JPH0623944A - プリント基板の固定装置 - Google Patents
プリント基板の固定装置Info
- Publication number
- JPH0623944A JPH0623944A JP20445092A JP20445092A JPH0623944A JP H0623944 A JPH0623944 A JP H0623944A JP 20445092 A JP20445092 A JP 20445092A JP 20445092 A JP20445092 A JP 20445092A JP H0623944 A JPH0623944 A JP H0623944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- block
- fixing device
- circuit board
- printed circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Screen Printers (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸着ブロックをレイアウトする際の自由度を
高め、高密度配置を可能にするとともに、稼働率、作業
性及び作業能率の向上、さらにはコストダウンを達成す
る。 【構成】 上端にプリント基板Ｅを吸着可能な吸着口３
…を有する複数の吸着ブロック２…と、各吸着ブロック
２…を載置可能なブロック載置台４を備える。吸着ブロ
ック２の底面２ｄに、前記吸着口３に連通し、かつブロ
ック載置台４の載置面４ｓにより閉塞される凹状の接続
開口部５を設けるとともに、載置面４ｓに、吸気手段Ｍ
側に連通する複数の接続孔部６…を設ける。
高め、高密度配置を可能にするとともに、稼働率、作業
性及び作業能率の向上、さらにはコストダウンを達成す
る。 【構成】 上端にプリント基板Ｅを吸着可能な吸着口３
…を有する複数の吸着ブロック２…と、各吸着ブロック
２…を載置可能なブロック載置台４を備える。吸着ブロ
ック２の底面２ｄに、前記吸着口３に連通し、かつブロ
ック載置台４の載置面４ｓにより閉塞される凹状の接続
開口部５を設けるとともに、載置面４ｓに、吸気手段Ｍ
側に連通する複数の接続孔部６…を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプリント基板にソルダー
ペーストを印刷するソルダーペースト印刷機等に用いて
好適なプリント基板の固定装置に関する。
ペーストを印刷するソルダーペースト印刷機等に用いて
好適なプリント基板の固定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、プリント基板にチップ部品等の
表面実装部品を半田付けする場合、予めソルダーペース
ト印刷機により、ソルダーペーストをプリント基板のラ
ンド位置に自動印刷する。この場合、印刷時にはプリン
ト基板を位置決めして固定し、さらに、同基板のランド
位置に対応した貫通孔を有するメタルマスクを重ね合わ
せるとともに、スキージを用いてソルダーペーストを印
刷する。このため、この種のソルダーペースト印刷機に
は印刷時にプリント基板を固定する固定装置を備えてい
る。
表面実装部品を半田付けする場合、予めソルダーペース
ト印刷機により、ソルダーペーストをプリント基板のラ
ンド位置に自動印刷する。この場合、印刷時にはプリン
ト基板を位置決めして固定し、さらに、同基板のランド
位置に対応した貫通孔を有するメタルマスクを重ね合わ
せるとともに、スキージを用いてソルダーペーストを印
刷する。このため、この種のソルダーペースト印刷機に
は印刷時にプリント基板を固定する固定装置を備えてい
る。
【０００３】従来の固定装置は、例えば、実開平３−３
８７００号公報等で開示されるように、上面にプリント
基板を吸着可能な吸着口を有する複数の吸着ブロック
と、各吸着ブロックを載置可能な平坦面を有するブロッ
ク載置台により構成していた。この場合、吸着ブロック
は内部に吸気通路を有し、その一端側は上面に設けた吸
着口に連通するとともに、他端側は吸着ブロックの側面
に開口した接続口に連通し、さらに、この接続口はエア
ホースを介して真空ポンプ等の吸気手段に接続してい
た。
８７００号公報等で開示されるように、上面にプリント
基板を吸着可能な吸着口を有する複数の吸着ブロック
と、各吸着ブロックを載置可能な平坦面を有するブロッ
ク載置台により構成していた。この場合、吸着ブロック
は内部に吸気通路を有し、その一端側は上面に設けた吸
着口に連通するとともに、他端側は吸着ブロックの側面
に開口した接続口に連通し、さらに、この接続口はエア
ホースを介して真空ポンプ等の吸気手段に接続してい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の固定装置は次のような問題点があった。
来の固定装置は次のような問題点があった。
【０００５】第一に、各吸着ブロックはそれぞれにエア
ホースを備えるため、エアホースが吸着ブロックをレイ
アウトする際の邪魔になる。特に、エアホースは耐圧性
を確保することから柔軟性に欠けるため、使用する吸着
ブロックの数量が多くなった場合には、レイアウト上の
自由度が大きく制限され、高密度に配置できない。
ホースを備えるため、エアホースが吸着ブロックをレイ
アウトする際の邪魔になる。特に、エアホースは耐圧性
を確保することから柔軟性に欠けるため、使用する吸着
ブロックの数量が多くなった場合には、レイアウト上の
自由度が大きく制限され、高密度に配置できない。
【０００６】第二に、各吸着ブロックにエアホースを接
続したり、エアホースの引き回しを行う必要があるた
め、固定装置の組付に時間がかかり、作業性及び作業能
率の低下を来すとともに、部品材料のコストアップを生
じる。
続したり、エアホースの引き回しを行う必要があるた
め、固定装置の組付に時間がかかり、作業性及び作業能
率の低下を来すとともに、部品材料のコストアップを生
じる。
【０００７】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、吸着ブロックをレイアウト
する際の自由度を高め、高密度配置を可能にするととも
に、作業性及び作業能率の向上、さらには、コストダウ
ンを達成できるプリント基板の固定装置の提供を目的と
する。
課題を解決したものであり、吸着ブロックをレイアウト
する際の自由度を高め、高密度配置を可能にするととも
に、作業性及び作業能率の向上、さらには、コストダウ
ンを達成できるプリント基板の固定装置の提供を目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上端にプリント
基板Ｅを吸着可能な吸着口３…を有する複数の吸着ブロ
ック２…と、各吸着ブロック２…を載置可能なブロック
載置台４を備えるプリント基板の固定装置１を構成する
に際して、特に、吸着ブロック２の底面２ｄに、前記吸
着口３に連通し、かつブロック載置台４の載置面４ｓに
より閉塞される凹状の接続開口部５を設けるとともに、
ブロック載置台４の載置面４ｓに、例えば、真空ポンプ
等を用いた吸気手段Ｍ側に連通する複数の接続孔部６…
を設けてなることを特徴とする。
基板Ｅを吸着可能な吸着口３…を有する複数の吸着ブロ
ック２…と、各吸着ブロック２…を載置可能なブロック
載置台４を備えるプリント基板の固定装置１を構成する
に際して、特に、吸着ブロック２の底面２ｄに、前記吸
着口３に連通し、かつブロック載置台４の載置面４ｓに
より閉塞される凹状の接続開口部５を設けるとともに、
ブロック載置台４の載置面４ｓに、例えば、真空ポンプ
等を用いた吸気手段Ｍ側に連通する複数の接続孔部６…
を設けてなることを特徴とする。
【０００９】この場合、必要により、各接続孔部６…を
選択的に閉塞可能な一又は二以上の栓体７…を備える。
また、吸着ブロック２には上面に上方へ突出した筒状部
８を備え、かつ筒状部８の上端に吸着口３を有するとと
もに、筒状部８と同一高さとなる補助ポスト９…を備え
ることが望ましい。さらにまた、吸着ブロック２は底面
２ｄにマグネット１０…を設けることができる。一方、
ブロック載置台４は底面４ｄに各接続孔部６…及び吸気
手段Ｍ側に連通する凹状の共有空間部１１を設け、共有
空間部１１を閉塞部材１２（支持台１３）で閉塞して構
成できる。
選択的に閉塞可能な一又は二以上の栓体７…を備える。
また、吸着ブロック２には上面に上方へ突出した筒状部
８を備え、かつ筒状部８の上端に吸着口３を有するとと
もに、筒状部８と同一高さとなる補助ポスト９…を備え
ることが望ましい。さらにまた、吸着ブロック２は底面
２ｄにマグネット１０…を設けることができる。一方、
ブロック載置台４は底面４ｄに各接続孔部６…及び吸気
手段Ｍ側に連通する凹状の共有空間部１１を設け、共有
空間部１１を閉塞部材１２（支持台１３）で閉塞して構
成できる。
【００１０】
【作用】本発明に係るプリント基板の固定装置１によれ
ば、複数の吸着ブロック２…はブロック載置台４の載置
面４ｓに位置を選定して配される。これにより、各吸着
ブロック２…の底面２ｄ…に設けた凹状の接続開口部５
…は載置面４ｓにより閉塞されるとともに、他方、載置
面４ｓ上の接続孔部６…は吸着ブロック２…により覆わ
れることになる。
ば、複数の吸着ブロック２…はブロック載置台４の載置
面４ｓに位置を選定して配される。これにより、各吸着
ブロック２…の底面２ｄ…に設けた凹状の接続開口部５
…は載置面４ｓにより閉塞されるとともに、他方、載置
面４ｓ上の接続孔部６…は吸着ブロック２…により覆わ
れることになる。
【００１１】よって、吸着ブロック２…に覆われない他
の接続孔部６…を、栓体７…により全て閉塞すれば、接
続孔部６…→接続開口部５→吸着口３…の経路による密
閉された吸気通路が形成される。したがって、ブロック
載置台４における接続孔部６…を吸気手段Ｍ側に接続し
て吸気を行えば、吸着口３…に負圧が生じ、プリント基
板Ｅは吸着口３…に吸着して固定される。
の接続孔部６…を、栓体７…により全て閉塞すれば、接
続孔部６…→接続開口部５→吸着口３…の経路による密
閉された吸気通路が形成される。したがって、ブロック
載置台４における接続孔部６…を吸気手段Ｍ側に接続し
て吸気を行えば、吸着口３…に負圧が生じ、プリント基
板Ｅは吸着口３…に吸着して固定される。
【００１２】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【００１３】まず、本発明に係るプリント基板の固定装
置１の構成について、図１〜図５を参照して説明する。
置１の構成について、図１〜図５を参照して説明する。
【００１４】固定装置１は大別して、複数の吸着ブロッ
ク２…、ブロック載置台４及び支持台１３を備える。
ク２…、ブロック載置台４及び支持台１３を備える。
【００１５】吸着ブロック２は、図３及び図４に示すよ
うに、全体を直方体状に形成したブロック本体２１を備
え、その底面２ｄには図４に示す凹状の接続開口部５を
設ける。この接続開口部５は後述するブロック載置台４
の載置面４ｓに載せた際に、当該載置面４ｓより閉塞さ
れるように形成する。なお、底面２ｄには離間した二つ
のマグネット１０、１０を埋設する。
うに、全体を直方体状に形成したブロック本体２１を備
え、その底面２ｄには図４に示す凹状の接続開口部５を
設ける。この接続開口部５は後述するブロック載置台４
の載置面４ｓに載せた際に、当該載置面４ｓより閉塞さ
れるように形成する。なお、底面２ｄには離間した二つ
のマグネット１０、１０を埋設する。
【００１６】また、ブロック本体２１の上面２１ｕにお
ける一側寄りには、上方へ直角に突出した筒状部８を設
ける。この場合、筒状部８はブロック本体２１に一体形
成してもよいし、別体の吸着パイプをネジ込むなどによ
り取付けてもよい。これにより、筒状部８の上端に吸着
口３が配される。一方、ブロック本体２１の内部には筒
状部８の下端開口と接続開口部５を連通させる通気路２
２を設ける。他方、上面２１ｕにおける他の面には、複
数のポスト取付穴２３…を所定間隔おきに配列形成する
とともに、別体の補助ポスト９を用意し、選択した任意
のポスト取付穴２３に対して取付可能に構成する。この
場合、補助ポスト９はポスト取付穴２３に対してネジ込
み式或いは差し込み式等により着脱可能とし、取付けた
際には上面２１ｕから上方へ直角に突出する。なお、補
助ポスト９の高さは筒状部８の高さに一致する。
ける一側寄りには、上方へ直角に突出した筒状部８を設
ける。この場合、筒状部８はブロック本体２１に一体形
成してもよいし、別体の吸着パイプをネジ込むなどによ
り取付けてもよい。これにより、筒状部８の上端に吸着
口３が配される。一方、ブロック本体２１の内部には筒
状部８の下端開口と接続開口部５を連通させる通気路２
２を設ける。他方、上面２１ｕにおける他の面には、複
数のポスト取付穴２３…を所定間隔おきに配列形成する
とともに、別体の補助ポスト９を用意し、選択した任意
のポスト取付穴２３に対して取付可能に構成する。この
場合、補助ポスト９はポスト取付穴２３に対してネジ込
み式或いは差し込み式等により着脱可能とし、取付けた
際には上面２１ｕから上方へ直角に突出する。なお、補
助ポスト９の高さは筒状部８の高さに一致する。
【００１７】ブロック載置台４は、上面に平坦な載置面
４ｓを有する偏平なブロック盤４ｗを備える。ブロック
盤４ｗは図１に示すように、底面４ｄに凹状の共有空間
部１１を設けるとともに、上面と底面間には複数の接続
孔部６…を貫通形成する。この場合、各接続孔部６…は
載置面４ｓ上に、所定間隔置きに配列するとともに、共
有空間部１１に連通する。
４ｓを有する偏平なブロック盤４ｗを備える。ブロック
盤４ｗは図１に示すように、底面４ｄに凹状の共有空間
部１１を設けるとともに、上面と底面間には複数の接続
孔部６…を貫通形成する。この場合、各接続孔部６…は
載置面４ｓ上に、所定間隔置きに配列するとともに、共
有空間部１１に連通する。
【００１８】また、共有空間部１１の縁部には段部によ
る閉塞プレート取付部３１を設ける。閉塞プレート取付
部３１にはシーリング材３３を介して閉塞プレート３２
（閉塞部材１２）を嵌め込み、固定ネジ３４…により固
定する。これにより、共有空間部１１の下方開口は閉塞
（密閉）される。なお、閉塞プレート３２は自動印刷機
以外の場所であって、平坦な載置面を有しない作業台等
にブロック載置台４を置いて段取りし、かつこの状態で
吸着試験等を行う場合に必要となる。したがって、図１
に示すような平坦面を有する支持台１３の上に載せた場
合には不要である。一方、ブロック盤４ｗの内部には通
気路３５を設け、その一端開口は共有空間部１１に連通
するとともに、他端開口は接続口４ｃとし、底面４ｄに
おける閉塞プレート取付部３１の外方に位置する面に臨
む。他方、ブロック盤４ｗの両側には薄肉形成した取手
部３６、３６を一体に設け、ブロック載置台４を手で持
ったり、自動機で搬送できるようにするとともに、複数
の位置決め孔３７ａ…、３７ｂ…を適所に設ける。
る閉塞プレート取付部３１を設ける。閉塞プレート取付
部３１にはシーリング材３３を介して閉塞プレート３２
（閉塞部材１２）を嵌め込み、固定ネジ３４…により固
定する。これにより、共有空間部１１の下方開口は閉塞
（密閉）される。なお、閉塞プレート３２は自動印刷機
以外の場所であって、平坦な載置面を有しない作業台等
にブロック載置台４を置いて段取りし、かつこの状態で
吸着試験等を行う場合に必要となる。したがって、図１
に示すような平坦面を有する支持台１３の上に載せた場
合には不要である。一方、ブロック盤４ｗの内部には通
気路３５を設け、その一端開口は共有空間部１１に連通
するとともに、他端開口は接続口４ｃとし、底面４ｄに
おける閉塞プレート取付部３１の外方に位置する面に臨
む。他方、ブロック盤４ｗの両側には薄肉形成した取手
部３６、３６を一体に設け、ブロック載置台４を手で持
ったり、自動機で搬送できるようにするとともに、複数
の位置決め孔３７ａ…、３７ｂ…を適所に設ける。
【００１９】さらに、ブロック載置台４には一又は二以
上の栓体７…が付属する。栓体７…は各接続孔部６…を
選択的に閉塞可能であり、例えば、接続孔部６に挿入可
能なゴム栓或いはマグネット板等を利用できる。
上の栓体７…が付属する。栓体７…は各接続孔部６…を
選択的に閉塞可能であり、例えば、接続孔部６に挿入可
能なゴム栓或いはマグネット板等を利用できる。
【００２０】一方、支持台１３は、上面にブロック載置
台４をセットするセット面１３ｕを有するとともに、ブ
ロック載置台４に設けた位置決め孔３７ｂ…に挿入して
位置決めを行う位置決めピン５２…を備える。また、上
下面間に貫通する接続路５３を有し、この接続路５３の
上端開口はブロック載置台４の接続口４ｃに連通する位
置を選定して形成するとともに、下端開口には吸気手段
Ｍである真空ポンプＭｐに接続された吸気ホース５４の
一端を接続する。
台４をセットするセット面１３ｕを有するとともに、ブ
ロック載置台４に設けた位置決め孔３７ｂ…に挿入して
位置決めを行う位置決めピン５２…を備える。また、上
下面間に貫通する接続路５３を有し、この接続路５３の
上端開口はブロック載置台４の接続口４ｃに連通する位
置を選定して形成するとともに、下端開口には吸気手段
Ｍである真空ポンプＭｐに接続された吸気ホース５４の
一端を接続する。
【００２１】次に、本発明に係る固定装置１の使用方法
及び機能について、図１〜図５を参照して説明する。
及び機能について、図１〜図５を参照して説明する。
【００２２】最初に、固定装置１の組付が行われる。ま
ず、吸着ブロック２はプリント基板Ｅの状態（スルーホ
ールの位置等）に応じた数量だけ用意し、ブロック載置
台４の載置面４ｓに配置する。一方、図２に示すよう
に、フィルム保持部材１５を用意し、載置面４ｓの端部
にセットする。フィルム保持部材１５は、板材をコの字
形に折曲形成し、図５に示すように、底面にはブロック
載置台４にセットした際に、ブロック盤４ｗに設けた位
置決め孔３７ａ…に挿入して位置決めを行う位置決めピ
ン４１…を有する。また、フィルム保持部材１５の上面
は平坦とし、その高さは吸着ブロック２における筒状部
８の高さに一致させる。
ず、吸着ブロック２はプリント基板Ｅの状態（スルーホ
ールの位置等）に応じた数量だけ用意し、ブロック載置
台４の載置面４ｓに配置する。一方、図２に示すよう
に、フィルム保持部材１５を用意し、載置面４ｓの端部
にセットする。フィルム保持部材１５は、板材をコの字
形に折曲形成し、図５に示すように、底面にはブロック
載置台４にセットした際に、ブロック盤４ｗに設けた位
置決め孔３７ａ…に挿入して位置決めを行う位置決めピ
ン４１…を有する。また、フィルム保持部材１５の上面
は平坦とし、その高さは吸着ブロック２における筒状部
８の高さに一致させる。
【００２３】また、吸着ブロック２…の上には固定する
プリント基板Ｅと同一パターンを表示した透明なダミー
フィルムＦを載せるとともに、ダミーフィルムＦの端部
はフィルム保持部材１５の上に重ね、複数のクリップ４
２…でダミーフィルムＦの端部とフィルム保持部材１５
を挟んで固定する。この場合、ダミーフィルムＦはＣＡ
Ｄから出力させた透明フィルムを利用できる。
プリント基板Ｅと同一パターンを表示した透明なダミー
フィルムＦを載せるとともに、ダミーフィルムＦの端部
はフィルム保持部材１５の上に重ね、複数のクリップ４
２…でダミーフィルムＦの端部とフィルム保持部材１５
を挟んで固定する。この場合、ダミーフィルムＦはＣＡ
Ｄから出力させた透明フィルムを利用できる。
【００２４】そして、この状態でダミーフィルムＦ（プ
リント基板Ｅ）のパターンやスルーホールの位置を考慮
し、各吸着ブロック２…のレイアウト及び各吸着ブロッ
ク２…における補助ポスト９のポスト取付穴２３…に対
する位置をそれぞれ選定する。以上の工程が終了したな
ら、クリップ４２…、さらに、フィルム保持部材１５及
びダミーフィルムＦをブロック載置台４側から取り外
す。なお、各吸着ブロック２…はマグネット１０…によ
り載置面４ｓに吸着する。また、吸着ブロック２…によ
り覆われない載置面４ｓ上の接続孔部６…は栓体７…に
より閉塞する。
リント基板Ｅ）のパターンやスルーホールの位置を考慮
し、各吸着ブロック２…のレイアウト及び各吸着ブロッ
ク２…における補助ポスト９のポスト取付穴２３…に対
する位置をそれぞれ選定する。以上の工程が終了したな
ら、クリップ４２…、さらに、フィルム保持部材１５及
びダミーフィルムＦをブロック載置台４側から取り外
す。なお、各吸着ブロック２…はマグネット１０…によ
り載置面４ｓに吸着する。また、吸着ブロック２…によ
り覆われない載置面４ｓ上の接続孔部６…は栓体７…に
より閉塞する。
【００２５】以上の段取りは、ブロック載置台４を自動
印刷機以外の場所に置いて行うことができるものであ
り、いわゆる外段取りを実現できる。この結果、印刷機
での組付は不要となるため、自動印刷機の稼働率が大き
く向上するとともに、固定装置１の自動交換を含めた自
動化（無人化）も容易になる。
印刷機以外の場所に置いて行うことができるものであ
り、いわゆる外段取りを実現できる。この結果、印刷機
での組付は不要となるため、自動印刷機の稼働率が大き
く向上するとともに、固定装置１の自動交換を含めた自
動化（無人化）も容易になる。
【００２６】他方、組付の終了した固定装置１は自動印
刷機の近傍に待機させる。そして、固定装置１は装填指
令により、自動印刷機における所定のセットポジション
まで自動搬送され、図１に示すように、支持台１３のセ
ット面１３ｕに装填される。この場合、支持台１３に設
けた位置決めピン５２…がブロック載置台４に設けた位
置決め孔３７ｂ…に挿入して位置決めが行われる。これ
により、支持台１３に設けた接続路５３の上端開口はブ
ロック載置台４の接続口４ｃに連通する。
刷機の近傍に待機させる。そして、固定装置１は装填指
令により、自動印刷機における所定のセットポジション
まで自動搬送され、図１に示すように、支持台１３のセ
ット面１３ｕに装填される。この場合、支持台１３に設
けた位置決めピン５２…がブロック載置台４に設けた位
置決め孔３７ｂ…に挿入して位置決めが行われる。これ
により、支持台１３に設けた接続路５３の上端開口はブ
ロック載置台４の接続口４ｃに連通する。
【００２７】よって、吸気ホース５４→接続路５３→接
続口４ｃ→通気路３５→共有空間部１１→接続孔部６…
→接続開口部５→通気路２２→吸着口３…の吸気通路が
形成されるため、真空ポンプＭｐを運転させれば、吸着
口３に負圧が発生し、プリント基板Ｅは吸着口３に吸着
して固定される。このような原理により、従来のような
各吸着ブロック２…に接続するエアホースは不要にな
る。
続口４ｃ→通気路３５→共有空間部１１→接続孔部６…
→接続開口部５→通気路２２→吸着口３…の吸気通路が
形成されるため、真空ポンプＭｐを運転させれば、吸着
口３に負圧が発生し、プリント基板Ｅは吸着口３に吸着
して固定される。このような原理により、従来のような
各吸着ブロック２…に接続するエアホースは不要にな
る。
【００２８】なお、ソルダーペーストの印刷を行う際に
は、吸着固定されたプリント基板Ｅの上に、ランド位置
に対応した複数の貫通孔を有するメタルマスクを重ね合
わせる。そして、メタルマスクの上にソルダーペースト
（半田粒子とフラックスの混合物）を載せ、スキージに
より均一に塗布すれば、プリント基板Ｅの所要位置にソ
ルダーペーストを印刷できる。
は、吸着固定されたプリント基板Ｅの上に、ランド位置
に対応した複数の貫通孔を有するメタルマスクを重ね合
わせる。そして、メタルマスクの上にソルダーペースト
（半田粒子とフラックスの混合物）を載せ、スキージに
より均一に塗布すれば、プリント基板Ｅの所要位置にソ
ルダーペーストを印刷できる。
【００２９】この際、プリント基板Ｅの下面に対する筒
状部８における上端の接触範囲及び接触面積は小さくな
るため、空気が漏れにくくなり、安定かつ確実な吸着が
保証される。また、空気が漏れても、プリント基板Ｅに
おける特定のスルーホール及びソルダーペーストに対し
て吸引力が作用することはない。したがって、ソルダー
ペーストの印刷不良を防止でき、信頼性の高い固定装置
１が構成される。
状部８における上端の接触範囲及び接触面積は小さくな
るため、空気が漏れにくくなり、安定かつ確実な吸着が
保証される。また、空気が漏れても、プリント基板Ｅに
おける特定のスルーホール及びソルダーペーストに対し
て吸引力が作用することはない。したがって、ソルダー
ペーストの印刷不良を防止でき、信頼性の高い固定装置
１が構成される。
【００３０】他方、図６は変更実施例を示す。変更実施
例の場合にはブロック載置台４の接続開口部１１を閉塞
する閉塞プレート３２（閉塞部材１２）を用いることな
く、ブロック載置台４を支持台１３の上に直接載置した
点が図１に示した実施例と異なる。なお、図６におい
て、図１と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
例の場合にはブロック載置台４の接続開口部１１を閉塞
する閉塞プレート３２（閉塞部材１２）を用いることな
く、ブロック載置台４を支持台１３の上に直接載置した
点が図１に示した実施例と異なる。なお、図６におい
て、図１と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【００３１】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【００３２】
【発明の効果】このように、本発明は上端にプリント基
板を吸着可能な吸着口を有する複数の吸着ブロックと、
各吸着ブロックを載置可能なブロック載置台を備えるプ
リント基板の固定装置において、吸着ブロックの底面
に、前記吸着口に連通し、かつブロック載置台の載置面
により閉塞される凹状の接続開口部を設けるとともに、
ブロック載置台の載置面に、吸気手段側に連通する複数
の接続孔部を設けてなるため、次のような顕著な効果を
奏する。
板を吸着可能な吸着口を有する複数の吸着ブロックと、
各吸着ブロックを載置可能なブロック載置台を備えるプ
リント基板の固定装置において、吸着ブロックの底面
に、前記吸着口に連通し、かつブロック載置台の載置面
により閉塞される凹状の接続開口部を設けるとともに、
ブロック載置台の載置面に、吸気手段側に連通する複数
の接続孔部を設けてなるため、次のような顕著な効果を
奏する。
【００３３】 各吸着ブロックはブロック載置台から
直接吸気されるため、各吸着ブロックに接続するエアホ
ースが不要となり、吸着ブロックをレイアウトする際の
自由度が飛躍的に高められるとともに、高密度配置が可
能になる。
直接吸気されるため、各吸着ブロックに接続するエアホ
ースが不要となり、吸着ブロックをレイアウトする際の
自由度が飛躍的に高められるとともに、高密度配置が可
能になる。
【００３４】 固定装置の組付を外段取りにより行う
ことができるため、自動印刷機の稼働率、作業性及び作
業能率を大幅に向上できるとともに、コストダウンを図
ることができる。
ことができるため、自動印刷機の稼働率、作業性及び作
業能率を大幅に向上できるとともに、コストダウンを図
ることができる。
【図１】本発明に係る固定装置の正面断面図、
【図２】同固定装置における組付時の斜視図、
【図３】同固定装置における吸着ブロックの斜視図、
【図４】同固定装置における吸着ブロックの底面斜視
図、
図、
【図５】同固定装置におけるブロック載置台及び支持台
の斜視図、
の斜視図、
【図６】同固定装置の変更実施例に係るブロック載置台
及び支持台の正面断面図、
及び支持台の正面断面図、
１ 固定装置 ２ 吸着ブロック ２ｄ 吸着ブロックの底面 ３ 吸着口 ４ ブロック載置台 ４ｓ 載置面 ５ 接続開口部 ６ 接続孔部 ７ 栓体 ８ 筒状部 ９ 補助ポスト １０ マグネット １１ 共有空間部 １２ 閉塞部材 １３ 支持台 Ｅ プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｈ０５Ｋ 3/34 Ｈ 9154−4Ｅ
Claims (7)
- 【請求項１】 上端にプリント基板を吸着可能な吸着口
を有する複数の吸着ブロックと、各吸着ブロックを載置
可能なブロック載置台を備えるプリント基板の固定装置
において、吸着ブロックの底面に、前記吸着口に連通
し、かつブロック載置台の載置面により閉塞される凹状
の接続開口部を設けるとともに、ブロック載置台の載置
面に、吸気手段側に連通する複数の接続孔部を設けてな
ることを特徴とするプリント基板の固定装置。 - 【請求項２】 各接続孔部を選択的に閉塞可能な一又は
二以上の栓体を備えることを特徴とする請求項１記載の
プリント基板の固定装置。 - 【請求項３】 吸着ブロックは上面に上方へ突出した筒
状部を備え、かつ筒状部の上端に吸着口を有することを
特徴とする請求項１記載のプリント基板の固定装置。 - 【請求項４】 吸着ブロックは上面に筒状部と同一高さ
となる補助ポストを備えることを特徴とする請求項１又
は３記載のプリント基板の固定装置。 - 【請求項５】 吸着ブロックは底面にマグネットを備え
ることを特徴とする請求項１記載のプリント基板の固定
装置。 - 【請求項６】 ブロック載置台は底面に各接続孔部及び
吸気手段側に連通する凹状の共有空間部を設け、この共
有空間部を閉塞部材で閉塞してなることを特徴とする請
求項１記載のプリント基板の固定装置。 - 【請求項７】 閉塞部材はブロック載置台を載置する支
持台であることを特徴とする請求項１記載のプリント基
板の固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04204450A JP3111365B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | プリント基板の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04204450A JP3111365B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | プリント基板の固定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623944A true JPH0623944A (ja) | 1994-02-01 |
| JP3111365B2 JP3111365B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=16490732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04204450A Expired - Fee Related JP3111365B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | プリント基板の固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3111365B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002029026A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-29 | Sanyo Electric Co Ltd | スクリーン印刷機 |
| CN105704939A (zh) * | 2016-04-11 | 2016-06-22 | 苏州市惠利华电子有限公司 | 一种百用钉床 |
| CN114919273A (zh) * | 2022-06-09 | 2022-08-19 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种小尺寸电路基板的印刷码放夹具及使用方法 |
| CN116939979A (zh) * | 2023-09-15 | 2023-10-24 | 立臻精密智造(昆山)有限公司 | 印刷电路板承载治具 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP04204450A patent/JP3111365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002029026A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-29 | Sanyo Electric Co Ltd | スクリーン印刷機 |
| CN105704939A (zh) * | 2016-04-11 | 2016-06-22 | 苏州市惠利华电子有限公司 | 一种百用钉床 |
| CN114919273A (zh) * | 2022-06-09 | 2022-08-19 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种小尺寸电路基板的印刷码放夹具及使用方法 |
| CN116939979A (zh) * | 2023-09-15 | 2023-10-24 | 立臻精密智造(昆山)有限公司 | 印刷电路板承载治具 |
| CN116939979B (zh) * | 2023-09-15 | 2023-11-24 | 立臻精密智造(昆山)有限公司 | 印刷电路板承载治具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3111365B2 (ja) | 2000-11-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0623944A (ja) | プリント基板の固定装置 | |
| KR20040041067A (ko) | 기판탑재형 매니폴드밸브 | |
| JP2002204097A (ja) | フレキシブル回路基板保持具及びそれを使用したフレキシブル回路基板の保持方法。 | |
| JP3074505B2 (ja) | プリント基板の固定装置 | |
| JPH1142583A (ja) | 多孔板吸着装置 | |
| JP2722806B2 (ja) | 印刷配線用ベースプレート | |
| JPH0586079B2 (ja) | ||
| JP3514438B2 (ja) | 基板用可撓保持体を用いた基板治具構造 | |
| JPH02269534A (ja) | 基板保持装置 | |
| JP2636730B2 (ja) | プリント基板吸着装置 | |
| JP2002158496A (ja) | 部品実装方法、そのために用いて好適な吸着ノズル及び部品実装装置 | |
| JPH034080Y2 (ja) | ||
| JP3045152B2 (ja) | 部品搭載ヘッドおよび方法 | |
| JPH08340198A (ja) | 基板位置決め用吸着ピンユニット | |
| JP2804571B2 (ja) | ワイヤーボンディング装置 | |
| JPH03155200A (ja) | 基板保持装置 | |
| JPH0611600Y2 (ja) | チツプ部品自動マウント装置用治具板 | |
| JPH01246900A (ja) | チツプ状回路部品配置装置 | |
| JP2545285Y2 (ja) | プリント基板吸着治具 | |
| JPS6315494A (ja) | スル−ホ−ル付セラミツク基板のスル−ホ−ル印刷装置 | |
| CN114192348A (zh) | 一种点胶控制器 | |
| JPH098499A (ja) | プリント基板吸着台座 | |
| KR100311746B1 (ko) | 표면실장기의 피더 베이스 구조 | |
| JPH01278096A (ja) | チップ状回路部品配置装置 | |
| JP3189693B2 (ja) | 導電性ボールの保持装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |