JPH06226014A - 非円版型ワイヤスリットエレメント - Google Patents

非円版型ワイヤスリットエレメント

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JPH06226014A
JPH06226014A JP1749993A JP1749993A JPH06226014A JP H06226014 A JPH06226014 A JP H06226014A JP 1749993 A JP1749993 A JP 1749993A JP 1749993 A JP1749993 A JP 1749993A JP H06226014 A JPH06226014 A JP H06226014A
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JP
Japan
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circular
planographic
wire
frame plate
slit element
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Application number
JP1749993A
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English (en)
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Michiko Arai
通子 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二軸スクリュなど多軸スクリュを用いて各種
液体の混練,濾過,中心などを行わせるようにした平面
版状で非円形なエレメントの提供。 【構成】 多孔構造を備えた非円形平版状枠板1の片面
に、中心より外周に向かう少なくとも一面を平坦面Pと
した断面同一形状の長尺なワイヤ6の前記平坦面P側を
表側にして隣合うワイヤ6間に微少なスリット孔9を形
成しながら渦巻状に捲装固定して隣り合うワイヤ6の平
坦面Pによる平滑な非円形面を形成して成ることを特徴
とする非円版型ワイヤスリットエレメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、濾過,分離,抽出な
いしノズルなどの多目的用途に供される非円版型ワイヤ
スリットエレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエレメントとして、例えば特開
昭63−264111号が知られる。すなわち、この公
報に開示されている技術は、平面円形に形成された枠板
の片面に沿って、ワイヤを円形の渦巻状に捲回し、隣り
合うワイヤ間に形成される微小間隔をスリット孔として
構成したもので各種濾過,分離,抽出などのエレメント
として用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、円板状の構成を備えているので、一軸のスクリュを
用いた濾過,分離,抽出操作に用いる上できわめて有効
であるが、二軸以上のスクリュを用いた濾過,分離,抽
出操作は非効率であり、現在の多様化した工業技術の要
求に対応できないという課題がある。
【0004】この発明は、叙上の点に着目して成された
もので、ワイヤの内側捲装で得られるエレメントを平面
非円形の非円形構成とし、少なくとも二軸構成のスクリ
ュの使用を可能として、種々の濾過,分離,抽出ないし
はノズルなどの多目的の用途に供されるようにした非円
版型ワイヤレスエレメントを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は多
孔構造を備えた非円形平版状枠板の片面に、中心より外
周に向かう少なくとも一面を平坦面とした断面同一形状
の長尺なワイヤの前記平坦面側を表側にして隣合うワイ
ヤ間に微少なスリット孔を形成しながら渦巻状に捲装固
定して隣り合うワイヤの平坦面による平滑な非円形面を
形成して成ることを特徴とする非円版型ワイヤスリット
エレメントであり、しかも、前記多孔構造の平版状枠板
は、中心部材と環状部材と多数の支枠により形成して成
ることを特徴とすると共に、さらに前記ワイヤの断面形
状を二等辺三角形に形成して非円形平版状枠体に穿った
断面V字形の係止溝と係合させて渦巻状の非円形面を形
成して成ることを特徴とし、その上、多孔構造の非円形
平版状枠板は、縦方向の相対向する側を半円状とし、横
方向の相対向する側を直線状とした繭型断面で形成した
ことを特徴とするに係る。
【0006】
【作用】平版状枠体は非円形であるため、多様化した各
種機器に着装でき、しかも、気体や液体などの被処理流
体は、渦巻状のスリット孔を通して濾過、抽出などの用
途に供せられる。
【0007】さらに、二軸スクリュの端末エレメント機
器として有効に使用され、円形では得られなかった濾過
流量を増大できる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図面と共に説
明する。
【0009】1は表面がフラットな非円形平版状枠板を
示し、中心部材2と、外周に設けられるトラック形状の
環状部材3と、両部材2,3間と装架した複数の支枠4
とより成り、それぞれの部材2,3と支枠4を別部材で
形成しても、部材2,3と支枠4とを一体構造の版状体
より穿孔加工によって一体的に形成しても良い。5は前
記非円形平版状枠板1の中心より外周に向かって形成さ
れる一定ピッチで精度よく刻設した渦巻状で不連続な係
止溝、6は前記係止溝5に沿って係合させながら渦巻状
に捲回されるワイヤを示し、このワイヤ6の両端部を、
環状部材3と中心部材2とに穿設した凹溝7に係合さ
せ、かつ、ビスなどの掛止具8を用いて係止固定するこ
とによりの取り付けることができる。
【0010】ところで、この非円形平版状枠板1は、縦
方向の相対向する側を半円状とし、横方向の相対向する
側を直線状とした繭型断面で形成してある。
【0011】なお、上記ワイヤ6は断面二等辺三角形の
形状を備え、しかも係止溝5は、このワイヤ6の頂部の
形状と一致して、渦巻形状が得られるV字状に穿設され
ると共に、捲回されたワイヤ6の隣り合う表面は同一平
面上に形成されるもので、フラット面Pを形成できる。
【0012】そして、渦巻状に捲装固定されたワイヤ6
の隣り合う周縁間に渦巻状の均等な間隔のスリット孔9
を形成できる。そして、スリット孔9の精度は、ワイヤ
6の加工精度および平版状枠板1への渦巻状の係合溝5
の切削精度によって、まず決定され、さらにワイヤ6の
捲回操作によって最終的に決定される。
【0013】図示の実施例に示す断面二等辺三角形のワ
イヤ6を用いた場合、スリット孔9の幅長は、数ミクロ
ンから数十ミクロンは勿論のこと1ミクロンの以下の大
きさまでの精度が得られている。
【0014】なお、ワイヤ6および非円形平版状枠板1
の素材は、金属は勿論のこと他のプラスチック或はセラ
ミックスなど好みの材料でも実施できる。
【0015】叙上の構成に基づいて作用を説明する。
【0016】図2に示す状態で、渦巻状のワイヤ6のフ
ラット面Pを一次側に向け、外周の環状部材3を利用し
て管路などに固定し所望の被処理流体(液体または気
体)を矢印方向よりスリット孔9に向けて通過させる。
この場合、図1の鎖線で示すような互いに噛合いする二
軸スクリュSを有するエクストルーダの吐出側にこのエ
レメントを配設する。
【0017】露光ないし分離を目的とする被処理流体
は、スリット孔9の幅長の大きさによってその大きさよ
り大きい濾過ないし分離された残渣物は取り除かれ、ス
リット孔9の幅長より小さい粒子を含む流体は、通過し
て所謂、濾過、抽出ないし分離を行うことかできる。
【0018】濾過ないし分離された残渣物は、ワイヤ6
の表面のフラット面P上に堆積されるが、逆方向(二次
側)よりの流体により逆洗またはスクレーパ(図示せ
ず)によって簡単にしかも確実に清拭できるので、好み
の濾過ないし分離を連続に行うことができる。
【0019】つぎに、図4について説明する。この実施
例は、多数の放射状の孔10を穿孔して非円形平版状枠
板1aが形成され、かつワイヤ6の両端は、前記非円形
平版状枠板1aの外周部と中心部に穿った挿込孔11に
係合して曲折し押し込んでカシメ止めに固着してある。
【0020】また、中心部にはビス12による止環体1
3によりワイヤ6の内端部を部分的に固定している。
【0021】以上、この発明について二実施例を説明し
たが、上述の平版状枠板1は、図示しないが支枠4に代
えて多数の孔を開口した平版とか格子状の網板とかスノ
コ状板などを用いても良く、さらに、係止溝5は渦巻状
に捲装されるワイヤ6の断面形状が丸形、楕円形、梯形
などの形状に応じてそれぞれの形状と係合できる溝とし
て形成できることは勿論である。
【0022】また、非円形平版状枠板1と、捲装される
渦巻状のワイヤ6との固定固着手段は、前記実施例の係
止具8をかしめなどによる両端固定に加え、所望の間隔
を置いて多数のビス止めとか、スポット溶着とか、接着
剤による固着など好みの方法を用いることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、非円形渦巻状に捲装
したワイヤによって非円形平版状枠板上にフラットな状
態にスリット孔を形成できるので、所謂線的処理孔とな
って濾過ないし分離などの処理量は著しく大きくできる
と共に、スリット孔自体渦巻状に捲回されたワイヤの隣
り合う間隙によって渦巻状に形成できるので、その幅長
を精度よく決定して高精度の濾過ないし分離操作を行わ
せることができる。
【0024】また、全体がフラットでかつ非円形である
ので、平面繭型とか、平面三角形型など好みの非円形に
形成でき、多様化した各種機器の濾過ないし分離素子と
して広く利用できると共に、二軸スクリュエクストルー
ダの吐出側などに設置でき、液体や気体の散水用、発泡
用などにも広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る非円版型内巻きワイヤスリッ
トエレメントを断面繭型に形成した場合の一部切欠正面
【図2】 同上中心部分の一部拡大断面図
【図3】 同上中心部分のコイルを取り除いた状態の部
分拡大斜面図
【図4】 この発明の他の実施例を示す一部切欠正面図
【符号の説明】
1 表面がフラットな非円形平版状枠板 2 中心部材 3 環状部材 4 支持杆 5 非円形の不連続な係止溝 6 ワイヤ 9 スリット孔 P フラット面
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 39/10 46/40 7446−4D B05B 1/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔構造を備えた非円形平版状枠板の片
    面に、中心より外周に向かう少なくとも一面を平坦面と
    した断面同一形状の長尺なワイヤの前記平坦面側を表側
    にして隣合うワイヤ間に微少なスリット孔を形成しなが
    ら渦巻状に捲装固定して隣り合うワイヤの平坦面による
    平滑な非円形面を形成して成ることを特徴とする非円版
    型ワイヤスリットエレメント。
  2. 【請求項2】 多孔構造の平版状枠板は、中心部材と環
    状部材と多数の支枠により形成して成ることを特徴とす
    る請求項1記載の非円版型ワイヤスリットエレメント。
  3. 【請求項3】 ワイヤの断面形状を二等辺三角形に形成
    して非円形平版状枠体に穿った断面V字形の係止溝と係
    合させて渦巻状の非円形面を形成して成ることを特徴と
    する請求項1記載の非円版型ワイヤスリットエレメン
    ト。
  4. 【請求項4】 多孔構造の非円形平版状枠板は、縦方向
    の相対向する側を半円状とし、横方向の相対向する側を
    直線状とした繭型断面で形成したことを特徴とする請求
    項1または2記載の非円版型ワイヤスリットエレメン
    ト。
JP1749993A 1993-02-04 1993-02-04 非円版型ワイヤスリットエレメント Pending JPH06226014A (ja)

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JP1749993A JPH06226014A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 非円版型ワイヤスリットエレメント

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JPH06226014A true JPH06226014A (ja) 1994-08-16

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JP (1) JPH06226014A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002238A3 (de) * 2001-06-26 2003-08-28 Sartorius Gmbh Wickelmodul zur crossflow-filtration
JP2013510703A (ja) * 2009-11-12 2013-03-28 ノヴォマティック アクツィエンゲゼルシャフト 空気流から空気汚染物質を除去する空気清浄機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002238A3 (de) * 2001-06-26 2003-08-28 Sartorius Gmbh Wickelmodul zur crossflow-filtration
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030304