JPH0622778B2 - 数値制御工作機械 - Google Patents

数値制御工作機械

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JPH0622778B2
JPH0622778B2 JP61224273A JP22427386A JPH0622778B2 JP H0622778 B2 JPH0622778 B2 JP H0622778B2 JP 61224273 A JP61224273 A JP 61224273A JP 22427386 A JP22427386 A JP 22427386A JP H0622778 B2 JPH0622778 B2 JP H0622778B2
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規男 太田
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、カム等の非真円形工作物(以下、単に「工作
物」ともいう。)を加工する数値制御工作機械に関す
る。
【従来技術】
従来、数値制御装置により主軸軸線に垂直な方向の砥石
車の送りを主軸回転に同期して制御し、カム等の工作物
を研削加工する方法が知られている。砥石車の送りを同
期制御するには数値制御装置にプロフィルデータを付与
することが必要である。このプロフィルデータは砥石車
を工作物の仕上げ形状に沿って往復運動、すなわちプロ
フィル創成運動させるように、主軸の単位回転角毎の砥
石車の移動量を与えるものである。 一方、工作物を研削加工するためには、プロフィルデー
タの他に砥石車の送り、切り込み、後退等の加工サイク
ルを制御するための加工サイクルデータが必要である。 工作物は、この加工サイクルデータとプロフィルデータ
に基づき主軸の回転と砥石車の送りとが数値制御されて
加工されるのであるが、とくにプロフィル創成運動にお
ける主軸と工具送り軸の指令値に対する追随性の良否が
加工精度上、重要な問題である。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、追随遅れ誤差には工具送り軸によるものと主
軸によるものとがある。このうち、主軸の追随遅れによ
るものは、プロフィルデータに対する位相誤差として現
れる。この位相誤差を補正するために、実際に非真円形
工作物をプロフィルデータに基づいて加工し、その加工
された工作物の位相誤差をカム測定器により測定して、
次の加工から加工開始時にこの位相誤差だけ主軸の初期
位置をオフセットしている。 このため、工作物を現実に加工し、カム測定器を用いて
手操作によりこの位相誤差を求めなければならず作業性
が悪かった。 また、主軸の追随遅れは主軸の回転速度により異なるた
め、上記方法では加工速度が異なると位相誤差を完全に
補償できないという問題がある。 本発明は、上記の問題点を解決するために成されたもの
であり、その目的とするところは、位相誤差の補償を容
易に行うようにすることである。
【題点を解決するための手段】 上記問題点を解決するための発明の構成は、主軸と工具
送り軸を数値制御し非真円形工作物の仕上げ形状に沿っ
て工具をプロフィル創成運動させるためのプロフィルデ
ータに基づき、非真円形工作物を加工する数値制御工作
機械において、非真円形工作物の仕上げ形状から決定さ
れる理想プロフィルデータを記憶する理想プロフィルデ
ータ記憶手段と、理想プロフィルデータに基づいて主軸
と工具送り軸を制御して主軸の位置に対応する工具送り
軸の現在値を検出して記憶する測定手段と、測定手段に
より記憶されたデータと理想プロフィルデータとを比較
して位相誤差を演算する位相誤差演算手段と、位相誤差
演算手段により演算された位相誤差に基づいて理想プロ
フィルデータをオフセットさせるオフセット手段とを備
えたことである。
【作用】
例えば、理想プロフィルデータに基づいて空運転を行っ
ているときや実際に工作物をスパークアウト加工してい
るときに、測定手段は主軸の現在値に対応する工具送り
軸の現在値を検出してこのデータを記憶する。このデー
タは位相誤差演算手段により工作物の仕上げ形状から決
定される理想プロフィルデータと比較され、位相誤差が
演算される。次にオフセット手段によりその位相誤差に
基づいて理想プロフィルデータがオフセットされる。 したがって、主軸の回転速度を変化させて例えば空運転
またはスパークアウト加工を行うことにより、主軸の回
転速度ごとに主軸サーボ系の追随遅れにより生じる位相
誤差を自動的に測定できる。しかも、加工処理時には、
理想プロフィルデータがその位相誤差の分だけオフセッ
トされるので、加工誤差が自動的に補償される。
【実施例】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。第
1図は数値制御研削盤を示した構成図である。10は数
値制御研削盤のベッドで、このベッド10上にはテーブ
ル11が主軸軸線に平行なZ軸方向に摺動可能に配設さ
れている。テーブル11上には主軸13を軸架した主軸
台12が配設され、その主軸13はサーボモータ14に
より回転される。また、テーブル11上、右端には心押
台15が載置され、心押台15のセンタ16と主軸13
のセンタ17とによってカムから成る工作物Wが挾持さ
れている。工作物Wは主軸13に突設された位置決めピ
ン18に嵌合し、工作物Wの回転位相は主軸13の回転
位相に一致している。 ベッド10の後方には工具送り軸(X軸)に沿って進退
可能な工具台20が案内され、工具台20にはモータ2
1によって回転駆動される砥石車Gが支承されている。
この工具台20は、図略の送り螺子を介してサーボモー
タ23に連結され、サーボモータ23の正逆転により前
進後退される。 ドライブユニット40、41は数値制御装置30から指
令パルスを入力して、それぞれサーボモータ23、14
を駆動する回路である。それぞれのサーボモータ23、
14にはパルスジェネレータ52、50と速度ジェネレ
ータ53、51が結合されており、それらの出力は各ド
ライブユニット40、41に帰還され速度と位置のフィ
ードバック制御が行われている。 数値制御装置30は主としてサーボモータ23、14の
回転を数値制御して、工作物Wの研削加工を制御する装
置である。その数値制御装置30には、プロフィルデー
タ、加工サイクルデータ等を入力するテープリーダ42
と制御データ等の入力を行うキーボード43と各種の情
報を表示するCRT表示装置44と各種の制御信号を出
力する制御盤45が接続されている。 数値制御装置30は第2図に示すように、研削盤を制御
するためのメインCPU31と制御プログラムを記憶し
たROM33と入力データ等を記憶するRAM32と入
出力インタフェース34とで主として構成されている。
RAM32上にはNCデータを記憶するNCデータ領域
321と工作物Wの仕上げ形状から決定される理想プロ
フィルデータを記憶する理想プロフィルデータ領域32
2と位相誤差を主軸の回転速度と理想プロフィルデータ
番号に応じて記憶する位相誤差記憶領域328が設けら
れている。その他、各種のモードを設定する送りモード
設定領域324、工作物モード設定領域325、スパー
クアウトモード設定領域326、位相誤差補償モード設
定領域327が設けられている。 数値制御装置30はその他サーボモータ23、14の駆
動系として、ドライブCPU36とRAM35とパルス
分配回路37が設けられている。RAM35はメインC
PU31から砥石車Gの位置決めデータを入力する記憶
装置である。ドライブCPU36は主軸13と工具送り
軸を数値制御して、スローアップ、スローダウン、目標
点の補間等の演算を行い補間点の位置決めデータを定周
期で出力する装置であり、パルス分配回路37はパルス
分配ののち、移動指令パルスを各ドライブユニット4
0、41に出力する回路である。 さらに、プロフィル測定手段の1要素としてサンプリン
グ装置38とサンプリングデータを記憶するRAM39
が設けられている。サンプリング装置38はパルスジェ
ネレータ52と50から出力された帰還パルスを計数す
るカウンタ381、382を有している。それらのカウ
ンタ381と382はメインCPU31からリセット信
号を入力してリセットされ、メインCPU31から測定
開始信号を入力して工具送り軸(X軸)と主軸(C軸)
の帰還パルスの計数を開始する。また、サンプリング装
置38はメインCPU31からのリセット信号によりリ
セットされ、サンプリングごとに更新されるアドレスカ
ウンタ383を有しており、測定開始信号を入力する
と、一定時間ごとにカウンタ381と382の値をアド
レスカウンタ383の示すRAM39のアドレスに出力
する。 次に作用を説明する。 RAM32には位相誤差測定サイクルデータと加工サイ
クルデータを含むNCデータが記憶されており、そのデ
ータ構成は位相誤差測定サイクルデータが第8図に、加
工サイクルデータが第9図に示されている。制御盤45
のボタン451が押下されると位相誤差補償モード設定
領域327のフラグがリセットされ、理想プロフィルデ
ータに基づく位相誤差測定サイクルデータが起動され
る。また、制御盤45のボタン452が押下されると加
工サイクルデータが起動される。これらのNCデータは
CPU31により第3図のフローチャートに示す手順に
従って解読される。 ステップ100でNCデータは1ブロック読出され、次の
ステップ102でデータエンドか否かが判定される。デー
タエンドの場合には本プログラムは終了される。データ
エンドでない場合には、ステップ104以下へ移行して、
命令語のコード判定が行われる。ステップ104で命令語
がGコードであると判定された場合には、さらに詳細な
命令コードを判定するため、CPUの処理はステップ10
6へ移行する。ステップ106〜120で、命令コードに応じ
てモード設定が行われる。ステップ106でG01コードと判
定されたときは、ステップ108で送りモード設定領域3
24にフラグがセツトされ送りモードは研削送りモード
に設定される。同様にステップ110でG04コードと判定さ
れたときは、ステップ112でスパークアウトモード設定
領域326にフラグがセツトされ送りモードはスパーク
アウトモードに設定される。また、ステップ114でG50コ
ードと判定されたときは、位相誤差補償モード設定領域
327にフラグがセツトされ制御モードが位相誤差だけ
オフセットを行う位相誤差補償モードに設定される。さ
らに、ステップ120でG51コードと判定されたときは、ス
テップ121で工作物モード設定領域325のフラグがセ
ットされ工作物モードがカムモードに設定される。 上記のモード設定が完了すると、CPUの処理はステッ
プ122へ移行し、NCデータと設定された上記のモード
に応じた処理が行われる。ステップ122でG52コードと判
定されると、ステップ123でサンプリング装置38にリ
セット信号を出力し、サンプリング条件等が設定され
る。ステップ124でG53コードと判定されると、ステップ
126でサンプリング装置38に測定開始信号が出力され
る。また、ステップ128でG55コードと判定されると、ス
テップ130でRAM39からサンプリングデータが読み
込まれ、そのデータから測定プロフィルデータが演算さ
れ、理想プロフィルデータとの比較から位相誤差の演算
が行われる。 次にステップ132で読出しブロックにXコード有りと判
定されると、ステップ134へ移行しモード設定がカムモ
ードかつ研削送りモード(以下、「カム・研削モード」
という。)か否かが判定される。カム・研削モードのと
きには、ステップ140でカム創成のためのパルス分配が
行われる。一方、カム・研削モードでないときには、ス
テップ136で通常の主軸の回転と同期しないパルス分配
が行われる。 (a)位相誤差の測定処理 制御盤45のボタン451が押下されると、第8図に示
す位相誤差測定サイクルデータが第3図のフローチャー
トに従って1ブロックずつ解読される。まず、ブロック
N110のG51コードにより、工作物モードがカムモードに
設定されるとともに、使用される理想プロフィルデータ
が番号P1234で指定される。次のブロックのN120のG52コ
ードにより、サンプリングの初期設定が行われ、次のブ
ロックN130のG53コードにより、サンプリング装置38
に測定開始信号が出力される。 また、G04コードのドウェルコードにより切り込み量が
零、主軸の回転速度が10rpm(S10コード)のプロフィ
ル創成運動だけが第4図に図示する手順で処理される。
理想プロフィルデータは主軸の単位回転角0.5°ごとの
工具送り軸の移動量をパルス数で表しテーブルにしたも
ので、理想プロフィルデータの読出しアドレスIにより
D(I)で参照される。まず、ステップ300で位相誤差補償
モード設定領域327の状態が調べられるが、位相誤差
の測定処理時には、フラグはリセットされており位相誤
差補償モードではないので、ステップ302へ移行して、
読出しアドレスIとオフセットアドレスIOが共に1に初
期設定される。ここにオフセットアドレスIOは、位相誤
差の補償を行うために使用されるもので、1周期の制御
開始アドレスに対応する。次にステップ304でドライブ
CPU36からパルス分配完了信号を入力し前サイクル
でのパルス分配が完了したか否かが判定され、完了した
と判定されれば、ステップ306へ移行し理想プロフィル
データD(I)が読み出され、ステップ308で主軸の単位回
転角ごとの砥石車Gの位置決めデータ(移動量と速度)
は、ドライブCPU36に渡すためにRAM35に出力
される。次にステップ310で読出しアドレスIが理想プ
ロフィルデータの終端アドレスIMAX以上か否かが判定
される。I≧IMAXのときはステップ312で読出しアドレ
スIはテーブルの先頭に戻すため初期値1に設定され、
そうでないときはステップ314で読出しアドレスIは1
だけ更新される。次にステップ316で読出しアドレスI
がオフセットアドレスIOに等しいか否かが判定され、等
しい場合には主軸1回転の制御が完了したことを意味し
ており、ステップ318へ移行して主軸の回転数が判定さ
れ、指定回数(第8図のNCデータでは2回)だけ回転
したと判定されると、本プログラムが終了され、指定回
数の回転が終了していないと判定されると、ステップ30
4へ移行して次の回転サイクルの制御が行われる。 このように、砥石車Gはプロフィル創成運動だけによる
空研削またはスパークアウト加工を行うのであるが、こ
の処理中に、サンプリング装置38は主軸の現在値と工
具送り軸の現在値とを一定時間間隔でサンプリングし
て、そのデータをRAM39に記憶している。すなわ
ち、サンプリング装置38は指定されたサンプリング周
期で第5図の処理を実行している。ステップ400でカウ
ンタ382の値とステップ402でカウンタ381の値が
アドレスカウンタ383の値Iで示されるRAM39の
アドレスMC(I)とMX(I)に記憶され、ステップ404でアド
レスカウンタ383の値Iが1だけ更新される。このよ
うな処理が主軸が1回転する間、サンプリング周期で繰
り返されサンプリングデータが得られる。 次にブロックN140のG55コードにより、位相誤差の演算
が第6図のフローチャートに従って行われる。サンプリ
ング装置38により得られたサンプリングデータはC
軸、X軸ともに、第12図に示すように一定時間間隔ご
との現在値である。ステップ500では、そのC軸のサン
プリングデータを補間してC軸の単位回転角ごとに、そ
れに対応する時刻を演算し、その時刻に対するX軸の現
在値をX軸のサンプリングデータを補間することで求
め、C軸の単位回転角ごとに対応するX軸の現在値が求
められる。すなわち、サンプリングデータが測定プロフ
ィルデータに変換される。次にステップ502で第11図
に示すように、理想プロフィルデータからX軸が最大値
をとる時のC軸の値θIが求められ、ステップ504で測
定プロフィルデータからX軸が最大値をとる時のC軸の
値θMが求められる。次にステップ506で位相誤差Δθ
が、θM−θIで演算され、その位相誤差Δθは理想プ
ロフィルデータ番号と主軸の回転速度に対応づけられて
記憶される。 このように、ブロックN120〜N140のNCデータにより1
つの理想プロフィルデータと1つの主軸の回転速度に対
応する位相誤差が測定されるが、同様な測定を主軸の回
転速度と理想プロフィルデータを変化させて行うことに
より第10図に示す位相誤差テーブルが位相誤差記憶領
域328に作成される。 (b)位相誤差を補償した加工処理 制御盤45のボタン452が押下されると、第9図に示
す加工サイクルデータが第3図のフローチャートに従っ
て1ブロックずつ解読される。まず、ブロックN010のG5
1コードにより、工作物モードがカムモードに設定され
るとともに、使用される理想プロフィルデータが番号P1
234で指定される。次のブロックのN020のG50コードによ
り、位相誤差補償モード設定領域327にフラグが設定
され、制御モードが理想プロフィルデータに位相誤差の
補償を行って加工制御する位相誤差補償モードに設定さ
れる。次のブロックN030のG01コードにより研削送りモ
ードに設定され、Xコードの存在によりX-0.1だけカム
研削の処理が行われる。Fコードは主軸1回転当たりの
研削量を、Rコードは主軸1回転当たりの研削速度であ
る。Sコードは主軸の回転速度を表している。第9図の
NCデータでは、FコードとRコードの指定数値が等し
いため、主軸の回転に対し連続的に一定速度で切り込む
ことを指令している。 位相誤差を補償したカム創成は第7図のフローチャート
に従って実行される。まず、ステップ200で、与えられ
たFコードから主軸の単位回転角0.5°ごとの切込量が
パルス数として演算される。そして、ステップ202で理
想プロフィルデータ番号と主軸の回転速度とから第10
図の位相誤差テーブルが検索され対応する位相誤差が読
み出される。位相誤差Δθは主軸の追随遅れに原因する
ものであるので、主軸の指令角に対し主軸回転角でΔθ
だけ先行する理想プロフィルデータを順次出力すれば位
相誤差の補償ができる。したがって、主軸の指令角の原
点に対しΔθだけ先行する理想プロフィルデータが記憶
されているアドレス、即ちオフセットアドレスIOが演算
される。次にステップ204で読出しアドレスIの初期値
がオフセットアドレスIOに設定される。次にステップ20
6でドライブCPU36からパルス分配完了信号を入力
し前サイクルでのパルス分配が完了したか否かが判定さ
れ、完了したと判定されれば、ステップ208へ移行し理
想プロフィルデータD(I)が読み出され、ステップ210で
主軸1回転当たりの切込みが完了したか否かが判定され
る。この判定はFコードにより指定された数値データで
行われる。この場合には0.1mm分の切込みが行われたか
否かで判定される。主軸1回転当たりの切込みが完了し
ていないときにはステップ212で、読み出された理想プ
ロフィルデータD(I)に単位角当たりの切込量が加算され
て移動量データが生成され、ステップ214でその移動量
データと速度データを組みとする位置決めデータが出力
される。また、主軸1回転当たりの切込みが完了してい
るときはステップ213で、読み出された理想プロフィル
データD(I)がそのまま移動量データとされる。次にステ
ップ216で読出しアドレスIが理想プロフィルデータの
終端アドレスIMAX以上か否かが判定される。I≧IMAX
のときはステップ218で読出しアドレスIはテーブルの
先頭に戻すため初期値1に設定され、そうでないときは
ステップ220で読出しアドレスIは1だけ更新される。
次にステップ222で読出しアドレスIがオフセットアド
レスIOに等しいか否かが判定され、等しい場合には主軸
1回転の制御が完了したことを意味しており、ステップ
224へ移行して全切込みが完了したか否かが判定され
る。この判定はXコードにより指定された数値データに
より判定される。全切込みが未完了のときはステップ20
6へ移行して、次の制御サイクルへ進む。一方、全切込
みが終了した場合にはブロックN030で指令されたカム研
削の処理が終了される。 次にブロックN040のG04コードのドウェルコードにより
スパークアウト加工が第4図に図示する手順で処理され
る。このフローチャートは第7図のフローチャートと大
略において一致しており、切り込みが行われないこと
と、主軸が指定回数だけ回転した場合にはドウェル処理
が停止されることが異なる。すなわち、ステップ300で
位相補償モード設定領域327の内容が調べられるが、
フラグがセットされており位相補償モードとなっている
ので、ステップ202と204と同様なステップ322、324の位
相誤差補償処理のための初期設定を経て、ステップ304
以下が実行される。また、この処理は位相誤差測定時の
制御における読出しアドレスIとオフセットアドレスIO
の初期設定が異なるだけである。すなわち、理想プロフ
ィルデータと主軸の回転速度に応じて位相誤差テーブル
から対応する位相誤差Δθが検索され、主軸の指令角に
対し位相誤差Δθだけ先行した理想プロフィルデータが
順次所定サイクル分だけ出力されることで、位相誤差の
補償されたスパークアウト加工が実行される。 なお、上記の実施例では、サンプリング装置38は一定
時間間隔でC軸とX軸の現在値をサンプリングしている
が、C軸の現在値を測定するカウンタ382を、C軸が
単位角だけ回転する毎にタイミング信号を出力する構成
とし、このタイミング信号をサンプリング信号としてX
軸の現在値をサンプリングするようにしても良い。この
場合には、C軸の単位回転角ごとに、それに対応するX
軸の現在値、すなわち測定プロフィルデータを直ちに得
ることができる。 また、位相誤差ΔθはX軸の最大値の位相差で求めてい
るが、第11図に示すようにX軸の値を同一とする回転
角θ,θの差aと回転角θ,θの差bの平均値
で求めてもよい。 さらに、上記実施例では数値制御研削盤について述べた
が、本発明は数値制御施盤、その他の数値制御工作機械
にも適用し得る。
【発明の効果】
本発明は、主軸の現在値と工具送り軸の現在値を検出し
て、現実の主軸の位置に対する工具送り軸の位置の関係
を示めすデータを測定し、そのデータと理想プロフィル
データとを比較して位相誤差を測定し、加工時にその位
相誤差に基づいて理想プロフィルデータをオフセットす
るようにしているので、位相誤差の補償が容易に行われ
作業性が向上する。 また、工作物のプロフィルと主軸の回転速度に応じて、
上記した手段で自動測定された位相誤差をテーブルにし
て記憶する位相誤差記憶手段を設け、加工時に工作物の
プロフィルと主軸の回転速度に応じた位相誤差で理想プ
ロフィルデータをオフセットすれば、加工時に工作物や
主軸の回転速度が変化しても、適性な位相誤差の補償が
行われるので、さらに効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる数値制御研削盤の構成
図。第2図は数値制御装置の電気的構成を示したブロッ
クダイヤグラム。第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図はそれぞれCPUの処理手順を示したフローチャー
ト。第8図は位相誤差測定サイクルデータの構成図。第
9図は加工サイクルデータの構成図。第10図は位相誤
差テーブルの構成図。第11図は位相誤差の演算方法を
示した説明図。第12図はサンプリングデータから測定
プロフィルデータを求める方法を示した説明図である。 10……ベッド、11……テーブル、13……主軸、1
4、23……サーボモータ、15……心押台、20……
工具台、30……数値制御装置、50、52……パルス
ジェネレータ、51、53……速度ジェネレータ、G…
…砥石車、W……工作物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 規男 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−19605(JP,A) 特開 昭61−23213(JP,A) 特開 昭53−115986(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸と工具送り軸を数値制御し非真円形工
    作物の仕上げ形状に沿って工具をプロフィル創成運動さ
    せるためのプロフィルデータに基づき、前記非真円形工
    作物を加工する数値制御工作機械において、 前記非真円形工作物の仕上げ形状から決定される理想プ
    ロフィルデータを記憶する理想プロフィルデータ記憶手
    段と、 前記理想プロフィルデータに基づいて前記主軸と前記工
    具送り軸を制御して前記主軸の位置に対応する前記工具
    送り軸の現在値を検出して記憶する測定手段と、 前記測定手段により記憶されたデータと前記理想プロフ
    ィルデータとを比較して位相誤差を演算する位相誤差演
    算手段と、 前記位相誤差演算手段により演算された位相誤差に基づ
    いて前記理想プロフィルデータをオフセットさせるオフ
    セット手段とを備えた数値制御工作機械。
  2. 【請求項2】前記位相誤差演算手段は前記主軸の回転速
    度に応じて前記位相誤差を記憶する位相誤差記憶手段を
    有し、前記オフセット手段は加工時の前記主軸の回転速
    度に対応する位相誤差を前記位相誤差記憶手段から読出
    し、その位相誤差に基づいて前記理想プロフィルデータ
    をオフセットさせることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の数値制御工作機械。
  3. 【請求項3】前記位相誤差演算手段は前記非真円形工作
    物の形状に応じて前記位相誤差を記憶する位相誤差記憶
    手段を有し、前記オフセット手段は加工時の前記非真円
    形工作物の形状に対応する位相誤差を前記位相誤差記憶
    手段から読出し、その位相誤差に基づいて前記理想プロ
    フィルデータをオフセットさせることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の数値制御工作機械。
  4. 【請求項4】前記位相誤差演算手段は前記主軸の回転速
    度と前記非真円形工作物の形状に応じて前記位相誤差を
    記憶する位相誤差記憶手段を有し、前記オフセット手段
    は加工時の前記主軸の回転速度と前記非真円形工作物の
    形状に対応する位相誤差を前記位相誤差記憶手段から読
    出し、その位相誤差に基づいて前記理想プロフィルデー
    タをオフセットさせることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の数値制御工作機械。
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