JP3072681B2 - 圧延機のロール傾斜装置 - Google Patents

圧延機のロール傾斜装置

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JP3072681B2
JP3072681B2 JP4212039A JP21203992A JP3072681B2 JP 3072681 B2 JP3072681 B2 JP 3072681B2 JP 4212039 A JP4212039 A JP 4212039A JP 21203992 A JP21203992 A JP 21203992A JP 3072681 B2 JP3072681 B2 JP 3072681B2
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rolling mill
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roll chock
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茂樹 成島
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機のロール傾斜装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、板クラウン等の圧延材の断面形状
の制御を容易に行う為に作業ロールをライン方向にクロ
スさせるようにした圧延機が開発されている。
【0003】前記作業ロールをクロスさせる為のロール
傾斜装置としては、ロールの軸心方向両端を軸支する作
業側及び駆動側のロールチョックを夫々ライン方向の前
後から挾持して逆向きに傾動するようにしたものが種々
開発されており、ロールチョックのライン方向の前後に
油圧シリンダを夫々配置して挾持させるようにしたロー
ル傾斜装置、或いは特公昭63−12687号公報等に
示される如くロールチョックのライン方向の前後に電動
機で駆動されるジャッキ機構を夫々配置して挾持させる
ようにしたロール傾斜装置、更には特公昭61−254
41号公報等に示される如くロールチョックのライン方
向の一側を油圧シリンダで他側をジャッキ機構により挾
持するようにしたロール傾斜装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロール傾斜装置のうち油圧シリンダを使用したもの
は、位置決めが困難であるという難点があり、しかも油
圧制御の為に高価なサーボ弁を使用することになるので
製作コストが高くつくという欠点があった。
【0005】又、ジャッキ機構を使用したものは、ジャ
ッキ機構が大きな配置スペースを要する上にハウジング
に孔をあける等の手間がかかる為、構造が大掛かりなも
のとなり、製作コストが高くつき、又、既設圧延機の改
造も困難である。
【0006】更に、油圧シリンダ、ジャッキ機構の何れ
の場合も、傾動に対応し得るようロールチョックに対し
球面座を介して挾持するようにしていた為、当り面が小
さく、しかも使用期間が長くなるにつれ前記球面座にガ
タが生じる等の不具合があった。
【0007】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、ロールチョックの位置決めを容易且つ確実に行うこ
とができ、しかも製作コストが安価で既設圧延機の改造
も容易な圧延機のロール傾斜装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロールの軸心
方向両端を軸支する作業側及び駆動側のロールチョック
を夫々ライン方向の前後から挾持して逆向きに傾動する
圧延機のロール傾斜装置であって、ロールチョックのラ
イン方向一側に当接され前記ロールチョックをライン方
向他側に向け押付ける油圧シリンダと、前記ロールチョ
ックの他側に対向する固定部に形成したガイド曲面に沿
う摺動曲面を有するウェッジライナを前記ロールチョッ
クの他側と前記ガイド曲面との間に出し入れするウェッ
ジライナ挿脱機構とにより構成したことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】従って本発明では、油圧シリンダとウェッジラ
イナ挿脱機構を作業側及び駆動側のロールチョックに対
しライン方向に逆向きに配置して前記各ロールチョック
をライン方向の前後から挾持させ、該各ロールチョック
を夫々油圧シリンダによりウェッジライナ挿脱機構側に
押付けながら、ウェッジライナを固定部のガイド曲面と
ロールチョックとの間に深く挿入すると、作業側及び駆
動側のロールチョックがライン方向の逆向きに夫々傾動
され、ロールがライン方向に傾斜される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0011】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図中1は上下控ロール2,3と上下作業ロール4,
5を備えた4段の圧延機を示し、該圧延機1のライン方
向(図1における左右方向)前後位置のハウジングポス
ト6,6にはシリンダボックス7,7が夫々配設され、
該シリンダボックス7,7の上部及び下部には、前記上
段の作業ロール4の作業側及び駆動側ロールチョック
8,8及び下段の作業ロール5の作業側及び駆動側ロー
ルチョック9,9を夫々ライン方向の前後から挾持して
逆向きに傾動するロール傾斜装置10,10が設けられ
ており、前記ロールチョック8,8を介して上段の作業
ロール4をロール軸心がライン方向に対し直角となる位
置からミルセンター位置を中心としてライン方向に傾斜
し且つ前記ロールチョック9,9を介して下段の作業ロ
ール5を前記上段の作業ロール4の傾斜方向に対し逆方
向に向け上段と同様に傾斜し得るようにしてある。
【0012】前記ロール傾斜装置10は、一方のシリン
ダボックス7に設けられたライン方向に伸縮する油圧シ
リンダ11と、他方のシリンダボックス7に設けたウェ
ッジライナ挿脱機構12とにより構成されており、この
油圧シリンダ11、ウェッジライナ挿脱機構12は、各
作業ロール4,5の軸心方向の作業側及び駆動側位置に
おいて夫々ライン方向に逆の配置となっている。
【0013】前記油圧シリンダ11のピストン部13の
先端は球状に形成されていてロールチョック8,9の当
り面に形成した球面座14に圧接されるようになってお
り、又、前記ウェッジライナ挿脱機構12は、ハウジン
グポスト6に取付けたブラケット15及びピン16を介
して中央部を水平方向に回動自在に支持されたレバー1
7と、該レバー17の一端にピン18を介して水平方向
に回動自在に基端を取付けられ且つロールチョック8,
9に対向するシリンダボックス7(固定部)の内側面に
形成したガイド曲面19に沿う摺動曲面20を有して先
端側を前記ロールチョック8又は9とガイド曲面19と
の間に嵌挿されたウェッジライナ21と、前記レバー1
7を回動操作し得るよう該レバー17の他端に先端をピ
ン連結され且つ基端を前記ハウジングポスト6に取付け
たジャッキ22とにより構成されており、ウェッジライ
ナ21を前記ロールチョック8又は9と前記ガイド曲面
19との間に出し入れし得るようにしてある。
【0014】尚、23は下段の作業ロール5のロールチ
ョック9にベンディング力を付与するよう前記各シリン
ダボックス7,7の下部に設けられたベンディングシリ
ンダ、24は前記各シリンダボックス7,7の上部に設
けられたバランスシリンダを示す。
【0015】而して、各ロール傾斜装置10,10の油
圧シリンダ11により各ロールチョック8,9を夫々逆
方向に配置したウェッジライナ挿脱機構12側に押付け
ながら、ウェッジライナ21をジャッキ22によるレバ
ー17の回動でシリンダボックス7とロールチョック8
又は9との間に深く挿入すると、上下の各ロールチョッ
ク8,9がライン方向の逆向きにδだけ傾動され、図3
に示す如く上段の作業ロール4がロール軸心をライン方
向に対し直角とした位置からミルセンター位置を中心と
してライン方向に角度θで傾斜されると共に、図4に示
す如く下段の作業ロール5が前記上段の作業ロール4の
傾斜方向に対し逆方向に向け上段と同様に角度θで傾斜
され、上段の作業ロール4と下段の作業ロール5とがク
ロスされる。
【0016】従って上記実施例によれば、ロールチョッ
ク8,9のライン方向一側に油圧シリンダ11を他側に
ウェッジライナ挿脱機構12を夫々配置して前記ロール
チョック8,9を挾持し、該ロールチョック8,9の実
質的な位置決めをロールチョック8又は9の他側とガイ
ド曲面19との間にウェッジライナ21を出し入れする
ことにより行うようにしているので、従来の如く油圧シ
リンダをロールチョックの前後両方に配置して挾持する
ようにしたロール傾斜装置と比較して極めて容易に位置
決めを行うことができ、しかもウェッジライナ21がロ
ールチョック8,9に対し面接触となる為、従来の如く
ロールチョックの前後両方を球面座を介して挾持する場
合より当り面が大きくなり、位置決めを確実に行うこと
ができる。
【0017】更に、従来の如く油圧シリンダをロールチ
ョックの前後両方に配置したロール傾斜装置と比較して
油圧制御の為のサーボ弁を削減することができ、又、従
来の電動機によるジャッキ機構を使用したロール傾斜装
置のような大掛かりな構造も不要となるので、安価な製
作コストで製作することができ、しかも既設圧延機の改
造も容易に行うことができる。
【0018】尚、本発明の圧延機のロール傾斜装置は、
上述の実施例にのみ限定されるものではなく、控ロール
と作業ロールとの間に中間ロールを備えた5段若しくは
6段の圧延機にも適用し得ること、又、控ロール若しく
は中間ロールの傾動にも使用できること、油圧シリンダ
は1個のロールチョックに対し複数備えても良いこと、
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】上記した本発明の圧延機のロール傾斜装
置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0020】(I)ロールチョックのライン方向一側に
油圧シリンダを他側にウェッジライナ挿脱装置を夫々配
置して前記ロールチョックを挾持し、該ロールチョック
の実質的な位置決めをロールチョックの他側とガイド曲
面との間にウェッジライナを出し入れすることにより行
うようにしているので、従来の如く油圧シリンダをロー
ルチョックの前後両方に配置して挾持するようにしたロ
ール傾斜装置と比較して極めて容易に位置決めを行うこ
とができ、しかもウェッジライナがロールチョックに対
し面接触となる為、従来の如くロールチョックの前後両
方を球面座を介して挾持する場合より当り面が大きくな
り、位置決めを確実に行うことができる。
【0021】(II)従来の如く油圧シリンダをロール
チョックの前後両方に配置したロール傾斜装置と比較し
て油圧制御の為のサーボ弁を削減することができ、又、
従来の電動機によるジャッキ機構を使用したロール傾斜
装置のような大掛かりな構造も不要となるので、安価な
製作コストで製作することができ、しかも既設圧延機の
改造も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1の上段の作業ロールを傾斜した状態を示す
平面図である。
【図4】図1の下段の作業ロールを傾斜した状態を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 圧延機 4 作業ロール 5 作業ロール 7 シリンダボックス(固定部) 8 ロールチョック 9 ロールチョック 10 ロール傾斜装置 11 油圧シリンダ 12 ウェッジライナ挿脱機構 19 ガイド曲面 20 摺動曲面 21 ウェッジライナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−317933(JP,A) 特開 平5−317919(JP,A) 特開 平5−277528(JP,A) 特開 昭57−4315(JP,A) 特開 昭49−88754(JP,A) 特開 昭60−255204(JP,A) 特開 昭57−190704(JP,A) 特開 昭54−54949(JP,A) 実開 昭60−15408(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 31/16 B21B 13/14 B21B 31/02 B21B 1/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールの軸心方向両端を軸支する作業側
    及び駆動側のロールチョックを夫々ライン方向の前後か
    ら挾持して逆向きに傾動する圧延機のロール傾斜装置で
    あって、ロールチョックのライン方向一側に当接され前
    記ロールチョックをライン方向他側に向け押付ける油圧
    シリンダと、前記ロールチョックの他側に対向する固定
    部に形成したガイド曲面に沿う摺動曲面を有するウェッ
    ジライナを前記ロールチョックの他側と前記ガイド曲面
    との間に出し入れするウェッジライナ挿脱機構とにより
    構成したことを特徴とする圧延機のロール傾斜装置。
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