JPH0623582Y2 - 糸条の流体処理装置 - Google Patents

糸条の流体処理装置

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JPH0623582Y2
JPH0623582Y2 JP12993288U JP12993288U JPH0623582Y2 JP H0623582 Y2 JPH0623582 Y2 JP H0623582Y2 JP 12993288 U JP12993288 U JP 12993288U JP 12993288 U JP12993288 U JP 12993288U JP H0623582 Y2 JPH0623582 Y2 JP H0623582Y2
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JP
Japan
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yarn
fluid
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exhaust pipe
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幸三 浜本
計二 渡辺
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は合成繊維製造設備における糸条の流体処理設備
に関する。
(従来技術) 糸条の流体ノズルは糸条が走行する糸導孔に開口する流
体噴射孔から圧縮流体を噴射して、糸条にループあるい
は捲縮を与えたり、又は紡糸油剤を糸条に均等に付与す
るためのものであって、合成繊維の製造に際してはイン
ターレースノズル、エアノズルとして広く使用されてい
る。
かかるノズルを用いて糸条を処理する場合、処理される
糸条に付着している油剤等の飛散や流体噴射による騒音
発生などの環境汚染の問題があり、この対策として流体
ノズルにカバーを設けることが提案されている。
従来、かかるカバーとしては流体ノズルを単にカバーに
て囲繞したもののほか、カバーの一端に開口した排気装
置を取付け、飛散した紡糸油剤等を系外に排出したり騒
音を更に低下させるなどのものが利用されている。
第2図はこのような従来の装置の一例で、走行糸条Yは
流体ノズル1を囲繞するカバー2の中に導入され、ここ
で流体処理された後カバー2から導出されるが、流体ノ
ズル1より噴出した圧縮性流体は排気装置5により排気
管4を経て系外に排気される。
しかし第2図のようにカバー2に排気装置5を取付けた
流体処理装置においては飛散した紡糸油剤等を系外に排
出しているものの経時的にスカムのような異物が排気管
4内に付着し、堆積し、ついには閉塞に至たる。
排気管4が閉塞状態に至ると,流体ノズル1より噴出さ
れた圧縮性流体は紡糸油剤等の噴霧を伴ってカバー2の
隙間より排出したり、またカバー2内面に取付けた吸音
材3にスカムが付着、堆積し、吸音効果が低下するなど
環境を汚染する。
このため定期的に排気装置を分解、清掃しなければなら
ず、作業が面倒で多くの人出を要する上、糸条の生産を
一時休止しなければなないなどの問題があつた。
(考案の目的) 本考案はこのような従来の問題を解決するためになされ
たものであり、排気管内に付着する紡糸油剤等のスカム
を連続的または間欠的に排除することにより、該排気管
の閉塞を防止し、もつて紡糸油剤等の噴霧、飛散やカバ
ー内面に装着した吸音材の吸音効果の低下を抑制するこ
とを目的とするものである。かかる目的は次に示すよう
な構成とすることによつて達成される。
(考案の構成) すなわち、本考案は圧縮性流体を噴射して糸条を流体処
理する流体ノズルと該ノズルを囲繞するカバーおよび該
カバーの一端に開口した排気装置に連なる排気管から構
成された糸条の流体処理装置であつて、前記カバーと排
気管の接合部近傍位置に排気方向に噴出口を有するスチ
ーム吹出しノズルを配設したことを特徴とする糸条の流
体処理装置である。
以下、本考案を実施例により具体的に説明する。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を示す一部断面を含む概略工程
図である。
図において、11は走行糸条を流体処理する流体ノズ
ル、12は流体ノズル11を囲繞するカバーでありその
内面には吸音材13が装着されている。カバー12には
水平方向に排気管14が設けられ、廃液タンク15に連
結している。
廃液タンク15の上方部は排気管16が設けられ該排気
管16はフアン、送風機などの排気装置17に連なって
いる。18は廃液管である。
19は排気管14の接合部22の近傍位置に設けられた
スチームの吹出しノズルで、その先端は排気管14の中
央部に平行にかつ噴出口20が排気方向に向かうように
取付けられると共に、後端は蒸気配管21と連結されて
いる。
尚、ノズルの先端位置は結合部の前後50mm程度が好ま
しいが、これに限定されるものではない。
このような装置において走行糸条Yは前記の如くカバー
12内に流体ノズル11で処理されるが、カバー12内
は排気装置17により絶えず吸引、排気されているので
スカムが付着、堆積することは少なく、流体ノズル11
で噴出した圧空もしくはスチーム等の紡糸油剤などを含
む流体は排気装置17により排気管14から廃液タンク
15を経て系外に排出される。この場合、排気流体が排
気管14に導入されると、ここに時間の経過と共にスカ
ム等が次第に堆積してくるが、ノズル19より一定時間
毎に又は連続的にスチームを噴出するようになされてい
るのでスカム等は迅速かつ容易に除去され、排気管14
の内壁に付着、堆積することはなく、前記のようなトラ
ブルを生じることはない。
吹出しノズル19から噴出されたスチームと排気流体は
廃液タンク15に導かれ、ここで液状分は廃液タンクに
回収され気体状物は排気管を経て排気装置17から系外
に排出される。
尚、スチームの吹出しノズル19の吹出角度は排気管1
4に対して平行にするのが好ましいが、ある角度をもた
せてもよく特に限定するものではない。又第1図では排
気管14を水平に図示しているが、この角度についても
特に限定するものではない。吹出しノズル19から吹出
すスチームの温度は通常飽和蒸気で100度以上、好ま
しくは120〜180度の範囲がよく、100度以下と
なると除去効率が低下し、180度以上では設備コスト
あるいは管理上からあまり好ましいとは言えない。スチ
ームは過熱蒸気でもよいことは言うまでもない。スチー
ムの吹出しは前記のように間欠的に行う場合は手動操作
でもよいが、タイマー等の利用により開閉弁を一定時間
毎に作動させてスチームを噴出させるようにしてもよ
い。又、スカムの堆積状況を検知する手段、例えばカバ
ー12と排気管14の出口あるいは外部との差圧によ
り、堆積部のレベル計等による検出などにより、自動的
に除去するごとくなしてもよい。
次に第1図に示す本考案の装置(2時間間隔でスチーム
の噴出を1分間行う)と第2図に示す従来の装置とをほ
ぼ同じ条件で使用した例について更に具体的に説明する
と、O.P.Uが1%、2000deのナイロンマルチフイラ
メントを1500m/minの走行状態で糸条交絡処理し
た。
流体ノズルの圧空圧力5kg/cm2G、流量1Nm3/minにお
ける排気管内(口径28mm)のスカム付着結果を第1表
に示す。
第1表から明らかなように従来の装置は1〜3日目では
特に問題はなかつたが、5日目頃よりスカム堆積が多く
なり7日目には殆ど閉塞し、カバーから吹出しが多くな
ると共に騒音もアップしてこれ以上の使用が難しくなつ
た。これに対して本考案の装置では7日目が経過しても
何等の変化は見られず、30の経過後もスカムの堆積は
なく、またカバーからの紡糸油剤等の漏洩および騒音の
アツプは殆どなかつた。
(考案の効果) 以上に説明の如く、本考案によれば生産を一時休止して
排気管等を分解し清掃するような面倒な作業はなくなる
と共に糸条の生産を効率的に安定して行うことが可能と
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す概略工程図、第2図は従
来例を示す概略工程図である。 12……カバー 14……排気管 15……廃液タンク 19……吹出しノズル 20……噴出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮性流体を噴射して糸条を流体処理する
    流体ノズルと該ノズルを囲繞するカバーおよび該カバー
    の一端に開口した排気装置に連なる排気管から構成され
    た糸条の流体処理装置であつて、前記カバーと排気管の
    接合部近傍位置に排気方向に噴出口を有すスチーム吹出
    しノズルを配設したことを特徴とする糸条の流体処理装
    置。
JP12993288U 1988-10-05 1988-10-05 糸条の流体処理装置 Expired - Fee Related JPH0623582Y2 (ja)

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JPH0251281U JPH0251281U (ja) 1990-04-10
JPH0623582Y2 true JPH0623582Y2 (ja) 1994-06-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100632434B1 (ko) * 2001-09-11 2006-10-11 주식회사 만도 드럼 브레이크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100632434B1 (ko) * 2001-09-11 2006-10-11 주식회사 만도 드럼 브레이크

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JPH0251281U (ja) 1990-04-10

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