JPH0624442Y2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JPH0624442Y2
JPH0624442Y2 JP1990044164U JP4416490U JPH0624442Y2 JP H0624442 Y2 JPH0624442 Y2 JP H0624442Y2 JP 1990044164 U JP1990044164 U JP 1990044164U JP 4416490 U JP4416490 U JP 4416490U JP H0624442 Y2 JPH0624442 Y2 JP H0624442Y2
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JP
Japan
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door
outer side
cabin
driving cabin
swivel base
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990044164U
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English (en)
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JPH0437656U (ja
Inventor
信之 紺谷
成夫 磯部
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Komatsu Ltd
Kyowa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Kyowa Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、建設機械、特に旋回台を備えたパワーショ
ベルに好適な運転キャビンの構造に関するものである。
《従来の技術》 建設機械の運転席には、一部の簡易な機械を除いて運転
者を風雨から保護する運転キャビンが設けられるのが普
通で、特に近時は閉鎖できる扉を備えた密閉可能な運転
キャビンが設けられることが多くなっている。パワーシ
ョベル等では、第8図に示すように、運転キャビン40
を旋回台41の上に片側(通常は車体の左側)に寄せて
搭載し、反対側(車体の右側)にバケットブーム42が
装着され、後部にエンジンルーム43が設けられてい
る。
従来このような建設機械の運転キャビン40は、平面及
び側面が矩形形状か、あるいは側面を台形形状とした箱
形で、クレーン車の一部にはスライド式の扉を有する運
転キャビンを設けたものもあるが、パワーショベル等の
建設機械では、後縁を垂直軸回りに回動して開閉する外
開き式の扉44を設けている。
《考案が解決しようとする課題》 パワーショベル等では、第8図に示すように、ブーム4
2を上方に伸ばし、アーム45をブームの先端から垂下
させてバケット46を運転キャビン40の側方(右側)
前部上方の位置とした状態で休止させることがあるが、
バケットをアームの先端にアームと略平行な軸回りに回
転可能に設けた構造のものでは、バケット46を回転さ
せた状態のまま上記休止状態としたときにバケット46
と運転キャビン40とが干渉してキャビンを壊すことが
あるという問題があり、これを避けるためには、バケッ
トが運転キャビンと干渉する危険がある位置となってい
るときに上記休止状態に移行できなくするような安全装
置を設けておく必要があった。
また、バケットの動作状態を確認しながら作業を行うた
めに、作業中に運転者が運転キャビン40の出入り口か
ら身体を乗り出した状態で運転することも多いが、従来
の外開き式の扉44を設けた運転キャビン40では、扉
を開いた状態で不用意に旋回台を旋回させると、扉が他
の作業者に衝突して危害を与えたり、扉が周囲の構造物
等に衝突して扉44を損傷したりする問題があった。
この考案は、以上のような問題を解決した建設機械の運
転キャビンを提供することを課題としている。
《課題を解決するための手段及び作用》 この考案は、運転キャビンの外側側面を旋回台の旋回中
心軸を中心とする回転面とし、該外側側面に前記中心軸
を中心とする円弧レールに沿って開閉するスライド式の
扉を設けると共に、前記外側側面以外の側面を平面視で
ほぼ矩形の三辺をなすよう構成することによって、開閉
時の扉の軌跡が走行フレーム上の旋回台の軌跡から外へ
出ないようにすると共に、旋回台と運転キャビンの曲率
を同じに設計した場合に、スペースを有効活用できる可
能性を持った運転キャビンを提供する。
《実施例》 第1図ないし第5図は本考案の実施例の基礎をなす技術
を示したもので、1はパワーショベルの旋回台上に装着
される運転キャビン、2は運転キャビン1の床面、3は
前面、4は後面、5は車両の内側となる側面、6は車両
の外側となる側面、7は天井面である。運転キャビン1
は、その前面上部3aを後退させて形成されており、前
面3と天井面7との連接部には開閉自在な透明板8が配
設されている。図では明瞭ではないが、外側側面6は上
部が内側に傾斜した面とされており、内側側面5は垂直
面である。外側側面6には、スライド式の扉9が開閉自
在に設けられており、扉9は、一枚のガラス板で形成さ
れその上縁部が内側に緩く湾曲している。また、扉9の
略中央には金属製の帯板10が貼着されている。
第2図および第3図は、扉9の上部のスライド構造を示
したものである。11は天井面7を延設して形成した
庇、12は庇11に垂下された支持ブラケット、13は
支持ブラケット12の下端に水平方向に突設された第1
レール、14は第1レール13上を転動するローラ、1
5はローラの軸16が固着された取付板、17は取付板
15を扉9に固定しているネジ、18は支持ブラケット
12の側面中央に突設された横L形の第2レール、19
は第2レール18に案内される第2ローラ、20はロー
ラ軸21が固着された腕で、その基端が取り付け板16
を介して扉9に固定されている。22は庇11と第2レ
ール18とで形成された空所であり、該空所に扉9の上
縁部が遊嵌されている。
第4図は、扉9の下部のガイド構造を示したもので、2
3は床面2に添設された横L形の第3レール、24は第
3レール23に案内される第3ローラ、25はローラの
軸、26はローラの軸25が固着された腕、27は腕が
固着された取付板、28は取付板27を扉9の下部に固
着しているネジである。
第1ローラ14及び第2ローラ19は扉9の上部前後端
に、第3ローラ24は扉9の下部前後端にそれぞれ装着
されており、扉9は、レール13、18、23に沿って
開閉自在であり、上縁部が庇内に遊嵌されているから、
風雨等が運転キャビン1の中に浸入することがない。必
要があれば、庇の先端にシール材29を添着する。
第5図は扉の把手部の断面平面図である。30は扉の帯
板10にボルト31で固着された外側把手、32は帯板
10にリベット33で固着された内側把手、34は側面
6を補強している支柱、35は側面6の内側に固着され
たガススプリング、36はガススプリング35のロッド
で、その先端は支柱34の透孔37を貫通して内側把手
32に連結されている。扉9はガススプリング35によ
って常に閉鎖方向に付勢されており、運転者は外側ない
し内側の把手30、32を扉9の開放方向に押して扉9
を開けて運転キャビン1に出入りする。
第6図は本考案の第1実施例を示したもので、外側側面
6を鉛直軸を中心軸とする部分回転面で形成したもの
で、レール13、18、23は、この部分回転面に沿っ
て円弧状に設けられている。扉9も前記側面6と同一形
状に形成されており、円弧状のレール13、18、23
で案内されて開閉自在である。このように外側側面6を
円弧面とすれば、扉9を開いたときにその後端が内側に
向かって回り込むように開かれるから、開いた扉9が旋
回台41の外側に突出するのを避けることができ、特に
外側側面6の円弧の中心軸を旋回台41の旋回中心軸P
と一致させれば、この突出を完全に防止できる。また他
の構造として、扉9を開いたときに扉9の後端がエンジ
ンルーム43やカウンタウエイトの側面に沿って移動す
るよう、エンジンルーム43やカウンタウエイトの側面
の円弧半径に合わせて運転キャビンの外側側面6の円弧
半径を決めてやるのも良い方法である。
第7図は本考案の第2実施例を示したもので、前面3と
外側側面6とを一体にして部分球面状に形成したもので
ある。レール13、18、23は、この部分球面に沿っ
て円弧状に設けられており、扉9も側面と同形の部分球
面状に形成され、円弧状のレール13、18、23に案
内されて開閉自在である。
《考案の効果》 本考案は以上のように構成したので、旋回台上で運転キ
ャビンを外側側面方向に最大限のスペースを得ることが
できる上に、スライドドアを、旋回台の中心軸を中心と
する曲面としたから、扉の軌跡が走行フレーム上の回転
体の軌跡から外へ出ないように設計することができ、旋
回台が旋回した時に、例えドアを開いても、他の物体や
人と衝突する恐れがないから安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例の基礎をなす技術
手段を示したもので、第1図は運転キャビンの斜視図、
第2図ないし第4図は扉のスライド構造の断面図、第5
図は扉の把手部の断面図である。第6図は第1実施例を
示す斜視図、第7図は第2実施例を示す斜視図である。
第8図は従来例の側面図である。 図中、 1:運転キャビン、6:外側側面 13:第1レール、18:第2レール 23:第3レール、41:旋回台 P:旋回台の中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−198929(JP,A) 特開 昭51−100527(JP,A) 特開 昭60−203568(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行フレーム(39)上に鉛直軸回りに旋
    回する旋回台(40)を備え、該旋回台の片側に変位さ
    せて運転キャビンを搭載した建設機械において、運転キ
    ャビンの外側側面(6)を旋回台(40)の旋回中心軸
    (P)を中心とする回転面とし、該外側側面に前記中心
    軸を中心とする円弧レール(13,18,23)に沿っ
    て開閉するスライド式の扉(9)を設けると共に、前記
    外側側面(6)以外の側面を平面視でほぼ矩形の三辺を
    なすよう構成することによって、扉の軌跡が走行フレー
    ム上の回転体の軌跡から外へ出ないようにしたことを特
    徴とする建設機械。
JP1990044164U 1990-04-25 1990-04-25 建設機械 Expired - Lifetime JPH0624442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990044164U JPH0624442Y2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990044164U JPH0624442Y2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 建設機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0437656U JPH0437656U (ja) 1992-03-30
JPH0624442Y2 true JPH0624442Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31557220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990044164U Expired - Lifetime JPH0624442Y2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 建設機械

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JP (1) JPH0624442Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51100527A (ja) * 1975-02-28 1976-09-04 Japan Steel Works Ltd Kensetsukikaiuntenshitsunosuraidoshikitobirano kaiheikoteisochi
FR2556675B1 (fr) * 1983-12-16 1986-05-02 Pomagalski Sa Cabine d'un transporteur a cable aerien
JPH076217B2 (ja) * 1987-10-09 1995-01-30 日立建機株式会社 全旋回式作業機

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JPH0437656U (ja) 1992-03-30

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