JPH06227041A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06227041A
JPH06227041A JP5013547A JP1354793A JPH06227041A JP H06227041 A JPH06227041 A JP H06227041A JP 5013547 A JP5013547 A JP 5013547A JP 1354793 A JP1354793 A JP 1354793A JP H06227041 A JPH06227041 A JP H06227041A
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JP
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image
data
pixel data
signal
area
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JP5013547A
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Shinichiro Maekawa
真一郎 前川
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の性質に応じた出力画像を形成させる
或いは形成することが可能な画像処理装置を提供する。 【構成】 ホストコンピュータから入力した印刷デー
タに基づく主/副走査とも300dpiのイメージデー
タとして画像メモリ214に展開される。画像メモリ2
14に格納されたイメージデータ中の個々の画素は主走
査方向に4分割された部分画素に分割された状態でプリ
ンタエンジン201に転送される。このとき、300d
piの注目画素が印刷データに含まれる領域指定データ
で示された領域外にある場合には、注目画素とその周辺
の画素群の状態に応じて注目画素を構成する個々の部分
画素の状態を補正する。また、領域内にある場合には、
注目画素の状態を各部分画素にそのまま反映させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置、詳しく
は、入力された印刷データに基づくイメージデータを所
定の画像記録装置に出力する画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタは、その印
字品質及び高速性等の特徴から、コンピュータ等の出力
装置として広く普及しつつある。
【0003】図16に一般的なレーザビームプリンタの
構成を示す。レーザビームプリンタは図示に示すよう
に、ドットデータに基づいて実際に感光ドラム上に印字
を行なうプリンタエンジン部201と、プリンタエンジ
ン部201に接続され、外部ホストコンピュータ203
から送られるコードデータを受け、このコードデータに
基づいてドットデータ(ビットマップデータ)からなる
ページ情報を生成し、プリンタエンジン部201に対し
て順次ドットデータを送信するプリンタコントローラか
らなる。前記ホストコンピュータ203は、アプリケー
ションソフトを有するフロッピーディスク204からプ
ログラムをロードし、前記アプリケーションソフトを起
動し、例えばワードプロセッサとして機能する。
【0004】図17および図18は上記レーザビームプ
リンタのエンジン部201を示す図である。
【0005】同図において、101は記録媒体である用
紙、102は用紙101を保持する用紙カセットであ
る。103は用紙カセット102上に載置された用紙1
01の最上位の用紙1枚のみを分離し、不図示の駆動手
段によって分離した用紙の先端部を給紙ローラ104,
104’の位置まで搬送させる給紙カムで、給紙の度に
間欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙を給紙す
る。
【0006】118は反射型のフォトセンサで、用紙下
セット102の底部に配置された穴部119を通して用
紙101の反射光を検知することにより紙無し検知を行
なう。
【0007】給紙ローラ104,104’は、用紙が給
紙カム103によってローラ部まで搬送されてくると、
用紙101を軽く挿圧しながら回転し、用紙101を搬
送する。用紙101はレジストシャッタ105によって
搬送が停止され、給紙ローラ104,104’は用紙1
01に対してスリップしながら搬送トルクを発生して回
転し続ける。この場合、レジストソレノイド106を駆
動することにより、レジストシャッタ105を上方向へ
解除することによって、用紙101は搬送ローラ10
7,107’まで送られる。レジストシャッタ105の
駆動は、レーザビーム102が感光ドラム111上に結
像することによって形成される画像の送出タイミングと
同期がとられる。なお、121はフォトセンサであり、
レジストシャッタ105の箇所に用紙101があるか否
かを検出する。
【0008】ここで、152は回転多面鏡であり、モー
タ153によって駆動される。レーザドライバ150
は、プリンタコントローラ202から送出されるドット
データに応じて半導体レーザ151を駆動する。
【0009】レーザドライバ150によって駆動された
半導体レーザ151からはレーザビーム120が発生す
るが、回転多面鏡152の一側面によって反射すること
で主走査方向に走査するように振らされる。また、この
レーザビーム120は回転多面鏡152と反射ミラー1
54の間に配置されたf−θレンズ156、反射ミラー
154を介して感光ドラム111の表面上を等速に露光
走査される。また、感光ドラム111は図示の方向に定
速回転しているので、主走査方向の一次元露光が二次元
的になり、結果として二次元の静電潜像が形成される。
【0010】ここで、600ドット/インチの印字密度
で8枚/分(A4版またはレターサイズ)の印字速度を
持った場合の1ドットを記憶するためのレーザの点灯時
間は約135ナノ秒である。
【0011】レーザビーム120の走査開始位置に配置
されたビームディテクタ155は、レーザビーム120
を検出することにより、主走査方向の画像出力時期を決
定するための同期信号(一般にBD信号と呼ばれてい
る)を発生する。
【0012】その後、用紙101は給紙ローラ104,
104’にかわり搬送ローラ107,107’によって
搬送トルクを得て、感光ドラム111部に送られる。感
光ドラム111は不図示のギアユニットを介して不図示
のメインモータによって回転駆動される。帯電器113
により帯電された感光ドラム111の表面は、レーザビ
ーム120の露光によって潜像が形成される。レーザビ
ームが露光した部分の潜像は現像器114によりトナー
像として顕像化された後、転写帯電器115により前記
トナー像を用紙101の紙面上に転写される。なお、1
12はクリーナで用紙101に転写された後のドラムを
クリーニングする。
【0013】トナー像が転写された用紙101は、その
後定着ローラ108,108’によりトナー像が定着さ
れ、排紙ローラ109,109’より排紙トレイ110
の上に排紙される。
【0014】また、116は給紙台であり、用紙カセッ
ト102からの給紙だけでなく、給紙台116から1枚
ずつ手差し給紙することを可能にするものである。手差
しによって給紙台116上の手差し給紙ローラ117部
に給紙された用紙は、手差し給紙ローラ117により軽
く挿圧されて前記給紙ローラ104,104’と同様
に、用紙先端がレジストシャッタ105に達するまで搬
送され、そこでスリップ回動する。その後の搬送シーケ
ンスはカセット給紙の場合と全く同様である。
【0015】なお、定着ローラ108,108’は定着
ヒータ124を収納しており、定着ローラ表面をスリッ
プ接触させるサーミスタ123による温度検出に基づい
て、定着ローラの表面温度を所定温度にコントロールし
て用紙101のトナー像を熱定着する。122はフォト
センサであり、定着ローラ108,108’の位置に用
紙があるか否かを検出する。
【0016】プリンタエンジンは図19に示すようにプ
リンタコントローラとインターフェイス手段で接続さ
れ、コントローラからのプリンタ指令および画像信号を
受けて、プリントシーケンスをおこなうものである。こ
のインターフェイス手段にて送受される信号について以
下に簡単に説明する。
【0017】PPRDY信号は、プリンタコントローラ
に対してプリンタエンジンから送出される信号であっ
て、プリンタエンジンの電源が投入されてプリンタ動作
可能状態であることを知らせる信号である。
【0018】CPRDY信号は、プリンタエンジンに対
してプリンタコントローラから送出される信号であっ
て、プリンタコントローラの電源が投入されてプリンタ
コントローラが動作可能状態であることを知らせる信号
である。
【0019】RDY信号は、プリンタコントローラに対
してプリンタエンジンから送出される信号であって、プ
リンタエンジンが後述するPRNT信号を受ければいつ
でもプリント動作を開始できる状態またはプリント動作
を継続できる状態にあることを示す信号である。
【0020】PRNT信号は、プリンタエンジンに対し
てプリンタコントローラから送出される信号であって、
プリント動作の開始またはプリント動作の継続を指示す
る信号である。
【0021】VSREQ信号は、プリンタコントローラ
に対してプリンタエンジンから送出される信号であっ
て、プリンタエンジンが画像データを受け取ることが可
能な状態にあることを示す信号である。
【0022】VSYNC信号は、プリンタエンジンに対
してプリンタコントローラから送出される信号であっ
て、副走査方向に対して画像データの送出タイミング同
期をとる為の信号である。
【0023】BD信号は、プリンタコントローラに対し
てプリンタエンジンから送出される信号であって、主走
査方向に対して画像データの送出タイミング同期を取る
ための信号である。
【0024】VDO信号は、プリンタエンジンに対して
プリンタコントローラから送出される信号であって、印
字する画像データを送信するための信号である。本信号
は、後述するVCLK信号に同期して送出される。プリ
ンタエンジンは、VDO信号が“真(論理レベル
“1”)”の場合に黒画素、また“偽(論理レベル
“0”)”の場合に白画素として印字する。
【0025】SC信号は、プリンタエンジンに対してプ
リンタコントローラから送出される信号である「コマン
ド」及びプリンタコントローラに対してプリンタエンジ
ンから送出される信号である「ステータス」を双方向に
送受信する双方向シリアル信号である。「コマンド」、
「ステータス」は8ビットからなるシリアル信号であ
る。
【0026】SCLK信号は、プリンタエンジンが「コ
マンド」を取り込むための、あるいはプリンタコントロ
ーラが「ステータス」を取り込むための同期パルス信号
である。
【0027】CBSY信号は、プリンタコントローラが
「コマンド」を送信するのに先立ち、SC信号及びSC
LK信号を占有するための信号である。
【0028】SBSY信号は、プリンタエンジンが「ス
テータス」を送信するのに先立ち、SC信号及びSCL
K信号を占有するための信号である。
【0029】以上のような、プリンタエンジン201と
プリンタコントローラ202間のインターフェイスにつ
いて説明する。
【0030】プリンタエンジン201の電源スイッチが
投入され、かつプリンタコントローラ202の電源スイ
ッチが投入されたとき、プリンタエンジン201は、プ
リンタエンジン201の内部の状態を初期化した後、プ
リンタコントローラ202に対するPPRDY信号を
「真」にする。
【0031】一方、プリンタコントローラ202も、同
様にプリンタコントローラ202内部の状態を初期化し
た後、CPRDY信号を「真」にする。これによって、
プリンタエンジン201とプリンタコントローラ202
は互いの電源が投入されたことを確認する。
【0032】その後、プリンタエンジン201は定着ロ
ーラ108,108’内部に収納された定着ヒータ12
4に通電し、定着ローラの表面温度が定着可能な温度に
達するとRDY信号を「真」にする。プリンタコントロ
ーラ202はRDY信号が「真」であることを確認した
後、印字すべきデータがある場合に、プリンタエンジン
201に対してPRNT信号を「真」にする。プリンタ
エンジン201はPRNT信号が「真」であることを確
認すると、感光ドラム表面の電位を一定にイニシャライ
ズ(帯電)すると同時に、用紙先端部をレジストシャッ
タ105の位置まで搬送する。しかる後に、プリンタエ
ンジン201がVDO信号を受け入れ可能な状態になる
と、VSREQ信号を「真」にする。
【0033】プリンタコントローラ202はVSREQ
信号が「真」であることを確認した後、VSYNC信号
を「真」にすると同時にBD信号に同期してVDO信号
を順次画信号(VIDEO信号)をVDO信号として送
出する。
【0034】プリンタエンジン201は、VSYNC信
号が「真」になったことを確認すると、これに同期して
レジストソレノイド106を駆動してレジストシャッタ
105を解除する。これにより、用紙101は感光ドラ
ム111に搬送される。さらに、VDO信号に応じて、
画像を黒に印字するときにはレーザビームを点灯させ、
画像を白に印字するときはレーザビームを消灯させるこ
とにより、感光ドラム111上に潜像を形成し、次に現
像器114で潜像にトナーを付着させて現像し、トナー
像を形成する。次に転写帯電器115によりドラム上の
トナー像を用紙101上に転写し、定着ローラ108,
108’によって定着した後に排紙とれに排紙する。
【0035】図19は、プリンタコントローラ202の
構成を示すブロック図である。同図において、214は
1頁分のビットマップデータ(画像データ)を格納する
画像メモリ、215は画像メモリ214のアドレスを発
生するアドレス発生部、216は画像メモリ214から
読み出される画像データ(パラレルデータ)を画信号
(シリアルデータ)VDOに変換するための出力バッフ
ァレジスタ、217は前記BD信号に同期した画像クロ
ック信号VCLKを発生する同期クロック発生回路であ
る。
【0036】218はコントローラ全体の制御を司るC
PU、219はプリンタエンジン201との信号の入出
力部であるプリンタインターフェイス、220はパーソ
ナルコンピュータ等のホスト装置との信号の入出力部で
あるホストコンピュータ、221は外部ホスト装置より
送られるコードデータに基づいて実際の印字のためのビ
ットマップデータを発生する画像データ発生部である。
また、222は操作パネルで、オペレータはここを操作
することによってプリンタが有する各種機能やモードを
選択することができる。
【0037】上記の構成において、画像信号VDOを前
記プリンタエンジンに送出するときの動作を説明する。
【0038】まず、プリンタコントローラ202は外部
ホスト装置からのコードデータ8例えば文字コード等)
を受け、これに応じて画像データ発生部221において
画像データ(文字パターン等)を発生させ、画像メモリ
214に格納する。画像メモリ214に用紙1ページ分
の画像データの準備ができると、プリンタエンジン20
1に対して印字要求信号PRNTを送出する。
【0039】プリンタエンジン201はこのPRNT信
号を受け取ると印字動作を開始し、垂直同期信号VCY
NCを受け付けることができる状態になった時点でVS
REQ信号をプリンタコントローラ202に送出する。
プリンタコントローラ202はVSREQ信号を受け取
ると、垂直同期信号VSYNCをプリンタエンジン20
1に送出すると共に、副走査方向の所定の位置から印字
が行なわれるようにするために、前記VSYNC信号か
らの位置のカウントが終了するとアドレス発生部215
に画像メモリ214に格納されている画像データの先頭
アドレスから、順次アドレスを発生するように制御し、
画像データを読み出しを行う。読み出された画像データ
は主走査方向1ライン毎に出力バッファレジスタ216
に入力される。出力バッファレジスタ216では主走査
方向の所定の位置から印字が行なわれるようにするため
に、各印字ライン毎に前記BD信号が入力してから画像
クロック信号VCLK信号に同期した画像信号VDOと
してプリンタエンジン201に送出する。そしてプリン
タエンジン201で前述の画像形成動作が行なわれる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
印字出力の高精細化が求められており、レーザビームプ
リンタにおいても例外ではない。そこで、レーザビーム
プリンタを高解像度化することが考えられるが、これで
はイメージデータを格納するためのメモリ量が膨大にな
る。
【0041】一方で、特開平2−60764号に開示さ
れているように、コントローラで生成した300dpi
の画像データをデータ補間することにより、主走査,副
走査方向共に600dpiのスムーズ化したデータに変
換して600dpiのプリンタエンジンにて印字するも
のが提案されている。
【0042】しかしながら、かかる処理は文字や線画等
の単純な2値画像に対しては非常に有効ではあるが、印
刷しようとしている画像が写真等の画像であってディザ
処理や誤差拡散法等によって2値化された画像に対して
は、かえって画質が劣化してしまうという欠点がった。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
鑑みなされたものであり、画像の性質に応じた出力画像
を形成させる或いは形成することが可能な画像処理装置
を提供しようとするものである。
【0044】この課題を解決するため本発明の画像処理
装置は例えば以下の構成を備える。すなわち、入力した
印刷データに基づくイメージデータを所定の画像出力装
置に出力する画像処理装置において、前記イメージデー
タ中の注目画素データとその周辺の画素データ群に基づ
いて、当該注目画素データを更に分割した所定数の分割
画素データを作成する分割画素データ作成手段と、該分
割画素データ作成手段で作成された分割画素データを前
記画像出力装置に出力する第1の出力手段と、注目画素
データの状態そのままを前記所定数の分割画素データに
反映させて前記画像出力装置に出力する第2の出力手段
と、入力した印刷データ中に含まれる領域指定データに
基づき、当該領域指定データで示される前記イメージデ
ータ中の領域内外で前記第1の出力手段と前記第2の出
力手段とを切り替える切り替え手段とを備える。
【0045】
【作用】かかる本発明の構成に置いて、印刷データ中に
含まれる領域指定データに基づく、領域の内外で、スム
ージングを行う第1の出力手段と非スムージングを行う
第2の出力手段とを切り替える。
【0046】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0047】実施例では、600dpiの解像度を有す
るレーザビームプリンタの場合について説明する。な
お、以下電気信号の論理レベルをHigh/Lowで表
すこととする。
【0048】図1は実施例におけるレーザビームプリン
タのブロック図である。同図に示すように、プリンタコ
ントローラ202とプリンタエンジン201の間には信
号回路205及び水晶発振器206が設けられている。
【0049】信号処理回路205ではプリンタコントロ
ーラ202から600dpiの画像信号VDOを転送ク
ロックVCLKによって受け、これを主走査方向の密度
が2400dpi、副走査方向の密度が600dpiの
スムーズ化した画像信号SVDOに変換してプリンタエ
ンジン201の送出する処理を行なう。バスライン22
5は、従来例に記した信号のうちPPRDY,CPRD
Y,RDY,PRNT,VSREQ,VSYBV,S
C,SLCK,CBSY,SBSYで構成される。
【0050】プリンタエンジン201は、従来例と同様
の構成と動作であるため、ここでの説明は省略する。
【0051】先ず、実施例のプリンタコントローラ20
2の構成と動作を説明する。
【0052】図1において、223はスムージング制御
部であり、信号処理回路205から送出される水平同期
信号BDと転送クロックVCLK及びプリンタエンジン
201から送出される垂直同期信号VSYNCを入力す
ると共に、CPU218からデータバス及びアドレスバ
スを介しての制御の下で、信号処理回路205に対して
スムージング処理の有無を指定する1ビットのSON信
号を送出する(尚、信号処理回路内でのSON信号の取
り扱いについては後述する)。また図1において、図番
が同一な部分に関しては全て従来例と同様な名称と機能
を有するため説明を省略する。
【0053】図2は、スムージング制御部223の構成
を示すブロック図であり、図4はそのタイミングチャー
トである。図2において、25及び26は入力DをHi
ghに固定することによって、セットリセット回路とし
して使用するフリップフロプ回路である。21及び22
はアドレスデコーダであり、CPUから出力されるI/
O指定アドレスが該当アドレスである場合、データバス
からの1ビット信号をそれぞれ23,24のAND論理
回路により有効にする。このデータバスからの信号は、
それぞれフリップフロプ回路25,26のリセットに入
力される。
【0054】一方、フリップフロプ回路25,26に
は、それぞれ水平同期信号BD,垂直同期信号VSYN
Cが入力され、セットされる。21は転送クロックVC
LKをカウントするVCLKカウンタであり、22は水
平同期信号BD8をカウントするBDカウンタである。
【0055】本実施例では両カウンタとも16ビットカ
ウンタ(0〜65526)とし、リセット入力の立ち上
がりでカウントスタートし、同入力の立ち下がりでカウ
ントストップ及びカウンタリセットする。フリップフロ
プ回路25の出力はVCLKカウンタ21のリセット入
力、またフリップフロプ回路26の出力はBDカウンタ
22のリセット入力となる。すなわち、VCLKカウン
タ21は水平同期信号BDの立ち上がりをトリガとして
各走査ライン毎のVCLK数をカウントスタートし、有
効印字領域と次のBD信号の間の所定のタイミングでC
PUによってカウントストップされる。同様にBDカウ
ンタ22は各ページ毎の走査ライン数を垂直同期信号V
SYNCの立ち上がりをトリガとしてカウントスタート
し、有効印字領域と次のVSYNC信号の間の所定のタ
イミングでCPUによってカウントストップされる。
【0056】25は領域監視回路であり、CPUから出
力されるスムージングOFF領域の座標(矩形領域の左
上隅位置と右下隅の位置)をデータバス、アドレスバス
を介してラッチし、またVCLKカウンタ21の出力1
6ビット及びBDカウンタ22の出力16ビットを入力
して、注目している画素信号の位置がスムージング領域
にあるのか否かを示すスムージング処理指定信号SON
を出力する。以上すべて図4を参照のこととする。
【0057】図3は、領域監視回路29の構成を示すブ
ロック図である。同図において、35〜38は16ビッ
トレジスタである。31〜34はアドレスデコーダであ
り、CPUから出力されるI/O指定アドレスが該当ア
ドレスである場合、それぞれレジスタ35〜38へのラ
ッチパルスを出力する。すなわちレジスタ35〜38の
セレクト信号も兼ねている。レジスタ35〜38は前述
のラッチパルス(図中のCPULX1,CPULX2,
CPULY1,CPULY2)をトリガとして、データ
バス上のデータをラッチする。
【0058】39〜42は、一致検出回路であり、EX
OR論理によって構成されている。それぞれ、レジスタ
に保持された値とVCLKカウンタ21,BDカウンタ
22の値を比較し、一致した場合1パルス発生する。4
3及び44はセット−リセット回路であり、セットに1
パルス入力があると、出力QをHighに保持し、リセ
ットに1パルス入力があると出力QをLowに保持す
る。45はAND論理回路である。
【0059】上記構成においてプリンタコントローラ2
02が、スムージング処理指定信号SONを前記信号処
理部205に送出するときの動作を以下に説明する。
【0060】不図示のホストコンピュータは従来例同様
に、例えばページ編集ソフトウェアをアプリケーション
ソフトとして、ページ編集機として機能するものとす
る。
【0061】図5に示すように、スムージング処理を行
なわない領域を設けたいときホストコンピュータは、動
作中のアプリケーションによってページ毎にその印字位
置開始前にスムージング無し領域(長方形)の2点を、
当該サイズの用紙左上を原点とした座標系上の座標(X
1’,Y1’),(y1’,y2’)としてプリンタコ
ントローラ202に送出する。スムージング無し領域は
例えば写真画像領域である。CPU218は、この領域
指定がホストコンピュータから指定されると、まずその
座標を図5に示したXoffset及びYoffset
を用い、 X1=X1’+Xoffset,Y1=Y1’+Yof
fset X2=X2’+Xoffset,Y2=Y2’+Yof
fset の式によって、垂直同期信号VSYNCからのライン数
と水平同期信号BDからのドット数による座標系上の座
標(X1,Y1),(X2,Y2)に変換し、スムージ
ング制御部223にCPUバスプロトコルに従って順番
に格納する。すなわち、座標値X1,X2,Y1,Y2
はそれぞれ35,36,37,38に1バスサイクル毎
にラッチされる。ただし、Xoffset及びYoff
setは、CPUの管理によってCPUの管理する不図
示のデータRAMあるいはROM上にあるものとする。
【0062】スムージング制御部は、従来例同様の手順
を経てプリンタエンジン201に送出される垂直同期信
号VSYNCをI/F回路219から取り込みBDカウ
ンタ28のリセットとし、信号処理回路205より送出
されてくる水平同期信号BDをI/F回路219を介し
て取り込みVCKLカウンタ27のリセットとする。V
CLKカウンタ27及びBDカウンタ28の出力16ビ
ットは領域監視回路223に入力される。VCLKカウ
ンタ27の出力は、レジスタ35及びレジスタ36と比
較され一致するとそれぞれセットリセット回路43のセ
ット、リセットに1パルス入力される。すなわち、セッ
トリセット回路43の出力Qは、図5において主走査方
向にX1の位置においてハイレベルとなり、X2の位置
においてロウレベルとなる。
【0063】一方、BDカウンタ28の出力は、レジス
タ37及びレジスタ38と比較され一致するとそれぞれ
セットリセット回路44のセット、リセットに1パルス
入力される。すなわち、セットリセット回路44の出力
Qは、図5において副走査方向にY1の位置においてハ
イレベルとなり、Y2の位置においてロウレベルとな
る。セットリセット回路43及び44の出力は、AND
論理回路45によってANDをとられてNOT論理回路
を通って信号反転しSON信号となる。つまり、図5に
於るスムージングOFF領域においてSON信号はロウ
レベルとなり「スムージング無し」指定となる。
【0064】以上のように、プリンタコントローラ20
2は信号処理回路205に対して600dpiの密度の
画像信号VDO及びスムージング処理指定信号SONを
送出する。以上すべて図4を参照のこととする。
【0065】次に実施例における信号処理回路205の
ブロック構成を図6に示し、以下その構成及び動作を説
明する。
【0066】同図において、1〜8はプリンタコントロ
ーラ202からの画像信号を記憶するラインメモリ(1
ライン分のシフトレジスタ)であり、それぞれ600d
piの画像信号を主走査1ライン分記憶可能な容量を有
する(全部で8ライン分)。10はラインメモリ1〜8
の書き込みや読み出しの制御を行なうメモリ制御回路で
ある。12は9×9ビットのシフトレジスタで、プリン
タコントローラ202からの画信号及び各ラインメモリ
1〜8からの画信号をクロックが入力する毎にシフトし
ながら出力する。11は補間回路で、プリンタコントロ
ーラ202からの画像信号を、主走査2400×副走査
600dpiの信号に変換する機能を有する。
【0067】13はパラレル−シリアル変換回路で、補
間回路11からのパラレル4ビットの出力をシリアル信
号に変換して出力する。14は分周回路で、水晶発振器
206からのクロック信号CLKを各主走査毎にプリン
タエンジン201からの水平同期信号EBDに同期して
分周し、分周比1/2,1/8のクロック信号を出力す
る。1/8に分周されクロックはプリンタコントローラ
に供給され、1/2に分周されたクロックは本信号処理
回路のパラレルシリアル変換回路13等に供給される。
換言すれば、パラレルシリアル変換回路13には、プリ
ンタコントローラ202からの画素クロックの4倍の周
波数のクロックが供給される。これによって、プリンタ
コントローラ202から送られてきた600dpiに相
当する主走査方向の画信号を2400dpiに変換する
ことを可能にしている。
【0068】次に信号処理回路205の動作説明をす
る。
【0069】プリンタコントローラ202に対する水平
同期信号BDとして、プリンタエンジン201からの水
平同期信号EBDがそのまま送出される。プリンタコン
トローラ202は水平同期信号BDが入力する毎に、信
号処理回路205から送られる画像クロック信号VCL
Kに同期して主走査1ライン分のVDO信号を送出す
る。このVCLK信号は水晶発振器206の出力CLK
を分周回路22においてEBD信号に同期して1/8に
分周した信号である。信号処理回路205に入力した第
1ライン目のVDO信号はシフトレジスタ12の第1ビ
ットに入力されると共にラインメモリLM1に書き込ま
れる。次の主走査においては、第2ライン目のVDO信
号の入力と同時にラインメモリLM1に格納されていた
第1ライン目の同じ位置のVDO信号が読み出され、そ
れぞれシフトレジスタ12の第1ビット及び第2ビット
に入力される。一方、入力した第2ライン目のVDO信
号はラインメモリLM1に、またラインメモリLM1よ
り前記読みだされた信号はラインメモリLM2の同じア
ドレスに書き込まれる。
【0070】このように各ライン毎に入力するVDO信
号はLM1→LM2→…→LM8とシフトしながら書き
込みと読み出しが行なわれていく。従って、各ラインメ
モリLM1〜LM8には連続する8ライン分のVDO信
号が格納されていることになる。上記ラインメモリには
例えばスタティックRAMを使用することができる。上
記ラインメモリLM1〜LM8の出力及びプリンタコン
トローラ202からのVDO信号はシフトレジスタ12
に入力され、シフトレジスタ12からは主走査9ドット
×副走査9ラインの計81ドット分の画信号が前記VC
LK信号によってシフトしながら出力される。これら8
1ドット分の画像信号は補間論理回路11に入力され
る。
【0071】補間論理回路11では図7及び図8に示す
ように、注目画素Mの周辺の画素の画像信号を参照し
て、注目画素Mの主走査方向に更に4分割した部分画素
(600dpi×4=2400dpiに相当)の信号M
a,Mb,Mc,Mdを生成する。この信号Ma,M
b,Mc,Mdはスムーズ化された信号である。
【0072】上記生成(変換)処理はシフトレジスタ1
2の出力データを予め定められている複数のドットパタ
ーンと比較することにより行なわれる。前記ドットパタ
ーンは前記注目画素Mの特徴を抽出するもので、例えば
図9Aの様にほぼ縦方向な傾斜エッジにある場合、注目
画素Mは縦(副走査方向)に近い斜線の一部であると見
なし、図示のデータに変換する。
【0073】また、図9Bの様な場合は注目画素Mは横
(主走査方向)に近い斜線の一部であると見なし、図示
のデータに変換する。ただし、図9A,Bにおいて●は
黒ドット,○は白ドット、参照領域内の他の部分は黒,
白どちらでもよいことを示している。
【0074】注目画素Mのデータはこのような多数のド
ットパターンと比較されて決定される。画像信号を変換
するアルゴリズムは縦に近い斜線と、横に近い斜線とで
は異なり、前記縦に近い斜線においては隣接する画素と
の段差が少なくなるように2400dpi単位でドット
を付加または削除するような変換を行う。一方、前記横
に近い斜線においては段差を形成する画素の近傍に24
00dpi単位の小ドットを濃度として付加するように
する。前記小ドットを濃度として付加することにより、
電子写真の特性上、印字された画像は前記段差の部分が
ボケて滑らかになり、スムージング効果が得られる。
【0075】以上のようにして決定された信号Ma〜M
dはパラレル−シリアル変換回路13にてシリアル信号
に変換され、画像信号SVDOとしてプリンタエンジン
201に送出される。パラレルシリアル変換回路13に
供給されるクロックはプリンタコントローラに供給され
るクロックの4倍に周波数を有するものであるから、1
つのVDO信号の入力に対して4つの部分画素信号M
a,Mb,Mc,Mdが4倍の密度(=2400dp
i)で出力されることになるわけである。
【0076】ただし、プリンタコントローラ202から
スムージング処理指定信号SONにより「スムージング
処理なし」が指定された場合は主走査,副走査共に60
0dpiのVDO信号がSVDO信号としてそのままプ
リンタエンジン201に送出される。補間論理回路11
はスムージング処理指定信号SONによって、非スムー
ジング領域である旨の信号を入力されている間は、注目
している画素Mの論理レベルをそのまま4回続けてM
a,Mb,Mc,Mdとして出力すれば良い。
【0077】尚、上記処理を行うため、プリンタコント
ローラ202からのVDO信号は実際に印字されるまで
に主走査に5ドット、副走査に4ライン分遅れることに
なる。従って、プリンタコントローラ202はこの遅れ
分を加味したタイミングでVDO信号を出力する必要が
ある。
【0078】プリンタコントローラ202からのVDO
信号を主走査第1ラインより順にL1,L2,…とした
時の上記信号のタイミング図を図10に示す。同図にお
いて、ラインメモリLM1〜LM8についてはメモリか
ら読みだされる信号を示している。プリンタエンジン2
01では、前記SVDO信号に基づいてレーザを変調
し、前述の画像形成動作を行なう。
【0079】以上のような処理の結果、印字される画像
例を図11及び図12に模式的に示す。同図において、
1101及び1201はプリンタコントローラ202か
ら送られる600dpiの原データ、1102及び12
02は信号処理回路205によって変換されたデータ、
1103及び1203は信号処理回路205に示すデー
タによって実際に印字される画像を示している。また、
格子の1マスは600dpi単位である。このように、
画像信号の主走査方向の密度を4倍にすることによっ
て、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0080】以上説明したとおり、ホストコンピュータ
等の外部機器から、1ページ中のスムージング補間を行
なう領域を指定することによって、スムージング補間を
最適な場所のみに動作させることを可能せしめた。
【0081】上記説明では、プリンタコントローラから
の画像信号の密度が600dpiである場合について説
明したが、これに限定されるものではないし、主走査方
向に4倍に解像度を上げる例を説明したが、半導体レー
ザの応答速度等が許せば、それ以上にしても良いのは勿
論である。
【0082】また、上記実施例において、ホストコンピ
ュータがスムージングを行う領域ではなく、行わない領
域を指定する理由は、通常の印刷対象は文章や線画等が
殆どであって、デフォルトで全領域をスムージング対象
とするためである。但し、この論理は逆であっても良い
のは勿論である。
【0083】また、スムージング制御部223内の領域
監視回路29は1ページ印刷する毎にその内容がリセッ
トされるが、同じページを複数枚数印刷する指示を受け
ている場合にはその部数分の印刷が終了するまで保持さ
れる。これは、次に説明する第2の実施例でも同様であ
る。
【0084】<第2の実施例の説明>第2の実施例を以
下に説明する。本第2の実施例での全体構成図は、上記
第1の実施例における全体構成図である図1において、
スムージング制御部223に変更を加えたものである
(スムージング制御部223’)。同図において、プリ
ンタエンジン201及び信号処理回路205は第1の実
施例と同様の構成と動作となる。
【0085】本第2の実施例の特徴は、1ページ中に複
数のスムージングを行わない領域を指定可にすると共
に、それぞれが互いにオーバーラップされることを許容
するものである。
【0086】図13は本実施例のスムージング制御部の
ブロック図である。同図において、図番が同一な部分に
関しては全て第1の実施例と同様な名称と機能を有する
ため説明を省略する。
【0087】図13において、フリップフロプ回路2
5,26、アドレスデコーダ21,22、AND回路2
3,24、VCLKカウンタ21、BDカウンタ22は
全て第1の実施例と同様の動作を行なう。
【0088】135〜138はAND回路であり、16
本の入力それぞれが1ビット入力とANDをとられて1
6ビットを出力する。139〜142は領域監視回路で
あり。その内部構成は第1の実施例と同様に図3に示す
通りである。131〜134はアドレスデコーダであ
り、CPUから出力されるI/O指定アドレスが該当ア
ドレスである場合1ビットの出力をHighとする。1
43は4入力のOR回路である。
【0089】例えば、アドレスデコーダ131に前記ア
ドレスデコーダに該当する所定のアドレスが入力される
と前記アドレスデコーダから1ビットの出力がHigh
となり、AND回路135によって、領域監視回路13
9へ入力されるデータバスが有効となる。このようにし
て、CPUから領域監視回路139に対してのみのI/
Oアクセスが可能となる。領域監視回路140〜142
も同様である。
【0090】上記構成においてプリンタコントローラ2
02が、スムージング処理指定信号SONを前記信号処
理部205に送出するときの動作を説明する。
【0091】不図示のホストコンピュータは第1の実施
例同様に、例えばページ編集ソフトウェアをアプリケー
ションソフトとして、ページ編集機として機能する。図
14に示すように、スムージング処理を行なわない領域
を2箇所設けたいときホストコンピュータは、動作中の
アプリケーションによってページ毎にその印字位置開始
前にスムージング領域(長方形)の2点を、当該サイズ
の用紙の左上を原点とした座標系上の座標(X1’,Y
11’),(X12’,Y12’),(X21’,Y2
1’),(X22’,Y22’)として2箇所分プリン
タコントローラ202に送出する。尚、これら領域外の
スムージングする領域は例えば文字や線画等の2値画像
の含まれる領域である。
【0092】CPUは、この領域指定がホストコンピュ
ータから指定されると、まずその座標を第1の実施例と
同様の式によって、垂直同期信号VSYNCからのライ
ン数と水平同期信号BDからのドット数による座標系上
の座標(X11,Y11),(X12,Y12),(X
21,Y21),(X22,Y22)に変換し、スムー
ジング制御部223’にCPUバスプロトコルに従って
順番に格納する。すなわち、座標値X1,X12,Y1
1,Y12は領域監視回路139に1バスサイクル毎に
ラッチされ、X21,Y22,Y21,Y22は領域監
視回路139に1バスサイクル毎にラッチされる。それ
ぞれ内部でのデータ保持は、第一の実施例と同様であ
る。
【0093】スムージング制御部223’は、第1の実
施例同様の手順を経て領域監視回路139〜142にV
CLKカウンタ27の出力16ビット及びBDカウンタ
28の出力16ビットを入力する。即ち、領域監視回路
139においてはスムージングOFF領域1に対するS
ON信号が出力され、領域監視回路140においてはス
ムージングOFF領域2に対するSON信号が出力され
る。両信号共、OR回路143に入力されるため、図1
4の2つの重なり合う領域において、スムージングもO
FFとなる。
【0094】以上のように、プリンタコントローラ20
2は信号処理回路205に対して600dpiの密度の
画像信号VDO及びスムージング処理指定信号SONを
送出する。本実施例における構成では、最大4箇所のス
ムージングON領域を指定可能である。
【0095】なお、本実施例と同様の方法を用いて、領
域監視回路の数を増やすことによって指定可能なスムー
ジングON領域を多数設けることは容易である。
【0096】図15は「A」と言う文字と、その一部の
拡大図である。同図に示すように、斜線部のエッジにお
いては輪郭部に沿った微小なスムージングON領域を段
階状に配置し、直線部のエッジにおいては輪郭部に沿っ
た長方形のスムージングON領域(N×Mドットの固定
サイズ領域、但し、その位置は任意)を配置することに
よって必要最小限のスムージングON領域によってきめ
細かいスムージング制御が可能となる。領域は2つの座
標ではなく、1つの座標のみで済むので装置構成は簡単
にできる。また、このように構成することによって、1
ドット毎にスムージングON/OFFを示す1ビットを
付加するよりも、小容量の画像メモリで構成可能であ
る。但し、メモリが許せば、1ドット単位に設定できる
ようにしても良い。
【0097】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。例えば、ホストコンピュータは600dp
iを意識した印刷データを出力し、プリンタとして24
00dpiの解像度を持ったプリンタを接続する場合に
は、それらの間に介在する装置であっても良いわけであ
り、場合によってはホストコンピュータ内に設けても構
わない。従って、本発明はシステム或は装置にプログラ
ムを供給することによって達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
【0098】また、印刷方式もレーザビームプリンタに
限るものではなく、LEDプリンタや、インクジェット
プリンタ等、様々なプリンタに適応できることことは当
業者であれば容易に推察されよう。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像の性質に応じた出力画像を形成させる或いは形成する
ことが可能になる。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるレーザビームプリンタの制御系
の構成を示す図である。
【図2】第1の実施例におけるスムージング制御部の構
成を示す図である。
【図3】図2における領域監視回路の構成を示す図であ
る。
【図4】図2及び図3における動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図5】第1の実施例におけるスムージングOFF領域
を説明するための図である。
【図6】図1における信号処理回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6における補間回路で参照される領域を示す
図である。
【図8】注目画素Mにおける密度変換処理を説明するた
めの図である。
【図9A】スムージング処理の一例を説明するための図
である。
【図9B】スムージング処理の一例を説明するための図
である。
【図10】図6に示した信号処理回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図11】スムージング処理された印字結果例を示す図
である。
【図12】スムージング処理された印字結果例を示す図
である。
【図13】第2の実施例におけるスムージング制御部の
構成を示すブロック図である。
【図14】第2の実施例におけるスムージングOFF領
域を説明するための図である。
【図15】第2の実施例の応用例を説明するための図で
ある。
【図16】一般的なレーザビームプリンタ付近の構成を
示すブロック図である。
【図17】レーザビームプリンタの機械的構成を示す図
である。
【図18】レーザビームプリンタの構成を模式的に示す
図である。
【図19】先行技術のレーザビームプリンタの電気的構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
29 領域監視回路 201 プリンタエンジン 202 プリンタコントローラ 205 信号処理回路 206 水晶発振器 223 スムージング制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した印刷データに基づくイメージデ
    ータを所定の画像出力装置に出力する画像処理装置にお
    いて、 前記イメージデータ中の注目画素データとその周辺の画
    素データ群に基づいて、当該注目画素データを更に分割
    した所定数の分割画素データを作成する分割画素データ
    作成手段と、 該分割画素データ作成手段で作成された分割画素データ
    を前記画像出力装置に出力する第1の出力手段と、 注目画素データの状態そのままを前記所定数の分割画素
    データに反映させて前記画像出力装置に出力する第2の
    出力手段と、 入力した印刷データ中に含まれる領域指定データに基づ
    き、当該領域指定データで示される前記イメージデータ
    中の領域内外で前記第1の出力手段と前記第2の出力手
    段とを切り替える切り替え手段とを備えることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記切り替え手段は、前記領域内におい
    ては前記第2の出力手段に切り替え、領域外では前記第
    1の出力手段に切り替えることを特徴とする請求項第1
    項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力した印刷データに基づくイメージデ
    ータを所定の画像出力装置に出力する画像処理装置にお
    いて、 前記イメージデータ中の注目画素データとその周辺の画
    素データ群に基づいて、当該注目画素データを更に分割
    した所定数の分割画素データを作成する分割画素データ
    作成手段と、 該分割画素データ作成手段で作成された分割画素データ
    を前記画像出力装置に出力する第1の出力手段と、 注目画素データの状態そのままを前記所定数の分割画素
    データに反映させて前記画像出力装置に出力する第2の
    出力手段と、 入力した印刷データ中に含まれる複数の領域指定データ
    で示される全領域の内外で前記第1の出力手段と前記第
    2の出力手段とを切り替える切り替え手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段は、指定された全領域
    内においては前記第2の出力手段に切り替え、指定され
    た全領域外では前記第1の出力手段に切り替えることを
    特徴とする請求項第3項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 入力した印刷データに基づくイメージデ
    ータの可視画像を所定の記録媒体上に形成する画像処理
    装置において、 前記イメージデータ中の注目画素データとその周辺の画
    素データ群に基づいて、当該注目画素データを更に分割
    した所定数の分割画素データを作成する分割画素データ
    作成手段と、 該分割画素データ作成手段で作成された分割画素データ
    の状態で可視画像を形成する第1の画像形成手段と、 注目画素データの状態そのままを前記所定数の分割画素
    データに反映させ、当該分割画素データの状態で可視画
    像を形成する第2の画像形成手段と、 入力した印刷データ中に含まれる領域指定データに基づ
    き、当該領域指定データで示される前記イメージデータ
    中の領域内外で前記第1の画像形成手段と前記第2の画
    像形成手段とを切り替える切り替え手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記切り替え手段は、指定された全領域
    内においては前記第2の画像形成手段に切り替え、指定
    された全領域外では前記第1の画像形成手段に切り替え
    ることを特徴とする請求項第5項に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 入力した印刷データに基づくイメージデ
    ータの可視画像を所定の記録媒体上に形成する画像処理
    装置において、 前記イメージデータ中の注目画素データとその周辺の画
    素データ群に基づいて、当該注目画素データを更に分割
    した所定数の分割画素データを作成する分割画素データ
    作成手段と、 該分割画素データ作成手段で作成された分割画素データ
    の状態で可視画像を形成する第1の画像形成手段と、 注目画素データの状態そのままを前記所定数の分割画素
    データに反映させ、当該分割画素データの状態で可視画
    像を形成する第2の画像形成手段と、 入力した印刷データ中に含まれる複数の領域指定データ
    で示される全領域の内外で前記第1の画像形成手段と前
    記第2の画像形成手段とを切り替える切り替え手段とを
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記切り替え手段は、指定された全領域
    内においては前記第2の画像形成手段に切り替え、指定
    された全領域外では前記第1の画像形成手段に切り替え
    ることを特徴とする請求項第7項に記載の画像処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7057776B2 (en) 2000-03-06 2006-06-06 Nec Corporation Image processing apparatus, image processing method and computer-readable recording medium on which image processing program is recorded
JP2010120329A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Seiko Epson Corp 印刷画像のジャギーを低減する画像処理

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