JPH0622212U - 断熱性紙カップ容器 - Google Patents
断熱性紙カップ容器Info
- Publication number
- JPH0622212U JPH0622212U JP5980092U JP5980092U JPH0622212U JP H0622212 U JPH0622212 U JP H0622212U JP 5980092 U JP5980092 U JP 5980092U JP 5980092 U JP5980092 U JP 5980092U JP H0622212 U JPH0622212 U JP H0622212U
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- Japan
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- heat
- paper cup
- insulating sheet
- cup container
- heat insulating
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】最近の廃棄物処理問題に関連して、即席カップ
ラーメン業界やファーストフード店などにおいては、従
来の断熱性を有する発泡スチロール製のカップ容器に替
えて、断熱性紙カップ容器を採用する傾向が高まってい
るものである。 【構成】本考案は、表面層と断熱材層とを積層した扇形
状の断熱シートを、紙カップ容器の胴部の円周方向に巻
付けて、断熱シートの左右端部を封筒状に重ねて貼合せ
した断熱性紙カップ容器において、扇形状の断熱シート
の断熱材層の左右幅が紙カップ容器の胴部の円周方向長
さより僅かに短くなるように、断熱シートの表面層を残
して、断熱シートの左右端の貼合せ部分の外面側の断熱
材層を取除いたことによって、図３に示す隙間(a)や浮
き(b)や出張り(c)が発生しない、断熱シートの左右端の
貼合せ部分の、断熱シートの外観が好ましい断熱性紙カ
ップ容器を提供するものである。
ラーメン業界やファーストフード店などにおいては、従
来の断熱性を有する発泡スチロール製のカップ容器に替
えて、断熱性紙カップ容器を採用する傾向が高まってい
るものである。 【構成】本考案は、表面層と断熱材層とを積層した扇形
状の断熱シートを、紙カップ容器の胴部の円周方向に巻
付けて、断熱シートの左右端部を封筒状に重ねて貼合せ
した断熱性紙カップ容器において、扇形状の断熱シート
の断熱材層の左右幅が紙カップ容器の胴部の円周方向長
さより僅かに短くなるように、断熱シートの表面層を残
して、断熱シートの左右端の貼合せ部分の外面側の断熱
材層を取除いたことによって、図３に示す隙間(a)や浮
き(b)や出張り(c)が発生しない、断熱シートの左右端の
貼合せ部分の、断熱シートの外観が好ましい断熱性紙カ
ップ容器を提供するものである。
Description
【０００１】
本考案は、断熱シートの左右端の貼合せ部分の、断熱シートの外観が好ましい 断熱性紙カップ容器に関するものである。
【０００２】
従来から、カップラーメン用やホットコーヒー用やスープ,みそ汁用などの、 飲食時に手で持って熱くない、断熱性を有する発泡スチロール製のカップ容器が 広く用いられているものである。
【０００３】 また従来から、段付きの中芯紙の円筒や片面段ボール紙や発泡スチロールシー トなどの扇形状の断熱シートを、紙カップ容器の胴部の円周方向に巻付けて貼合 せした断熱性紙カップ容器が用いられているものであって、例えば実開平4-4521 6号公報では、図２に示すように、扇形状の片面段ボール紙(30)を、中芯紙を内 面側にして、紙カップ容器(10)の胴部(11)の円周方向に巻付けて貼合せした断熱 性紙カップ容器の考案が開示されているものである。
【０００４】
最近の地球環境に係る廃棄物処理問題に関連して、即席カップラーメン業界や ファーストフード店などにおいては、従来の断熱性を有する発泡スチロール製の カップ容器に替えて、断熱性紙カップ容器を採用する傾向が高まっているもので ある。しかしながら、前記の扇形状の断熱シートを、紙カップ容器の胴部の円周 方向に巻付けて貼合せした従来の断熱性紙カップ容器においては、図２に示す断 熱シート(30)の左右端の貼合せ部分(23)に問題があるものであって、断熱シート (30)の左右端部(23)を突き合わせして重ねないで貼合せした場合には、紙カップ 容器(10)の成形誤差や断熱シート(30)の上下の巻付け位置ずれなどによって、図 ３(a)に示す隙間(断熱シート(30)の左右幅が紙カップ容器の胴部の円周方向長さ より短い)や図３(b)に示す浮き(断熱シート(30)の左右幅が紙カップ容器の胴部 の円周方向長さより長い)が発生して、断熱シート(30)が剥れたり、断熱シート( 30)の貼合せ部分(23)の外観が好ましくないものであって、また断熱シート(30) の左右端部(23)を封筒状に重ねて貼合せした場合には、図３に示す隙間(a)や浮 き(b)は発生しないものの、断熱シート(30)が相当な厚さを有しているために、 図３(c)に示す出張り(断熱シート(30)の貼合せ部分(23)の段差)が発生して、断 熱性紙カップ容器の取り扱い時にひっかかったり、断熱シート(30)の貼合せ部分 (23)のスタッキング(積み重ね)性や外観が好ましくないものであった。
【０００５】
本考案は、図１に示すように、表面層(21)と断熱材層(22)とを積層した扇形状 の断熱シート(20)を、紙カップ容器(10)の胴部(11)の円周方向に巻付けて、断熱 シート(20)の左右端部(23)を封筒状に重ねて貼合せした断熱性紙カップ容器にお いて、扇形状の断熱シート(20)の断熱材層(22)の左右幅が紙カップ容器(10)の胴 部(11)の円周方向長さより僅かに短くなるように、断熱シート(20)の表面層(21) を残して、断熱シート(20)の左右端の貼合せ部分(23)の外面側の断熱材層(22)を 取除いたことによって、図３に示す隙間(a)や浮き(b)や出張り(c)が発生しない 、断熱シート(20)の左右端の貼合せ部分(23)の、断熱シート(20)の外観が好まし い断熱性紙カップ容器を提供するものである。
【０００６】
図１は、本考案の実施例における、断熱性紙カップ容器の形状を示す斜視図(a )及び扇形状の断熱シート(20)の平面図(b)である。
【０００７】 本考案の、表面層(21)と断熱材層(22)とを積層した扇形状の断熱シート(20)に ついては、美麗な印刷が可能な比較的薄い上質紙などの表面層(21)と、断熱効果 が良好な比較的厚い段付きの中芯紙や発泡スチロールシートや不織布やパルプ材 などの断熱材層(22)とを、適宜の方法で積層して扇形状に切断した断熱シート(2 0)を、従来と同様の装置,方法で、通常の紙カップ容器(10)の胴部(11)の円周方 向に巻付けて部分的に接着して、図１(b)に示す断熱シート(20)の左右端部(23) を、封筒状に５〜１０mm重ねて貼合せするものである。
【０００８】 この場合に、本考案の断熱性紙カップ容器においては、図１に示す扇形状の断 熱シート(20)の断熱材層(22)の左右幅が紙カップ容器(10)の胴部(11)の円周方向 長さより僅かに短くなるように(１〜２mmの隙間が生じるように、紙カップ容器(1 0)の成形誤差や断熱シート(20)の上下の巻付け位置ずれなどによって決定する、 図１(a)及び図３(a)を参照)、断熱シート(20)の表面層(21)を残して、断熱シー ト(20)の左右端の貼合せ部分(23)の外面側(図１(b)の左側)の断熱材層(22)を取 除いたことによって、図３に示す隙間(a)や浮き(b)や出張り(c)が発生しないも のである。
【０００９】 すなわち、図３に示す隙間(a)については、貼合せ部分(23)に前述した１〜２m mの隙間が発生するものであるが、図１(a)に示すように、断熱シート(20)の比較 的薄い上質紙などの表面層(21)がこの隙間を覆ってしまうものであって、また図 ３に示す浮き(b)については、前記の断熱材層(22)の左右幅が、紙カップ容器(10 )の胴部(11)の円周方向長さより１〜２mm短いために発生しないものであって、 さらに図３に示す出張り(c)については、前述した５〜１０mm重ねた貼合せ部分( 23)に出張りが発生するものであるが、図１(a)に示すように、断熱シート(20)の 比較的薄い上質紙などの表面層(21)の出張りで目立たないものであって、いずれ も断熱シート(20)の左右端の貼合せ部分(23)の、断熱シート(20)の外観が好まし い断熱性紙カップ容器を提供できるものである。
【００１０】 本考案の、断熱シート(20)の表面層(21)を残して、断熱シート(20)の左右端の 貼合せ部分(23)の外面側の断熱材層(22)を取除く方法については、例えば断熱シ ート(20)の左右端の貼合せ部分(23)の外面側に相当する部分をあらかじめ切欠い た断熱材層(22)を用いて、表面層(21)と貼合せして扇形状に切断する方法や、ま た幅が狭い断熱材層(22)と幅が広い表面層(21)とを巻取状で貼合せして、両端に 生じた段差の部分を断熱シート(20)の左右端の貼合せ部分(23)の外面側に相当さ せて扇形状に切断する方法などの、適宜の方法で断熱シート(20)の表面層(21)を 残して断熱材層(22)を取除くものである。
【００１１】
以上、実施例に示すとおり、本考案の断熱性紙カップ容器においては、扇形状 の断熱シートの断熱材層の左右幅が紙カップ容器の胴部の円周方向長さより僅か に短くなるように、断熱シートの表面層を残して、断熱シートの左右端の貼合せ 部分の外面側の断熱材層を取除いたことによって、図３に示す隙間(a)や浮き(b) や出張り(c)が発生しないものであって、断熱シートの左右端の貼合せ部分の、 断熱シートの外観が好ましい断熱性紙カップ容器が得られるものである。
【００１２】 特に、本考案の断熱性紙カップ容器においては、表面層を残して左右端の貼合 せ部分の外面側の断熱材層を取除いた扇形状の断熱シートを、紙カップ容器の胴 部の円周方向に巻付けて、断熱シートの左右端部を封筒状に重ねて貼合せしたも のであって、断熱シートの巻付機での機械適性などが良好であって、断熱性紙カ ップ容器の取り扱い時などにひっかかることがなくて、上質紙などの表面層に美 麗な印刷が可能な商品価値が高い断熱性紙カップ容器を提供できるものである。
【図１】本考案の実施例における、断熱性紙カップ容器
の形状を示す斜視図(a)及び扇形状の断熱シート(20)の
平面図(b)である。
の形状を示す斜視図(a)及び扇形状の断熱シート(20)の
平面図(b)である。
【図２】従来の扇形状の片面段ボール紙(30)を、中芯紙
を内面側にして、紙カップ容器(10)の胴部(11)の円周方
向に巻付けて貼合せした、断熱性紙カップ容器の形状を
示す斜視図である。
を内面側にして、紙カップ容器(10)の胴部(11)の円周方
向に巻付けて貼合せした、断熱性紙カップ容器の形状を
示す斜視図である。
【図３】従来の断熱性紙カップ容器における、断熱シー
ト(30)の左右端の貼合せ部分(23)に発生した、隙間(a)
と浮き(b)と出張り(c)の形状を示す部分断面図である。
ト(30)の左右端の貼合せ部分(23)に発生した、隙間(a)
と浮き(b)と出張り(c)の形状を示す部分断面図である。
１０ …紙カップ容器 １１ …胴部 ２０ …断熱シート ２１ …表面層 ２２ …断熱材層 ２３ …貼合せ部分,左右端部 ３０ …片面段ボール紙,従来の断熱シート
Claims (1)
- 【請求項１】表面層と断熱材層とを積層した扇形状の断
熱シートを、紙カップ容器の胴部の円周方向に巻付け
て、断熱シートの左右端部を封筒状に重ねて貼合せした
断熱性紙カップ容器において、扇形状の断熱シートの断
熱材層の左右幅が紙カップ容器の胴部の円周方向長さよ
り僅かに短くなるように、断熱シートの表面層を残し
て、断熱シートの左右端の貼合せ部分の外面側の断熱材
層を取除いたことを特徴とする断熱性紙カップ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5980092U JPH0622212U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 断熱性紙カップ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5980092U JPH0622212U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 断熱性紙カップ容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622212U true JPH0622212U (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=13123713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5980092U Pending JPH0622212U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 断熱性紙カップ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622212U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002531332A (ja) * | 1998-11-30 | 2002-09-24 | インサルエアー・インコーポレーテッド | 熱絶縁型容器及びその製造方法 |
| JP2009532173A (ja) * | 2006-04-03 | 2009-09-10 | エルビーピー マニファクチャリング インコーポレイテッド | 熱活性化可能な断熱パッケージ |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52148378A (en) * | 1976-06-04 | 1977-12-09 | Dainippon Printing Co Ltd | Thermal insulative cup producing method |
| JPS5613351A (en) * | 1979-07-12 | 1981-02-09 | Nippon Dekishi Kk | Heattinsulating cup |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP5980092U patent/JPH0622212U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52148378A (en) * | 1976-06-04 | 1977-12-09 | Dainippon Printing Co Ltd | Thermal insulative cup producing method |
| JPS5613351A (en) * | 1979-07-12 | 1981-02-09 | Nippon Dekishi Kk | Heattinsulating cup |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002531332A (ja) * | 1998-11-30 | 2002-09-24 | インサルエアー・インコーポレーテッド | 熱絶縁型容器及びその製造方法 |
| JP2007015771A (ja) * | 1998-11-30 | 2007-01-25 | Insulair Inc | 熱絶縁型容器及びその製造方法 |
| JP2009532173A (ja) * | 2006-04-03 | 2009-09-10 | エルビーピー マニファクチャリング インコーポレイテッド | 熱活性化可能な断熱パッケージ |
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