JPH0622500Y2 - プレス曲げ装置 - Google Patents

プレス曲げ装置

Info

Publication number
JPH0622500Y2
JPH0622500Y2 JP1989112482U JP11248289U JPH0622500Y2 JP H0622500 Y2 JPH0622500 Y2 JP H0622500Y2 JP 1989112482 U JP1989112482 U JP 1989112482U JP 11248289 U JP11248289 U JP 11248289U JP H0622500 Y2 JPH0622500 Y2 JP H0622500Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
die
work material
workpiece
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989112482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0351917U (ja
Inventor
茂 木下
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三協アルミニウム工業株式会社 filed Critical 三協アルミニウム工業株式会社
Priority to JP1989112482U priority Critical patent/JPH0622500Y2/ja
Publication of JPH0351917U publication Critical patent/JPH0351917U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622500Y2 publication Critical patent/JPH0622500Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) 本考案は、例えばアルミニウム合金押出し形材などの被
加工材を曲げ加工するのに利用されるプレス曲げ装置の
改良に関するものである。 (従来の技術) 従来、上記のようなプレス曲げ装置としては、例3図に
示すものがあった。 すなわち、第3図(a)に示すプレス曲げ装置100
は、図中上下方向に移動して被加工材101を押し曲げ
る曲げ型102を中央に備えると共に、前記被加工材1
01を支持する左右1対の支持部103,103を備え
たものである。前記両支持部103,103は、被加工
材101に対して曲げ型102と反対側に設けた軸10
4,104に回動可能に枢着されており、曲げ加工時に
は、前記曲げ型102の押圧による被加工材101の変
形に伴って、第3図(b)に示すように、それぞれ回動
しながら前記被加工材101を支持するようになってお
り、このとき、この回動によって被加工材101に若干
の引張力が付与され、曲げ加工を円滑なものとする仕組
みになっていた。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような従来のプレス曲げ装置10
0においては、曲げ加工時に応力が被加工材101の中
央部に集中しやすいばかりでなく、支持部103,10
3の回動によって被加工材101に生じる引張力が小さ
く、特に曲げ加工の初期においては引張力がほとんど生
じない構造となっているため、とりわけ被加工材が中空
形材であるときには、しわ,へこみ、さらには形材のつ
ぶれ,折れなどの異常変形が生じやすいという問題点が
あり、曲げ加工時のこのような異常変形防止がこの種プ
レス曲げ装置の課題となっていた。 (考案の目的) 本考案は、従来のプレス曲げ装置の上記課題を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、被加工材にしわやつぶれなどの異常変形を生じさせ
ることなく、円滑な曲げ加工を行うことのできるプレス
曲げ装置を提供することにある。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) 本考案に係わるプレス曲げ装置は、円弧状に曲げ加工さ
れる被加工材の内周面に当接する円弧状当接部を備えた
曲げ型と、前記曲げ型の押圧による被加工材の変形に応
じて軸を中心に回動可能であって前記被加工材を支持す
る1対の支持部を備えたプレス曲げ装置において、前記
被加工材の曲げ外周面に当接するクッションダイを備え
ると共に、前記支持部の軸をそれぞれ被加工材に対して
前記曲げ型と同じ側に配置し、さらに前記曲げ型の円弧
状当接部の先端部に平面状の局所応力分散部を設けた構
成としたものであって、プレス曲げ装置の上記構成を前
述した従来の課題を解決するための手段としたことを特
徴としている。 (作用) 本考案に係わるプレス曲げ装置は、曲げ加工時に被加工
材の変形に応じて回動しながら前記被加工材を支持する
1対の支持部の軸を前記被加工材に対して曲げ型と同じ
側にそれぞれ配置した構造となっている。したがって、
回動による支持部の変位幅が大きくなり、被加工材には
つぶれやしわのような異常変形を防止するに足る十分な
引張力が曲げ加工の開始と同時に付加されるようにな
る。また、本考案に係わるプレス曲げ装置は、被加工材
の曲げ外周面に当接するクッションダイを備えており、
当該クッションダイが被加工物を曲げ型側に押圧するの
で、被加工物にしわやつぶれを生じさせる局部応力の発
生原因である曲げ型と被加工物との間の隙間が解消され
ることになる。 加えて、当該プレス曲げ装置は、被加工材の曲げ内周面
に当接する曲げ型の円弧状当接部の先端部に平面状をな
す局所応力分散部を設けており、これによって、荷重を
受ける面積を大きくし、局部圧を分散して被加工材の中
央部のみに応力が集中することがないようにしている。 (実施例) 以下に、本考案を実施例によってさらに具体的に説明す
る。 第1図および第2図は、本考案に係わるプレス曲げ装置
の一実施例を説明するもので、第1図(a)に示すプレ
ス曲げ装置1は、被加工材2の曲げ内周面に当接する円
弧状当接部3bを備え、油圧あるいは機械力によって被
加工材2に対して接近・離間する前後方向に駆動される
曲げ型3を中央部に備えると共に、前記被加工材2を支
持する左右1対の支持部4,4と、この実施例ではコイ
ルばね5,5によって曲げ型2の側に付勢され、被加工
材2の曲げ外周面に当接するクッションダイ6を備えて
いる。そして、前記左右1対の支持部4,4は、被加工
材2に対して曲げ型3と同じ側に配置された軸7,7に
回動可能に枢着されていると共に、前記曲げ型3の円弧
状当接部3bの先端部には、第2図にも拡大して示すよ
うに、平面状に形成した局所応力分散部3aが設けてあ
る。さらに、この実施例では、前記支持部4,4の被加
工材2の当接面に、鋸刃状に連続した突起4aを設け、
曲げ加工時の被加工材2と支持部4との間の滑りを防止
し、被加工材2に付与される引張力が減少しないように
している。 このような構造を有するプレス曲げ装置1において、被
加工材2を支持部4,4に支持させた状態で曲げ型3を
被加工材2に対して押圧駆動させると、被加工材2が変
形し始め、これに伴って、被加工材2を支持する支持部
4,4が回動し始める。このとき、前記支持部4,4
は、第1図(b)に示すように、被加工材2に対して曲
げ型3と同じ側に配置された軸7,7にそれぞれ枢着さ
れており、前記軸7,7を中心にして左右方向に開くよ
うに回動するため、前記被加工材2の曲げ加工部には、
曲げ加工開始と同時に、曲げ応力と共に引張力が有効に
付加されるようになり、しわやへこみ、つぶれなどの異
常変形を防止することができる。 また、前記曲げ型3の円弧状当接部3bの先端部が平面
状の局所応力分散部3aが形成されているため、曲部変
形が防止されると共に、被加工材2の曲げ外周面に当接
するクッションダイ6が曲げ加工時に被加工材2を曲げ
型3の反対側から押圧することによって、曲げ型3との
間に生じる隙間を防止すると共に被加工材2の荷重を受
ける面積を大きくし、被加工材2の中央部のみに応力が
集中するのを防止することができ、被加工材2が異常変
形したり、折れたりするのを防止することができる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係わるプレス曲げ装置
は、円弧状に曲げ加工される被加工材の内周面に当接す
る円弧状当接部を備えた曲げ型と、前記曲げ型の押圧に
よる被加工材の変形に応じて軸を中心に回動可能であっ
て前記被加工材を支持する1対の支持部を備えたプレス
曲げ装置において、前記被加工材の曲げ外周面に当接す
るクッションダイを備えると共に、前記支持部の軸をそ
れぞれ被加工材に対して前記曲げ型と同じ側に配置し、
さらに前記曲げ型の円弧状当接部の先端部に平面状の局
所応力分散部を設けた構成としたものであるから、曲げ
加工に際して被加工物に引張力が有効に付加されると共
に、曲げ型と被加工材との間の隙間を防止することがで
き、被加工材にしわやつぶれなどの異常変形や折れを生
じさせることなく、良好な曲げ加工を施すことができる
という優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案に係わるプレス曲げ装置の一実施
例を示す概略図、第1図(b)は第1図(a)に示した
プレス曲げ装置の作動状態を示す概略図、第2図は第1
図(a)の曲げ型先端部の形状を示す拡大断面図、第3
図(a)および(b)は従来のプレス曲げ装置およびそ
の作動状態を示すそれぞれ概略図である。 1…プレス曲げ装置、 2…被加工材、 3…曲げ型、 3a…局所応力分散部、 3b…円弧状当接部、 4…支持部、 6…クッションダイ、 7…軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円弧状に曲げ加工される被加工材の内周面
    に当接する円弧状当接部を備えた曲げ型と、前記曲げ型
    の押圧による被加工材の変形に応じて軸を中心に回動可
    能であって前記被加工材を支持する1対の支持部を備え
    たプレス曲げ装置において、前記被加工材の曲げ外周面
    に当接するクッションダイを備えると共に、前記支持部
    の軸をそれぞれ被加工材に対して前記曲げ型と同じ側に
    配置し、さらに前記曲げ型の円弧状当接部の先端部に平
    面状の局所応力分散部を設けたことを特徴とするプレス
    曲げ装置。
JP1989112482U 1989-09-26 1989-09-26 プレス曲げ装置 Expired - Fee Related JPH0622500Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989112482U JPH0622500Y2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 プレス曲げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989112482U JPH0622500Y2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 プレス曲げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0351917U JPH0351917U (ja) 1991-05-21
JPH0622500Y2 true JPH0622500Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31660927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989112482U Expired - Fee Related JPH0622500Y2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 プレス曲げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622500Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014028382A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nisshin Steel Co Ltd 金属管の曲げ加工方法
JP7493200B2 (ja) * 2020-04-08 2024-05-31 日本軽金属株式会社 面内曲げ加工方法および面内曲げ加工装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5170172A (en) * 1974-12-17 1976-06-17 Katsuji Komaki Saidomooruzaino aarumagegata
JPS5637859U (ja) * 1979-08-31 1981-04-10
JPS56103826A (en) * 1980-01-22 1981-08-19 Watanabe Mitsutoshi Device for bending energizing bar for stationary contact for contactor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0351917U (ja) 1991-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6769597B1 (en) Bent work and bending method and bending device used therefor
JPH0622500Y2 (ja) プレス曲げ装置
JP2989569B2 (ja) 電縫管のブレイクダウン成形法
JP4783792B2 (ja) オープンシーム管へと成形される薄板の縁条帯を縁曲げ加工するための方法および縁曲げ加工プレス装置
JPH1099917A (ja) プレス加工装置
JPH06277763A (ja) 金属部材の曲げ加工装置
JP2951012B2 (ja) 曲げ加工装置
JP2001079615A (ja) 曲げ加工装置
JPS6021126A (ja) 側端に立上げ部を有する金属板の折曲加工機
JPS58132320A (ja) 曲げ治具
KR200204802Y1 (ko) 조질압연기의 스트립 평탄도 교정장치
JPS6277121A (ja) 管成形装置
JP2002018526A (ja) ハット型成型曲げ加工装置
JPS5952011B2 (ja) 円筒の端縁部絞り加工装置
JPS5949096B2 (ja) Uoe鋼管製造時の鋼板の端曲げ方法
JPH1147836A (ja) ロール圧延曲げ加工方法及びその装置
JP2000240701A (ja) ローシューの製造方法及びその製造装置
JPS5966926A (ja) ロ−タリ−式角パイプペンダの曲げ型
JP3696974B2 (ja) 形鋼熱間プレス矯正機
JPH0757378B2 (ja) スプリングバックの大きい加工材の2本ロール成形機
JP3433394B2 (ja) コルゲートフィン成形装置のテンション装置
JP3072681B2 (ja) 圧延機のロール傾斜装置
JPH06198351A (ja) コイニング加工方法
JP2004141927A (ja) 曲げ加工方法および曲げ加工装置
JPH10128456A (ja) 曲げ加工機の圧力型

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees