JPH06243618A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

Info

Publication number
JPH06243618A
JPH06243618A JP2784993A JP2784993A JPH06243618A JP H06243618 A JPH06243618 A JP H06243618A JP 2784993 A JP2784993 A JP 2784993A JP 2784993 A JP2784993 A JP 2784993A JP H06243618 A JPH06243618 A JP H06243618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error signal
data
position error
servo
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2784993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Shishida
和久 宍田
Takashi Yamaguchi
高司 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2784993A priority Critical patent/JPH06243618A/ja
Publication of JPH06243618A publication Critical patent/JPH06243618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイブリッドサーボ方式磁気ディスク装置の
ヘッド位置決め制御方式において、データヘッド位置誤
差信号の検出遅れを補正して、正確なデータヘッドの位
置を検出する。 【構成】 データヘッド位置誤差信号を検出する手段
と、サーボヘッド位置誤差信号を検出手段と、前記サー
ボヘッド位置誤差信号により、データヘッド位置誤差信
号がサンプリングされない時点でのデータヘッド位置誤
差信号を予測するデータヘッド位置誤差信号補償回路を
有する。 【効果】 データヘッド位置誤差信号の検出遅れが補償
できるので、データヘッドの位置を正確に検出すること
ができる。すなわち、正確な位置信号に基づき位置決め
制御が行われるので、位置決め精度を向上することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データと位置情報が一
定のサンプル周期Aで配置されるデータディスクと、位
置情報が一定のサンプル周期Bで配置されるサーボディ
スクを有する、いわゆるハイブリッドサーボ制御方式の
磁気ディスク装置に係り、特に、情報を記録/再生する
磁気ヘッドの位置決めを、目標位置に高速高精度に追従
制御するのに好適な磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置における磁気ヘ
ッドの位置決め制御は、磁気ディスクの一面に書き込ん
だ位置決め専用のサーボ信号に基づき、このディスク面
に対向する磁気ヘッド(サーボヘッド)を目標トラック
(磁気ディスク面上の同心円状の記録領域)に位置決め
する、いわゆる、サーボ面サーボ制御方式が主流であっ
た。本サーボ面サーボ制御方式においては、サーボヘッ
ドのみが位置決め制御される。このとき、他のデータを
記録再生する磁気ヘッド(データヘッド)は、ヘッド支
持機構によりサーボヘッドと一体として支持されること
により、各磁気ヘッドが対向する磁気ディスク面上の目
標位置に位置決めされる。本方式では、サーボヘッドが
目標トラック中心に正確に追従制御された状態であって
も、ヘッド支持機構の熱変形のために、データヘッド
は、目標トラックの中心に正確に位置決めされず一定の
位置偏差(熱オフトラック)を生ずる。この現象は、磁
気ディスク装置大容量化における必須技術である高トラ
ック密度化に対し大きな障害となる。
【0003】この問題の解決には、同一のディスク面上
にサーボ情報とデータを一定のサンプル周期で配した、
いわゆる、データ面サーボ制御方式を採用することが有
効である。データ面サーボ制御方式においては、対向す
るディスク面から得られるサーボ情報を用いて各磁気ヘ
ッドを位置決め制御するため、熱オフトラックの問題を
生じない。このため、特に高トラック密度を有する磁気
ディスク装置においてはデータ面サーボ制御方式が広く
用いられている。
【0004】しかし、データ面サーボ制御方式における
磁気ヘッドの位置決め制御において、データの間に配置
された位置情報のみを用いる場合、サンプリング周波数
を高められないことにより、制御周波数帯域が制限さ
れ、高速な位置決めが実現できない。そこで、高速・高
精度位置決めが強く求められる磁気ディスク装置では、
データ面制御方式のなかでも、位置情報のみを高いサン
プリング周波数で記録した位置決め専用のディスク面を
持つハイブリッドサーボ制御方式が用いられる。
【0005】このハイブリッドサーボ制御方式の磁気デ
ィスク装置においては、データ面から検出するデータヘ
ッド位置誤差信号に、サーボ面から検出するサーボヘッ
ド位置誤差信号を加算することにより、データヘッドの
目標位置からの偏差を算出する。このとき、データ面の
サンプリング周期が、サーボ面のサンプリング周期より
長いことにより生ずるデータヘッド位置誤差信号の検出
遅れが問題となる。
【0006】従来、この問題を解決するためにいくつか
の方法が提案されている。例えば、特開昭58−655
9では、データ面から得られる位置信号の位相を進ませ
る方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、アナログフィルタ回路によりデータ面から検出され
る位置信号の位相を進ませて、データヘッド位置誤差信
号の遅れの影響を補正する方法が示されている。すなわ
ち、この方法では、データヘッド位置誤差信号の位相を
線形フィルタも用いて進ませているが、しかし、ハイブ
リッドサーボ制御方式におけるデータ面の検出遅れは、
サーボ面とデータ面のサンプル周期が異なることにより
生ずる。このため、サーボ面サンプル時点とデータ面サ
ンプル時点での時間のずれ量は、サンプル時点により異
なる。すなわち、データ面の検出遅れはサンプル時点で
異なり、線形フィルタでは正確に補償できないという問
題があった。
【0008】そこで、本発明はディジタル制御系におい
て、データヘッド位置誤差信号の遅れの影響を補償する
方法を示し、磁気ヘッドの高速・高精度の位置決めを可
能とする磁気ディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、データおよび位置情報を一定のサンプル周
期で配置したデータディスク、および前記データディス
ク面に対向して配置されるデータヘッドと、位置情報を
一定のサンプル周期で配置したサーボディスク、および
前記サーボディスク面に対向して配置されるサーボヘッ
ドとを有するハイブリッド制御方式の磁気ディスク装置
において、前記データヘッドおよび前記サーボヘッドの
位置誤差信号に基づいて、前記データヘッドの位置誤差
信号がサンプリングされない時点でのデータヘッド位置
誤差信号を予測する補償回路を備えたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、データ面のサンプリング周
波数が低いことによって生じる、データヘッド位置誤差
信号の遅れを補償することが可能となり、これにより、
データヘッド位置誤差信号とサーボヘッド位置誤差信号
の位相差が低減される。このため高精度な位置誤差信号
が算出され、磁気ヘッドの目標位置への高速・高精度な
位置決めを実現することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のいくつかの具体的な実施例
を、図面を参照して説明する。 〈第1実施例〉図1は、本発明の一実施例を示すブロッ
ク線図である。以下、図1に従い実施例について説明す
る。情報を記録するためのデータディスク4、および、
サーボディスク5はスピンドルモータ6により駆動する
軸に取り付けられている。データディスク4に相対して
配置されるデータヘッド2、および、サーボディスク5
に相対して配置されるサーボヘッド3はヘッド支持機構
1により一体として支持される。ヘッド支持機構1は、
駆動回路8により駆動される。これにより、データヘッ
ド2、および、サーボヘッド3はデータディスク4、お
よび、サーボディスク5の外周から内周方向、あるい
は、その逆方向に移動し目標とする同心円状の記録領域
である目標トラック(図示せず)に位置決めされ、情報
の記録再生を行う。
【0012】このとき、データヘッド2の目標トラック
中心からの位置偏差は、データディスク4から一定のサ
ンプル周期Td(sec)で読み出すデータ面サーボ信
号30をデータヘッド位置信号復調回路25で復調して
得られる。データヘッド位置信号復調回路25で復調さ
れた信号は、A/D変換器26によりアナログ信号から
ディジタル信号に変換され、データヘッド位置誤差信号
A23としてマイクロプロセッサに取り込まれる。同様
にして、サーボヘッド3の目標トラック中心からの位置
偏差は、サーボディスク5から一定のサンプル周期Ts
(sec)で読み出すサーボ面サーボ信号29をサーボ
ヘッド位置信号復調回路28で復調して得られる。サー
ボヘッド位置信号復調回路28が復調された信号は、A
/D変換器27によりアナログ信号からディジタル信号
に変換され、サーボヘッド位置誤差信号A24としてマ
イクロプロセッサに取り込まれる。
【0013】データヘッド位置誤差信号A23およびサ
ーボヘッド位置誤差信号A24はデータヘッド位置誤差
信号補償回路31に入力される。データヘッド位置誤差
信号補償回路31では、サーボ面サーボ信号のサンプル
周期Tsの間での、データヘッド4の移動量が算出され
る。前記データヘッド移動量とデータヘッド位置誤差信
号A23が加算器A32で加算されデータヘッド位置誤
差信号B34が算出される。データヘッド位置誤差信号
B34からローパスフィルタ19で低周波数成分を抽出
することにより、データヘッド位置誤差信号C33が得
られる。サーボヘッド位置誤差信号A24からはハイパ
スフィルタ21で高周波数成分を抽出することにより、
サーボヘッド位置誤差信号B20が得られる。サーボヘ
ッド位置誤差信号B20は、データヘッド位置誤差信号
C33に加算器B35で加算され、ハイブリッド位置誤
差信号18を得る。
【0014】このようにして、ハイブリッド位置誤差信
号18はデータヘッド2のトラック中心からの位置誤差
を示す。ここで、データヘッド位置信号復調回路25、
A/D変換器26、サーボヘッド位置信号復調回路2
8、A/D変換器27、データヘッド位置誤差信号補償
回路31、加算器A32、ローパスフィルタ19、ハイ
パスフィルタ21、加算器B35よりなる部分をハイブ
リッド位置誤差信号算出回路と呼ぶ。ハイブリッド位置
誤差信号算出回路の詳細な動作については後で示す。ハ
イブリッド位置誤差信号算出回路より出力されるハイブ
リッド位置誤差信号18は、目標位置信号発生回路17
により算出される目標位置信号16と比較器15により
比較される。データヘッド2の目標位置信号16からの
位置偏差を表わす比較器15の出力は、ディジタル補償
器14に入力される。ディジタル補償器14により算出
された操作量には、目標加速度信号発生回路13により
算出される目標加速度信号12が加算器11により加算
され、D/A変換器10によりアナログ信号に変換され
る。D/A変換器10の出力は、指令値として駆動回路
8に入力される。ここで、目標位置信号発生回路17、
目標加速度信号発生回路13、比較器15、ディジタル
補償器14、加算器11よりなる部分を制御回路と呼
ぶ。
【0015】ここで、目標位置信号発生回路17では、
目標位置信号r(t)をTsでサンプリングしたr(m
Ts)(m=0.1,・・・)が算出される。目標加速
度信号発生回路13においては、目標加速度信号a
(t)をTsでサンプリングしたa(mTs)(m=
0.1,・・・)が算出される。ここで、目標加速度信
号a(t)は、目標位置信号r(t)を駆動回路及びヘ
ッド支持機構伝達特性の近似逆伝達特性で補正した信号
とする。このとき、ヘッドの応答は目標位置信号とほぼ
一致する。この詳細な設計は、筆者らが出願した特願平
3−185158号に従うとよい。また、r(t)及び
a(t)はその大きさがゼロでもよい。すなわち、目標
位置信号発生回路および目標加速度信号発生回路はなく
てもよい。
【0016】〈ハイブリッド位置誤差信号算出回路〉以
下では、ハイブリッド位置誤差信号算出回路の動作につ
いて説明する。ここでは、サーボ面サーボ信号29のサ
ンプル周期をTsと、データ面サーボ信号30のサンプ
リ周期をTdとには、(1)式、 Td=2Ts ……(1) の関係が成り立つとする。
【0017】まず、データヘッド位置誤差信号A23お
よびサーボヘッド位置誤差信号A24の算出について説
明する。データヘッド位置からデータヘッド位置誤差信
号A23を算出する部分は、図2のようにモデル化され
る。すなわち、データヘッド位置51を表わすデータ面
サーボ信号30は、サンプル周期Tdで検出される。す
なわち、サンプル周期Tdの仮想的なサンプラ52でデ
ータヘッド位置をサンプルしていると考えられる。サン
プル周期Tdで検出されたデータ面サーボ信号は、復調
回路53により復調される。復調された信号は、ホール
ド回路54により次のサンプル時点までTd時間保持さ
れる。このような過程を経てホールド回路54で保持し
た信号を、サンプル周期TsでA/D変換器26により
A/D変換してディジタル信号に変換する。すなわち、
サンプル周期Tsの仮想的なサンプラ55でサンプルす
る。これにより、データヘッド位置誤差信号A23が得
られる。
【0018】一方サーボヘッド位置61からサーボヘッ
ド位置誤差信号A24を算出する部分は図3となる。す
なわち、サーボヘッド位置61を表わすサーボ面サーボ
信号29は、サンプル周期Tsで検出される。すなわ
ち、サンプル周期Tsの仮想的サンプラ62でサンプル
される。サーボ面サーボ信号29は復調回路63により
復調される。復調された信号は、A/D変換器27によ
りディジタル信号に変換され、サーボヘッド位置誤差信
号A24が得られる。このとき、データヘッド位置誤差
信号A23およびサーボヘッド位置誤差信号A24と、
データヘッド位置51およびサーボヘッド位置61の関
係は、図4となる。ただし、ここでは、データヘッド2
とサーボヘッド3が位置決め方向に対して位置オフセッ
トを持たないとして表現してある。
【0019】以下では、これらの信号の関係について明
確にすることにより、データヘッド位置誤差信号補償回
路31の機能を説明する。サーボヘッド位置をys
(t)、データヘッド位置をyd(t)とすると、これ
らには(2)式、 ys(t)=yd(t)+R ……(2) の関係が成り立つ。
【0020】ここでRは機構系の熱変形により生ずる、
データヘッドとサーボヘッドの位置決め方向に対する位
置オフセットである。データヘッドおよびサーボヘッド
は一体としてヘッド支持機構1に支持されており、熱変
形による変化はヘッド位置決め時間から見た場合には非
常に遅い変化であるので、Rは一定の大きさと考えられ
る。このとき、サーボ面サンプル時点でのサーボヘッド
位置61およびデータヘッド位置51の関係、すなわ
ち、サーボヘッド位置誤差信号A23とデータヘッド位
置誤差信号A24の関係は、(3)式および(4)式、 yd(mTs)=ys(mTs)−R (m=2n) ……(3) =ys{(m−1)Ts}−R (m≠2n) ……(4) となる。
【0021】ただし、mTs(m=0,1,2,・・
・)はサーボ面サーボ信号のサンプル時点を表わし、n
Td(n=0,1,2,・・・)はデータ面サーボ信号
のサンプル時点を表わす。また、n=0,m=0のとき
は、同一の時点を表わし、サーボ面サーボ信号及びデー
タ面サーボ信号ともにサンプリングされるものとする。
すなわち、(3)式はサーボ面サーボ信号と、データ面
サーボ信号がともにサンプリングされる場合である。一
方、(4)式はサーボ面サーボ信号がサンプリングさ
れ、データ面サーボ信号がサンプリングされない場合で
ある。(4)式の場合のようにデータ面サーボ信号がサ
ンプリングされない場合には、前サンプリング時点のデ
ータが用いられるため、データ面位置誤差信号A23は
データヘッドの位置を正確に表現していない。すなわ
ち、図4に示すような検出誤差65を持つ。
【0022】そこで、データ面サーボ信号30がサンプ
リングされないことにより生ずる検出誤差65を低減す
る方法を示す。検出誤差65の低減は、データヘッド位
置誤差信号補償回路31により実現される。そこで、こ
の動作について説明する。データヘッド位置誤差信号補
償回路31は、図5の処理の流れに従って動作する。デ
ータヘッド位置誤差信号補償回路31には、現サンプリ
ング時点(t=mTs)でのデータヘッド位置誤差信号
A23であるyd(mTs)、および、サーボヘッド位
置誤差信号24であるys(mTs)が入力される。ま
た、データヘッド位置誤差信号補償回路31は、記憶部
を持ち、前サンプリング時点でのyd{(m−1)T
s}およびys{(m−1)Ts}を記憶している。
【0023】初めに、前サンプリング時点から現サンプ
リング時点までのデータヘッド位置誤差信号23の変化
量Δyd(mTs)を(5)式、 Δyd(mTs)=yd(mTs)−yd{(m−1)Ts} ……(5) により算出する。
【0024】Δyd(mTs)の絶対値abs{Δyd
(mTs)}と、しきい値Kを(6)式により比較する
(F21)。 abs{Δyd(mTs)}<K ……(6) であるなら、データ面サーボ信号はサンプリングされて
いないとし、(F22)を行う。
【0025】すなわち、現サンプル時点のデータヘッド
位置誤差信号B34であるydb(Ts)は(7)式に
より算出する。 ydb(mTs)=ydb{(m−1)Ts}+Δys(mTs) ……(7) ここで、Δys(mTs)は、 Δys(mTs)=ys(mTs)−ys{(m−1)Ts} ……(8) である。
【0026】このとき、図4より明らかなように前サン
プル時点ではデータヘッド位置誤差信号がサンプリング
されているので、(8)式は(9)式、 Δys(mTs)=ys(mTs)−yd{(m−1)Ts}−R ……(9) で表わされる。
【0027】また、ydb{(m−1)Ts}は(1
0)式であるので、 ydb{(m−1)Ts}=yd{(m−1)Ts} ……(10) 上記(9)式、(10)式を(7)式に代入して整理す
ることにより、データヘッド位置誤差信号B34は、 ydb(mTs)=ys(mTs)−R ……(11) となる。(11)式は、(2)式よりmTs時点でのデ
ータヘッドの位置を表わしていることがわかる。すなわ
ち、データヘッド位置誤差信号補償回路31の働きによ
りデータ面サーボ信号がサンプリングされない時点で
も、データヘッドの位置を正しく表わすことができる。
【0028】一方、 abs{Δyb(mTs)}>K ……(12) であるなら、データ面サーボ信号はサンプリングされて
いると考え、(F23)の処理を行う。すなわち、デー
タヘッド位置誤差信号B34であるydb(mTs)は
(13)式、 ydb(mTs)=yd(mTs) ……(13) により算出する。
【0029】従って、データヘッド位置誤差信号B34
はデータヘッドの位置を正確に表現できる。以上よりデ
ータヘッド位置誤差信号補償回路31の働きにより、サ
ーボ面サンプル周期Tsで、データヘッドの位置を正確
に検出することができる。ここで、しきい値KはTd時
間程度の短い時間で、ホールド回路54からリークする
電荷によりデータヘッド位置誤差信号A23が変化する
程度の小さな量に対応する。
【0030】次に、データヘッド位置誤差信号B34お
よびサーボヘッド位置誤差信号A24からハイブリッド
位置誤差信号18を算出する処理について説明する。ま
ず、ローパスフィルタ19および、ハイパスフィルタ2
1を設計する。これらの設計は、連続時間領域で設計し
たアナログフィルタを離散時間領域の表現に変換するデ
ィジタル再設計の考えに従って行う。すなわち、(1
4)式の伝達関数で表わされる連続時間領域のローパス
フィルタ、及び、(15)式のハイパスフィルタを(1
6)式の双線形変換としてしられる方法により離散時間
領域の表現に変換する。
【0031】 GL(s)=(PL)/(s+PL) ……(14) GH(s)=s/(s+PH) ……(15) s=(2/T)・{(z−1)/(z+1)} ……(16) ここで、sは一般によくしられるようにラプラス変換の
演算子であり、zはz変換の演算子である。
【0032】この結果、離散時間領域でのローパスフィ
ルタ(17)式、ハイパスフィルタ(18)式が算出さ
れる。 GL(z)=(bz+b)/(z+a) ……(17) GH(z)=(cz−c)/(z+a) ……(18) ここで、 a={PH−(2/Ts)}/{PH+(2/Ts)} ……(19) b=(PL)/{PL+(2/Ts)} ……(20) c=(2/Ts)/{PH+(2/Ts)} ……(21) である。ここで、(22)式のようにローパスフィルタ
とハイパスフィルタの極を一致させる。 PH=PL ……(22) このとき、ハイブリッド位置誤差信号18は、 yh(z)={GL(z)ydb(z)+GH(z)ys(z)} ……(23) yh(z) ;ハイブリッド位置誤差信号18のz変換
表現 ydb(z);データヘッド位置誤差信号B34のz変
換表現 ys(z) ;サーボヘッド位置誤差信号A24のz変
換表現 となる。
【0033】これを(17)式〜(21)式、および
(11)式、(13)式により整理すると(24)式、 yh(z)={GL(z)+Gh(z)}yd(z) ……(24) =yd(z) となり、データヘッド位置誤差信号B34から、ハイブ
リッド位置誤差信号18までの伝達関数は1となる。従
って、ハイブリッド位置誤差信号18はデータヘッドの
位置を正しく表現することができる。
【0034】これにより、データヘッド位置誤差信号の
位相遅れが低減される。このため、制御系の位相余裕が
増加し、安定度が向上する。この結果、制御系の応答特
性が向上する。
【0035】〈第2実施例〉図6は、本発明の第2の実
施例を示すブロック線図である。本実施例は、第1の実
施例と、ハイブリッド位置誤差信号算出回路の構成のみ
がことなり、その他の構成要素は、共通である。そこ
で、ハイブリッド位置誤差信号算出回路についてのみ説
明する。
【0036】本実施例においては、ハイブリッド位置誤
差信号算出回路は、データヘッド位置誤差信号復調回路
25、A/D変換器26、サーボヘッド位置誤差信号復
調回路28、A/D変換器27、データヘッド位置誤差
信号補償回路31と加算器Aよりなっている。これらの
要素の動作は第1の実施例と同一である。本実施例で
は、データヘッド位置誤差信号A23とデータヘッド位
置誤差信号補償回路の出力信号を加算器Aで加算した結
果をハイブリッド位置誤差信号18として用いる。すな
わち、第1の実施例で、データヘッド位置誤差信号B3
4とした信号をハイブリッド位置誤差信号18として用
いている。このため、ローパスフィルタ19、ハイパス
フィルタ21および加算器35が必要ないので構成が単
純となる。
【0037】〈第3実施例〉図7は、本発明の第3の実
施例を示すブロック線図である。本発明は第1の実施例
とハイブリッド位置誤差信号算出回路のみことなり、そ
の他の要素は同一である。そこで、ハイブリッド位置誤
差信号算出回路についてのみ説明する。
【0038】本実施例では、ハイブリッド位置誤差信号
算出回路は、データヘッド位置信号復調回路25、A/
D変換器26、ローパスフィルタ19、サーボヘッド位
置信号復調回路28、A/D変換器27、ハイパスフィ
ルタ21、加算器B35により構成される。これらの構
成要素の働きは、第1の実施例とほぼ同一である。ただ
し、本実施例はデータヘッド位置誤差信号補償回路31
および加算器A32を持たないので、ハイブリッド位置
誤差信号18は以下のように算出される。すなわち、デ
ータヘッド位置誤差信号A23をローパスフィルタで補
正したデータヘッド位置誤差信号B22と、サーボヘッ
ド位置誤差信号A24をハイパスフィルタ21で補正し
たサーボヘッド位置誤差信号B70を加算器B35で加
算することにより、ハイブリッド位置誤差信号18を算
出する。
【0039】本実施例は、データヘッドが目標トラック
に追従している状態において特に有効である。すなわ
ち、データヘッドが目標トラックに追従している状態で
は、データヘッドの動きが小さいので、データヘッド位
置誤差信号検出誤差の影響は少ない。このため、第1の
実施例のようにデータヘッド位置誤差信号補償回路を用
いない場合でも、制御性の低下は小さいと考えられる。
このとき、本実施例の構成とすると、制御系の構成が簡
単になり、実現が容易となる。
【0040】〈第4実施例〉図8は、本発明の第4の実
施例を示すブロック線図である。本発明は第1の実施例
とハイブリッド位置誤差信号算出回路のみことなり、そ
の他の要素は同一である。そこで、ハイブリッド位置誤
差信号算出回路についてのみ説明する。
【0041】本実施例では、ハイブリッド位置誤差信号
算出回路は、データヘッド位置信号復調回路25、A/
D変換器26、ローパスフィルタ19、サーボヘッド位
置信号復調回路28、A/D変換器27、ハイパスフィ
ルタ21、加算器B35、切り換え回路A40、切り換
え回路B41、加算器C71により構成される。これら
の構成要素のうち、第1の実施例と共通なものは、その
働きも同一である。本実施例のハイブリッド位置誤差信
号算出回路においては、サーボヘッド位置誤差信号A2
4をハイパスフィルタ21に入力するか、入力しないか
を選択するための切り換え回路B41をもつ。切り換え
回路B41によりサーボヘッド位置誤差信号A24がハ
イパスフィルタ21に接続されない場合には、加算器C
71によりサーボヘッド位置誤差信号A24にオフセッ
ト信号42が加算され、サーボヘッド位置誤差信号C4
3が算出される。ここで、オフセット信号42はサーボ
ヘッド3とデータヘッド2のオフセット量に対応した量
である。すなわち、データヘッド2が目標トラックに追
従している状態での、サーボヘッド3の目標トラック中
心からのずれ量であり、サーボヘッド位置誤差信号A2
4と同一の基準により表現される量である。このオフセ
ット信号42を加算することにより、サーボヘッドは目
標トラック中心からの前記のオフセット量だけずれた位
置に追従する。すなわち、データヘッドは目標トラック
中心に追従する。
【0042】また、切り換え回路B41によりサーボヘ
ッド位置誤差信号A24がハイパスフィルタに接続され
たときの動作は、第3の実施例と同一の動作を行う。す
なわち、ローパスフィルタ19によりデータヘッド位置
誤差信号A23の低周波数成分を抽出し、データヘッド
位置誤差信号B70を算出する。また、ハイパスフィル
タ21によりサーボヘッド位置誤差信号A24より高周
波数成分を抽出し、サーボヘッド位置誤差信号B20を
算出する。サーボヘッド位置誤差信号B20とデータヘ
ッド位置誤差信号B70を加算器B35で加算しハイブ
リッド位置誤差信号18を算出する。ハイブリッド位置
誤差信号18とサーボヘッド位置誤差信号C43は切り
換え回路A40により一方が選択される。選択される条
件は、切り換え回路B41によりサーボヘッド位置誤差
信号A24がハイパスフィルタ21に接続されたときに
は、ハイブリッド位置誤差信号18が選択され、ハイパ
スフィルタ21に接続されなかったときには、サーボヘ
ッド位置誤差信号C43が選択される。このように、サ
ーボヘッド位置誤差信号のみを用いて位置決めすること
により、データヘッド位置誤差信号検出誤差の影響を受
けないようにすることができる。
【0043】前記の切り換え回路による位置誤差信号の
切り換えは、以下の基準に基づいて行うとよい。すなわ
ち、本制御系をヘッド切り換え動作、あるいは、シーク
動作に適用するときには、サーボヘッド位置誤差信号C
43を選択する。また、前記のヘッド切り換え動作、あ
るいは、シーク動作によりデータヘッド2が目標トラッ
ク中心より一定距離以内に近づいた場合に、ハイブリッ
ド位置誤差信号18を選択し追従制御を行う。
【0044】ここで、ヘッド切り換え動作とは、一般に
よく知られたように、目標トラックに追従し情報を記録
/再生するデータヘッドをデータヘッドaからデータヘ
ッドbに切り換え、データヘッドbをデータヘッドaと
同一番号のトラックに追従制御させる動作である。ま
た、シーク動作とは一般によくしられたように、データ
ヘッドを現在追従中のトラックから別のトラックに移動
して追従させる動作である。
【0045】一般にハイブリッドサーボ制御方式の磁気
ディスク装置では、データ面サーボ信号の復調信号は図
9に示すように、トラック中心でゼロとなりトラックの
境界で非線形となる信号である。(一般にサーボ面サー
ボ信号は復調回路がトラック境界においても線形となる
ように記録されている。)このため、データヘッドの移
動量が大きなときは、前記のデータ面サーボ信号復調信
号が非線形な領域となる。このような領域では、制御性
能が低下する。そこで、本実施例のようにデータヘッド
の移動量が大きなときには、サーボ面サーボ信号のみを
用いることにより、データ面サーボ信号の非線形性の影
響を受けないようにして、制御性能を向上することがで
きる。
【0046】〈第5実施例〉図10に本発明の第5の実
施例を示すブロック線図を示す。本実施例においては、
ハイブリッド位置誤差信号算出回路、および、制御回路
の部分が第1の実施例と異なる。本実施例においては、
ローパスフィルタ19により補正されたデータヘッド位
置誤差信号B70と目標位置信号B84が比較されデー
タヘッド位置誤差信号C86が算出される。また、ハイ
パスフィルタ21により補正されたサーボヘッド位置誤
差信号B20と目標位置信号A82が比較されサーボヘ
ッド位置誤差信号C85が算出される。データヘッド位
置誤差信号C86とサーボヘッド位置誤差信号C85が
加算器B35により加算されハイブリッド位置誤差信号
18が算出される。ハイブリッド位置誤差信号18はデ
ィジタル補償器14により補正され、加算器11により
目標加速度信号12に加算され、D/A変換器10に入
力される。ここで、目標位置信号A82は、目標位置信
号発生回路A81により算出され、目標位置信号B84
は、目標位置信号発生回路B83により算出される。こ
こで、目標位置信号発生回路B83はデータ面のサンプ
ル周期Tbに同期した目標位置信号を算出する。すなわ
ち、(25)式のように、目標位置信号r(t)をTb
でサンプリングした信号と等価な信号とする。
【0047】
【数1】
【0048】一方、目標位置信号発生回路Aはサーボ面
のサンプル周期Tsに同期した目標位置信号を算出す
る。すなわち、(26)式のように、目標位置信号r
(t)をTsでサンプリングした信号と等価な信号とす
る。
【0049】
【数2】
【0050】これにより、データ面位置誤差信号および
サーボ面位置誤差信号ともに、目標位置信号と検出信号
の間に時間遅れを生じない構成とすることができる。そ
のため、データヘッド位置誤差信号の位相遅れの影響が
低減され、制御系の位相余裕が増加して、安定性が向上
する。この結果、制御性能を向上することができる。
【0051】〈第6実施例〉図11に本発明の第6の実
施例のブロック線図を示す。本実施例においては、ハイ
ブリッド位置誤差信号算出回路の部分が第1の実施例あ
るいは第2の実施例と異なる。そこでハイブリッド位置
誤差信号算出回路についてのみ説明する。
【0052】本実施例におけるハイブリッド位置誤差信
号検出回路は、第1あるいは第2の実施例に、データ面
サーボ信号30がサンプリングされたことを示す制御信
号90を発生する制御信号発生回路91を付加した構成
となっている(図11は第2の実施例に制御信号発生回
路91を付加した場合を示している。)。制御信号90
は図12のように、データ面サーボ信号30がサンプリ
ングされた時点から一定時間Th(sec)ハイレベル
となり、それ以外ではローレベルとなる信号である。こ
こで、Thはサーボ面サンプル周期Tsと比較し小さな
値を持つ。このとき、ハイブリッド位置誤差信号18
は、以下のように算出される。すなわち、サーボ面のサ
ンプル時点において、制御信号90がローレベルである
ときハイブリッド位置誤差信号18は(7)式により算
出される。一方、サーボ面のサンプル時点において、制
御信号90がハイレベルであるとき、ハイブリッド位置
誤差信号18は(13)式により算出される。
【0053】本方式においては、データ面サーボ信号3
0が算出されたか、算出されなかったかを明確にデータ
ヘッド位置誤差信号補償回路31に通知できる。このた
め、データヘッド位置誤差信号Aにノイズが含まれる場
合でも、データヘッド位置誤差信号補償回路31は安定
に動作する。この結果、制御系の安定性が増加し、応答
特性を向上することができる。
【0054】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、データ
面から検出するデータ面サーボ信号と、サーボ面から検
出するサーボ面サーボ信号を用いて磁気ヘッドの位置決
めを行う場合に、データ面サーボ信号がサーボ面サーボ
信号に対して遅れて検出されることによる影響を低減で
きる。このため、高精度な位置信号の検出が可能とな
り、位置決め精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の装置構成を示すブロック線図で
ある。
【図2】データヘッド位置信号復調回路の構成を示す図
である。
【図3】サーボヘッド位置信号復調回路の構成を示す図
である。
【図4】データヘッド位置誤差信号、サーボヘッド位置
誤差信号とデータヘッド位置、サーボヘッド位置の関係
を示す図である。
【図5】データヘッド位置誤差信号補償回路の動作の処
理の流れをフローチャートである。
【図6】第2の実施例の装置構成を示す図である。
【図7】第3の実施例の装置構成を示す図である。
【図8】第4の実施例の装置構成を示す図である。
【図9】データ面サーボ信号の復調信号を示す図であ
る。
【図10】第5の実施例の装置構成を示す図である。
【図11】第6の実施例の装置構成を示す図である。
【図12】制御信号のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッド支持機構 2 データヘッド 3 サーボヘッド 4 データディスク 5 サーボディスク 6 スピンドルモータ 7 機構系 8 駆動回路 10 D/A変換器 11 加算器 12 目標加速度信号 13 目標加速度信号発生回路 14 ディジタル補償器 15 比較器 16 目標位置信号 17 目標位置信号発生回路 18 ハイブリッド位置誤差信号 19 ローパスフィルタ 20 サーボヘッド位置誤差信号B 21 ハイパスフィルタ 23 データヘッド位置誤差信号A 24 サーボヘッド位置誤差信号A 25 データヘッド位置信号復調回路 26 A/D変換器 27 A/D変換器 28 サーボヘッド位置信号復調回路 29 サーボ面サーボ信号 30 データ面サーボ信号 31 データヘッド位置誤差信号補償回路 32 加算器A 33 データヘッド位置誤差信号C 34 データヘッド位置誤差信号B 35 加算器B 51 データヘッド位置 52 サンプラ 53 復調回路 54 ホールド回路 55 サンプラ 61 サーボヘッド位置 62 サンプラ 63 復調回路 65 検出誤差 70 データヘッド位置誤差信号B 71 加算器C 81 目標位置信号発生回路A 82 目標位置信号A 83 目標位置信号発生回路B 84 目標位置信号B 85 サーボヘッド位置誤差信号C 86 データヘッド位置誤差信号C 90 制御信号 91 制御信号発生回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データおよび位置情報を一定のサンプル
    周期で配置したデータディスク、および前記データディ
    スク面に対向して配置されるデータヘッドと、位置情報
    を一定のサンプル周期で配置したサーボディスク、およ
    び前記サーボディスク面に対向して配置されるサーボヘ
    ッドとを有するハイブリッド制御方式の磁気ディスク装
    置において、前記データヘッドおよび前記サーボヘッド
    の位置誤差信号に基づいて、前記データヘッドの位置誤
    差信号がサンプリングされない時点でのデータヘッド位
    置誤差信号を予測する補償回路を備えたことを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データ記憶領域および位置情報記憶領域
    を一定のサンプル周期Aで配置したデータディスク面に
    対向して配置されるデータヘッドの位置検出回路と、位
    置情報を一定のサンプル周期Bで記録するサーボディス
    ク面に対向して配置されるサーボヘッドの位置検出回路
    とを備え、前記データヘッド位置検出回路により算出さ
    れるデータヘッド位置誤差信号Ad、および前記サーボ
    ヘッド位置検出回路により算出されるサーボヘッド位置
    誤差信号Asより、前記サンプル周期Bでのデータヘッ
    ド位置変化量を算出するデータヘッド位置誤差信号補償
    回路と、前記データヘッド位置誤差信号Adと前記デー
    タヘッド位置変化量とからデータヘッド位置誤差信号B
    dを算出する加算器Akと、前記データヘッド位置誤差
    信号Bdより低周波数成分を抽出し、データヘッド位置
    誤差信号Cdを算出するローパスフィルタと、前記サー
    ボヘッド位置誤差信号Asより高周波数成分を抽出し、
    サーボヘッド位置誤差信号Bsを算出するハイパスフィ
    ルタと、前記データヘッド位置誤差信号Cdと前記サー
    ボヘッド位置誤差信号Bsを加算してハイブリッド位置
    誤差信号を算出する加算器Bkとよりなるハイブリッド
    位置誤差信号算出手段を備えたことを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 ディスク面上にデータを記憶する領域
    と、位置情報を記憶する領域とが一定のサンプル周期A
    で配置される記憶領域を持つデータディスクと、ディス
    ク面上に位置情報が一定のサンプル周期Bで記録される
    サーボディスクと、前記データディスク面に対向して配
    置されるデータヘッドと、前記サーボディスク面に対向
    して配置されるサーボヘッドと、前記ヘッドを支持する
    ヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を移動し位置決
    めする駆動力を発生する駆動回路と、前記データヘッド
    の位置を検出するデータヘッド位置検出回路と、前記サ
    ーボヘッドの位置を検出するサーボヘッド位置検出回路
    と、前記駆動回路への駆動指令値を算出する制御回路
    と、前記サーボヘッド位置検出回路より得られるサーボ
    ヘッド位置誤差信号を用いて、前記データヘッド位置検
    出回路より得られるデータヘッド位置誤差信号を補正
    し、ハイブリッド位置誤差信号を算出するハイブリッド
    位置誤差信号算出手段とを有する磁気ディスク装置であ
    って、 前記ハイブリッド位置誤差信号算出手段が、前記データ
    ヘッド位置検出回路により算出されるデータヘッド位置
    誤差信号Ad、および前記サーボヘッド位置検出回路に
    より算出されるサーボヘッド位置誤差信号Asより、前
    記サンプル周期Bでのデータヘッド位置変化量を算出す
    るデータヘッド位置誤差信号補償回路と、前記データヘ
    ッド位置誤差信号Adと前記データヘッド位置変化量と
    からデータヘッド位置誤差信号Bdを算出する加算器A
    kと、前記データヘッド位置誤差信号Bdより低周波数
    成分を抽出し、データヘッド位置誤差信号Cdを算出す
    るローパスフィルタと、前記サーボヘッド位置誤差信号
    Asより高周波数成分を抽出し、サーボヘッド位置誤差
    信号Bsを算出するハイパスフィルタと、前記データヘ
    ッド位置誤差信号Cdと前記サーボヘッド位置誤差信号
    Bsを加算し、前記ハイブリッド位置誤差信号を算出す
    る加算器Bkとよりなることを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の磁気ディスク装置におい
    て、前記制御回路が、前記サーボヘッドを位置決めする
    ための目標位置信号を算出する目標位置信号発生回路
    と、目標加速度信号を算出するための目標加速度信号発
    生回路と、前記ハイブリッド位置誤差信号と前記目標位
    置信号を比較する比較器と、前記比較器の出力を補正す
    る補償器と、前記補償器の出力に前記目標加速度信号を
    加算して前記駆動回路に入力する手段とよりなることを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 データ記憶領域および位置情報記憶領域
    を一定のサンプル周期Aで配置したデータディスク面に
    対向して配置されるデータヘッドの位置検出回路と、位
    置情報を一定のサンプル周期Bで記録するサーボディス
    ク面に対向して配置されるサーボヘッドの位置検出回路
    とを備え、前記データヘッド位置検出回路により算出さ
    れるデータヘッド位置誤差信号、および前記サーボヘッ
    ド位置検出回路により算出されるサーボヘッド位置誤差
    信号より、前記サンプル周期Bでのデータヘッド位置変
    化量を算出するデータヘッド位置誤差信号補償回路と、
    前記データヘッド位置誤差信号と前記データヘッド位置
    変化量とからハイブリッド位置誤差信号を算出する加算
    器とよりなるハイブリッド位置誤差信号算出手段を備え
    たことを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 ディスク面上にデータを記憶する領域
    と、位置情報を記憶する領域とが一定のサンプル周期A
    で配置される記憶領域を持つデータディスクと、ディス
    ク面上に位置情報が一定のサンプル周期Bで記録される
    サーボディスクと、前記データディスク面に対向して配
    置されるデータヘッドと、前記サーボディスク面に対向
    して配置されるサーボヘッドと、前記ヘッドを支持する
    ヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を移動し位置決
    めする駆動力を発生する駆動回路と、前記データヘッド
    の位置を検出するデータヘッド位置検出回路と、前記サ
    ーボヘッドの位置を検出するサーボヘッド位置検出回路
    と、前記駆動回路への駆動指令値を算出する制御回路
    と、前記サーボヘッド位置検出回路より得られるサーボ
    ヘッド位置誤差信号を用いて、前記データヘッド位置検
    出回路より得られるデータヘッド位置誤差信号を補正
    し、ハイブリッド位置誤差信号を算出するハイブリッド
    位置誤差信号算出手段とを有する磁気ディスク装置であ
    って、 前記ハイブリッド位置誤差信号算出手段が、前記データ
    ヘッド位置検出回路により算出されるデータヘッド位置
    誤差信号Ad、および、前記サーボヘッド位置検出回路
    により算出されるサーボヘッド位置誤差信号Asより、
    前記サンプル周期Bでのデータヘッド位置変化量を算出
    するデータヘッド位置誤差信号補償回路と、前記データ
    ヘッド位置誤差信号Adと前記データヘッド位置変化量
    とから前記ハイブリッド位置誤差信号を算出する加算器
    とよりなることを特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の磁気ディスク装置におい
    て、前記制御回路が、前記データヘッドを位置決めする
    ための目標位置信号を算出する目標位置信号発生回路
    と、目標加速度信号を算出するための目標加速度信号発
    生回路と、前記ハイブリッド位置誤差信号と前記目標位
    置信号とを比較する比較器と、前記比較器の出力を補正
    する補償器と、前記補償器の出力に前記目標加速度信号
    を加算して前記駆動回路に入力する手段とよりなること
    を特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のうちいずれかに記載
    の磁気ディスク装置において、前記データヘッド位置誤
    差信号Adが算出されたことを示す制御信号を発生する
    手段と、前記制御信号を前記データヘッド位置誤差信号
    補償回路に入力する手段とを有し、前記制御信号により
    前記データヘッド位置誤差信号Adが算出されたことを
    前記データヘッド位置誤差信号補償回路に通知されたと
    きにのみ、前記データヘッド位置変化量を前記データヘ
    ッド位置誤差信号Adに加算することを特徴とする磁気
    ディスク装置。
  9. 【請求項9】 ディスク面上にデータを記憶する領域
    と、位置情報を記憶する領域とが一定のサンプル周期A
    で配置される記憶領域を持つデータディスクと、ディス
    ク面上に位置情報が一定のサンプル周期Bで記録される
    サーボディスクと、前記データディスク面に対向して配
    置されるデータヘッドと、前記サーボディスク面に対向
    して配置されるサーボヘッドと、前記ヘッドを支持する
    ヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を移動し位置決
    めする駆動力を発生する駆動回路と、前記データヘッド
    の位置を検出するデータヘッド位置検出回路と、前記サ
    ーボヘッドの位置を検出するサーボヘッド位置検出回路
    と、前記駆動回路への駆動指令値を算出する制御回路
    と、 前記サーボヘッド位置検出回路より得られるサーボヘッ
    ド位置誤差信号Asより高周波数成分を抽出し、サーボ
    ヘッド位置誤差信号Bsを算出するハイパスフィルタ
    と、前記データヘッド位置検出回路より得られるデータ
    ヘッド位置誤差信号Adより低周波数成分を抽出し、デ
    ータヘッド位置誤差信号Bdを算出するローパスフィル
    タと、前記データヘッド位置誤差信号Bdと前記サーボ
    ヘッド位置誤差信号Bsを加算し、ハイブリッド位置誤
    差信号を算出する加算器とを有する磁気ディスク装置で
    あって、 前記制御回路が、前記データヘッドを位置決めするため
    の目標位置信号を算出する目標位置信号発生回路と、目
    標加速度信号を算出するための目標加速度信号発生回路
    と、前記ハイブリッド位置誤差信号と前記目標位置信号
    とを比較する比較器と、前記比較器の出力を補正する補
    償器と、前記補償器の出力に前記目標加速度信号を加算
    して前記駆動回路に入力する手段とよりなることを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 ディスク面上にデータを記憶する領域
    と、位置情報を記憶する領域とが一定のサンプル周期A
    で配置される記憶領域を持つデータディスクと、ディス
    ク面上に位置情報が一定のサンプル周期Bで記録される
    サーボディスクと、前記データディスク面に対向して配
    置されるデータヘッドと、前記サーボディスク面に対向
    して配置されるサーボヘッドと、前記ヘッドを支持する
    ヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を移動し位置決
    めする駆動力を発生する駆動回路と、前記データヘッド
    の位置を検出するデータヘッド位置検出回路と、前記サ
    ーボヘッドの位置を検出するサーボヘッド位置検出回路
    と、前記駆動回路への駆動指令値を算出する制御回路と
    を有する磁気ディスク装置であって、 前記データヘッドを位置決めするための目標加速度信号
    を算出するための目標加速度信号発生回路と、前記デー
    タヘッド位置検出回路により算出されるデータヘッド位
    置誤差信号Adより低周波数成分を抽出し、データヘッ
    ド位置誤差信号Bdを算出するローパスフィルタと、前
    記サーボヘッド位置検出回路により算出されるサーボヘ
    ッド位置誤差信号Asより高周波数成分を抽出し、サー
    ボヘッド位置誤差信号Bsを算出するハイパスフィルタ
    と、目標位置信号Brを算出する目標位置信号発生回路
    Bcと、目標位置信号Brと前記データヘッド位置誤差
    信号Bdを比較してデータヘッド位置誤差信号Cdを算
    出する手段と、目標位置信号Arを算出する目標位置信
    号発生回路Acと、前記目標位置信号Arと前記サーボ
    ヘッド位置誤差信号Bsを比較してサーボヘッド位置誤
    差信号Csを算出する手段と、前記データヘッド位置誤
    差信号Cdと前記サーボヘッド位置誤差信号Csを加算
    してハイブリッド位置誤差信号を算出する加算器とを備
    えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  11. 【請求項11】 ディスク面上にデータを記憶する領域
    と、位置情報を記憶する領域とが一定のサンプル周期A
    で配置される記憶領域を持つデータディスクと、ディス
    ク面上に位置情報が一定のサンプル周期Bで記録される
    サーボディスクと、前記データディスク面に対向して配
    置されるデータヘッドと、前記サーボディスク面に対向
    して配置されるサーボヘッドと、前記ヘッドを支持する
    ヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を移動し位置決
    めする駆動力を発生する駆動回路と、前記データヘッド
    の位置を検出するデータヘッド位置検出回路と、前記サ
    ーボヘッドの位置を検出するサーボヘッド位置検出回路
    と、前記駆動回路への駆動指令値を算出する制御回路
    と、前記データヘッド位置検出回路により算出されるデ
    ータヘッド位置誤差信号Adより低周波数成分を抽出
    し、データヘッド位置誤差信号Bdを算出するローパス
    フィルタと、前記サーボヘッド位置検出回路により算出
    されるサーボヘッド位置誤差信号Asより高周波数成分
    を抽出し、サーボヘッド位置誤差信号Bsを算出するハ
    イパスフィルタと、前記データヘッド位置誤差信号Bd
    と前記サーボヘッド位置誤差信号Bsとを加算してハイ
    ブリッド位置誤差信号を算出する加算器Akとを有する
    磁気ディスク装置であって、 前記サーボヘッド位置誤差信号Asにオフセット信号を
    加えてサーボヘッド位置誤差信号Csを算出する加算器
    Bkと、前記ハイブリッド位置誤差信号または前記サー
    ボヘッド位置誤差信号Asの一方を選択する切り換え回
    路と、前記切り換え回路により選択した信号を前記制御
    回路に入力する手段とを有することを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の磁気ディスク装置に
    おいて、前記制御回路が、前記データヘッドを位置決め
    するための目標位置信号を算出する目標位置信号発生回
    路と、目標加速度信号を算出するための目標加速度信号
    発生回路と、前記切り換え回路により選択した信号と前
    記目標位置信号とを比較する比較器と、前記比較器の出
    力を補正する補償器と、前記補償器の出力に前記目標加
    速度信号を加算して前記駆動回路に入力する手段とより
    なることを特徴とする磁気ディスク装置。
JP2784993A 1993-02-17 1993-02-17 磁気ディスク装置 Pending JPH06243618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2784993A JPH06243618A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 磁気ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2784993A JPH06243618A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06243618A true JPH06243618A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12232369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2784993A Pending JPH06243618A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 磁気ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06243618A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5831787A (en) * 1995-12-28 1998-11-03 Fujitsu Limited Head position demodulating method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5831787A (en) * 1995-12-28 1998-11-03 Fujitsu Limited Head position demodulating method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5585976A (en) Digital sector servo incorporating repeatable run out tracking
JP3742483B2 (ja) ハードディスクドライブのヘッド位置決め制御方法
JPS6218683A (ja) デイスクフアイルのサ−ボ制御システム
KR100272194B1 (ko) 자기 헤드 위치 제어 방법 및 자기 디스크 장치
KR100518293B1 (ko) 자기 디스크 장치 및 회전 동기 진동의 제어 방법
US5754358A (en) Head positioning system and method for use in disk recording/reproducing apparatus
JP2001283543A (ja) ディスク装置のヘッド位置制御方法及び制御装置
JP2001256741A (ja) ディスク装置のヘッド位置決め制御方法及び装置
US5831787A (en) Head position demodulating method
US7646560B2 (en) Positioning control system and positioning control method
JP3688874B2 (ja) ディスク記憶装置及びヘッド位置決め制御方法
JP2647291B2 (ja) 記録装置のヘッドを高速に位置決めする方法
JPS607664A (ja) ヘツドの位置決め方式
JPH06243618A (ja) 磁気ディスク装置
JP2007242148A (ja) 磁気ディスク装置
JPH03192585A (ja) 磁気ディスク装置
JP3355918B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2553721B2 (ja) トラック追従制御装置
JPH056635A (ja) 磁気デイスク装置
JP2621439B2 (ja) ディスク装置の位置決め装置
JPH1027366A (ja) 光ディスク駆動方法及び光ディスク駆動装置
JPH1074371A (ja) 磁気ディスク装置
JPH04364277A (ja) 磁気ディスク装置のオフセット検出方式
JP2002140876A (ja) 情報記録再生装置
JP2002237153A (ja) 磁気ディスク装置