JPH06225943A - リザ−バ− - Google Patents

リザ−バ−

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JPH06225943A
JPH06225943A JP5018912A JP1891293A JPH06225943A JP H06225943 A JPH06225943 A JP H06225943A JP 5018912 A JP5018912 A JP 5018912A JP 1891293 A JP1891293 A JP 1891293A JP H06225943 A JPH06225943 A JP H06225943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone
reservoir
recess
stopper
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5018912A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Wada
文男 和田
Akira Sato
章 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koken Co Ltd filed Critical Koken Co Ltd
Priority to JP5018912A priority Critical patent/JPH06225943A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】体内に留置し経皮的穿刺にてカテ−テルを介し
て薬剤を投与するリザ−バ−に関し、特に注射針の穿刺
によるシリコ−ン栓の断裂を避けるようにしたリザ−バ
−に関する。 【構成】中央部に凹部を有し、且つ該凹部より外部に連
通しカテ−テルに接続しうるようにしたコネクタ−8を
有する下部フレ−ム1と、前記凹部の上面を覆うシリコ
−ン栓5と該シリコ−ン栓を固定する上部フレ−ム2と
よりなるリザ−バ−において、凹部とシリコ−ン栓との
間に粘着剤層6,7を介在させたことを特徴とするリザ
−バ−である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体内に留置し経皮的穿刺
にてカテ−テルを介して薬剤を投与するリザ−バ−に関
する。
【0002】
【従来の技術】リザ−バ−は体内に留置し、経皮的に穿
刺にてカテ−テルを介して例えば静脈や動脈内に薬剤を
投与する装置として近年利用されるようになってきた。
【0003】従来より使用されているリザ−バ−を図2
に示す。図2において、リザ−バ−Aは体腔内或は血管
内に留置されたカテ−テルCに接続して皮膚Bの下に埋
め込まれており、薬剤はリザ−バ−の天井部のシリコ−
ン栓5に注射器Dによって経皮的に穿刺することによっ
て注入されている。そして、薬剤はリザ−バ−Aに接続
されているカテ−テルCを介して目的部位に到達するよ
うにされている。
【0004】しかし、このような構造を有するリザ−バ
−においては、薬剤を注入するたびに天井部のシリコ−
ン栓に注射針が穿刺され、その結果、シリコ−ン部分は
針先による断裂のために次第にシリコ−ン部分は注射針
の穿刺に耐えられないようになるという欠点があった。
【0005】この点を改良するため種々の工夫が施され
ており、例えばシリコ−ン栓の外周にチタン製リングを
嵌め込みシリコ−ン部分を周囲よりかしめることによっ
て穿刺孔を閉塞させたり、或は薬剤を注入する針先の形
状を例えばHuber point needlとし針
先による喰いを無くすようにしている。しかしながらこ
のような方法では未だ十分とは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の点
を改良し、更に注射針の穿刺に耐えられるように種々検
討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は
注射針の穿刺によるシリコ−ン栓の断裂を避けるように
したリザ−バ−を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、中央部
に凹部を有し、且つ該凹部より外部に連通しカテ−テル
に接続しうるようにしたコネクタ−を有する下部フレ−
ムと、前記凹部の上面を覆うシリコ−ン栓と該シリコ−
ン栓を上部より固定する上部フレ−ムとよりなるリザ−
バ−において、前記凹部とシリコ−ン栓との間に粘着剤
層を介在させたことを特徴とするリザ−バ−である。
【0008】すなわち、本発明においては凹部上のシリ
コ−ン栓と凹部との間に粘着剤層を介在させたことによ
って針がシリコ−ン栓を穿刺して凹部に薬剤を注入後、
針を引き抜いたとき粘着層の収縮によって針の穴は封鎖
され、その結果注射針によるダメ−ジをカバ−し、針を
引き抜いたとき粘着剤によって針穴を封鎖しうるように
したのである。
【0009】本発明にかかるリザ−バ−を図面をもって
説明する。図1はリザ−バ−の断面図である。図1にお
いて、下部フレ−ム1の中央部には凹部Aが設けられ、
該凹部の底面にはチタンプレ−ト4がはめこんである。
凹部Aの側壁3にはカテ−テルに接合できるようにコネ
クタ−8が設けられている。凹部Aの頂面には粘着剤層
6及び7を介してシリコ−ン栓5で覆ってある。該シリ
コ−ン栓5は上部フレ−ム2内に挿入して一体として蓋
体とし、これを下部フレ−ム1の凹部Aの上面に嵌めこ
み凹部Aを閉鎖し、且つ、その周囲に金属リング9で外
方よりかしめて蓋体を固定する。これら全体をシリコ−
ンエラストマ−10で覆っている。このような構造を有
するリザ−バ−を皮下に埋設し、体内に留置されている
カテ−テルの末端とコネクタ−8で接合する。そして体
内に薬液を投与するに当っては注射針で皮膚を穿刺しシ
リコ−ン栓を貫通させて下部フレ−ムの中央に設けてあ
る凹部に注入する。
【0010】本発明で使用する上部フレ−ム2及び下部
フレ−ム1としては僅かの弾性を有する材質が好まし
く、例えばトリメチルペンテン又はポリエ−テルサルホ
ンなどが良く、またシリコ−ン栓に使用するシリコ−ン
としてはシリコンエラストマ−であって、これらは例え
ば射出成型などの手段によって成形する。凹部上面とシ
リコ−ン栓との間に介在させる粘着層は一層でも、また
二層以上の多層でもよく、これに使用する材料としては
シリコ−ン粘着剤などが好ましい。
【0011】次に本発明のリザ−バ−の製造方法につい
て述べる。シリコ−ンエラストマ−(ダウコ−ニング
Q7−4750 ダウコ−ニング社製)で図1に示した
シリコ−ン栓5をインジェクションで成形する。このシ
リコ−ン栓の下面をアセトン液で洗い脱脂を行う。しか
る後、この面にプライマ−を塗布する。プライマ−とし
てシリコ−ンプライマ−XY(東レ社製)のものを使用
する。プライマ−を塗布した面上に医療用粘着剤として
シリコ−ン粘着剤(ダウコ−ニング 355 ダウコ−
ニング社製 医療用粘着剤(シリコ−ン分18.5
%))をその表面に厚さ0.1〜0.3%になるように
塗布し、180℃で1時間の熱処理を行い架橋する。
【0012】次に、シリコンオイル(ダウコ−ニング社
製Q7−2146)1部とシリコンオイル(同社製Q7
−2150)3部を混合したものをシリコン栓の上面及
び前述のシリコ−ン粘着剤を施した面に0.3〜1mm
位の厚さに塗布し180℃で1時間熱処理する。前記の
処理を施したシリコ−ン栓5を上部フレ−ム2に差し込
み、これを下フレ−ム1に差し込む。更にチタン製リン
グ10をもって外側よりかしめることによりシリコ−ン
栓を固定する。このようにすることによってフレ−ム部
分のプラスチック部分の加熱膨張及び塑性変形をおさえ
て、シリコ−ン栓のシリコ−ンエラストマ−を外側より
押え込むことになり、常にシリコ−ンエラストマ−の針
入部の中心に向かって締付圧が加わり針をぬいた時に復
原する。上述の製造例は本発明の一例であって、本発明
で使用する粘着層はこれに限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、注
射針がシリコ−ン栓を通して入り、更に引きぬかれると
きに従来のシリコ−ンゴム層だけの場合より下部のシリ
コ−ンゲル状態の層がよく収縮して上部のシリコ−ンゴ
ム層のダメ−ジをカバ−し、内圧により自己修復が出来
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリザ−バ−の断面図
【図2】従来のリザ−バ−の体内に埋設した説明図
【符号の説明】
1 下部フレ−ム 6 粘着剤層 2 上部フレ−ム 7 粘着剤層 3 リザ−バ−の側壁 8 コネクタ− 4 チタンプレ−ト 9 金属リング 5 シリコ−ン栓 10 シリコ−ンエラ
ストマ−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に凹部を有し、且つ該凹部より外
    部に連通しカテ−テルに接続しうるようにしたコネクタ
    −を有する下部フレ−ムと、前記凹部の上面を覆うシリ
    コ−ン栓と該シリコ−ン栓を固定する上部フレ−ムとよ
    りなるリザ−バ−において、凹部とシリコ−ン栓との間
    に粘着剤層を介在させたことを特徴とするリザ−バ−。
JP5018912A 1993-02-05 1993-02-05 リザ−バ− Pending JPH06225943A (ja)

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JP2003522611A (ja) * 2000-02-18 2003-07-29 カンパニー エウロピエーネ デチュード エ デ レシェルシェ デ ディスプジィティフ プール ランプランタション パー ラパロスコピ 医用物質を注入するための植込型デバイス
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