JP4163288B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポータブルコンピュータや移動体情報端末などのような電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、持ち運びが容易で、かつ高機能な携帯型の電子機器としてブックタイプのポータブルコンピュータが種々提供されている。これらのコンピュータは、キーボードなどを取付けた箱状の筐体を有するコンピュータ本体と、このコンピュータ本体に支持されかつカラー液晶ディスプレイを収容する筐体を供えたディスプレイユニットと、を備えている。前記コンピュータ本体の筐体の内部には、回路基板やハードディスク駆動装置などのような各種の機能部品が収容されている。
【0003】
この種のコンピュータは、商用交流電源が得られないような場所で使用する頻度が比較的高いために、駆動用電源として機能するバッテリパックを装備している。このバッテリパックは、前記コンピュータ本体の筐体の内部に形成されたバッテリ収容部に着脱可能に収容されている。
【0004】
前記バッテリ収容部は、前記コンピュータ本体の筐体の底面に解放された開口部を有している。前記バッテリパックは、前記開口部を通じて前記バッテリ収容部に出し入れされるようになっている。
【0005】
前記バッテリパックを前記バッテリ収容部に保持する保持機構として、前記コンピュータ本体の筐体に前記バッテリパックを保持するロック位置と前記バッテリパックを解放するロック解除位置とに亘って移動可能な保持部材と、この保持部材とは別体に構成されかつ保持部材の移動を規制及び許容するロック部材と、を備えたものが知られている。
【0006】
また、前述したポータブルコンピュータなどに代表される携帯形の電子機器は、使用者の持ち運びをより容易とするために、近年ますますコンピュータ本体及びディスプレイユニットそれぞれの筐体の薄型化に対する要求が強くなってきている。
【0007】
前述した従来のポータブルコンピュータは、前記コンピュータ本体の筐体に、前記保持部材と、前記ロック部材とを例えば互いに隣接させた状態で取付けている。これらの保持部材とロック部材とは、操作者などによってマニュアル操作されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のポータブルコンピュータは、そのコンピュータ本体の筐体に互いに別体の前記保持部材とロック部材とをそれぞれ取付けている。このため、前記コンピュータ本体及びディスプレイユニットの筐体に対する薄形化の要求に応えることが困難になりつつある。
したがって、本発明の目的は、筐体の薄形化が可能な電子機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、
パック収容部を有する筐体と、
前記パック収容部に着脱可能に収容されるとともに係合部を有するパック状機器と、
前記筐体に設けられ、前記係合部を係止するロック位置と前記係合部を解放するロック解除位置との間で移動可能であるとともに、前記ロック位置に付勢された第1のロック体と、
前記筐体の外に露出するように前記第1のロック体に取付けられ、前記第1のロック体と一緒に前記ロック位置と前記ロック解除位置との間で移動可能であるとともに、前記パック収容部に前記パック状機器を収容した時に、前記パック状機器の係合部と前記第1のロック体との係合に基づいて前記第1のロック体が前記ロック位置から前記ロック解除位置に向けて単独で変位するのを許容する操作レバーと、
前記操作レバーに取付けられ、前記操作レバーを前記ロック位置に規制する第1の位置と、前記操作レバーの移動を許容する第2の位置との間で移動可能な第2のロック体と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
請求項1によれば、第1のロック体をロック位置からロック解除位置に向けて移動させるための操作レバーに第2のロック体が取付けられているので、実装密度が向上して、機器全体の筐体の薄形化が可能となる。
しかも、第2のロック体によって操作レバーの移動が規制された状態でも、パック状機器をパック収容部に収容すると、第1のロック体が単独でロック位置からロック解除位置に向けて移動するので、パック状機器を筐体のパック収容部に取付けて保持することができる。したがって、パック状機器を筐体に装着する際の操作性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下本発明の第1の実施形態を、図1ないし図8に基づいて説明する。
図1は、スーツのポケットに収容し得るような大きさを有する電子機器としての超小型のポータブルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1は、図1及び図2に示すように、本体部としてのコンピュータ本体2と、このコンピュータ本体2に支持されたフラットな表示部としてのディスプレイユニット3とを備えている。
【0030】
コンピュータ本体2は、偏平な箱状をなす筐体4と、この筐体4内に収容されたCPU、ROM、RAMなどを実装した回路基板などの各種の機能部品と、この筐体4の上面に装着されたキーボード5などを備えている。
【0031】
前記筐体4は、平坦な底壁4aと、この底壁4aに連なる前壁4b、一対の側壁4c,4c、後壁4d及び上壁4eとを有している。上壁4eは、底壁4aと略平行に配置されており、この上壁4eの前部は、平坦なパームレスト8となっている。パームレスト8は、筐体4の幅方向に沿って延びている。また、このパームレスト8の後方には、情報を入力する手段としての前述したキーボード5が配置されている。
【0032】
前記筐体4は、図1及び図2などに示すように、前記底壁4aと、この底壁4aに連なる周壁6aとを有するロアハウジング6と、前記上壁4eと、この上壁4eに連なる周壁7aとを有するアッパハウジング7とに分割されている。
【0033】
前記ハウジング6,7は、互いに取り外し可能に連結されている。これらハウジング6,7の周壁6a,7aは、ハウジング6,7が互いに連結された際に互いに連続し、前記コンピュータ本体2の前壁4b、側壁4c及び後壁4dなどを構成するようになっている。前記ハウジング6,7は、Mg−Al−Mn系やMg−Al−Zn−Mn系などのマグネシウム合金などの金属材料から構成されている。前記ハウジング6,7を備えた筐体4の内部には、前述した回路基板などが収容されている。
【0034】
前記ディスプレイユニット3は、筐体としての偏平な箱状をなすハウジング14と、このハウジング14内に収容されたカラー液晶ディスプレイ15(以下LCDと呼ぶ)と、を備えている。前記LCD15は、文字や図形などの情報が表示される画面15aを有している。
【0035】
前記ディスプレイユニット3のハウジング14は、前記LCD15を支持する第1の筐体部材としてのLCDカバー16と、このLCDカバー16とともに前記LCD15を覆う第2の筐体部材としてのLCDマスク17とを備えている。
【0036】
前記LCDカバー16は、前述したアッパ及びロアハウジング6,7と同じ前述したマグネシウム合金から構成されている。前記LCDマスク17は、前記LCD15の画面15aを外部に露出させる表示窓18を有しているとともに、ABS樹脂のような合成樹脂材料にて構成されている。このLCDマスク17は、前記LCDカバー16に取り外し可能に連結されている。
【0037】
ディスプレイユニット3は、コンピュータ本体2の筐体4の後端部に設けられた図示しないヒンジ装置によって、回動自在に枢支されている。このため、ディスプレイユニット3は、前記パームレスト8やキーボード5を覆い隠す閉じ位置と、前記パームレスト8やキーボード5を露出させる開き位置とに亘って、開閉自在に回動し得るようになっている。
【0038】
前記コンピュータ本体2の筐体4は、図3及び図4に示すように、パック収容部としてのバッテリ収容部20を備えている。バッテリ収容部20は、前記パームレスト8の下方において、前記筐体4の幅方向に沿って延びている。
【0039】
バッテリ収容部20は、前記底壁4aから上向きに延びる第1の端壁21a、第2の端壁21b及び側壁22と、これら第1及び第2の端壁21a,21b、側壁22に連なる天井壁23とによって定められている。
【0040】
第1及び第2の端壁21a,21bは、前記筐体4の幅方向に互いに離間して配置されている。第1の端壁21aは、バッテリ収容部20に連なるコネクタ導出口24を有している。第2の端壁21bは、前記筐体4の側壁4cに隣接した位置において、この側壁4cと略平行に配置されている。
【0041】
また、前記第1の端壁21aと第2の端壁21bとは互いに略平行に配置されている。前記側壁22は、前記前壁4bから筐体4の奥行き方向に離間した位置に配置されている。前記天井壁23は、パームレスト8の内面と向かい合っている。
【0042】
バッテリ収容部20は、開口部25を有している。開口部25は、前記底壁4a及び前記前壁4bに開口しており、前記天井壁23と向かい合っている。この開口部25は、筐体4の幅方向に延びる長軸と、筐体の奥行き方向に延びる短軸とを有する長方形状をなしている。
【0043】
バッテリ収容部20には、図3に示すように、第1のコネクタ26が配置されている。第1のコネクタ26は、コネクタボディー27と、このコネクタボディー27に支持された複数の接触子28とを有している。コネクタボディ27は、前述した回路基板の裏面に支持されている。コネクタボディ27は、前記接触子28を有する面が前記コネクタ導出口24を通じてバッテリ収容部20に露出した状態で、前記第1の端壁21aに隣接した位置に配されている。
【0044】
接触子28は、前記コネクタ導出口24を通じてバッテリ収容部20に露出している。接触子28は、筐体4の奥行き方向に一列に並べて配置されている。接触子28は、前記第1の端壁21aよりもバッテリ収容部20側に張り出している。これら接触子28の先端は、バッテリ収容部20の開口部25の方向を向いている。接触子28は、コネクタボディ27の内部に引っ込む方向に弾性変形が可能となっている。
【0045】
前記バッテリ収容部20には、パック状機器としてのバッテリパック31(図3及び図4に示す)が着脱可能に収容されている。バッテリパック31は、コンピュータ1を商用電源が得られない場所で使用する際に、その駆動用電源として機能するものである。このバッテリパック31は、前記開口部25を通じて例えば前記筐体4の厚み方向に沿う図8中の矢印Kに沿ってバッテリ収容部20に出入れされるようになっている。
【0046】
バッテリパック31は、合成樹脂製のバッテリケース32と、このバッテリケース32の内部に収容された図示しない二次電池と、を備えている、バッテリケース32は、前記バッテリ収容部20にきっちりと嵌まり込むような大きさを有する長方形の箱状をなしている。
【0047】
バッテリケース32は、前記二次電池を挟んで向かい合う第1及び第2の端面33a,33bを有している。第1の端面33aは、バッテリ収容部20の第1の端壁21aや第1のコネクタ26と向かい合うようになっている。第2の端面33bは、バッテリ収容部20の第2の端壁21bと向かい合うようになっている。
【0048】
図3に示すように、バッテリケース32の第1の端面33aには、第2のコネクタ34が配されている。第2のコネクタ34は、複数の端子板35を有している。端子板35は、前記二次電池に電気的に接続されている。これら端子板35は、前記第1のコネクタ26の接触子28に相対するように、互いに間隔を存して一列に並べて配置されている。
【0049】
バッテリケース32は、平坦な上面36aと下面36bとを有している。上面36a及び下面36bは、前記第1及び第2の端面33a,33bに連なっている。バッテリパック31がバッテリ収容部20に収容された際に、前記上面36aは、前記天井面23と相対するとともに、下面36bは、前記底壁4aと略面一となる。
【0050】
バッテリケース32は、図4に示すように、外方向に突出する一対の係合部41,41を備えている。これらの係合部41,41は、バッテリケース32の第2の端面33bに、この端面33bの幅方向に沿って並設され、前記第2のコネクタ34の反対側に配置されている。これらの係合部41,41は、バッテリパック31がバッテリ収容部20に収容された際に、前記第2の端壁21bと向かい合う端面42と、バッテリパック31がバッテリ収容部20に取付けられる際に後述する保持機構としてのロック機構51の係止部71のカム面72と当接する傾斜面43とをそれぞれ有している。
【0051】
前記傾斜面43は、バッテリパック31がバッテリ収容部20に収容された際に、バッテリケース32の上面36aから下面36bに向うにしたがって、前記筐体4の前壁4bからバッテリ収容部20の側壁22に向って徐々に傾斜して形成されている。このように、傾斜面43は、前記矢印Kに対し交差する方向に沿って形成されている。
【0052】
図5に示すように、前記筐体4の一対の側壁4c,4cのうち前記第2の端壁21bと隣接する一方の側壁4cを構成するロアハウジング6の周壁6aには、ガイド溝45が形成されている。ガイド溝45は、前記筐体4の前壁4bと側壁4cとが互いに交わる角部46の近傍に設けられている。ガイド溝45は、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びており、後述する操作体52の連結部がスライド移動可能な大きさに形成されている。
【0053】
ガイド溝45は、前記アッパハウジング7との合わせ部に開口されたスリット状の挿入口47を有している。前記挿入口47は、後述する操作体52の連結部が出入り可能な大きさに形成されている。
【0054】
また、ガイド溝45には、後述するロック部材53の引掛り部75の上端部に位置する係合部75aが係合する係合受け部48が形成されている。係合受け部48は、前記挿入口47の前壁4b側に配されており、前記ガイド溝45の内周面45aから前記アッパハウジング7との合わせ部に向って凹に形成されている。
【0055】
また、バッテリ収容部20の第2の端壁21bには、前記ガイド溝45に相対する一対のスライド溝49,49が配されている。前記スライド溝49は、前記アッパハウジング7との合わせ部に開口されたスリット状の挿入溝49aと、この挿入溝49aの下端部から前記後壁4dに向って、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びた係止部スライド溝49bと、を備えている。
【0056】
前記挿入溝49aは、操作体52の後述する係止部71が出入り可能な大きさに形成されているとともに、前記係止部スライド溝49bは、前記係止部71が筐体4の奥行きに沿ってスライド移動可能な大きさに形成されている。また、前記ロアハウジング6は、第2の端壁21bと周壁6aとを互いに連結する連結壁6bを備えている。
【0057】
図4及び図5に示すように、前記ロアハウジング6において、バッテリ収容部20の第2の端壁21bと、前記周壁6aとの間に、保持機構としてのロック機構51が設けられている。ロック機構51は、図5に示すように、操作体52と、ロック部材53と、付勢手段としての戻しばね54と、を備えている。
【0058】
操作体52は、ロアハウジング6に取付けられた際に、筐体4の側壁4cなどの外壁に露出する操作部61と、前記第2の端壁21bと前記周壁6aとの間に収容される壁部62と、これら操作部61と壁部62とを互いに連結する図示しない連結部と、を一体に備えている。
【0059】
操作部61は、操作体52がロアハウジング6に取付けられた際に、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びた長方形状をなしており、前記筐体4の外壁に露出する操作面64と、この操作面64に複数形成された指先などを掛けるための突起65と、を備えている。突起65は、前記筐体4の外側に向って凸でかつ前記筐体4の厚み方向に沿って互いに平行に延びて形成されている。操作部61は、その上端面61aから下方に向って切欠かれて形成された切欠部66を有している。
【0060】
前記壁部62は、操作体52がロアハウジング6に取付けられた際に、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びた長方形状をなしており、前記スライド溝49を通って前記パック収容部20に突出する一対の係止部71,71(図8などに示す)を有している。係止部71,71は、前記筐体4の奥行き方向に沿って互いに並設されている。
【0061】
係止部71は、それそれ、前記挿入溝49aを通り、かつ前記係止部スライド溝49b内を筐体4の奥行き方向に沿ってスライド移動可能な大きさに形成されている。
【0062】
係止部71は、筐体4の奥行き方向に沿ってスライド移動可能に取付けられた操作体52がロック位置としての最も前壁4b側に位置した際に、前記係合部41の傾斜面43が摺接可能に接するカム面72を、それぞれ有している。カム面72は、図8などに示すように、ロアハウジング6からアッパハウジング7に向うにしたがって、つまり筐体4の底壁4aから上壁4eに向うにしたがって、前記前壁4bに徐々に近付く方向に傾斜して形成されている。
【0063】
係止部71は、前述したように前記操作体52が最も前壁4b側に位置した際に、前記バッテリパック31の係合部41を係止して、このバッテリパック31をバッテリ収容部20に保持するようになっている。
【0064】
また、前記係止部71は、操作体52が前記筐体4の後壁4d側に位置した際に、前記バッテリパック31の係合部41を解放するようになっている。また、前記壁部62は、前記第2の端壁21bと周壁6aとの間に収容された際に、前記後壁4d側に突出した凸部73を一体に備えている。
【0065】
前記連結部は、前記操作部61と壁部62とを互いに連結しており、前記挿入口47に出入り自在な大きさに形成されているとともに、前記ガイド溝45内を筐体4の奥行き方向に沿ってスライド移動可能な大きさに形成されている。
【0066】
前記戻しばね54は、その一端部が前記壁部62の凸部73に係合しているとともに、他端部が前記連結壁6bと当接した状態で配されており、前記操作体54を前記筐体4の前壁4b側に付勢している。
【0067】
前述した構成によって、図5に示すように、前記操作体52は、前記連結部が挿入口47を通ってガイド溝45に挿入されかつ前記係止部71が前記挿入溝49aを通って係止部スライド溝49bに挿入されて、前記操作部61が筐体4の外壁に露出しかつ前記壁部62が前記周壁6aと第2の端壁21bとの間に収容された状態でロアハウジング6に取付けられるようになっている。
【0068】
そして、前記操作体52は、連結部が前記ガイド溝45内をスライド移動することによって、前記係止部71がバッテリパック31の係合部41を係止するロック位置と、前記係止部71がバッテリパック31の係合部41を解放するロック解除位置とに亘ってスライド移動可能となっている。また、前記戻しばね54は操作体52をロック位置に付勢している。
【0069】
前記ロック部材53は、引掛り部75と、ロック操作面76と、を備えている。前記引掛り部75は、前記操作部61の切欠部66に係止するようになっているとともに、その上端部に位置する係合部75aがガイド溝45の係合受け部48に係合するようになっている。
【0070】
また、引掛り部75は、図6に示す前記係合部75aが係合受け部48に係合する第1の位置と、図7に示す前記係合部75aが係合受け部48から離脱する第2の位置とに亘って、スライド移動自在に前記操作体52に取付けられるようになっている。
【0071】
前記ロック操作面76は、前記引掛り部75の係合部75aが係合受け部48に係合して前述した第1の位置に変位した際に、前記操作体52の操作面61と略面一となるように形成されている。また、ロック操作面76は、指先などが掛かる突起77を複数備えている。
【0072】
また、前記ロック部材53は位置決め手段としての凸部78を備えているとともに、前記操作体52は図示しない第1及び第2の凹部を備えている。前記ロック部材53の凸部78は操作体52の第1の凹部と互いに係止して前記ロック部材53を前記第1の位置に位置決めするようになっているとともに、前記第2の凹部と互いに係止して前記ロック部材53を前記第2の位置に位置決めするようになっている。
【0073】
また、前記ロック操作面76の突起77に指先などを掛けるなどして、前記ロック部材53を前記第1の位置から第2の位置とに亘って、スライド移動させることができるようになっている。
【0074】
前述した構成によって、前記ロック部材53は、前記第1の位置に変位した際に、前記引掛り部75の係合部75aがガイド溝45の係合受け部48に係合して、前記操作体52の筐体4の奥行き方向に沿った移動を規制して、前記操作体52すなわちロック機構51を前記ロック位置に規制するとともに、第2の位置に変位した際に、引掛り部75の係合部75aが係合受け部48から離脱して、前記操作体52の移動を許容するようになっている。
【0075】
前述した構成によれば、ロック機構51は、前記筐体4に設けられ、前記係合部41,41を係止するロック位置と前記係合部41,41を解放するロック解除位置との間で移動可能であるとともに前記ロック位置に付勢されている。また、前記ロック部材53は、前記ロック機構51を前記ロック位置に規制する第1の位置と前記ロック機構51の移動を許容する第2の位置との間で移動可能に前記ロック機構51に取付けられている。
【0076】
前記バッテリパック31をバッテリ収容部20に取付ける際に、まず、コンピュータ1を反転させ、前記筐体4の底壁4aを上向きにする。次に、図4に示すように、バッテリパック31を開口部25からバッテリ収容部20に挿入する。この際、前記バッテリ収容部20の第1の端壁21aの第1のコネクタ26に、前記第1の端面33aに設けられた第2のコネクタ34を相対させ、かつ前記第1の端面33aを先頭にした斜め下向きの姿勢でバッテリ収容部20に挿入する。
【0077】
そして、前記第1のコネクタ26の接触子28と第2のコネクタ34の端子板35とを互いに接触させて、前記バッテリパック31の第1の端面33a側の端部を、前記バッテリ収容部20の前記第1の端壁21a側の端部に差し込む。
【0078】
前記第2のコネクタ34の端子板35と第1のコネクタ26の接触子28とを互いに接触させた後、この接触部を支点にバッテリパック31を下向きに回動させ、このバッテリパック31の前記係合部41が設けられた第2の端面33b側の端部を、バッテリ収容部20内に落し込む。
【0079】
このとき、図8(A)に示すように、バッテリパック31をバッテリ収容部20内に保持する係止部71を備えた操作体52が、前記ロック位置に付勢されているので、前記係合部41の傾斜面43と係止部71のカム面72とが互いに接触する。なお、前記ロック部材53を第2の位置に変位させておく。
【0080】
この状態から、バッテリパック31をさらに下向きに回動させると、図8(B)に示すように、係合部41が下向きに移動するとともに、前記傾斜面43とカム面72との形状に応じて、前記操作体52がロック位置からロック解除位置に向ってスライドされる。この操作体52のスライドにより、係合部41がカム面72を乗り越えると、前記係合部41は挿入溝49a内に入り込んで、これらの係合部41による操作体52の押圧が解除される。
【0081】
この結果、図8(C)に示すように、操作体52が戻しばね54によって、ロック位置に強制的に押し戻され、前記係合部41は、前記係止部71と天井壁23との間に挟まれた状態で係止される。そして、このとき、前記バッテリパック31は、バッテリ収容部20内に完全に入りこみ、そのバッテリケース32の上面36aが前記天井壁23に重なり合うとともに、バッテリケース32の下面36bが前記底壁4aと略面一となる。
【0082】
そして、前記ロック部材53を第2の位置から第1の位置に変位させ、前記操作体52をロック位置に保持する。前記操作体52が、戻しばね54によってロック位置に付勢されかつ前記ロック部材53によって前記ロック位置に保持されるので、バッテリパック31は、バッテリ収容部20に収容された状態にロックされる。そして、誤って操作者の指先などが前記操作面64を筐体4の奥行き方向に沿って移動させても、バッテリパック31のバッテリ収容部20からの脱落などが阻止される。
【0083】
次に、前記バッテリ収容部20からバッテリパック31を取出す際には、まず、図2に示すように、コンピュータ1を上下反転させ、筐体4の底壁4aを上向きにする。次に、前記ロック体52を第2の位置に変位させる。そして、前記操作体52を前記戻しばね54の弾性復元力に抗してロック位置からロック解除位置に向って移動する。
【0084】
すると、前記係合部41が前記係止部71による係止から解除され、前記バッテリパック31は、係合部41が設けられた第2の端面33b側の端部から、バッテリ収容部20内から離脱することとなる
本実施形態によれば、前記操作体52の移動を規制及び許容するロック部材53を、ロック機構51の係止部71を有する操作体52の切欠部66に係止させて取付けているので、機器1全体の筐体4,14の薄形化が可能となる。また、前記ロック部材53のロック操作面76と操作体52の操作面64とを略面一になるように形成しているので、より前記筐体4,14の小型化を図ることが可能となる。
【0085】
次に、第2の実施形態を図9ないし図15に基づいて説明する、なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、筐体4の側壁4cのうち前記第2の端壁21bと隣接する一方の側壁4cを構成するロアハウジング6の周壁6aには、図9に示すように、ガイド溝81が形成されている。ガイド溝81は、前記前壁4bと側壁4cとが互いに交わる角部46の近傍に設けられている。ガイド溝81は、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びており、後述する操作レバー86の係合部91がスライド移動可能な大きさに形成されている。
【0086】
ガイド溝81には、後述する第2のロック体88の引掛り部98の上端部に位置する係合部98aが係合する係合受け部82が形成されている。係合受け部82は前記ガイド溝81の内周面81aから前記アッパハウジング7との合わせ部に向って凹に形成されている。
【0087】
また、バッテリ収容部20の第2の端壁21bには、前記ガイド溝81に相対する一対のスライド溝83,83が配されている。前記スライド溝83は、それぞれ、前記アッパハウジング7との合わせ部に開口されたスリット状の挿入溝84と、この挿入溝84の下端部から前記後壁4dに向って、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びた係止部スライド溝85と、を備えている。
【0088】
前記挿入溝84は、後述する第1のロック体87の係止部94が出入り可能な大きさに形成されている。前記係止部スライド溝85は、前記係止部94が筐体4の奥行きに沿ってスライド移動可能な大きさに形成されている。
【0089】
ロック機構51は、図9及び図10に示すように、筐体4の側壁4cなどの外壁に露出して取付けられる操作レバー86と、ロアハウジング6の周壁6aと第2の端壁21bとの間に収容される第1のロック体87と、前記操作レバー86に取付けられるロック部材としての第2のロック体88と、付勢手段としての戻しばね89と、を備えている。
【0090】
操作レバー86は、図9、図11及び図12などに示すように、前記ロアハウジング6に取付けられた際に、筐体4の側壁4cなどの外壁に露出する操作部90と、前記ガイド溝81を通り前記第1のロック体87の後述する係合溝95に係合する係合部91と、を一体に備えている。
【0091】
操作部90は、ロアハウジング6に取付けられた際に、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びた長方形状をなしており、前記筐体4の外壁に露出する操作面100と、この操作面100に形成された指先などを掛けるための複数の突起92とを備えている。前記突起92は、前記筐体4の外側に向って凸でかつ前記筐体4の厚み方向に沿って互いに平行に延びて形成されている。
【0092】
操作部90は、その上端面90aから下方に向って切欠かれて形成された切欠部93を有している。前記係合部91は、係合溝95に係止自在となっており、前記操作レバー86と前記第1のロック体87とを互いに係脱自在としている。
【0093】
前記第1のロック体87は、図9、図11及び図12に示すように、前記周壁6aと第2の端壁21bとの間に収容された際に、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びた長方形状をなしており、前記スライド溝83を通して前記パック収容部20内に突出する一対の係止部94,94と、前記操作レバー86の係合部91が係合する係合溝95と、前記後壁4dに向って突出する凸部96と、を一体に備えている。
【0094】
前記係止部94,94は、図10及び図15に示すように、前記筐体4の奥行き方向に沿って並設されている。係止部94は、筐体4の奥行き方向に沿ってスライド移動可能に取付けられた前記第1のロック体87がロック位置としての最も前壁4b側に位置した際に、前記係合部41の傾斜面43が摺接可能に接するカム面97を、それぞれ有している。
【0095】
カム面97は、図15に示すように、ロアハウジング6からアッパハウジング7に向うにしたがって、つまり筐体4の底壁4aから上壁4eに向うにしたがって、徐々に前記前壁4bに近付く方向に傾斜して形成されている。
【0096】
係止部94は、前記第1のロック体87が最も前壁4b側に位置した際に、前記バッテリパック31の係合部41を係止して、バッテリパック31をバッテリ収容部20に保持するようになっている。また、前記係止部94は、第1のロック体87が前記筐体4の後壁4d側に位置した際に、前記バッテリパック31の係合部41を解放するようになっている。
【0097】
前記係合溝95は、前記筐体4の奥行き方向に沿って延びたスリット状をなしており、前記操作レバー86の係合部91が係合するとともに、この係合部91が筐体4の奥行き方向に沿ってスライド移動可能な大きさに形成されている。
【0098】
前記戻しばね89は、その一端部が前記第1のロック体87の凸部96に係合しているとともに、他端部が前記連結壁6bと当接した状態で設けられており、前記第1のロック体87を前記筐体4の前壁4b側に付勢しているとともに、前記係合溝95と係合部91とを介して、操作レバー86を前記筐体4の前壁4b側に付勢している。
【0099】
また、前記操作レバー86の係合部91と第1のロック体87の係合溝95とは、前記操作レバー86が戻しばね89の弾性復元力に抗して前記後壁4dに向って変位された際に前記第1のロック体87を連動して後壁4b側に変位させるとともに、前記第1のロック体87のみが前記後壁4d側に変位された際に前記操作レバー86が連動して変位しないような大きさに形成されている。
【0100】
前述した構成によって、図9に示すように、操作レバー86と第1のロック体87とは、操作レバー86の操作部90が筐体4の外壁に露出し、かつ前記係合部91が前記ガイド溝81を通って前記周壁6aと第2の端壁21bとの間に収容された第1のロック体87の係合溝95に係合して、前記ロアハウジング6に取付けられるようになっている。
【0101】
そして、前記第1のロック体87は、前記係合溝95に係合しかつガイド溝81内をスライド移動する操作レバー86の係合部91によって支持されて、前記係止部94がバッテリパック31の係合部41を係止するロック位置と、前記係止部94がバッテリパック31の係合部41を解放するロック解除位置との間でスライド移動可能となっている。また、前記戻しばね89は、第1のロック体87をロック位置に付勢している。
【0102】
前記第2のロック体88は、引掛り部98と、ロック操作面99と、を備えている。前記引掛り部98は、前記操作レバー86の操作部90の切欠部93に係止するようになっているとともに、その上端部に位置する係合部98aがガイド溝81の係合受け部82に係合するようになっている。
【0103】
また、前記第2のロック体88は、前記係合部98aが係合受け部82に係合する第1の位置(図13に示す)と、前記係合部98aが係合受け部82から離脱する第2の位置(図14に示す)との間でスライド移動自在に前記操作レバー86に取付けられるようになっている。
【0104】
前記ロック操作面99は、前記引掛り部98の係合部98aがガイド溝81の係合受け部82に係合して前述した第1の位置に変位した際に、前記操作レバー86の操作面100と略面一となるように形成されている。また、ロック操作面99は、指先などが掛かる突起部101を複数備えている。
【0105】
また、前記第2のロック体88は、図9に示すように位置決め手段としての凸部102を備えているとともに、前記操作レバー86は図示しない第1及び第2の凹部を備えている。前記第2のロック体88の凸部102は、操作レバー86の第1の凹部と互いに係止して前記第2のロック体88を前記第1の位置に位置決めするようになっているとともに、前記第2の凹部と互いに係止して前記第2のロック体88を前記第2の位置に位置決めするようになっている。
【0106】
また、前記ロック操作面99の突起101に指先などを掛けるなどして、前記第1の位置から第2の位置とに亘って、前記第2のロック体88をスライド移動させることができるようになっている。
【0107】
前述した構成によって、前記第2のロック体88は、前記第1の位置に変位した際に、引掛り部98の係合部98aがガイド溝81の係合受け部82に係合して、前記操作レバー86の筐体4の奥行き方向に沿った移動を規制して、前記操作レバー86すなわちロック機構51を前記ロック位置に規制するとともに、第2の位置に変位した際に、引掛り部98の係合部98aが係合受け部82から離脱して、前記操作レバー86の移動を許容するようになっている。
【0108】
また、前記第1のロック体87は、前記操作レバー86が前壁4b側から後壁4dに向って変位された際に、前記戻しばね89の弾性復元力に抗して、この操作レバー86の変位に連動して、前記ロック位置からロック解除位置に向ってスライド移動する。
【0109】
前記第1のロック体87のみが、前記ロック位置からロック解除位置に向って変位された際には、この第1のロック体87は、前記操作レバー86を変位させることなく前記スライド溝84の係止部スライド溝85に沿ってスライド移動する。このため、前記第2のロック体88が第1の位置に変位して前記操作レバー86のスライド移動が規制されている場合にも、前記第1のロック体87は、前記ロック位置と前記ロック解除位置との間でスライド移動可能となっている。
【0110】
前述した構成によれば、前記バッテリパック31をバッテリ収容部20に取付ける際に、まず、コンピュータ1を反転させ、前記筐体4の底壁4aを上向きにする。次に、バッテリパック31を開口部25からバッテリ収容部20内に挿入する。この際、前記バッテリ収容部20の第1の端壁21aの第1のコネクタ26に、前記第1の端面33aに設けられた第2のコネクタ34を相対させた状態で、前記第1の端面33aを先頭にした斜め下向きの姿勢でバッテリ収容部20に挿入する。
【0111】
そして、前記第1のコネクタ26の接触子28と第2のコネクタ34の端子板35とを互いに接触させて、前記バッテリパック31の第1の端面33a側の端部を、前記バッテリ収容部20の前記第1の端壁21a側の端部に差し込む。
【0112】
前記第2のコネクタ34の端子板35と第1のコネクタ26の接触子28とを互いに接触させた後、この接触部を支点にバッテリパック31を下向きに回動させ、このバッテリパック31の前記係合部41が設けられた第2の端面33b側の端部を、バッテリ収容部20内に落し込む。
【0113】
このとき、図15(A)に示すように、バッテリパック31をバッテリ収容部20内に保持する係止部94を備えた第1のロック体87は、ロック位置に付勢されているので、前記係合部41の傾斜面43と係止部94のカム面97とが互いに接触する。
【0114】
この状態から、バッテリパック31をさらに下向きに回動させると、図15(B)に示すように、係合部41が下向きに移動するとともに、前記傾斜面43とカム面97との形状に応じて前記第1のロック体87がロック位置からロック解除位置に向ってスライドされる。この第1のロック体87のスライドにより、係合部41がカム面97を乗り越えると、前記係合部41は、挿入溝84内に入り込んで、これらの係合部41による第1のロック体87の押圧が解除される。
【0115】
この結果、図15(C)に示すように、第1のロック体87が戻しばね89によって、ロック位置に強制的に押し戻され、前記係合部41は、前記係止部94と天井壁23との間に挟まれた状態で係止される。そして、このとき、前記バッテリパック31は、バッテリ収容部20内に完全に入りこみ、そのバッテリケース31の上面36aが前記天井壁23に重なり合うとともに、バッテリケース31の下面36bが前記底壁4aと略面一となる。
【0116】
そして、前記第2のロック体88を前記第2の位置から第1の位置に変位させるか、または前記第1の位置に保っておく。前記第1のロック体87が戻しばね89によってロック位置に付勢され、かつ前記操作レバー86が第2のロック体88によって前記ロック位置に保持されるので、バッテリパック31は、バッテリ収容部20に収容された状態にロックされる。そして、誤って操作者の指先などが前記操作レバー86の操作面100を筐体4の奥行き方向に沿って移動させても、バッテリパック31のバッテリ収容部20からの脱落などが阻止される。
【0117】
次に、前記バッテリ収容部20からバッテリパック31を取出す際には、まず、コンピュータ1を上下反転させ、筐体4の底壁4aを上向きにする。次に、前記第2のロック体88を第2の位置に変位させる。そして、前記操作レバー86を前記戻しばね89の弾性復元力に抗して前壁4b側から後壁4dに向って移動させる。
【0118】
すると、バッテリパック31の係合部41の前記係止部94による係止が解除され、前記バッテリパック31は、係合部41が設けられた第2の端面33b側の端部から、バッテリ収容部20内から離脱することとなる
本実施形態によれば、係止部94を有する第1のロック体87を連動させてスライドさせる前記操作レバー86の移動を規制及び許容する第2のロック体88を、前記操作レバー86の切欠部93に係止させて取付けているので、機器1全体の筐体4,14の薄形化が可能となる。また、前記第2のロック体88のロック操作面99と操作レバー86の操作面100とを略面一になるように形成しているので、より、前記筐体4,14の小型化を図ることが可能となる。
【0119】
さらに、第2のロック体88によって、操作レバー86の移動が規制された状態においても、前記第1のロック体87が筐体4の奥行き方向に沿ってスライド移動可能であるため、バッテリパック31を筐体4の開口部25を通してパック収容部20に取付けて保持することができる。したがって、バッテリパック31を装着する際のロック機構51などの操作性がより向上することとなる。
【0120】
また、操作レバー86のスライド移動が規制された状態においても、第1のロック体84がスライド移動可能であるため、バッテリパック31の係合部41とロック機構51の係止部94とが破損することが防止される。
【0121】
さらに、前述した第1及び第2の実施形態においては、パック状機器としてバッテリパック31を示しているが、例えば、パック状機器としてハードディスク駆動装置やCD−ROM駆動装置などを用いても良い。
【0122】
【発明の効果】
本発明によれば、第1のロック体をロック位置からロック解除位置に向けて移動させるための操作レバーに第2のロック体が取付けられているので、実装密度が向上して、機器全体の筐体の薄形化が可能となる。
しかも、第2のロック体によって操作レバーの移動が規制された状態でも、パック状機器をパック収容部に収容すると、第1のロック体が単独でロック位置からロック解除位置に向けて移動するので、パック状機器を筐体のパック収容部に取付けて保持することができる。したがって、パック状機器を筐体に装着する際の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるポータブルコンピュータを示す斜視図。
【図2】同実施形態のポータブルコンピュータを底側から見た斜視図。
【図3】同実施形態のバッテリ収容部の第1のコネクタと、バッテリパックの第2のコネクタとを示す斜視図。
【図4】同実施形態のバッテリパックをバッテリ収容部に挿入する状態を示す斜視図。
【図5】同実施形態のロック機構を示す分解斜視図。
【図6】同実施形態のロック体が第1の位置に変位した状態を示す側面図。
【図7】同実施形態のロック体が第2の位置に変位した状態を示す側面図。
【図8】同実施形態のバッテリパックが係止部に係止される状態を示す断面図。
【図9】本発明の第2の実施形態のロック機構を示す分解斜視図。
【図10】同実施形態のロック機構を示す平面図。
【図11】図10中のXI−XI線に沿う断面図。
【図12】図10中のXII−XII線に沿う断面図。
【図13】同実施形態の第2のロック体が第1の位置に変位した状態を示す側面図。
【図14】同実施形態の第2のロック体が第2の位置に変位した状態を示す側面図。
【図15】同実施形態のバッテリパックが係止部に係止される状態を示す断面図。
【符号の説明】
4…筐体、20…パック収容部(バッテリ収容部)、31…パック状機器(バッテリパック)、41…係合部、86…操作レバー、87…第1のロック体、88…第2のロック体。
Claims (7)
- パック収容部を有する筐体と、
前記パック収容部に着脱可能に収容されるとともに係合部を有するパック状機器と、
前記筐体に設けられ、前記係合部を係止するロック位置と前記係合部を解放するロック解除位置との間で移動可能であるとともに、前記ロック位置に付勢された第1のロック体と、
前記筐体の外に露出するように前記第1のロック体に取付けられ、前記第1のロック体と一緒に前記ロック位置と前記ロック解除位置との間で移動可能であるとともに、前記パック収容部に前記パック状機器を収容した時に、前記パック状機器の係合部と前記第1のロック体との係合に基づいて前記第1のロック体が前記ロック位置から前記ロック解除位置に向けて単独で変位するのを許容する操作レバーと、
前記操作レバーに取付けられ、前記操作レバーを前記ロック位置に規制する第1の位置と、前記操作レバーの移動を許容する第2の位置との間で移動可能な第2のロック体と、を具備することを特徴とする電子機器。 - 請求項1の記載において、前記パック状機器の係合部は傾斜面を有するとともに、前記第1のロック体は前記係合部を係止する係止部を有し、この係止部は、前記パック状機器を前記収容部に収容する時に、前記傾斜面と摺接するカム面を備えることを特徴とする電子機器。
- 請求項2の記載において、前記傾斜面および前記カム面は、前記パック収容部に対する前記パック状機器の出し入れ方向と交差する方向に沿って形成されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項2の記載において、前記係合部の傾斜面は、前記パック状機器を前記パック収容部に収容する時に、前記ロック位置に移動された前記第1のロック体のカム面と摺接することを特徴とする電子機器。
- 請求項1の記載において、前記操作レバーは、前記筐体を貫通して前記パック収容部に向けて突出する係合部を有するとともに、前記第1のロック体は、前記操作レバーの係合部が係止する係合溝を有し、これら係合部および係合溝は、前記操作レバーが前記ロック位置から前記ロック解除位置に向けて移動される時に、前記操作レバーと前記第1のロック体とを互いに連動させるとともに、前記パック状機器の係合部と前記第1のロック体との係合に基づいて前記第1のロック体が前記ロック位置から前記ロック解除位置に向けて変位された時に、前記操作レバーを変位させることなく前記第1のロック体のみを単独で変位させる大きさに形成されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項1の記載において、前記操作レバーおよび前記第2のロック体は、夫々指を掛ける操作面を有し、前記操作レバーの操作面と前記第2のロック体の操作面とは略面一に形成されていることを特徴とする電子機器。
- 請求項1又は請求項6の記載において、上記操作レバーの移動方向と上記第2のロック体の移動方向とは、互いに交差することを特徴とする電子機器。
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