JPH0624387B2 - 直列デ−タ通信システム - Google Patents

直列デ−タ通信システム

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JPH0624387B2
JPH0624387B2 JP59209050A JP20905084A JPH0624387B2 JP H0624387 B2 JPH0624387 B2 JP H0624387B2 JP 59209050 A JP59209050 A JP 59209050A JP 20905084 A JP20905084 A JP 20905084A JP H0624387 B2 JPH0624387 B2 JP H0624387B2
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    • H04Q9/14Calling by using pulses
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/03Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
    • B60R16/0315Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直列データ通信システムに関し、特に中央局と
1つ以上の遠隔局との間において双方向の直列データ通
信を行うシステムに関する。さらに詳しくは、本発明は
そのような通信システムにおける保全性の改善に関す
る。
中央局と多数の遠隔局との間における多重化技術を利用
した直列データ通信は周知であり、特に通信産業ではそ
うである。最近では、このような多重化技術が自動車産
業およびその関連産業に応用され、一般にマイクロプロ
セッサを使用した中央局から複数の離れた場所の制御を
行うようになってきている。このような応用分野におい
ては、多くの場合、データ通信リンクは比較的“恵まれ
た”環境にあり、および/またはデータ通信リンクの長
期に亘る保全性が保証されている。また、そのようなシ
ステムは電磁機器から発生する妨害信号が存在する可能
性のある環境にさらされるとしても、データ通信過程の
完璧な保全性がそれほど強く要請されない場合もある。
他方、自動車やその他の車両などの特定の環境では、デ
ータ通信路すなわち導線の物理的保全性を長期間維持す
ることは極めて難しい場合がある。さらに、このような
環境では無視できないような電磁障害が生じ、その結
果、通信リンクを介して要求ないし指令される制御機能
の遂行が危うくなることがある。
自動車、その他の車両内で、中央コントローラと遠隔コ
ントローラを直列多重データ線により結ぶ通信システム
の例としては、米国特許第3,585,595号、同第3,737,862
号、同第4,085,403号、同第4,164,730号、および同第4,
298,930号がある。前の2つの特許は航空機に搭載する
ことを意図しており、2つの独立したデータループを経
由する2つのデータ路を設け、各符号器で制御スイッチ
入力を順番に逐次調べることにより、他のデータループ
に直列接続された復号器を介して要求動作を順次実行す
るものである。これらのシステムは、各データループ内
の直列符号器および/または直列復号器がすべて正常で
あるということを前提として、信号を次段の符号器また
は復号器へ送るようになっている。したがって、ライン
ブレークや符号器もしくは復号器の短絡に対処するため
に、1段または2段のタイマーを制御ループに接続し、
データループを何れの方向にも順次アドレッシングでき
るように制御している。しかし、このような方式は、始
めに符号器を順番にアドレッシングし、つぎに同じ順番
で復号器を再びアドレッシングしなければならないとい
う制約がある。したがって、このようなシステムは、多
段の遠隔局に対するアドレッシングに関する柔軟性がほ
とんど、または全くない。さに、このようなシステム
は、ラインブレークが生じた場合に、その場所を識別す
ることは不可能と思われる。
後の3つの特許に述べられている自動車通信システム
は、“T”接続で中央局によって制御される閉じたリン
グ状バスを用い、それに“T”接続された受信機に対し
双方向に信号を伝達するようになっているようである。
このような構成によれば、双方向通信が可能である。し
かし、信号の減衰ないし劣化、あるいは電磁妨害により
通信の品質すなわち保全性を満足できない場合がある。
そして、これらシステムでは、かゝる問題点を認識し補
償することはできないようである。さらに、このような
システムは、直列バス中に一般に必要とされる電源、ク
ロックおよび制御の各線とは別に、フィードバックつま
り“応答”線を設けなければならないと考えられる。こ
のように余分な線を直列バスに設けるのは、その長さ、
コスト、重量、さらには電磁妨害の影響などの面で好ま
しくないと考えられる。
本発明の目的は、保全性を改善した直列データ通信シス
テムを提供することにある。本発明の別の目的は、自動
車に使用して、中央制御局と、スイッチ入力および/ま
たはスイッチ出力を有する1つ以上の遠隔局との間で、
確実な通信を行うのに好適な直列データ通信方式を提供
することである。本発明のもう1つの目的は、遠隔局の
コントローラに十分な“知能”を持たせることにより、
通信保全性の向上を図った通信システムを提供すること
にある。
本発明による直列データ通信システムにおいては、中央
制御局と1つ以上の遠隔局との間で双方向直列データ通
信が高保全性にて行われる。この中央制御局は、例えば
マイクロプロセッサおよびメモリから構成される中央コ
ントローラと、少なくとも2つの多重コントローラを有
する。直列信号バスはループに構成され、その各端で前
記2つの多重コントローラに接続される。各遠隔局に
は、遠隔多重コントローラが設けられているが、これは
遠隔入力デバイスおよび遠隔負荷デバイスとの間で信号
を入出力するための入出力ポートを備える。各遠隔多重
コントローラは前記直列バスの途中に並列に“T”接続
され、それぞれが1つのアドレスを持ち、また中央制御
局から送られるそれぞれのアドレスを含んだ直列通信デ
ータに応答して、その通信データに対する応答を送出す
る。この遠隔コントローラによる応答には、遠隔入力デ
バイスからの信号入力および/または遠隔負荷デバイス
に対する信号出力、さらに“T”接続を経由しての直列
バスへのデータ回答が含まれる。中央コントローラはマ
イクロプロセッサとするのが都合がよいが、これは並列
バスを介して多重コントローラのそれぞれと通信できる
ように接続される。任意に選択可能な一方の多重コント
ローラが中央コントローラの命令に応答し、マスターと
して、指定の遠隔コントローラとの双方向直列データ通
信処理を実行する。さらに中央コントローラは、予め選
定されたバイアスに従って多重コントローラの1つをマ
スターとして選択し、また、その選択したマスター多重
コントローラによっては指定の遠隔コントローラとの間
のデータ通信の保全性が満足できないときに、他方の多
重コントローラをマスターとして選択するための信号処
理能力を有する。
中央局の各多重コントローラはほぼ同一構成であり、マ
スターまたはモニターの何れかとして動作させるための
制御レジスタをそれぞれ有する。モニター多重コントロ
ーラは、マスター多重コントローラから送信されるデー
タ、およびマスター多重コントローラに応答中の各遠隔
コントローラから回答として送られるデータとを、直列
バスより受信できるだけである。中央コントローラは、
多重コントローラの制御レジスタの特定段に特定の論理
状態をセットすることにより、その多重コントローラを
マスターまたはモニターの何れかに設定する。また本シ
ステムにおいては、マスターは常に1つだけである。
本システムは、遠隔コントローラからの回答データの1
部とマスターコントローラからの伝送データの1部とを
比較し、特定の指定した遠隔コントローラと保全性を許
容できる通信が可能か否かを示す信号を発生する機能を
有する。また、マスター多重コントローラよびモニター
多重コントローラの何れも、マスターから指定した遠隔
コントローラに向けて試みた通信の保全性が満足できる
か否かを判定するための論理を有する。典型的な例を挙
げるならば、マスター側でその送信データに対するエラ
ーチェックバイトが作られ、遠隔コントローラ側ではそ
の回答伝送データに対する別のエラーチェックバイトが
作られる。モニター多重コントローラは両方の通信を恐
らく監視しているので、比較するためのエラーチェック
バイトを同様に計算する。マスター多重コントローラお
よびモニター多重コントローラにおいて、一致、不一致
の判定結果をそれぞれのステータスレジスタのステータ
スビットに格納する。さらに本システムは、マスターか
ら送信されたアドレスと、それに応答した遠隔多重コン
トローラからのアドレスとを比較し、試みた通信の保全
性を判定する機能も有する。
中央コントローラのプログラムは、システムの初期電源
投入時に所定のポーリングシーケンスに従って遠隔コン
トローラをアドレッシングするように作用する。このよ
うな遠隔コントローラの初期ポーリングは、その後に、
特定の遠隔多重コントローラのアドレッシングにマスタ
ーとして用いる多重コントローラを決定するために行わ
れる。上記初期ポーリングシーケンス期間において指定
した遠隔多重コントローラと正常に通信がなされる場合
は、初期ポーリングの前に予めマスターとして選択した
多重コントローラが、その遠隔多重コントローラに関し
てのマスターとして採用される。ある遠隔多重コントロ
ーラとの通信が正常になされない場合は、予めモニター
として動作するように選択された多重コントローラが、
代わりにその遠隔多重コントローラとの通信ためのマス
ターとして選定される。
直列ループによるデータ通信の方向を選択するために特
定の多重コントローラをマスターまたはモニターの何れ
かに割り付ける中央コントローラプログラムは、前述の
通信保全性基準の幾つかが満たされない場合に実行され
る。さらに、特定の多重コントローラを、特定の遠隔多
重コントローラのアドレッシングのためのマスターまた
はモニターの何れに割り付けるか最終的に決定する前
に、もとの割り付け状態にて何回か通信が試行される。
直列バスは4本の導線からなり、その中の1本は直列多
重データ用、もう1本は多重クロック信号用、さらにも
う1本は一方の論理レベル(例えば論理1)用、最後の
1本は他方の論理レベル(例えば論理0(接地))用で
ある。各多重コントローラは、中央コントローラに割り
込み信号を供給するための論理を有する。しかし、その
割り込み信号を発生してマイクロプロセッサにデータ要
求を開始させることができるのは、マスターに割り付け
られた多重コントローラだけである。
以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図は車両の主要な電気的機能に関係した本発明によ
る多重通信システムの構成ブロック図である。なお、シ
ステム内の導線やポートに現れる信号の名前を、その意
味を表す略語によって表現する。また、本実施例の論理
においては、多くの場合、信号の“アクティブ−LO
W”状態は、何等かの結果をもたらすような信号状態で
ある。図面においては、信号名の上に横棒を引いて“ア
クティブ−LOW”状態を示すが、明細書においてはタ
イプの関係から、信号名の後に“*”を付けて“アクテ
ィブ−LOW”状態を示す。本多重通信システム10
は、自動車内に設置した中央局に多重(MUX)コンピ
ュータ12を設けている。この多重コンピュータ12
は、自動車のあちこちに設けられている1つ、または複
数の遠隔多重コントローラ(Remux)14を制御
し、また、それらと信号をやりとりする。多重コンピュ
ータ12と遠隔多重コントローラ14との間の通信は、
4本の導線からなるバス15を介して行われる。このバ
ス15の1本目の導線16は双方向の直列時分割多重デ
ータ伝達用のものであり、もう1本の導線17は直列多
重クロック(MUXCLX)を伝達するものであり、3
本目の導線18は+5Vの直流電源電圧を多重コンピュ
ータ12および遠隔多重コントローラ14に供給するた
めのものであり、最後の導線19は本システム10の信
号の接地(GLD)用である。この5V電源電圧と接地
電位は5Vのレギュレータ20を介して、自動車の普通
の12Vバッテリー(図示せず)より供給される。
多重コンピュータ12と遠隔多重コントローラ14との
間の多重通信バス15は、用途によっては開路状態(ル
ープでない)とし、その一端に多重コンピュータ12を
配置し、途中に遠隔多重コントローラ14を“T”接続
してもよいが、本発明の一実施態様においては、バス1
5をループとし、その各端を多重コンピュータ12の異
なった部分で終端させて、後述のように多重通信システ
ム10の保全性と安全性を向上させている。通信バス1
5をループにして各端を多重コンピュータ12によって
制御するようにすれば、情報伝送において起こり得る様
々な異常を検出することができる。すなわち、バス15
の一箇所あるいは複数箇所における断線を検出し、その
ような場合における伝送の保全性を維持できる。
中央局に設けられた多重コンピュータ12は、マスター
多重コントローラ24およびモニター多重コントローラ
24′と接続された標準的なマイクロプロセッサ22を
有する。マスター多重コントローラ24およびモニター
多重コントローラ24′はそれぞれ、カスタムLSIの
CMOSゲートアレイ回路によって構成されており、構
造は同じであるが、タイミング機能および制御モードな
どの動作が幾分異なる。ループ状の多重バス15の一端
はマスター多重コントローラ24に接続され、他端はモ
ニター多重コントローラ24′と接続されている。本実
施例においては、マイクロプロセッサ22は、NMOS
回路を採用したモステック3880のような4MHzのZ
80であるが、これ以外のマイクロプロセッサも同様に
使用可能である。多重コンピュータ12の内部には、マ
イクロプロセッサ22と関連してメモリ25が設けられ
ている。通常、このメモリ25は1KのCMOSランダ
ムアクセスメモリ(RAM)26と4KのCMOSプロ
グラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)27か
ら成る(第2図参照)。また多重コンピュータ12に
は、発振器およびカウンタ/タイマーの回路28が設け
られている。この回路は、システムのタイミング信号を
発生したり、後に詳述する“睡眠モード”動作をさせる
ために設けられている。マイクロプロセッサ22、メモ
リ25、発振器およびカウンタ/タイマーの回路28、
マスター多重コントローラ24およびモニター多重コン
トローラ24′の相互接続は、第1図に示されているデ
ータバスおよびアドレスバスの他に、後に詳細に説明す
る様々な制御線によってなされる。
多重バス15に接続された遠隔多重コントローラ14
は、すべて同様の構成であり、CMOS論理素子を用い
たLSIゲートアレイである。各遠隔多重コントローラ
14は、多重コンピュータ12との“知的な”相互通信
のための重要な論理能力を備えており、ここでは自動車
の様々なスイッチから16種類の入力を受けることで
き、また自動車の様々な負荷デバイスに対し16種類の
出力を与えることができるようになっている。そのよう
なスイッチ入力の代表的なものがヘッドライトをオンオ
フ制御するためのものであり、また代表的な出力として
はヘッドライトを付けたり消したりするための制御信号
がある。なお、前記スイッチ入力は多数の様々な負荷や
機能を制御する必要上から生じるものであり、同様に前
記出力信号は多数の様々なタイプの負荷を制御するもの
である。各遠隔多重コントローラ14の構成は次の通り
である。各遠隔多重コントローラ14は2つの部分に分
かれており、各部分は8本の入力と8本の出力を有し、
またそれぞれ異なったアドレスを持っている。さらに詳
しく説明すれば、遠隔多重コントローラ14の一方の側
はA側と呼ばれ、偶数のアドレスを与えられる。遠隔多
重コントローラ14の他方の側はB側と呼ばれ、A側ア
ドレスより1だけ大きな奇数のアドレスを付けられる。
自動車の様々な負荷に対する遠隔多重コントローラ14
の出力は、一般に様々な制御素子すなわちバッファ回路
30に低電圧制御信号を与える。このバッファ回路は、
当該制御信号に応答して、自動車の12V電源を制御す
べき負荷に接続したり、切り離したりする。
この多重通信システム10においては、第5図の(B)
に示すような通信プロトコルを、多重コンピュータ12
と遠隔多重コントローラ14との間のデータ通信に使用
する。このような通信プロトコルは、通信エラーおよび
/または異常を効率良く検出することにより、通信シス
テムの保全性を高めることを意図している。このデータ
プロトコルの詳細については、ウィリアム・フロイドに
よって1983年9月24日に出願され、本件出願人に
譲渡された米国特許出願第469,591号“安全な通
信処理のためのプロトコル/フーマットを有する自動車
多重システム”に述べられている。簡単に説明すると、
多重バス15の多重データ線16上の各通信データは、
7キャラクタすなわち7バイト(1バイトはそれぞれ8
ビット)から成る。最初の1バイトは同期(SYNC)
バイトである。次の3バイトはマスター多重コントロー
ラ24からのコマンドメッセージを構成し、アドレスバ
イト、コマンドバイトおよびCRCエラー検出バイトか
らなる。最後の3バイトは遠隔多重コントローラ14か
らの回答メッセージであり、アドレスバイト、応答バイ
トおよびCRCエラー検出バイトからなる。本実施例の
システム10は、それぞれが2つの異なったアドレスを
持つ遠隔多重コントローラ14を最高28台制御できる
ように構成されているが、実際的には、遠隔多重コント
ローラ14の台数はこれよりはるかに少ないのが普通で
あろう。例えば、第1図に示す実施例においては、遠隔
多重コントローラ14は2台だけである。
第2図、第3図Aおよび第3図Bを参照して説明する。
システムクロック(SYSCLK)は、多重コンピュー
タ12のマイクロプロセッサ22およびその他の様々な
要素のタイミングを制御するもので、普通は、2.5MH
zであり、これは一般的な構成のRC発振器28により
与えられる。さらに、同様のタイプのRC発振器からな
る50KHzの発振器30が設けられており、この発振器
30の出力信号は多段2進カウンタ32の1段目で1/2
に分周され、25KHzのクロック信号がつくられ、これ
は多重クロック(MUXCLK)として使われる。多重
バス15上の直列多重データは25KHzの速度でクロッ
キングされるから、1ビットの周期は0.04msであ
り、8ビットからなる1バイトの周期は0.32msとな
る。マイクロプロセッサ22、EPROM27に記憶さ
れているマイクロプロセッサ22のプログラム、RAM
26に記憶されているデータ、マスター多重コントロー
ラ24およびモニター多重コントローラ24′の相互間
の信号授受は、SYSCLKによって決まる速度で行わ
れる。マイクロプロセッサ22とメモリ26,27との
間の相互通信は、一般的なデコード制御論理34によっ
て制御される。このデコード制御論理34には、第2図
に示すタイマー回路31と電源制御スイッチ回路35に
制御信号を与えるためのタイマーデコード論理も含まれ
ている。なお、タイマー回路31と電源制御スイッチ回
路35については後に詳述する。マイクロプロセッサ2
2は、タイマー31より約20ms間隔で与えられるマス
ク不可能の割り込み(NMI*)によって割り込まれ
る。ハードウエアのタイマー回路31には、第3図Bに
それぞれ示すような、8段の1/256分周カウンタ32,
33が含まれている。タイマー回路31からは20ms間
隔でタイミング信号が発生するが、この信号は第2図に
示されているNMI*信号発生用のパルス発生回路36
に与えられる。さらに、自動車のバッテリーケーブルに
接続するなどによって多重システム10に初期電源投入
を行った時に、一般的な電源投入リセット信号PUR
がブロック37として示された通常の回路から発生す
る。このPUR信号はパルス発生回路36にも入力す
る。
第2図、第3図Aおよび第3図Bから明らかなように、
マイクロプロセッサは8本の双方向データ線D−D
を用いて、メモリ26,27、マスター多重コントロー
ラ24およびモニター多重コントローラ24′に対し、
データを並列に入出力するようになっている。またマイ
クロプロセッサ22は、メモリ26,27、マスター多
重コントローラ24、モニター多重コントローラ24′
およびデコード制御論理24にアドレス信号を与えるた
めの16本のアドレス線A−A15を有する。マイクロ
プロセッサ22と、マスターおよびモニター多重コント
ローラ24および24′との間のデータバスは符号40
で示されており、これら各部分の相互間のアドレスバス
は符号42で示され、A−Aから成る。マイクロプ
ロセッサ22とマスターおよびモニター多重コントロー
ラ24および24′には、別に5本の信号線RD*,W
R*,IORQ*,M1,およびINT*が設けられて
いる。マイクロプロセッサ22は、メモリ25また多重
コントローラ24,24′などの入出力装置からデータ
を読む必要が生じた時にRD*信号を発行する。多重コ
ントローラ24,24′のうち、マイクロプロセッサ2
2によってアドレス指定された側は、多重コントローラ
24,24′からデータをデータバス40にゲートさせ
るためにRD*信号を発行する。マイクロプロセッサ2
2によって与えられるWR*信号は、アドレス指定され
たメモリ26,27または入出力装置である多重コント
ローラ24,24′に格納すべき有効なデータが、デー
タバス40に保持されていることを示す。IORQ*信
号は、入出力のリードまたはライト動作のための有効な
入出力アドレスが、アドレスバス42に乗っていること
を示す。割り込みが受け付けられている時には、割り込
み応答ベクトルをデータバス40に乗せることができる
ことを示すために、IORQ*信号もM1*信号と一緒
に発生する。M1*信号は、マイクロプロセッサ12の
現在のサイクルが命令実行のOPコード取り出しサイク
ルであることを示す。また前述のように、M1*信号
は、割り込み受け付けサイクルを表示する。INT*信
号は、マスター多重コントローラ24のように、マスタ
ーモードで動作中の多重コントローラから発生する信号
の一つであり、これは割り込み要求中にマイクロプロセ
ッサ22に与えられる。マイクロプロセッサ22は、実
行中の命令が終了した時に割り込み要求を受け付ける。
マイクロプロセッサ22はさらに、MREQ*信号を発
行する。このMREQ*信号は、RAMとEPROMの
デコード回路およびNMI*パルス発生器に与えられる
ものであり、アドレスバスにメモリ読み出し動作または
メモリ書き込み動作のための有効なアドレスが保持され
ている時に、ROMまたはRAMのいずれを選択し、ま
たNMI*発生器よりNMI*入力にパルスを供給させ
る。
第3図Bから明らかなように、マスター多重コントロー
ラ24およびモニター多重コントローラ24′は、それ
ぞれのアドレスを設定するため、すなわち布線するため
のアドレス入力線ADDCMP1−7を有する。マスタ
ー多重コントローラ24については、ADDCMP1−
7のうちADDCMP4は+5VC(論理1)に接続さ
れているが、それ以外は接地(論理0)されている。モ
ニター多重コントローラ24′の場合も同様であるが、
ADDCMP4は論理0とされ、ADDCMP5は論理
1とされている。したがって、マスター多重コントロー
ラ24とモニター多重コントローラ24′は、マイクロ
プロセッサ22との通信の際にそれぞれ識別可能であ
る。
マスター多重コントローラ24とモニター多重コントロ
ーラ24′は、それぞれPUR信号を受けるMR入力
を有する。このMR入力は、後述するようにして得られ
るPUR信号を受け、各多重コントローラ24,2
4′の内部の制御レジスタおよびタイミングのリセット
初期化を行うものである。
ここで、多重システム10の動作プロトコル、特に多重
コンピュータ10と遠隔多重コントローラ14との間の
直列データ多重処理について説明する。ROM27に格
納されているプログラム命令のルーチンに従って、マイ
クロプロセッサ22は各遠隔多重コントローラを走査し
て、いずれの入力スイッチが操作されているか(操作さ
れている場合)を確認し、次に該当する負荷に対する必
要な出力制御操作を実行する。この制御を実行するため
に、マイクロプロセッサ22(普通、アドレスおよびデ
ータを並列に入出力する)は、マスター多重コントロー
ラ24を用いて、各遠隔多重コントローラ14に対して
発行されたアドレスおよびコマンドを直列データ形式に
変換し、次に遠隔多重コントローラ14により発行され
た直列化アドレスおよび応答データを並列形式に再変換
して、並列データバス40によりマイクロプロセッサ2
2に送る。前述したように、多重コンピュータ12と遠
隔多重コントローラ14との間の通常の通信の場合、第
5図の(B)に示すごとく、まずSYNCバイトが発行
され、それに続いてアドレスバイト、コマンドバイトお
よびエラーチェック(CRCバイト)が、メッセージと
してマスター多重コントローラ24から特定の遠隔多重
コントローラ14へ送信される。その後、その指定され
た遠隔多重コントローラ14は、多重データ線16を通
じてアドレスバイト、応答バイトおよびエラーチェック
(CRC)バイトによって応答する。マスター多重コン
トローラ24から送られたアドレスバイトには、その遠
隔多重コントローラ14内の選択された側半分のアドレ
スが含まれている。コマンドバイトは、指定された遠隔
多重コントローラに対し外部スイッチの操作によって与
えられた様々な入力信号を返すように指示し、および/
または、その遠隔多重コントローラの選択された側半分
に接続されている出力負荷装置に対する出力制御信号を
発生するように指示するものである。アドレスバイトお
よびコマンドバイトを用いて巡回冗長エラーチェックが
行われ、エラーチェックバイトが生成される。このエラ
ーチェックバイトは、指定された遠隔多重コントローラ
へ伝送される。応答する遠隔多重コントローラ14は、
恐らくマスター多重コントローラ24によって指定され
たものであり、その応答データは当該遠隔多重コントロ
ーラのアドレスを示すアドレスバイトから始まる。この
アドレスバイトの後に、当該遠隔多重コントローラによ
る受信コマンドメッセージに対する応答を示す応答バイ
トが続く。通常、応答バイトは、様々な入力スイッチの
状態および出力負荷の駆動状態を示す。ここでスイッチ
入力および/または出力負荷の状態は普通、ラッチされ
たスイッチ入力および負荷出力の駆動応答をサンプリン
グをすることによって判定される。通常、応答バイトに
は、当該遠隔多重コントローラがそれ自体のマスター多
重コントローラ24からの受信メッセージに関するエラ
ーチェックを終了し、同メッセージのエラーチェックバ
イトと“一致”したか否かも表示される。最後に、遠隔
多重コントローラ14から送られたエラーチェックバイ
トは、回答メッセージ内のアドレスバイトおよび応答バ
イトを用いてCRC技法により計算される。マスター多
重コントローラは、遠隔多重コントローラからの回答に
ついてエラーチェックを行う。このような各処理の後
に、バス待ち時間の期間が存在することがある。この待
ち時間期間においてはオール“1”を送出しながら、マ
イクロプロセッサ22からの次の命令を待つ。
ここで、第4図を参照して、マスター多重コントローラ
24とモニター多重コントローラ24′についてさらに
説明する。マスター多重コントローラ24とモニター多
重コントローラ24′は同一構成であるから、それぞれ
本発明に従って別々の動作を行うものであるが、第4図
では一方だけを示し説明する。そこで、まずマスター多
重コントローラ24の見地から説明し、次にモニター多
重コントローラ24′の見地から説明する。さらに第1
図においては、バス15、およびそのMUXDATA
(多重データ)線16とMUXCLK(多重クロック)
線17は、それぞれ両端に矢印が付けられているが、実
線の矢印が現在説明中の構成における信号の流れを示
し、破線の矢印がその逆の構成を示している。
多重コントローラ24,24′に対して電源が初期投入
されると、それらの初期状態はモニターの状態になる。
すなわち、多重コントローラ24、24′は両方とも受
信モードになり、直列データ線16にSYNCバイトが
ないか調べる。多重コントローラ24をマスター状態に
切り換えるには、その8ビットの制御レジスタ46をプ
ログラムしなければならない。このプログラミングは、
マイクロプロセッサ22によって次のように行われる。
即ち、マイクロプロセッサ22はアドレスバス42を用
いて多重コントローラ24をアドレス指定し、アドレス
比較論理48において、そのアドレスと入力ADDCM
P1−7に設定された装置アドレスと比較する。マイク
ロプロセッサより送られたアドレスのAビットが1な
らば、CNTLCOMP信号が制御レジスタ46に対し
て発行され、その結果、マイクロプロセッサ22がライ
ト動作(WR)を実行している時に、データバス40か
ら制御データが制御レジスタ46に入る。制御レジスタ
46をマスター多重機能用にプログラミングするには、
制御レジスタのビット4を1にセットして、多重コント
ローラの内部論理をリセットする。これが完了すると、
このビット4は自動的にリセットする。制御レジスタ4
6のビット2が1にセットされ、データバス40の次の
バイトがベクトルアドレスレジスタ50に書き込まれ
る。これを完了すると、ビット2は自動的にリセットす
る。多重コントローラをマスターとして動作させるに
は、制御レジスタのビット0,1および3を1にセット
しなければならない。特に、ビット0が1の場合、多重
コントローラはマスターとなるが、そうでない場合には
モニターとなる。ビット1が1の状態においては、多重
クロックMUXCLKがバス15の線17に送出され
る。ビット3が1の場合には、割り込み論理52が動作
可能状態になる。ビット5,6および7は使用されない
ので、任意の状態にプログラムしてよい。
多重コントローラ24をマスター多重コントローラとし
て動作させるように制御レジスタ46をプログラミング
した後、多重コントローラ24はマイクロプロセッサ2
2により再びアドレス指定され、該当するデータバイト
(アドレスバイト)を多重レジスタ54に書き込む動作
により多重動作が始動される。Aが論理0のときに、
多重レジスタ54にデータを入力するためのアドレス比
較が論理48において成立し、ライト(WR)動作中に
データが多重レジスタ54に入力される。そして、アド
レスバイトが多重レジスタ54に書き込まれると、マス
ター多重コントローラ24はSYNCキャラクタすなわ
ちバイト(00010110)を直列バス16へ送出し
始める。このSYNCバイトはSYNCレジスタ56か
ら送出される。マスター多重コントローラ24から伝送
されるSYNCバイトとそれに続くデータバイトとの同
期化は、一般的な同期回路58によって行われる。この
同期回路58は、カウンタ論理60から同期制御信号S
YNCを与えられる。このカウンタ論理60は、25KH
zのMUXCLKに応答して、SYNC信号の位相を調
整する。データ線16へのSYNCバイトの伝送を終了
すると、レジスタ54に格納されているアドレスバイト
がレジスタ62によって並列直列変換されて、同期回路
58を介しSYNCバイトに続けて直列バスに自動的に
送出される。その後、割り込み信号INT*が発生す
る。
この割り込み信号INT*は、マイクロプロセッサ22
に対して現在の処理を中止し、多重コントローラ24の
サービスを行うように要求する。カウンタ論理60から
TINTRQ信号が出て割り込み判定論理64に印加さ
れ、さらに、そこから割り込み要求信号として割り込み
レジスタ論理50に与えられ、信号INT*としてマイ
クロプロセッサ22へ伝達される。マスター多重コント
ローラ24によって割り込みが要求された後の或る時点
で、マイクロプロセッサ22は“割り込み応答”(MI
*およびIORQ*)を送出する。この期間に、マスタ
ー多重コントローラ24の割り込みレジスタ論理52
は、割り込み要求中の優先順位が最高の装置を決定す
る。ここで決定される装置とは簡単に言えば、割り込み
イネーブル入力IEIが論理1で、割り込みイネーブル
出力IEOが論理0となっている装置である。第3図B
から明らかなように、マスター多重コントローラ24の
IEI入力は+5Vに接続され、またIEO出力はモニ
ター多重コントローラ24′のIEI入力と接続されて
いる。割り込みレジスタ論理52は、IEI入力が論理
1の時には、他の優先順位の高い装置はマイクロプロセ
ッサ22の割り込み処理ルーチンによるサービス中では
ないと判断するように構成されている。また、割り込み
レジスタ論理52から出るIEO信号が論理1になるの
は、多重コントローラのIEI入力が論理1で、かつマ
イクロプロセッサ22がその多重コントローラからの割
り込みを処理していない場合だけである。従って、マイ
クロプロセッサ22がその多重コントローラからの割り
込みを処理している時には、その多重コントローラのI
EO信号は論理0であるので、それにつながっている他
の多重コントローラのIEI入力は論理0にされ、かく
して後者の多重コントローラの割り込み処理の優先順位
が下げられる。このような割り込み順位のディジーチェ
ーンを安定化させるために、M1*がアクティブ(0)
の時には、多重コントローラの割り込み要求ステータス
の変化が抑止される。最高順位の多重コントローラは、
“割り込み応答”の期間に、割り込みベクトルアドレス
レジスタ50の内容をデータバス40に乗せる。マスタ
ー多重コントローラは、その割り込みが受け付けられる
と“サービス中”の状態になる。この多重コントローラ
のIEOは、割り込みリターン命令(RETI=ED
4D)が実行されるまでLOW状態を保ち、一方この
多重コントローラのIEIは論理1である。割り込み要
求が受け付けられない場合、多重コントローラ24がO
Pコード“ED”をデコードしてから、M1*の1サ
イクル期間IEOはHIGHにされる。このような動作
により、2バイトのRET1命令が適当な多重コントロ
ーラによって確実にデコードされるようになる。
マイクロプロセッサ22は割り込みを受けた時に、1バ
イト時間(0.32ms)でコマンドバイトを多重レジス
タ54に書き込む。もし、多重レジスタ54にデータが
書き込まれる前にこの時間が経過してしまった場合は、
直列バス16上のアドレスバイトに続くでデータは無効
となる。アドレスバイトの場合と同様に、レジスタ54
からコマンドバイトが並直/直並変換レジスタ62を経
由し、データ多重化同期回路58、CRCデータ多重ゲ
ート66および送信回路68を通って直列データ線16
へ出力される。
レジスタ62から直列のアドレスバイトおよびコマンド
データバイトが直列データ線16に読み出されている間
に、それらのバイトはSDATA♯2線を通じて排他的
論理和ゲート70にも送られる。この排他的論理和ゲー
ト70の出力は、CRC計算レジスタ72の1つの入力
段に接続されている。この排他的論理和ゲート70は、
CRC計算レジスタ72の選択された1つの出力を他方
の入力に与えられ、前述の米国特許出願(出願番号第46
9,591号)に述べられているところに従いCRC計算機
能を遂行する。コマンドバイトの伝送直後に、CRC計
算レジスタ72にCRCバイトがすでに生成されてお
り、このCRCバイトはCRCデータ多重ゲート66を
通じて直列に読み出される。この時には、CRCデータ
多重ゲート66は、カウンタ論理60からのCRCワー
ド選択信号CWSによってイネーブルされている。
上記送信モードを完了すると、マスター多重コントロー
ラ24は直ちに受信モードに自動的に切り替わる。この
受信モードにおいては、Remux(遠隔多重コントロ
ーラ)アドレスバイトが最初のキャラクタとして受信さ
れ、その後に割り込みが起こって、そのバイトの読取時
刻である旨がマイクロプロセッサに通知される。そうす
るとマイクロプロセッサは、0.32msの時間でそのア
ドレスバイトを読み込む。その後、このアドレスバイト
は無効となる。マスター多重コントローラ24により線
16から受信されたデータは、まず受信バッファ回路7
4に入り、次に論理ゲート回路76を通じて直列並列レ
ジスタ62に送られる。論理ゲート回路76に入力され
る送信/受信制御信号TLRECNTLは、受信データ
RDATAが並直/直並変換レジスタ62に送られるよ
うにし、またこのデータが排他的論理和ゲート70の1
つの入力に送られ、受信モード期間にCRCバイト計算
に使用されるように制御するものである。
受信モードにおいては、2番目のバイトはRemux
(遠隔多重コントローラ)応答バイトであり、これは遠
隔アドレスバイトと同一の手順で受信される。この場合
も割り込みが生じ、マイクロプロセッサ22に有効なデ
ータを読み取り得ることを知らせる。マスター多重コン
トローラ24によって最後に受信されるバイトは、遠隔
多重コントローラのCRCバイトである。このCRCバ
イトは、受信モード期間の受信データストリームからC
RC計算レジスタ72によって生成されたバイトと比較
される。この2つのCRCバイトが一致する場合には、
マスター多重コントローラのステータスレジスタ78の
ビット0は0となる。一方、2つのCRCバイトが一致
しない場合は、ステータスレジスタ78のビット0は1
となる。また、割り込みが再び発生し、ステータスレジ
スタの読み取りをマイクロプロセッサ22に指示する。
ステータスレジスタ78の読み込みがなされると、この
ステータスレジスタ78はリセットされる。ステータス
レジスタ78のビット0の状態は遠隔多重コントローラ
からのCRCが正しいか誤っているかを示すが、さらに
ビット1の状態は送信モードと受信モードの何れの動作
であるかを示し、ビット2の状態は後述のようにモニタ
ーモードで動作している場合におけるCRC比較の成否
を示す。ビット3の状態は、後述のモニターモードで動
作中に、マスター多重コントローラと遠隔多重コントロ
ーラのアドレスが一致するか否かを示す。ビット4の状
態は、送信が終了したか否かの識別に用いられる。
ステータスレジスタ78が読みとられてリセットされる
と、マスター多重コントローラ24は再び送信モードに
切り替わり、“1”のビット列を直列バス16に送出し
ながら、次の通信を開始させるためのマイクロプロセッ
サ22からの信号WR*を待つ。
第5図の(A)から(L)のタイミング図を参照し、前
述の動作のタイミングと、マスター多重コントローラ2
4によって実行される1回の通信の各部分との関連につ
いて説明する。第5図の(K)からわかるように、送信
モード期間においては割り込みは1回しか発生しない
が、受信モードにおいては3回の割り込みが発生する。
また第5図の(E)に示すように、並列データを並直直
並変換レジスタ62にロードするための制御信号DLO
ADは、送信モード期間においてはアドレスバイト、コ
マンドバイトおよびCRCバイトのそれぞれの始めに発
生するのに対し、受信モード期間において直列データか
ら並列データに変換するためにアドレスバイト、応答バ
イトおよびCRCバイトの終わりに発生する。マスター
多重コントローラ24によって受信されたCRCバイト
の正誤判定は、通信の最後のCRCバイトの終わりで信
号CRCOK?(第5図の(I))によってなされる。
マスターアドレス/受信アドレスの比較信号M/RCO
MP?は、受信モード期間に遠隔多重コントローラのア
ドレスを受信し終わった時点で発生する。しかし、この
機能は、後述するようにモニター多重コントローラ2
4′しか遂行しない。
さて、モニターモードの多重コントローラの動作、すな
わちモニター多重コントローラ24′の動作について説
明する。このモニターモードになるのは、電源投入によ
り初期化される時、または制御レジスタ46のビット
0,3に0を書き込んだ場合の何れかである。モニター
モードにおいては、多重コントローラは受信機としてだ
け働き、マイクロプロセッサ22に対する割り込みは全
く発生しない。また、信号INT*はトライステートに
なる。ある多重コントローラがモニター多重コントロー
ラ24′として確定した後、制御レジスタ45のビット
0の出力線(バス受信制御)BUSLCNTLは、マス
ター/モニター選択回路80を制御用即ちゲート用信号
MONLYを発生させるように制御する。この信号MO
NLYは、多重コントローラをマスター多重コントロー
ラとして動作させるときには1となり、モニター多重コ
ントローラとして動作させる時には0となる。MONL
Y信号は、多重コントローラがマスターとモニターの何
れに割り付けられるかによって動作モードが異なるマス
ター/モニター多重回路部分に与えられる。多重コント
ローラがモニター多重コントローラ24′として割り付
けられた時には、その多重コントローラは受信機として
だけ動作するので、“SYNCサーチ”状態となり、直
列データ線16の“下流”端でSYNCバイトの受信を
待機する。SYNCバイトが受信されると、それはSY
NC検出論理63によって認識され、モニター多重コン
トローラは初期化され、直列バスより後続の3バイトを
受け付け可能になる。SYNCバイトの後で最初に受信
されるバイトは、マスター多重コントローラにより送信
されたRemuxアドレスである。このアドレスバイト
は、後に、応答する遠隔多重コントローラ14より送ら
れるアドレスバイトと比較するため、データバッファで
ある多重データレジスタ54に格納される。また、この
アドレスバイトは、論理ゲート回路76および排他的論
理和ゲート70を介して、CRC計算レジスタ72へ送
られる。次に受信するバイトは、マスター多重コントロ
ーラ24からのコマンドバイトであり、これは論理ゲー
ト回路76および排他的論理和ゲート70を介し、モニ
ター多重コントローラのCRCバイトの値を決定するた
めにCRC計算レジスタ72に入力される。3番目に受
信されるバイトは、マスター側のCRCバイトである。
このCRCバイトも、論理ゲート回路76および排他的
論理和ゲート70を介してCRC計算レジスタ72へ送
られ、前記CRCバイトと一致するか否か判定される。
CRCバイトが一致する場合は、ステータスレジスタ7
8のビット2は0にセットされ、一致しない場合はステ
ータスレジスタ78のビット2に1がセットされる。こ
のような動作を終わると、CRC計算レジスタ72は自
動的にクリアされる。
モニター多重コントローラ24′によって4番目に受信
されるバイトは、応答中の遠隔多重コントローラ14よ
り送られたアドレスバイトである。このアドレスバイト
は、マスター多重コントローラ24から前に送られて現
在多重データレジスタ54に格納されているアドレスバ
イトと比較される。この2つのアドレスバイトの比較は
アドレス比較論理84によって行われるが、このアドレ
ス比較論理84は、多重コントローラがモニター多重コ
ントローラ24′として動作している場合に限り活動状
態となるものである。この2つのアドレスバイトが一致
する場合は、ステータスレジスタ78のビット3は0に
セットされる。一致しない場合はステータスレジスタ7
8のビット3に1がセットされる。モニター多重コント
ローラ24′によって4番目に受信されたバイトは、論
理ゲート回路76および排他的論理和ゲート70を通じ
てCRC計算レジスタ72に入力され、CRCバイトの
決定に用いられる。モニター多重コントローラ24によ
って5番目に受信されるバイトは、応答中の遠隔多重コ
ントローラ14により発行された応答バイトである。こ
の応答バイトは、CRCエラーバイトの決定のために、
論理ゲート回路76および排他的論理和ゲート70を通
じてCRC計算レジスタ72に入力される。
モニター多重コントローラ24′が5番目に受信するバ
イトは、応答中の遠隔多重コントローラ14より送られ
たCRCバイトである。このCRCバイトは論理ゲート
回路76および排他的論理和ゲート70を通過し、CR
C計算レジスタ72に格納されているCRCバイトと比
較される。遠隔多重コントローラから伝送されたCRC
バイトが、モニター多重コントローラ24′の内部で計
算されたCRCバイトと一致する場合は、0がステータ
スレジスタ78のビット0にセットされるが、不一致の
場合は、ステータスレジスタのビット0に1がセットさ
れる。このような処理が完了すると、再びSYNCサー
チモードとなり、新たな動作を開始可能となる。
モニター多重コントローラ24′は、マイクロプロセッ
サ22に対して割り込みを発生することはできないが、
その代わりマイクロプロセッサは各処理の後、モニター
多重コントローラ24′に照会し、モニター多重コント
ローラによって行われたアドレスチェックおよびCRC
チェックの結果が、マスター多重コントローラ24と遠
隔多重コントローラ14との間の伝送が正しく行われた
ことを示しているか否かを確認する。これらのチェック
の一方または両方がエラーを示している場合は、マイク
ロプロセッサ22は様々な修正処理を実行することがで
きる。
多重コンピュータ12による多重システム10の集中制
御を詳しく説明する前に、1つの遠隔多重コントローラ
14を代表として取り上げ、その回路について第1図お
よび第6図を参照し幾分詳しく説明する。まず第6図を
参照して説明する。この図には、代表として選んだ1つ
の遠隔多重コントローラ14が機能ブロック図として示
されている。遠隔多重コントローラは、ここで説明する
必須機能を果すように構成したLSIゲートアレイ論理
である。各遠隔多重コントローラ14は、並列“T”接
続を介して多重バスループ15の4本の線16−19の
それぞれと接続される。+5V線および接地線も当然設
けられているが、図示されていない。遠隔多重コントロ
ーラ14を多重データ線と接続する双方向データ線は符
号16′によって示されており、遠隔多重コントローラ
をMUXCLK線17と接続する線は符号17′で示さ
れている。線17′にはMUXCLKのバッファリング
用回路120が設けられている。同様に線16′には、
受信バッファ回路121および送信バッファ回路122
が互いに逆向きに接続されている。線16′の入力デー
タおよび線17′のMUXCLKは、それぞれ8ビット
の直並/並直変換シフトレジスタ125に入力される。
このシフトレジスタ125は、制御信号CRTLに応じ
て、データを一方の形式から他方の形式に変換するため
のものである。第6図において用いられている制御信号
CRTLは、制御論理128によって与えられるもので
あり、様々な制御機能を有する。以下、その各種制御機
能について説明する。多重バス15に接続された各遠隔
多重コントローラ14は、マスター多重コントローラ2
4からのSYNCバイトの受信を待つ。このSYNCバ
イトは、その後に特定の遠隔多重コントローラ14に宛
てた、またはそうでない通信が続く事を示す合図として
扱われる。SYNCバイトは多重データ線16′により
受信され、レジスタ124に入ってバス130を介し並
列に制御論理128に入力する。この制御論理128
は、SYNCバイトのパターンを認識すると制御信号を
発生する。その結果、各遠隔多重コントローラ14は同
期がとられ、マスター多重コントローラ24からの通信
データの次のバイトを受信する。このバイトは、特定の
遠隔多重コントローラ14のアドレスを含むアドレスバ
イトである。
各遠隔多重コントローラ14は、予め割り当てられた別
々のアドレスをアドレスラッチ回路132に格納してい
る。このアドレスラッチ回路132と、そこにアドレス
を予めプログラムすることに関しては後に詳しく説明す
る。直列データ線16′を通じて受信されたアドレスバ
イトは、制御論理128により、予めアドレスラッチ回
路132に格納されているRemuxアドレスと比較さ
れる。このアドレスが一致するのは、遠隔多重コントロ
ーラ14の中のだた1つについてだけであり、従って、
それ以外の遠隔多重コントローラは当該通信のこの時点
以降に関しては実質的に関与しなくなる。しかし、実際
にアドレス指定された遠隔多重コントローラ14につい
ては、双方向データ伝送が継続する。
マスター多重コントローラ24からのアドレスバイトの
受信期間に、マスター多重コントローラ24およびモニ
ター多重コントローラ24′の場合に説明した手順によ
り、アドレスバイトはCRCデータ多重回路134およ
び排他的論理和ゲート136を介してCRC計算検査回
路138に入力される。ある遠隔多重コントローラ14
が指定中の特定の遠隔多重コントローラであると判定さ
れると、次の入力バイト即ちコマンドバイトも、CRC
データ多重回路134および排他的論理和ゲート136
を通じてCRC計算検査回路138に入力される。直並
/並直変換シフトレジスタ125は、コマンドバイトの
8ビットをA側またはB側のラッチ出力回路140Aま
たは140Bに入力し、付加的なデコードの後にラッチ
させる。またコマンドバイトは、一定の幾つかの制御動
作、例えばA側またはB側スイッチの読み取り、必須ス
イッチの読み取り、診断バイトの読み取りを行うため
に、バス134を介して制御論理128に入力される。
前に述べたように、各遠隔多重コントローラ14は2つ
の部分、即ちA側とB側に分けられている。特定の遠隔
多重コントローラ14は、それ以外の遠隔多重コントロ
ーラ14に対し固有な一つのアドレスを持っているが、
特定の遠隔多重コントローラのA側とB側の識別はアド
レスの最下位ビットが偶数であるか奇数であるかによっ
て為される。最下位ビットが偶数ならばある遠隔多重コ
ントローラ14のA側を指定しており、最下位ビットが
奇数ならばその遠隔多重コントローラのB側を指定して
いる。制御論理128の内部論理で最下位ビットの奇偶
判定を行うことができるので、アドレスラッチ回路13
2はアドレスの最下位ビットを除く7ビットを出力する
だけでよい。アドレスバイトとコマンドバイトが遠隔多
重コントローラ14によって受信された時には、CRC
計算検査回路138にCRCの計算値が求められてい
る。次に受信されるバイトは、マスター多重コントロー
ラ24より送信されたCRCバイトであり、これはCR
Cデータ多重回路134および排他的論理和ゲート13
6を介してCRC計算検査回路138に入力され、2つ
のCRCバイトの一致判定が行われる。この2つのCR
Cバイトが一致しない場合は、既に受信されているコマ
ンドバイトは実行されない。しかし、CRCが一致した
場合は、以下のコマンドの中の1つが実行される。
(1)A側のチャタリング抑圧後のすべてのスイッチ入
力を送信する。
(2)B側のチャタリング抑圧後のすべてのスイッチ入
力を送信する。
(3)偶数アドレス用の診断バイトを送信する。
(4)奇数アドレス用の診断バイトを送信する。
(5)B側のチャタリング抑圧がなされていないスイッ
チ入力を送信する。
(6)A側またはB側の特定の出力線に1を出力する。
(7)A側またはB側の特定の出力線に0を出力する。
(8)A側またはB側の8本の出力線すべての1に出力
する。
(9)A側またはB側のすべての出力線に0を出力す
る。
これらのコマンドを実行するには、直列のコマンドバイ
トを並列データに変換してバス130を介し制御論理1
28に入力することにより、A側またはB側のラッチ出
力をある特定の状態に設定する必要がある。すなわち、
ゲート回路142が、A側のチャタリング抑圧スイッチ
レジスタ回路144A、B側のチャタリング抑圧スイッ
チレジスタ回路144B、または必須スイッチレジスタ
回路146の何れかから与えられる入力スイッチ状態
を、並列バス148を介して並直/直並変換シフトレジ
スタ125へ伝達できるような状態に、A側またはB側
のラッチ出力回路を設定する必要がある。さらに、制御
論理128の制御信号CTRLは、シフトレジスタ12
5を特定の診断バイトを送出するような状態に制御する
こともある。
マスター多重コントローラ24と遠隔多重コントローラ
14との間のハンドシェイク処理の応答部分は、応答中
の特定の遠隔多重コントローラ14、さらにそのA側ま
たはB側を識別するアドレスバイトから始まる。このア
ドレスはアドレスラッチ回路132および制御論理12
8から得られ、これはシフトレジスタ125に並列にロ
ードされ、直列線150にシリアルにシフトアウトさ
れ、送信バッファ回路122を介して多重データ線1
6′へ送出される。このように遠隔多重コントローラの
アドレスを返送する期間に、このアドレスは前述のよう
な手順でCRCデータ多重回路134おび排他的論理和
ゲート136を介してCRC計算検査回路138にも入
力される。遠隔多重コントローラ14により次に送信さ
れる応答バイトは、既に受信されたコマンドバイトに対
して遠隔多重コントローラによりなされた応答を示すよ
うに様々にコード化される。例えば、A側またはB側の
チャタリング抑圧スイッチ入力(144Aまたは144
B)、もしくは必須スイッチレジスタ回路146から与
えられる非チャタリング抑圧B側スイッチ入力の何れか
が要求された場合には、8ビットの応答バイトの各ビッ
トが8つの入力スイッチの対応する1つの入力状態を示
している。その他の前述の各コマンドに対する応答は、
それぞれ指令された出力動作がなされた旨の肯定応答を
示すように符号化された固有の8ビットのバイトであ
る。後者に関しては、出力ラッチが監視されて、それら
が指令された状態に設定済みであること判定され、そし
て了解を示すコードが作成されて送信される。アドレス
バイトの場合と同様ように、応答バイトはシフトレジス
タ125で作られ、線150に直列にシフトアウトさ
れ、線16に送り出される。同様に、応答バイトはCR
C計算検査回路138に入力され、回路CRCバイトが
決定される。このCRCバイトが組立てられると、この
CRCバイトはバス152、ゲート回路122およびバ
ス148を介して並列にシフトレジスタ125に入力さ
れ、線150を介して多重データ線16′へ直列伝送さ
れる。遠隔多重コントローラ14からのCRCバイト伝
送が終了すると、その通信は完了し、その遠隔多重コン
トローラは、マスター多重コントローラ24からの次の
SYNCバイト、および特に当該遠隔多重コントローラ
のアドレスの受信を待つ状態に戻る。言うまでもなく、
遠隔多重コントローラには、電源投入の度に内部回路を
リセットするための電源投入リセット回路(図示せず)
設けられている。
遠隔多重コントローラ14へのスイッチ入力信号の供給
に関して、本発明の一態様を第6図、第7図および第8
図において説明する。第6図からわかるように、線1
7′にて受信されるMUXCLKは分周器137によっ
て1/128分周された後、内部線17″を介して、A側の
チャタリング抑圧スイッチレジスタ回路144Aおよび
B側のチャタリング抑圧スイッチレジスタ回路144B
へ与えられる。このレジスタ回路144A,144Bは
それぞれ、同期クロッキングされるチャタリング抑圧回
路を8個有する。このチャタリング抑圧回路は、単投ス
イッチから入力を受けて、遠隔多重コントローラの応答
バイト期間における伝送に関係する他の回路へチャタリ
ング抑圧信号を供給するものである。また第7図には、
必須スイッチレジスタ回路146に含まれている必須ス
イッチ入力146の1つが示されている。A側および
B側のチャタリング抑圧スイッチレジスタ回路144
A,144Bの各チャタリング抑圧回路は、それぞれ符
号144A,144Bで示されている。B側スイッ
チのそれぞれに関係するチャタリング抑圧回路144B
は、A側スイッチのチャタリング抑圧回路144A
と同一であるので、A側スイッチ用のチャタリング抑圧
回路144A1についてだけ詳しく説明する。単投スイッチ
を用いてディジタル論理系、特に同期クロッキングされ
る論理系に制御信号を入力する場合、1回のスイッチ操
作によってスイッチが多数回開閉し、それにより指示が
不正確にならないようにするために、スイッチ操作によ
って得られる信号に“チャタリング抑圧”を施すと効果
的である。図示の実施例においては、入力スイッチ16
0の多くは単極単投の瞬時接触型であるから、スイッチ
のチャタリング問題は重要である。したがって、このチ
ャタリング抑圧回路144Aは、単極または複数極の
単投スイッチの操作を検出して、遠隔多重コントローラ
14の内部回路またはそのたの同様回路で使用するため
の、ノイズのないチャタリング抑圧された同期化信号を
供給する用途に特に好適である。
単投スイッチ160の一方の端子161は接地され、他
方の端子は入力バッファ163を通じて排他的論理和ゲ
ート164の一方の入力に結合されている。+5Vが抵
抗器166を介して入力端子162に印加され、スイッ
チ160は常開状態中は、その入力側を論理1に保持さ
れる。ただし、チャタリング抑圧回路144Aは、常
閉の単投スイッチに対しても同様に適することは明らか
である。排他的論理和ゲート164の他方の入力には、
D−フリップフロップなどのラッチ170のQ出力が線
168を介して結合される。排他的論理和ゲート164
の出力は、線171を介してNANDゲート172とA
NDゲート174のそれぞれの入力に結合される。遠隔
多重コントローラ14の他の内部回路と同期をとるため
に、線17′を通じて遠隔多重コントローラに印加され
るMUXCLK信号は制御論理128によって処理さ
れ、A側入力の照会中に180°位相が異なるACLK
信号とACLK*信号が作られ、またB側入力の照会中
に互いに180°位相が異なるBCLKとBCLK*の
各信号がつくられる。BCLK信号は線175を介して
NANDゲート172のもう一つの入力に印加される。
NANDゲート172の3つ目の入力には、線176を
介してラッチ178のQ出力が供給される。ANDゲー
ト174の他方の入力は、D−フリップフロップなどの
ラッチ178のQ*出力が線179を介して供給され
る。ANDゲート174の出力は、線180を介してラ
ッチ178のD入力に結合される。ACLK*信号は線
181を介してラッチ178のCLK入力に与えられ
る。NANDゲート172の出力は線184を介してラ
ッチ170のCLK入力に与えられ、このラッチのQ*
出力は線185を介してそれ自体のD入力に結合され
る。最後に、随時発生するプリセット信号が、線186
を介してラッチ170,178の非同期クリア(AC)
入力に印加し得るようになっている。
次にチャタリング抑圧回路144Aの動作を説明する
が、その際、回路内の幾つかの点における信号波形を示
した第8図のタイミング図を主として参照する。第8図
の各タイミング波形は、第7図における対応する信号線
などの符号によって示されている。端子162に現れる
スイッチ160からの入力は、スイッチが駆動されるま
で通常HIGHとなるように表されており、スイッチ操
作と同時にこの入力はLOWとなる。しかし、スイッチ
のチャタリング(跳躍)により、Tの間、何回か交互
にHIGHおよびLOWの論理状態となる。この入力信
号162は排他的論理和ゲート164に印加されるが、
それにより得られるチャタリング抑圧出力信号168も
排他的論理和ゲート164に入力される。これら2つの
信号が等しい間、すなわち両方が1または0の間は、排
他的論理和ゲート164の出力171は論理0となり、
ラッチ178,170は変化しない。排他的論理和ゲー
ト164に入力される2つの信号が相違すると、その出
力171は論理1となる。その場合、排他的論理和ゲー
ト164の入力信号が相違する期間が、回路の捕獲時間
窓Tdb+Tを越えるならば、ラッチ178,170の
状態が変化する。ここで、TdbはACLK信号の立ち下
がり間隔である。またTは、スイッチ操作によりスイ
ッチ入力信号162が最初に立ち下がった時点からAC
LK信号が次に立ち下がる時点(またはACLK*信号
が立ち上がる時点)までの時間である。ACLK信号
は、前に言及したようにチャタリング抑圧回路用のクロ
ックであって、MUXCLKから作られる。このACL
K信号の立ち下がりは、入力データの遷移が要求される
MUXCLKのエッジと時間的に一致している。スイッ
チ160を操作するとスイッチ入力信号162変化する
が、その変化はACLKとは非同期に起こる。この入力
の非同期時間をTで表す。これは0かまたはそれより
大きいが、Tdbと等しいかまたは小さい。
排他的論理和ゲート164の出力に現れる信号171
が、スイッチ操作後の次のACLK周期の間、論理1状
態であると、ラッチ170のQの出力168は、そのC
LK入力に現れるクロック信号184により状態を反転
する。その結果、ラッチ170のQ出力168はスイッ
チ入力信号162と同じ論理状態であるので、排他的論
理和ゲート164の出力171は再び0になる。何れに
してもラッチ178は、スイッチ操作後の2つ目のAC
LK*パルスでクロッキングされる時に、Q出力176
を0に反転し、ANDゲート174と関連してスイッチ
入力信号162の次の変化を検出することになる。普
通、当該次の変化は、スイッチが開いて信号162が論
理1に戻ることである。しかし、その変化が起きるまで
の間隔は一般に、スイッチの構造およびその操作時間に
依存する。例えば、図ではスイッチ入力の波形162は
ACLKの2,3周期後にスイッチが開くように描かれ
ているが、そのスイッチが瞬時接触タイプで使用者がス
イッチを押し続けた場合には、スイッチ入力信号が復帰
するまでの間隔はさらに長くなる。また、さらに指でス
イッチを押すのを辞めても、スイッチは操作状態のまま
になる場合がある。この場合には、上記操作間隔はスイ
ッチを手動で開くまで続くことになろう。
以上の説明から明らかなように、捕獲時間Tdb+T
越えないスイッチ入力信号162の状態変化が、チャタ
リングなどによって生じても、ラッチ170の出力の1
68は反転しない。したがって、遠隔多重コントローラ
14の他の回路に誤った入力信号が入力することがなく
なる。このようになるのは、状態変化を起こすスイッチ
操作の後の2つ目のACLKパルスが生ずる前に、排他
的論理和ゲート164の出力信号171が論理0状態に
復帰するからである。
このように、チャタリング抑圧回路144Aの出力1
68はノイズのないチャタリングが抑圧された入力信号
であり、ANDゲート190などの論理に与え、A側入
力スイッチの照会中に供給されるゲート信号192によ
って、遠隔多重コントローラ14の他の関連部分へAN
Dゲート190を通じ送ることができる。前に述べたよ
うに、B側の各スイッチ入力に対するチャタリング抑圧
回路144Bも、以上説明した所と同様である。
以下に、本発明のもう1つの特徴を詳細に説明する。入
力スイッチの幾つかは、所謂“必須”機能に関係する。
このような必須機能の例としては、前照灯および尾灯な
どの外部照明、警告灯、キーレス乗車システムなどがあ
る。多重システム10の様々な部分が、後述する本発明
の実施態様による“睡眠”モードにされる場合があるの
で、チャタリング抑圧回路144A,144Bだけ
を用いるチャタリング抑圧動作と入力信号のラッチ動作
のために必要なACLK,BCLKなどのクロック信号
を、供給することができない場合がありうる。従って、
“必須”入力スイッチは、第6図に示す必須スイッチレ
ジスタ回路146にも入力できるようになっている。こ
の必須スイッチレジスタ回路の1つが第7図に符号14
として詳しく示されている。説明の便宜上、本シス
テムのすべての必須スイッチがB側入力に関連している
とする。従って、第7図のあるB側入力スイッチからの
スイッチ入力信号162は、線194を介して1つの必
須スイッチレジスタ146に伝達される。すなわち、
一般的なラッチ回路を構成するように交差結合された一
対のNANDゲート195、196の一方の入力に与え
られる。このレジスタ146の他方の入力は、リセッ
ト信号RSTESW*であり、これはこのレジスタを照
会後にリセットするために線197を介して与えられ
る。必須スイッチレジスタ回路146の出力信号はリ
ード線198に現れ、スイッチ操作に従って保持され照
会されるのを待つ。
本発明のもう1つの特徴は、集積ディジタル素子を自動
的に自己アドレッシングするための技術および回路を備
えていることである。さらに詳細には、この自己アドレ
ッシング回路は、入出力に利用可能なパッケージ・ピン
が重要な関心事となる大規模集積回路に特に好適であ
る。現在説明している多重方式10の例においては、各
遠隔多重コントローラ14を構成するLSIゲートアレ
イについて、そのような状況が存在する。したがって本
発明にあっては、A側ラッチ出力140Aの出力に用い
られるのと同じ入出力ポートを利用して、遠隔多重コン
トローラ14のアドレスラッチ回路132に(第6図)
にアドレスを設定するようにしている。図においては、
ラッチ132にアドレスは7ビットしか入力されず、一
方、ラッチ出力回路140Aの出力用にはピンが8本設
けられているが、このピンの全数すなわち8本を、この
出力回路およびアドレス入力回路で利用できることは当
然である。第9図には、例えば遠隔多重コントローラ1
4としての集積回路素子に実際に設けられている信号ピ
ンにおいて、デジタル制御出力および様々のアドレス入
力を時分割するための回路が一般化されて示されてい
る。N本の入出力ピン200が、データの時分割出力お
よびアドレスの時分割入力に利用されると仮定する。こ
の場合、以下に述べるアドレス共通バスとして、もう1
本の入出力ピン201を用意する必要がある。抵抗器2
02およびコンデンサ204から成る一般的な外部電源
投入リセット回路は、電源投入リセット信号PORを発
生する。この電源投入リセット信号PORは、遠隔多重
コントローラ14に対する一般的な入力信号であり、そ
のために一般に設けられているピン206を介して入力
され、インバータ208によって整形反転された後、リ
セット信号210として遠隔多重コントローラ14とし
ての集積回路内の他の様々な部分へ送られる。また信号
210はトライステート素子212のイネーブルゲート
入力に印加される。このトライステート素子212の入
力は接地点(論理0)に接続され、出力は線214を介
してアドレス共通入出力ピン201に接続される。リセ
ット信号210の反転信号は、インバータ218の出力
線216に得られる。
A側ラッチ出力回路140Aは8個のラッチ220から
成り、またアドレスラッチ回路132は7個のアドレス
ラッチ222から成る。従って、第9図においては、A
側出力用の各D−フリップフロップ・ラッチ230は、
各D−フリップフロップ・アドレスビット・ラッチ23
2とグループにして、破線のブロック220,222で
囲んで示している。この各機能ブロック220,222
には、トライステートの反転送信出力回路240、およ
び一般的構成の非トライステート反転受信入力回路24
2から成る送受信器が設けられている。出力ラッチ23
0のQ*出力は反転送信出力回路240に入力され、同
回路240の出力は対応する1つの入出力ピン200に
送られて対応するリードを通じ対応する外部の負荷回路
(図示せず)へ送られる。同様に、反転受信入力回路2
42の入力は同じ入出力ピン200に接続され、その反
転出力はアドレスラッチ232のD入力に接続される。
線216に現れるRESET*信号は、各出力ラッチ2
30の電源投入リセット(PRST)入力に与えられ、
また各アドレスビット・ラッチ232のクロック(C
K)入力に与えられる。線216上のRESET*信号
は、各トライステート素子240(反転送信出力回路)
のイネーブルゲートにも入力される。各出力ラッチ23
0のD入力には、遠隔多重コントローラ14の内部論理
より、各リード250を介してゲート信号が供給され
る。各ラッチ230のクロック入力CKには、遠隔多重
コントローラ14の内部回路より、クロック線252を
介してクロック信号が供給される。
最後に、遠隔多重コントローラとしての集積回路のラッ
チ232に設定格納すべき特定のアドレスに従って、予
め選定された数のダイオード260が予め選定された入
出力ピン200(ただし、必ずしも全部ではない)に接
続されている。さらに説明すれば、各ダイオードはアド
レス割り付けを設定するために用いられるものである
が、そのアノードは対応する1つの入出力ピン200に
接続され、またカソードは共通線262に接続される。
この共通線262は、アドレス共通ピン201から出
て、アドレス設定用の他の各ダイオードのカソードにつ
ながる。独立した各抵抗器264の一端が対応する1つ
の出力ピン200に接続され、他端が+5ボルト(論理
1)に接続され、入出力ピン200を通常、論理1の電
圧レベルに保持するようになっている。この論理1電圧
は、選択されたアドレス設定用ダイオード260のアノ
ードにも印加される。
以上、同一の入出力ピン200を用い、線210により
デジタル制御出力/可変アドレス入力の時分割を行うた
めの回路について説明したが、この回路の動作につい
て、第10図のタイミング図も参照してさらに説明す
る。電源が最初に印加された時に、コンデンサ204は
抵抗器202を通じて充電され、RESETパルスおよ
びRESET*パルスを線210,216を介して回路
に供給する。トライステート回路212は普通の構成で
あり、通常、アドレス共通ピン201および線262側
からは高インピーダンス状態である。しかし、線210
のRESET信号が1の時は、トライステート回路21
2はアクティブ状態になり、アドレス共通入出力ピン2
01および線262に論理0のレベルを供給する。その
結果、アドレスダイオード260が接続された入出力ピ
ン200はすべて、論理0レベルにクランプされる。こ
のようにダイオード260が論理0レベルにクランプさ
れると、そのアノード、入出力ピン200および抵抗器
264の下側端も同様に論理0レベルとなる。この抵抗
器は約2.7Ωであり、この状態においては1.6ma
の電流が流れる。
アドレス共通線262がアクティブLOW(0)状態に
なると、同時にリセットインバータ218の出力線21
6もLOWになる。この時、線216の信号はトライス
テートの反転送信出力回路240を高インピーダンス状
態、すなわちZステートにして、各入出力ピン200の
論理状態を各反転受信入力回路242を通じて入力でき
るようにし、さらに出力ラッチ230を初期化する。ダ
イオード260が接続されていない入出力ピン200に
ついては、各プルアップ抵抗器264がそれら入出力ピ
ンを論理1レベルに保つため、1が反転受信入力回路2
42へ与えられる。各反転受信入力回路242はその入
力を反転させるため、各入力ピン200の信号が論理0
の場合には論理1が各アドレスラッチ232に入力さ
れ、その入力ピンの信号が論理1の場合には論理0が各
アドレスラッチ232に入力される。
RESET信号210が0になる時に、RESET*信
号216の立ち上がりエッジが各アドレスラッチ232
のクロック(CK)入力に加わり、その結果、これらア
ドレスラッチ232は、反転受信入力回路242を介し
て入力されたアドレスビットをラッチする。同時に、ト
ライステート回路212が高インピーダンスのZステー
トになり、また線216のRESET*信号により、ト
ライステート反転送信出力回路240はアクティブ状態
にされ、その結果、入出力ピン200は再び通常のデバ
イス出力ピンとして働くようになる。選択アドレス設定
のために用いられるダイオード260は、その単方向特
性により、アドレッシング用ダイオード260が接続さ
れた入出力ピン200の論理状態が、アドレス共通線2
62を介して相互に干渉し合うことを防止するための分
離ないしステアリング機能も果す。
このように、ピン200をデータ出力とアドレス入力と
に時分割使用することによる効果は、多重システム10
の全遠隔多重コントローラ14がそれらのアドレスを自
動的にプログラムし、格別の初期化を行うことなく使用
可能になることである。さらに、装置設計の見地から
は、Nビットのアドレッシングを行う場合に、合計N−
1本のピンを節約できるという効果がある。例えば、2
56種類のアドレス構成を想定した場合、各デバイスご
とに8ビットのアドレスビットが必要となろう。この場
合、普通には8本の専用パッケージピンが必要となる。
また極端な場合は、アドレス選択(デバイス製造時に決
定される)以外は同一の256種類のデバイスが必要と
なる。他方、前述の回路によれば、既存の8本の出力ピ
ンが初期電源投入時の自己アドレッシングにも用いら
れ、パッケージに追加しなければならないのは、アドレ
ス共通ピン(201)1本だけであるから、デバイスの
ピンは7(=N−1)本節約されることになる。
遠隔多重コントローラ14の回路説明を終わったので、
次にマイクロプロセッサ22、マスター多重コントロー
ラ24およびモニター多重コントローラ24′の間の相
互のやりとり、およびそれらの装置と遠隔多重コントロ
ーラ14との間の直列バス15を介してのやりとりにつ
いて、更に説明する。システム10は、その多重コンピ
ュータ内に冗長性を持たせて一対の選択可能な多重コン
トローラ24,24′を設け、それを1つのマイクロプ
ロセッサ22によって制御させるようになっているた
め、保全性および操作性が向上している。第1に、マイ
クロプロセッサ22の制御プログラムは、目的の遠隔多
重コントローラ14との間の多重データ(MUXDAT
A)およびMUXCLKの伝送が最も確実に行われるよ
うに、多重コントローラ24,24′のマスターおよび
モニターステータスを割り付けるように構築される。こ
の目的で、2台の多重コントローラの中の一方がマスタ
ーとして割り付けられ、他方がモニターとして割り付け
られる。しかしプログラムが、システムの目的である通
信を行う上で必要と判断する場合には、各機能および割
り付けを逆にすることができる。換言すれば、ループバ
ス15の何処かで多重データ線16またはMUXCLK
線17が断線した場合、多重コンピュータ12はその状
況を認識してマスターおよびモニター多重コントローラ
24,24′の機能的な役割を切り換えることができ
る。第11図に、多重コントローラ24および24′
を、それぞれマスターおよびモニター、またはその逆に
割り付けるためのマイクロプロセッサ22の割り付け過
程が流れ図として示されている。また第12図には、特
定の多重コントローラをマスターとして使用した伝送が
“可”または“不可”の何れであるかを判定するマイク
ロプロセッサ22の判定制御過程が流れ図の形式で示さ
れている。
まず第11図の流れ図において、“割り付け”ルーチン
に入るための初期条件は、全システムに最初に電源を入
れた時に起こる電源投入初期化ステップ300、または
第12図の流れ図に示すステップ400の結果として与
えられる割り付け要求である。いずれの場合において
も、ステップ302は、予め決められている遠隔多重コ
ントローラのアドレッシング順序に従って、最初にアド
レッシングすべき遠隔多重コントローラのアドレスを求
める。ステップ304において、予め選択されている一
方の多重コントローラすなわち24をマスターとし、他
方の多重コントローラすなわち24′をモニターとする
ように、多重コントローラ24,24′の制御レジスタ
が設定される。再割り付けの必要が生じなければ、すな
わち多重線の劣化が生じなければ、上記関係はそのまま
持続する。つぎにステップ306で、選択されたマスタ
ー多重コントローラ24を介してアドレス指定した遠隔
多重コントローラとの間でデータの送受信を行う。判定
ブロック308は、その通信処理の保全性および成否を
しらべるための1つまたは複数のテストをまとめて示し
ている。保全性が確立した場合には、マイクロプロセッ
サのメモリ内のフラグ310がセットされる。このフラ
グ310は、当該特定遠隔多重コントローラ宛ての通信
を、マスターとして割り付けられた多重コントローラ2
4を用いて引き続き実行することを示す。他方、保全性
判定ステップ308の判定結果が否定(NO)となった
場合は、ブロック312に示されるように、指定した遠
隔多重コントローラとの間で、始めに割り付けられたマ
スター多重コントローラ24により通信を正しく完了さ
せるための試みがなされる。そして判定ブロック314
にて、上記の繰り返し試行が成功したか否かを監視す
る。もし試行が成功(YES)すれば、プログラムルー
チンはブロック308の認識出力のステップに戻る。他
方、N回の試行の後にも通信の保全性が確立しない場
合、マイクロプロセッサの制御プログラムは、ブロック
316に示すように、マスター多重コントローラとモニ
ター多重コントローラの役割を切り替え、多重コントロ
ーラ24をモニターにし、多重コントローラ24′をマ
スターにする。このような機能の切り替えは、各多重コ
ントローラの制御レジスタの関連する段に送られる関連
ビットの論理状態を逆転させることによって行われる。
つぎにブロック318に示されるように、マイクロプロ
セッサのプログラムは、以前のモニター、すなわち現在
のマスターである多重コントローラ24′を通じて、そ
の遠隔多重コントローラ14との通信を最高N回試み
る。判定ブロック320では、再割り付けした多重コン
トローラを用いて試みた通信の成否を判定する。もし成
功ならば、ブロック322により次のように判断され
る。すなわち、断線などにより、多重コンピュータは元
のマスター多重コントローラ24を通じての特定の遠隔
多重コントローラのアドレッシングに失敗しており、新
しいマスターである多重コントローラ24′を用いて、
その遠隔多重コントローラをアドレッシングする必要が
あると判断する。ブロック322では、メモリ内の複数
のフラグをセットすることにより、断線を表示し、マス
ターとして割り付けられた多重コントローラ24を通じ
て上記特定遠隔多重コントローラと通信を行うように指
示する。しかし万が一、ブロック320の判定結果がN
Oとなった場合には、当該遠隔多重コントローラは、ブ
ロック323に示されるように、可能なRemuxアド
レス系統から除外される。
プログラムの流れが流れ図の幹部分、すなわちブロック
310の出口およびブロック324の入口に戻れば、多
重コントローラ24または24′を通じて、この時点ま
でに指定された遠隔多重コントローラに達する有効な経
路が確立している。そうでなければ、あるアドレスはシ
ステムから除外されている。ブロック324では、すべ
ての有効な遠隔多重コントローラ(Remux)アドレ
スが割り付け済みであるか調べられる。そうでなけれ
ば、つぎの遠隔多重コントローラ・アドレスを得るため
の命令がブロック326により発行され、その後、ルー
チンはブロック304の入口点に戻る。すべての遠隔多
重コントローラに対し割り付けが完了すると、割り付け
ルーチンは停止する。
つぎに第12図を参照して説明する。この図には、多重
コンピュータ12および各遠隔多重コントローラ14と
の間の“可”および“不可”通信に関係する判定ルーチ
ンが示されている。このルーチンの入口350において
は、マスター多重コントローラと1つの遠隔多重コント
ローラとの間で通信が行われており、マスターから送信
されたアドレスおよびコマンドと、マスターがある遠隔
多重コントローラから受信したアドレスおよび応答がメ
モリ25に格納されている。ステップ350は、マスタ
ーおよびモニター多重コントローラ24,24′の両方
のステータスレジスタを読み込むためのステップであ
る。その読み込まれた情報に基づいて、その後様々な判
定が行われる。
まずブロック352で、マスターの“通信終了”フラグ
がセットされているか否かがチェックされる。もし通信
が終了していなようであれば、ルーチンはブロック35
6,358,360,362から成る枝へ分岐する。ブ
ロック356は判定論理“1通信時間待機”を要求す
る。ブロック358は、“再送”回数をインクリメント
する。ブロック360は、“再送”回数が最大値に達し
たか調べる。ブロック362は、“再送”回数が最大値
でなければ、メッセージを再送する。もし、“再送”回
数が最大値であれば、ルーチンは第11図に示されてい
る割り付けルーチンの“割り付け”入口点400へジャ
ンプする。
ブロック352において、通信が完了しているとする。
通常、そうである。この場合、ブロック354で遠隔多
重コントローラからマスターに送られたCRCの妥当性
判定が行われる。そのCRCが妥当でない場合、すなわ
ちCRCが一致しなかった場合、ルーチンは判定チェー
ンに分岐する。この判定チェーンにおいては、まずブロ
ック364で、マスターにより受信されてマイクロプロ
セッサ22に送られたアドレスが、16進のFFすなわ
ちオール1であるか調べられる。このような条件のアド
レスは無効であり、通常、多重データ線16がオープン
になって、論理1レベルに引き上げられた場合にだけ生
じる。そのアドレスがFFでなければ、ステップ358
において“再送”回数がインクリメントされ、ステップ
362により再送回数が最大値になるまでメッセージが
再送される。そのアドレスがFFの場合は、ステップ3
66において、前半の(すなわちマスター側送信の)C
RCについてのエラー判定が行われる。エラーでなけれ
ば、“メッセージ再送”ルーチン358−362および
400が実行される。エラーの場合は、ブロック368
において、モニターステータスビットのチェックが行わ
れ、後半(すなわち遠隔多重コントローラの回答)のC
RCのエラー判定が行われる。エラーでなければ、“メ
ッセージ再送”ルーチン358−362および400が
実行される。エラーの場合は、ブロック370において
モニターステータスビットのチェックが行われ、マスタ
ーおよび遠隔多重コントローラより送信されたアドレス
が不一致であるか判定される。これらのアドレスが一致
した場合は、“メッセージ再送”ルーチン358−36
2および400が実行される。一致しない場合は、ブロ
ック372において、“再送”回数がある値Xであるか
判定するためのチェックが行われる。この“再送”回数
がXならば、第11図の割り付けルーチンの入口点40
0へジャンプする。
再び“可−不可”処理ルーチンの幹のブロック354に
戻り、遠隔多重コントローラからマスターに送られたC
RCが正常ならば、マスターの送信したアドレスと遠隔
多重コントローラからマスターが受信したアドレスとの
比較が行われる。この比較は、マイクロプロセッサ22
のソフトウエアによって為されるものであり、ブロック
374および376で示されている。そのアドレスが一
致しない場合は、“メッセージ再送”ルーチン358−
362および400が実行されるが、まずオプションの
“高速リフレッシュ”が行われる。この“高速リフレッ
シュ”は、遠隔多重コントローラの出力を回復させるた
め“リフレッシュルーチン”(図示せず)を促進させる
ように働くものである。アドレスが一致した場合には、
マスターで受信されマイクロプロセッサ22へ送られた
応答がブロック380にて調べられ、それが16進のF
Fであるか判定される。FFならば、“メッセージ再
送”ルーチン358−362および400が実行され
る。FFでなければ判定ブロック382へ進み、“ライ
ンブレーク”フラグが“割り付け”ルーチンのブロック
322においてセット済みであるかチェックされる。
“ラインブレーク”フラグがまだセットされていない場
合は、ブロック384に進み、モニターの“通信終了”
ステータスビットがセット済みであるか調べられる。セ
ット済みならば、ブロック386に示されるように、次
の通信シーケンスに進むことができる。なお、モニター
の“通信終了”ステータスのチェックを、判定チェーン
のもっと前のほうで行っておいてもよい。同様に、ブロ
ック322における“ラインブレーク”フラグがセット
済みであり、マスターおよびモニターがその状況を補う
ように割り付け済みであることを表示している場合は、
次の通信シーケンスに進むことができる。モニターの
“通信終了”フラグがセットされていない場合は、ルー
チンはブロック388の“1通信時間待機”に分岐し、
次に“メッセージ再送”ルーチン358−362および
400へ進む。
前述の“可−不可通信”ルーチンは複数の保全性チェッ
クを統合したものであり、断線が存在してマスターおよ
びモニター多重コントローラの再割り付けが必要である
と推定する前に、通信の再送を何回か予め試みるための
ものである。
ここで、第1図、第2図、第3図Aおよび第3図Bに詳
細に示されている本発明の1つの特徴について説明す
る。これらの図には、多重システム10を様々な期間に
低電力モードで動作させるための仕組みが示されてお
り、特にその1部が破線ブロック500として第2図に
示されている。システムの電源は一般に自動車の12ボ
ルト蓄電池であり、その容量が限られているから、多重
システム10全体の消費電力をできるだけ減らし、電源
の寿命を延すように工夫されている。特に、マイクロプ
ロセッサ22、システムクロック源28、ROM27、
およびデコード制御論理34、すなわち第3図Aの全回
路からなる多重コンピュータ12の部分(第2図の50
0)の消費電力の低減が図られている。
いわゆる“睡眠”モードによる多重システム10の低電
力動作の機能的説明を行う前に、このモードに利用され
るマイクロプロセッサ22の外部回路について説明す
る。特に第3図Bを参照すると、図示の回路はすべて自
動車の蓄電池などから引き出された+5Vの電源電圧に
常時接続されている。この回路はマイクロプロセッサ2
2の制御に使用され、また低電力“睡眠”モードを実行
し、その後にシステムを“再開”させるために用いる様
々なタイミング機能を生じさせるものである。
500KHz発振器30は一般的なRC発振器の構成であ
り、8段のカウンタ32のクロック入力CK1に50KH
z信号を供給する。このカウンタの各段は、その1段目
のQ出力に25KHzの方形波信号を発生するように接
続され、この方形波信号はマスターおよびモニター多重
コントローラ24,24′にMUXCLKとして与えら
れる。カウンタ32の最終段Q出力はカウンタ33の
クロック入力CK1に接続され、リップルダウンカウン
トされる。しかし、ここで重要なことは、カウンタ32
の後半用のリセット入力CL2、およびカウンタ33の
前半用のリセット入力CL1は、これらカウンタ部分を
リセットするように働き、リセット信号が供給されたと
きに、これらカウンタの計数サイクルを変更するという
ことである。リセットパルスはマイクロプロセッサ22
によって制御されるものであり、通常はNMI*パルス
に続いて発生する。
カウンタ33の第1段のQ出力は線510を介してA
NDゲート512の一方の入力に与えられ、このAND
ゲート512の出力は線514を介してカウンタ33の
後半のリセット入力CLに供給される。カウンタ33の
第2段出力Qは線515を介してNANDゲート51
6の一方の入力に印加され、このNANDゲートの出力
はD−フリップフロップ518のD入力に供給される。
カウンタ33の第4段出力Qは線519を介してAN
Dゲート520の一方の入力に与えられ、また、そのカ
ウンタ33の後半のクロック入力CK2に供給される。
カウンタ33の第8段出力Qは線522を介してイン
バータ523の入力に接続され、またリセット信号RE
SETを発生する。このRESET信号は、第3図Aの
インバータ524を介してマイクロプロセッサ22に対
するRESET*入力となり、またマスターおよびモニ
ター多重コントローラ24,24′のMR*入力に供給
される信号PURとなる。
線522に現れる信号は、破線35で囲まれた電源制御
回路の一方の入力となる。この電源制御回路35は、低
電力動作すなわち“睡眠”モード動作の始動および停止
を行うものである。電源制御論理35には、インバータ
523の他に、D−フリップフロップラッチ526、A
NDゲート528およびMOSFETなどのゲート制御
電力スイッチ530が含まれている。
ANDゲート516、D−フリップフロップ518,5
32およびNANDゲート534は、カウンタ32,3
3と協働して後述するように20ms間隔で割り込み信号
を発生し、また第2図のパルス発生回路36に応動する
論理を構成している。
通常動作中においては、D−フリップフロップ518
は、マイクロプロセッサ22のプログラム動作を制御す
るためのマスク不可能割り込み信号NMI*を発生す
る。このNMI*信号は、システムに初めて電源が投入
されてリセットパルスPUR1が発生してから20ms後
に、最初に発生する。その後は、マイクロプロセッサが
電源を入れられ通常の動作を行っている期間に、NMI
*割り込み信号20ms間隔で発生する。NMI*信号
は、フリップフロップ518のD入力が20ms間隔で論
理1になった後、最初のメモリ要求信号MREQ*がフ
リップフロップ518のクロック入力CKに与えられた
時点に、同フリップフロップのQ*出力に生じる遷移信
号である。フリップフロップ518のD入力は、カウン
タ33の出力線515によって20ms間隔でイネーブル
されるが、そのようになるのは、システムが“オン”な
いし“目覚め”モードにある時、すなわち、線550に
信号が現れてANDゲート516の他方の入力に加わる
時に限られる。このMREQ*信号は、D−フリップフ
ロップ523のCK入力にも与えられる。このD−フリ
ップフロップ532のD入力は、フリップフロップ51
8のQ出力と接続されており、またQ*出力はNAND
ゲート534の一方の入力となる。NANDゲート53
4の他方の入力には、フリップフロップ518のQ出力
が接続される。従って、NANDゲート534の出力線
552にNMI*パルスと同時に20ms間隔でリセット
信号が発生し、次のMREQ*信号が来るまで発生し続
ける。線552に生じるリセット信号はD−フリップフ
ロップ536のCL*入力に加わり、このD−フリップ
フロップ536はタイマリセット論理(538,54
0,542)を再びイネーブル状態にする。
フリップフロップ538,540は、電源の初期投入時
に、電源投入リセットPUR1により初めにクリアされ
る。さらに、フリップフロップ536のQ*出力は、各
NMI*信号に続いて線552に生じる信号により論理
1にセットされる。この動作によってフリップフロップ
538,540はセットされ、NANDゲート542の
入力に接続されたそれらのQ*出力は、それらのクロッ
ク入力CKに50KHzクロックが印加された時に、それ
ぞれ論理0および論理1となる。それ故に、その時にA
NDゲート542の出力は0となって、タイマー32,
33をリセットしないようになる。しかし、マイクロプ
ロセッサ22が通常動作中の場合には、マイクロプロセ
ッサ22はNMI*パルスに応答後、タイマーリセット
信号TIMERSTを発生する。このタイマーリセット
信号はフリップフロップ536のクロック入力CKに加
わって、まずそのフリップフロップを反転させ、つぎに
その後に続くフリップフロップ538,544を反転さ
せる。その結果、ANDゲート542の出力は論理1に
変化する。このようにANDゲート542の出力に論理
1が出ると、カウンタ32の後半の4段およびカウンタ
33の前半の4段がリセットされる。通常動作において
は、リセット信号TIMERSTはほぼ20ms間隔で発
生するため、カウンタ33は、第3段出力線515の2
0ms出力に続き、次にカウントアップする以前にリセッ
トされる。
マイクロプロセッサ22が正しく動作しなかったり、電
源が切断されていたり、若しくは“死んだ”状態になっ
たりして、カウンタのリセット回路へのTIMERST
信号を発生しない場合、カウンタ32,33はもはやリ
セットされないため、通常のリップルダウンカウントを
接続する。このような場合、カウンタ33は、通常なら
ばリセットされるはずの20ms時間を越えてカウントし
続け、40ms時間に達すると、線519に論理1が発生
し、これがNANDゲート520に入力する。この時
に、正常に電源が投入されている動作期間と同様にNA
NDゲート520の他方の入力が論理1であると、その
NANDゲートから論理1信号が出力され、これが線5
56を介してラッチ526のPR*入力に加わるため、
このラッチのQ出力が論理1にセットされる。重要なこ
とは、電力MOSFET530は、そのゲート入力が論
理0の時に“オン”状態となって+5Vswを出力し、ゲ
ート入力が論理1の時にオフするということである。フ
リップフロップ526のQ出力は、線558を介してF
ET530の制御ゲートに接続されているから、そのQ
出力が論理1になった時に、このFETはオフして+5
swは回路500から切り離される。+5Vsw電源がマ
イクロプロセッサ22から切り離された時は、システム
は“電源断”すなわち“睡眠”モードに入る。
カウンタ33は40ms時間を越えてカウントダウンし続
けると、マイクロプロセッサを電源断すなわち“睡眠”
モードにするため、その結果として、ある時間後にリイ
ネーブル信号すなわち“覚醒”信号を生じる。具体的に
説明すれば、最後のNMI*割り込みから約654msを
経過した時に、タイマー33の最終段が論理1になり、
これが線522を介して前述のリセットパルスRESE
Tとなり、また電源制御回路35内のインバータ523
の覚醒信号となる。そうすると、インバータ523はラ
ッチ526のリセット入力CL*に0を与えて、そのQ
出力を論理0にリセットする。その結果、FETスイッ
チ530が“オン”して、マイクロプロセッサ22およ
びその他の回路500に再び電源を供給する。このよう
に、この論理は“監視”状態の後に、マイクロプロセッ
サ22を作動モードに復帰させる試みを繰り返して行
う。すなわち、マイクロプロセッサ22の再スタートを
繰り返し試みるが、毎回電源を切断してから再投入し、
その再投入の際にリセット信号RESETをマイクロプ
ロセッサに供給して初期化する。マイクロプロセッサ2
2の再スタートが成功した場合には、マイクロプロセッ
サ22は再びTIMERSTパルスを発生し、タイマー
カウンタ32,33をリセットして、それ以降の“監視
電源断”を抑止する。
“覚醒”時に電源制御ラッチ526のQ*出力が論理1
になると、この論理1が線550を介してANDゲート
512の一方の入力に加わる。それから僅かな時間すな
わち5ms遅れて、カウンタ33の第1段からパルスが出
て線510を介しANDゲート512の他方の入力に与
えられるため、リセットパルスが線514を介してカウ
ンタ33に送られ、その後半がリセットされる。
ここまでは、リセットパルスTIMERSTが発生しな
いことによる監視回路のタイムアウトに応答した電源断
の開始との関連で、電源制御回路(スイッチ)35につ
いて説明した。しかし、この電源制御回路35は、マイ
クロプロセッサ22ら出される制御信号に応答してマイ
クロプロセッサ22の電源を切断して、それを“睡眠”
モードにさせるように使用することもできる。具体的に
説明すると、“睡眠”モードに入りたい場合には、マイ
クロプロセッサ22は“電源断”ストローブ信号PWR
STBをタイマーデコード論理34Cを介して送出する
ことができる。このPWRSTB信号は電源制御ラッチ
526のクロック入力CKに加わる。ラッチ526のD
入力は論理1に保持されているから、PWRSTB信号
が加わるとそのQ出力が論理1にセットされ、電力FE
T530をオフさせる。このようにして、マイクロプロ
セッサ22は、それ自体および他のブロック500内の
回路を“睡眠”モードにすることができる。これによ
り、多重データ線16を用いたすべての通信が停止し、
線17のMUXCLK信号はオフする。
“睡眠”モードを開始させるPWRSTBは、TIME
RSTパルスが発生してからすぐに発生するように、す
なわちカウンタ(タイマー)32、33のリセットとほ
ぼ同時に発生するように、予めタイミングが決められて
いる。したがって、カウンタ32,33の開始時刻は、
PWRSTBによって“睡眠”モードが開始される時刻
とほぼ同時になる。654msの時間経過してカウンタ3
33の出力線522が論理1になった時に、電源制御レ
ジスタ526の状態が反転してFET電力スイッチ53
0が再びオンし、マイクロプロセッサ22およびその他
のブロック500内の回路を“覚醒すなわち電源投入”
させる。
さらに電源制御スイッチ35は、ANDゲート528お
よびインバータ566を介してチップセレクト信号CS
*を送出し、これはマスターおよびモニター多重コント
ローラ24.24′のCS*入力に供給される。マイク
ロプロセッサに電源が供給されている状態において、C
S*信号がそのアクティブな状態であるLOWになる
と、このCS*信号により多重コントローラはマイクロ
プロセッサ22からの制御信号を受け付け可能となる。
他方、“電源断”の期間すなわちモードにおいてCS*
信号がHIGHになると、多重コントローラ24,2
4′はマイクロプロセッサ22からの信号を全く受け付
け得なくなり、線17上のMUXCLK信号をその期間
HIGHレベルに保持する。
さらに、電源制御回路35は、ANDゲート528およ
びNANDゲート568を介して、RAM26を抑止す
るように動作する。すなわち、システムが“電源断”ま
たは“睡眠”モードである限り、NANDゲート568
の他方の入力に加わるRAMイネーブル信号RAMEN
BによってRAM26がイネーブル状態にされないよう
にする。このような構成にする理由は、“電源断”モー
ド期間にはRAM26をイネーブルすべきでないこと
と、“電源断”モード期間内、若しくは、そのモードに
なった時点に、RAMデコード回路34Bがたまたまイ
ネーブル信号RAMENBを発生する可能性があるから
である。
つぎに第13図の機能流れ図にしたがって、多重コンピ
ュータ12および遠隔多重コントローラ14の動作を説
明する。この図はシステムを低電力の“睡眠”モードに
移行させる場合、およびその後に“電源投入”ステータ
スに復帰させる場合について示している。このルーチン
は基本的には、マイクロプロセッサ22のプログラムに
よって制御されるが、このようなプログラムは当業者で
あれば以上の説明と流れ図から容易に具現できるはずで
ある。前述したように、また以下さらに説明するよう
に、このルーチンの一部はハードウエアであるタイマー
および電源制御回路35に依存する。
前述した様々な“必須”の主要な電気的機能は、自動車
の点火スイッチの状態と関係なく作用しなければならな
い機能である。例えば、ランプ(外部灯、前照灯、警告
灯など)は何時でも動作可能でなければならず、したが
って“必須”機能である。他方、ワイパー点火スイッチ
が“オン”して“RUN”または“ACCESSOR
Y”の位置にあるときに働けばおく、したがって“非必
須”機能である。このような“必須”機能が存在するた
めに、多重システム10は、点火スイッチを経由させる
ことなく自動車のバッテリーから直接給電される。しか
し、“睡眠”モードが用意されているので、非動作状態
の期間、例えば自動車が駐車している期間においては、
多重システムによるバッテリーの電力消費は自動的に減
少する。“睡眠”モードおよび“必須”スイッチ入力
(146)は、たとえばシステムが“睡眠”モードにな
っていても、システムが必須入力に対してある妥当な時
間内に応答するように構成されている。
第13図を参照して説明する。マイクロプロセッサ22
はブロック600に示されるように、点火スイッチを周
期的に監視する。点火スイッチが遠隔多重コントローラ
14のB側チャタリング抑圧回路144Bに接続さ
れ、また必須スイッチレジスタ146に接続される。
判定ブロック602では、点火系統が“オフ”であるか
否かを調べ、“オフ”でなければ直ちにブロック630
にジャンプする。このブロック630では、システムに
“オン”または“電源投入”状態を維持するように指示
し、またオペレータからの指令を処理する。点火系統が
“オフ”している場合は、ルーチンはステップ604に
進み、“睡眠”判定処理を開始する。
この“睡眠”判定処理の最初の判定は、ブロック606
に示されるように、外部灯系統または警告灯系統(若し
くは他の“必須”機能)が“オン”であるか否かを調べ
ることである。何れかの系統が“オン”であれば、シス
テムを“オン”状態に維持させるためにブロック634
へ進む。しかし、何れの系統も“オン”になっていない
場合は、ブロック608に示されるように10秒間の監
視時間をおき、その間、電源を維持する。この10秒の
監視時間はプログラムによって測定される。この10秒
の監視時間に、ブロック610に示されるように、シス
テムの入力が継続的に走査され、その監視期間に“必
須”機能または点火スイッチの何れかが操作されたか判
定ブロック612で判定される。操作されたならば、シ
ステムはブロック630に示されるように、各スイッチ
の状態を読み込んで運転者の指令を処理し、その後、ブ
ロック600へ戻る。10秒の監視期間内にスイッチが
全く操作されない場合は、ステップ616で“睡眠”モ
ードに入るように判定される。
“睡眠”モードシーケンスにおいては、まずブロック6
18で、全遠隔多重コントローラ14を低消費電力モー
ドににさせるための準備を行う。すなわち、遠隔多重コ
ントローラのラッチ出力回路140A,140Bを、負
荷が非駆動状態となるように設定し、またMUXCLK
を“ゲート・オフ”させる。このように負荷を非駆動状
態にさせることにより、外部の電子的な駆動部分の消費
電力が最少となる。またMUXCLKを“ゲート・オ
フ”させると、多重コントローラおよび遠隔多重コント
ローラの消費電力が最少となる。これは、CMOSデバ
イスの消費電力は、デバイス内のゲート遷移数に直接関
係するからである。つぎに、ブロック620に示される
ように、ソフトウエアによって電源断ストローブパルス
PWRSTBが発生され、電力スイッチラッチ526に
与えられる。ブロック622では、PWRSTBパルス
およびラッチ526に多重コンピュータ回路(第2図の
破線枠500)の+5Vsw電源をオフさせるように指示
する。多重コンピュータ回路500の電源は、654ms
間“オフ”されるように時間調整されている。この時間
調整を示すブロック624に至る破線経路はハードウエ
ア機能であり、この調整時間の最後に当該電力は再投入
される。
ブロック626に示されるように、654ms時間経過後
にシステム全体に再び電源が供給されると、MUXCL
Kが再び遠隔多重コントローラに供給され、それらの
“必須”スイッチレジスタ回路146が照会される。つ
ぎに判定ブロック628において、直前の654msの
“睡眠”期間に、“必須”スイッチの何れかに変化が生
じたか判定される。そのような変化が生じなければ、ル
ーチンはブロック620に戻って再び“睡眠”モードに
入る。しかし、“必須”スイッチの変化が生じた場合
は、ルーチンはブロック630に進み、継続的にスイッ
チの状態を読み込み運転者からの指令を処理する。その
後、ブロック600において、“低電力”の判定を再開
する。ここまでの説明から理解されるように、“必須”
スイッチレジスタ146からの入力だけに基づいて応
答動作がなされるものではない。そうではなくて、シス
テムは、その後の“電源投入”期間に対応するB側チャ
タリング抑圧スイッチにさらに確認を求める。“睡眠”
モード期間において多重システム10に必要な電力は、
電源投入期間における電力の10パーセント未満である
ので、平均消費電力は“睡眠”期間を長くするほど少な
くなるが、むやみに長くしたのでは必須スイッチからの
入力に対する応答が許容限度を越えてしまう。従って、
“睡眠”時間は250ないし750msの範囲が現実的で
ある。また“睡眠”期間における自動車の12Vバッテ
リーの定常電流は、10ミリアンペアが達成されてい
る。
以上、実施例について本発明を説明したが、当業者であ
れば、特許請求の範囲に記載した本発明の精神および範
囲を逸脱することなく、種々の変形が可能であることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による通信システムの構成ブロック図で
ある。第2図は第1図に示した通信システムの一部を構
成する多重コンピュータの一般化した概略ブロック図で
ある。第3図Aおよび第3図Bは第2図の多重コンピュ
ータをより詳細に示す概略ブロック図であり、第3図A
の回路全体はスイッチ制御により電源を供給され、第3
図Bの回路全体は常時給電される。第4図は前記多重コ
ンピュータに用いられているマスター/モニター多重
(MUX)コントローラの概略ブロック図である。第5
図は第4図に示したコントローラに関連する信号の波形
図である。第6図は第1図に示した通信システムに用い
られている遠隔多重コントローラの概略ブロック図であ
る。第7図は前記遠隔コントローラに関連するチャタリ
ング抑圧回路およびラッチ回路の概略図である。第8図
は第7図の回路の説明用波形図である。第9図は第7図
の回路に用いられている集積回路装置と一緒に用いられ
るアドレス入力および信号出力回路の概略図である。第
10図は第9図の回路の説明用波形図である。第11図
は前記通信システムの通信保全性が得られるように前記
多重コントローラをマスターおよびモニターとして割り
付けるための判定制御ルーチンの流れ図である。第12
図は直列通信の保全性の評価に関連する判定制御ルーチ
ンの流れ図である。第13図は前記通信システムの動作
の“睡眠”モードに関連する判定制御ルーチンの流れ図
である。 10……通信システム、12……多重コンピュータ、1
4……遠隔多重コントローラ、15……バス、22……
マイクロコンピュータ、24……多重コントローラ(マ
スター)、24′……多重コントローラ(モニター)、
25……メモリ、40……データバス、42……アドレ
スバス。
フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・ミカエル・フロイド アメリカ合衆国ミシガン州 48152、リボ ニア、ベネツト・アベニユー 35747 (56)参考文献 特開 昭55−47530(JP,A) 特開 昭58−44838(JP,A) 特開 昭59−61248(JP,A)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央制御局と1つまたは複数の遠隔局との
    間で双方向直列データ通信を行うための直列データ通信
    システムであって、 中央コントローラと少なくとも2つの多重コントローラ
    とを有する中央制御局制御手段と、 両端に端子を有し、前記端子の一方が前記多重コントロ
    ーラの一方に接続され、前記端子の他方が前記多重コン
    トローラの他方に接続された直列信号バス手段と、 前記各遠隔局に設けられた遠隔多重コントローラとを具
    備し、前記各遠隔多重コントローラは遠隔入力デバイス
    および遠隔負荷デバイスの信号を入出力するための入出
    力信号ポートを有し、前記各遠隔コントローラは前記直
    列バス手段の途中に並列“T”接続され、またそれぞれ
    1つのアドレスを有し、前記各遠隔コントローラは前記
    中央制御局から送られるそれぞれの前記アドレスを含む
    直列通信データに応答してその通信データに対する応答
    を発生し、前記応答は前記遠隔入力デバイスからの信号
    入力または前記遠隔負荷デバイスへの信号出力および前
    記直列バス手段への前記接続を介したデータ回答を含ん
    でなり、 前記中央コントローラは前記多重コントローラのそれぞ
    れと通信できるように接続され、前記各多重コントロー
    ラは選択的に前記中央コントローラによる命令に応答し
    マスターとして、前記遠隔コントローラの中のアドレス
    指定されたものと直列双方向データ通信処理を実行し、
    前記中央コントローラは、予め選定されたバイアスに従
    って前記多重コントローラの一方を前記マスターとして
    選択し、当該一方の多重コントローラにより前記遠隔コ
    ントローラのアドレス指定されたものと保全性を満足で
    きる通信が不可能な場合に、前記多重コントローラの他
    方を前記マスターとして選択するための信号処理手段を
    有してなる直列データ通信システムにおいて、 ポーリングシーケンス中に、特定の遠隔多重コントロー
    ラに対して前記両方の多重コントローラを交互にマスタ
    ーとして用いても通信に失敗した場合、前記信号処理手
    段はそれに応動して当該失敗をプログラムメモリに記録
    し、その後は当該特定の遠隔多重コントローラをポーリ
    ングシーケンスから除外することを特徴とする直列デー
    タ通信システム。
  2. 【請求項2】前記制御系はその初期電源投入時に初期化
    され、その後前記信号処理手段はプログラム制御の下で
    作動して前記遠隔コントローラを所定のポーリングシー
    ケンスに従ってアドレッシングし、前記遠隔コントロー
    ラの当該初期ポーリングはその後にある特定の前記遠隔
    多重コントローラのアドレッシング用にある特定の前記
    多重コントローラを前記マスターとして選択するか否か
    の判定を行うためになされ、前記初期ポーリングシーケ
    ンス中にアドレッシングされた各特定の遠隔多重コント
    ローラについての前記選定判定においては、当該特定の
    遠隔多重コントローラとの通信が成功した場合は前記初
    期ポーリングに先立って前記マスターとして予め選択さ
    れた前記多重コントローラが採用され、通信が不成功の
    場合には、モニターとして予め選定された前記多重コン
    トローラを逆に当該特定の遠隔多重コントローラとの通
    信のためにマスターとして選定するようにしてなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の直列データ通
    信システム。
  3. 【請求項3】ある前記遠隔コントローラからの前記デー
    タ回答の一部分を、前記マスターコントローラからある
    アドレス指定された前記遠隔コントローラへの伝送デー
    タの一部分と比較することにより、当該アドレス指定さ
    れた遠隔指定コントローラと保全性が満足できる通信が
    可能か否かを示す信号を発生する手段を備えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の直列
    データ通信システム。
  4. 【請求項4】前記中央局の多重コントローラはそれぞれ
    構成がほぼ同一であり、またそれ自体をマスターまたは
    モニターの何れかとして動作させるための制御レジスタ
    をそれぞれ有し、前記モニター多重コントローラは前記
    直列バス手段により前記マスター多重コントローラから
    のデータおよび前記マスター多重コントローラに応答す
    る前記各遠隔多重コントローラからのデータを受信でき
    るだけであり、前記中央コントローラの信号処理手段は
    前記多重コントローラの選択された一つに設けられた前
    記制御レジスタの特定の段に特定の論理状態を設定して
    当該選択された多重コントローラをマスターとして動作
    せしめることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    直列データ通信システム。
  5. 【請求項5】如何なる時点においても、前記2つの多重
    コントローラの中の一方だけがマスターとなり、他方は
    モニターとなることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の直列データ通信システム。
  6. 【請求項6】前記マスター多重コントローラおよび前記
    モニター多重コントローラはそれよりステイタスデータ
    を得るために前記中央コントローラの信号処理手段によ
    って別々にアドレス指定することができ、前記マスター
    多重コントローラおよび前記モニター多重コントローラ
    は何れも前記マスター多重コントローラよりアドレス指
    定された前記遠隔コントローラへ試みられた通信の保全
    性が満足できるか否かを判定し、その判定結果を示すス
    テータスデータを発生する論理手段を有し、前記信号処
    理手段は前記マスター多重コントローラおよび前記モニ
    ター多重コントローラに前記ステータスデータを問い合
    わせ、前記ステータスデータが前記試みられた通信の保
    全性が許容できない所定の条件を示している場合に、当
    該ステータスデータに応答して前記多重コントローラの
    再割り付けを行って前記マスターおよび前記モニターの
    前記機能を逆転させるようにしてなる特許請求の範囲第
    5項記載の直列データ通信システム。
  7. 【請求項7】前記各遠隔多重コントローラはその回答通
    信データの一部分として当該回答通信データの先行部分
    に基づいたエラーチェックバイトを生成する手段を有
    し、前記マスター多重コントローラおよび前記モニター
    多重コントローラはそれぞれ前記回答通信データの前記
    部分を受信した時の機能としてエラーチェックバイトを
    生成するための前記遠隔多重コントローラと同じ手段を
    有し、また前記マスター多重コントローラおよび前記モ
    ニター多重コントローラはそれぞれで決定したエラーチ
    ェックバイトと前記遠隔多重コントローラのエラーチェ
    ックバイトとが一致するか否かを示すステータスデータ
    を発生する手段を有し、前記中央コントローラの信号処
    理手段は一定の指示に応答して前記アドレス指定された
    遠隔多重コントローラとの通信のために前記マスターお
    よびモニター多重コントローラの前記再割り付けを行
    い、ある特定アドレス指定された遠隔多重コントローラ
    について前記エラーチェックバイトの比較が一致しなか
    ったとの前記マスターおよびモニター多重コントローラ
    によりなされる指示が前記一定の指示に含まれることを
    特徴とする特許請求の範囲第6項記載の直列データ通信
    システム。
  8. 【請求項8】前記モニター多重コントローラはマスター
    多重コントローラから遠隔多重コントローラへ送信され
    た通信データに含まれるアドレスバイトを遠隔多重コン
    トローラからの各回答データに含まれるアドレスバイト
    と比較し、当該比較の結果を示す各ステータスデータを
    用意する手段を有し、前記中央コントローラの信号処理
    手段は前記マスターおよびモニター多重コントローラの
    前記再割り付けを行うにはその前に前記モニターステー
    タスデータにより前記アドレスバイトが一致しない旨指
    示されることを必要とすることを特徴とする特許請求の
    範囲第7項記載の直列データ通信システム。
  9. 【請求項9】前記直列信号バス手段は4本の導線からな
    り、その中の1本は直列多重データ用であり、もう1本
    は多重クロック信号用であり、別のもう1本は一方の論
    理レベル用であり、最後の1本は他方の論理レベル用で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の直列
    データ通信システム。
  10. 【請求項10】前記中央コントローラの信号処理手段は
    マイクロプロセッサを具備してなり、前記各多重コント
    ローラは大規模集積回路であり、 また前記マイクロプロセッサと前記各多重コントローラ
    との間に存在し、それらとの間でアドレス、データおよ
    び制御の通信を行うための並列バス手段を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第9項記載の直列データ通信
    システム。
  11. 【請求項11】前記各多重コントローラは割り込み信号
    を発生する論理手段を有し、前記マスター多重コントロ
    ーラだけがこの割り込み信号の発行を許され、前記割り
    込み信号は可能な限り迅速に前記マスター多重コントロ
    ーラにデータを要求するよう前記マイクロプロセッサに
    指示するために前記マイクロプロセッサに与えられるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の直列デー
    タ通信システム。
  12. 【請求項12】前記信号処理手段は、前記予め選定され
    たマスター多重コントローラとアドレス指定された特定
    の前記遠隔多重コントローラとの間で複数回データ通信
    に失敗した後に、前記予め選定されたマスター多重コン
    トローラを用いたのでは保全性を満たす通信が不可能で
    あると判断することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の直列データ通信システム。
  13. 【請求項13】前記マスター多重コントローラはその伝
    送データの一部分として当該伝送データの先行部分に基
    づいたエラーチェックバイトを生成する手段を有し、前
    記モニター多重コントローラは前記マスター側のエラー
    チェックバイトの生成の際に基になったマスター側の伝
    送データの前記部分を前記直列バス手段を介して受信し
    た時の1機能としてエラーチェックバイトを発生する手
    段を有し、前記モニター多重コントローラは前記マスタ
    ー多重コントローラから受信した前記エラーチェックバ
    イトと前記モニター多重コントローラにおいて前記マス
    ター側の伝送データに基づき生成された前記エラーバイ
    トとを比較してその一致または不一致を示すステータス
    データを用意する手段を有し、前記一定の指示は前記中
    央コントローラの信号処理手段に再割り付けを行わし
    め、前記マスターおよびモニター多重コントローラはさ
    らに前記マスター側の伝送データに基づいた前記エラー
    チェックバイトの不一致を表示するようにしてなること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項記載の直列データ通
    信システム。
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