JPH0622119U - シートベルトのガイド装置 - Google Patents

シートベルトのガイド装置

Info

Publication number
JPH0622119U
JPH0622119U JP6004392U JP6004392U JPH0622119U JP H0622119 U JPH0622119 U JP H0622119U JP 6004392 U JP6004392 U JP 6004392U JP 6004392 U JP6004392 U JP 6004392U JP H0622119 U JPH0622119 U JP H0622119U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion hole
belt
seat belt
belt guide
guide device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6004392U
Other languages
English (en)
Inventor
重彦 岩城
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車工業株式会社 filed Critical 日野自動車工業株式会社
Priority to JP6004392U priority Critical patent/JPH0622119U/ja
Publication of JPH0622119U publication Critical patent/JPH0622119U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルト挿通孔から車室内に侵入する冷
気を遮断する。 【構成】 ベルトガイド3のベルト挿通孔14に設けた
風止めブラシ22が、シートベルト4の通過は許容する
一方で、車室内に侵入する空気の流れを邪魔又は阻止す
ることにより、ベルト挿通孔14から侵入する冷気で空
調の快適性が損なわれないようにし、またベルトガイド
3のベルト挿通孔14を風止めブラシ22が目隠しする
ことで、室内内の美観を向上させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートベルト挿通孔から車室内に侵入する冷気を遮断するようにし たシートベルトのガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートベルトの着用義務が法制化され、乗員保護の観点からシートベルト装置 には様々な改良が加えられてきた。図9に示すシートベルト装置1は、2ドア型 乗用車の車室内を前後シートを撤去した状態で示すものであり、運転席の背もた れのやや後方右側にサイドトリム2に設けたベルトガイド3が開口しており、ベ ルトガイド3から延びるシートベルト4がセンタピラー5に取り付けたアンカ装 置6のスルーリング7を経由し、アンカ装置6のほぼ真下の床面に先端が固着さ れている。シートベルト4は、サイドトリム2に隠れたリトラクタから引き出す ようになっており、右ハンドル車の運転者が着用する場合は、リングによってシ ートベルト4途中に係止させたタングプレートを右手で掴み、シートベルト4を 引っ張り出しながら右肩から左脇に回し、シート左側面のバックルにタングプレ ートを嵌合させることで、右肩から左脇にかけてと同時にまた右脇腹から左脇腹 にかけてシートベルト4を装着することができる。
【0003】 ベルトガイド3やアンカ装置6は、シートベルト4を所定の経路に沿って案内 するガイド装置8を構成しており、シートベルト4を引き出し・巻き込み自在に 収容するリトラクタ9は、図10,11に示したように、ボディパネル10を構 成するアウタパネル11とインナパネル12のうちのインナパネル12の側面に ねじ止め固定してある。ただし、リトラクタ9はインナパネル12を覆うサイド トリム2により目隠しされているため、車室内には露出しない。リトラクタ9か ら引き出されたシートベルト4は、サイドトリム2の開口13に係止してインナ パネル12にねじ止め固定したベルトガイド3を挿通し、アンカ装置6のスルー リング7に至る。ベルトガイド3は、インナパネル12にねじ止めされる胴部3 aと、胴部3aから上方に延びてサイドトリム2の開口13の上縁部を被覆する 頭部3bと、胴部3aから下方に延びてベルト挿通孔14を形成するとともに斜 め下方に延びた先端がサイドトリム2の開口13の下縁部に係止される脚部3c 等からなる。ベルト挿通孔14は、脚部3cに筒状に形成した案内部3dの内壁 によって形成されており、リトラクタ9のほぼ真上に開口している。リトラクタ 9から引き出されたシートベルト4は、その厚み方向に余裕をもってベルト挿通 孔14を挿通する。一般に、シートベルト4の幅方向に対するベルト挿通孔14 の開口余裕は余りないが、シートベルト4の厚み方向に対するベルト挿通孔14 の開口余裕は比較的大きく、このためインナパネル12とサイドトリム2の間の 空間Pはベルト挿通孔14を介して常時車室内の空間Qに連通している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のシートベルトのガイド装置8は、インナパネル12とサイドトリム 2の間の空間Pがベルト挿通孔14を介して車室内の空間Qに常時連通している ため、車室内の温度が空間P内の温度よりも高くなるにつれて、空間P内の冷気 が車室内に侵入しやすくなる。特に、寒冷期に車室内が温風ヒータ等によって暖 房されている場合は、車外の冷気の影響を受けやすいインナパネル12とサイド トリム2の間の空間Pの温度が、車室内の空気温度に比べて数度低いといった状 況が生まれやすい。こうした場合、インナパネル12とサイドトリム2の間の空 間Pからベルト挿通孔14を介して車室内に冷気が侵入するために、足元や体の 正面に温風ヒータが吹き付ける暖かい風とは別に、体の側面に上記の冷気の流れ がひんやりと感じられることがあり、冷気と暖気の温度差があるだけに空調全体 の快適感を損ないやすいといった課題があった。
【0005】 また、従来のシートベルトのガイド装置8は、ベルトガイド3のベルト挿通孔 14の隙間からインナパネル12とサイドトリム2の間の空間が直接覗き込める ために、ボディパネル10内部の板金が露出しているような印象を与えやすく、 それだけ室内仕上げの美観を損ないやすいといった課題があった。
【0006】 本考案は、これらの点に鑑みてなされたものであり、車室の側壁に設けられた シートベルト挿通孔に通気妨害手段を設け、シートベルト挿通孔から車室内に侵 入する冷気を遮断するようにしたシートベルトのガイド装置を提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、車室の側壁に設けたベルトガイドのベル ト挿通孔からシートベルトを車室内に案内するシートベルトのガイド装置におい て、前記ベルト挿通孔に設けられ、前記シートベルトの通過は許容する一方で、 車室内に侵入する空気の流れを邪魔又は阻止する通気妨害手段を具備したことを 特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記の構成に基づき、シートベルトを車室内に案内するベルトガイドのベルト 挿通孔に設けた通気妨害手段が、シートベルトの通過は許容する一方で、車室内 に侵入する空気の流れを邪魔又は阻止することにより、ベルト挿通孔からの冷気 の侵入を防止し、空調の快適性に貢献する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図1ないし図8を参照して説明する。図1は 、本考案のシートベルトのガイド装置の一実施例を示す縦断面図、図2,3は、 図1に示したベルトガイドのそれぞれ斜視図及び分解斜視図、図4は、図3に示 した風止めブラシの縦断面図である。
【0010】 図1に示すシートベルトのガイド装置21は、ベルトガイド3のベルト挿通孔 14に、通気妨害手段として風止めブラシ22を嵌め込んだものである。風止め ブラシ22は、図2ないし図4に示したように、ベルト挿通孔14の前後の内壁 すなわちシートベルトの厚み方向に対抗する案内部3dの内壁に接着固定される 一対の基板23,24と、これら一対の基板23,24に植毛した原型復帰性を もつ毛23a,24aからなる。毛23a,24aは、モヘアやナイロンなどの 軟質繊維を例えば毛髪程度の太さに加工し、一様な密度でもって基板23,24 上に植毛したものであり、ベルト挿通孔14を形成する案内部3dの内壁に一対 の基板23,24を固着したときに、両方の毛23a,24aがシートベルト4 の挿通路を挟んで若干交差する程度の長さを有する。従って、シートベルト4は 両側から伸びる毛23a,24aをかき分けるようにしてベルト挿通孔14を挿 通するが、毛23a,24a自体は柔軟に変形できるためシートベルト4に与え る挿通抵抗は殆ど無視できる程度の僅かなものとなる。
【0011】 このように、シートベルト4は毛23a,24aの中間を挿通自在であり、し かもシートベルト4の挿通部分を除いてはベルト挿通孔14は毛23a,24a によって封鎖される。このため、サイドトリム2の内側の空間Pと車室内の空間 Qは、通気を完全に遮断する気密状態からは若干程遠いものの、通気阻止状態に 近い状態に隔離される。従って、インナパネル12とサイドトリム2の間に閉じ 込められた空気がベルト挿通孔14を介して車室内に流れ込むことはなく、特に 、寒冷期において車室内が温風ヒータによって暖房されている場合に、車外の冷 気の影響を受けやすいインナパネル12とサイドトリム2の間の空気温度が、車 室内の空気温度に比べて数度低いといった状況が生まれても、インナパネル12 とサイドトリム2の間の空間Pからベルト挿通孔14を介して車室内に冷気が侵 入することはない。このため、温風ヒータからの暖かい風だけを体で感ずること ができ、従来のように体の側面で感ずる冷気が空調全体の快適感を損なうといっ たことはない。
【0012】 また、ベルトガイド3のベルト挿通孔4の隙間は、毛23a,24aによって 覆われており、ベルト挿通孔14から内部を覗き見ることができないため、イン ナパネル12とサイドトリム2の間の板金が露出しているような印象を与えるこ とはなく、それだけ室内仕上げの美観を向上させることができる。
【0013】 なお、上記実施例では、一対の基板23,24から伸びる毛23a,24aが 中央で触れ合う構成の風止めブラシ22を例にとったが、図5に示す風止めブラ シ32のごとく、一方の基板24を省略し、その代わりに基板33から伸びる毛 33aの長さを毛23aの2倍程度の長さとすることもできる。
【0014】 また、図6に示す風止めブラシ42のごとく、2枚の基板23,24の代わり に、ベルト挿通孔14に密嵌合する大きさをもった上下面が開口する箱状の基枠 43を用い、この基枠43の内壁に毛43aを植設するようにしてもよい。無論 、基枠の内壁の一方にだけ毛を植設することも可能である。また、風止めブラシ 22,32,42に使用する毛は、シートベルト4の引き出し或いは巻き取りに 抵抗を与えないような軟らかい素材であれば、モヘヤ或いはナイロンといった素 材以外の素材で構成することもできる。また、ベルト挿通孔14の前後の内壁に 毛23a、24aを直接植毛するようにしてもよい。
【0015】 さらにまた、図7に示すシートベルトのガイド装置51のごとく、案内部をも たない簡易型のベルトガイド52を用いるものでは、通気妨害手段として、ベル ト挿通孔53を原型復帰性をもったすだれが覆う風止めスカート54を用いるこ ともできる。風止めスカート54は、図8に示したように、ゴム製のフラップ5 5にほぼ等間隔にスリット55aを入れたものを基板56に接着固定したもので あり、スリット55aにより分断された細長い一片一片が簾55bとして前記風 止めブラシ22の一本一本の毛に相当する働きをする。なお、本実施例では、ベ ルトガイド52はインナパネル12の側面にねじ止めせず、ただ単にサイドトリ ム2の開口13の上縁部と下縁部に適宜係止させてあるだけである。また、ベル ト挿通孔53もベルトガイド52にただ四角形状の開口を穿設して形成したに過 ぎない。従って、通気妨害機能は多少低下する虞れもあるが、ベルト挿通孔53 の開口部に直接毛を植設するようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、シートベルトを車室の側壁から車室内 に案内するベルトガイドのベルト挿通孔に設けた通気妨害手段が、シートベルト の通過は許容する一方で、車室内に侵入する空気の流れを邪魔又は阻止する構成 としたから、ボディパネル内の冷気がベルト挿通孔から車室内に侵入するのを防 止することができ、特に暖房時の室内の暖気よりも低い温度の冷気が車室の側壁 内から侵入し、暖気と冷気の温度差が空調の快適性を損なうといった不都合をな くすことができ、またベルトガイドのベルト挿通孔が通気妨害手段により覆われ て車室の側壁内部が目隠しされることで、車室内の美観を向上させることができ る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシートベルトのガイド装置の一実施例
を示す縦断面図である。
【図2】図1に示したベルトガイドの斜視図である。
【図3】図1に示したベルトガイドの分解斜視図であ
る。
【図4】図3に示した風止めブラシの縦断面図である。
【図5】図4に示した風止めブラシの変形例を示す縦断
面図である。
【図6】図3に示した風止めブラシの変形例を示す縦断
面図である。
【図7】本考案のシートベルトのガイド装置の他の実施
例を示す縦断面図である。
【図8】図7に示した風止めスカートの斜視図である。
【図9】従来のシートベルト装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図10】図9に示したシートベルトのガイド装置の斜
視図である。
【図11】図9に示したシートベルトのガイド装置の縦
断面図である。
【符号の説明】
2 サイドトリム 3,52 ベルトガイド 4 シートベルト 14,53 ベルト挿通孔 22 風止めブラシ 54 風止めスカート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の側壁に設けたベルトガイドのベル
    ト挿通孔からシートベルトを車室内に案内するシートベ
    ルトのガイド装置において、前記ベルト挿通孔に設けら
    れ、前記シートベルトの通過は許容する一方で、車室内
    に侵入する空気の流れを邪魔又は阻止する通気妨害手段
    を具備したことを特徴とするシートベルトのガイド装
    置。
  2. 【請求項2】 前記通気妨害手段は、前記ベルト挿通孔
    を原型復帰性をもった毛が覆う風止めブラシであること
    を特徴とする請求項1記載のシートベルトのガイド装
    置。
  3. 【請求項3】 前記通気妨害手段は、前記ベルト挿通孔
    を原型復帰性をもったすだれが覆う風止めスカートであ
    ることを特徴とする請求項1記載のシートベルトのガイ
    ド装置。
JP6004392U 1992-08-26 1992-08-26 シートベルトのガイド装置 Pending JPH0622119U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6004392U JPH0622119U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 シートベルトのガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6004392U JPH0622119U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 シートベルトのガイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622119U true JPH0622119U (ja) 1994-03-22

Family

ID=13130658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6004392U Pending JPH0622119U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 シートベルトのガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622119U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011057060A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd 車両用内装構造
JP4725838B2 (ja) * 2005-03-25 2011-07-13 スズキ株式会社 内装トリム構造
JP2012081913A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Toyota Motor Corp シートベルトのウエビングガイド装置
JP2012224294A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Mitsubishi Motors Corp シートベルト取付構造
JP2016097821A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 本田技研工業株式会社 車両用内装構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4725838B2 (ja) * 2005-03-25 2011-07-13 スズキ株式会社 内装トリム構造
JP2011057060A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd 車両用内装構造
JP2012081913A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Toyota Motor Corp シートベルトのウエビングガイド装置
JP2012224294A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Mitsubishi Motors Corp シートベルト取付構造
JP2016097821A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 本田技研工業株式会社 車両用内装構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6079781A (en) Ventilated child restraint seat
US6042473A (en) Ventilating panel for vehicles
US2859680A (en) Ventilating device for the bodies of motor cars and other passenger carrying vehicles
JPH0622119U (ja) シートベルトのガイド装置
US7159360B2 (en) Pet ventilation window
US3036860A (en) Improved sliding roof portions for motor vehicles
KR101644987B1 (ko) 에어 토출형 자동차 암레스트
JPH10315817A (ja) スライドレール
JP5262989B2 (ja) 車両天井構造
US1820430A (en) Ventilator
JPS6198652A (ja) バンパ構造
JPH09240272A (ja) 自動車の窓用ネット
US6981914B2 (en) Soft top rear side flap vent for utility vehicle
KR101910769B1 (ko) 일체형 압출성형 기반의 콘솔박스용 롤링도어 제조 방법
JP7142414B1 (ja) 車両用レインバイザー
JPH1044930A (ja) シートベルトの案内装置
JPH0532367Y2 (ja)
CN212073607U (zh) 后搁物板总成及车辆
JPH0444416Y2 (ja)
JPH0120623Y2 (ja)
KR200178965Y1 (ko) 차량용 시트 커버
KR101957098B1 (ko) 개별형 압출성형 기반의 콘솔박스용 롤링도어 제조 방법
JPH0131530Y2 (ja)
JP3332324B2 (ja) 自動車室内温度の調節用カーテン
JPH0218729Y2 (ja)