JPH06234777A - ジシクロアルキル置換シランの製造方法 - Google Patents

ジシクロアルキル置換シランの製造方法

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JPH06234777A
JPH06234777A JP5311473A JP31147393A JPH06234777A JP H06234777 A JPH06234777 A JP H06234777A JP 5311473 A JP5311473 A JP 5311473A JP 31147393 A JP31147393 A JP 31147393A JP H06234777 A JPH06234777 A JP H06234777A
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JP
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reaction
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oxygen
cyclopentyldichlorosilane
silane
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JP5311473A
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Inventor
Dale Earl Hauenstein
アール ハウエンステイン デール
Jr William J Schulz
ジェームズ シュルツ,ジュニア ウィリアム
Sean Patrick Davern
パトリック ダバーン シーン
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/12Organo silicon halides
    • C07F7/14Preparation thereof from optionally substituted halogenated silanes and hydrocarbons hydrosilylation reactions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/1876Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions involving the formation of Si-C linkages

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ジシクロアルキル置換シランをヒドロシリル
化により安価に製造する方法を提供する。 【構成】 (i)ケイ素に結合した2つの水素原子を有
する式(I)のハロ−又はアルコキシシラン、(ii)ケ
イ素に結合した1つの水素原子を有する式(II)のモノ
シクロアルキル置換ハロ−又はアルコキシ−シラン、及
び(iii)これらの混合物からなる群から選ばれるシラ
ンをヒドロシリル化触媒及び有効量の酸素の存在下に不
飽和脂環式オレフィンと反応させ、ジシクロアルキル置
換シランを製造する。 HSiR (I) (ここにRはハライド又はアルコキシ基−OR(ここ
にRは炭素原子数1〜5のアルキル基である。)から
選ばれる。) HSiR (II) (ここにRはハライド又はアルコキシ基−OR(ここ
にRは炭素原子数1〜5のアルキル基である。)から
選ばれ:Rは炭素原子数少なくとも4のシクロアルキ
ル基から選ばれる。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジシクロアルキル置換
シランの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機ケイ素化合物を製造する従来の方法
は、触媒の存在下に−Si−H含有化合物と−C=C−
化合物とを反応させる所謂ヒドロシリル化反応を含む。
一般には、この触媒は担体上の白金金属、白金化合物又
は白金錯体である。しかしながら、ロジウムやニッケル
の様な他の金属も用いうる。
【0003】米国特許No.2,823,218及び3,
220,972並びにEP−A 0337197は、モ
ノシクロアルキル置換シラン類の製造方法が開示されて
いるが、ヒドロシリル化反応を用いてジシクロアルキル
置換シランを製造することは殆ど不可能であることが見
いだされた。一般には、ジシクロアルキル置換シランは
グリニヤ反応の様なより高価な反応ルートで製造され
る。例えば、EP−A10460 590はジシクロペ
ンチルジアルコキシシラン類を製造するための2つの方
法を述べている。第1のルートは、グリニヤ反応として
のシクロペンチルマグネシウムハライド2モルとテトラ
メトキシシラン1モルとを反応させることを含む。第2
のルートはシクロペンチルマグネシウムハライド2モル
とテトラハロゲノシランとを反応させてジシクロペンチ
ルジハロゲノシランを得、次いでこれをメチルアルコー
ルと反応させることを含む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つ
は、ジシクロアルキル置換シラン類の製造方法であっ
て、ヒドロシリル化触媒を用いてケイ素に結合した2つ
の水素原子を有するシラン及び不飽和脂環式オレフィン
類を反応させ、この際この反応を酸素の存在下に行うこ
とを含むものを提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、ジシクロアルキル置
換シラン類の製造方法であって、ヒドロシリル化触媒を
用いてケイ素に結合した1つの水素原子を有するモノシ
クロアルキル置換シラン及び不飽和脂環式オレフィンを
反応させ、この際この反応を酸素の存在下に行うことを
含むものを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケイ素原子に
結合した2つの水素原子を有するハロ−又はアルコキシ
シラン類(以下「ジヒドリドシラン」という。)と、炭
素原子数少なくとも4の不飽和の脂環式オレフィン又は
脂環式オレフィン類とを反応させることによりジシクロ
アルキル置換シラン類を製造する方法を提供する。この
反応は、ロジウム化合物、白金金属、白金化合物、白金
錯体及びニッケル化合物から選ばれるヒドロシリル化触
媒によって触媒される。反応速度及び付加の選択率のよ
うな反応パラメーターを高める為にこの反応を通じて酸
素が導入される。
【0007】本発明は、ヒドロシリル化触媒を用いて、
不飽和の脂環式オレフィンと、ケイ素原子に結合した1
つの水素原子を有するモノシクロアルキル置換ハロ−又
はアルコキシラン(以下「モノヒドリドシラン」とい
う。)とを反応させることによりジシクロアルキル置換
シラン類を製造する方法を、更に提供する。前記モノヒ
ドリドシランは当技術分野で公知の方法を用いて製造し
うる。酸素含有雰囲気下にヒドロシリル化触媒を用い
て、このモノヒドリドシランを不飽和脂環式オレフィン
と反応させ、ジシクロアルキル置換シランを製造する。
【0008】本発明において有用なジヒドリドシラン類
はケイ素原子に結合した2つの水素原子を含むハロ−又
はアルコキシシラン類である。この本発明において有用
なジヒドリドシラン類の例としては、式H2 SiR
2 (ここにRはハライド又はアルコキシ基−OR1 (こ
こにR1 は炭素原子数1〜5のアルキル基である)から
選ばれる。)を有するシラン類がある。Rの具体例を更
に挙げれば、塩素及び臭素のようなハライド又はメトキ
シ及びエトキシのようなアルコキシ基がある。本発明に
有用なジヒドリドシラン類の例を更に挙げれば、ジクロ
ロシラン、ジブロモシラン及びジメトキシシランがあ
る。好ましいジヒドリドシランはジクロロシランであ
る。
【0009】本発明において有用なモノヒドリドシラン
類はケイ素原子に結合した1つの水素原子を含むハロ−
又はアルコキシモノシクロアルキル置換シラン類であ
る。本発明に有用なこのモノヒドリドシラン類の具体例
を更に挙げれば、式HSiR22 (ここにRはハライ
ド又はアルコキシ基−OR1 (ここにR1 は炭素原子数
1〜5のアルキルである。)から選ばれ;R2 は炭素原
子数少なくとも4のシクロアルキル基から選ばれる。)
で示されるシランである。R2 の具体例を更に挙げれ
ば、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル
がある。好ましいR 2 はシクロペンチルである。
【0010】本発明において有用な不飽和脂環式化合物
の例としては、炭素原子数少なくとも4の非置換不飽和
脂環式オレフィン類、炭素原子数少なくとも4の置換不
飽和脂環式化合物及びこれらの混合物である。本発明に
有用なこの非置換不飽和脂環式オレフィン類は1又はそ
れ以上の不飽和炭素・炭素結合を環中に有するオレフィ
ンである。この非置換不飽和脂環式オレフィン類の更に
具体的な例を挙げれば、シクロブテン、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテ
ン、シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエ
ン、1,3,5,7−シクロペンタジエン及びシクロオ
クタテトラエンがある。本発明において有用な置換不飽
和脂環式化合物は、飽和炭素上に(即ち、C=C結合に
でない)置換基を含むもののみである。本発明において
有用なこの置換不飽和脂環式化合物の更に具体的な例を
挙げれば、3−メチルシクロペンテン、3−クロロシク
ロブテン、4−フェニルシクロヘキセン及び3−メチル
シクロペンタジエンがある。好ましい不飽和脂環式オレ
フィンはシクロペンテンである。
【0011】本発明において有用な不飽和脂環式オレフ
ィン類は商業的に入手可能である。この不飽和脂環式オ
レフィンは、その反応の前に処理し又は精製するのが好
ましい。この不飽和脂環式オレフィンの処理又は精製に
用いうる方法は当技術分野で公知のものであり、蒸留、
アルミナでの処理等を含む。
【0012】ジヒドリド−又はモノヒドリドシランと不
飽和脂環式オレフィンの間の反応は、ヒドロシリル化触
媒を用いて触媒される。本発明において有用なヒドロシ
リル化触媒の例としては、ロジウム化合物、白金金属、
白金化合物、白金錯体及びニッケル化合物がある。前記
白金化合物及び白金錯体の例としては、塩化白金酸、塩
化白金酸六水和物、カールシュテッド(Karsted
t’s)触媒(Pt(ViMe2 SiOSiViM
2 ))、ジクロロビス(トリフェニルフォスフィン)
白金(1I)、シス−ジクロロ−ビス(アセトニトリル)
白金(1I)、ジカルボニルジクロロ−白金(1I)、塩化
白金及び酸化白金がある。白金金属もヒドロシリル化触
媒として本発明に有用である。白金金属は、木炭、アル
ミナ又はジルコニヤのような担体に沈積できる。本発明
に有用なロジウム化合物の例を挙げれば、塩化ロジウム
及びRhCl3 (n−Bu2 S)3 がある。
【0013】ジヒドリド−又はモノヒドリドシランの−
Si−Hと不飽和脂環式オレフィンの−C=C−との間
の反応に影響するどんなヒドロシリル化触媒も、本発明
に有用である。好ましいヒドロシリル化触媒は塩化白金
酸である。
【0014】不飽和脂環式オレフィンとジヒドリド−又
はモノヒドリドシランの間の反応を触媒するに適したヒ
ドロシリル化触媒の量は、広い範囲で変化しうる。不飽
和脂環式オレフィン中の不飽和基100万モル当たり触
媒1モル(白金、ロジウム又はニッケル1モルを与え
る)のオーダーの濃度が有用である。不飽和脂環式オレ
フィン中の不飽和基千モル当たり触媒1〜10モルの濃
度も用いうる。一般に、反応の経済性が用いられる触媒
の特定の量を指令する。好ましい濃度は、不飽和脂環式
オレフィン中の不飽和基1000モル〜1,000,0
00モル当たりヒドロシリル化触媒1モルである。担持
された白金の量は、例えば元素状白金基準で0.1〜1
0wt%、好ましくは0.5〜5wt%を含む。
【0015】本発明に有用な白金触媒の記述に関して
は、更に米国特許No.4,578,497、3,77
5,452、3,220,972及び2,823,21
8に見ることができる。
【0016】本発明において有用な非担持触媒は取扱い
を容易にし、必要な少量を計り取るに便ならしめる為に
溶媒に溶解するとよい。適当な溶媒は種々の炭化水素溶
媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレン及びミネラル
スピリット並びに極性溶媒、例えばアルコール類、種々
のグリコール類及びエステルを含む。好ましくはこの溶
媒は触媒に対して不活性である。場合によっては、反応
体の一方又は両方の溶媒も用いることが望ましい。用い
られる溶媒の量は重要でなく、経済性及び反応速度を考
慮しなければ制限無く変化しうる。反応条件下に望みの
反応体を溶解するどんな溶媒も用いうる。
【0017】反応温度は非常に広い範囲にわたって変化
しうる。最適温度は、存在する触媒の濃度、酸素濃度及
び反応体の性質に依存する。密閉系で運転するときは、
反応を140〜250℃で開始し、この範囲の合理的な
限度内に反応を維持することにより最良の結果が得られ
る。反応は一般に発熱反応であり、反応温度は反応体の
1つの添加速度を制御するか又は反応容器に冷却手段を
適用することにより維持できる。大気条件下に運転する
ときは、反応系を還流条件下に実施するような反応温度
を用いるのが好ましい。
【0018】反応は大気圧下、大気圧より低い圧力下又
は大気圧より高い圧力下に実施できる。条件の選択は、
大いに、反応体の性質及び入手できる装置に基づく理論
の問題である。不揮発性反応体は、大気圧での被加熱に
特に適合できる。条件次第では、比較的高い温度では、
反応体の揮発性を減らす為に大気圧を越える圧力下で反
応を運転するのが好ましい。
【0019】反応を終了に到らせる時間の量は、反応
体、反応温度、触媒濃度及び酸素濃度に依存する。何
時、反応が終了に到ったかは、ガス液クロマトグラフィ
ーのような簡単な分析方法により、又は赤外分光測定に
より決定できる。何時、反応が終了に到ったかを決定す
るのに、反応体及び/又は生成物を検出できるどんな方
法も本発明では有用である。反応体の消耗又は生成物及
びあり得る副生物の形成を検出する為に反応の期間中、
幾つかのサンプルを分析しなければならないであろう。
【0020】反応は、連続的反応器、半連続的反応器又
はバッチ式反応器で運転できる。連続的反応器は、同時
に反応体を導入し、生成物を取り出す手段を含む。連続
的反応器はタンク、管状構造体、塔又はその他のもので
ありうる。半連続的反応器は、反応体の或るものは最初
に装填し、残りを反応が進行するに連れて連続的に供給
する手段を含む。生成物は随意に同時に半連続的反応器
から取り出す。バッチ反応器は、全ての反応体を最初に
添加し、反応の予定されたコースに従ってそれらを加工
し、その間反応体を供給することもなく取り出すことも
ない手段を含む。典型的には、バッチ反応器は攪拌機を
持ち又は持たないタンクであろう。
【0021】本発明のジシクロアルキル置換シランは幾
つかの反応ルートにより製造できる。1つの反応ルート
は式HSiR2 2 (ここにRはハライド又はアルコキ
シ基−OR1 (ここにR1 は炭素原子数1〜5のアルキ
ルである。)から選ばれ;R 2 は炭素原子数少なくとも
4のシクロアルケンから選ばれる。)で示される、ケイ
素原子に付いた水素原子を1つ有するモノシクロアルキ
ル置換ハロ−又はアルコキシ−シラン(モノヒドリドシ
ラン)を製造することを含む。
【0022】このモノヒドリドシランは当技術分野で公
知のどんな方法ででも製造できる。このモノヒドリドシ
ランを形成する好ましい方法は不飽和脂環式オレフィン
を、ケイ素に付いた水素原子を2つ有するシラン(以下
「シラン」という。)と反応させることである。この反
応を不活性雰囲気中で実施するのが好ましい。しかしな
がら、モノヒドリドシランの形成を促進する為に酸素を
導入するのがよい。モノヒドリドシランを製造する反応
において、シランと不飽和脂環式オレフィンの比に何ら
の制限はない。シラン1モル(Si−H2モルを提供す
る。)当たり、少なくとも1モルの不飽和脂環式オレフ
ィン(1モルのC=Cを提供する。)を用いるのが好ま
しい。シラン1モル当たり、8〜12モルの不飽和脂環
式オレフィンを用いるのが更に好ましい。
【0023】このモノヒドリドシランを、ヒドロシリル
化触媒を用いて酸素の存在下に不飽和脂環式オレフィン
と反応させてジシクロアルキル置換シランを製造する。
再び、この反応において、モノヒドリドシランと不飽和
脂環式オレフィンの比に何らの制限はない。しかしなが
ら、モノヒドリドシラン1モル当たり1モルを越える不
飽和脂環式オレフィンを用いるのが好ましく、モノヒド
リドシラン1モル当たり1.1〜20モルの不飽和脂環
式オレフィンを用いるのがより好ましい。
【0024】ジシクロアルキル置換シランを製造する他
の方法は、酸素の存在下にヒドロシリル化触媒を用い
て、式H2 SiR2 (ここにRはハライド又はアルコキ
シ−OR1 (ここにR1 は炭素原子数1〜5のアルキル
基である)から選ばれる。)で示される、ケイ素原子に
付いた2つの水素原子を有するハロ−又はアルコキシシ
ランと、不飽和脂環式オレフィンとを反応させることを
含む。この反応において、ジヒドリドシランと不飽和脂
環式オレフィンとの比に何ら制限はない。ジヒドリドシ
ラン1モル(Si−H2モルを提供する。)当たり、少
なくとも2モルの不飽和脂環式オレフィン(2モルのC
=Cを提供する。)を用いるのが好ましい。ジヒドリド
シラン1モル当たり、2.1〜20モルの不飽和脂環式
オレフィンを用いるのが更に好ましい。
【0025】ジシクロアルキル置換シランを製造するい
ずれの反応ルートも、有効量の酸素の存在が必要であ
る。第1の反応ルートでは脂環式オレフィンをモノヒド
リドシランに添加するとき、酸素の存在が必要になる。
第2の反応ルートでは酸素の連続的存在が必要になる。
酸素は反応速度を制御する手段を与え、脂環式基のモノ
ヒドリド−又はジヒドリド−シランへの付加を高め、恐
らく副生物の形成を制御し、ジシクロアルキル置換シラ
ンの収率を高める。酸素は、これを反応体の1つに吹き
込むか、又は反応混合物に吹き込むことにより反応混合
物中に添加される。反応体への酸素の添加を液面下で行
うのが最も好ましい。それは、これが物質移動を高め、
その溶液濃度の平衡への到達をより速くするからであ
る。換言すれば、重要なのは白金に対する酸素の溶液濃
度である。酸素を反応器の蒸気空間に吹き込むことによ
り、又は反応器システムを酸素でパージすることによ
り、液体表面に酸素を接触させるのは、さ程効果的でな
い。
【0026】加えなければならない酸素の有効量は運転
条件、反応体及び存在する触媒の量に依存し、当業者に
とって容易に決定できる。酸素は不活性ガスと組み合わ
せて、酸素量好ましくは数ppm 乃至99+wt%、より
好ましくは0.1〜40wt%反応系に導入するのが好
ましい。酸素を組み合わせる不活性ガスは窒素又はアル
ゴンのようないずれかの不活性ガスから選びうる。
【0027】反応中に加えられる酸素の量は反応速度及
び副生物の生成に影響する。もし、加えられる酸素が少
な過ぎると、ジシクロアルキル置換シランを形成する付
加はゆっくりと進か、又は全く進まない。例えば、モノ
ヒドリドシランと不飽和脂環式オレフィンの間の反応は
起こらないか又はゆっくりと進むであろうし、不飽和脂
環式オレフィンとジヒドリドシランの間の反応は進んで
もモノヒドリドシランを形成してジシクロアルキル置換
シランは殆どあるいは全く形成しないであろう。存在す
る酸素が多過ぎると望ましくない副生物、例えば酸化生
成物を形成することになろう。更に、酸素量が多過ぎる
と安全でない運転条件をもたらすであろう。なぜなら、
多すぎる酸素の存在下のジヒドリドシランを生じて爆発
条件になるからである。当業者は、望ましい運転条件及
び生成物分布を与えるに必要な最適な酸素量を決定する
ことができよう。一般に、当業者は反応速度及び副生物
形成を監視することにより、そのような決定をすること
ができよう。
【0028】
【実施例】当業者がここに記載した本発明をより良く理
解し評価できるように以下に例を示す。
【0029】I.封管実験A.封管の調製 適当な内径4mm及び長さ28cm(11インチ)のパイレ
ックス(商標)ガラスチューブを一端にてシールし、空
気中140℃のオーブン中で一夜(少なくとも16時
間)乾燥した。次いでこのチューブをオーブンから取り
出し、ゴムの隔膜で蓋をし、室温に冷却した。
【0030】3つの方法を用いて封管中のサンプルを調
製した。方法1では、予め窒素パージした封管の蓋を開
け、反応混合物を入れ、次いでチューブを再度蓋した後
炎シールすることにより実験室雰囲気下に反応混合物を
加えた。方法2では、予め窒素パージした封管に窒素不
活性雰囲気下(グローブバッグ)で反応混合物を添加し
た。方法3では実験室雰囲気下で非窒素パージチューブ
へ反応混合物を添加した。
【0031】針を持った1.0mLの注射器を用いて各封
管に約0.8mLの反応混合物を加えた(注記していなけ
れば(unless noted))。反応混合物を加
えた後、ドライアイス/イソプロパノール混合物を含む
デュワー冷却器中に、この封管を入れ、標準的な方法を
用いて炎シールした。
【0032】B.反応体の調製 ジクロロシランの添加の前にドライアイス/イソプロパ
ノール混合物中でシクロペンタンを冷却した。窒素パー
ジしたグローブバッグ内の14.8mL(1/2オンス)
バイアル中で全ての反応成分を混合した。グローブバッ
グ内に伸びる開閉チューブを備えた変形デュワー冷却器
(ドライアイス/イソプロパノール混合物で満たされて
いる)中でジクロロシランを凝縮した。これによって不
活性雰囲気内で冷却されたシクロペンタンに凝縮された
ジクロロシランを添加することが出来た。
【0033】C.分析 熱伝導率検出器及び3393Aシリーズの積分器を備え
たヒューレットパッカード(商標)5890Aシリーズ
のガスクロマトグラフを用いて、反応プロセスを監視し
た。カラム(長さ25メートル、内径0.02mm)はヒ
ューレットパッカード(商標)ウルトラ1(架橋メチル
シリコーンガム)毛管カラムであり、これをヘリウムヘ
ッド圧358.5kPa(52psi)で運転した。カ
ラムの温度は、初期保持時間を35℃で2分とし、35
℃から270℃へ15℃/分でプログラムした。最終保
持時間を270℃で5分取った。注入口及び検出器の温
度は、それぞれ300℃及び325℃であった。スプリ
ット比(split ratio) は約28:1であった。サンプル
注入体積は約0.8μLであった。
【0034】火炎検出器及び5971Aシリーズの質量
選択検出器(mass selective detector) を備えたヒュー
レットパッカード(商標)5890Aシリーズのガスク
ロマトグラフを用いて構造確認を行った。カラム(長さ
30メートル、内径0.25mm)はJ&W Scien
tific(架橋メチルシリコーンガム−カタログNo.
122−1032)毛細管カラムであり、これはヘリウ
ムヘッド圧124.2kPa(18psi)であった。
サンプル注入体積は約0.1であった。
【0035】D.試薬 試薬は特に断らない限り、更に精製することなく用い
た。幾つかのシクロペンテンを処理する為に用いたアル
ミナは、使用前にDRIERITE(商標)上で150
℃で71時間状態調節した。塩化白金酸溶液は、イソプ
ロパノール中の10wt%塩化白金酸を表す。Pt/C
及びPt/Al2 3 は使用前にDRIERITE(商
標)上で150℃で2時間状態調節した。
【0036】(例1)以下の実験はシクロペンテン及び
ジクロロシランの間の反応に対する温度の効果を示す。
この結果を表1に示す。結果はGC面積%に基づく計算
%収率で与えられる。
【0037】実験1:ジクロロシラン(1.34g,
0.013モル)を8.5g(0.12モル)の冷却し
たシクロペンテンに加えた。この混合物に、10.6μ
Lの塩化白金酸触媒溶液を加えた。この反応混合物
(0.4mL)を方法1を用いて封管に加え、140℃で
4、8及び24時間加熱した。
【0038】実験2:ジクロロシラン(2.40g,
0.024モル)を8.55g(0.13モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。この混合物に、12.4
μLの塩化白金酸触媒溶液を加えた。この反応混合物を
方法1を用いて封管に加え、170℃、200℃及び2
25℃で、それぞれ4、8及び24時間加熱した。
【0039】実験3:ジクロロシラン(2.10g,
0.021モル)を8.50g(0.12モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。塩化白金酸触媒溶液(1
0.6μL)を加えた。この反応混合物を方法1を用い
て封管に加え、250℃で4、8及び24時間加熱し
た。
【0040】 〔表1〕 実験 反応温度 反応時間 生 成 物* No. (℃) (hrs) 1 140 4 NA NA NA 8 79.9 0 1.2 24 81.7 0.7 4.0 2 170 4 16.9 43.4 4.7 8 5.0 53.4 4.5 24 0.3 67.5 5.7 2 200 4 13.8 49.6 9.4 8 6.0 45.3 9.9 24 0.7 57.8 8.8 2 225 4 22.1 28.2 15.2 8 16.9 32.3 16.8 24 6.4 40.2 18.4 3 250 4 20.0 20.7 15.2 8 16.0 30.3 21.0 24 14.6 31.2 17.4 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0041】(例2)以下の実験はシクロペンテン及び
ジクロロシランの間の反応に対する触媒の種類の効果を
示す。この例の結果を表2に示す。
【0042】実験4:ジクロロシラン(2.01g,
0.020モル)を8.50g(0.12モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。この混合物に、トルエン
中の3wt%RhCl3 (n−Bu2 S)3 からなる触
媒185μLを加えた。この反応混合物を方法1を用い
て封管に加え、140℃及び250℃に、それぞれ4、
8及び24時間加熱した。
【0043】実験5:ジクロロシラン(1.77g,
0.018モル)を8.50g(0.12モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。この混合物を方法1を用
いて封管に加えた。RhCl3 触媒(0.06g)を各
封管に加えた。この反応混合物を、140℃及び250
℃に、それぞれ4、8及び24時間加熱した。
【0044】実験6:ジクロロシラン(2.96g,
0.029モル)を8.52g(0.13モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。この混合物を方法1を用
いて封管に加えた。Pt/C触媒(0.11g)を複数
の封管の半分に加え、Pt/Al2 3 触媒(0.18
g)を残りの封管に加えた。この反応混合物を、170
℃に、4、8及び24時間加熱した。
【0045】実験7:ジクロロシラン(3.45g,
0.034モル)を8.50g(0.13モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。この混合物に、ジメチル
ビニル末端ジメチルシロキサンの溶液中の0.625w
t%のジビニルテトラメチル−ジシロキサン白金錯体か
らなる触媒90μLを加えた。方法1を用いて封管を調
製し、170℃に、4、8及び24時間加熱した。
【0046】 〔表2〕 実験 反応温度 反応時間 生 成 物* No. 触媒 (℃) (hrs) 2 H2PtCl6 170 4 16.9 43.4 4.7 8 5.0 53.4 4.5 24 0.3 67.5 5.7 4 RhCl3 140 4 29.0 0.3 0.4 (n-Bu2S)3 8 40.3 0.3 0.6 24 20.7 0.4 0.6 4 RhCl3 250 4 25.6 5.9 12.6 (n-Bu2S)3 8 22.2 8.9 17.2 24 9.8 16.1 21.9 5 RhCl3 140 4 0.6 0.7 16.8 8 0 0.6 14.4 24 0.2 0.6 12.3 5 RhCl3 250 4 0 0.4 12.3 8 0 0.5 14.5 24 NA NA NA 6 Pt/C 170 4 NA NA NA 8 16.2 4.7 5.4 24 8.5 6.1 3.6 6 Pt/Al2O3 170 4 35.6 5.4 16.6 8 29.1 5.5 15.2 24 27.2 8.0 20.3 7 Pt錯体 170 4 81.3 1.5 1.4 8 76.4 2.1 1.3 24 65.8 11.6 3.5 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0047】(例3)以下の実験はシクロペンテン及び
ジクロロシランの間の反応に対する封管の調製方法の効
果を示す。この例の結果を表3に示す。
【0048】実験8:ジクロロシラン(2.64g,
0.026モル)を8.56g(0.13モル)の冷却
したシクロペンテンに加えた。この混合物に、12.8
μLの塩化白金酸触媒溶液をを加えた。方法2及び方法
3により封管を調製し、170℃に、4、8及び24時
間加熱した。
【0049】 〔表3〕 実験 封管 反応温度 反応時間 生 成 物* No. 調製方法 (℃) (hrs) 2 1 170 4 16.9 43.4 4.7 8 5.0 53.4 4.5 24 0.3 67.5 5.7 8 2 170 4 72.8 0.9 0.6 8 70.4 1.2 0.7 24 17.1 38.9 4.4 8 3 170 4 54.9 1.1 0.6 8 53.3 1.3 0.7 24 NA NA NA *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0050】(例4)以下の実験はシクロペンテン及び
ジクロロシランの間の反応に対するシクロペンテンの源
の効果を示す。この例の結果を表4に示す。
【0051】実験9:ジクロロシラン(3.24g,
0.032モル)を8.50g(0.12モル)の冷却
したシクロペンテン(1)に加えた。同様に、3.15
g(0.031モル)のジクロロシランを8.50gの
冷却したシクロペンテン(2)に加えた。更に、3.1
2g(0.031モル)のジクロロシランを8.50g
の冷却したシクロペンテン(3)に加えた。
【0052】各混合物に、13.0μLの塩化白金酸触
媒溶液をを加えた。方法1により封管を調製し、170
℃に、4、8及び24時間加熱した。
【0053】(例5)以下の実験はシクロペンテン及び
ジクロロシランの間の反応の間シクロペンテンをアルミ
ナで処理する効果を示す。この例の結果を表5に示す。
【0054】 〔表4〕 実験 シクロ 反応温度 反応時間 生 成 物* No. ペンテン (℃) (hrs) 9 1 170 4 70.9 1.5 15.3 8 66.4 3.6 16.3 24 24.9 51.5 11.4 9 2 170 4 61.0 1.4 21.9 8 78.8 1.0 1.7 24 83.6 1.0 1.8 9 3 170 4 68.6 0.9 7.0 8 66.8 1.4 13.8 24 11.1 1.6 11.5 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0055】以下の実験においては、Al2 3 を15
0℃のオーブン中で数日間加熱することによりシクロペ
ンテンを処理した。数日間後、サンプルをオーブンから
閉じたコンテナーに取り出し、N2 グローブバッグに入
れた。20.3cm(8インチ)の乾燥チューブに約22
gの前記Al2 3 を詰めた。次いで、シクロペンテン
を前記チューブに注入して通し、サンプル瓶に集めた。
【0056】実験10:ジクロロシラン(4.02g,
0.040モル)を8.51g(0.12モル)の冷却
したアルミナ処理シクロペンテン(2)に加えた。同様
に、3.72g(0.037モル)のジクロロシランを
8.50g(0.12モル)の冷却した無処理シクロペ
ンテン(2)に加えた。各混合物に、13.0μLの塩
化白金酸触媒溶液をを加えた。方法1により封管を調製
し、170℃に、4、8及び24時間加熱した。
【0057】実験11:ジクロロシラン(3.22g,
0.032モル)を8.50g(0.12モル)の冷却
したアルミナ処理シクロペンテン(1)に加えた。この
混合物に、13.0μLの塩化白金酸触媒溶液をを加え
た。同様に、0.71g(0.0070モル)のジクロ
ロシランを8.50g(0.13モル)の冷却した無処
理シクロペンテン(1)に加えた。塩化白金酸触媒溶液
(4.2μL)を加えた。方法1により封管を調製し、
170℃に、4、8及び24時間加熱した。
【0058】 〔表5〕 実験 シクロ 反応温度 反応時間 生 成 物* No. ペンテン (℃) (hrs) 10 処理 170 4 91.0 1.1 0.5 2 8 82.2 8.7 2.1 24 38.2 49.6 5.4 10 無処理 170 4 77.5 0.6 0.8 2 8 81.0 0.8 0.9 24 80.3 1.5 1.6 11 処理 170 4 85.0 1.3 0.7 1 8 88.2 1.4 0.8 24 46.7 39.7 5.6 11 無処理 170 4 10.7 1.1 0.4 1 8 17.3 1.7 6.7 24 5.0 3.9 12.8 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0059】(例6)以下の実験はシクロペンテン及び
ジクロロシランの間の触媒濃度及び反応時間の効果を示
す。この例の結果を表6に示す。
【0060】実験12:全ての反応体を混合前にドライ
アイス/イソプロパノール中で冷却した。シクロペンチ
ルジクロロシラン(4.0g,純度98%のもの0.0
024モル)を、14.8mL(1/2オンス)のバイア
ル中の8.95g(0.131モル)のシクロペンテン
に加えた。この混合物に、12.3μLの塩化白金酸溶
液を加えた。この触媒を加えた反応混合物を9つの封管
に加えた。最後の3つのチューブに追加の12.3μL
の塩化白金酸溶液を加えた。これらチューブを炎シール
し、170℃に、4、8及び24時間加熱した。
【0061】 〔表6〕 実験 反応温度 反応時間 生 成 物* No. (℃) (hrs) 9 170 4 51.3 3.6 0.2 8 21.0 29.1 2.0 24 6.0 42.5 2.3 9 170 4 39.3 14.4 0.1 8 14.7 38.1 2.1 24 5.7 44.7 2.4 9 170 4 9.8 33.9 1.7 8 4.7 21.7 1.2 24 6.8 34.8 1.9 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0062】II.1リットルパー反応器実験A.反応体の調製 シクロペンタンを、ジクロロシランの添加前にドライア
イス/イソプロパノール又はドライアイス/アセトン混
合物中で冷却した。全ての反応体を、窒素でパージした
グローブバッグ内の容器中で混合した。グローブバッグ
内に伸びる開閉チューブを備えた変形デュワー冷却器
(ドライアイス/イソプロパノール混合物で満たされて
いる)中でジクロロシランを凝縮した。これによって不
活性雰囲気内で冷却されたシクロペンタンに凝縮された
ジクロロシランを添加することが出来た。両反応体及び
触媒をグローブバッグ中の1リットルパー反応器に加え
た。
【0063】B.分析 I.封管実験に記載されているようにして分析を行っ
た。
【0064】C.試薬 特に断らない限り、試薬はI.封管実験に記載されたの
と同じであり、同じ方法で処理した。
【0065】(例7)シクロペンテンとジクロロシラン
の間の反応。この例の結果を表7に示す。
【0066】実験13:ジクロロシラン(34.67
g,0.34モル)を135.08g(1.98モル)
の冷却したシクロペンテンに加えた。この反応混合物を
1リットルパー反応器に入れた。次いで、塩化白金酸触
媒溶液(180μL)をパー反応器中の反応混合物に加
えた。反応は、連続的に攪拌しながら、170℃で8時
間行った。
【0067】実験14:ジクロロシラン(35.48
g,0.35モル)を135.11g(1.98モル)
の冷却したシクロペンテンに加えた。この反応混合物を
1リットルパー反応器に入れた。次いで、塩化白金酸触
媒溶液(180μL)をパー反応器中の反応混合物に加
えた。反応は、連続的に攪拌しながら、200℃で8時
間行った。
【0068】実験15:ジクロロシラン(37.22
g,0.37モル)を135.03g(1.98モル)
の冷却したシクロペンテンに加えた。この反応混合物を
1リットルパー反応器に入れた。次いで、塩化白金酸触
媒溶液(180μL)をパー反応器中の反応混合物に加
えた。反応は、連続的に攪拌しながら、170℃で8時
間行った。
【0069】実験16:ジクロロシラン(33.85
g,0.34モル)を128.92g(1.89モル)
の冷却したシクロペンテンに加えた。この反応混合物を
1リットルパー反応器に入れた。次いで、塩化白金酸触
媒溶液(180μL)をパー反応器中の反応混合物に加
えた。反応は、連続的に攪拌しながら、170℃で8時
間行った。
【0070】実験17:この実験の前に、1リットルの
パー反応器をHFでエッチングし、水及び種々の溶媒で
リンスし、次いで乾燥した。ジクロロシラン(35.7
3g,0.35モル)を135.98g(1.20モ
ル)の冷却したシクロペンテンに加えた。この反応混合
物を1リットルパー反応器に入れた。次いで、塩化白金
酸触媒溶液(180μL)をパー反応器中の反応混合物
に加えた。反応は、連続的に攪拌しながら、170℃で
6時間行った。
【0071】 〔表7〕 実験 反応温度 反応時間 生 成 物* No. (℃) (hrs) 13 170 8 51.3 5.8 4.2 14 200 8 30.3 4.9 6.3 15 170 8 17.7 19.2 9.5 16 170 8 27.0 7.1 5.6 17 170 6 38.6 1.1 1.5 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSi
Cl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2
SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiC
3
【0072】シクロペンテンとジクロロシランの間の反
応。この例の結果を表8に示す。
【0073】実験18:全ての反応体を、実験室雰囲気
下で(グローブバッグなし)1リットルパー反応器に加
えた。シクロペンテンを、使用前に冷蔵した(ドライア
イス/イソプロパノール(アセトン)混合物で冷却しな
かった。)
【0074】シクロペンチルジクロロシラン(純度8
6.8%のもの72.19g)を、473.2mL(16
オンス)のクロロシラン瓶中の、135.06g(1.
98モル)の冷蔵したシクロペンテンに加えた。この反
応混合物を1リットルパー反応器中に装填した。次い
で、塩化白金酸触媒溶液(185μL)を前記パー反応
器中の反応混合物に加えた。この反応を、連続的に攪拌
しながら、170℃で8時間行った。
【0075】 〔表8〕 実験 反応温度 反応時間 生 成 物* No. (℃) (hrs) 18 170 8 15.8 8.2 30.6 *A=シクロペンチルジクロロシラン,C5 9 HSiCl2 B=ジシクロペンチルジクロロシラン,(C5 9 2 SiCl2 C=シクロペンチルトリクロロシラン,C5 9 SiCl3
【0076】III.ガラス器具A.反応装置 温度計及び熱時計を備えた100mLの三ツ口丸底フラス
コ中で次の実験を行った。この還流フラスコ上に、バブ
ラー、DRIERITE(商標)(CaSO4)を充填
した長さ25.4cm(10インチ)のチューブを通るガ
スの液面下添加のための長さ23cmの使い捨てピペット
を取り付けた温度計アダプター、加熱外皮及び磁気攪拌
棒に繋がれたドライアイスコンデンサーを置いた。各実
験を通して連続的攪拌を用いた。
【0077】B.分析 分析は、I.封管実験に述べたようにして行った。
【0078】C.試薬 特に断らない限り、試薬はI.封管実験に記載されたの
と同じであり、同じ方法で処理した。シクロペンチルジ
クロロシランは実験13〜17にて製造した。2.07
%酸素(残り窒素)をAGA Specialty G
as, Maumee, Ohioから購入した。空気
は実験室空気であり、自明のことであるが、78.08
%の窒素、20.95%の酸素、0.03%の二酸化炭
素及び0.93%のアルゴンを含む。この窒素は実験室
の窒素である。
【0079】(例9)シクロペンテンとジクロロシラン
の間の反応。以下の実験は、種々の雰囲気下にシクロペ
ンテンとシクロペンチルジクロロシランとを反応させて
ジシクロペンチルジクロロシランを製造する例である。
【0080】実験19:シクロペンチルジクロロシラン
(純度92.3%のもの25.36g)を100mL丸底
フラスコ中で10.22gのシクロペンテンに加えた。
この混合物に、77.5μLの塩化白金酸触媒溶液を加
えた。8cm3 /分で2時間35分、この反応混合物を通
して窒素をパージした。この時点でサンプルを分析する
と、シクロペンチルジクロロシラン59.3%、ジシク
ロペンチルジクロロシラン1.4%及びシクロペンチル
トリクロロシラン5.3%の収率であった。窒素パージ
を止め、混合物を8cm3 /分で3時間10分の2.07
酸素パージに付した。この時点でサンプルを分析する
と、シクロペンチルジクロロシラン59.7%、ジシク
ロペンチルジクロロシラン1.6%及びシクロペンチル
トリクロロシラン6.0%の収率であった。2.07酸
素パージを止め、混合物を8cm3 /分で2時間45分の
空気パージに付した。温度を70℃から85℃に変え
た。この時点でサンプルを分析すると、シクロペンチル
ジクロロシラン64.4%、ジシクロペンチルジクロロ
シラン1.7%及びシクロペンチルトリクロロシラン
6.5%の収率であった。
【0081】この期間の終点で、23.7gのトリデカ
ンを反応混合物に加えた。この混合物を8cm3 /分で3
時間の窒素パージに付した。この時点でサンプルを分析
すると、シクロペンチルジクロロシラン60.0%、ジ
シクロペンチルジクロロシラン3.9%及びシクロペン
チルトリクロロシラン13.1%の収率であった。窒素
パージを止め、混合物を8cm3 /分で3時間20分の
2.07酸素パージに付した。この時点でサンプルを分
析すると、シクロペンチルジクロロシラン49.6%、
ジシクロペンチルジクロロシラン8.3%及びシクロペ
ンチルトリクロロシラン17.3%の収率であった。
2.07酸素パージを止め、混合物を8cm3/分で70
分の空気パージに付した。温度を130℃から138℃
に変えた。この時点でサンプルを分析すると、シクロペ
ンチルジクロロシラン38.0%、ジシクロペンチルジ
クロロシラン13.0%及びシクロペンチルトリクロロ
シラン18.5%の収率であった。追加の3.8gのシ
クロペンテンを加え、温度範囲100℃〜110℃で反
応を追加の1時間34分継続した。この時点でサンプル
を分析すると、シクロペンチルジクロロシラン22.8
%、ジシクロペンチルジクロロシラン11.1%及びシ
クロペンチルトリクロロシラン15.9%の収率であっ
た。追加の25.9gのトリデカンを反応混合物に加え
た。8cm3 /分の空気パージを用い、8時間20分にわ
たって温度を133℃から154℃に放置した。この時
点でサンプルを分析すると、ジシクロペンチルジクロロ
シラン16.1%及びシクロペンチルトリクロロシラン
41.3%の収率であった。
【0082】実験20:シクロペンテン(10.24
g)、16.95gのシクロペンチルジクロロシラン
(純度92.3%)及び15.85gのトリデカンを1
00mL丸底フラスコに加えた。この混合物に51μLの
塩化白金酸触媒溶液を加えた。追加の44.11gのト
リデカンを加えた。8cm3 /分で3時間、反応混合物を
通して空気を通した。この時点でサンプルを分析する
と、シクロペンチルジクロロシラン43.4%、ジシク
ロペンチルジクロロシラン3.4%及びシクロペンチル
トリクロロシラン15.8%の収率であった。次いで、
8cm3 /分で追加の4時間、反応混合物に空気を通し
た。この温度を135℃から140℃に変わるに任せ
た。この時点でサンプルを分析すると、シクロペンチル
ジクロロシラン2.7%、ジシクロペンチルジクロロシ
ラン8.4%及びシクロペンチルトリクロロシラン4
6.5%の収率であった。空気に代えて2.07%の酸
素を8cm3 /分で3時間、反応混合物中にパージした。
この温度を135℃から138℃に維持した。この時点
でサンプルを分析すると、シクロペンチルジクロロシラ
ン10.2%、ジシクロペンチルジクロロシラン5.8
%及びシクロペンチルトリクロロシラン35.3%の収
率であった。この期間の後2.07%の酸素パージを1
6cm3 /分に増し3時間行った。温度を135℃〜13
7℃に維持した。この時点でサンプルを分析すると、シ
クロペンチルジクロロシラン6.5%、ジシクロペンチ
ルジクロロシラン7.0%及びシクロペンチルトリクロ
ロシラン41.2%の収率であった。次いで、2.07
%の酸素パージを約24cm3 /分に増し1時間45分行
った。温度を135℃〜137℃に維持した。この時点
でサンプルを分析すると、シクロペンチルジクロロシラ
ン3.2%、ジシクロペンチルジクロロシラン6.5%
及びシクロペンチルトリクロロシラン45.6%の収率
であった。
【0083】追加の1.71gのシクロペンチルジクロ
ロシランを反応混合物に加え、2.07%酸素パージを
16cm3 /分で3時間に設定した。温度を155℃〜1
60℃に維持した。この時点でサンプルを分析すると、
シクロペンチルジクロロシラン8.5%、ジシクロペン
チルジクロロシラン6.8%及びシクロペンチルトリク
ロロシラン45.3%の収率であった。
【0084】実験21:シクロペンテン(4.10
g)、10.17gのシクロペンチルジクロロシラン
(純度81.5%)及び25.14gのトリデカンを1
00mL丸底フラスコに加えた。この混合物に31.1μ
Lの塩化白金酸触媒溶液を加えた。追加の31.71g
のトリデカンを加えた。2.07%の酸素を16cm3
分で3時間、反応混合物に通してパージした。温度を1
43℃と152℃の間で変化させた。この時点でサンプ
ルを分析すると、シクロペンチルジクロロシラン55.
0%、ジシクロペンチルジクロロシラン1.3%及びシ
クロペンチルトリクロロシラン1.8%の収率であっ
た。2.07%の酸素パージを、150℃〜162℃の
範囲の温度にて、約48cm3 /分で2.5時間に増し
た。この時点でサンプルを分析すると、シクロペンチル
ジクロロシラン55.4%、ジシクロペンチルジクロロ
シラン3.0%及びシクロペンチルトリクロロシラン
3.2%の収率であった。2.07%の酸素パージを、
162℃〜173℃の範囲の温度にて、16cm3 /分で
2時間に減らした。この時点でサンプルを分析すると、
シクロペンチルジクロロシラン51.1%、ジシクロペ
ンチルジクロロシラン6.3%及びシクロペンチルトリ
クロロシラン4.3%の収率であった。2.07%の酸
素パージを、168℃〜170℃の範囲の温度にて、約
48cm3 /分で1時間に増した。この時点でサンプルを
分析すると、シクロペンチルジクロロシラン53.9
%、ジシクロペンチルジクロロシラン5.5%及びシク
ロペンチルトリクロロシラン6.9%の収率であった。
次いで、2.07%の酸素パージを、170℃〜173
℃の範囲の温度にて、16cm3 /分で1.5時間に減ら
した。この時点でサンプルを分析すると、シクロペンチ
ルジクロロシラン48.9%、ジシクロペンチルジクロ
ロシラン7.4%及びシクロペンチルトリクロロシラン
9.3%の収率であった。16cm3 /分での2.07%
の酸素パージを、168℃〜175℃の範囲の温度に
て、追加の5時間継続した。この時点でサンプルを分析
すると、シクロペンチルジクロロシラン19.5%、ジ
シクロペンチルジクロロシラン13.6%及びシクロペ
ンチルトリクロロシラン22.4%の収率であった。次
いで、反応混合物を、172℃〜174℃の範囲の温度
にて、16cm3 /分で1時間35分空気パージに付し
た。この時点でサンプルを分析すると、シクロペンチル
ジクロロシラン0.3%、ジシクロペンチルジクロロシ
ラン22.2%及びシクロペンチルトリクロロシラン1
9.0%の収率であった。
【0085】実験22:シクロペンテン(2.08
g)、5.10gのシクロペンチルジクロロシラン(純
度81.5%)及び28.49gのトリデカンを100
mL丸底フラスコに加えた。この混合物に15.6μLの
塩化白金酸触媒溶液を加えた。窒素を16cm3 /分で1
0時間、反応混合物に通してパージした。温度を150
℃と173℃の間で変化させた。この時点でサンプルを
分析すると、シクロペンチルジクロロシラン52.9
%、ジシクロペンチルジクロロシラン0.5%及びシク
ロペンチルトリクロロシラン1.8%の収率であった。
次いで、反応混合物を、175℃〜180℃の範囲の温
度にて、16cm3 /分で3時間10分空気パージに付し
た。この時点でサンプルを分析すると、シクロペンチル
ジクロロシラン0.6%、ジシクロペンチルジクロロシ
ラン22.6%及びシクロペンチルトリクロロシラン1
2.6%の収率であった。
【0086】実験23:シクロペンテン(2.11
g)、5.18gのシクロペンチルジクロロシラン(純
度81.5%)及び28.62gのトリデカンを100
mL丸底フラスコに加えた。この混合物に15.9μLの
塩化白金酸触媒溶液を加えた。空気(実験室空気)を1
6cm3 /分で6時間45分、反応混合物に通してパージ
した。温度を152℃と178℃の間で変化させた。こ
の時点でサンプルを分析すると、シクロペンチルジクロ
ロシラン0.3%、ジシクロペンチルジクロロシラン2
2.5%及びシクロペンチルトリクロロシラン21.5
%の収率であった。
【0087】IV.2−ガロン反応器実験A.反応体の調製 ジクロロシランの添加の前にドライアイス/イソプロパ
ノール混合物中でシクロペンタンを冷却した。窒素パー
ジしたグローブバッグ内の3.8L(1ガロン)瓶中で
全ての反応体を混合した。グローブバッグ内に伸びる開
閉チューブを備えた変形冷却器(ドライアイス/イソプ
ロパノール混合物で満たされている)中でジクロロシラ
ンを凝縮した。これによって不活性雰囲気内で冷却され
たシクロペンテンに、凝縮されたジクロロシランを添加
することが出来た。この反応混合物を、実験室の雰囲気
に曝すことなく3.8L(1ガロン)供給タンクに移し
た。塩化白金触媒溶液を触媒供給室(実験24〜26)
の中に入れた。実験27及び28では触媒を反応混合物
中に直接添加した。反応混合物を含む3.8L(1ガロ
ン)供給タンクに圧力をかけることにより、反応混合物
及び触媒をヘリウムで不活性化した7.6L(2ガロ
ン)反応器に供給した。
【0088】B.分析 熱伝導率検出器を備えたヒューレットパッカード(商
標)5890Aシリーズのガスクロマトグラフを用い
て、反応の経過を監視した。PCベースのヒューレット
パッカード(商標)ChemStationソフトウエ
アを用いて、データを集め、集積し(integrate) そして
報告した。カラムは30m×内径0.25mm×1.0mm
フィルムOV−1(架橋され、表面結合したジメチルポ
リシロキサン)毛管カラムであり、これをヘリウムヘッ
ド圧68.9kPa(10psi)で操作した。カラム
温度は、初期保持時間35℃で5分とし、35℃から2
25℃迄10℃/分にプログラムした。最終保持時間5
分は225℃℃とした。注入口及び検出器の温度は、そ
れぞれ250℃及び275℃であった。関連ある機器流
量は次の通りであった:スプリットベント(split vent)
流=255mL/分、隔膜パージ(septum purge)流=0.
8mL/分、カラムメークアップ(column make-up)流=
2.7mL/分、検出器参照ガス(detector reference ga
s)流=6.5mL/分、カラム流=2.3mL/分。サンプ
ル注入体積は約0.6μLであった。
【0089】面積%で報告された結果は、標準的手段で
得られたGLC応答ファクターを用いてwt%に換算し
た。
【0090】実験24:ステップ1−シクロペンテン及
びジクロロシランのヒドロシリル化によるシクロペンチ
ルジクロロシランの製造。
【0091】四塩化炭素(9.82g)を、3.8L
(1ガロン)瓶中の1965g(28.85モル)の冷
却されたシクロペンテンに加えた。四塩化炭素は水捕捉
剤として用いた。この混合物に442.40g(4.8
3モル)のジクロロシランを加えた。この反応混合物を
3.8L(1ガロン)の供給タンクに移した。塩化白金
酸触媒溶液(2.0mL)を触媒供給室に移した。全反応
体及び触媒を不活性化した、ヘリウムでパージした7.
6L(2ガロン)反応器に供給した。ヒドロシリル化
を、連続的に攪拌しつつ、140.0℃〜142.8℃
の温度で8時間の期間、ヘリウム雰囲気下に行った。反
応圧は、1.10〜1.26MPaゲージ圧(160〜
182psig)の範囲であった。この時点でサンプル
を分析したところ、シクロペンチルジクロロシラン4
7.7%、シクロペンチルクロロシラン14.0%、ジ
シクロペンチルクロロシラン0.1%及びシクロペンチ
ルトリクロロシラン0.3%の収率であった。
【0092】低沸点揮発分、特に未反応ジクロロシラン
を、共通の実験室ガラス器具中で、大気圧下に47.1
℃〜51.5℃(ポット)及び26.1℃〜42.9℃
(オーバーヘッド)の範囲の温度で2.5時間の期間反
応混合物からストリップした。この時点でサンプルを分
析したところ、シクロペンチルジクロロシラン73.3
%、ジシクロペンチルジクロロシラン0.1%、シクロ
ペンチルクロロシラン17.4%、ジシクロペンチルク
ロロシラン0.1%及びシクロペンチルトリクロロシラ
ン0.5%の収率であった。
【0093】実験24:ステップ2−シクロペンテンと
シクロペンチルジクロロシランのヒドロシリル化による
ジシクロペンチルジクロロシランの製造。
【0094】7.6L(2ガロン)反応器中にて、ステ
ップ1で製造された反応混合物(ジクロロシランをスト
リップしたもの)を連続攪拌しながら167.3℃〜1
73.9℃の範囲の温度にて、2%酸素(残り窒素)で
パージした。この期間に反応圧力は1.7MPaゲージ
圧から1.9MPaゲージ圧に(246psigから2
76psigに)変化した。前記2%酸素は反応混合物
の上の蒸気圧の386.1kPaゲージ圧(56psi
g)(平均)を占めた。この時点でサンプルを分析した
ところ、シクロペンチルジクロロシラン28.9%、ジ
シクロペンチルジクロロシラン4.4%、ジシクロペン
チルクロロシラン9.3%及びシクロペンチルトリクロ
ロシラン21.4%の収率であった。2%酸素パージを
止め、連続攪拌しながら170.0℃〜173.5℃の
範囲の温度にて、反応を2時間継続した。反応圧力は
1.64MPaゲージ圧から1.7MPaゲージ圧に
(238psigから248psigに)変化した。こ
の時点でサンプルを分析したところ、シクロペンチルジ
クロロシラン24.8%、ジシクロペンチルジクロロシ
ラン3.7%、ジシクロペンチルクロロシラン11.6
%及びシクロペンチルトリクロロシラン27.4%の収
率であった。
【0095】次の日、2%酸素パージを止めて、温度を
169.3℃〜178.8℃の温度で4時間、連続攪拌
しながら反応を続けた。反応圧力は1.41MPaゲー
ジ圧から1.81MPaゲージ圧に(246psigか
ら276psigに)変化した。この時点でサンプルを
分析したところ、シクロペンチルジクロロシラン16.
9%、ジシクロペンチルジクロロシラン5.1%、ジシ
クロペンチルクロロシラン16.3%及びシクロペンチ
ルトリクロロシラン28.5%の収率であった。反応混
合物を171.4℃〜172℃の範囲の温度で1時間1
5分、2%酸素パージに付した。反応圧力は1.43M
Paゲージ圧から1.48MPaゲージ圧に(208p
sigから214psigに)変化した。前記2%酸素
は反応混合物の上の蒸気圧の55.2kPaゲージ圧
(8psig)(平均)を占めた。この時点でサンプル
を分析したところ、シクロペンチルジクロロシラン5.
2%、ジシクロペンチルジクロロシラン5.5%、ジシ
クロペンチルクロロシラン28.3%及びシクロペンチ
ルトリクロロシラン22.8%の収率であった。
【0096】実験25:ステップ1−シクロペンタン及
びジクロロシランのヒドロシリル化によるシクロペンチ
ルジクロロシランの製造。
【0097】ジクロロシラン(657.4g−6.51
モル)を、3.8L(1ガロン)瓶中の冷却したシクロ
ペンテン(2)2502g(36.73モル)に加え
た。この反応混合物を3.8L(1ガロン)供給タンク
に移した。塩化白金酸触媒溶液(3.3mL)を触媒供給
室に加えた。全反応体及び触媒を不活性化した、ヘリウ
ムでパージした7.6L(2ガロン)反応器に供給し
た。ヒドロシリル化を、連続的に攪拌しつつ、139.
0℃〜142.4℃の温度で8時間の期間、ヘリウム雰
囲気下に行った。反応圧は、1.0〜1.4MPaゲー
ジ圧(144〜206psig)の範囲であった。この
時点でサンプルを分析したところ、シクロペンチルジク
ロロシラン82.8%、シクロペンチルクロロシラン1
1.5%及びジシクロペンチルクロロシラン1.5%の
収率であった。
【0098】低沸点揮発分、特に未反応ジクロロシラン
を、共通の実験室ガラス器具中で、大気圧下に45.4
℃〜48.2℃(ポット)及び38.0℃〜41.7℃
(オーバーヘッド)の範囲の温度で1.5時間の期間反
応混合物からストリップした。この時点でサンプルを分
析したところ、シクロペンチルジクロロシラン88.5
%、シクロペンチルクロロシラン9.8%及びジシクロ
ペンチルクロロシラン1.7%の収率であった。
【0099】実験25:ステップ2−シクロペンテンと
シクロペンチルジクロロシランのヒドロシリル化による
ジシクロペンチルジクロロシランの製造。
【0100】7.6L(2ガロン)反応器中にて、ステ
ップ1で製造された反応混合物(ジクロロシランをスト
リップしたもの)に1467gのシクロペンテンを加え
た。この混合物をヘリウム雰囲気下、170.7℃〜1
77.0℃の範囲の温度にて、2時間攪拌した。反応圧
力は1.5MPaゲージ圧から1.7MPaゲージ圧に
(222psigから246psigに)変化した。こ
の時点でサンプルを分析したところ、シクロペンチルジ
クロロシラン91.0%、シクロペンチルクロロシラン
6.7%及びジシクロペンチルクロロシラン2.3%の
収率であった。
【0101】反応混合物を169.8℃〜173.8℃
の範囲の温度で3時間2%酸素パージに付した。この期
間圧力は2.1〜2.2MPaゲージ圧(300〜31
4psig)に維持した。前記2%酸素は反応混合物の
上の蒸気圧の544.7kPaゲージ圧(79psi
g)(平均)を占めた。この時点でサンプルを分析した
ところ、シクロペンチルジクロロシラン86.0%、ジ
シクロペンチルジクロロシラン3.7%、ジシクロペン
チルクロロシラン4.9%及びシクロペンチルトリクロ
ロシラン5.4%の収率であった。
【0102】次いで、前記2%酸素の圧力を下げ、1.
68〜1.79MPaゲージ圧(244〜260psi
g)に4時間維持した。この期間、温度は170.1℃
〜171.8℃であった。前記2%酸素は反応混合物の
上の蒸気圧の137.9kPaゲージ圧(20psi
g)(平均)を占めた。この時点でサンプルを分析した
ところ、シクロペンチルジクロロシラン69.7%、ジ
シクロペンチルジクロロシラン9.4%、ジシクロペン
チルクロロシラン5.6%及びシクロペンチルトリクロ
ロシラン15.3%であった。
【0103】前記2%酸素の圧力を上げ、6.7〜7.
2MPaゲージ圧(974〜1040psig)に3時
間維持した。この期間、温度は170.1℃〜171.
3℃であった。前記2%酸素は反応混合物の上の蒸気圧
の5.35MPaゲージ圧(776psig)(平均)
を占めた。この時点でサンプルを分析したところ、シク
ロペンチルジクロロシラン49.7%、ジシクロペンチ
ルジクロロシラン12.8%、ジシクロペンチルクロロ
シラン5.7%及びシクロペンチルトリクロロシラン3
1.8%の収率であった。
【0104】翌日、反応混合物を170.0℃〜18
2.0℃の温度で2時間15分ヘリウム雰囲気に曝し
た。この期間を通じて圧力を1.49〜1.78MPa
ゲージ圧(216〜258psig)に維持した。この
時点でサンプルを分析したところ、シクロペンチルジク
ロロシラン44.0%、ジシクロペンチルジクロロシラ
ン15.9%、ジシクロペンチルクロロシラン5.8%
及びシクロペンチルトリクロロシラン34.3%の収率
であった。
【0105】次いで、反応混合物を温度169.5℃〜
173.2℃で3時間、0.57%酸素(残り窒素)に
曝した。この期間を通じて圧力を1.81〜1.9MP
aゲージ圧(262〜276psig)に維持した。前
記0.57%酸素は反応混合物の上の蒸気圧の248.
2kPaゲージ圧(36psig)(平均)を占めた。
この時点でサンプルを分析したところ、シクロペンチル
ジクロロシラン36.5%、ジシクロペンチルジクロロ
シラン21.3%、ジシクロペンチルクロロシラン6.
0%及びシクロペンチルトリクロロシラン36.2%の
収率であった。翌日、この反応混合物に追加の1.5mL
の塩化白金酸触媒溶液を加えた。この混合物中に0.5
7%酸素を、温度169.7℃〜171.1℃で5時間
40分パージした。この期間を通じて圧力を1.76〜
1.9MPaゲージ圧(256〜274psig)に維
持した。前記0.57%酸素は反応混合物の上の蒸気圧
の227.5kPaゲージ圧(33psig)(平均)
を占めた。この時点でサンプルを分析したところ、シク
ロペンチルジクロロシラン19.4%、ジシクロペンチ
ルジクロロシラン34.0%、ジシクロペンチルクロロ
シラン6.3%及びシクロペンチルトリクロロシラン4
0.3%の収率であった。
【0106】実験26:ステップ1−シクロペンテンと
ジクロロシランのヒドロシリル化によるシクロペンチル
ジクロロシランの製造。
【0107】ジクロロシラン(654.3g−6.48
モル)を2500.0g(36.70モル)の冷却した
シクロペンテン(2)に加えた。この混合物に、3.3
mLの塩化白金酸触媒溶液を加えた。この反応混合物及び
触媒を3.8L(1ガロン)の供給タンクに移し、次い
で不活性にしたヘリウムをパージした7.6L(2ガロ
ン)の反応器に供給した。138.6℃〜143.5℃
の温度で9時間ヘリウム雰囲気下に連続的攪拌をしなが
らヒドロシリル化を行った。この時点でサンプルを分析
したところ、シクロペンチルジクロロシラン86.6
%、シクロペンチルクロロシラン9.3%及びジシクロ
ペンチルクロロシラン2.3%であった。反応の5時間
10分後に3.3mLの塩化白金酸触媒溶液を加えること
により、この反応混合物を再触媒した。反応圧は97
9.1〜108.9kPaゲージ圧(142〜158p
sig)であった。
【0108】低沸点揮発分、特にジクロロシランを、共
通の実験室ガラス器具中で、大気圧下に48.0℃〜4
9.5℃(ポット)及び41.1℃〜42.4℃(蒸
気)の範囲の温度で1.5時間の期間反応混合物からス
トリップした。この時点でサンプルを分析したところ、
シクロペンチルジクロロシラン90.7%、シクロペン
チルクロロシラン5.1%、ジシクロペンチルクロロシ
ラン3.4%及びシクロペンチルトリクロロシラン0.
8%の収率であった。
【0109】実験26:ステップ2−シクロペンテンと
シクロペンチルジクロロシランのヒドロシリル化による
ジシクロペンチルジクロロシランの製造。
【0110】ステップ1で製造された反応混合物(ジク
ロロシランをストリップしたもの)に375.0gの追
加のシクロペンテン(2)を加えた。この反応混合物
(7.6L(2ガロン)の反応器中にある)をヘリウム
雰囲気下、168.7℃〜172.0℃の範囲の温度に
て、6時間0.57%酸素(残り窒素)のパージに付し
た。反応圧力は1.7〜1.8MPaゲージ圧(242
psig〜260psig)に維持した。前記0.57
%酸素は反応混合物の上の蒸気圧の248.2kPaゲ
ージ圧(36psig)(平均)を占めた。この時点で
サンプルを分析したところ、シクロペンチルジクロロシ
ラン7.7%、ジシクロペンチルジクロロシラン80.
0%、ジシクロペンチルクロロシラン5.6%及びジシ
クロペンチルトリクロロシラン6.7%の収率であっ
た。
【0111】実験27:ステップ1−シクロペンテンと
ジクロロシランのヒドロシリル化によるシクロペンチル
ジクロロシランの製造。
【0112】ジクロロシラン(647.4g−6.4モ
ル)を2501.75g(36.7モル)の冷却したシ
クロペンテン(2)に加えた。この混合物に、3.3mL
の塩化白金酸触媒溶液を加えた。この反応混合物及び触
媒を3.8L(1ガロン)の供給タンクに移し、次いで
不活性にしたヘリウムをパージした7.6L(2ガロ
ン)の反応器に供給した。137.8℃〜142.4℃
の温度で6時間20分ヘリウム雰囲気下に連続的攪拌を
しながらヒドロシリル化を行った。この時点でサンプル
を分析したところ、シクロペンチルジクロロシラン8
4.9%、ジシクロペンチルジクロロシラン0.5%、
シクロペンチルクロロシラン10.0%及びジシクロペ
ンチルクロロシラン2.3%の収率であった。
【0113】3時間35分後に3.3mLの塩化白金酸触
媒溶液をこの反応混合物に加えることにより、この反応
混合物を再触媒した。反応圧は1.0〜1.12MPa
ゲージ圧(146〜162psig)であった。
【0114】低沸点揮発分、特にジクロロシランを、共
通の実験室ガラス器具中で、大気圧下に43.0℃〜4
6.0℃(ポット)及び37.7℃〜38.8℃(オー
バーヘッド)の範囲の温度で1.5時間の期間、反応混
合物からストリップした。この時点でサンプルを分析し
たところ、シクロペンチルジクロロシラン90.9%、
ジシクロペンチルジクロロシラン0.5%、シクロペン
チルクロロシラン4.4%及びジシクロペンチルクロロ
シラン4.2%の収率であった。
【0115】実験27:ステップ2−シクロペンテンと
シクロペンチルジクロロシランのヒドロシリル化による
ジシクロペンチルジクロロシランの製造。
【0116】ステップ1で製造された反応混合物(ジク
ロロシランをストリップしたもの)に753.0gの追
加のシクロペンテン(2)を加えた。この反応混合物
(7.6L(2ガロン)の反応器中にある)を、17
0.3℃〜171.9℃の範囲の温度にて、6.5時間
の期間、0.57%酸素(残り窒素)のパージに付し
た。圧力を1.8〜1.9MPaゲージ圧(262〜2
82psig)に維持した。前記0.57%酸素は前記
反応混合物の上の蒸気圧の475.7kPaゲージ圧
(69psig)(平均)を占めた。この時点でサンプ
ルを分析したところ、シクロペンチルジクロロシラン
8.7%、ジシクロペンチルジクロロシラン77.3
%、ジシクロペンチルクロロシラン6.9%及びジシク
ロペンチルトリクロロシラン7.1%の収率であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム ジェームズ シュルツ,ジュ ニア アメリカ合衆国,ミシガン,ミッドラン ド,バチャナン 302 (72)発明者 シーン パトリック ダバーン アメリカ合衆国,ミシガン,オーバーン, タウンライン 1820

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(A)及び(B)を含むジシクロア
    ルキル置換シランの製造方法: (A)次の(I)及び(II)を、次の(III)及び(IV)
    の存在下に反応させること、 (I)次の(i)〜(iii) から選ばれるシラン (i)ケイ素原子に付いた2つの水素原子を有し次の式
    で示されるシラン類 H2 SiR2 (ここにRはハライド又はアルコキシ基−OR1 (ここ
    にR1は炭素原子数1〜5のアルキル基である。)から
    選ばれる。) (ii)ケイ素原子に付いた1つの水素原子を有し次の式で
    示されるシラン類 HSiR2 2 (ここにRはハライド又はアルコキシ基−OR1 (ここ
    にR1は炭素原子数1〜5のアルキル基である。)から
    選ばれ;R2 は炭素原子数少なくとも4のシクロアルキ
    ル基から選ばれる。) (iii) これらの混合物; (II)炭素原子数少なくとも4の不飽和脂環式オレフィ
    ン (III)ヒドロシリル化触媒 (IV)有効量の酸素 (B)(A)で製造されたジシクロアルキル置換シラン
    を回収すること。
  2. 【請求項2】 前記シランがジクロロシランである請求
    項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記シランがモノシクロペンチルジシク
    ロロシランである請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記不飽和脂環式オレフィンがシクロペ
    ンテンである請求項1、2又は3の方法。
  5. 【請求項5】 前記ヒドロシリル化触媒がロジウム化合
    物、白金化合物、担体上の白金、白金錯体及びニッケル
    化合物から選ばれる請求項1、2、3又は4の方法。
  6. 【請求項6】 前記酸素が不活性ガスと組み合わされ、
    制御された速度で反応混合物中に導入される請求項1〜
    5のいずれかの方法。
JP5311473A 1992-12-14 1993-12-13 ジシクロアルキル置換シランの製造方法 Pending JPH06234777A (ja)

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