JPH062431U - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH062431U
JPH062431U JP3715792U JP3715792U JPH062431U JP H062431 U JPH062431 U JP H062431U JP 3715792 U JP3715792 U JP 3715792U JP 3715792 U JP3715792 U JP 3715792U JP H062431 U JPH062431 U JP H062431U
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JP
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hard disk
disk drive
connector
slider
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JP3715792U
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圭三 大上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、本体ケースに対するハードデ
ィスク駆動装置の出し入れを容易にできる電子機器を得
ることにある。 【構成】ハードデイスク駆動装置(HDD)41の挿入口
9を本体ケース1の側板1aに設け、挿入口から挿入され
たHDDを位置決めしてコネクタ13に案内する固定のガ
イド21を本体ケースに設ける。ガイドにスライダ31を被
せ、このスライダを挿入口方向にばね29で付勢する。挿
入口の近傍に本体ケースの外側方から押込まれるイジェ
クト摘み56を設け、この摘みに連動してスライダを挿入
口方向に移動させる脱着機構55を備える。この機構は、
一端部が互いに枢着され他端部がスライダに係合された
一対のリンク51と、前記摘みでコネクタ方向に押込まれ
て一対のリンクを回動させるプッシャ53とを有する。前
記摘みの押込みでばねの補助力と相俟ってHDDをコネ
クタから外すと共に本体ケース外に突出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ユニット化されたハードディスク駆動装置が、本体ケースに着脱可 能に内蔵されたラップトップ形ポータブルコンピュータ等の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラップトップ形ポータブルコンピュータにおいて、ハードディスク駆動 装置をねじ止めにより本体ケースの内部に固定したものが知られている。また、 この他に、本体ケースの外面にハードディスク駆動装置収容凹部を形成するとと もに、この凹部の一端部にコネクタを配置し、このコネクタに着脱可能に接続さ れるハードディスク駆動装置を前記凹部に出し入れ可能に収容し、かつ、本体ケ ースに前記凹部を開閉する蓋を着脱可能に取付けて、ハードディスク駆動装置を 本体ケースの外部から出し入れ可能にしたものも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ハードディスク駆動装置は、その保守交換が行われることがあると ともに、このハードディスク駆動装置自体の盗難を防止するために、ポータブル コンピュータの使用が終了するたびに本体ケースからハードディスク駆動装置を 取出し、この駆動装置が別途保管されることもある。
【0004】 しかし、ハードディスク駆動装置が本体ケースの内部に固定された前記従来の 構成では、その保守交換の際等に本体ケースを分解する手間が必要であり、ハー ドディスク駆動装置を着脱する作業性が極めて悪いという問題があった。また、 小形化が図られているラップトップ形ポータブルコンピュータにおいて、そのハ ードディスク駆動装置が本体ケースの外部から出し入れできる前記従来の構成で は、ハードディスク駆動装置収容凹部を大きく確保できないことと相俟って、こ の凹部内でハードディスク駆動装置をコネクタに位置決めして接続する手間が必 要である。しかも、コネクタとハードディスク駆動装置との結合力がかなり大き い。そのため、ハードディスク駆動装置を操作して前記収容凹部に出し入れする 際の操作性が悪いという問題があった。 本考案の目的は、本体ケースに対するハードディスク駆動装置の出し入れを容 易にできる電子機器を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の電子機器は、側板を備え、この側板にハ ードディスク駆動装置が出し入れ可能な挿入口を設けるとともに、この挿入口か ら挿入された前記ハードディスク駆動装置の端子部が着脱可能に接続されるコネ クタが内蔵された電子機器本体と、前記挿入口と前記コネクタとの間に位置して 前記電子機器本体に固定され、前記ハードディスク駆動装置を案内するガイド側 壁を備えるとともに、これら側壁に前記挿入口側が開放する第1溝を夫々設けた ガイドと、このガイドに被さって前記ハードディスク駆動装置の出し入れ方向に 移動可能に設けられ、前記第1溝よりも短く形成されてこの第1溝に対向すると ともに前記挿入口側が開放された一対の第2溝を有するスライダと、前記ハード ディスク駆動装置の両側面に夫々突設され相対向した前記第1,第2の溝に通さ れた連動突部と、前記挿入口の近傍に押込み可能に設けられたイジェクト摘みと 、一端部が互いに枢着され他端部が前記スライダに係合された一対のリンク、お よび前記イジェクト摘みを介して前記コネクタ方向に押し動かされるとともに、 この移動で前記一対のリンクを回動させるプッシャを備え、前記一対のリンクを 介して前記スライダを前記挿入口側に移動させる脱着機構と、前記スライダを前 記挿入口方向に付勢して設けられたばねと、前記第1,第2の溝の奥端部に夫々 設けられ互いに対向した際に前記連動突部が係合する掛止凹部とを具備したもの である。
【0006】
【作用】
前記構成において、電子機器本体の側板に形成された挿入口は、電子機器本体 へのハードディスク駆動装置の出し入れを可能にする。ガイドは、出し入れされ るハードディスク駆動装置を案内し、この駆動装置を電子機器本体内のコネクタ および挿入口に対して位置決めするとともに、スライダの移動を案内する。ハー ドディスク駆動装置の連動突部は、第2溝の奥端に当接して、挿入口方向へのス ライダの移動にハードディスク駆動装置を連動させるとともに、コネクタ方向へ のハードディスク駆動装置の移動にスライダを連動させる。ガイドおよびスライ ダに形成され挿入口側が開放された第1,第2の溝は、これら溝に対する連動突 部の挿脱、すなわち、ハードディスク駆動装置の出し入れを可能にしている。第 1,第2の溝の奥端部に形成された掛止凹部は、ハードディスク駆動装置がコネ クタに接続された際に、相対向されるとともに、これらには連動突部が係合され て、コレラに接続されたハードディスク駆動装置が挿入口方向へ不用意に移動す ることを妨げる。ばねは、ハードディスク駆動装置を挿入口方向に付勢し、この 駆動装置をコネクタから外すための力を小さくする。イジェクト摘みは、本体ケ ースの外側方から押込まれ脱着機構を動作させる。脱着機構のプッシャは、イジ ェクト摘みによりコネクタ方向に押し動かされ、脱着機構の一対のリンクを押し て、これらのリンクを回動させる。一対のリンクはその回動によりスライダを挿 入口方向に移動させる。
【0007】 したがって、本体ケースの外側方からハードディスク駆動装置を挿入口を通し て本体ケース内に挿入すると、この駆動装置は、ガイドで位置決めされながらス ライダを伴って案内されコネクタ方向に移動されるとともに、この移動によりば ねを弾性変形させた後にコネクタに接続される。このコネクタとの接続が完了し た時点で、第1,第2の溝の掛止凹部が相対向するとともに、これらに連動突部 が係合されてハードディスク駆動装置がコネクタに接続された位置に保持される 。
【0008】 そして、本体ケースの外側方からイジェクト摘みを押込むと、脱着機構により スライダが挿入口方向に押されるので、それに伴って連動突部が掛止凹部から外 されて、このスライダと共にハードディスク駆動装置が挿入口側に移動される。 この際に、同移動方向にばねの付勢力が補助的に作用する。したがって、ハード ディスク駆動装置は、コネクタから外された後に、挿入口から本体ケース外に突 出される。
【0009】
【実施例】
以下、図1〜図8を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0010】 図3中符号1はラップトップ形ポータブルコンピュータの本体ケースであり、 この本体ケース1の前部には、本体ケース1の前側から操作されるキーボード装 置2が設けられている。本体ケース1の後部には液晶表示パネル3を有したフラ ットパネル形のディスプレイユニット4が取付けられている。
【0011】 このユニット4は取付け脚5を有している。取付け脚5は、本体ケース1の後 部上面に形成された***部6,7間に挿入されて、これら***部6,7に図示し ない枢軸を介して回動可能に連結されている。デイスプレイユニット4は図3に 示す起立位置とキーボード装置2を覆い隠す倒伏位置との間を前記図示されない 枢軸を中心に回動できる。
【0012】 本体ケース1が有する側板1a(図3に本体ケース1を前側から見て左側の側 板のみ図示)と、***部6の一側壁6aの後部とは略垂直状に連なっているとと もに、一側壁6aには摘み収容凹部8が形成されている。そして、側板1aの後 部には挿入口9が形成されている。この挿入口9は本体ケース1の側板1aに着 脱可能な蓋10で塞がれている。なお、図3中11は本体ケース1の底板1bに 形成された掛止部、12は蓋10に形成され掛止部11に係脱される掛止爪で、 これらの掛合により、蓋10は挿入口9を閉じた位置に保持され、不用意に外れ ないようになっている。
【0013】 本体ケース1にはコネクタ13(図1,図2参照)が内蔵されている。このコ ネクタ13は挿入口9から所定寸法離間して前記底板1bに固定されている。図 6および図7に示されるようにコネクタ13は、合成樹脂製のコネクタ本体14 と、この本体14に固定された多数本の端子ピン15(なお、図6,図7では1 本のみ図示)と、これら端子ピン15が半田付けされたフレキシブルプリント配 線板16とを有している。互いに並設された各端子ピン15は先端部が湾曲され て弾性変形可能な接続部15aを夫々有し、これらの接続部15aは、コネクタ 本体14に設けられた嵌合溝17内において、この溝17に臨んだ一方の溝形成 壁18に沿って略水平状に設けられている。
【0014】 本体ケース1の底板1bには、挿入口9とコネクタ13との間に位置してガイ ド21が固定されている。ガイド21は板金製であって、図1,図2に示される 水平なガイド壁22の両側に夫々垂直な側壁23を折り曲げるとともに、両側壁 23の下端に夫々水平な取付け壁24を折り曲げてなる。取付け壁24は底板1 bに対してボス等をスペーサとして、底板1bにその上面から少し離れて固定さ れる。
【0015】 ガイド21のガイド壁22のコネクタ13側には一対の支点部25が設けられ ている。これら支点部25はガイド21の幅方向に夫々延びるビードで形成され ている。また、ガイド壁22には支点部25よりも挿入口9側に位置して一対の 軸26が夫々突設されているとともに、これらの軸26の上端には夫々平ワッシ ャ26aが固定されている。
【0016】 ガイド21の両側壁23には夫々第1溝27(一方のみ図示)が形成されてい る。溝27は側壁23の長手方向に延びているとともに、その挿入口9側は開放 されている。さらに、第1溝27のコネクタ13側の端部には下側に連なる掛止 凹部28が設けられている。掛止凹部28の挿入口9側部分は図8に示されるよ うに傾斜面28aで形成されている。
【0017】 ガイド21の両側壁23には夫々板ばね29(一方のみ図示)がそのコネクタ 13側の一端部を溶接止めして取付けられている。図1に示すように板ばね29 は、その中間部が側壁から離れる自由状態で多少湾曲しているとともに、この自 由状態では板ばね29の自由端部が第1溝27の奥端部を覆い隠す長さを有して いる。また、ガイド21にはその両取付け壁24の折曲げ部に長手方向に延びる 長孔30(一方のみ図示)が夫々形成されているとともに、この長孔30に連な った溝30aが側壁23に夫々形成されている。溝30aには前記板ばね29が 通されている。
【0018】 ガイド21にはその支点部25より挿入口9側に位置して板金製のスライダ3 1が被されている。スライダ31はガイド壁22に重なり合う摺動壁32の両側 に前記側壁23と対向する垂直な側壁33を夫々折り曲げて形成されている。ス ライダ31の摺動壁32にはコネクタ13側に位置して一対の被押圧突部34が 絞り加工により形成されている。これら被押圧突部34相互間の離間寸法Aは図 2に示すように一対の支点部25相互間の離間寸法Bよりも大きい。
【0019】 スライダ31の両側壁33の下端部は前記長孔30に挿入されているとともに 、これら側壁33には夫々第1溝27に対向する第2溝35(一方のみ図示)が 形成されている。第2溝35は側壁33の長手方向に延びているとともに、その 挿入口9側は開放されている。これら第2溝35は第1溝27よりも短く、そし て第2溝35のコネクタ13側の端部には下側に連なる掛止凹部36が設けられ ている。掛止凹部36は前記掛止凹部28と同じ大きさであって、その挿入口9 側部分は図8に示されるように傾斜面36aで形成されている。
【0020】 スライダ31の両側壁33には、夫々第2溝35よりもコネクタ13側に位置 して矩形の孔37(一方のみ図示)が形成されている。これらの孔37は前記板 ばね29の長手方向中間部と対向し、この板ばね29が湾曲された際に、板ばね 29の中間部が通るようになっている。
【0021】 図1〜図3中符号41は前記挿入口9を通って本体ケース1内に出し入れされ るハードディスク駆動装置(以下、本実施例ではHDDと略称する。)である。 このHDD41はその両側面をガイド21の両側壁23に案内されて移動される ものであり、その先端部には図5〜図7に示すように端子部42が設けられてい る。
【0022】 端子部42は、合成樹脂製の端子部本体43と、この本体43に固定された多 数本の端子ピン44とを有している。互いに並設された各端子ピン44は、端子 部本体43に設けられた嵌合溝45内において、この溝45に臨んだ一方の溝形 成壁46に沿って略水平状に設けられている。端子部42はHDD41が本体ケ ース1に内蔵されることによりコネクタ13に差し込み接続される。その接続状 態は図8(B)に示され、各溝形成壁18,46が対応する嵌合溝17,45に 夫々嵌合されると共に、弾性変形した端子ピン15が端子ピン44に夫々別々に 密接されるようになっている。
【0023】 HDD41の両側面には夫々連動突部47(一方のみ図示)が設けられている 。これら突部47は相対向した第1,第1の溝27,35に夫々通されていると ともに、軸部48と、これに対して上下方向に移動可能に支持された支持された スリーブ49とで形成されている。そして、スリーブ49は図4に示すように上 下方向に延びる長円孔49aを有しており、この孔49aを軸部48が貫通して いる。
【0024】 図1および図2に示されるようにスライダ31の摺動壁32上面には、その被 押圧突部32とガイド21の支点部25との間に位置して一対の金属製リンク5 1が設けられている。これらリンク51の一端部は互いに枢軸52を介して回動 自在に連結されている。スライダ31の上面にはプッシャ53が設けられている 。これらプッシャ53と一対のリンク51とを備えて脱着機構54が形成されて いる。
【0025】 プッシャ53は、HDD41の出し入れ方向に長く延びた金属板製であって、 その長手方向に延びる一対の長孔53a,53bを前記一対の軸26に夫々嵌合 させてHDD41の出し入れ方向に移動可能に設けられている。なお、軸26に 固定された平ワッシャ26aはプッシャ53の外れを防止している。コネクタ1 3側の長孔53bには前記枢軸52が収容されている。プッシャ53のコネクタ 13側端部は折れ曲がっており、その折り曲げ部55は一対のリンク51に挿入 口9側から当接されている。折り曲げ部55と一対のリンク51との当接部相互 間の離間寸法Cは、図2に示されるように前記支点部25相互間の離間寸法Bよ りも短い。
【0026】 プッシャ53の挿入口9側の端部には、このプッシャ53をコネクタ13方向 に押し動かすためのイジェクト摘み56が設けられている。この摘み56は、水 平な押込み位置から垂直な起立位置にわたって回動可能にプッシャ53に連結さ れ、通常は起立位置にあって挿入口9の近傍に配置されている。この実施例にお いては、起立位置に回動した際に図3に示されるように前記摘み収容凹部8に収 容されるようになっている。
【0027】 前記実施例の構成において、HDD41が本体ケース1の後部内側に収容され た状態は図2に示されている。この状態では、HDD41の端子部42は図8( B)に示されるようにコネクタ13に差込み接続されているから、キーボード装 置2の操作に応じてHDD41のハードディスクに対するデータの書込みおよび 記録を行うことができる。
【0028】 本体ケース1へのHDD41の内蔵状態では、第1,第2の溝27,35の掛 止凹部28,36が相対向されるため、図8(B)に示されるように連動突部4 7のスリーブ49がその自重で下がって、掛合突部28,36に掛合されている とともに、連動突部47は板ばね29の自由端をコネクタ13方向に押している から、図2に示されるように板ばね29の中間部が湾曲して孔37より外側に突 出されている。
【0029】 そのため、HDD41とコネクタ13との結合力と相俟って連動突部47の掛 合突部28,36への掛合により、弾性変形された板ばね29の付勢力に拘らず 、HDD41が挿入口9方向に不用意に移動されることが防止されて、HDD4 1とコネクタ13との接続状態が維持される。また、前記内蔵状態においては、 一対のリンク51は直線状に連なった状態にある。
【0030】 本体ケース1に内装されたHDD41を保守或いは交換等のために本体ケース 1から取出すには、蓋10を本体ケース1の側板1aから外して挿入口9を開放 した後に、イジェクト摘み56を水平な押込み位置に配置し、そして、この摘み 56を押込むことによりHDD41を挿入口9から突出させ、次いで、このHD D41を掴んで引き出せばよい。
【0031】 すなわち、イジュクト摘み56が押込まれることにより、プッシャ53がコネ クタ13方向に押し動かされるので、同時にプッシャ53の折り曲げ部55が一 対のリンク51を押し動かす。それに伴い一端部が互いに枢着されている一対の リンク51が、折り曲げ部55との当接部を力点とし、かつ、ガイド21の支点 部25を支点とするてこ作用をなす。そのため、一対のリンク51の作用点とし ての他端部がスライダ31の被押圧突部34を、プッシャ53の移動方向とは逆 方向に押して、このスライダ31を挿入口9方向に押し動かす(図1参照)。
【0032】 そうすると、図8(B)のようにスライダ31の第2溝35の奥端に当接して いる連動突部47が挿入口9方向に押されるから、まず、この突部47のスリー ブ49が、掛止凹部28の傾斜面29aで押し上げられて、掛止凹部28,36 から外れる。そのため、HDD41は連動突部47を介してスライダ31ととも に挿入口9方向に押し動かされる。この場合、前記イジェクト摘み56の操作力 だけではなく、板ばね29の蓄えられた弾性力が挿入口9方向に連動突部47を 介してHDD41に作用する。したがって、HDD41の端子部42をコネクタ 13から容易に外すことができ、それに伴ってHDD41を挿入口9を通して本 体ケース1の外部に突出させることができる。この状態は図1に示されている。
【0033】 このようにHDD41の本体ケース1外への突出を、本体ケース1の外側方か らイジェクト摘み56を押込むことにより自動的に行うことができ、挿入口9か ら突出されたHDD41を掴んで引出すことにより、HDD41の取出し作業を 容易に完了できる。
【0034】 また、HDD41を本体ケース1に内蔵するには、挿入口9を通してHDD4 1を手で押込めばよい。そうすると、HDD41の挿入がある程度進んだ時点で 、連動突部47がスライダ31の第2溝35の奥端に当接し、これ以降、HDD 41は、スライダ31を伴って押し動かされるとともに、連動突部47が板ばね 29の自由端に当たって、このばね29を弾性変形させる。
【0035】 このようにしてコネクタ13方向へ移動されるHDD41はガイド21のガイ ド壁22および両側壁23と本体ケース1の底板1bとに夫々位置決めされなが ら案内されるため、コネクタ13に向けて正しく導かれる。したがって、操作者 においてHDD41をコネクタ13に対して位置決めする手間が不要であり、既 述のように挿入口9に挿入するだけの簡単な操作により、HDD41の端子部4 2をコネクタ13に正確に差込み接続して、図2に示す通りHDD41を本体ケ ース1に収容できる。
【0036】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案の電子機器によれば、本体ケースの外側方から挿入 口を通して本体ケース内に挿入されるハードディスク駆動装置を位置決してコネ クタに接続できるとともに、本体ケースの外側方から押込まれるイジェクト摘み に連動する脱着機構により、ハードディスク駆動装置をコネクタから外して挿入 口を通して本体ケース外に突出させ、しかも、その際にばねの付勢力を加味でき 、したがって、本体ケースに対するハードディスク駆動装置の出し入れを、本体 ケースの外側方から容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るラップトップ形ポータ
ブルコンピュータのハードディスク駆動装置がコネクタ
から外された状態を示すハードディスク駆動装置回りの
斜視図。
【図2】同実施例に係るポータブルコンピュータのハー
ドディスク駆動装置がコネクタに接続された状態を示す
ハードディスク駆動装置回りの斜視図。
【図3】同実施例に係るポータブルコンピュータの挿入
口回りを示す斜視図。
【図4】同実施例に係る連動突部のスリーブを示す斜視
図。
【図5】同実施例に係るハードディスク駆動装置の端子
部回りを示す斜視図。
【図6】同実施例に係るハードディスク駆動装置の端子
部とコネクタとを分離した状態で示す断面図。
【図7】同実施例に係るハードディスク駆動装置の端子
部とコネクタとを接続された状態で示す断面図。
【図8】(A)は同実施例に係るハードディスク駆動装
置の挿入が不完全な状態での第1,第2の溝とハードデ
ィスク駆動装置の連動突部と位置関係を示す図。(B)
は同実施例に係るハードディスク駆動装置が完全に挿入
された状態での第1,第2の溝とハードディスク駆動装
置の連動突部と位置関係を示す図。
【符号の説明】
1…本体ケース、1a…側板、9…挿入口、13…コネ
クタ、21…ガイド、23…側壁、25…支点部、27
…第1溝、28…掛止凹部、29…板ばね、31…スラ
イダ、33…側壁、34…被押圧突部、35…第2溝、
36…掛止凹部、41…ハードディスク駆動装置、42
…端子部、47…連動突部、51…リンク、52…枢
軸、53…プッシャ、55…脱着機構、56…イジェク
ト摘み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット化されたハードディスク駆動装
    置が着脱可能に内蔵された電子機器において、 側板を備え、この側板に前記ハードディスク駆動装置が
    出し入れ可能な挿入口を設けるとともに、この挿入口か
    ら挿入された前記ハードディスク駆動装置の端子部が着
    脱可能に接続されるコネクタが内蔵された電子機器本体
    と、 前記挿入口と前記コネクタとの間に位置して前記電子機
    器本体に固定され、前記ハードディスク駆動装置を案内
    するガイド側壁を備えるとともに、これら側壁に前記挿
    入口側が開放する第1溝を夫々設けたガイドと、 このガイドに被さって前記ハードディスク駆動装置の出
    し入れ方向に移動可能に設けられ、前記第1溝よりも短
    く形成されてこの第1溝に対向するとともに前記挿入口
    側が開放された一対の第2溝を有するスライダと、 前記ハードディスク駆動装置の両側面に夫々突設され相
    対向した前記第1,第2の溝に通された連動突部と、 前記挿入口の近傍に押込み可能に設けられたイジェクト
    摘みと、 一端部が互いに枢着され他端部が前記スライダに係合さ
    れた一対のリンク、および前記イジェクト摘みを介して
    前記コネクタ方向に押し動かされるとともに、この移動
    で前記一対のリンクを回動させるプッシャを備え、前記
    一対のリンクを介して前記スライダを前記挿入口側に移
    動させる脱着機構と、 前記スライダを前記挿入口方向に付勢して設けられたば
    ねと、 前記第1,第2の溝の奥端部に夫々設けられ互いに対向
    した際に前記連動突部が係合する掛止凹部とを具備した
    電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103022U (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 有限会社中村鋳工所 ガスバ−ナ−
JP2010287295A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Hitachi Ltd ハードディスクドライブ記録装置

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