JPH0623846Y2 - 輻射パネル付き空気調和機 - Google Patents
輻射パネル付き空気調和機Info
- Publication number
- JPH0623846Y2 JPH0623846Y2 JP1987077328U JP7732887U JPH0623846Y2 JP H0623846 Y2 JPH0623846 Y2 JP H0623846Y2 JP 1987077328 U JP1987077328 U JP 1987077328U JP 7732887 U JP7732887 U JP 7732887U JP H0623846 Y2 JPH0623846 Y2 JP H0623846Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- heat exchanger
- radiation
- indoor heat
- radiation panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は、室内熱交換器の熱交換用空気の吸込口構造を
改良した輻射パネル付き空気調和機に関する。
改良した輻射パネル付き空気調和機に関する。
（従来の技術） 暖房効果を上げるために、前面に輻射パネルを取付けた
空気調和機が提案されるに至っている。この輻射パネル
付き空気調和機は、具体的には室内ユニットのケーシン
グにおける室内熱交換器の前方に、室内に臨んで輻射パ
ネルを取付けた構造になっている。
空気調和機が提案されるに至っている。この輻射パネル
付き空気調和機は、具体的には室内ユニットのケーシン
グにおける室内熱交換器の前方に、室内に臨んで輻射パ
ネルを取付けた構造になっている。
（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、かかる輻射パネル付き空気調和機にあっ
ては、熱交換性能から言えば室内熱交換器の前面から熱
交換用空気を均一に吸込ませるべきところを、室内熱交
換器の前方に輻射パネルが位置するので、ケーシングの
上部等に空気吸込口を形成し、室内熱交換器と輻射パネ
ルとの間に形成した隙間を通して熱交換用空気を室内熱
交換器に吸込ませるという構造を採用していた。このた
め、室内熱交換器に吸込まれる空気流が不均一で、風速
分布が悪くなり、熱交換性能が低下する問題があった。
また、室内熱交換器と輻射パネルとの間に隙間を形成す
る必要があることから、ケーシングの厚さが増大してい
た。
ては、熱交換性能から言えば室内熱交換器の前面から熱
交換用空気を均一に吸込ませるべきところを、室内熱交
換器の前方に輻射パネルが位置するので、ケーシングの
上部等に空気吸込口を形成し、室内熱交換器と輻射パネ
ルとの間に形成した隙間を通して熱交換用空気を室内熱
交換器に吸込ませるという構造を採用していた。このた
め、室内熱交換器に吸込まれる空気流が不均一で、風速
分布が悪くなり、熱交換性能が低下する問題があった。
また、室内熱交換器と輻射パネルとの間に隙間を形成す
る必要があることから、ケーシングの厚さが増大してい
た。
そこで、本考案は上記事情を考慮してなされたもので、
室内熱交換器の熱交換性能の向上及びケーシングの薄型
化が図れる輻射パネル付き空気調和機を提供することを
目的とする。
室内熱交換器の熱交換性能の向上及びケーシングの薄型
化が図れる輻射パネル付き空気調和機を提供することを
目的とする。
［考案の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本考案は、室内熱交換器の前
方に、室内に臨んで輻射パネルを取付けた輻射パネル付
き空気調和機において、上記輻射パネルに上記室内熱交
換器の熱交換用空気を吸込むための複数の空気吸込穴を
形成したものである。
方に、室内に臨んで輻射パネルを取付けた輻射パネル付
き空気調和機において、上記輻射パネルに上記室内熱交
換器の熱交換用空気を吸込むための複数の空気吸込穴を
形成したものである。
（作用） 熱交換用空気が輻射パネルに形成された複数の空気吸込
穴から吸込まれるようになるので、室内熱交換器の前面
からその熱交換用空気を均一に吸込ませることが可能と
なる。また輻射パネルに空気吸込口が確保されているの
で、輻射パネルと室内熱交換器との間の隙間を可及的に
小さくすることが可能となる。
穴から吸込まれるようになるので、室内熱交換器の前面
からその熱交換用空気を均一に吸込ませることが可能と
なる。また輻射パネルに空気吸込口が確保されているの
で、輻射パネルと室内熱交換器との間の隙間を可及的に
小さくすることが可能となる。
（実施例） 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
る。
輻射パネル付き空気調和機の室内ユニットの側断面構造
を示す第１図において、１は室内ユニットのケーシング
であり、そのケーシング１内には室内熱交換器２が起立
した状態で取付けられ、この室内熱交換器２の前面であ
るケーシング１の前面部には室内に臨んで輻射パネル３
が取付られている。この輻射パネル３は裏面にヒートパ
イプ４を取付けた輻射板５と、この輻射板５の裏面にこ
れを覆うべく取付けられた断熱材６とからなっている。
この輻射パネル３には第１図、第２図に示す如く室内熱
交換器２の熱交換用空気を吸込むための複数の空気吸込
穴７が全面にわたってかつヒートパイプ４と干渉しない
ように形成されている。この場合、輻射パネル３の輻射
能力を損なわずに且つ室内熱交換器２に十分な熱交換用
空気を供給できるように、空気吸込穴７の大きさや位置
が設定される。なお、空気吸込穴７における輻射板５の
穴径Ｄ１と断熱材６の穴径Ｄ２とは等しくてもよいが、
輻射板５の空気吸込穴内周８と吸込空気との接触を避け
るために、第３図に示す如く輻射板５の穴径Ｄ１を断熱
材６の穴径Ｄ２よりも大きく形成し、空気吸込穴内周８
に断熱材６の穴径 Ｄ２と等しくなるように断熱材のライニング９を形成す
るようにしてもよい、また、断熱材６の裏面には空気吸
込穴７の穴径Ｄ２を拡大した拡大穴１０が形成され、室
内熱交換器２に対して広範囲に吸込空気が流れるように
してもよい。
を示す第１図において、１は室内ユニットのケーシング
であり、そのケーシング１内には室内熱交換器２が起立
した状態で取付けられ、この室内熱交換器２の前面であ
るケーシング１の前面部には室内に臨んで輻射パネル３
が取付られている。この輻射パネル３は裏面にヒートパ
イプ４を取付けた輻射板５と、この輻射板５の裏面にこ
れを覆うべく取付けられた断熱材６とからなっている。
この輻射パネル３には第１図、第２図に示す如く室内熱
交換器２の熱交換用空気を吸込むための複数の空気吸込
穴７が全面にわたってかつヒートパイプ４と干渉しない
ように形成されている。この場合、輻射パネル３の輻射
能力を損なわずに且つ室内熱交換器２に十分な熱交換用
空気を供給できるように、空気吸込穴７の大きさや位置
が設定される。なお、空気吸込穴７における輻射板５の
穴径Ｄ１と断熱材６の穴径Ｄ２とは等しくてもよいが、
輻射板５の空気吸込穴内周８と吸込空気との接触を避け
るために、第３図に示す如く輻射板５の穴径Ｄ１を断熱
材６の穴径Ｄ２よりも大きく形成し、空気吸込穴内周８
に断熱材６の穴径 Ｄ２と等しくなるように断熱材のライニング９を形成す
るようにしてもよい、また、断熱材６の裏面には空気吸
込穴７の穴径Ｄ２を拡大した拡大穴１０が形成され、室
内熱交換器２に対して広範囲に吸込空気が流れるように
してもよい。
ケーシング１の上部と前面下部には、空気吹出口１１，
１２がそれぞれ形成され、これら空気吹出口１１，１２
の上流には空気吸込穴７から空気を吸込んで空気吹出口
１１，１２から吹出すための横流ファン１３，１４がそ
れぞれ取付けられている。なお、空気吹出口１１，１２
はいずれか一方のみであってもよい。第１図中１５は室
内熱交換器２の下部に設けられたドレン受けである。
１２がそれぞれ形成され、これら空気吹出口１１，１２
の上流には空気吸込穴７から空気を吸込んで空気吹出口
１１，１２から吹出すための横流ファン１３，１４がそ
れぞれ取付けられている。なお、空気吹出口１１，１２
はいずれか一方のみであってもよい。第１図中１５は室
内熱交換器２の下部に設けられたドレン受けである。
かかる構成によれば、横流ファン１３，１４を駆動する
と、輻射パネル３に形成された複数の空気吸込穴７から
空気が吸込まれて室内熱交換器２に対してその前面から
直接供給されることになる。このため、室内熱交換器２
には吸込空気の空気流が均一に与えられることになり、
熱交換性能が向上する。しかも室内熱交換器２と輻射パ
ネル３との間に隙間を確保する必要がないので、ケーシ
ング１の薄型化が図れる。
と、輻射パネル３に形成された複数の空気吸込穴７から
空気が吸込まれて室内熱交換器２に対してその前面から
直接供給されることになる。このため、室内熱交換器２
には吸込空気の空気流が均一に与えられることになり、
熱交換性能が向上する。しかも室内熱交換器２と輻射パ
ネル３との間に隙間を確保する必要がないので、ケーシ
ング１の薄型化が図れる。
また、実施例のように輻射板３の空気吸込穴内周８に断
熱材のライニング９を形成したので、暖房運転時に高温
となった輻射板３が吸込空気によって冷却されることが
なく、輻射性能の低下を来たすようなことはない。
熱材のライニング９を形成したので、暖房運転時に高温
となった輻射板３が吸込空気によって冷却されることが
なく、輻射性能の低下を来たすようなことはない。
なお、実施例ではドレン受け１５を別途設けたが、第４
図に示す如く室内熱交換器２をその下端部が輻射パネル
３に近接するように傾斜させて、輻射パネル３の断熱材
６に室内熱交換器２の下端部が係合するドレン受け２０
を一体成型するようにしてもよく、これによりドレン受
けを別体に設けるものと異なり、コストの低減、省スペ
ース化が図れる。
図に示す如く室内熱交換器２をその下端部が輻射パネル
３に近接するように傾斜させて、輻射パネル３の断熱材
６に室内熱交換器２の下端部が係合するドレン受け２０
を一体成型するようにしてもよく、これによりドレン受
けを別体に設けるものと異なり、コストの低減、省スペ
ース化が図れる。
［考案の効果］ 以上要するに本考案によれば、次のごとき優れた効果を
発揮する。
発揮する。
室内熱交換器の前面に位置された輻射パネルに複数の
空気吸込穴を形成したので、室内熱交換器に均一に吸込
空気を与えることができ、室内熱交換器の熱交換性能の
向上が図れる。
空気吸込穴を形成したので、室内熱交換器に均一に吸込
空気を与えることができ、室内熱交換器の熱交換性能の
向上が図れる。
従って室内熱交換器と輻射パネルとの間の隙間から空
気を吸込むものと異なり、これら室内熱交換器と輻射パ
ネルとの間の隙間を可及的に小さくでき、ケーシングの
薄型化が図れる。
気を吸込むものと異なり、これら室内熱交換器と輻射パ
ネルとの間の隙間を可及的に小さくでき、ケーシングの
薄型化が図れる。
第１図は本考案に係る輻射パネル付き空気調和機の一実
施例を示す側断面図、第２図は同正面図、第３図は第１
図要部拡大断面図、第４図は変形例を示す部分断面図で
ある。 図中、２は室内熱交換器、３は輻射パネル、４はヒート
パイプ、５は輻射板、６は断熱材、７は空気吸込穴であ
る。
施例を示す側断面図、第２図は同正面図、第３図は第１
図要部拡大断面図、第４図は変形例を示す部分断面図で
ある。 図中、２は室内熱交換器、３は輻射パネル、４はヒート
パイプ、５は輻射板、６は断熱材、７は空気吸込穴であ
る。
Claims (2)
- 【請求項１】室内熱交換器の前方に、室内に臨んで輻射
パネルを取付けた輻射パネル付き空気調和機において、
上記輻射パネルに上記室内熱交換器の熱交換用空気を吸
込むための複数の空気吸込穴を形成したことを特徴とす
る輻射パネル付き空気調和機。 - 【請求項２】上記輻射パネルが、ヒートパイプを有する
輻射板と、該輻射板の裏面を覆う断熱材とからなり、上
記輻射板に形成された空気吸込穴の内周が上記断熱材で
被覆されている実用新案登録請求の範囲第１項記載の輻
射パネル付き空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987077328U JPH0623846Y2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 輻射パネル付き空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987077328U JPH0623846Y2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 輻射パネル付き空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63188420U JPS63188420U (ja) | 1988-12-02 |
| JPH0623846Y2 true JPH0623846Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=30925230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987077328U Expired - Lifetime JPH0623846Y2 (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 輻射パネル付き空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623846Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100825427B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2008-04-28 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화장치 |
-
1987
- 1987-05-25 JP JP1987077328U patent/JPH0623846Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100825427B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2008-04-28 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63188420U (ja) | 1988-12-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11159794A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
| JPH0623846Y2 (ja) | 輻射パネル付き空気調和機 | |
| JP2573357B2 (ja) | ダクト用換気扇 | |
| JPS6349622Y2 (ja) | ||
| JPH04254121A (ja) | 天井埋込形空気調和機 | |
| JP3006684B2 (ja) | 外気吹出ユニット付き空気調和機 | |
| JPH0419391Y2 (ja) | ||
| JPH02579Y2 (ja) | ||
| JPH07269899A (ja) | 局所冷房機 | |
| JP2004198014A (ja) | 空気調和装置 | |
| JPH07810Y2 (ja) | 空気調和機の送風装置 | |
| JPH0116991Y2 (ja) | ||
| JPH0749290Y2 (ja) | 天井設置形空気調和機 | |
| JPS5850181Y2 (ja) | 空気調和装置 | |
| JPH0749289Y2 (ja) | 空気調和機 | |
| JPS6130111Y2 (ja) | ||
| JPS629466Y2 (ja) | ||
| JPH033873Y2 (ja) | ||
| JP2530112Y2 (ja) | 空気調和機のダクト接続装置 | |
| JPH0440106Y2 (ja) | ||
| JPH04316941A (ja) | 熱交換形換気装置 | |
| JPS6041472Y2 (ja) | 空気換気扇における結霜防止装置 | |
| JPS6349624Y2 (ja) | ||
| JPS60165442A (ja) | 一体型空気調和機 | |
| JPH04254122A (ja) | 天井埋込形空気調和機 |