JPH07136177A - 生物学的適合性縫い糸クリップ - Google Patents
生物学的適合性縫い糸クリップInfo
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- JPH07136177A JPH07136177A JP15430594A JP15430594A JPH07136177A JP H07136177 A JPH07136177 A JP H07136177A JP 15430594 A JP15430594 A JP 15430594A JP 15430594 A JP15430594 A JP 15430594A JP H07136177 A JPH07136177 A JP H07136177A
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- A61B17/0401—Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
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- A61B2017/0448—Additional elements on or within the anchor
- A61B2017/045—Additional elements on or within the anchor snug fit within the anchor
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/30—Joints
- A61F2002/30001—Additional features of subject-matter classified in A61F2/28, A61F2/30 and subgroups thereof
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- A61F2002/30329—Connections or couplings between prosthetic parts, e.g. between modular parts; Connecting elements
- A61F2002/30476—Connections or couplings between prosthetic parts, e.g. between modular parts; Connecting elements locked by an additional locking mechanism
- A61F2002/305—Snap connection
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 縫い糸結びに代わる、適当な締め付け力で効
果的に機能するクリップを提供する。 【構成】 溝、ガイドと保持ノッチ２８，３４を有する
挿入部材４及び、第一の開口部、第二の開口部１２、こ
れらの開口部の間の通路１０及びロックノッチと係合す
る係合部材１４を有する受け部材６からなる外科用縫い
糸クリップ。１本以上の縫い糸１を挿入部材の溝、ガイ
ドに入れ、ロックノッチが係合部材によりロックされる
まで挿入部材を受け部材の中に入れて、縫い糸を通路と
挿入部材の間に入れて固定する。
果的に機能するクリップを提供する。 【構成】 溝、ガイドと保持ノッチ２８，３４を有する
挿入部材４及び、第一の開口部、第二の開口部１２、こ
れらの開口部の間の通路１０及びロックノッチと係合す
る係合部材１４を有する受け部材６からなる外科用縫い
糸クリップ。１本以上の縫い糸１を挿入部材の溝、ガイ
ドに入れ、ロックノッチが係合部材によりロックされる
まで挿入部材を受け部材の中に入れて、縫い糸を通路と
挿入部材の間に入れて固定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、外科用クリップ、特
に、内視鏡手術での縫い糸結びに代わるクリップに関す
るものである。
に、内視鏡手術での縫い糸結びに代わるクリップに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】外科処置での侵入性を減らす近年の大き
な進歩の一つは、内視鏡手術である。内視鏡手術は、体
の腔を視診し拡大写真を取る装置である内視鏡を使用す
る。内視鏡は、穿刺の後カニューレを通って、トロカー
ルと共に体腔壁に添い挿入される。トロカールは先の尖
った器具である。その後、外科医は、必要により小さい
直径の開口部を有する付加カニューレを通って所望の体
腔の中へ適合できる特別の器具を用いて、対象となる部
位で診断や治療処置を行う。傷付いた体組織を修復し又
は再構成するために、外科医に求められる古くからの処
置は、縫合である。近年、医療装置は、外科医が、カニ
ューレの小さい直径の開口部を通して、縫い糸又は縫い
糸と針を操作できるように設計されている。しかしなが
ら、正確な位置で確実に縫い糸を結ぶのは困難である。
な進歩の一つは、内視鏡手術である。内視鏡手術は、体
の腔を視診し拡大写真を取る装置である内視鏡を使用す
る。内視鏡は、穿刺の後カニューレを通って、トロカー
ルと共に体腔壁に添い挿入される。トロカールは先の尖
った器具である。その後、外科医は、必要により小さい
直径の開口部を有する付加カニューレを通って所望の体
腔の中へ適合できる特別の器具を用いて、対象となる部
位で診断や治療処置を行う。傷付いた体組織を修復し又
は再構成するために、外科医に求められる古くからの処
置は、縫合である。近年、医療装置は、外科医が、カニ
ューレの小さい直径の開口部を通して、縫い糸又は縫い
糸と針を操作できるように設計されている。しかしなが
ら、正確な位置で確実に縫い糸を結ぶのは困難である。
【０００３】従って、この問題に対処するために、外科
医は内視鏡手術に適した従来の結び技術に代わるものを
求めている。縫い糸結びに代わるものとして、血管や他
の管を結紮するための止血クリップがある。このような
止血クリップは例えば米国特許第 4,418,694号，第 4,4
76,865号に記載されている。このクリップは、カニュー
レの小開口部を通して機能できるように設計されたクリ
ップ補助具と共に、容易に用いることができる。しかし
ながら、クリップが縫い糸からはずれる必要な力は小さ
すぎて確実な縫合ができない。その結果、この分野のこ
のようなタイプの止血クリップは内視鏡の結びクリップ
として使用するに適していない。従来縫い糸を結ぶのに
代わる有用なものがなかったため、医療業界では、内視
鏡技術を用いた処置に適していて、十分に縫い糸結びに
代わり得る器具が望まれている。特に、必要とされてい
るのは、内視鏡手術中の縫い糸結びに代わり、適当な締
め付け力で効果的に機能するクリップである。
医は内視鏡手術に適した従来の結び技術に代わるものを
求めている。縫い糸結びに代わるものとして、血管や他
の管を結紮するための止血クリップがある。このような
止血クリップは例えば米国特許第 4,418,694号，第 4,4
76,865号に記載されている。このクリップは、カニュー
レの小開口部を通して機能できるように設計されたクリ
ップ補助具と共に、容易に用いることができる。しかし
ながら、クリップが縫い糸からはずれる必要な力は小さ
すぎて確実な縫合ができない。その結果、この分野のこ
のようなタイプの止血クリップは内視鏡の結びクリップ
として使用するに適していない。従来縫い糸を結ぶのに
代わる有用なものがなかったため、医療業界では、内視
鏡技術を用いた処置に適していて、十分に縫い糸結びに
代わり得る器具が望まれている。特に、必要とされてい
るのは、内視鏡手術中の縫い糸結びに代わり、適当な締
め付け力で効果的に機能するクリップである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の縫合は、正確な位置で確実に縫い糸を結ぶのは困難
である等の問題点があった。また、止血クリップでは確
実な縫合ができない等の問題点があった。この発明は上
記のような問題点を解消するためになされたもので、縫
い糸結びに代わる、適当な締め付け力で効果的に機能す
るクリップを提供することを目的とする。
来の縫合は、正確な位置で確実に縫い糸を結ぶのは困難
である等の問題点があった。また、止血クリップでは確
実な縫合ができない等の問題点があった。この発明は上
記のような問題点を解消するためになされたもので、縫
い糸結びに代わる、適当な締め付け力で効果的に機能す
るクリップを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、１本
以上の縫い糸を保持する保持手段と係合手段をロックす
る第一のロック手段を有する挿入部材、及び受け口、第
二の開口部、前記受け口及び前記第二の開口部の間の通
路、及び前記第一のロック手段を係合する前記係合手段
を有する受け部材、を具備し、前記受け部材が、前記挿
入部材を前記受け部材の前記通路の中に入れ、前記第一
のロック手段との前記係合手段の相互作用により前記受
け部材の中に保持する、滅菌縫い糸クリップを提供す
る。
以上の縫い糸を保持する保持手段と係合手段をロックす
る第一のロック手段を有する挿入部材、及び受け口、第
二の開口部、前記受け口及び前記第二の開口部の間の通
路、及び前記第一のロック手段を係合する前記係合手段
を有する受け部材、を具備し、前記受け部材が、前記挿
入部材を前記受け部材の前記通路の中に入れ、前記第一
のロック手段との前記係合手段の相互作用により前記受
け部材の中に保持する、滅菌縫い糸クリップを提供す
る。
【０００６】さらに、本発明は、遠位端、近位端、背
面、第一の側面及び第二の側面を有し、前記近位端の近
くで前記第一の側面に第一の面が有り前記第二の側面に
前記第一の面に対応して第二の面があり、前記背面は前
記近位端付近に前記背面を横切る溝を有し、前記第一の
面が前記溝から前記遠位端へ横に離れてロックノッチを
有する挿入部材と、受け口、第二の開口部、前記受け口
と第二の開口部とを結合する通路、前記挿入部材の前記
ノッチと係合する係合手段を有する受け部材、とを具備
し、前記受け部材が、前記挿入部材を前記受け部材の前
記通路の中に入れ、前記第一のロック手段との前記係合
手段の相互作用により前記受け部材の中に保持する、滅
菌縫い糸クリップを提供する。
面、第一の側面及び第二の側面を有し、前記近位端の近
くで前記第一の側面に第一の面が有り前記第二の側面に
前記第一の面に対応して第二の面があり、前記背面は前
記近位端付近に前記背面を横切る溝を有し、前記第一の
面が前記溝から前記遠位端へ横に離れてロックノッチを
有する挿入部材と、受け口、第二の開口部、前記受け口
と第二の開口部とを結合する通路、前記挿入部材の前記
ノッチと係合する係合手段を有する受け部材、とを具備
し、前記受け部材が、前記挿入部材を前記受け部材の前
記通路の中に入れ、前記第一のロック手段との前記係合
手段の相互作用により前記受け部材の中に保持する、滅
菌縫い糸クリップを提供する。
【０００７】さらに、本発明は、１本以上の縫い糸を保
持する手段と係合手段をロックするロック手段を有する
挿入部材、及び受け口、第二の開口部、前記受け口及び
前記第二の開口部の間の通路及び前記ロック手段と係合
する前記係合手段を有する受け部材からなる外科用縫い
糸クリップの、１本以上の縫い糸を前記保持する手段に
１本以上の縫い糸を挿入し、前記ロック手段が前記係合
手段により所定の場所にロックされるまで前記挿入部材
を前記受け部材の中に入れて前記１本以上の縫い糸を前
記通路と前記挿入部材の間に入れて、前記１本以上の縫
い糸を前記縫い糸クリップに固定する、１本以上の縫い
糸を保持する方法を提供する。
持する手段と係合手段をロックするロック手段を有する
挿入部材、及び受け口、第二の開口部、前記受け口及び
前記第二の開口部の間の通路及び前記ロック手段と係合
する前記係合手段を有する受け部材からなる外科用縫い
糸クリップの、１本以上の縫い糸を前記保持する手段に
１本以上の縫い糸を挿入し、前記ロック手段が前記係合
手段により所定の場所にロックされるまで前記挿入部材
を前記受け部材の中に入れて前記１本以上の縫い糸を前
記通路と前記挿入部材の間に入れて、前記１本以上の縫
い糸を前記縫い糸クリップに固定する、１本以上の縫い
糸を保持する方法を提供する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を添付の図面と共に詳細に説明
する。図１は本発明の外科用縫合クリップを示す。クリ
ップ２は挿入部材４と受け部材６を有する。図２に示す
ように、受け部材６は第一の開口部８，通路１０，第二
の開口部１２及び係合部材１４からなる。図３に示すよ
うに、挿入部材４は近位端１６（図中左端），遠位端１
８（図中右端），背面２０，第一の側面２３及び第二の
側面２５（第一の側面に対応している）からなる。第一
の側面側の挿入部材４の近位端１６近くに第一の面３６
がある。好ましい実施例では、第一の面３６とほぼ平行
でその中にへこんでいるガイド３７がある。ガイド３７
は第一の面３６にへこんだ溝を形成し、その中に１以上
の縫い糸が入れる。挿入部材の第二の側面２５側に、第
一の側面３６に対応して第二の面３８がある。好ましい
実施例では、第二の面３８とほぼ平行でその中にへこん
でいるガイド３９がある。ガイド３９は第二の面３８に
へこんだ溝を形成し、その中に１以上の縫い糸が入れ
る。溝２２が第一の面３６から挿入部材の遠位端の方へ
向かってある。溝２２は挿入部材４を横切っていて（第
一の側面２３から第二の側面２５へ）、１以上の縫い糸
を収容するのに十分な幅と深さを有する。ロックノッチ
２４が、挿入部材４の第一の側面２３側の溝２２から遠
位端の方に離れた位置にある。挿入部材は遠位端からロ
ックノッチ２４の方に斜めになっていて、挿入部材４の
受け部材６への挿入部となっている。図１から図７に示
されるような好ましい実施例では、ロックノッチの挿入
部材の遠位端側の隣りに肩２６がある。肩の遠位端側の
隣りに保持ノッチ２８がある。挿入部材は遠位端から保
持ノッチ２８に向かって斜めになって、挿入部材４の受
け部材６への挿入部となっていてもよい。好ましい実施
例では、第二の側面２５に、第一の側面のロックノッチ
２４，肩２６，保持ノッチ２８とほぼ鏡像位置に、ロッ
クノッチ３０，肩３２，保持ノッチ３４があってもよ
い。この好ましい実施例は図３に示される。
する。図１は本発明の外科用縫合クリップを示す。クリ
ップ２は挿入部材４と受け部材６を有する。図２に示す
ように、受け部材６は第一の開口部８，通路１０，第二
の開口部１２及び係合部材１４からなる。図３に示すよ
うに、挿入部材４は近位端１６（図中左端），遠位端１
８（図中右端），背面２０，第一の側面２３及び第二の
側面２５（第一の側面に対応している）からなる。第一
の側面側の挿入部材４の近位端１６近くに第一の面３６
がある。好ましい実施例では、第一の面３６とほぼ平行
でその中にへこんでいるガイド３７がある。ガイド３７
は第一の面３６にへこんだ溝を形成し、その中に１以上
の縫い糸が入れる。挿入部材の第二の側面２５側に、第
一の側面３６に対応して第二の面３８がある。好ましい
実施例では、第二の面３８とほぼ平行でその中にへこん
でいるガイド３９がある。ガイド３９は第二の面３８に
へこんだ溝を形成し、その中に１以上の縫い糸が入れ
る。溝２２が第一の面３６から挿入部材の遠位端の方へ
向かってある。溝２２は挿入部材４を横切っていて（第
一の側面２３から第二の側面２５へ）、１以上の縫い糸
を収容するのに十分な幅と深さを有する。ロックノッチ
２４が、挿入部材４の第一の側面２３側の溝２２から遠
位端の方に離れた位置にある。挿入部材は遠位端からロ
ックノッチ２４の方に斜めになっていて、挿入部材４の
受け部材６への挿入部となっている。図１から図７に示
されるような好ましい実施例では、ロックノッチの挿入
部材の遠位端側の隣りに肩２６がある。肩の遠位端側の
隣りに保持ノッチ２８がある。挿入部材は遠位端から保
持ノッチ２８に向かって斜めになって、挿入部材４の受
け部材６への挿入部となっていてもよい。好ましい実施
例では、第二の側面２５に、第一の側面のロックノッチ
２４，肩２６，保持ノッチ２８とほぼ鏡像位置に、ロッ
クノッチ３０，肩３２，保持ノッチ３４があってもよ
い。この好ましい実施例は図３に示される。
【０００９】クリップは挿入部材４の遠位端１８を受け
部材６の第一の開口部８の中へ入れて組立てる。挿入部
材４と受け部材６は、挿入部材が受け部材の通路１０の
中にすべり込むようになっている。第二の開口部１２の
中へ挿入部材４の遠位端が進入すると、保持ノッチ２８
が係合手段がほぼ元の形へはねかえるまで、係合手段１
４が変形する。この組立物は図１に示し、断面図は図４
に示している。図１と図４に示されるクリップは１片の
単一体である。図１に示すように、使用時には、１以上
の縫い糸が溝２２に入ることができる。挿入部材はその
後進入する。挿入部材４が受け部材６の通路１０の中に
すべりこむと、肩２６が係合手段１４に接し変形させ
る。肩２６が過ぎると係合手段１４はロックノッチ２４
の中へ入る。同時に、溝２２が受け部材６の通路１０の
中へ入る。その後、縫い糸１は挿入部材４の第一及び第
二の面３６，３８と通路１０の間に圧縮され又は摩擦を
受けて係合する。好ましい実施例では、第一のガイド３
７と第二のガイド３９のような１以上の対向するガイド
が設けられ、縫い糸が溝２２と開口部８の間で切られる
こと無く係合できるようにする。縫合クリップで固定さ
れた縫い糸を図５に示す。図６は、第一及び第二のガイ
ド３７．３９と通路１０の間に摩擦して係合している縫
い糸を示している図５の断面図である。受け部材と挿入
部材の大きさのみならず、溝２２，通路１０，第一のガ
イドから第二のガイドまでの挿入部材の幅の大きさは、
縫い糸１を保持できる適当な摩擦力又は圧縮力を生じる
ように決められ又は調整される。
部材６の第一の開口部８の中へ入れて組立てる。挿入部
材４と受け部材６は、挿入部材が受け部材の通路１０の
中にすべり込むようになっている。第二の開口部１２の
中へ挿入部材４の遠位端が進入すると、保持ノッチ２８
が係合手段がほぼ元の形へはねかえるまで、係合手段１
４が変形する。この組立物は図１に示し、断面図は図４
に示している。図１と図４に示されるクリップは１片の
単一体である。図１に示すように、使用時には、１以上
の縫い糸が溝２２に入ることができる。挿入部材はその
後進入する。挿入部材４が受け部材６の通路１０の中に
すべりこむと、肩２６が係合手段１４に接し変形させ
る。肩２６が過ぎると係合手段１４はロックノッチ２４
の中へ入る。同時に、溝２２が受け部材６の通路１０の
中へ入る。その後、縫い糸１は挿入部材４の第一及び第
二の面３６，３８と通路１０の間に圧縮され又は摩擦を
受けて係合する。好ましい実施例では、第一のガイド３
７と第二のガイド３９のような１以上の対向するガイド
が設けられ、縫い糸が溝２２と開口部８の間で切られる
こと無く係合できるようにする。縫合クリップで固定さ
れた縫い糸を図５に示す。図６は、第一及び第二のガイ
ド３７．３９と通路１０の間に摩擦して係合している縫
い糸を示している図５の断面図である。受け部材と挿入
部材の大きさのみならず、溝２２，通路１０，第一のガ
イドから第二のガイドまでの挿入部材の幅の大きさは、
縫い糸１を保持できる適当な摩擦力又は圧縮力を生じる
ように決められ又は調整される。
【００１０】本発明の他の実施例では、縫合クリップの
断面は、図７に示すように、円筒でもよい。この実施例
では、保持ノッチ７２８とロックノッチ７２４は、環状
溝を、挿入部材７０４の円筒状断面の周りに形成する。
この実施例の肩７２６は、環状リングである。同様に、
受け部材７０６も、第一の円形開口部７０８，通路７１
０，第二の端７１２，係合手段７１４と共に、円形断面
となるように形付けられ、上述した実施例とほぼ同じ様
に機能する。
断面は、図７に示すように、円筒でもよい。この実施例
では、保持ノッチ７２８とロックノッチ７２４は、環状
溝を、挿入部材７０４の円筒状断面の周りに形成する。
この実施例の肩７２６は、環状リングである。同様に、
受け部材７０６も、第一の円形開口部７０８，通路７１
０，第二の端７１２，係合手段７１４と共に、円形断面
となるように形付けられ、上述した実施例とほぼ同じ様
に機能する。
【００１１】本発明のクリップは、意図する機能によ
り、様々なサイズにすることができる。通常は、縫い糸
クリップは、長さと幅が１０ｍｍ以下である。クリップ
の大きさは顕微手術での使用の際は約５０％減らせる。
特別の縫い糸に使用する大きなクリップは普通の縫い糸
クリップの約２倍とすることができる。最良の作用効果
を得るためには、種々のサイズのクリップは、クリップ
のサイズに製造されたあご部を有するそれぞれの器具
（applier）に合うことが好ましい。本発明のクリップ
は、従来の製造方法で用いられる生物学的適合性物質
で、作ることができる。クリップは、チタン，タンタ
ル，重合物質等の種々の生物学的適合性金属で構成でき
る。好ましい生物学的適合性重合物質として、エプシロ
ン−カプロラクトン，グリコリド，ラクチド，パラ−ジ
オキサノンの単独重合体や共重合体がある。好ましい非
吸収性重合体として、ナイロン，ポリエステル，ポリプ
ロピレンがある。全てのこれらの物質は、縫い糸や他の
インプラント医療器具として使用するときに、生物学的
に許容されることが示されている。
り、様々なサイズにすることができる。通常は、縫い糸
クリップは、長さと幅が１０ｍｍ以下である。クリップ
の大きさは顕微手術での使用の際は約５０％減らせる。
特別の縫い糸に使用する大きなクリップは普通の縫い糸
クリップの約２倍とすることができる。最良の作用効果
を得るためには、種々のサイズのクリップは、クリップ
のサイズに製造されたあご部を有するそれぞれの器具
（applier）に合うことが好ましい。本発明のクリップ
は、従来の製造方法で用いられる生物学的適合性物質
で、作ることができる。クリップは、チタン，タンタ
ル，重合物質等の種々の生物学的適合性金属で構成でき
る。好ましい生物学的適合性重合物質として、エプシロ
ン−カプロラクトン，グリコリド，ラクチド，パラ−ジ
オキサノンの単独重合体や共重合体がある。好ましい非
吸収性重合体として、ナイロン，ポリエステル，ポリプ
ロピレンがある。全てのこれらの物質は、縫い糸や他の
インプラント医療器具として使用するときに、生物学的
に許容されることが示されている。
【００１２】重合物質からクリップを製造する好ましい
方法は、適当な溶融重合体を、このような重合体システ
ムに使用される通常の条件下で所定の形の型へ注入する
ことである。溶融重合体が冷却した後、クリップの設計
基準を満たす型で成形された重合体は、容易に型からは
ずせる。クリップは既知の滅菌技術により滅菌される。
滅菌技術は、主にクリップを製造するのに使用した物質
によって選択される。好ましい滅菌技術として、熱又は
蒸気滅菌，コバルト照射や電子ビーム等の放射滅菌，エ
チレンオキサイド，その他この分野での既知の滅菌技術
がある。
方法は、適当な溶融重合体を、このような重合体システ
ムに使用される通常の条件下で所定の形の型へ注入する
ことである。溶融重合体が冷却した後、クリップの設計
基準を満たす型で成形された重合体は、容易に型からは
ずせる。クリップは既知の滅菌技術により滅菌される。
滅菌技術は、主にクリップを製造するのに使用した物質
によって選択される。好ましい滅菌技術として、熱又は
蒸気滅菌，コバルト照射や電子ビーム等の放射滅菌，エ
チレンオキサイド，その他この分野での既知の滅菌技術
がある。
【００１３】本発明とその幾つかの実施例について説明
したが、当業者は、本発明の精神と範囲から離れること
なく、本発明に種々の変更を加えることが可能であろ
う。
したが、当業者は、本発明の精神と範囲から離れること
なく、本発明に種々の変更を加えることが可能であろ
う。
【００１４】本発明の実施態様を以下に示す。 （１）前記挿入部材が係合手段をロックする第二の手段
を有する請求項１記載の滅菌縫い糸クリップ。 （２）前記挿入部材が、さらに、前記ロックノッチの前
記第一の側面の遠位端の方の隣に肩を有し、前記肩の前
記第一の側面の遠位端の方の隣に保持ノッチを有する請
求項２記載の滅菌縫い糸クリップ。 （３）前記第一の面がへこんでいる溝を有する請求項２
記載の滅菌縫い糸クリップ。 （４）前記挿入部材と前記受け部材が円形断面を有する
請求項２記載の滅菌縫い糸クリップ。 （５）１本の縫い糸の両端を固定する請求項４記載の方
法。
を有する請求項１記載の滅菌縫い糸クリップ。 （２）前記挿入部材が、さらに、前記ロックノッチの前
記第一の側面の遠位端の方の隣に肩を有し、前記肩の前
記第一の側面の遠位端の方の隣に保持ノッチを有する請
求項２記載の滅菌縫い糸クリップ。 （３）前記第一の面がへこんでいる溝を有する請求項２
記載の滅菌縫い糸クリップ。 （４）前記挿入部材と前記受け部材が円形断面を有する
請求項２記載の滅菌縫い糸クリップ。 （５）１本の縫い糸の両端を固定する請求項４記載の方
法。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、挿入部
材の第一の面及び第二の面と受け部材の通路により縫い
糸を適当な圧縮力又は摩擦力により締め付ける効果があ
る。
材の第一の面及び第二の面と受け部材の通路により縫い
糸を適当な圧縮力又は摩擦力により締め付ける効果があ
る。
【図１】本発明の一実施例によるクリップを示す拡大斜
視図である。
視図である。
【図２】図１のクリップの受け部材を示す拡大斜視図で
ある。
ある。
【図３】図１のクリップの挿入部材を示す拡大斜視図で
ある。
ある。
【図４】図１の線４−４についての断面図である。
【図５】２本の縫い糸を締め付けるクリップの拡大斜視
図である。
図である。
【図６】図５の線６−６についての断面図である。
【図７】挿入部材４と受け部材６の内腔１０が円形断面
を有する本発明の他の実施例によるクリップを示す図で
ある。
を有する本発明の他の実施例によるクリップを示す図で
ある。
１ 縫い糸 ４ 受け部材 ６ 挿入部材 ８ 第一の開口部 １０ 通路 １２ 第二の開口部 １４ 係合部材 １６ 近位端 １８ 遠位端 ２０ 背面 ２２ 溝 ２３ 第一の側面 ２４，３０ ロックノッチ ２５ 第二の側面 ２６，３２ 肩 ２８，３４ 保持ノッチ ３６ 第一の面 ３７ 第一のガイド ３８ 第二の面 ３９ 第二のガイド
Claims (4)
- 【請求項１】 １本以上の縫い糸を保持する保持手段と
係合手段をロックする第一のロック手段を有する挿入部
材、及び受け口、第二の開口部、前記受け口及び前記第
二の開口部の間の通路、及び前記第一のロック手段を係
合する前記係合手段を有する受け部材、を具備し、 前記受け部材が、前記挿入部材を前記受け部材の前記通
路の中に入れ、前記第一のロック手段との前記係合手段
の相互作用により前記受け部材の中に保持する、滅菌縫
い糸クリップ。 - 【請求項２】 遠位端、近位端、背面、第一の側面及び
第二の側面を有し、前記近位端の近くで前記第一の側面
に第一の面が有り前記第二の側面に前記第一の面に対応
して第二の面があり、前記背面は前記近位端付近に前記
背面を横切る溝を有し、前記第一の面が前記溝から前記
遠位端へ横に離れてロックノッチを有する挿入部材と、
受け口、第二の開口部、前記受け口と第二の開口部とを
結合する通路、前記挿入部材の前記ノッチと係合する係
合手段を有する受け部材、とを具備し、 前記受け部材が、前記挿入部材を前記受け部材の前記通
路の中に入れ、前記第一のロック手段との前記係合手段
の相互作用により前記受け部材の中に保持する、滅菌縫
い糸クリップ。 - 【請求項３】 受け口、第二の開口部、前記受け口及び
前記第二の開口部を結ぶ通路、及びロック手段と係合す
る係合手段を有する滅菌外科用受け部材。 - 【請求項４】 １本以上の縫い糸を保持する手段と係合
手段をロックするロック手段を有する挿入部材、及び受
け口、第二の開口部、前記受け口及び前記第二の開口部
の間の通路及び前記ロック手段と係合する前記係合手段
を有する受け部材からなる外科用縫い糸クリップの、１
本以上の縫い糸を前記保持する手段に１本以上の縫い糸
を挿入し、 前記ロック手段が前記係合手段により所定の場所にロッ
クされるまで前記挿入部材を前記受け部材の中に入れて
前記１本以上の縫い糸を前記通路と前記挿入部材の間に
入れて、前記１本以上の縫い糸を前記縫い糸クリップに
固定する、１本以上の縫い糸を保持する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US7687993A | 1993-06-15 | 1993-06-15 | |
| US76879 | 1993-06-15 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07136177A true JPH07136177A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=22134735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15430594A Pending JPH07136177A (ja) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | 生物学的適合性縫い糸クリップ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0634142B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07136177A (ja) |
| CA (1) | CA2125733A1 (ja) |
| DE (1) | DE69408909D1 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001066001A3 (en) * | 2000-03-03 | 2001-12-20 | Bard Inc C R | Suture clips, delivery devices and methods |
| US8992570B2 (en) | 2000-03-03 | 2015-03-31 | C.R. Bard, Inc. | Suture clips, delivery devices and methods |
| US9005220B2 (en) | 2006-04-04 | 2015-04-14 | C.R. Bard, Inc. | Suturing devices and methods with energy emitting elements |
| JP2016187537A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 住友ベークライト株式会社 | 固定具 |
| JP2021509614A (ja) * | 2018-01-03 | 2021-04-01 | カーディアック・インプランツ・エルエルシー | 心臓弁輪の周りに縮径状態で締付コードを保持するための留め具、および留め具の取り付け |
| WO2021145289A1 (ja) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | 日本ゼオン株式会社 | 内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置 |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5514159A (en) * | 1994-09-13 | 1996-05-07 | United States Surgical Corporation | Guillotine suture clip |
| FR2731610B1 (fr) * | 1995-03-16 | 1997-06-20 | Amp Dev | Ancre destinee a etre inseree dans une cavite osseuse. |
| US5669935A (en) * | 1995-07-28 | 1997-09-23 | Ethicon, Inc. | One-way suture retaining device for braided sutures |
| IT1284177B1 (it) * | 1996-06-27 | 1998-05-08 | Gabriele Valenti | Fermafilo per suture chirurgiche |
| US5919208A (en) * | 1996-06-27 | 1999-07-06 | Valenti; Gabriele | Suture block for surgical sutures |
| DE29613728U1 (de) * | 1996-08-08 | 1996-10-02 | ENDOTEC Vertriebs- und Beratungsgesellschaft für Medizintechnik mbH, 51399 Burscheid | Fadensicherung für chirurgisches Nahtmaterial |
| US5899921A (en) * | 1997-07-25 | 1999-05-04 | Innovasive Devices, Inc. | Connector device and method for surgically joining and securing flexible tissue repair members |
| US6290711B1 (en) | 1999-08-13 | 2001-09-18 | Innovasive Devices, Inc. | Connector device and method for surgically joining and securing flexible tissue repair members |
| US7875056B2 (en) * | 2005-07-22 | 2011-01-25 | Anpa Medical, Inc. | Wedge operated retainer device and methods |
| EP1749481A1 (en) * | 2005-08-02 | 2007-02-07 | Marco Gandini | Suture device |
| US20070112385A1 (en) | 2005-11-15 | 2007-05-17 | Conlon Sean P | Expandable suture anchor |
| US9113867B2 (en) | 2011-12-15 | 2015-08-25 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Devices and methods for endoluminal plication |
| US9113879B2 (en) | 2011-12-15 | 2015-08-25 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Devices and methods for endoluminal plication |
| US8992547B2 (en) | 2012-03-21 | 2015-03-31 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Methods and devices for creating tissue plications |
| EP3851055A3 (en) * | 2019-12-27 | 2021-10-20 | Biomet Manufacturing, LLC | Fixed suture construct for soft tissue reconstruction |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1534916A (fr) * | 1967-06-22 | 1968-08-02 | Toraude Lab | Pince pour cordon ombilical |
| US4750492A (en) * | 1985-02-27 | 1988-06-14 | Richards Medical Company | Absorbable suture apparatus, method and installer |
| FR2682867A1 (fr) * | 1991-10-29 | 1993-04-30 | Nouaille Jean Marc | Procede et dispositif pour bloquer un fil en cóoeliochirurgie. |
-
1994
- 1994-06-13 CA CA 2125733 patent/CA2125733A1/en not_active Abandoned
- 1994-06-14 JP JP15430594A patent/JPH07136177A/ja active Pending
- 1994-06-14 DE DE69408909T patent/DE69408909D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-14 EP EP19940304278 patent/EP0634142B1/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2001066001A3 (en) * | 2000-03-03 | 2001-12-20 | Bard Inc C R | Suture clips, delivery devices and methods |
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| WO2021145289A1 (ja) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | 日本ゼオン株式会社 | 内視鏡用縫合糸結紮具および結紮装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2125733A1 (en) | 1994-12-16 |
| DE69408909D1 (de) | 1998-04-16 |
| EP0634142A3 (en) | 1995-03-22 |
| EP0634142A2 (en) | 1995-01-18 |
| EP0634142B1 (en) | 1998-03-11 |
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