JP5606855B2 - 皮下埋込ポート及びその製造方法 - Google Patents

皮下埋込ポート及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5606855B2
JP5606855B2 JP2010218888A JP2010218888A JP5606855B2 JP 5606855 B2 JP5606855 B2 JP 5606855B2 JP 2010218888 A JP2010218888 A JP 2010218888A JP 2010218888 A JP2010218888 A JP 2010218888A JP 5606855 B2 JP5606855 B2 JP 5606855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
recess
base
subcutaneous
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010218888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012070986A (ja
Inventor
英智 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Covidien Ltd
Original Assignee
Nippon Covidien Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Covidien Ltd filed Critical Nippon Covidien Ltd
Priority to JP2010218888A priority Critical patent/JP5606855B2/ja
Priority to US13/231,452 priority patent/US20120078201A1/en
Priority to ES11183045T priority patent/ES2425100T3/es
Priority to EP11183045.1A priority patent/EP2441490B1/en
Publication of JP2012070986A publication Critical patent/JP2012070986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5606855B2 publication Critical patent/JP5606855B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
    • A61M2039/0226Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids having means for protecting the interior of the access site from damage due to the insertion of a needle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
    • A61M2039/0229Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids having means for facilitating assembling, e.g. snap-fit housing or modular design

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

本発明は、患者の皮下に埋め込んだ状態で使用される皮下埋込ポート及びその製造方法に関するものである。
患者に対して長期間にわたり抗がん剤や栄養剤を投与するための医療機器として、皮下埋込ポートと呼ばれるものが従来からよく知られている。皮下埋込ポートは、血管内に留置したカテーテルに接続されるとともに、患者の胸部等の皮下に埋め込まれた状態で使用される。従来における一般的な皮下埋込ポートは、合成樹脂製のハウジング内に弾性体からなるセプタムを配置した構造を有している。ハウジングは有底カップ形状のベースとそれを覆うカバーとにより構成される。ハウジング内においてセプタムの下方には注液室が区画されている。そして、皮膚を通してセプタムに注射針を差し込み、その先端を注液室に到達させる。この状態で薬剤を導入することにより、カテーテルを介して血管内に薬剤が注入されるようになっている。
また、注射針がハウジングの底部を貫通することを防止するために、ハウジングの底部に金属製の底板を設けた皮下埋込ポートが従来提案されている。そして、このような底板は、例えばベースの底部に配置して熱溶着することで固定されるようになっている。また、別の従来技術では、ベースにあらかじめ保持リップを一体形成しておく。そして、底板を配置して保持リップを変形させることで、底板が固定されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−643号公報
ところが、上記従来技術には次のような問題があった。
熱溶着により底板を固定する従来技術では、熱溶着の後工程としてベースとカバーとを超音波溶着により固定する場合がある。しかし、その際に本来発振させるべきではない底板が超音波によって発振してしまう。その結果、底板の周辺の溶着部が溶融してしまい、底板が位置ずれしたり外れたりする等の問題が発生する。
また、保持リップにより底板を固定する従来技術の場合、保持リップを変形させる必要があるため工程が煩雑になる。そればかりでなく、底板の固定も不十分なものとなりやすい。このほか、インサート成形法により底板をベースに埋め込む方法や、別の固定用パーツを用いて底板をベースに固定するという方法も考えられる。しかし、いずれも工程の煩雑化が避けられず、製造コストも増大してしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コスト増を伴うことなく注射針の貫通防止用の底板を確実に固定することができる皮下埋込ポートを提供することにある。また、本発明の別の目的は、上記の優れた皮下埋込ポートを比較的簡単に製造することができる方法を提供することにある。
上記課題を解決するための手段1〜6を以下に列挙する。
[1]注液室を区画する凹部を有する有底カップ形状の合成樹脂製ベースを合成樹脂製カバーで覆った構造のハウジングと、注射針が挿通可能であり、前記カバーの孔部から一部を露出させた状態で前記ハウジング内に配置されたセプタムと、前記ベースよりも硬質の金属材料またはセラミック材料からなり、前記ベースの底部内面側に接する状態で配置された底板と、前記ハウジングの外側面に設置されたカテーテル接続部とを備えた皮下埋込ポートにおいて、前記凹部は、拡径された開口部を有し、前記底板は、外周縁部に複数の角部を有する部材であり、凹部深さ方向に沿った前記凹部内への前記底板の圧入によって前記複数の角部が前記凹部の内側面に対して食い込むことで、前記底板が前記ベースの底部内面側に固定されていることを特徴とする皮下埋込ポート。
従って、手段1に記載の発明によると、底板の有する複数の角部が、圧入により凹部の内側面に対して食い込むため、保持リップや別の固定用パーツに頼らなくても底板がベースの底部に確実に固定される。
[2]前記底板は平面視で多角形状であり、前記凹部は平面視で円形状であり、前記底板の平面方向の最大寸法は、前記凹部の開口部の内径よりも小さくかつ前記凹部の最深部の内径よりも大きいことを特徴とする手段1に記載の皮下埋込ポート。
従って、手段2に記載の発明によると、底板及び凹部の各部の寸法を上記のように設定した結果、圧入するにあたり凹部の開口部に底板を容易に導いて装着することができる。また、凹部の最深部にいくにつれて、装着された底板の有する複数の角部を凹部の内側面に食い込ませることができる。なお、上記多角形状は正多角形状であることが好ましく、この場合には各角部の食い込み代が等しくなる点で有利である。
[3]前記複数の角部が前記凹部の内側面に対して食い込んでいる箇所に対応して複数の樹脂溶融部が存在し、前記複数の樹脂溶融部は、前記複数の角部をそれぞれ覆っていることを特徴とする手段1または2に記載の皮下埋込ポート。
例えば、角部を有しない円形状の底板の場合、当該底板の全周にわたって比較的薄い樹脂溶融部が形成されやすい。これに対して、従って、手段3に記載の発明によると、底板の全周にわたって樹脂溶融部が存在するわけではなく、複数の樹脂溶融部がある箇所について樹脂溶融部が部分的に存在しているため、樹脂溶融部が薄くなりにくい。よって、複数の角部が複数の樹脂溶融部によってそれぞれ覆われることで、底板の固定強度の向上を達成しやすくなる。
[4]前記底板において前記複数の角部がある外周縁部の肉厚は、前記底板における中心部側の肉厚よりも薄いことを特徴とする手段1乃至3のいずれか1項に記載の皮下埋込ポート。
従って、手段4に記載の発明によると、複数の角部を凹部の内側面に対して食い込ませるときに、複数の角部の受ける抵抗が小さくなる。このため、複数の角部を容易にかつ確実に食い込ませることができる。よって、各角部の食い込み代を増やすことができ、より確実に底板を固定することができる。
[5]手段1乃至4のいずれか1項に記載の皮下埋込ポートの製造方法であって、凹部深さ方向に沿って前記底板を前記凹部内へ非加熱下で圧入し、前記複数の角部を前記凹部の内側面に対して食い込ませることにより、前記底板を前記ベースの底部に固定する底板固定工程と、前記底板固定工程の後、超音波を作用させて前記ベースと前記カバーとを溶着する超音波溶着工程とを含むことを特徴とする皮下埋込ポートの製造方法。
従って、手段5に記載の発明によると、底板固定工程において底板を凹部深さ方向に沿って凹部内へ圧入すると、複数の角部が凹部の内側面に対して食い込み、底板がベースの底部に固定される。続く超音波溶着工程において超音波を作用させると、ベースとカバーとが溶着されて一体化し、ハウジングが形成される。従って、この製造方法によれば、底板を固定するにあたり特に工程や部品点数が増えるわけでもないので、上記の優れた皮下埋込ポートを比較的簡単に製造することができる。
[6]前記超音波溶着工程では、前記複数の角部が前記凹部の内側面に対して食い込んでいる箇所にも超音波を作用させて複数の樹脂溶融部を形成することにより、同時に前記ベースに対して前記底板を溶着固定することを特徴とする手段5に記載の皮下埋込ポートの製造方法。
従って、手段5に記載の発明によると、超音波溶着工程において超音波を作用させると、ベースとカバーとの界面部分が溶融して溶着するばかりでなく、底板の食い込み部分も発振して発熱する。このとき、食い込み部分の周囲の材料が溶融し、底板における各角部を覆うような樹脂溶融部が形成される。その結果、ベースに対して底板がより確実に溶着固定される。よって、工程の増加を回避することができる。
従って、請求項1〜4に記載の発明によれば、コスト増を伴うことなく注射針の貫通防止用の底板を確実に固定することができる皮下埋込ポートを提供することができる。また、請求項5、6に記載の発明によれば、上記の優れた皮下埋込ポートを比較的簡単に製造することができる方法を提供することができる。
(a)は本発明を具体化した一実施形態の皮下埋込ポートの正面図、(b)はその平面図。 図1のA−A線における断面図。 (a)は実施形態の皮下埋込ポートにおける底板の平面図、(b)は(a)の底板のB−B線における断面図、(c)は底板固定前のベースの平面図。 底部固定工程を説明するための断面図。 底板固定工程において固定後の状態を示す平面図。 (a)は実施形態における超音波溶着工程前の状態を示す要部(図2の領域P1)の拡大断面図、(b)は実施形態における超音波溶着工程後の状態を示す上記要部の拡大断面図、(c)は従来例における超音波溶着工程後の状態を示す上記要部の拡大断面図。 (a)〜(f)は別の実施形態の底板を示す平面図。
以下、本発明を具体化した実施形態の皮下埋込ポートを図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
図1、図2等に示されるように、本実施形態の皮下埋込ポート11は、患者に対して長期間にわたり抗がん剤や栄養剤を投与するためのものである。皮下埋込ポート11を構成するハウジング12は、ベース31とカバー21とによって形成されている。ベース31は、ポリプロピレン等のような汎用の合成樹脂を材料とする成形品である。ベース31は、図2に示されるように底部33及び底部33の外周部から上方に延びる側壁34を備えている。側壁34の上端は開口している。側壁34の下端外周部には、フランジが形成されている。フランジの一部には、カテーテル接続部14を内包する筒状の突部36が設けられている。このベース31は、側壁34の内部に注液室17を区画する凹部32を有しており、全体として有底カップ形状をなしている。
一方、カバー21はベース31よりも一回り大きく形成されており、カバー21の上面中央部には円形状の孔部22が形成されている。このカバー21も、ベース31と同様に、ポリプロピレン等のような汎用の合成樹脂を材料として作製された成形品である。カバー21はベース31を上部から覆うようにしてベース31に取り付けられ、超音波溶着により互いに固定されている。なお、本実施形態では、カバー21及びベース31を互いに超音波溶着することにより固定しているが、接着したり嵌合したりすること等により固定してもよい。
図2等に示されるように、ハウジング12内には、硬質ゴム等のような弾性体(好ましくはシリコーン樹脂)からなるセプタム13が配置されている。セプタム13は平面視で円形状をなす部材であって、中央部13aが肉厚に形成されかつ上面側に膨出している。セプタム13における外周部13bは、ベース31の側壁34の上端部と、カバー21の上端裏面側の外周部との間に挟み込まれることで固定されている。セプタム13における肉厚の中央部13aは、カバー21の孔部22を介して外部に突出しており、注射針18が挿通可能となっている。なお、このセプタム13は注液室17から薬剤が漏れないように注液室17を封鎖している。
カバー21の外周部における所定箇所は凹状に形成されていて、その部分にはカテーテル接続部14が配設されている。カテーテル接続部14はベース31の側壁34を貫通するとともに、ベース31の外部領域と凹部32とを連通させている。カテーテル16の接続端側には、合成樹脂製のカテーテル固定具15が設けられている。そして、カテーテル接続部14にカテーテル16を挿入した状態でカテーテル固定具15を嵌合または螺着してカテーテル接続部14に取り付ける。このような取り付けにより、カテーテル16がカテーテル接続部14に確実に固定されるようになっている。
次に、本実施形態の皮下埋込ポート11における底板固定構造について説明する。
図3(a)、(b)に示されるように、この皮下埋込ポート11は底板41を備えている。本実施形態の底板41は、ベース31、カバー21及びセプタム13よりも硬質の金属(具体的にはチタンまたはチタン合金)製の部材である。この底板41は平面視で正六角形状であり、その外周縁部42に6つの角部43を有したものとなっている。底板41において角部43がある外周縁部42は、底板41の下面側を面取りすることによりテーパ状に形成されている。従って、底板41において角部43がある外周縁部42の肉厚T1は、底板41における中心部側の肉厚T2よりもいくぶん薄くなっている(図3(b)、図6(a)、(b)参照)。
また、図3(c)に示されるように、ベース31における凹部32は、平面視で底板41とは異なる形状(ここでは円形状)に形成されている。なお、本実施形態の凹部32は、底板41の装着しやすさを考えて、拡径された開口部34bを有している(図2参照)。より具体的には、凹部32の内側面34aの上半分の領域は、底部内面33aに対して僅かに傾斜しており、凹部32の内方に行くに従って先細りするテーパ面となっている。一方、凹部32の内側面34aの下半分の領域は、底部内面33aに対して垂直であり、特にテーパ面とはなっていない。
本実施形態においては、底板41及び凹部32の各部の寸法を次のように設定している。ここで、底板41の平面方向の最大寸法を「D2」とする。また、凹部32の最深部の内径を「D1」、開口部34bの内径を「D3」とする。この場合、D1<D2≦D3という関係が設定されている(図4参照)。底板41の平面方向の最大寸法D2を凹部32の開口部34bの内径D3と等しいかまたはそれよりも小さくしたのは、以下の理由による。即ち、圧入するにあたり凹部41の開口部32に底板41を容易に導いて装着できるからである。また、底板41の平面方向の最大寸法D2を凹部32の最深部の内径D1よりも大きくしたのは、以下の理由による。即ち、凹部41の最深部にいくにつれて、装着された底板41の有する複数の角部42を凹部32の内側面34aに食い込ませることができるからである。
上記構造の底板41は、ベース31の底部内面33a側に接する状態で配置されている。また、底板41における6つの角部43は、凹部深さ方向に沿った凹部32内への底板41の圧入によって、それぞれ凹部32の内側面34aに対して食い込んでいる(図4、図5参照)。その結果、底板41がベース31の底部33に固定されている。
また、図2、図5(b)、図6に示されるように、複数の角部42が凹部32の内側面34aに対して食い込んでいる箇所に対応して、複数の樹脂溶融部35が存在している。複数の樹脂溶融部35は、複数の角部42をそれぞれ覆っている。
次に、本実施形態の皮下埋込ポート11を製造する方法について述べる。
まず、ベース31、カバー21、セプタム13、底板41等をそれぞれ準備しておく。そして、所定の工具52(例えば真空チャックなど)で底板41を吸着保持するとともに、底板41において面取りされた側の面を凹部32の開口部に対向して配置する(図4参照)。
次に、工具52を用いて底板41を凹部深さ方向に沿って凹部32内へ圧入し、底板41をベース31の底部内面33aに接する位置まで移動させる。圧入時に特に加熱は行わず、常温にて実施する。このような非加熱下での圧入の結果、複数の角部43を凹部32の内側面34aに対して食い込ませる。底板41は外周縁部における6点にて支持された状態となり、底板41がベース31の底部33に確実に固定される(図4参照)。
このような底板固定工程の後、ベース31とカバー21との間にセプタム13を挟み込むように配置して、超音波溶着工程を実施する。この工程を実施すると、ベース31とカバー21との界面部分に超音波が作用する結果、ベース31とカバー21とが溶着されて一体化してハウジング12となる。このとき同時に底板41にも超音波が作用することから、ベース31側に食い込んでいる底板41の角部43も発振して発熱する。すると、各角部43の周囲の樹脂材料がその熱によって溶融し、各角部43を覆うような樹脂溶融部35が6箇所に形成される(図5、図6(a)、(b)参照)。この結果、ベース31に対して底板41がより確実に溶着固定された状態となる。ちなみに、図6(c)に従来例における超音波溶着工程後の状態を示す。従来例における底板100は特に角部を有するものではないため、底板100の外周縁部42がベース31の内側面34aに食い込んだ構造にはなっていない。言い換えると、底板100の外周縁部2が内側面34aに至っておらず、内側面34aよりも凹部32の中心側に位置している。
次に、本実施形態の皮下埋込ポート11の使用方法について簡単に述べる。
まず、留置準備作業として、皮下埋込ポート11及びカテーテル16の留置予定部位の皮膚を広範囲に消毒しておく。次いで、常法により、局所または全身麻酔を施し、カテーテル16を切開法やセルジンガー法等によって目的部位に留置する。そして、注射針18をセプタム13に差し込み、注液室17内にヘパリン加生理食塩液を充填することで、十分にエア抜きを行っておく。続いて皮膚切開し、皮下埋込ポート11の留置予定部位に皮下ポケットを作製する。そして、カテーテル16の接続端を適切な長さに切断して、カテーテル固定具15をカテーテル16に挿通させる。この後、皮下埋込ポート11のカテーテル接続部14にカテーテル16をしっかりと挿入し、この状態でカテーテル固定具15を確実に取り付ける。この状態でセプタム13に注射針18を穿刺し、ヘパリン加生理食塩液を注入し、スムーズに流れ、かつ液漏れのないことを確認する。最後に、皮下ポケット内に皮下埋込ポート11を置いて筋膜等に縫合固定し、切開創を縫合することで、カテーテル16及び皮下埋込ポート11の留置作業が完了する。
薬剤等の注入は、カテーテル16及び皮下埋込ポート11の留置後1週間程度経過してから行うことができる。まず、皮下埋込ポート11の埋込部周辺の皮膚を十分に消毒する。皮下埋込ポート11の上面中央部、即ちセプタム13がある箇所を狙って経皮的に注射針18を刺し、その先端をハウジング12における注液室17に到達させる。本実施形態の場合、ハウジング12の底部内面33aに硬質な金属製の底板41が配置されている。このため、注射針18の先端が底板41に突き当たったとしても、底部33を貫通するといった事態を防止することができる。そしてこの状態でヘパリン加生理食塩液を数mL注入し、カテーテル16の開存を確認してから、抗がん剤などの薬剤を血管内に注入する。薬剤の注入が完了した後、ヘパリン加生理食塩液を数mL注入(ヘパリンロック)し、カテーテル16への逆流に注意しながら針を抜く。以上の結果、注入操作が完了する。
以上述べたように本実施形態によれば下記の作用効果を奏する。
(1)本実施形態の皮下埋込ポート11では、ハウジング12を構成するベース31の底部内面33a側に金属製の底板41を配置している。このため、注射針18の先端が底部33を貫通するといった事態を防止することができる。また、底板41の有する6つの角部43が、凹部深さ方向に沿った凹部32内への底板41の圧入により、凹部32の内側面34aに対してしっかりと食い込んだ状態となる。よって、超音波溶着工程を経て底板41の周辺の樹脂が多少溶融したとしても、底板41が位置ずれしたり外れたりすることはない。ゆえに、高い信頼性を付与することができる。また、従来技術のように保持リップや別の固定用パーツに頼らなくてもよい。このことから、工程の煩雑化やコスト増を伴うことなく底板41をベース31の底部33に確実に固定することができる。
(2)本実施形態の皮下埋込ポート11では、底板41が平面視で正六角形状、凹部41が平面視で円形状となっている。また、底板41の平面方向の最大寸法D2が、凹部32の開口部34bの内径D3と等しいかまたはそれよりも小さく、かつ、凹部32の最深部の内径D1よりも大きくなっている。従って、底板41を圧入するにあたり、凹部32の開口部34bに底板41を容易に導いて装着することができる。また、凹部32の最深部にいくにつれて、装着された底板41の有する複数の角部43を凹部32の内側面34aに食い込ませることができる。
(3)本実施形態の皮下埋込ポート11では、複数の角部43が凹部32の内側面34aに対して食い込んでいる箇所に対応して複数の樹脂溶融部35が存在している。そして、複数の樹脂溶融部35が、複数の角部43をそれぞれ覆っている。つまり、底板41の全周にわたって樹脂溶融部35が存在するわけではなく、複数の樹脂溶融部35がある箇所について樹脂溶融部35が部分的に存在している。そのため、樹脂溶融部35が薄くなりにくい。よって、複数の角部43が複数の樹脂溶融部35によってそれぞれ覆われることで、底板41の固定強度の向上を達成しやすくなる。
(4)本実施形態の皮下埋込ポート11では、底板41において6つの角部43がある外周縁部42の肉厚T1は、底板41における中心部側の肉厚T2よりも薄くなっている。この場合、各角部43を凹部32の内側面34aに対して食い込ませるときに、各角部43の受ける抵抗が比較的小さくなる。このため、各角部43を容易にかつ確実に食い込ませることができる。よって、各角部43の食い込み代を増やすことができ、より確実に底板41を固定することができる。
(5)本実施形態の皮下埋込ポート11の製造方法によれば、上述したように、底板固定工程において底板41を凹部深さ方向に沿って凹部32内へ圧入すると、複数の角部43が凹部32の内側面34aに対して食い込む。その結果、底板41がベース31の底部33に固定される。続く超音波溶着工程において超音波を作用させると、ベース31とカバー21とが溶着されて一体化し、ハウジング12が形成される。従って、この製造方法によれば、底板41を固定するにあたり特に工程や部品点数が増えるわけではない。よって、上記の優れた皮下埋込ポート11を比較的簡単に製造することができる。
(6)上記製造方法によると、超音波溶着工程において超音波を作用させると、ベース31とカバー21との界面部分が溶融して溶着するばかりでなく、底板41の食い込み部分37も発振して発熱する。このとき、食い込み部分37の周囲の樹脂材料が溶融し、底板41における各角部43を覆うような樹脂被覆部35が部分的に形成される。その結果、ベース31に対して底板41がより確実に溶着固定される。よって、工程の増加を回避することができる。
[別の実施形態]
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、抗がん剤等の薬剤を注入するための皮下埋込ポート11を示したが、例えば栄養剤などを注入するための皮下埋込ポート11であってもよい。
・上記実施形態では、ベース31等よりも硬質の材料からなる底板41として金属製の底板を使用したが、これに代えて例えばセラミック製の底板を使用してもよい。
・上記実施形態では、正六角形状の底板41を使用した例を示したが、勿論これに限定されるわけではない。例えば、図7(a)に示される別の実施形態のように角部43を5つ有する正五角形状の底板41Aを使用してもよい。あるいは、図7(b)に示される別の実施形態のように角部43を8つ有する正八角形状の底板41Bを使用してもよい。
・上記実施形態においては正多角形状の底板41,41A,41Bを例示したが、例えば図7(c)〜(f)に示す別の実施形態のような構成を採用してもよい。図7(c)に示す底板41Cは、円形状をなす底板本体の4箇所から直角三角形状の角部43を突出させた構造となっている。図7(d)に示す底板41Dは、円形状をなす底板本体の6箇所から略長方形状の角部43を突出させた構造となっている。図7(e)に示す底板41Eは、6つの角部43を有する星型形状となっている。図7(f)に示す底板41Fは、円形状をなす底板本体の6箇所から正三角形の小さな角部43を突出させた構造となっている。なお、以上示した実施形態のものは、いずれも底板中心を基準とした回転対称形状となっている。
・上記実施形態においては、ベース31の材質として、比較的軟らかくて削りかすが生じにくいポリプロピレン樹脂を選択したが、ポリプロピレン樹脂以外の合成樹脂を選択してもよい。
・上記実施形態においては、凹部32の形状が平面視で円形状であったが、底板41を圧入固定できるものであれば、非円形状であってもよい。
・上記実施形態においては、角部43が比較的鋭い角である場合を例示したが、超音波溶着工程の際に超音波で発振する程度の鋭さがあればよいことから、若干鈍い角を有する角部43であってもよい。
11…皮下埋込ポート
12…ハウジング
13…セプタム
14…カテーテル接続部
17…注液室
18…注射針
21…カバー
22…孔部
31…ベース
32…凹部
33a…底部内面
34b…開口部
34a…内側面
35…樹脂溶融部
41,41A,41B,41C,41D,41E,41F…底板
42…外周縁部
43…角部
D1…凹部の最深部の内径
D2…底板の平面方向の最大寸法
D3…凹部の開口部の内径
T1…外周縁部の肉厚
T2…中心部側の肉厚

Claims (6)

  1. 注液室を区画する凹部を有する有底カップ形状の合成樹脂製ベースを合成樹脂製カバーで覆った構造のハウジングと、注射針が挿通可能であり、前記カバーの孔部から一部を露出させた状態で前記ハウジング内に配置されたセプタムと、前記ベースよりも硬質の金属材料またはセラミック材料からなり、前記ベースの底部内面側に接する状態で配置された底板と、前記ハウジングの外側面に設置されたカテーテル接続部とを備えた皮下埋込ポートにおいて、
    前記凹部は、拡径された開口部を有し、
    前記底板は、外周縁部に複数の角部を有する部材であり、
    凹部深さ方向に沿った前記凹部内への前記底板の圧入によって前記複数の角部が前記凹部の内側面に対して食い込むことで、前記底板が前記ベースの底部内面側に固定されている
    ことを特徴とする皮下埋込ポート。
  2. 前記底板は平面視で多角形状であり、前記凹部は平面視で円形状であり、前記底板の平面方向の最大寸法は、前記凹部の開口部の内径と等しいかまたはそれよりも小さくかつ前記凹部の最深部の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の皮下埋込ポート。
  3. 前記複数の角部が前記凹部の内側面に対して食い込んでいる箇所に対応して複数の樹脂溶融部が存在し、前記複数の樹脂溶融部は、前記複数の角部をそれぞれ覆っていることを特徴とする請求項1または2に記載の皮下埋込ポート。
  4. 前記底板において前記複数の角部がある外周縁部の肉厚は、前記底板における中心部側の肉厚よりも薄いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の皮下埋込ポート。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の皮下埋込ポートの製造方法であって、
    凹部深さ方向に沿って前記底板を前記凹部内へ非加熱下で圧入し、前記複数の角部を前記凹部の内側面に対して食い込ませることにより、前記底板を前記ベースの底部に固定する底板固定工程と、
    前記底板固定工程の後、超音波を作用させて前記ベースと前記カバーとを溶着する超音波溶着工程と
    を含むことを特徴とする皮下埋込ポートの製造方法。
  6. 前記超音波溶着工程では、前記複数の角部が前記凹部の内側面に対して食い込んでいる箇所にも超音波を作用させて複数の樹脂溶融部を形成することにより、同時に前記ベースに対して前記底板を溶着固定することを特徴とする請求項5に記載の皮下埋込ポートの製造方法。
JP2010218888A 2010-09-29 2010-09-29 皮下埋込ポート及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5606855B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010218888A JP5606855B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 皮下埋込ポート及びその製造方法
US13/231,452 US20120078201A1 (en) 2010-09-29 2011-09-13 Subcutaneous Implantable Port and Method for Producing the Same
ES11183045T ES2425100T3 (es) 2010-09-29 2011-09-28 Reservorio subcutáneo implantable y el método para producir el mismo
EP11183045.1A EP2441490B1 (en) 2010-09-29 2011-09-28 Subcutaneous implantable port and method for producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010218888A JP5606855B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 皮下埋込ポート及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012070986A JP2012070986A (ja) 2012-04-12
JP5606855B2 true JP5606855B2 (ja) 2014-10-15

Family

ID=44720709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010218888A Expired - Fee Related JP5606855B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 皮下埋込ポート及びその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120078201A1 (ja)
EP (1) EP2441490B1 (ja)
JP (1) JP5606855B2 (ja)
ES (1) ES2425100T3 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8177762B2 (en) 1998-12-07 2012-05-15 C. R. Bard, Inc. Septum including at least one identifiable feature, access ports including same, and related methods
US7947022B2 (en) 2005-03-04 2011-05-24 C. R. Bard, Inc. Access port identification systems and methods
US9474888B2 (en) 2005-03-04 2016-10-25 C. R. Bard, Inc. Implantable access port including a sandwiched radiopaque insert
US7785302B2 (en) 2005-03-04 2010-08-31 C. R. Bard, Inc. Access port identification systems and methods
US8029482B2 (en) 2005-03-04 2011-10-04 C. R. Bard, Inc. Systems and methods for radiographically identifying an access port
EP1874393B1 (en) 2005-04-27 2017-09-06 C.R.Bard, Inc. Infusion apparatuses
EP3173121B8 (en) 2005-04-27 2021-03-24 C.R. Bard Inc. Infusion apparatuses provided with septum
US10307581B2 (en) 2005-04-27 2019-06-04 C. R. Bard, Inc. Reinforced septum for an implantable medical device
US9642986B2 (en) 2006-11-08 2017-05-09 C. R. Bard, Inc. Resource information key for an insertable medical device
US9265912B2 (en) 2006-11-08 2016-02-23 C. R. Bard, Inc. Indicia informative of characteristics of insertable medical devices
US9579496B2 (en) 2007-11-07 2017-02-28 C. R. Bard, Inc. Radiopaque and septum-based indicators for a multi-lumen implantable port
EP2346553B1 (en) 2008-10-31 2022-01-19 C.R. Bard, Inc. Systems and methods for identifying an access port
US8932271B2 (en) 2008-11-13 2015-01-13 C. R. Bard, Inc. Implantable medical devices including septum-based indicators
US11890443B2 (en) 2008-11-13 2024-02-06 C. R. Bard, Inc. Implantable medical devices including septum-based indicators
EP2501294B1 (en) 2009-11-17 2018-08-15 C.R. Bard, Inc. Overmolded access port including anchoring and identification features
USD676955S1 (en) * 2010-12-30 2013-02-26 C. R. Bard, Inc. Implantable access port
USD682416S1 (en) * 2010-12-30 2013-05-14 C. R. Bard, Inc. Implantable access port
WO2014203340A1 (ja) * 2013-06-19 2014-12-24 テルモ・クリニカルサプライ株式会社 皮下埋め込み型薬液注入具
JP6217965B2 (ja) * 2013-06-20 2017-10-25 ニプロ株式会社 皮下埋込型ポート
ES2715698T3 (es) * 2014-09-15 2019-06-05 Braun B Med Sas Puerto de acceso con placa de protección moldeada por inserción
KR102085062B1 (ko) * 2018-02-13 2020-03-05 주식회사 메디튤립 혈관 접근 포트 및 이의 제조방법
KR102194322B1 (ko) * 2019-05-21 2020-12-22 주식회사 메디튤립 혈관 접근 포트
CN110327512B (zh) * 2019-07-05 2024-04-30 天津迪玛克医疗器械有限公司 新型输液港结构及组装方法
CN110368550B (zh) * 2019-07-05 2024-04-26 天津迪玛克医疗器械有限公司 剪切型输液港结构及组装方法
CN111821539B (zh) * 2020-07-17 2022-03-01 国药东风总医院 一种血液透析用输液港

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613849U (ja) * 1992-07-30 1994-02-22 住友ベークライト株式会社 薬液注入ポート
US5989216A (en) * 1995-06-29 1999-11-23 Sims Deltec, Inc. Access portal and method
EP1137451A4 (en) * 1998-12-07 2003-05-21 Std Mfg Inc IMPLANTABLE VASCULAR ACCESS DEVICE
CN1245226C (zh) * 2000-12-14 2006-03-15 控制释放***公司 可植入的可再填充的由端口控制释放的药物输送装置
US8016744B2 (en) * 2005-02-24 2011-09-13 Ethicon Endo-Surgery, Inc. External pressure-based gastric band adjustment system and method
US7651483B2 (en) 2005-06-24 2010-01-26 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Injection port
DE202005013295U1 (de) * 2005-08-22 2005-12-29 Tricumed Medizintechnik Gmbh Implantierbarer Port

Also Published As

Publication number Publication date
EP2441490B1 (en) 2013-05-22
JP2012070986A (ja) 2012-04-12
US20120078201A1 (en) 2012-03-29
EP2441490A1 (en) 2012-04-18
ES2425100T3 (es) 2013-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5606855B2 (ja) 皮下埋込ポート及びその製造方法
JP5587472B2 (ja) カテーテルポート
EP2985052B1 (en) Access port including a septum with three protrusions and a communication device for identification of the septum
AU2005322136B2 (en) Port closure system for intravenous fluid container
US5989216A (en) Access portal and method
US7530974B2 (en) Port closure system for intravenous fluid container
CN101309720A (zh) 具有简化设计的可植入无损伤医疗位点
CA2521717A1 (en) Implantable vascular access device
MX2008014737A (es) Ensamble de puerto de acceso venoso y metodo para fabricar el mismo.
US20070106222A1 (en) Intravenous catheter protective cover
JP2007507262A (ja) ポートシステム
KR102085062B1 (ko) 혈관 접근 포트 및 이의 제조방법
JP4403168B2 (ja) 流体輸送装置
JP5706113B2 (ja) 皮下埋込ポートの製造方法
US20130296800A1 (en) Syringe provided with needle, and method for producing syringe provided with needle
JPH0319389Y2 (ja)
JP5612990B2 (ja) 皮下埋込ポート構成部品用の成形金型、皮下埋込ポート及びその製造方法
US20220126019A1 (en) Injection molded cannula system
WO2021118967A1 (en) Side compression port
JP6649722B2 (ja) アクセスポート
JP2020530795A (ja) フレーム、有効成分パッド、およびカバーを含むアダプタシステム
JPH0652841U (ja) 皮膚端子組立体
US20150151099A1 (en) Process of Manufacturing Totally Implantable Venous Device
JP2023055913A (ja) 皮下埋込型ポートおよび皮下埋込型ポートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5606855

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees