JPH0624521Y2 - 直貼り床材 - Google Patents

直貼り床材

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JPH0624521Y2
JPH0624521Y2 JP15999688U JP15999688U JPH0624521Y2 JP H0624521 Y2 JPH0624521 Y2 JP H0624521Y2 JP 15999688 U JP15999688 U JP 15999688U JP 15999688 U JP15999688 U JP 15999688U JP H0624521 Y2 JPH0624521 Y2 JP H0624521Y2
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JP
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long side
wooden
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long
fitting
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JP15999688U
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JPH0279744U (ja
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敏夫 石原
洋 川井
功 三木
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート床スラブ等上に直接貼着施工さ
れる木質系の直貼り床材の改良に関する。
(従来の技術) 従来、前記の直貼り床材をしては、第12図及び第13
図に示すように、長方形状の木質床板aの下面に発泡プ
ラスチックシートや発泡ゴムシート等のクッション材b
を貼着し、このクッション材bによってコンクリート床
スラブc表面の凹凸を吸収することにより、コンクリー
ト床スラブc上に直接貼着できるようにしたものが知ら
れている。
また、前記の直貼り床材においては、複数の床材を互い
に接合し、かつ、床材の接合部で段違いが生じるのを防
止するために、木質床板aの相対する短辺側側面及び相
対する長辺側側面に各々互いに嵌合し得る形状の突条d
と条溝eとからなる実加工部が設けられており、これら
の突条d同志及び条溝e同志の大きさは略同一になるよ
うに設定されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記のような直貼り床材は、通常、釘打ちされずに接着
剤によってコンクリート床スラブcに貼着される。ま
た、木質床板aは施工前には乾燥状態であるがコンクリ
ート床スラブc上に直接貼着されるので、コンクリート
床スラブcの表面から吸湿して膨張することが多いが、
このように木質床板aが膨張した場合に、クッション材
bは弾性を有しているので木質床板aの伸びを押さえる
ことができない。
この木質床板aの伸びは、嵌合し合っている突条dと条
溝eとの嵌合方向の隙間によって吸収されることが多い
が、木質床板aが長方形の場合には、第10図に示すよ
うに、床版同志の接合の目地間隔(嵌合部の間隔)が床
板の長辺側と短辺側とで異なり、短辺側の目地fの間隔
は長辺側の目地gの間隔よりも大きくなる。このため、
従来のように突条d同志及び条溝e同志の大きさを同一
にしておくと、木質床板aの短辺側では、突条dと条溝
eとの間の嵌合方向の隙間だけでは十分に木質床板aの
伸びを吸収することができないため、木質床板aに長さ
方向に波状の反りが生じ易くなる。
この木質床板aに生じる反りを防止するために、突条d
と条溝eとの隙間を床板全周に亘って大きくすることも
考えられるが、この隙間を大きくすると、木質床板aの
下面に設けたクッション材bが厚さ減りを生じた場合
に、木質床板の沈み込みを嵌合部で規制できなくなって
床面に段違いが発生してしまうという新たな問題が起き
る。
前記に鑑みて、本考案は、クッション材が厚さ減りを生
じても木質床板同志に段違いを発生させず、かつ、木質
床板が吸湿してもその表面に反りが生じないようにする
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案は、木質床板におけ
る短辺側側面の実加工部同志の嵌合を、長辺側側面の実
加工部同志の嵌合よりも甘く設定するものである。
具体的に、本考案の講じた解決手段は、長方形状の木質
床板の下面にクッション材が設けられ、前記木質床板の
相対する短辺側側面及び相対する長辺側側面に各々、互
いに嵌合し得る形状の突条と条溝とからなる実加工部が
設けられた直貼り床材を前提とし、短辺側側面の実加工
部同志の嵌合部に、長辺側側面の実加工部同志の嵌合部
よりも相対的に大きな嵌合方向の隙間が形成されるよう
に、短辺側側面の突条の大きさを長辺側側面の突条の大
きさよりも小に、もしくは短辺側側面の条溝を長辺側側
面の条溝よりも大に設定する構成としたものである。
(作用) 前記の構成により、短辺側側面における実加工部同志の
嵌合部には、長辺側側面における実加工部同志の嵌合部
よりも大きな嵌合方向の隙間が形成されるので、短辺側
嵌合部1か所当りの伸び吸収量が長辺側嵌合部1か所当
りの伸び吸収量よりも多くなる。
また、長辺側の嵌合部は隙間を小さくして連結されるの
で、クッション材の厚さ減少による床板の沈み込みがあ
っても隣接する床板の長辺側嵌合部との間を堅く連結し
て段違いの発生を防止する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は、本考案の第1実施例に係る直貼り床
材Aを示し、この直貼り床材Aは、長方形状の木質床板
1の下面にクッション材2が貼着されてなるものであ
る。
木質床板1としては、合板やパーティクルボード等のよ
うな木質系のもので床板としての強度を有するものであ
れば、特に限定されない。
クッション材2としては、発泡ポリエチレンシートや発
泡ゴムシート等の発泡シート、又は、合成繊維や天然繊
維等のフェルトからなる繊維シートを使用することがで
きるが、繊維シートは弾力性及び復元性に富むと共に、
コンクリート床スラブとの馴染み性が良いので特に好ま
しい。
木質床板1の一方の長辺側側面11及び短辺側側面12
には、共に断面が台形で、かつ、その大きさが略同一で
ある長辺側突条13A及び短辺側突条14Aが各々突設
されている。
これに対して、木質床板1の他方の長辺側側面15に
は、断面が前記の長辺側突条13Aと相似形であって、
その大きさが長辺側突条13Aの断面よりも若干大きい
長辺側条溝17Aが設けられている一方、他方の短辺側
側面16には、断面が前記長辺側条溝17Aと相似形で
あって、その大きさが前記長辺側条溝17Aよりも大き
い短辺側条溝18Aが設けられている。
このように長辺側突条13Aと長辺側条溝17Aからな
る実加工部、及び、短辺側突条14Aと短辺側条溝18
Aとかななる実加工部を構成したので、短辺側側面1
2,16の実加工部同志の嵌合部には、長辺側側面1
1,15の実加工部同志の嵌合部よりも相対的に大きな
嵌合方向の隙間が形成される。このため、短辺側嵌合部
1か所当りの伸び吸収量が長辺側嵌合部1か所当りの伸
び吸収量よりも多くなるので、木質床板1が吸湿しても
反りが生じることがない。また、長辺側嵌合部を堅い嵌
合のままにしておいて床板の長辺側を強く連結できるの
で、クッション材2が厚さ減りを生じても木質床板1同
志の間に段違いが発生しない。
尚、前記の短辺側突条14Aを長辺側突条13Aよりも
小さくする程度については、木質床板1の材質によって
適宜選択可能であるが、木質床板1が合板よりなる場合
には1mm程度が好ましい。
また、第3図及び第4図に示すように、条溝17A,1
8Aよりも下部側の木質床板1の長さ及び幅の寸法を上
部側の寸法よりも小さくしておくことが好ましい。この
ようにすると、直貼り床材Aを嵌合した場合において、
木質床板1の下部側の側面同志及びクッション材2の側
面同志との間に隙間sが形成されるので、木質床板1が
その下面から吸湿して下部側が上部側よりも大きく伸び
ても、この上下部の伸びの差が都合良く吸収される。
第5図〜第7図は本考案の第2実施例に係る直貼り床材
Aを示し、この直貼り床材Aにおいては、木質床板1の
一方の短辺側側面12には、断面が長辺側側面11に突
設された長辺側突条13Bと相似形の台形であって、大
きさがこの長辺側突条13Bよりも小さい短辺側突条1
4Bが突設されている。
これに対して、木質床板1の他方の短辺側側面16及び
長辺側側面15には、断面が前記突条13B,14Bと
相似形であって、その大きさが長辺側突条13Bの断面
よりも若干大きくて互いに等しい短辺側条溝18B及び
長辺側条溝17Bが設けられている。
このように長辺側突条13Bと長辺側条溝17Bとから
なる実加工部、及び、短辺側突条14Bと短辺側条溝1
8Bとからなる実加工部を構成したので、短辺側側面1
2,16の実加工部同志の嵌合部には、長辺側側面1
1,15の実加工部同志の嵌合部よりも相対的に大きな
嵌合方向の隙間が形成される。このため、短辺側嵌合部
1か所当りの伸び吸収量が多くなるので、前記第1の実
施例と同様に、木質床板1が吸湿して反りが生じること
がないと共に、クッション材2が厚さ減りを生じても長
辺側嵌合部が強く嵌合されていて木質床板1同志の間に
段違いが発生しない。
尚、短辺側側面12に突設した短辺側突条14Bの形状
を、前記第2実施例に代えて、長辺側突条13Bと同寸
の底辺及び長辺側突条13Bよりも小さい高さを有する
台形にし、これにより、短辺側側面12,16の実加工
部同志の嵌合部に、長辺側側面11,15の実加工部同
志の嵌合部よりも相対的に大きな嵌合方向の隙間が形成
されるようにしてもよい。
第8図〜第10図は第2実施例の変形例を示し、複数
枚、例えば4枚の直貼り床材Aを、短辺側側面12が長
辺方向に少しづつずれるように、長辺側側面11に設け
られた突条13Bと条溝17Bとを予め嵌合したもので
ある。
このような形状に予め嵌合しておくと、施工時間が短縮
できると共に、短辺側嵌合部が予め長さ方向にずらして
あるため、短辺側嵌合部による目地が一直線上に並ぶこ
とがなく、木質床材1の短辺側の嵌合を甘くしても、必
ず、長辺側嵌合部で短辺側嵌合部の両側が支持されるこ
とになり、この嵌合部での段違いが発生し難くなる。
また、このような階段状に接合しておく場合、従来の構
造では、長辺側及び短辺側の嵌合部をいずれもきつくし
てあって、施工現場で複数の直貼り床材同志の両方の嵌
合部を同時に嵌合させ合うのがやり難くなっていたが、
本考案のように短辺側の嵌合を甘くしておくと、短辺側
がスムーズに嵌合できて、長辺側のみをきつく嵌合させ
ればよいので、複数の直貼り床材同志の施工現場での嵌
合が容易である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る直貼り床材による
と、短辺側側面における実加工部同志の嵌合部には、長
辺側側面における実加工部同志の嵌合部よりも大きな嵌
合方向の隙間が形成されるので、木質床板が吸湿しても
反りが生じることがなく、また、長方形の床板の長辺側
嵌合部を堅い嵌合のままにしておいて床板同志を連結で
きるので、クッション材が厚さ減りを生じても木質床板
同志の間に段違いが発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の第1実施例である直貼り床材
を示し、第1図は斜視図、第2図は平面図、第3図及び
第4図は部分断面図、第5図〜第7図は本考案の第2実
施例である直貼り床材を示し、第5図は平面図、第6図
及び第7図は部分断面図、第8図〜第10図は本考案の
変形例である直貼り床材を示し、第8図は平面図、第9
図は側面図、第10図は嵌合状態を示す平面図、第11
図〜第13図は従来の直貼り床材を示し、第11図は施
工状態を示す平面図、第12図は第11図におけるXII-
XII線断面図、第13図は第11図におけるXIII-XIII線
断面図である。 A…直貼り床材、1…木質床板、2…クッション材、1
1…一方の長辺側側面、12…一方の短辺側側面、13
A,13B…長辺側突条、14A,14B…短辺側突
条、15…他の長辺側側面、16…他の短辺側側面、1
7A,17B…長辺側条溝、18A,18B…短辺側条
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形状の木質床板の下面にクッション材
    が設けられ、前記木質床板の相対する短辺側側面及び相
    対する長辺側側面に各々、互いに嵌合し得る形状の突条
    と条溝とからなる実加工部が設けられた直貼り床材にお
    いて、短辺側側面の実加工部同志の嵌合部に、長辺側側
    面の実加工部同志の嵌合部よりも相対的に大きな嵌合方
    向の隙間が形成されるように、短辺側側面の突条の大き
    さを長辺側側面の突条の大きさよりも小に、もしくは短
    辺側側面の条溝を長辺側側面の条溝よりも大に設定した
    ことを特徴とする直貼り床材。
JP15999688U 1988-12-09 1988-12-09 直貼り床材 Expired - Lifetime JPH0624521Y2 (ja)

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JP15999688U JPH0624521Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 直貼り床材

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JP15999688U JPH0624521Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 直貼り床材

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JPH0279744U JPH0279744U (ja) 1990-06-19
JPH0624521Y2 true JPH0624521Y2 (ja) 1994-06-29

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JP15999688U Expired - Lifetime JPH0624521Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 直貼り床材

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