JPH06232926A - 搬送波信号再生回路 - Google Patents

搬送波信号再生回路

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Publication number
JPH06232926A
JPH06232926A JP5014754A JP1475493A JPH06232926A JP H06232926 A JPH06232926 A JP H06232926A JP 5014754 A JP5014754 A JP 5014754A JP 1475493 A JP1475493 A JP 1475493A JP H06232926 A JPH06232926 A JP H06232926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
multiplier
vco
pass filter
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP5014754A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Hiramatsu
達夫 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5014754A priority Critical patent/JPH06232926A/ja
Publication of JPH06232926A publication Critical patent/JPH06232926A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、周波数の引き込みが早く、同期時
にノイズの影響を受けにくい搬送波信号再生回路を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明によれば、入力端子20から入力され
た信号とVCO21からの発振信号とを第1乗算器23
にて乗算すると共に、90度移相された発振信号と入力
信号とを第2乗算器24にて乗算し、さらに両乗算器の
出力を第3乗算器27にて乗算する。そして、第3乗算
器27の出力を第3ローパスフィルタを介してVCO2
1へ供給する。その際、VCO21へ供給される制御信
号のレベルに基づき同期はずれを検出し、同期が外れて
いる場合には、第3ローパスフィルタに配置されたスイ
ッチをオフしてループ定数を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル変調信号を復調
する際に用いられる搬送波信号を再生する回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、BPSK、QPSK等のデジタル
変調を復調する方法の1つとして、受信信号に含まれる
搬送波信号に同期した搬送波信号を再生し、この再生さ
れた搬送波信号を用いて信号を復調する方法がある。
【0003】この種復調方法の1例として、コスタスル
ープを用いた復調回路について図2を参照して説明す
る。
【0004】図2において、1はデジタル変調信号(例
えば、BPSK信号)が入力される入力端子、2は電圧
制御発振器(VCO)、3は入力端子1からの入力信号
とVCO2からの発振信号を乗算する第1乗算器、4は
入力端子1からの入力信号と90度移相器5にて90度
移相された信号とを乗算する第2乗算器、6は第1乗算
器3からの乗算出力の帯域を制限する第1ローパスフィ
ルタ、7は第2乗算器4からの乗算出力の帯域を制限す
る第2ローパスフィルタ、8は第1ローパスフィルタ6
を通過した信号と第2ローパスフィルタ7を通過した信
号とを乗算する第3乗算器、9は第3乗算器8からの乗
算出力の帯域を制限し、VCO2へ制御電圧(制御信
号)を供給する第3ローパスフィルタ、10は復調信号
を導出する出力端子である。
【0005】次に、この回路の動作について説明する。
【0006】さて、BPSK信号は、一般に、±Aco
s(ωt+φ)と表すことができる。ここで、±Aは情
報信号成分、φはVCOの発振周波数と入力信号の位相
誤差である。
【0007】今、VCO2の出力をcosωtとする
と、第1乗算器3の出力は、±A{cosφ+cos
(2ωt+φ)}/2となり、第2乗算器4の出力は、
±A{sinφ+sin(2ωt+φ)}/2となる。
【0008】そして、各出力の高周波成分を各々ローパ
スフィルタにて除去すると、各出力は、±A(cos
φ)/2、及び±A(sinφ)/2となる。VCO2
の制御が理想的に行われていると仮定すると、第1ロー
パスフィルタ6の出力は、振幅分のみとなり、情報信号
を再生することができる。
【0009】また、第3乗算器8の出力は、A2(si
n2φ)/4となるので、第3ローパスフィルタ(ルー
プフィルタ)の時定数を適宜設定することにより、φが
0になるように制御することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に、搬送波
信号を再生するためには、閉ループでVCOを制御する
必要があるが、このループの定数を大きく設定すると、
ノイズの影響を受け易くなり、一方、小さく設定する
と、周波数の引き込み範囲が狭くなり、追随性が悪くな
るという問題を有していた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の点に鑑
み、電圧制御発振手段と、この電圧制御手段に制御信号
を供給する制御信号供給手段と、この制御信号供給手段
と前記電圧制御発振手段との間に配置され、前記電圧制
御発振手段の制御ループにおけるループ定数を決定する
ループフィルタ手段と、前記制御信号に基づき同期外れ
を検出する同期外れ検出手段と、この同期外れ検出手段
からの検出信号に基づき前記ループフィルタの定数を切
り換える切り換え手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、同期が外れている場合は、電
圧制御発振手段の周波数が入力信号に含まれている搬送
波信号成分の周波数と大きくずれている可能性が高いの
で、ループフィルタ手段の定数を大きくして周波数の引
き込みを大きくし、同期している場合には、ループフィ
ルタ手段の時定数を小さくしてループ制御の安定化を計
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0014】図1は本発明の搬送波信号再生回路を示す
図である。図1において、20はデジタル変調信号(例
えば、BPSK信号)が入力される入力端子、21は電
圧制御発振器(VCO)、22は入力端子20からの入
力信号とVCO21からの発振信号を乗算する第1乗算
器、23は入力端子20からの入力信号と90度移相器
24にて90度移相された信号とを乗算する第2乗算
器、25は第1乗算器22からの乗算出力の帯域を制限
する第1ローパスフィルタ、26は第2乗算器23から
の乗算出力の帯域を制限する第2ローパスフィルタ、2
7は第1ローパスフィルタ25を通過した信号と第2ロ
ーパスフィルタ26を通過した信号とを乗算する第3乗
算器、28は第3乗算器27からの乗算出力の帯域を制
限し、VCO21へ制御電圧(制御信号)を供給する第
3ローパスフィルタで、アンプ29、抵抗30、31、
32及びコンデンサ33より構成されている。34は同
期外れ検出回路であり、第3ローパスフィルタの出力信
号(VCOへの制御信号)と第1の基準値とを比較する
第1比較器35と、第2の基準値(但し、第1の基準値
よりも小さい値)とを比較する第2比較器36と,NO
Rゲート37とより構成されている。38は第3ローパ
スフィルタ(ループフィルタ)の定数を切り換えるため
のスイッチ、39は出力端子である。尚、第1〜第3乗
算器、第1ローパスフィルタ及び第2ローパスフィルタ
にて制御信号供給手段を構成している。
【0015】次に、動作について説明する。
【0016】入力端子20から入力されたデジタル変調
信号は、第1乗算器22においてVCO21からの発振
信号と乗算されるとともに第2乗算器23において90
度移相器24にて移相された発振信号と乗算される。そ
して、各乗算器出力は、ローパスフィルタにて高域成分
が除去された後、第3乗算器27に供給される。第3乗
算器27では各ローパスフィルタ出力を乗算し、その出
力を第3ローパスフィルタに供給する。第3ローパスフ
ィルタは、第3乗算器27出力の低域成分を通過させ、
この低域成分をVCO21へ制御信号として供給する。
【0017】かくして、VCO21の発振周波数が受信
信号に含まれる搬送波信号の周波数に同期するように、
VC021が制御される。
【0018】さて、通常VC0の制御電圧の変化範囲
は、必要とする周波数変化範囲を呈する電圧範囲よりも
大きく設定してある。例えば、要求される周波数の変化
範囲が10MHZから20MHZである時、VCOの周
波数変化範囲としては、5MHZから25MHZの周波
数変化範囲を選択する。そして、この時のVCOへ供給
される制御電圧の範囲を0ボルトから5ボルトとする
と、1ボルトが10MHZに、4ボルトが20MHZに
対応することになり、0〜1ボルトの範囲と4〜5ボル
トの範囲は、実際の周波数制御には用いられない。一
方、同期外れが生じると、ループ定数が小さければ、制
御不能となり、VCOへの制御電圧は、0ボルトまたは
5ボルトになる。従って、VCOへの供給電圧を検出す
ることにより、同期はずれを検出することが可能とな
る。
【0019】図1の実施例では、第3ローパスフィルタ
からVCO21へ供給される制御電圧を第1比較器35
にて第1の基準値(V1:前述の場合では、4ボルト)
と比較すると共に、第2比較器36にて第2の基準値
(V2:前述の場合では、1ボルト)と比較する。そし
て、各比較出力をNORゲートに供給するように構成し
ている。
【0020】従って、今、第3ローパスフィルタ28か
らVCO21に供給される制御電圧が第1の基準値V1
を越えるか、もしくは第2の基準値V2を下回ると、何
れかの比較器の出力がHレベルとなり、NORゲート3
7を介してスイッチ38に切り換え信号が供給される。
スイッチ38は、この切り換え信号に応答してオフとな
り、第3ローパスフィルタの時定数は大きくなる。
【0021】一方、第3ローパスフィルタ28からVC
O21に供給される制御電圧がV1からV2の範囲に有
る場合には、各比較器の出力が共にLレベルとなるため
NORゲート37の出力がHレベルとなる。従って、ス
イッチ38は、この信号に応答してオンとなり、第3ロ
ーパスフィルタの時定数は小さくなる。
【0022】尚、実施例では、本発明をコスタスループ
に適用した場合について説明したが、他の回路にも適用
できることは云うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、電圧制御発振手段へ供給される制御信号に基づき同
期外れを検出し、この検出結果に基づきループフィルタ
の時定数を切り換えるようにしたので、同期はずれ時に
は、時定数を大きくして周波数の引き込みを早くし、同
期時には、時定数を小さくしてノイズ等による影響を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】従来例を示す図である。
【符号の説明】
20 入力端子 21 電圧制御発振器 22 第1乗算器 23 第2乗算器 25 第1ローパスフィルタ 26 第2ローパスフィルタ 27 第3乗算器 28 第3ローパスフィルタ 34 同期外れ検出回路 38 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振手段と、この電圧制御発振
    手段に制御信号を供給する制御信号供給手段と、この制
    御信号供給手段と前記電圧制御発振手段との間に配置さ
    れ、前記電圧制御発振手段の制御ループにおけるループ
    定数を決定するループフィルタ手段と、前記制御信号に
    基づき同期外れを検出する同期外れ検出手段と、この同
    期外れ検出手段からの検出信号に基づき前記ループフィ
    ルタの定数を切り換える切り換え手段とを具備する搬送
    波信号再生回路。
  2. 【請求項2】 前記同期外れ検出手段が、前記制御信号
    が第1の基準値よりも大きいとき、及び第1の基準値よ
    りも小さい第2の基準値より小さいときに、同期外れ検
    出信号を出力することを特徴とする請求項1記載の搬送
    波再生回路。
JP5014754A 1993-02-01 1993-02-01 搬送波信号再生回路 Pending JPH06232926A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001005110A1 (fr) * 1999-07-07 2001-01-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif et procede d'estimation d'erreur de frequence
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