JPH06234028A - 量産用スタンピング金型 - Google Patents

量産用スタンピング金型

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Publication number
JPH06234028A
JPH06234028A JP2228093A JP2228093A JPH06234028A JP H06234028 A JPH06234028 A JP H06234028A JP 2228093 A JP2228093 A JP 2228093A JP 2228093 A JP2228093 A JP 2228093A JP H06234028 A JPH06234028 A JP H06234028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
stamping
punches
lead frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2228093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tsukioka
敏幸 月岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP2228093A priority Critical patent/JPH06234028A/ja
Publication of JPH06234028A publication Critical patent/JPH06234028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの打ち抜きに必要なエネルギ消費と、
ワークの打ち抜きの際に発生する騒音とを軽減可能な量
産用スタンピング金型を提供する。 【構成】 複数のパンチと対向する型本体部の特定面1
4に、前記パンチに対応する複数の型部が特定方向Yへ
並設された量産用スタンピング金型10において、前記
特定面14は前記特定方向Yと直角な方向Xへ傾斜して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は量産用スタンピング金型
に関し、一層詳細には複数のパンチと対向する型本体部
の特定面に、パンチに対応する複数の型部が特定方向へ
並設された量産用スタンピング金型に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置用のリードフレームの
プレス成形にスタンピング金型が使用されている。リー
ドフレームのように短時間で大量の成形を要求される分
野においては、複数のパンチと対向する型本体部の特定
面に、パンチに対応する複数の型部が特定方向へ並設さ
れた量産用スタンピング金型が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の量産用スタンピング金型には次のような課題があ
る。従来の量産用スタンピング金型では同時に複数のパ
ンチを駆動して一気にリードフレーム等のワークを打ち
抜くため、大きな駆動力を必要とするため、エネルギ消
費が大きいという課題がある。また、大きな駆動力で一
気にワークを打ち抜くためスタンピングの度に大きな騒
音が発生するという課題もある。さらに、打ち抜かれる
ワ−クは、打ち抜きのエネルギを全面同時に受けるた
め、パンチ外周相当部分には大きな引っ張りが発生し
て、多大な残留応力が蓄積し、製品時の捩じれ等、不良
品が発生するという課題が有る。従って、本発明はワー
クの打ち抜きに必要なエネルギ消費と、ワークの打ち抜
きの際に発生する騒音を軽減可能であり、さらに打ち抜
き後の製品の捩じれを抑制可能な量産用スタンピング金
型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、複数のパン
チと対向する型本体部の特定面に、前記パンチに対応す
る複数の型部が特定方向へ並設された量産用スタンピン
グ金型において、前記特定面は前記特定方向と直角な方
向へ傾斜していることを特徴とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。特定面が前記特定方向
と直角な方向へ傾斜しているため、パンチと型部とが接
近した際に両者の間には相対的にシャー角が形成され
る。従って、スタンピングされるワークは前記シャー角
をもって剪断可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。なお、本実施例では半導体装置用の
リードフレームのプレス成形に用いる量産用スタンピン
グ金型を例に挙げて説明する。図1には実施例の量産用
スタンピング金型(ダイ)10の斜視図を示す。図1に
おいて、12は型本体部であるダイ本体であり、鉄等の
金属で形成されている。特定面であるダイ本体12の上
面14は、複数のパンチ16(図2参照)と対向可能に
なっている。ダイ本体12の上面14は、X軸方向にお
いて右側が下降するよう角度A(例えば3度、好ましい
範囲は約10度以下)だけ傾斜している。18は型部で
あるダイインサートであり、特定方向であるY軸方向へ
並設されている。Y軸方向はリードフレームの送り込み
方向である。各ダイインサート18は各パンチ16に対
応する位置に配設されている。パンチ16がダイインサ
ート18内へスタンピングされると両者の間に介挿され
たリードフレーム(ワーク)を所定形状に打ち抜き可能
になっている。
【0007】各ダイインサート18がパンチ16と対応
するようセットされた状態を図2に示す。図2におい
て、20はストリッパプレートであり、複数のパンチ1
6が上下方向へスライド可能になっている。セットされ
た状態において、各パンチ16は、ダイ10の各ダイイ
ンサート18と対応する位置に配設されている。ストリ
ッパプレート20は、不図示の上下動機構(例えば特開
平2−25227号参照)により上下動可能になってお
り、矢印B方向へ下動した際にスタンピング可能になっ
ている。
【0008】ダイ10とパンチ16の側面図を図3に示
す。パンチ16の下端は左右方向(図1のX軸方向)へ
水平に形成されている。パンチ16の下端を水平に形成
することにより、パンチ16の再研磨を容易に行うこと
ができるので、パンチ16の再生、再使用に加え再研磨
のコストも削減でき経済性の向上を図り得る。一方、ス
トリッパプレート20の下面22は、ダイ本体12の上
面14に倣うよう、左右方向(図1のX軸方向)におい
て右側が下降するよう角度Aだけ傾斜している。ストリ
ッパプレート20の下面22を角度A傾斜させているの
は、スタンピングの際にダイ本体12の上面14とスト
リッパプレート20の下面22との干渉を防止し、かつ
従来どおりリードフレーム(ワーク)を押圧して引き剥
がす機能も確保するためである。また、パンチ16をス
トリッパプレート20へ取り付けるための嵌合孔24
(図4参照)は鉛直に穿設すればよい。
【0009】上記構成を有するダイ10を使用したリー
ドフレームのスタンピングについて図4と共に説明す
る。リードフレーム26はダイ本体12の上面14に傾
斜して載置されている。リードフレーム26は不図示の
位置決手段を介して上面14の所定位置に位置決めされ
ている。この状態でストリッパプレート20が下動して
パンチ16がリードフレーム26と接触する。その状態
のパンチ16の位置を一点鎖線16aで示す。その際、
図4に明示されるようにパンチ16下端とリードフレー
ム26との間にはシャー角Aが形成されており、スタン
ピングのためにパンチ16が更に下動すると、リードフ
レーム26は当該シャー角Aをもって剪断される。この
剪断はミクロ的に見ると時間差をもって徐々に剪断され
るので、従来のようにスタンピングと共に一気に剪断す
るのと比較し、スタンピングに必要な駆動力が小さくて
済み、消費エネルギも少ない。スタンピングの際の騒
音、打ち抜かれたリードフレーム26に与えるダメージ
も従来より軽減される。
【0010】次に図5を参照してダイ10の再研磨につ
いて説明する。ダイ10をスタンピングに使用するうち
に摩耗し、上面14を再研磨して再生させる必要があ
る。その際、研磨装置の研磨工具は水平に移動するのが
一般的である。そこで、傾斜したダイ10の上面14を
水平に保持する必要がある。本発明者は、研磨装置のベ
ッド28上に治具30を設けてダイ10の上面14を水
平に保持することを提案した。この治具30の上部には
ダイ10の下部を嵌合可能な凹部32が形成されてい
る。凹部32はベッド28面と平行な水平面に対して角
度Aだけ傾斜している。従って、この凹部32内へダイ
10の下部を嵌合させるとダイ10の上面14を水平に
保持可能となり、従来の研磨装置で十分研磨可能とな
る。その際、各ダイインサート18を研磨することな
く、ダイ本体12上面14のみの研磨で済む。
【0011】上記実施例では、図4から判るとおり、リ
ードフレーム26はシャー角Aをもって剪断加工される
ので剪断面はリードフレーム26の厚さ方向に対して傾
斜する。この傾斜を全ての剪断面において同一方向とし
たくない場合、図6のように複数のダイ10a、10b
をY軸方向へ並設する。その際、ダイ10aの上面14
aとダイ10bの上面14bの傾斜方向を互いに逆方向
とすればよい。図6の例ではダイ10a、10bは2個
設けたが3個以上並設してもよい。また、ダイ10aと
10bとの間には図示のように中間ブロック34を設け
てもよい。このように複数のダイ10a、10bを連設
する方法は、多ピンリードフレーム等、スタンピング加
工の工程数が多いワークを加工する際に好適である。以
上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが、
本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発明の
精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもち
ろんである。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る量産用スタンピング金型を
用いると、特定面が前記特定方向と直角な方向へ傾斜し
ているため、パンチと型部とが接近した際に両者の間に
は相対的にシャー角が形成される。従って、スタンピン
グされるワークは前記シャー角をもって剪断可能となる
ので、ミクロ的に見ると時間差をもって徐々に剪断さ
れ、従来のようにスタンピングと共に一気に剪断するの
と比較し、スタンピングに必要な駆動力が小さくて済
み、消費エネルギも少なく経済的である。また、スタン
ピングの際の騒音についても従来より軽減可能となる。
また、ワークに与える歪み、捩じれ等も従来より軽減可
能となる。さらに、金型の研磨を行う場合、型本体部の
特定面を研磨するだけで済み、作業性もよい等の著効を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る量産用スタンピング金型であるダ
イの実施例を示した斜視図。
【図2】ダイに含まれた各ダイインサートがパンチと対
応するようセットされた状態を示した部分正面図。
【図3】図2の状態に対する側面図。
【図4】ダイとパンチでリードフレームを剪断する状態
を示した部分断面図。
【図5】ダイの研磨用治具を示した断面図。
【図6】ダイを連設した実施例を示した斜視図。
【符号の説明】
10、10a、10b ダイ 12 ダイ本体 14、14a、14b ダイ上面 16 パンチ 18 ダイインサート 26 リードフレーム A 傾斜角(シャー角) Y 特定方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパンチと対向する型本体部の特定
    面に、前記パンチに対応する複数の型部が特定方向へ並
    設された量産用スタンピング金型において、 前記特定面は前記特定方向と直角な方向へ傾斜している
    ことを特徴とする量産用スタンピング金型。
JP2228093A 1993-02-10 1993-02-10 量産用スタンピング金型 Pending JPH06234028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2228093A JPH06234028A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 量産用スタンピング金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2228093A JPH06234028A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 量産用スタンピング金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06234028A true JPH06234028A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12078351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2228093A Pending JPH06234028A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 量産用スタンピング金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06234028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4903664A (en) * 1987-10-22 1990-02-27 Nissan Motor Company, Limited Spark ignition timing control system for internal combustion engine with fail safe system for cylinder pressure sensor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4903664A (en) * 1987-10-22 1990-02-27 Nissan Motor Company, Limited Spark ignition timing control system for internal combustion engine with fail safe system for cylinder pressure sensor

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