JPH06227248A - 車両用香り発生装置 - Google Patents

車両用香り発生装置

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JPH06227248A
JPH06227248A JP5102291A JP10229193A JPH06227248A JP H06227248 A JPH06227248 A JP H06227248A JP 5102291 A JP5102291 A JP 5102291A JP 10229193 A JP10229193 A JP 10229193A JP H06227248 A JPH06227248 A JP H06227248A
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JP
Japan
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blower
air
vehicle
signal
control signal
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Withdrawn
Application number
JP5102291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohide Nishino
友英 西野
Toshiaki Fukuda
俊明 福田
Kenichi Kato
健一 加藤
Toshihiro Takahara
敏広 高原
Yukiya Sasa
幸哉 佐々
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員が車両に乗っていないときには芳香剤ま
たは消臭剤を車室内に供給せず、乗員が車両に乗り込ん
だときには快適な芳香剤または消臭剤を空調装置の風に
乗せて車室内に供給する車両用香り発生装置の提供。 【構成】 香り発生制御装置13は、検出装置3からの
ドア開放またはドア開放指令動作の信号を受取り、電磁
弁12A〜12Dを供給状態とするとともに、送風機制
御装置20へ送風機駆動の信号を送る。その結果、容器
11a〜11cより下流側パイプ32を通って芳香剤ま
たは消臭剤が送風ダクト21を介して車室内へ供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内に芳香剤または
消臭剤を供給し、車室内を快適にする車室内空気環境調
和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空調装置の送風ダクト
を利用して、揮発性芳香剤の芳香成分を車室内に供給す
る車両用香り発生装置は知られている。例えば、特開平
2−48217号公報では、エンジンまたは空調装置と
連動して車室内に香りを供給する装置が提案されてい
る。
【0003】また、実開昭63−7015号公報では、
乗降用ドアの開放と連動して送風ダクト内の空気を外気
へ排出するとともに、芳香剤を車室内に噴霧する装置が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記前者の
車両用香り発生装置はエンジンまたは空調装置がオンす
るまで作動しないので、乗車時に車室内に香りを供給で
きない。また、後者の送風ダクト内の空気を外気へ排出
する方式では、空気が車外へ排出されている間、車室内
に空気を送風することができないので空調装置の始動時
にその機能が失われるという問題があり、また芳香剤を
車室内に噴霧するためのボンベ等の部品によるコストア
ップの問題がある。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、乗員が車両に
乗っていないときには芳香剤または消臭剤を供給せず、
車両に乗り込んだときには快適な香りまたは消臭剤を空
調装置の風に乗せて車室内に供給する車両用香り発生装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、車室内に開口する吹出口に送風空気を導
く送風ダクト、およびこの送風ダクト内に設けられて、
空気を送風する送風機を少なくとも備えた車両用空調装
置に適用されて、前記送風機より送風された空気を前記
空調装置の送風ダクトを介して、または直接車室内へ導
く空気流路と、内部に揮発性の芳香剤または消臭剤を収
納して前記空気流路に介在された容器と、前記空気流路
を介して、前記容器内の芳香剤または消臭剤の供給を断
続する供給断続手段と、乗降用ドアの開放あるいはこの
ドア開放の指令動作を検出する検出手段と、この検出手
段の信号を受けて前記送風機を駆動させ、かつ前記供給
断続手段に供給状態とする制御信号を送る制御手段とを
備えたことを技術手段とする。
【0007】
【作用】上記構成より成る本発明の車両用香り発生装置
は、容器内の芳香剤または消臭剤が、空気流路より送風
ダクトを介してまたは直接車室内へ供給される。ここ
で、前記制御手段は前記検出手段から乗降用ドアの開放
あるいはこのドア開放の指令動作の信号を受け取り、前
記送風機を空調装置の指令とは独立して駆動させ前記供
給断続手段を供給状態とする。
【0008】このようにすることにより、乗降用ドアを
開けたとき、またはドア開放の指令動作が行われたとき
に空調装置の風にのせて芳香剤または消臭剤を車室内に
供給することができる。
【0009】
【発明の効果】上記に述べたように本発明により、乗員
が乗っていないときには芳香剤または消臭剤を車室内に
供給せず、乗員が車に乗りこんだときには、既に芳香剤
または消臭剤が車室内に供給されていて、快適な車室空
間を形成できる。さらに送風機から送られる風をそのま
ま利用して芳香剤または消臭剤を供給できるので安価に
装置を構成できる。
【0010】
【実施例】本発明の車両用香り発生装置の一実施例を図
1ないし図3をもとに説明する。図1は香り発生装置と
車両用空調装置の全体模式図である。本実施例の香り発
生装置1が適用される車両用空調装置2は、車室内に送
風空気を導く送風ダクト21、この送風ダクト21内で
車室内へ向かう空気を生じさせる送風機22、送風ダク
ト21内に配された冷媒蒸発による冷却器23およびエ
ンジン冷却水を熱源とするヒータコア24を備える。な
お送風ダクト21は、送風機22を収容するブロワユニ
ット40、冷却器23を収容するクーリングユニット5
0、およびヒータコア24を収容するヒータユニット6
0の各ユニットケースで構成される。
【0011】ブロワユニット40には、車室内空気を取
り入れるか車室外空気を取り入れるかを選択する内外気
切替えダンパ25が設けられている。送風機22は、遠
心式のファン22aと、このファン22aを回転駆動す
るファンモータ22bより成り、ファンモータ22bに
印加される電圧値に応じて送風量を可変する。
【0012】クーリングユニット50は、冷凍サイクル
の冷媒蒸発による冷却器23と減圧装置(図示しない)
より構成されて、送風機22より送られた空気を冷却器
23で冷却する。ヒータユニット60は、エンジン冷却
水を熱源として通過する空気を加熱するヒータコア24
と、そのヒータコア24を通過する温風量とヒータコア
24のバイパス24aを通過する冷風量の混合割合を調
節して空気の温度を制御するエアミックスダンパ26と
によって構成される。
【0013】ヒータユニット60の下流端には、車室内
の各所に開口する複数の吹出口(デフロスタ吹出口2
7、フット吹出口28、フェイス吹出口29a〜29
c)に連絡する各吹出口ダクト(デフロスタダクト27
A、フットダクト28A、フェイスダクト29A)が設
けられており、空調風はマックスクールダンパ261お
よびモード切替えダンパ262により上記各吹出口2
7、28、29a、29b、29cが選択されて車室内
へ供給される。
【0014】送風機制御装置20は、送風機駆動の信号
を車室内への香り発生を制御する香り発生制御装置13
から受け送風機を駆動させる。なお空調装置作動時は空
調装置制御装置30からの信号を受け任意の風量に送風
機22を制御する。通常車両には半ドア警告ランプ点灯
のためドア開放に連動してオン状態となるスイッチが取
り付けられているので、乗降用ドア開放の信号を検出す
る検出装置3(検出手段)はこのスイッチを利用する。
【0015】香り発生装置1は、種類の異なる2種の揮
発性芳香剤および消臭剤をそれぞれ収納した3つの容器
11A,11B,11Cと、乗員が芳香剤または消臭剤
の種類を選択するため車室内に設置され、選択スイッチ
14A、14B、14Cと、この選択スイッチ14A,
14B,14Cによって選択された芳香剤または消臭剤
の送風ダクト21への供給を断続する電磁弁(供給断続
手段)12A〜12Dとを備える。各容器11A,11
B,11Cは、上流側パイプ31と下流側パイプ32と
によって並列に接続されるとともに、その上流側パイプ
31および下流側パイプ32を介して送風ダクト21内
と連通可能に設けられている。
【0016】上流側パイプ31は、上流端(第1開口
部)31aが送風機22より下流(風下)に開口し、下
流端側が3本に分岐してそれぞれ各容器11A,11
B,11Cに接続されており、3本に分岐する分岐点3
1Aより上流に電磁弁12Aが設けられている。下流側
パイプ32は、下流端(第2開口部)32aがセンタと
左右両サイドのフェイス吹出口29a、29b、29c
に至るフェイスダクト29A内の3方分岐部21Aに延
びて開口し、上流端側が3本に分岐してそれぞれ各容器
11A,11B,11Cに接続されており、3本に分岐
した各分岐パイプにそれぞれ電磁弁12B、12C、1
2Dが設けられている。
【0017】本例では上記の上流側パイプ31と下流側
パイプ32が、香り発生用空気流路を構成している。前
記香り発生制御装置13(制御手段)は、前記検出装置
3からの信号を受け取り、その時点でオン状態にある前
記選択スイッチ14A,14B,14Cのいずれかに対
応する各電磁弁12A〜12Dに通電して開弁するとと
もに前記送風機制御装置20へ送風機駆動の信号を送
る。そして一定時間(本実施例では20秒間)香り又は
消臭剤を供給後、エンジンがオン状態であれば前記各電
磁弁12A〜12Dに、出力パワースペクトルが周波数
fに反比例する1/f乱数によって電磁弁の開閉を制御
する特開平4−170964号公報記載の1/fゆらぎ
制御によってある間隔で間欠的に通電する。
【0018】前記電磁弁12A〜12Dは、選択スイッ
チ14A,14B,14Cのオン信号に基づいて、それ
ぞれ前記香り発生制御装置13(制御手段)によって通
電制御される。例えば選択スイッチ14Aを選択してオ
ン状態にすると、前記香り発生制御装置13を通じて電
磁弁12Aと電磁弁12Bが通電され、容器11Aが送
風ダクト21と連通される。
【0019】次に本実施例の作動を図2のフローチャ−
トに沿って説明する。ステップ101で乗車時に乗員が
ドアを開放すると、検出装置3である半ドア警告ランプ
点灯用のスイッチがオン状態となりその信号が香り発生
制御装置13に送られる。また、前もって乗員がスイッ
チを選んでおけば、選ばれた選択スイッチがオン状態と
なっている。
【0020】ステップ102で制御装置13はドア開放
の信号を検出装置3から受取り、その時点でオン状態に
ある前記選択スイッチ14A、14B、14Cのいずれ
かに対応する電磁弁12A〜12Dに通電して開弁し、
同時に送風機制御装置20へ送風機駆動の信号を送る。
送風機22の作動により、内外気切替えダンパ25によ
って選択された内気あるいは外気が導入される。送風ダ
クト21内に導入された空気は選択された吹出口27、
28、29a〜29cより車室内に吹き出される。
【0021】ここで、例えば選択スイッチ14Aが押さ
れてオン状態になっていると、この選択スイッチ14A
に対応する電磁弁12Bと電磁弁12Aが通電されて開
弁し、容器11Aが上流側パイプ31と下流側パイプ3
2を介して送風ダクト21と連通する。この結果、第1
開口部31aと第2開口部32aとに送風機22が駆動
し送風ダクト21内に発生する空気の流れにより生じる
圧力差が作用し、容器11A内の芳香剤が下流側パイプ
32を流れる空気にのって送風ダクト21内に供給さ
れ、送風空気とともに選択された吹出口27、28、2
9a〜29cより車室内に供給される。
【0022】ステップ103で計時される20秒以内に
エンジンがオンされたときは、ステップ104で前記香
り発生制御装置13は、イグニッションキーのスイッチ
4よりエンジンがオン状態の信号を受けステップ105
へ移行する。エンジンがオンされていない場合は、前記
香り発生制御装置13はイグニッションキーのスイッチ
4からのエンジンのオン状態の信号を受けず、ステップ
106へ移行する。エンジンがオン状態であるとき空調
装置がオンされていると、図示しない冷凍サイクルの圧
縮機が駆動し、この圧縮機、凝縮器、膨張弁、および冷
却器23からなる図示しない冷凍サイクルが作動しはじ
める。そして送風ダクト21内に導入された空気は、冷
却器23を通過する際に冷媒の蒸発との熱交換によって
冷却され、さらにエアミックスダンパ26の開度に応じ
てヒータコア24を通過する際にエンジン冷却水との熱
交換によって加熱される。このヒータコア24で加熱さ
れた温風は、ヒータコア24のバイパス24aを通過し
た冷風と混合されて選択された吹出口27、28、29
a〜29cより車室内に吹き出される。
【0023】ステップ105で前記香り発生制御装置1
3は、その時点でオン状態にある前記選択スイッチ14
A、14B、14Cのいずれかに対応する前記電磁弁1
2A〜12Dを1/fゆらぎ制御にて間欠的に開閉し、
芳香剤または消臭剤を間欠供給するよう制御する。その
後ステップ104、105を繰り返し芳香剤または消臭
剤の間欠供給を継続し、エンジンが停止されるとステッ
プ106へ移行する。
【0024】ステップ106では、前記香り発生制御装
置13は前記送風機制御装置20に送風機停止の信号を
送り、同時に前記電磁弁12A〜12Dを閉じ、芳香剤
または消臭剤の供給を停止する。本システムでは、上記
のような作動をするためエンジン停止中のバッテリーの
充填容量の浪費が防止できる。また降車時のドアの開放
により再び芳香剤または消臭剤の供給が始まるが、20
秒後にこれらの供給は停止されるのでバッテリーの充填
容量の浪費の心配はない。
【0025】図3の制御フローチャ−トは本発明の第2
実施例を示すものである。ステップ111で、乗車時に
乗員がドアを開放すると、検出装置3である半ドア警告
ランプ点灯用のスイッチがオン状態となりその信号が香
り発生制御装置13に送られる。また、前もって乗員が
スイッチを選択しておけば、選ばれた選択スイッチがオ
ン状態となっている。
【0026】ステップ112で、前記香り発生制御装置
13はドア開放の信号を前記検出装置3から受取り、前
記選択スイッチ14A、14B、14Cのいずれがオン
されていても、その選択スイッチからの信号はキャンセ
ルして必ず電磁弁12Aと12Dに通電して開弁し、同
時に送風機制御装置20へ送風機駆動の信号を送る。こ
うして容器11Cが上流側パイプ31と下流側パイプ3
2を介して送風ダクト21と連通し、容器11C内の消
臭剤が送風空気とともに車室内に供給される。
【0027】ステップ113で計時される20秒以内に
エンジンがオンされたときは、ステップ114で前記香
り発生制御装置13は、イグニッションキーのスイッチ
4よりエンジンがオン状態の信号を受けステップ115
へ移行する。エンジンがオンされていない場合は、前記
香り発生制御装置13はイグニッションキーのスイッチ
4からのエンジンのオン状態の信号を受けず、ステップ
116へ移行する。
【0028】ステップ116では、前記香り発生制御装
置13は前記送風機制御装置20に送風機停止の信号を
送り、同時に前記電磁弁12A、12Dを閉じ、消臭剤
の供給を停止する。ステップ115では、電磁弁12A
と12Dを閉じ消臭剤の供給を一時休止する。
【0029】ステップ117で2分間が経過した後、ス
テップ118で前記香り発生制御装置13は、その時点
でオン状態にある前記選択スイッチ14A、14B、1
4Cのいずれかに対応する前記電磁弁12A〜12Dを
1/fゆらぎ制御にて間欠的に開閉し、芳香剤または消
臭剤を間欠供給するよう制御する。ステップ119で、
エンジンがオン状態であればステップ119とステップ
118を繰り返し芳香剤または消臭剤の間欠供給を継続
し、エンジンが停止するとステップ120へ移行する。
【0030】ステップ120では、前記香り発生制御装
置13は前記送風機制御装置20に送風機停止の信号を
送り、同時に前記電磁弁12A〜12Dを閉じ、芳香剤
または消臭剤の供給を停止する。第3実施例は本発明の
車両用香り発生装置に、空気清浄器を組み合わせたもの
で、次回の乗車時のために下車時のエンジン停止に連動
して空気清浄器が作動する総合的な車室内環境制御装置
である。図4に第3実施例の構成を示す。
【0031】空気清浄器5は、車室内の空気を吸い込む
吸込口33、吸い込んだ空気を吹出口35まで導くダク
ト34、遠心式のファン36aとこのファン36aを回
転駆動するファンモータ36bとからなる送風機36、
この送風機36を制御する空気清浄器制御装置37、内
部に納められた活性炭により空気を浄化するフィルタ3
8、および車室内に設置され乗員が送風量を選択するコ
ントロールスイッチ39を備えている。空気清浄器制御
装置37は下車時の信号を検知するため、前記香り発生
装置制御装置13および前記送風機制御装置20ととも
に、前記イグニッションキースイッチ4と接続されてい
る。また、これらの各制御装置13、20、37は車両
に搭載されたバッテリー41と電源線42を介して接続
されており、常時バッテリー41からの電力供給を受け
られるようになっている。
【0032】次に、第3実施例の作動を図5に示したフ
ローチャートに従って説明する。ステップ201で乗車
時に乗員がドアを開放すると、香り発生器制御装置13
は検出装置3からの信号を受取り、ステップ202にて
空気清浄器5が作動中であるかどうかを判定する。空気
清浄器5が停止していれば、ステップ203に移行す
る。空気清浄器5が作動中であれば、後で説明する所定
時間経過後に空気清浄器5の作動が停止するのを待って
ステップ203に移行する。ステップ203では第1実
施例と同様に、その時点でオン状態にある選択スイッチ
14A、14B、14Cのいずれかに対応する電磁弁1
2A〜12Dを開弁し、同時に送風機22を駆動させ
る。送風機22の作動により香り発生装置1が作動し、
車室内に香りが供給される。
【0033】ステップ204で計時される60秒以内に
エンジンがオンされたときは、ステップ205で前記香
り発生制御装置13は、イグニッションキーのスイッチ
4よりエンジンがオン状態の信号を受けステップ207
へ移行する。エンジンがオンされていない場合は、前記
香り発生器制御装置13は、イグニッションキーのスイ
ッチ4からのエンジンのオン状態の信号を受けないの
で、ステップ206へ移行する。
【0034】ステップ207で、前記香り発生制御装置
13は、その時点でオン状態にある前記選択スイッチ1
4A、14B、14Cのいずれかに対応する前記電磁弁
12A〜12Dを1/fゆらぎ制御にて間欠的に開閉
し、芳香剤または消臭剤を間欠供給するよう制御する。
このとき、空調装置がオンされていると、第1実施例の
中で述べたように空調装置が作動し、所望の温度の空気
が吹出口27、28、29a〜29cより車室内に吹き
出される。また、前記コントロールスイッチ39により
空気清浄器5がオンされていると、コントロールスイッ
チ39より空気清浄器オンの信号を受けた空気清浄器制
御装置37は送風機36に送風機駆動の信号を送る。そ
の後ステップ207、208を繰り返し、エンジンがオ
ンされている間は上記の作動を繰り返す。
【0035】エンジンが停止されると、ステップ208
にて香り発生制御装置13および空気清浄器制御装置3
7はイグニッションキーのスイッチ4からのエンジンの
オン状態の信号を受けず、ステップ209へ移行する。
ステップ209において、前記香り発生制御装置13
は、前記送風機制御装置20に送風機停止の信号を送
り、同時に前記電磁弁12A〜12Dを閉じ、芳香剤ま
たは消臭剤の供給を停止する。送風機制御装置20は、
香り発生制御装置13より送風機停止の信号を受け送風
機22のファンモータ22bへの通電を停止する。空気
清浄器制御装置37は送風機36を高速回転させて、空
気清浄器34を強状態で作動させる。
【0036】ステップ210にて60秒が計時される
と、ステップ211にて空気清浄器制御装置37は送風
機36を停止させ、空気清浄器34を停止させる。以上
のような構成とすることにより、本第3実施例では乗車
時のドアの開放と同時に車室内に快適な香りを供給する
とともに、エンジン停止により下車時を検知し、その下
車時に空気清浄器を働かせ、乗車中に乗員が残した煙草
臭、煙等の車室内の空気の汚れを浄化して次回の乗車時
に備えることができる。
【0037】本発明は上記に示した実施例のみに限定さ
れず、下記に示すような種々の態様に実施できる。ドア
の開放を検出するかわりに、ドアの開放指令動作の信号
を電磁式集中ドアロックあるいは無線式ドアロック等の
エレクトロニクスによるドアの施錠システムから検出す
るようにしてもよい。
【0038】下流側パイプ32の下流端(第2開口部)
を、ヒ−タユニット60内のヒ−タコア24より下流
で、かつ各吹出しダンパ262より上流に開口し、デフ
ロスタ吹出口27、フット吹出口28、フェイス吹出口
29のいずれからも芳香剤または消臭剤を供給できるよ
うにしてもよい。また、下流側パイプ32の下流端32
aを直接車室内に開口し、芳香剤または消臭剤を直接車
室内に供給してもよい。
【0039】空調装置の送風ダクト内にガスセンサを設
置し、送風ダクト内に臭いが溜まっている時のみドアの
開放、ドアの開放指令動作と連動し本発明の香り発生装
置を作動するようにしてもよい。また、ドアキ−による
施錠状態解除の信号を受けてエンジン始動の信号を送る
回路によりエンジンを始動させ、エンジンの始動に連動
して空調装置を始動させ、芳香剤または消臭剤を供給し
てもよいし、ドアキ−のみではなく無線による信号の授
受等でエンジン、空調装置を始動させ芳香剤または消臭
剤を供給してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を模式的に示した図
である。
【図2】本発明の第1実施例の作動フロ−チャ−トであ
る。
【図3】本発明の第2実施例の作動フロ−チャ−トであ
る。
【図4】本発明の第3実施例の構成を模式的に示した図
である。
【図5】本発明の第3実施例の作動フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 車両用香り発生装置 2 車両用空調装置 3 検出装置(検出手段) 11A〜11C 容器 12A〜12D 電磁弁(供給断続手段) 13 香り発生制御装置(制御手段) 14A〜14C 選択スイッチ 20 送風機制御装置 21 送風ダクト 22 送風機 27 デフロスタ吹出口 28 フット吹出口 29a〜29c フェイス吹出口 30 空調装置制御装置 31 上流側パイプ(香り発生用空気流路) 32 下流側パイプ(香り発生用空気流路) 36 送風機 37 空気清浄器制御装置 38 フィルタ 41 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 敏広 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 佐々 幸哉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に開口する吹出口に送風空気を導
    く送風ダクト、およびこの送風ダクト内に設けられて、
    空気を送風する送風機を少なくとも備えた車両用空調装
    置に適用される車両用香り発生装置であって、 内部に揮発性の芳香剤または消臭剤を収納した容器と、 前記容器を介在していて、前記送風機より送風された空
    気を前記空調装置の送風ダクトを介して、または直接車
    室内へ導く香り発生用空気流路と、 前記容器内の芳香剤または消臭剤の、前記空気流路への
    供給を断続する供給断続手段と、 乗降用ドアの開放もしくはこのドア開放の指令動作を検
    出し信号を発する検出手段と、 この検出手段の信号を受けて前記送風機を駆動させ、か
    つ前記供給断続手段に供給状態とする制御信号を送る制
    御手段とを備えることを特徴とする車両用香り発生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記制御信号発信後、
    一定時間経過した後に車両用エンジンが停止していると
    きは前記制御信号を消滅させ、車両用エンジンが作動し
    ているときは前記制御信号の発信を一定時間継続するこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用香り発生装置。
  3. 【請求項3】 車室内に開口する吹出口に送風空気を導
    く送風ダクト、およびこの送風ダクト内に設けられて、
    空気を送風する第1の送風機を少なくとも備えた車両用
    空調装置と、 内部に揮発性の芳香剤または消臭剤を収納した容器と、 前記容器を介在していて、前記第1の送風機より送風さ
    れた空気を前記空調装置の送風ダクトを介して、または
    直接車室内へ導く香り発生用空気流路と、 前記容器内の芳香剤または消臭剤の、前記空気流路への
    供給を断続する供給断続手段と、 乗降用ドアの開放もしくはこのドア開放の指令動作を検
    出し信号を発する検出手段と、 この検出手段の信号を受けて前記第1の送風機を駆動さ
    せ、かつ前記供給断続手段に供給状態とする制御信号を
    送る第1の制御手段と、 車載電源から電力供給を受けて駆動される第2の送風
    機、この第2の送風機の風路に配設された空気浄化フィ
    ルタ、および前記第2の送風機に駆動状態とする制御信
    号を送る第2の制御手段とを備えた車両用空気清浄器と
    を備え、 前記第1の制御手段は、前記制御信号発信後、一定時間
    経過した後に車両用エンジンが停止しているときは前記
    制御信号を消滅させ、車両用エンジンが作動していると
    きは前記制御信号の発信を一定時間継続するよう構成さ
    れており、 前記第2の制御手段は、エンジン停止時より一定時間前
    記第2の送風機に駆動状態とする制御信号を送るよう構
    成されていることを特徴とする車室内空気環境調和装
    置。
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