のものが好ましい。また、
長さは、60mm〜120mm程度のものが好ましく、
特に、70〜90mm程度のものが好ましい。また、縫
合糸把持用穿刺針2としては、上述した縫合糸挿入用穿
刺針3と同じもの、また同程度の外径のものを用いても
よい。さらに、後述するスタイレット4の環状部材5
が、確実に縫合糸挿入用穿刺針方向に延びるようにする
ために、縫合糸把持用穿刺針2の先端の刃面は、図1に
示すように、縫合糸挿入用穿刺針3方向に向かって開口
していることが好ましい。また、この縫合糸把持用穿刺
針2としては、通常の直管状のものでもよい。また、
1に示すような、刃面部分を含む先端部が、湾曲したも
を用いてもよい。このようにすれば、より確実に、後
述するスタイレット4の環状部材5が、縫合糸挿入用穿
刺針方向に延びるようにすることができる。そして、縫
合糸把持用穿刺針2の後端には、縫合糸把持用穿刺針ハ
ブ7が取り付けられており、このハブ7の開口端は、後
述するスタイレットハブ9と係合するように構成されて
いる。そして、ハブ7は、塩化ビニル樹脂、ポリプロピ
レン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリカーボ
ネートなどの合成樹脂より形成される。さらに、このハ
ブ7は、固定部材6に固定されており、その結果、固定
部材6は、縫合糸把持用穿刺針2の基端部を固定してい
る。このため、縫合糸把持用穿刺針は、縫合糸挿入用穿
刺針3より所定距離離間し、かつ、ほぼ平行となってい
る。両者間の距離は、縫合糸が前腹壁と内臓壁とを固定
する長さとなるものであり、5mm〜30mm程度が好
適である。 上記範囲内であれば、前腹壁と内臓壁との固定も十分に
行え、また、2本の穿刺針を穿刺する際の抵抗もあまり
大きなものとはならない。特に好ましくは、10〜20
mmである。
【0013】固定部材6は、医療用器具1を穿刺する際
の把持部となる部分であり、図3に示すように、指をか
けることができる部分6a,6aを有することが好まし
い。さらに、固定部材6は、その把持を容易なものとす
るために、図1および図2に示すように、平板状となっ
ていることが好ましい。固定部材6としては、合成樹脂
例えば、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどのポリオレフィン、ポリカーボネートなどにより
形成される。
【0014】さらに、医療用器具1は、図1および図2
に示すように、縫合糸挿入用穿刺針3および縫合糸把持
用穿刺針2が、摺動可能に貫通された平板状部材10を有
していることが好ましい。このような平板状部材10を設
けることにより、穿刺時に縫合糸挿入用穿刺針3と縫合
糸把持用穿刺針2との距離が変化すること、具体的に
は、両者の距離が近くなることを防止することができ
る。また、摺動可能に形成すれば、穿刺時に、平板状部
材10が穿刺作業を阻害することもない。平板状部材10
としては、例えば、下面が皮膚に刺激などを与えないよ
うな平坦面となっている円、または多角形の板状で、2
つの穿刺針を挿通する2つの孔を有するものが好適であ
る。
【0015】スタイレット4は、図1および図2に示す
ように、縫合糸把持用穿刺針2の内径より小さい外径を
有する棒状部材13と、この棒状部材13の先端に固定
された環状部材5と、棒状部材13の基端部に固定され
たスタイレットハブ9とを有している。そして、環状部
材5は、弾性材料により形成されており、縫合糸把持用
穿刺針2の先端より突出した状態では、図1および図2
に示すような、環状となり、突出させない状態では、図
4に示すように、変形し、ほぼ直線状となり縫合糸把持
用穿刺針2の内部に収納可能である。よって、スタイレ
ット4の棒状部材13および環状部材5部分は、縫合糸
把持用穿刺針2の内部を摺動可能となっている。この実
施例のスタイレット4は、穿刺針2より抜去可能となっ
ている。また、スタイレット4は、少なくとも、環状部
材5を穿刺針2の内部に収納できることおよび穿刺針2
の先端より突出できるように摺動可能なものであれば、
必ずしも、穿刺針2より抜去可能でなくてもよい。そし
て、スタイレット4の環状部材5は、穿刺針2の先端よ
り突出した状態において、図1および図2に示すよう
に、縫合糸挿入用穿刺針3の中心軸またはその延長線
が、環状部材5の内部を貫通するように縫合糸挿入用穿
刺針3方向に延びるように形成されている。具体的に
は、図1に示すように、環状部材5は、棒状部材13の
先端にある程度の角度をもって固定されており、さら
に、環状部材5は、側面から見た状態にて、中央部また
は中央部より若干先端側部分が底部となる湾曲形状とな
っていることが好ましい。このように形成することによ
り、縫合糸挿入用穿刺針3の中心軸またはその延長線
が、より確実に環状部材5の内部を貫通するようにな
る。さらに、環状部材5の先端部は、ほぼ先端を中心と
するV字またはU字状となっており、距離が狭くなった
縫合糸把持部14を形成していることが好ましい。この
ような、縫合糸把持部14を設けることにより、縫合糸
挿入用穿刺針3より突出する縫合糸12をより確実に、
把持することができる。
【0016】スタイレット4の棒状部材13の形成材料
としては、金属(例えば、ステンレス、アモルファ
ス)、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどのポリオレフィン、PTFE,ETFEなどのフ
ッ素樹脂)などが好適に使用できる。また、環状部材5
の形成材料としては、ステンレス鋼線(好ましくは、バ
ネ用高張力ステンレス鋼)、ピアノ線(好ましくは、ニ
ッケルメッキあるいはクロムメッキが施されたピアノ
線)、または超弾性合金線、例えば、Ti−Ni合金、
Cu−Zn合金、Cu−Zn−X合金(X=Be,S
i,Sn,Al,Ga)、Ni−Al合金等の弾性金線
が好適に使用される。また、スタイレットハブ9は、棒
状部材13の基端部を把持するとともに、縫合糸把持用
穿刺針ハブ7と係合するように構成されている。さら
に、図1および図2に示すように、スタイレットハブ9
にリブ16を設け、穿刺針ハブ7にこのリブ16と係合
するスリット17を設け、縫合糸把持用穿刺針2内に、
完全にスタイレット4を挿入した状態が確定されるよう
にすることが好ましい。このようにすることにより、ス
タイレット4の環状部材5が、確実に縫合糸挿入用穿刺
針3方向を向くようにすることができる。そして、スタ
イレットハブ7は、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリカーボネート
などの合成樹脂より形成される。
【0017】さらに、図1に示す実施例では、縫合糸挿
入用穿刺針3の中心軸の延長線が、環状部材5の内部を
貫通するよう構成されているが、環状部材5の縫合糸把
持用穿刺針2内部からの突出作業および収納作業を阻害
しないものであれば、縫合糸挿入用穿刺針3の中心軸、
言い換えれば、縫合糸挿入用穿刺針3の先端部そのもの
が、環状部材5が形成する環状空間を直接貫通するよう
に構成してもよい。
【0018】次に、図5および図6に示す本発明の医療
用器具の実施例について説明する。この実施例の医療用
器具20は、第1の縫合糸挿入用穿刺針3aと、第1の
縫合糸挿入用穿刺針3aより所定距離離間して、ほぼ平
行に設けられた第1の縫合糸把持用穿刺針2aと、第1
の縫合糸把持用穿刺針2aの内部に摺動可能に挿入され
た第1のスタイレット4aと、第2の縫合糸挿入用穿刺
針3bと、第2の縫合糸挿入用穿刺針3bより所定距離
離間して、ほぼ平行に設けられた第2の縫合糸把持用穿
刺針2bと、第2の縫合糸把持用穿刺針2bの内部に摺
動可能に挿入された第2のスタイレット4bと、第1の
縫合糸挿入用穿刺針3a、第1の縫合糸把持用穿刺針2
a、第2の縫合糸挿入用穿刺針3bおよび第2の縫合糸
把持用穿刺針2bのそれぞれの基端部が、四角形の頂点
を形成するように固定する固定部材26とからなり、第
1のスタイレット4aは、先端に弾性材料により形成さ
れた第1の環状部材5aを有しており、そして、この第
1の環状部材5aは、第1の縫合糸把持用穿刺針2aの
先端より突出させたとき、第1の縫合糸挿入用穿刺針3
aの中心軸またはその延長線が、第1の環状部材5aの
内部を貫通するように、第1の縫合糸挿入用穿刺針3a
方向に延び、さらに、第2のスタイレット4bは、先端
に弾性材料により形成された第2の環状部材5bを有し
ており、そして、この第2の環状部材5bは、第2の縫
合糸把持用穿刺針2bの先端より突出させたとき、第2
の縫合糸挿入用穿刺針3bの中心軸またはその延長線
が、第2の環状部材5bの内部を貫通するように、第2
の縫合糸挿入用穿刺針3b方向に延びるように形成され
ている。
【0019】この実施例の医療用器具20と、上述の実
施例の医療用器具1との相違は、この医療用器具20
が、それぞれ2つの縫合糸挿入用穿刺針3a,3b、縫
合糸把持用穿刺針2a,2b,スタイレット4a,4b
を有していることであり、縫合糸把持用穿刺針、縫合糸
挿入用穿刺針およびスタイレットとしては、上述したも
のが好適に使用できる。そして、この医療用器具20
は、2つの縫合糸挿入用穿刺針3a,3bおよび2つの
縫合糸把持用穿刺針2a,2bが、固定部材26によ
り、一体に固定されている。そして、固定形態として
は、例えば、図6に示すように、第1の縫合糸挿入用穿
刺針3a、第1の縫合糸把持用穿刺針2a、第2の縫合
糸挿入用穿刺針3bおよび第2の縫合糸把持用穿刺針2
bのそれぞれの基端部が、四角形の頂点を形成する行わ
れている。言い換えれば、4つの穿刺針2a,2b,3
a,3bが、四角柱の頂点を形成するように、それぞ
れ、固定部材26の固定されている。
【0020】そして、第1の縫合糸挿入用穿刺針3aと
第1の縫合糸把持用穿刺針2aとの間の距離は、5mm
〜30mm程度が好適である。また、第2の縫合糸挿入
用穿刺針3bと第2の縫合糸把持用穿刺針2bとの間の
距離は、10mm〜20mm程度が好適である。さら
に、第1の縫合糸挿入用穿刺針3aと第2の縫合糸挿入
用穿刺針3bとの間の距離は、10mm〜40mm程度
が好適である。第1の縫合糸把持用穿刺針2aと第2の
縫合糸把持用穿刺針2bとの間の距離は、15mm〜3
0mm程度が好適である。また、4つの穿刺針の基端部
が取り囲む四角形、言い換えれば、医療用器具20を穿
刺針の軸方向に直交する方向にて、切断したときの、4
つの穿刺針の切断面が取り囲む四角形、さらに、言い換
えれば、4つの穿刺針の先端が取り囲む四角形は、後述
するカテーテルの留置部となる部分であり、その面積と
しては、150〜450mm2程度であることが好まし
く、より、好ましくは、200〜300mm2程度であ
る。また、上記の四角形は、図6に示すような、正方形
に限らず、長方形、菱形、さらには、台形であってもよ
い。上記範囲内であれば、前腹壁と内臓壁との固定も十
分に行え、また、あまり範囲が広くないので、臓器運動
に支障をきたすこともない。
【0021】さらに、固定部材26は、医療用器具20
を穿刺する際の把持部となる部分であり、図6に示すよ
うに、指をかけることができる部分を有することが好ま
しい。さらに、固定部材26は、その把持を容易なもの
とするために、図5に示すように、平板状となっている
ことが好ましい。固定部材6としては、合成樹脂例え
ば、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンな
どのポリオレフィン、ポリカーボネートなどにより形成
される。さらに、医療用器具20は、図5に示すよう
に、4つの穿刺針2a,2b,3a,3bが、摺動可能
に貫通された平板状部材28を有していることが好まし
い。このような平板状部材28を設けることにより、穿
刺時に4つの穿刺針の位置関係が変化すること、具体的
には、それぞれ穿刺針間の距離が変化すること(例え
ば、近接すること)を防止することができ、また、摺動
可能に形成すれば、穿刺時に、平板状部材が穿刺作業を
阻害することもない。平板状部材28としては、例え
ば、下面が皮膚に刺激などを与えないような平坦面とな
っている円、または多角形の板状で、4つの穿刺針を挿
通する4つの孔を有するものが好適である。
【0022】
【作用】 次に、本発明の医療用器具1の作用について、図1、図
4、図7ないし図13を用いて、内視鏡的胃瘻造設術を
行う場合を例にとり説明する。 患者の胃内に、術者の一人が内視鏡を挿入し、さらに十
分に送気し、胃内に空気を充満させて、胃体部前壁を前
腹壁に密着させる。そして、もう一人の術者が、腹部皮
膚を消毒し、内視鏡からの透過光により胃の位置を確認
し、この部位の腹壁に局所麻酔を行う。そして、図4に
示すように、スタイレット4の環状部材5が、縫合糸把
持用穿刺針2の内部に収納され、また、縫合糸挿入用穿
刺針3の内部には、その先端より、縫合糸12の端部が
突出しない状態に挿入された本発明の医療用器具1を準
備し、この医療用器具1を、図7に示すように、腹壁5
0に穿刺し、胃体部前壁52より、胃内に縫合糸挿入用
穿刺針3および縫合糸把持用穿刺針2を突出させる。
【0023】この状態を、内視鏡術者が確認したのち、
医療用器具術者は、図8に示すように、スタイレット4
を押し込み、スタイレットハブ9と縫合糸把持用穿刺針
ハブ7とを係合させ、縫合糸把持用穿刺針2の先端よ
り、スタイレット4の環状部材5を突出させる。続い
て、縫合糸12を押し込み、縫合糸挿入用穿刺針3の先
端より突出させ、縫合糸12が、環状部材5の内部を通
過したことを、内視鏡術者により確認する。この確認
後、図9に示すように、医療用器具術者が、スタイレッ
ト4を引き、環状部材5を縫合糸把持用穿刺針2の内部
に収納する。この操作により、環状部材5は、環状部材
5が形成する環状空間が、徐々に狭くなるとともに、形
状も徐々に長円形に変化し、縫合糸12が、環状部材5
の縫合糸把持部14により把持され、最終的には、図9
に示すように、環状部材5により把持された部分の縫合
糸12は、環状部材5とともに、縫合糸把持用穿刺針2
の内部に収納される。この状態を内視鏡術者により確認
したのち、医療用器具術者は、患者より医療用器具1を
抜去する。この抜去により、図10に示すように、縫合
糸挿入用穿刺針3より挿入された縫合糸12の先端部
が、体外に露出する。そして、露出した縫合糸のそれぞ
れの端部を、図11に示すように、結紮する。この結紮
により、胃体部前壁52と前腹壁50とが固定される。
さらに、この縫合糸による結紮部分と所定距離、例え
ば、20〜30mm程度離間した位置に、ほぼ平行に、
再び、医療用器具1を穿刺し、上述のように、縫合糸を
用いて、胃体部前壁と前腹壁とを固定する。この穿刺に
使用する医療用器具1としては、上述の穿刺に用いたも
のでもよく、また別に準備したものでもよい。
【0024】このようにして、形成された2つの結紮部
位のほぼ中央に、図12に示すように、先端に刃面を有
する金属針41と、この金属針41を内部に挿通した軸
方向に破断可能な樹脂製チューブ42とからなる穿刺器
具40を穿刺し、金属針41を抜去した後、図13に示
すように、チューブ42の内部にバルーンカテーテル4
3を挿入する。そして、バルーンカテーテル43のバル
ーン部分を含む先端部が、胃内に到達したことを、内視
鏡術者により確認した後、蒸留水などによりバルーンを
膨張させるとともに、チューブ42の基端部を外側に2
方向より引っ張り、チューブ42を軸方向に破断させ
て、患者より除去する。そして、バルーンカテーテル4
3を基端側に引っ張り、膨張したバルーン部分を胃体部
前壁に密接させ、さらに、皮膚表面より露出する部分の
バルーンカテーテルに適度な固定具をあて縫合し、バル
ーンカテーテルを前腹壁固定する。以上により、内視鏡
的胃瘻造設術が完了する。
【0025】また、上記説明では、医療用器具1を用い
た場合について説明したが、図5に示した医療用器具2
0を用いた場合も作業としては、医療用器具の穿刺が1
回となる以外は、ほぼ同様である。
【0026】
【発明の効果】
本発明の医療用器具は、縫合糸挿入用穿刺針と、該縫合
糸挿入用穿刺針より所定距離離間して、ほぼ平行に設け
られた縫合糸把持用穿刺針と、該縫合糸把持用穿刺針
内部に摺動可能に挿入されたスタイレットと、前記縫合
糸挿入用穿刺針および前記縫合糸把持用穿刺針の基端部
が固定された固定部材とからなり、前記スタイレット
は、先端に弾性材料により形成され、前記縫合糸把持用
穿刺針の内部に収納可能な環状部材を有しており、さら
、該環状部材は、前記縫合糸把持用穿刺針の先端より
突出させたとき、前記縫合糸挿入用穿刺針の中心軸また
はその延長線が、該環状部材の内部を貫通するように該
縫合糸挿入用穿刺針方向に延びるものであるので、この
医療用器具を用いることにより、前腹壁と内臓壁、例え
ば、前腹壁と胃体部前壁とを容易、かつ短時間に、さら
に安全かつ確実に固定することができ、この固定にとも
なう患者への侵襲も、穿刺針の穿刺という極めて少ない
ものであり、患者に与える負担も少ない。
【0027】また、本発明の医療用器具は、第1の縫合
糸挿入用穿刺針と、該第1の縫合糸挿入用穿刺針より所
定距離離間して、ほぼ平行に設けられた第1の縫合糸把
持用穿刺針と、該第1の縫合糸把持用穿刺針内部に摺動
可能に挿入された第1のスタイレットと、第2の縫合糸
挿入用穿刺針と、該第2の縫合糸挿入用穿刺針より所定
距離離間して、ほぼ平行に設けられた第2の縫合糸把持
用穿刺針と、該第2の縫合糸把持用穿刺針内部に摺動可
能に挿入された第1のスタイレットと、前記第1の縫合
糸挿入用穿刺針、前記第1の縫合糸把持用穿刺針、前記
第2の縫合糸挿入用穿刺針および前記第2の縫合糸把持
用穿刺針のそれぞれの基端部が、四角形の頂点を形成す
るように固定する固定部材とからなり、前記第1のスタ
イレットは、先端に弾性材料により形成された環状部材
を有しており、そして、該環状部材は、前記第1の縫合
糸把持用穿刺針の先端より突出させたとき、前記第1の
縫合糸挿入用穿刺針の中心軸またはその延長線が、該環
状部材の内部を貫通するように該第1の縫合糸挿入用穿
刺針方向に延び、さらに、前記第2のスタイレットは、
先端に弾性材料により形成された環状部材を有してお
り、そして、該環状部材は、前記第2の縫合糸把持用穿
刺針の先端より突出させたとき、前記第2の縫合糸挿入
用穿刺針の中心軸またはその延長線が、該環状部材の内
部を貫通するように該第2の縫合糸挿入用穿刺針方向に
延びるものであるので、この医療用器具を用いることに
より、前腹壁と内臓壁、例えば、前腹壁と胃体部前壁と
を容易、かつ短時間に、安全かつ確実に固定することが
でき、この固定にともなう患者への侵襲も、この医療用
器具の1回の穿刺という極めて少ないものであり、患者
に与える負担も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用器具の実施例の断面図である。
【図2】図1に示した医療用器具の側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】スタイレットの先端部の環状部材が、突出して
いない状態の本発明の医療用器具の実施例の断面図であ
る。
【図5】本発明の医療用器具の他の実施例の側面図であ
る。
【図6】図5に示した医療用器具の上面図である。
【図7】本発明の医療用器具の作用を説明するための説
明図である。
【図8】本発明の医療用器具の作用を説明するための説
明図である。
【図9】本発明の医療用器具の作用を説明するための説
明図である。
【図10】本発明の医療用器具の作用を説明するための
説明図である。
【図11】本発明の医療用器具の作用を説明するための
説明図である。
【図12】本発明の医療用器具の作用を説明するための
説明図である。
【図13】本発明の医療用器具の作用を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 医療用器具 20 医療用器具 2 縫合糸把持用穿刺針 2a 縫合糸把持用穿刺針 2b 縫合糸把持用穿刺針 3 縫合糸挿入用穿刺針 3a 縫合糸挿入用穿刺針 3b 縫合糸挿入用穿刺針 4 スタイレット 4a スタイレット 4b スタイレット 5 環状部材 5a 環状部材 5b 環状部材 6 固定部材 26 固定部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫合糸挿入用穿刺針と、該縫合糸挿入用
    穿刺針より所定距離離間して、ほぼ平行に設けられた縫
    合糸把持用穿刺針と、該縫合糸把持用穿刺針内部に摺
    動可能に挿入されたスタイレットと、前記縫合糸挿入用
    穿刺針および前記縫合糸把持用穿刺針の基端部が固定さ
    れた固定部材とからなり、前記スタイレットは、先端に
    弾性材料により形成され、前記縫合糸把持用穿刺針の内
    部に収納可能な環状部材を有しており、さらに、該環状
    部材は、前記縫合糸把持用穿刺針の先端より突出させた
    とき、前記縫合糸挿入用穿刺針の中心軸またはその延長
    線が、該環状部材の内部を貫通するように該縫合糸挿入
    用穿刺針方向に延びることを特徴とする医療用器具。
  2. 【請求項2】 第1の縫合糸挿入用穿刺針と、該第1の
    縫合糸挿入用穿刺針より所定距離離間して、ほぼ平行に
    設けられた第1の縫合糸把持用穿刺針と、該第1の縫合
    糸把持用穿刺針内部に摺動可能に挿入された第1のス
    タイレットと、第2の縫合糸挿入用穿刺針と、該第2の
    縫合糸挿入用穿刺針より所定距離離間して、ほぼ平行に
    設けられた第2の縫合糸把持用穿刺針と、該第2の縫合
    糸把持用穿刺針内部に摺動可能に挿入された第2のス
    タイレットと、前記第1の縫合糸挿入用穿刺針、前記第
    1の縫合糸把持用穿刺針、前記第2の縫合糸挿入用穿刺
    針および前記第2の縫合糸把持用穿刺針のそれぞれの基
    端部が、四角形の頂点を形成するように固定する固定部
    材とからなり、前記第1のスタイレットは、先端に弾性
    材料により形成され、前記第1の縫合糸把持用穿刺針の
    内部に収納可能な第1の環状部材を有しており、そし
    て、該第1の環状部材は、前記第1の縫合糸把持用穿刺
    針の先端より突出させたとき、前記第1の縫合糸挿入用
    穿刺針の中心軸またはその延長線が、該第1の環状部材
    の内部を貫通するように該第1の縫合糸挿入用穿刺針方
    向に延び、さらに、前記第2のスタイレットは、先端に
    弾性材料により形成され、前記第2の縫合糸把持用穿刺
    針の内部に収納可能な第2の環状部材を有しており、そ
    して、該第2の環状部材は、前記第2の縫合糸把持用穿
    刺針の先端より突出させたとき、前記第2の縫合糸挿入
    用穿刺針の中心軸またはその延長線が、該第2の環状部
    材の内部を貫通するように該第2の縫合糸挿入用穿刺針
    方向に延びることを特徴とする医療用器具。
  3. 【請求項3】 前記医療用器具は、前記縫合糸挿入用穿
    刺針および前記縫合糸把持用穿刺針が、摺動可能に貫通
    された平板状部材を有している請求項1に記載の医療用
    器具。
  4. 【請求項4】 前記医療用器具は、前記第1の縫合糸挿
    入用穿刺針、前記第1の縫合糸把持用穿刺針、前記第2
    の縫合糸挿入用穿刺針および前記第2の縫合糸把持用穿
    刺針が、摺動可能に貫通された平板状部材を有している
    請求項2に記載の医療用器具。
  5. 【請求項5】 前記固定部材は、平板状となっている請
    求項1または2に記載の医療用器具。
  6. 【請求項6】 前記縫合糸把持用穿刺針の先端の刃面
    は、前記縫合糸挿入用穿刺針方向に向かって開口してい
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用器具。
  7. 【請求項7】 前記管状部材の先端部は、ほぼ先端を中
    心とするV字状、またはU字状の縫合糸把持部を有して
    いる請求項1ないし6のいずれかに記載の医療用器具。
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