JP3332324B2 - 自動車室内温度の調節用カーテン - Google Patents

自動車室内温度の調節用カーテン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車室内温度の
調節に用いるカーテンに関するもので、特にトラックや
乗用車の運転席に装着して運転者に対し、頭寒足熱にな
るような室内温度の調節を簡単に実現させ、もって快適
に安全運転を確保することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車室内の空気調和装置には、
フロントパネルやフロントガラス下部内面の上部吹出口
と、足元吹出口があり、これらの吹出口の選択により、
夏期には寒気を冬期には暖気を吹出すようになってい
る。フロントパネルの吹出口にはルーバーがあり、吹出
方向の変更により、室内空気の平均化を図っている。
【0003】しかしながら、このような手段のみでは、
十分な室内温度の均一化ができず、夏期には足元が異常
に冷えるし、冬期には頭付近に暖気が滞留してのぼせる
状態となる。そのため、長時間の運転が強要される長距
離トラックや遠距離ドライブ乗用車の運転にはあまり快
適な室内環境を整えることが困難で、時には居眠りを誘
い、重大な事故を起こしかねない事態を招く結果にもな
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
の自動車室内の温度調節をより快適なドライブ環境に、
かつ簡便にもって行くための方法及びその手段について
検討を加え、もって、安全運転による交通事故防止に寄
与することを課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題の解決
手段は、要するに、自動車室内環境を頭寒足熱にするた
め、自動車室内の空気調和装置の上部吹出口と下部吹出
口を2分する位置にカーテンを装着して、運転者又は搭
乗者の上下半身の温度差を積極的に形成するよう室内に
該カーテンを広げて張架することを特徴とする。
【0006】ここでカーテンは、運転者や搭乗者の胴回
りから上下を簡単に遮蔽できるものであれば何でもよ
く、その主材は織布又は不織布からなるカーテンであっ
て、自動車室内の空気調和装置のフロントパネル前面又
は上面の吹出口と足元吹出口を2分する位置のフロント
パネル取付部より座席に着座した運転者や搭乗者の膝上
から胴回りをカバーして、座席背もたれ取付部に至る長
さで、かつ車体両側のドア内側にほぼ接する幅のカーテ
ンとする。このカーテンには少なくとも前記フロントパ
ネル取付部と座席背もたれ取付部への着脱具が装着され
てなる。
【0007】空気調和装置の上部吹出口とは、通常フロ
ントパネル前面のフロント吹出口やフロントウインド内
面下方のウインド吹出口であり、下部吹出口はフロント
ウインド下面や前部座席下方の足元吹出口である。カー
テンは織布又は不織布が好ましいが柔軟なプラスチック
シートや、織布、不織布あるいは紙に薄いプラスチック
フィルムをラミネートしたシートなども同様に使用でき
るものである。
【0008】これらカーテンは、上部吹出口と下部吹出
口とを上下に2分し、かつ運転者、搭乗者の胴回りを囲
って上下を2分する形状で、その外周は自動車の室内側
面に沿う形状としている。このカーテン外周と室内側面
とは必ずしも密着させなくてよい。そして、自動車への
乗り降りにできるだけ邪魔にならないように、フロント
パネルや座席背もたれ等に取付部を複数設けて、カーテ
ンには、それら取付部への着脱具を取付部に対応して複
数個所設けるのである。取付部や着脱具の具体例として
は、布製面ファスナー、ボタンホック、フック金具(プ
ラスチック製も含む)、マグネット等が挙げられる。カ
ーテンを使用しないときの収納は、カーテンの着脱部を
全て取り外して適当にたたんでボックス内に収納しても
よいし、カーテンを折りたたみタイプにしてフロントボ
ックス下方へ面ファスナーバンド等で固定しておく。ま
た、フロントパネル手前下方などには、住宅の窓に設置
するような引出し式のロールカーテンを設けることもで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は乗用車に本発明の
室内温度の調節に用いるカーテンを採用した状態を示す
室内側面図であり、図2は同室内平面図である。一般の
乗用車は、フロントパネル1内部に空気調和装置2が設
けられており、フロントパネル1の前面には空気のフロ
ント吹出口3が、その上面にはウインド吹出口4があ
り、そして下方には前足元吹出口5とそれから暖気又は
冷気を導くパイプで後部座席の後足元吹出口6が設けら
れ、室内の空調がなされるようになっている。
【0010】しかし、自動車内部では座席に着座した人
の動きは全くなく、そのため、室内の空気は上方と下方
で著しい温度差を生ずることになる。その結果冬期は上
方で暖房が効きすぎ、頭はのぼせるし、足元は冷える結
果となるし、夏期は下方で冷房が効きすぎても頭は冷気
を感じないので、やはり足元のみが冷えすぎる結果とな
るのである。そこで、本発明では、図1、2に示すよう
に、自動車室内の空気調和装置2の上部吹出口と下部吹
出口を2分する位置にカーテンを装着して、運転者又は
搭乗者の上下半身の温度差を積極的に形成するよう室内
に該カーテンを広げて張架したのである。この場合、前
席カーテン7と後席カーテン8とで室内を上下に仕切っ
ている。カーテン7、8には、ポリプロピレン不織布に
ポリエチレンフィルムをラミネートしたものを用いてお
り、その形状は図2に示すように、前席カーテンには人
の胴回りのくり9とシフトレバー10回りの切欠き11があ
り、後席カーテン8には胴回りのくり9が3個所にあ
る。前部座席の助手席や後部座席の搭乗者がいない場合
でも、カーテン装着の効果は十分に上がり、多少の穴や
空間側面との隙間は無視してもよいほどに装着の有無の
差がはっきりとわかるのである。
【0011】したがって、カーテン7、8の取付けも極
めてラフなものでよく、この場合は、フロントパネル取
付部12と座席背もたれ取付部13などは、すべて面ファス
ナー(受)を背面の粘着面あるいは縫着などで取付け、一
方、カーテン7側には面ファスナー(フック)をその端部
の上記取付部に相当する位置に着脱具を接着、縫着等の
手段で設けるだけでよい。着脱具のないカーテン外周縁
は自由状態となっている。
【0012】
【発明の効果】以上のような構造の本発明の室内温度の
調節に用いるカーテンによると、次に列挙するような効
果が得られる。(1)カーテンの張架によって、過度の温
度差を身体に及ぼさないので、健康的で疲れがなく、安
全運転ができ、事故防止につながる。(2)冷・暖房効率
がよくなり、そのため空気調和装置が小型化でき、それ
だけエンジンに負担がかからない。(3)張架したカーテ
ンがテーブル代りになり、たばこ、弁当、菓子、筆記
具、メモ用紙、タオル、ティッシュ、PHS、その他車
内で使用するものが便利に使える。足元にこれら小物が
落ちることなく、特に、弁当を食べるときなどは極めて
好都合である。(4)カーテンによる完全遮蔽は必要でな
いから、簡単なカーテンやその取付方法でよいので、極
めて安価である。また、カーテンの形状は、車種や使用
箇所等に応じて購入者の好みに応じて適当な形に切れば
よいし、シフトレバーなども単にカーテンに切込みを入
れたり、穴をあけるだけで、特に問題ない。製品として
の自由度も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用車に本発明のカーテンを装着した状態を示
す室内の側面図である。
【図2】乗用車に本発明のカーテンを装着した状態を示
す室内の平面図である。
【符号の説明】
1 フロントパネル 2 空気調和装置 3 フロント吹出口 4 ウインド吹出口 5 前足元吹出口 6 後足元吹出口 7 前席カーテン 8 後席カーテン 9 胴回りのくり 10 シフトレバー 11 切欠き 12 フロントパネル取付部 13 座席背もたれ取付部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車室内の空気調和装置の上部吹出口
    と下部吹出口を2分する位置に装着して、運転者又は搭
    乗者の上下半身の温度差を積極的に形成するよう室内
    架するカーテンであって、該カーテンは自動車室内の
    空気調和装置のフロントパネル前面又は上面の吹出口と
    足元吹出口を2分する位置のフロントパネル取付部より
    座席に着座した運転者や搭乗者の膝上から胴回りをカバ
    ーして、座席背もたれ取付部に至る長さで、かつ車体両
    側のドア内側にほぼ接する幅とし、該カーテンには少な
    くとも前記フロントパネル取付部と座席背もたれ取付部
    への着脱具が装着されてなる自動車室内温度調節用カー
    テン。
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