JPH0135858Y2 - - Google Patents

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JPH0135858Y2
JPH0135858Y2 JP1983097530U JP9753083U JPH0135858Y2 JP H0135858 Y2 JPH0135858 Y2 JP H0135858Y2 JP 1983097530 U JP1983097530 U JP 1983097530U JP 9753083 U JP9753083 U JP 9753083U JP H0135858 Y2 JPH0135858 Y2 JP H0135858Y2
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adhesive
decorative
flooring material
sides
decorative board
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JP1983097530U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は化粧床材、特に合板やコンクリート等
の下地面に施工する上張用化粧床材に関する。
従来の技術 従来この種床材としては第1図、第2図に示す
ように、化粧板材1の相隣る2辺に接合用下半突
縁部2を形成し、他の2辺にはこれに対応する接
合用上半突縁部3を形成すると共に、該化粧板材
1の下面にこれと略同寸法の下地板4を、上記上
半縁部3側の2辺において外方に突出して釘打部
5を形成するように喰い違い状に貼合したものが
知られている(例えば実開昭55−176929号公報)。
考案が解決しようとする問題点 ところがこの種床材においては、先ず第1に施
工時に接合部が入りにくい(いわゆる実が入りに
くいという状況)という欠点があつた。本考案者
はこの点を究明したところ、床板に反りがあるこ
と、また第3図に示すように化粧板材1と下地板
4を貼合せたとき余剰の接着剤が凹部10の奥に
はみ出し接着剤粒11となつて付着凝固している
ことがあり、これが、次に施工する床材の下半突
縁部2がぶつかり、凹部の奥まで入りにくゝなつ
ていることを見い出した。また第2に、接着剤の
はみ出しにより、接合部表面に汚れを生じ易い欠
点もあつた。即ち、上記床材を施工するときに
は、一般に下地板4の釘打部5に接着剤を塗る。
ところが次の床材を接合施工するさい、下半突縁
部2を接着剤の塗布された釘打部5上面に摺接さ
せながら凹部10内に嵌め込むために、上記下半
突縁部2の先端の下面側角部をもつて釘打部5上
の接着剤を掻き取り、接着剤不足を招来して接合
強度を弱めるのみならず、上記掻き取られた接着
剤が第4図に示すように接合部表面よりはみ出す
ことがある。そのため接合部表面が汚れると共
に、そのはみ出し接着剤12を拭取るという余分
な作業が必要となるというような欠点があつた。
上記第1の接着剤粒による欠点を回避するに
は、化粧板材1と下地板4を貼合せる時の接着剤
の塗布場所及び塗布量を正確にすることが考えら
れるが、いずれも設備的に大がかりなものになつ
てしまう。また接着剤のはみ出しについては凹部
10を深くするか、下半突縁部2を短くして接合
時、内部に十分な空間を形成することが考えられ
る。しかしながら板厚が薄い場合には、接合部強
度が極端に低下したり、係合が浅くなつて施工し
ずらくなる。
本考案は、上記のような問題点を解決した化粧
床材を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、化粧板材の下面周縁に切欠部を形成
することにより、接合用の下半突縁部の嵌め込み
操作を行い易くすると共に、接合時の接着剤の掻
き取りを抑制し、かつ接合部の奥に接着剤溜りを
形成しうるものとして、接着剤粒による接合部の
嵌合阻害、接着剤のはみ出しを防止するようにし
たものである。
即ち、本考案は、化粧板材の相隣る2辺には接
合用下半突縁部が形成されると共に他の2辺には
これに対応する接合用上半突縁部が形成され、該
化粧板材の下面にはこれと略同寸法の下地板が上
半突縁部側の2辺において外方に突出して一定幅
の釘打部を形成するように貼合された化粧床材に
おいて、前記化粧板材の少なくとも下半突出部の
存する2辺において、その下面側の端縁に切欠部
が形成されてなることを特徴とする化粧床材を要
旨とするものである。
実施例 本考案の実施例を示す第5図ないし第8図にお
いて、1は化粧板材、2はその相隣る2辺に形成
された接合用下半突縁部、3は他の2辺に形成さ
れた上半突縁部、4は化粧板材1の下面に貼合わ
されたそれと略同寸法の下地板で、化粧板材1の
下面に、その上半突縁部3の存する2辺において
外方に大きく突出し、該突出部をもつて釘打部5
を形成している。
上記化粧板材1は、厚さ2.5〜6.0mmのラワン合
板の表面に突板或いはパターン紙等により適宜化
粧したものが好適に用いられる。一方下地板4
は、厚さ2.0〜4.0mm程度の合板、パーテイクルボ
ード、ハードボード等の板材が適宜用いられる。
尚この種床材は、合板或いはコンクリート床等の
下地の上に施工される上張用のものであるから、
床材としての絶対強度はそれほど必要でなく、取
扱い、施工上の支障がなければコストとの関連か
ら可及的薄いものとするのが好ましい。
ところで、上記化粧板材1の下面周縁7には、
その全周に亘つて、その角張りを取除く形に面取
状の斜面からなる切欠部8が形成されている。
この切欠部8は、第5図に示すように面取り状
斜面に形成するのが一般的かつ好適であるが、第
6図aに示すように外方弯曲状の凸円弧面8aま
たは同図bに示すように内方弯曲状の凹円弧面8
b、あるいはまた同図ハに示すように小さな段面
8c等のいずれによつて形成しても良い。
また、切欠部8は、必ずしも化粧板材1のすべ
ての側辺に形成する必要はなく、少なくとも接合
時に凹部に嵌め込むべき下半突出部2の存する2
辺において、その下面側端縁のみに設けるものと
しても良い。切欠部8の寸法は、化粧板材1の厚
さとの関係を考慮して適宜に設定しうるが、例え
ばその厚さが6mmである場合であつて、かつ面取
り状斜面として切欠部8を形成する場合、その斜
面の幅を概ね2.0mm程度とするのが好ましい。
本考案の化粧床材を施工するには第8図イ,ロ
に示すように、先ず厚さ12mm程度の合板13を根
太(図示せず)の上に不陸なく敷詰め下地14と
する。次に所定場所に1枚目の化粧床材Aを置
き、釘打部5に釘15を打つて固定する。次に2
枚目の化粧床材Bを斜めにして下半突縁部2を1
枚目の化粧床材Aの上半突縁部3の下に嵌込み、
隙間の出来ないように寄せ込みを行なつたのち釘
打ちして固定する。この作業を繰返し施工を完了
する。尚施工には接着剤を化粧床材の裏面及び釘
打部に塗布し、いわゆる糊釘併用にて施工する。
本考案の化粧床材をコンクリート等の下地面1
6に施工する場合には、第8図ハに示すように化
粧床材の裏面に発泡合成樹脂等より成る緩衝シー
ト17を貼着して施工するのが好ましい。この緩
衝シート17の使用はコンクリート等の下地面1
6の多少の不陸に対する床材のなじみ性を改善す
ると共に、断熱、吸音、歩行感の向上に寄与する
ものである。
考案の効果 本考案は以上のように構成されているので次の
ような作用効果を有する。
(イ) 先ず第1に床材の施工に際して、接合部がは
まりにくいという支障を生じることがなく、容
易にかつ確実に嵌合操作を行い得て、作業能
率、施工精度を向上しうる。
即ち、今仮に床材に多少の反りを有している
場合にあつても、接合用上半突縁部3の下側の
凹所に嵌め込むべき接合用下半突縁部2の下面
端縁に面取り状等の切欠部Aが形成されている
ことにより、第8図イに示すように次いで施工
すべき床材Bを斜めにして嵌め込み操作を行う
ことにより、その下半突縁部2を先に施工され
ている床材Aの上半突縁部3の下側に容易に
くゞり込ませることが可能となる。
しかも、床材の製作時において化粧板材1と
下地板4とを貼合した際に、それらの間から余
分な接着剤がはみ出して、上半突縁部3の下方
の下地板4との接合面間の境界部分に固化した
接着剤粒11が生じている場合にあつても、床
材の接合に際して、上記接着剤粒11は前記切
欠部8によつて形成される空間部8a内に収容
されることになるので、床材の接合に際して下
半突出部2の先端が上記接着剤粒11に突き当
つて入りにくゝなるということがなく、床材相
互を隙間なく密に敷き並べ施工することができ
る。
(ロ) また、第2に、この種の床材は、前述のよう
に糊釘併用で施工されることが多いが、釘打部
5上に塗布される接着剤の接合部表面へのはみ
出し、それによる床材の汚れ、その拭き取り作
業の必要性を排除でき、または接着剤による接
着強度の低下を防止できる。
即ち、従来品のように下半突縁部2の先端下
面に角張りを有すると、その嵌め込み時に、釘
打部5上に塗布された接着剤を掻き取つてしま
い、釘打部5上の接着剤量を部分的に低減して
当該部分での接着不良を生じるのみならず、掻
き取られた接着剤の逃げ場がないために接合部
の表面にはみ出して当該表面を汚すおそれがあ
るのに対し、本考案は少なくとも下半突縁部2
に前記切欠部8が設けられていることにより、
接着剤の上記掻き取りを減少し、接着力を充分
に発揮させることができると共に、余剰の接着
剤及び多少の掻き取られた接着剤が切欠部8に
よつて形成される接合部内の奥部の空間部8a
にまず充填されることになり、接合部表面に多
量にはみ出してくるということがない。
従つて、接合部の表面部が接着剤で汚される
ことがなく、ひいてはまたそのはみ出し接着剤
を拭き取るという手間も排除できる。
(ハ) 更に第3に、接着剤粒11の存在とか接着剤
のはみ出しによるトラブル回避のために、上半
突出部3を長く形成して接合凹部の深さを深く
し、あるいは逆に下半突縁部の長さを短くする
というような手段を採用する場合に較べ、接合
部の嵌合深さが浅くなるということがなく、接
合強度が低下しないので、比較的薄い化粧板材
を使用しながら十分に安定性の良い床を施工し
うる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来品の平面図、第2図は同従来品の
縦断面図、第3図及び第4図は従来品の施工時の
欠点の発生状態を示す接合部の断面図、第5図な
いし第8図は本考案の実施例を示すもので、第5
図は縦断面図、第6図a,b,cは切欠部の形成
状態の各種変形例を示す断面図、第7図は施工状
態における接合部の断面図、第8図イは施工途上
の状態を、第8図ロは施工後の状態を示す接合部
の断面図であり、第8図ハはコンクリート下地面
上に施工する場合の床材の変形例を施工後の状態
において示した断面図である。 1……化粧板材、2……下半突縁部、3……上
半突縁部、4……下地板、5……釘打部、8……
切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 化粧板材の相隣る2辺には接合用下半突縁部
    が形成されると共に他の2辺にはこれに対応す
    る接合用上半突縁部が形成され、該化粧板材の
    下面にはこれと略同寸法の下地板が上半突縁部
    側の2辺において外方に突出して一定幅の釘打
    部を形成するように貼合された化粧床材におい
    て、前記化粧板材の少なくとも下半突出部の存
    する2辺において、その下面側の端縁に切欠部
    が形成されてなることを特徴とする化粧床材。 (2) 切欠部が、傾斜状の面取部に形成されてなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧床
    材。
JP9753083U 1983-06-23 1983-06-23 化粧床材 Granted JPS604141U (ja)

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