JPH06220349A - 反応性フタロシアニン染料の製法 - Google Patents
反応性フタロシアニン染料の製法Info
- Publication number
- JPH06220349A JPH06220349A JP5314965A JP31496593A JPH06220349A JP H06220349 A JPH06220349 A JP H06220349A JP 5314965 A JP5314965 A JP 5314965A JP 31496593 A JP31496593 A JP 31496593A JP H06220349 A JPH06220349 A JP H06220349A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- group
- amine
- phthalocyanine
- pyridine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0096—Purification; Precipitation; Filtration
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B62/00—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
- C09B62/44—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
- C09B62/503—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
- C09B62/517—Porphines; Azaporphines
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Coloring (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 反応性フタロシアニン染料の製法。
【構成】 一般式Iの反応性フタロシアニン染料は、フ
タロシアニンスルホニルクロリドを、反応性の基を有す
るアミンと、反応させ、かつ得られる反応混合物に、膜
処理を施こすことによって製造される。
タロシアニンスルホニルクロリドを、反応性の基を有す
るアミンと、反応させ、かつ得られる反応混合物に、膜
処理を施こすことによって製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フタロシアニンスルホ
ニルクロリドと、反応性基を有するアミンとを反応さ
せ、かつ得られる反応混合物を膜処理することによっ
て、反応性フタロシアニン染料を製造するための新規方
法に関する。
ニルクロリドと、反応性基を有するアミンとを反応さ
せ、かつ得られる反応混合物を膜処理することによっ
て、反応性フタロシアニン染料を製造するための新規方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性フタロシアニン染料を生成するた
めの、窒素原子−含有の複素環の存在下でのフタロシア
ニンスルホニルクロリドと反応性基を含有するアミンと
の反応は、公知である:例えば、西ドイツ国特許(DE
−A)第2824211号明細書、西ドイツ国特許(D
E−A)第2906442号明細書、欧州特許(EP−
A)第75905号明細書、欧州特許(EP−A)第2
31837号明細書又はこれ以前のドイツ特許出願(t
he earlier German Patent
Application)第P42 38 047.
2.号明細書、参照。
めの、窒素原子−含有の複素環の存在下でのフタロシア
ニンスルホニルクロリドと反応性基を含有するアミンと
の反応は、公知である:例えば、西ドイツ国特許(DE
−A)第2824211号明細書、西ドイツ国特許(D
E−A)第2906442号明細書、欧州特許(EP−
A)第75905号明細書、欧州特許(EP−A)第2
31837号明細書又はこれ以前のドイツ特許出願(t
he earlier German Patent
Application)第P42 38 047.
2.号明細書、参照。
【0003】これらの合成方法から得られる染料は、屡
々適用欠陥を有する。例えば、不十分な耐光性及び不満
足な湿潤堅牢性、特に次亜塩素酸塩漂白に対する不良な
堅牢性を有する。
々適用欠陥を有する。例えば、不十分な耐光性及び不満
足な湿潤堅牢性、特に次亜塩素酸塩漂白に対する不良な
堅牢性を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】簡単に実施でき、かつ
前記の適用欠陥の無い染料を得ることを可能とする反応
性フタロシアニン染料の新規製法を得ることが、本発明
の目的である。
前記の適用欠陥の無い染料を得ることを可能とする反応
性フタロシアニン染料の新規製法を得ることが、本発明
の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、式I:
【0006】
【化6】
【0007】[式中、Pcは、塩素原子又はフェニル基
によって置換されていてよい、金属を含まない、又は金
属を含有するフタロシアニン系の基であり、R1は、水
素原子又はC1〜C6−アルキル基であり、R2及びR
3は、各々、相互に独立して、水素原子、C1〜C6−ア
ルキル基(これは1個又は2個の酸素原子によって、エ
ーテル官能で、遮断されていてよい)、又はフェニル基
であるか、又は一緒に、それらに結合する窒素原子と結
合して、それ以上のヘテロ原子を含有していてよい5−
又は6−員の飽和複素環基を形成し、Lは、酸素原子に
よって、エーテル官能で、遮断されていてよいC2〜C4
−アルキレン基、ナフチレン基、又は式:
によって置換されていてよい、金属を含まない、又は金
属を含有するフタロシアニン系の基であり、R1は、水
素原子又はC1〜C6−アルキル基であり、R2及びR
3は、各々、相互に独立して、水素原子、C1〜C6−ア
ルキル基(これは1個又は2個の酸素原子によって、エ
ーテル官能で、遮断されていてよい)、又はフェニル基
であるか、又は一緒に、それらに結合する窒素原子と結
合して、それ以上のヘテロ原子を含有していてよい5−
又は6−員の飽和複素環基を形成し、Lは、酸素原子に
よって、エーテル官能で、遮断されていてよいC2〜C4
−アルキレン基、ナフチレン基、又は式:
【0008】
【化7】
【0009】(式中Uは、水素原子、ヒドロキシスルホ
ニルメチル基又はヒドロキシスルホニル基であり、かつ
nは1又は2である)の基であり、Yは、ビニル基又は
式:C2H4−Q、(式中Qは、アルカリ−分離性の基で
ある)の基であり、M+は、陽イオンの当量であり、m
は、0又は1であり、pは、1〜3であり、qは、0〜
3でありrは、1〜3であり、かつtは、0又は1であ
るが、この際、p、q及びrの合計は、4よりも多くな
いことが条件である]の反応性フタロシアニン染料を、
式II:
ニルメチル基又はヒドロキシスルホニル基であり、かつ
nは1又は2である)の基であり、Yは、ビニル基又は
式:C2H4−Q、(式中Qは、アルカリ−分離性の基で
ある)の基であり、M+は、陽イオンの当量であり、m
は、0又は1であり、pは、1〜3であり、qは、0〜
3でありrは、1〜3であり、かつtは、0又は1であ
るが、この際、p、q及びrの合計は、4よりも多くな
いことが条件である]の反応性フタロシアニン染料を、
式II:
【0010】
【化8】
【0011】[式中、Pc及びM+は、各々、前記のも
のであり、aは1〜4であり、かつbは0〜3である
が、a及びbの合計は、4よりも多くないことが条件で
ある]のフタロシアニンスルホニルクロリド、又は式I
Iのフタロシアニンスルホニルクロリドの混合物と、任
意の順序で、式III:
のであり、aは1〜4であり、かつbは0〜3である
が、a及びbの合計は、4よりも多くないことが条件で
ある]のフタロシアニンスルホニルクロリド、又は式I
Iのフタロシアニンスルホニルクロリドの混合物と、任
意の順序で、式III:
【0012】
【化9】
【0013】[式中、R1、L、Y、m及びtは、各
々、前記のものである]のアミンと、及び任意に、式I
V:
々、前記のものである]のアミンと、及び任意に、式I
V:
【0014】
【化10】
【0015】[式中R2及びR3は、各々、前記のもので
ある]のアミンとを、水性媒体中で、窒素原子含有の複
素環の存在で、又は不在で、反応させることによって、
製造するための方法によって達成されることが判明し、
この方法は、反応が終了した後に、反応混合物に膜処理
を施こし、濃縮形の式Iの染料よりなる水性残留分、及
び塩、式IIIのアミン、及び場合により式IVのアミ
ンよりなる水性透過分に分離することを特徴とする。
ある]のアミンとを、水性媒体中で、窒素原子含有の複
素環の存在で、又は不在で、反応させることによって、
製造するための方法によって達成されることが判明し、
この方法は、反応が終了した後に、反応混合物に膜処理
を施こし、濃縮形の式Iの染料よりなる水性残留分、及
び塩、式IIIのアミン、及び場合により式IVのアミ
ンよりなる水性透過分に分離することを特徴とする。
【0016】本発明に依る方法の反応性フタロシアニン
染料は、金属を含有しない、又は金属を含有するフタロ
シアニンである。金属を含有するフタロシアニンは、特
に、銅、コバルト又はニッケルフタロシアニンである。
反応性銅フタロシアニン染料の製造が有利である。
染料は、金属を含有しない、又は金属を含有するフタロ
シアニンである。金属を含有するフタロシアニンは、特
に、銅、コバルト又はニッケルフタロシアニンである。
反応性銅フタロシアニン染料の製造が有利である。
【0017】R1、R2及びR3は、各々、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、s−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、ヘキシル
基、又は2−メチルペンチル基である。
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、s−ブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、ヘキシル
基、又は2−メチルペンチル基である。
【0018】また、R2及びR3は、各々、例えば、2−
メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロポ
キシエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−ブト
キシエチル基、2−又は3−メトキシプロピル基、2−
又は3−エトキシプロピル基、2−又は3−プロポキシ
プロピル基、2−又は4−メトキシブチル基、2−又は
4−エトキシブチル基、3,6−ジオキサヘプチル基又
は3,6−ジオキサオクチル基であってよい。
メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−プロポ
キシエチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−ブト
キシエチル基、2−又は3−メトキシプロピル基、2−
又は3−エトキシプロピル基、2−又は3−プロポキシ
プロピル基、2−又は4−メトキシブチル基、2−又は
4−エトキシブチル基、3,6−ジオキサヘプチル基又
は3,6−ジオキサオクチル基であってよい。
【0019】それ以上のヘテロ原子を有する又は有しな
い5−又は6−員の飽和複素環基を、一緒に、形成する
ための、R3と結合したR2及びそれらに結合する窒素原
子は、例えば、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モル
ホリニル基、ピペラジニル基、又はN−(C1〜C4−ア
ルキル)ピペラジニル基であってよい。
い5−又は6−員の飽和複素環基を、一緒に、形成する
ための、R3と結合したR2及びそれらに結合する窒素原
子は、例えば、ピロリジニル基、ピペリジニル基、モル
ホリニル基、ピペラジニル基、又はN−(C1〜C4−ア
ルキル)ピペラジニル基であってよい。
【0020】Lは、例えば(CH2)2、(CH2)3、
(CH2)4、CH(CH3)CH2、CH(CH3)CH
(CH3)、(CH2)2O(CH2)2、フェニレン基、
ヒドロキシスルホニルメチルフェニレン基、ヒドロキシ
スルホニルフェニレン基、ナフチレン基、又はフェニレ
ンメチレン基である。
(CH2)4、CH(CH3)CH2、CH(CH3)CH
(CH3)、(CH2)2O(CH2)2、フェニレン基、
ヒドロキシスルホニルメチルフェニレン基、ヒドロキシ
スルホニルフェニレン基、ナフチレン基、又はフェニレ
ンメチレン基である。
【0021】M+は、陽イオンの当量である。これは、
陽子であるか、又は金属又はアンモニウムイオンから誘
導される。金属イオンは、特に、リチウム、ナトリウム
又はカリウムイオンである。本発明の目的のためのアン
モニウムイオンは、置換された、又は非置換のアンモニ
ウム陽イオンである。置換されたアンモニウム陽イオン
は、例えば、モノアルキル−、ジアルキル−、トリアル
キル−、テトラアルキル−、又はベンジルトリアルキル
−アンモニウム陽イオン、又は窒素原子を含有する5−
又は6−員の飽和複素環から誘導される陽イオン、例え
ば、ピロリジニウム、ピペリジニウム、モルホリニウ
ム、ピペラジニウム又はN−アルキルピペラジニウム陽
イオン、又はそれらのN−モノアルキル−又はN,N−
ジアルキル−置換の生成物である。アルキル基は、一般
に、直鎖又は分枝鎖のC1〜C20−アルキル基を意味
し、これはヒドロキシル基によって置換され、かつ/又
は酸素原子によって、エーテル官能で遮断されていてよ
い。また、アンモニウムイオンは、最初に挙げた複素環
から誘導されていてよい。
陽子であるか、又は金属又はアンモニウムイオンから誘
導される。金属イオンは、特に、リチウム、ナトリウム
又はカリウムイオンである。本発明の目的のためのアン
モニウムイオンは、置換された、又は非置換のアンモニ
ウム陽イオンである。置換されたアンモニウム陽イオン
は、例えば、モノアルキル−、ジアルキル−、トリアル
キル−、テトラアルキル−、又はベンジルトリアルキル
−アンモニウム陽イオン、又は窒素原子を含有する5−
又は6−員の飽和複素環から誘導される陽イオン、例え
ば、ピロリジニウム、ピペリジニウム、モルホリニウ
ム、ピペラジニウム又はN−アルキルピペラジニウム陽
イオン、又はそれらのN−モノアルキル−又はN,N−
ジアルキル−置換の生成物である。アルキル基は、一般
に、直鎖又は分枝鎖のC1〜C20−アルキル基を意味
し、これはヒドロキシル基によって置換され、かつ/又
は酸素原子によって、エーテル官能で遮断されていてよ
い。また、アンモニウムイオンは、最初に挙げた複素環
から誘導されていてよい。
【0022】陽イオンは、有利に、陽子又はリチウム、
ナトリウム又はカリウムイオンである。
ナトリウム又はカリウムイオンである。
【0023】Qは、アルカリ−分離性基である。そのよ
うな基の例は、塩素原子、臭素原子、C1〜C4−アルキ
ルスルホニル基、フェニルスルホニル基、OSO3H、
SSO3H、OP(O)CH2、C1〜C4−アルキルスル
ホニルオキシ基、フェニルスルホニルオキシ基、C1〜
C4−アルカノイルオキシ基、C1〜C4−ジアルキルア
ミノ基又は式:
うな基の例は、塩素原子、臭素原子、C1〜C4−アルキ
ルスルホニル基、フェニルスルホニル基、OSO3H、
SSO3H、OP(O)CH2、C1〜C4−アルキルスル
ホニルオキシ基、フェニルスルホニルオキシ基、C1〜
C4−アルカノイルオキシ基、C1〜C4−ジアルキルア
ミノ基又は式:
【0024】
【化11】
【0025】[式中、Z1、Z2及びZ3は、同一又は異
なっていて、各々相互に独立して、C1〜C4−アルキル
基又はベンジル基であり、かつAn~は、各々の場合
で、陰イオンの1当量である]の基である。適当な陰イ
オンの例は、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージ
ド、モノ−、ジ−又はトリクロロアセテート、メタンス
ルホネート、ベンゼンスルホネート、又は2−又は4−
メチルベンゼンスルホネートである。
なっていて、各々相互に独立して、C1〜C4−アルキル
基又はベンジル基であり、かつAn~は、各々の場合
で、陰イオンの1当量である]の基である。適当な陰イ
オンの例は、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージ
ド、モノ−、ジ−又はトリクロロアセテート、メタンス
ルホネート、ベンゼンスルホネート、又は2−又は4−
メチルベンゼンスルホネートである。
【0026】本発明の方法で存在してよい窒素含有の複
素環は、例えば、ピリジン、ピリジンカルボン酸、例え
ばピリジン−2−カルボン酸、ピリジン−3−カルボン
酸、ピリジン−4−カルボン酸、ピリジン−2,3−ジ
カルボン酸、ピリジン−2,4−ジカルボン酸、ピリジ
ン−2,5−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカル
ボン酸、ピリジン−3,4−ジカルボン酸、ピリジン−
3,5−ジカルボン酸、ピリジン−2,3,4−トリカ
ルボン酸、ピリジン−2,4,5−トリカルボン酸、4
−メチルピリジン−3−カルボン酸、4−エチルピリジ
ン−3−カルボン酸、6−メチルピリジン−3−カルボ
ン酸、4,6−ジメチルピリジン−2−カルボン酸、
2,6−ジメチルピリジン−3−カルボン酸又は2−メ
チルピリジン−3,4−ジカルボン酸、ピリジンスルホ
ン酸、例えばピリジン−2−スルホン酸、ピリジン−3
−スルホン酸、ピリジン−4−スルホン酸又は2−メチ
ルピリジン−3−スルホン酸、ピリジンカルボキサミ
ド、例えばピリジン−2−カルボキサミド、ピリジン−
3−カルボキサミド、ピリジン−4−カルボキサミド、
ピリジン−2,3−ジカルボキサミド、ピリジン−2,
4−ジカルボキサミド、ピリジン−2,5−ジカルボキ
サミド、ピリジン−2,6−ジカルボキサミド、ピリジ
ン−3,4−ジカルボキサミド、ピリジン−3,5−ジ
カルボキサミド、ピリジン−2,3,4−トリカルボキ
サミド、ピリジン−2,4,5−トリカルボキサミド、
4−メチルピリジン−3−カルボキサミド、4−エチル
ピリジン−3−カルボキサミド、6−メチルピリジン−
3−カルボキサミド、4,6−ジメチルピリジン−2−
カルボキサミド、2,6−ジメチルピリジン−3−カル
ボキサミド又は2−メチルピリジン−3,4−ジカルボ
キサミド、ピリジンスルホンアミド、例えば、ピリジン
−2−スルホンアミド、ピリジン−3−スルホンアミ
ド、ピリジン−4−スルホンアミド又は2−メチルピリ
ジン−3−スルホンアミド、1−(C1〜C4−アルキ
ル)イミダゾール(この際アルキル基はC1〜C4−アル
コキシ基によって置換されてよい)、例えば1−メチル
イミダゾール、1−エチルイミダゾール、1−プロピル
イミダゾール、1−イソプロピルイミダゾール、1−ブ
チルイミダゾール、1−イソブチルイミダゾール、1−
二級ブチルイミダゾール、1−(2−メトキシエチル)
イミダゾール、1−(2−メトキシエチル)イミダゾー
ル、1−(2−プロポキシエチル)イミダゾール、1−
(2−イソプロポキシエチル)イミダゾール、1−(2
−ブトキシエチル)イミダゾール、1−(2−メトキシ
プロピル)イミダゾール、1−(3−メトキシプロピ
ル)イミダゾール、1−(2−エトキシプロピル)イミ
ダゾール、1−(3−エトキシプロピル)イミダゾー
ル、1−(2−メトキシブチル)イミダゾール、1−
(4−メトキシブチル)イミダゾール、1−(2−エト
キシブチル)イミダゾール又は1−(4−エトキシブチ
ル)イミダゾール、1−カルボキシメチルイミダゾー
ル、1,2−ジメチルイミダゾール、1−メチル−イミ
ダゾール−5−カルボン酸、1−カルボキシメチル−
1,3,4−トリアゾール、4−(C1〜C4−ジアルキ
ルアミノ)ピリジン、例えば4−ジメチルアミノピリジ
ン又は4−ジエチルアミノピリジン、4−(ピロリジン
−1−イル)ピリジン、4−(ピペリジン−1−イル)
ピリジン、4−(モルホリン−4−イル)ピリジン又は
4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン、4−[N−
(C1〜C4−アルキル)−ピペラジン−1−イル]ピリ
ジン、例えば4−(N−メチルピペラジン−1−イル)
ピリジン又は4−(N−エチルピペラジン−1−イル)
ピリジン、又はジメチルテトラゾールであってよい。
素環は、例えば、ピリジン、ピリジンカルボン酸、例え
ばピリジン−2−カルボン酸、ピリジン−3−カルボン
酸、ピリジン−4−カルボン酸、ピリジン−2,3−ジ
カルボン酸、ピリジン−2,4−ジカルボン酸、ピリジ
ン−2,5−ジカルボン酸、ピリジン−2,6−ジカル
ボン酸、ピリジン−3,4−ジカルボン酸、ピリジン−
3,5−ジカルボン酸、ピリジン−2,3,4−トリカ
ルボン酸、ピリジン−2,4,5−トリカルボン酸、4
−メチルピリジン−3−カルボン酸、4−エチルピリジ
ン−3−カルボン酸、6−メチルピリジン−3−カルボ
ン酸、4,6−ジメチルピリジン−2−カルボン酸、
2,6−ジメチルピリジン−3−カルボン酸又は2−メ
チルピリジン−3,4−ジカルボン酸、ピリジンスルホ
ン酸、例えばピリジン−2−スルホン酸、ピリジン−3
−スルホン酸、ピリジン−4−スルホン酸又は2−メチ
ルピリジン−3−スルホン酸、ピリジンカルボキサミ
ド、例えばピリジン−2−カルボキサミド、ピリジン−
3−カルボキサミド、ピリジン−4−カルボキサミド、
ピリジン−2,3−ジカルボキサミド、ピリジン−2,
4−ジカルボキサミド、ピリジン−2,5−ジカルボキ
サミド、ピリジン−2,6−ジカルボキサミド、ピリジ
ン−3,4−ジカルボキサミド、ピリジン−3,5−ジ
カルボキサミド、ピリジン−2,3,4−トリカルボキ
サミド、ピリジン−2,4,5−トリカルボキサミド、
4−メチルピリジン−3−カルボキサミド、4−エチル
ピリジン−3−カルボキサミド、6−メチルピリジン−
3−カルボキサミド、4,6−ジメチルピリジン−2−
カルボキサミド、2,6−ジメチルピリジン−3−カル
ボキサミド又は2−メチルピリジン−3,4−ジカルボ
キサミド、ピリジンスルホンアミド、例えば、ピリジン
−2−スルホンアミド、ピリジン−3−スルホンアミ
ド、ピリジン−4−スルホンアミド又は2−メチルピリ
ジン−3−スルホンアミド、1−(C1〜C4−アルキ
ル)イミダゾール(この際アルキル基はC1〜C4−アル
コキシ基によって置換されてよい)、例えば1−メチル
イミダゾール、1−エチルイミダゾール、1−プロピル
イミダゾール、1−イソプロピルイミダゾール、1−ブ
チルイミダゾール、1−イソブチルイミダゾール、1−
二級ブチルイミダゾール、1−(2−メトキシエチル)
イミダゾール、1−(2−メトキシエチル)イミダゾー
ル、1−(2−プロポキシエチル)イミダゾール、1−
(2−イソプロポキシエチル)イミダゾール、1−(2
−ブトキシエチル)イミダゾール、1−(2−メトキシ
プロピル)イミダゾール、1−(3−メトキシプロピ
ル)イミダゾール、1−(2−エトキシプロピル)イミ
ダゾール、1−(3−エトキシプロピル)イミダゾー
ル、1−(2−メトキシブチル)イミダゾール、1−
(4−メトキシブチル)イミダゾール、1−(2−エト
キシブチル)イミダゾール又は1−(4−エトキシブチ
ル)イミダゾール、1−カルボキシメチルイミダゾー
ル、1,2−ジメチルイミダゾール、1−メチル−イミ
ダゾール−5−カルボン酸、1−カルボキシメチル−
1,3,4−トリアゾール、4−(C1〜C4−ジアルキ
ルアミノ)ピリジン、例えば4−ジメチルアミノピリジ
ン又は4−ジエチルアミノピリジン、4−(ピロリジン
−1−イル)ピリジン、4−(ピペリジン−1−イル)
ピリジン、4−(モルホリン−4−イル)ピリジン又は
4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン、4−[N−
(C1〜C4−アルキル)−ピペラジン−1−イル]ピリ
ジン、例えば4−(N−メチルピペラジン−1−イル)
ピリジン又は4−(N−エチルピペラジン−1−イル)
ピリジン、又はジメチルテトラゾールであってよい。
【0027】本発明の方法は、有利に、窒素含有の複素
環の存在で、特に1−(C1〜C4−アルキル)イミダゾ
ールの存在で、実施される。
環の存在で、特に1−(C1〜C4−アルキル)イミダゾ
ールの存在で、実施される。
【0028】本発明の膜処理は、限外濾過、逆浸透又は
電気透析のような方法を包含する。
電気透析のような方法を包含する。
【0029】反応混合物を限外濾過する方法が有利であ
る。
る。
【0030】膜分離技法は、自体公知である;例えば、
Angew.Chem.、Int.第21版、660
頁、1982年;ストラスマン(H.Strathma
nn)、トレンヌング・フォン・モレキュラーレン・ミ
ッシュンゲン・ミット・ヒルフェ・シンテティシャー・
メンブラーネン(Trennung von mole
kularen Mischungen mit Hi
lfe Synthetischer Membran
en)、スタインコフ・フェアラグ(Steinkop
f Verlag)、ダルムスタット、1979年、7
6〜86頁;フレット(D.S.Flett)、イオン
・エクスチェンジ・メンブランセス(Ion Exch
ange Membranes)、エリス・ホーウッド
(Ellis Horwood)、チチェスター、19
83年、179〜191頁;又はスタウデ(E.Sta
ude)、メンブラーネン・ウント・メンブランプロゼ
ッセ(Membranen und Membranp
rozesse)、VCHフェアラグス(Verlag
s)GmbH、バインハイム、1992年参照。
Angew.Chem.、Int.第21版、660
頁、1982年;ストラスマン(H.Strathma
nn)、トレンヌング・フォン・モレキュラーレン・ミ
ッシュンゲン・ミット・ヒルフェ・シンテティシャー・
メンブラーネン(Trennung von mole
kularen Mischungen mit Hi
lfe Synthetischer Membran
en)、スタインコフ・フェアラグ(Steinkop
f Verlag)、ダルムスタット、1979年、7
6〜86頁;フレット(D.S.Flett)、イオン
・エクスチェンジ・メンブランセス(Ion Exch
ange Membranes)、エリス・ホーウッド
(Ellis Horwood)、チチェスター、19
83年、179〜191頁;又はスタウデ(E.Sta
ude)、メンブラーネン・ウント・メンブランプロゼ
ッセ(Membranen und Membranp
rozesse)、VCHフェアラグス(Verlag
s)GmbH、バインハイム、1992年参照。
【0031】本発明の方法を実施するための好適な膜物
質は、例えば酢酸セルロース、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリスチレン、ポリエーテル、ケトン、ポリスルホ
ン、再生セルロース又はスルホン化物質である。
質は、例えば酢酸セルロース、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリスチレン、ポリエーテル、ケトン、ポリスルホ
ン、再生セルロース又はスルホン化物質である。
【0032】本発明の膜処理は、反応混合物を、巻状モ
ジュール又は管状モジュール、有利に後者の形の、1個
又は数個の膜を有する装置中に、ポンプで押し出すこと
によって、有利に実施される。
ジュール又は管状モジュール、有利に後者の形の、1個
又は数個の膜を有する装置中に、ポンプで押し出すこと
によって、有利に実施される。
【0033】膜の呼称分子量限界(排除限界)は、一般
に、300〜50000である。
に、300〜50000である。
【0034】膜分離法を受ける反応混合物の温度は、一
般に10〜90℃、有利に10〜60℃、特に20〜4
0℃である。
般に10〜90℃、有利に10〜60℃、特に20〜4
0℃である。
【0035】最初のパス(Pass)から得られる混合
物は、通例、2〜100バール、有利に5〜40バー
ル、特に20〜40バールの使用圧力下で、2〜48時
間、連続的に再循環されて、濃縮された形の式Iの染料
よりなる水性残留物及び塩、式IIIのアミン及び任意
に式IVのアミンよりなる水性透過物に分離される。
物は、通例、2〜100バール、有利に5〜40バー
ル、特に20〜40バールの使用圧力下で、2〜48時
間、連続的に再循環されて、濃縮された形の式Iの染料
よりなる水性残留物及び塩、式IIIのアミン及び任意
に式IVのアミンよりなる水性透過物に分離される。
【0036】特に、式中、Pcが、更に置換されていな
い銅フタロシアニン系の基であり、R1が、水素原子又
はC1〜C4−アルキル基であり、R2及びR3が、各々、
相互に独立して、水素原子又はC1〜C4−アルキル基
(これは酸素原子によって、エーテル官能で遮断されて
よい)であり、Lが、C2〜C3−アルキレン基、フェニ
レン基又はフェニレンメチレン基であり、m及びtは、
各々、0であり、かつY、M+、p、q及びrは、各
々、前記のものである、式Iの反応性フタロシアニン染
料の製造に、注意がはらわれねばならない。
い銅フタロシアニン系の基であり、R1が、水素原子又
はC1〜C4−アルキル基であり、R2及びR3が、各々、
相互に独立して、水素原子又はC1〜C4−アルキル基
(これは酸素原子によって、エーテル官能で遮断されて
よい)であり、Lが、C2〜C3−アルキレン基、フェニ
レン基又はフェニレンメチレン基であり、m及びtは、
各々、0であり、かつY、M+、p、q及びrは、各
々、前記のものである、式Iの反応性フタロシアニン染
料の製造に、注意がはらわれねばならない。
【0037】特に、式中mが0であり、pが1.3〜
2.5であり、かつqが0である式Iの反応性フタロシ
アニン染料の製造が注目される。
2.5であり、かつqが0である式Iの反応性フタロシ
アニン染料の製造が注目される。
【0038】また、式中mが0であり、R1が水素原子
であり、かつLがフェニレン基である式Iの反応性フタ
ロシアニン染料の製造が特に重要である。
であり、かつLがフェニレン基である式Iの反応性フタ
ロシアニン染料の製造が特に重要である。
【0039】また、式中qが0である式Iの反応性フタ
ロシアニン染料の製造が特に注目される。
ロシアニン染料の製造が特に注目される。
【0040】また、式中Yがビニル基、2−スルファト
エチル基又は2−チオスルファトエチル基である式Iの
反応性フタロシアニン染料の製造が特に注目される。
エチル基又は2−チオスルファトエチル基である式Iの
反応性フタロシアニン染料の製造が特に注目される。
【0041】本発明により製造可能な反応性フタロシア
ニン染料、例えば式Iの染料は、一般に、個々の化合物
の混合物の形で、例えば式Iの個々の化合物の混合物の
形で得られ、この個々の化合物は、フタロシアニン基上
のヒドロキシスルホニル基及びスルホンアミド基の置換
の程度によって、例えば式に関して、表示p、q及びr
での基の置換の程度によって、相互に異なる。従って、
式Iの例に関しては、得られる反応性フタロシアニン染
料の表示p、q及びrは、一般に端数である。
ニン染料、例えば式Iの染料は、一般に、個々の化合物
の混合物の形で、例えば式Iの個々の化合物の混合物の
形で得られ、この個々の化合物は、フタロシアニン基上
のヒドロキシスルホニル基及びスルホンアミド基の置換
の程度によって、例えば式に関して、表示p、q及びr
での基の置換の程度によって、相互に異なる。従って、
式Iの例に関しては、得られる反応性フタロシアニン染
料の表示p、q及びrは、一般に端数である。
【0042】本発明の方法は、水性媒体中で、pH3.
5〜8.5、有利に4〜8、特に5〜7で、酸受容体の
存在で、有利に実施される。
5〜8.5、有利に4〜8、特に5〜7で、酸受容体の
存在で、有利に実施される。
【0043】本発明の方法は、0〜60℃で実施されて
よい。有利に10〜35℃で実施される。
よい。有利に10〜35℃で実施される。
【0044】本発明の方法で使用される酸受容体は、例
えば、周期律表のI〜III族の金属の水酸化物、炭酸
塩、又は重炭酸塩、二級又は三級燐酸塩、硼酸塩、又は
酢酸塩、有利にナトリウム及びカリウム化合物又はカル
シウム化合物である。
えば、周期律表のI〜III族の金属の水酸化物、炭酸
塩、又は重炭酸塩、二級又は三級燐酸塩、硼酸塩、又は
酢酸塩、有利にナトリウム及びカリウム化合物又はカル
シウム化合物である。
【0045】水性反応媒体中での出発物質又は最終生成
物の溶解を増進するために、必要ならば、有機溶剤、有
利に脂肪族カルボン酸のアミド、例えばN,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリジン−2−オン、又は1,3−ジメチルテ
トラヒドロピリミド−2−オンを加えることが可能であ
る。
物の溶解を増進するために、必要ならば、有機溶剤、有
利に脂肪族カルボン酸のアミド、例えばN,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリジン−2−オン、又は1,3−ジメチルテ
トラヒドロピリミド−2−オンを加えることが可能であ
る。
【0046】フタロシアニンスルホニルクロリド1モル
に対して、使用されるアミンの量は、一般に、反応系に
たずさわるアミン1〜8モル、有利に1.5〜4モルに
なり、かつまた“非−反応性アミン”0〜4モル、有利
に0〜2モルになる。
に対して、使用されるアミンの量は、一般に、反応系に
たずさわるアミン1〜8モル、有利に1.5〜4モルに
なり、かつまた“非−反応性アミン”0〜4モル、有利
に0〜2モルになる。
【0047】方法が窒素複素環の存在で実施される場合
には、その使用される量は、0.1〜1モル%、有利に
0.1〜0.5モル%であり、各パーセント率は、フタ
ロシアニンスルホニルクロリドの重量に基づく。
には、その使用される量は、0.1〜1モル%、有利に
0.1〜0.5モル%であり、各パーセント率は、フタ
ロシアニンスルホニルクロリドの重量に基づく。
【0048】本発明の方法は、先ず、フタロシアニンス
ルホニルクロリドを、助剤、例えば分散剤又は消泡剤の
存在又は不在で、水中に懸濁させ、かつ次いで反応系に
たずさわるアミン、任意に窒素含有の複素環及び任意
に、“非−反応性”のアミンを、前記の反応条件下で、
添加しはじめることによって、有利に実施される。
ルホニルクロリドを、助剤、例えば分散剤又は消泡剤の
存在又は不在で、水中に懸濁させ、かつ次いで反応系に
たずさわるアミン、任意に窒素含有の複素環及び任意
に、“非−反応性”のアミンを、前記の反応条件下で、
添加しはじめることによって、有利に実施される。
【0049】一般に6〜8時間に及び反応が終了した後
に、反応混合物に前記のような膜処理を施こす。その後
に、反応性染料は、得られる溶液から、例えば噴霧乾燥
によって単離され得る。
に、反応混合物に前記のような膜処理を施こす。その後
に、反応性染料は、得られる溶液から、例えば噴霧乾燥
によって単離され得る。
【0050】しかしながら、得られる染料溶液を、得ら
れる染料のそれ以上の単離なしに直接に、しかし適当な
標準化後に、かつ緩衝物質の添加と共に、又は添加せず
に、繊維物質の染色又はプリントのための液体品種(b
rand)として、使用することも可能である。
れる染料のそれ以上の単離なしに直接に、しかし適当な
標準化後に、かつ緩衝物質の添加と共に、又は添加せず
に、繊維物質の染色又はプリントのための液体品種(b
rand)として、使用することも可能である。
【0051】本発明の方法は、フタロシアニンスルホニ
ルクロリド、例えば式IIのそれの、若干のスルホニル
クロリド基を、実際の縮合反応前、中又は後に、加水分
解によって、ヒドロキシスルホニル基に変えることによ
って、変更され得る。縮合は、例えば、若干のスルホニ
ルクロリド基を、アミン、例えばアミンIII及び/又
はIVの反応と同時に、加水分解することによって実施
され得る。最初に、全部のスルホニルクロリド基と反応
するには不十分である量のアミン、例えば式III及び
/又はIVのアミンと反応させ、かつ次いで残ったスル
ホニルクロリド基を、別の反応段階で、酸性〜弱アルカ
リ性媒体中で、例えばpH1〜8で、加熱して又は加熱
せずに、例えば20〜60℃で加水分解することも可能
である。
ルクロリド、例えば式IIのそれの、若干のスルホニル
クロリド基を、実際の縮合反応前、中又は後に、加水分
解によって、ヒドロキシスルホニル基に変えることによ
って、変更され得る。縮合は、例えば、若干のスルホニ
ルクロリド基を、アミン、例えばアミンIII及び/又
はIVの反応と同時に、加水分解することによって実施
され得る。最初に、全部のスルホニルクロリド基と反応
するには不十分である量のアミン、例えば式III及び
/又はIVのアミンと反応させ、かつ次いで残ったスル
ホニルクロリド基を、別の反応段階で、酸性〜弱アルカ
リ性媒体中で、例えばpH1〜8で、加熱して又は加熱
せずに、例えば20〜60℃で加水分解することも可能
である。
【0052】この新規方法は、目標生成物を高収率及び
純度で供給する。
純度で供給する。
【0053】本発明による方法によって製造可能な反応
性フタロシアニン染料は、ヒドロキシル−又は窒素−含
有の有機基体を染色又はプリントするのに好適である。
この種の基体は、例えば皮革又は主に天然又は合成のポ
リアミド又は天然又は再生セルロースよりなる繊維物質
である。これらは、羊毛又は特に木綿に基づく織物物質
を染色及びプリントするのに有利に適している。得られ
る染色は、帯緑青色を有し、かつ良好な耐光性及び良好
な耐湿性、特に良好な次亜塩素酸塩漂白耐性を有する。
性フタロシアニン染料は、ヒドロキシル−又は窒素−含
有の有機基体を染色又はプリントするのに好適である。
この種の基体は、例えば皮革又は主に天然又は合成のポ
リアミド又は天然又は再生セルロースよりなる繊維物質
である。これらは、羊毛又は特に木綿に基づく織物物質
を染色及びプリントするのに有利に適している。得られ
る染色は、帯緑青色を有し、かつ良好な耐光性及び良好
な耐湿性、特に良好な次亜塩素酸塩漂白耐性を有する。
【0054】
【実施例】本発明を次の実施例につき説明する。
【0055】次の膜を使用する: 例1及び5〜11:アミコン社(Amicon Gmb
H)、D−5810ヴィテン(Witten)製の、再
生セルロースに基づく膜5YM1(排除限界:100
0) 例2及び4:フィルトロン・モレキュラールフィルター
テクニック社(Filtron Molekularf
iltertechnik GmbH)、D−8757
カールスタイン(Karlstein)製の、ポリエー
テルスルホンに基づく膜オメガ(Omega)3K(排
除限界:1000) 例3:メンブラン・プロダクツ(Membrane P
roducts)、キリエート・ワイズマン(Kiry
at Weizmann Ltd.)、レホボート(R
ehovot)、イスラエル、製の、多層膜MPT30
(排除限界:400)。
H)、D−5810ヴィテン(Witten)製の、再
生セルロースに基づく膜5YM1(排除限界:100
0) 例2及び4:フィルトロン・モレキュラールフィルター
テクニック社(Filtron Molekularf
iltertechnik GmbH)、D−8757
カールスタイン(Karlstein)製の、ポリエー
テルスルホンに基づく膜オメガ(Omega)3K(排
除限界:1000) 例3:メンブラン・プロダクツ(Membrane P
roducts)、キリエート・ワイズマン(Kiry
at Weizmann Ltd.)、レホボート(R
ehovot)、イスラエル、製の、多層膜MPT30
(排除限界:400)。
【0056】例1 銅フタロシアニンスルホニルクロリド(約3.8個のス
ルホニルクロリド基を含有する)0.6モルを、分散剤
の存在で、水1500ml中に、湿潤圧搾ケーキとし
て、懸濁させた。4−(2−スルファトエチルスルホニ
ル)アニリン675g(2.4モル)及び1−メチルイ
ミダゾール5g(0.06モル)を加えた。固体の重炭
酸ナトリウムを、pHを6.2〜6.5(温度約25
℃)で保持するために使用した。反応を7時間後に中止
した。構造は、(遊離酸の形で)次の例におけるよう
に、米国特許(US−A)第4576755号明細書の
例1に記載された方法によって、決定され、かつ近似的
に次のように判明された:
ルホニルクロリド基を含有する)0.6モルを、分散剤
の存在で、水1500ml中に、湿潤圧搾ケーキとし
て、懸濁させた。4−(2−スルファトエチルスルホニ
ル)アニリン675g(2.4モル)及び1−メチルイ
ミダゾール5g(0.06モル)を加えた。固体の重炭
酸ナトリウムを、pHを6.2〜6.5(温度約25
℃)で保持するために使用した。反応を7時間後に中止
した。構造は、(遊離酸の形で)次の例におけるよう
に、米国特許(US−A)第4576755号明細書の
例1に記載された方法によって、決定され、かつ近似的
に次のように判明された:
【0057】
【化12】
【0058】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他の部分を、前記の膜を使用して限外濾過
した。4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリ
ンが、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出
されない時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥によっ
て単離可能であった。限外濾過−精製染料は、非処理染
料と比較した耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性におい
て、明白な適用利点を有する。
霧乾燥した。他の部分を、前記の膜を使用して限外濾過
した。4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリ
ンが、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出
されない時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥によっ
て単離可能であった。限外濾過−精製染料は、非処理染
料と比較した耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性におい
て、明白な適用利点を有する。
【0059】例2 銅フタロシアニンスルホニルクロリド(約3.8個のス
ルホニルクロリド基を含有する)0.1モルを、分散剤
の存在で、水200ml中に、湿潤圧搾ケーキとして、
懸濁させた。4−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリン85g(0.3モル)及び1−メチルイミダゾ
ール0.8g(0.01モル)を加えた。固体の重炭酸
ナトリウムを、pHを6.2〜6.5(温度約25℃)
で保つために使用した。反応を7時間後に終了した。構
造は(遊離酸の形で)、近似的に次のように判明され
る:
ルホニルクロリド基を含有する)0.1モルを、分散剤
の存在で、水200ml中に、湿潤圧搾ケーキとして、
懸濁させた。4−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリン85g(0.3モル)及び1−メチルイミダゾ
ール0.8g(0.01モル)を加えた。固体の重炭酸
ナトリウムを、pHを6.2〜6.5(温度約25℃)
で保つために使用した。反応を7時間後に終了した。構
造は(遊離酸の形で)、近似的に次のように判明され
る:
【0060】
【化13】
【0061】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他の部分を、前記の膜を使用して、限外濾
過した。4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニ
リンが、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検
出されない時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥によ
って、単離可能であった。限外濾過−精製染料は、非処
理染料と比較された耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性
において、明らかな適用利点を有する。
霧乾燥した。他の部分を、前記の膜を使用して、限外濾
過した。4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニ
リンが、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検
出されない時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥によ
って、単離可能であった。限外濾過−精製染料は、非処
理染料と比較された耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性
において、明らかな適用利点を有する。
【0062】例3 銅フタロシアニンスルホニルクロリド(約3.8個のス
ルホニルクロリド基を含有する)0.4モルを、湿潤圧
搾ケーキとして、水1000ml中に、分散剤の存在で
懸濁させた。4−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリン337g(1.2モル)及び1−メチルイミダ
ゾール3.2g(0.04モル)を加えた。固体の重炭
酸ナトリウムを、pHを6.2〜6.5(温度約25
℃)で保つために使用した。反応を7時間後に終了し
た。構造は(遊離酸の形で)は、近似的に次のように判
明される:
ルホニルクロリド基を含有する)0.4モルを、湿潤圧
搾ケーキとして、水1000ml中に、分散剤の存在で
懸濁させた。4−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリン337g(1.2モル)及び1−メチルイミダ
ゾール3.2g(0.04モル)を加えた。固体の重炭
酸ナトリウムを、pHを6.2〜6.5(温度約25
℃)で保つために使用した。反応を7時間後に終了し
た。構造は(遊離酸の形で)は、近似的に次のように判
明される:
【0063】
【化14】
【0064】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して限外濾過し
た。4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れない時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥又は塩析
によって単離可能でありかつ燐酸塩緩衝液で安定化され
た。限外濾過−精製染料は、非処理染料と比較した耐光
性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性において、明らかな適用
利点を有する。
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して限外濾過し
た。4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れない時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥又は塩析
によって単離可能でありかつ燐酸塩緩衝液で安定化され
た。限外濾過−精製染料は、非処理染料と比較した耐光
性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性において、明らかな適用
利点を有する。
【0065】例4 4−(2−スルファトエチル)アニリン450g(1.
6モル)を、水500ml中に、分散剤及び消泡剤の存
在で導入し、かつ固体の重炭酸ナトリウムを、pH6.
0〜6.5にするために使用した。銅フタロシアニンス
ルホニルクロリド(約3.8個のスルホニルクロリド基
を含有する)0.4モルを、湿潤圧搾ケーキとして、加
え、次に1−メチルイミダゾール0.1モルを加えた。
次いで、固体の重炭酸ナトリウムをpH6.2〜6.5
に保つために加えた。反応を8時間後に終了した。染料
の構造は近似的に次のように判明している:
6モル)を、水500ml中に、分散剤及び消泡剤の存
在で導入し、かつ固体の重炭酸ナトリウムを、pH6.
0〜6.5にするために使用した。銅フタロシアニンス
ルホニルクロリド(約3.8個のスルホニルクロリド基
を含有する)0.4モルを、湿潤圧搾ケーキとして、加
え、次に1−メチルイミダゾール0.1モルを加えた。
次いで、固体の重炭酸ナトリウムをpH6.2〜6.5
に保つために加えた。反応を8時間後に終了した。染料
の構造は近似的に次のように判明している:
【0066】
【化15】
【0067】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して限外濾過し
た。染料は噴霧乾燥によって単離可能であった。限外濾
過−精製染料は、非処理染料と比較した耐光性及び次亜
塩素酸塩漂白堅牢性において、明らかな適用利点を有す
る。
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して限外濾過し
た。染料は噴霧乾燥によって単離可能であった。限外濾
過−精製染料は、非処理染料と比較した耐光性及び次亜
塩素酸塩漂白堅牢性において、明らかな適用利点を有す
る。
【0068】例5 4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン85
gの代りに、3−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリン42g(0.15モル)及び4−(2−スルフ
ァトエチルスルホニル)アニリン42g(0.15モ
ル)の混合物を使用して、例2を繰り返した。得られた
染料は、次の構造を有した:
gの代りに、3−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリン42g(0.15モル)及び4−(2−スルフ
ァトエチルスルホニル)アニリン42g(0.15モ
ル)の混合物を使用して、例2を繰り返した。得られた
染料は、次の構造を有した:
【0069】
【化16】
【0070】同様の結果を、銅フタロシアニンテトラス
ルホニルクロリド、銅フタロシアニンスルホニルクロリ
ド(3.1又は3.6個のスルホニルクロリド基を含有
する)、又は3−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリンで得た。
ルホニルクロリド、銅フタロシアニンスルホニルクロリ
ド(3.1又は3.6個のスルホニルクロリド基を含有
する)、又は3−(2−スルファトエチルスルホニル)
アニリンで得た。
【0071】例6 3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン85
g(0.3モル)を使用して、例2を繰り返した。得ら
れた染料は、次の構造を有した。
g(0.3モル)を使用して、例2を繰り返した。得ら
れた染料は、次の構造を有した。
【0072】
【化17】
【0073】例7 4−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン67
4g(2.4モル)を使用して、例3を繰り返した。得
られた染料は次の構造を有した。
4g(2.4モル)を使用して、例3を繰り返した。得
られた染料は次の構造を有した。
【0074】
【化18】
【0075】例8 銅フタロシアニンスルホニルクロリド(約3.8個のス
ルホニルクロリド基を有する)0.2モルを、湿潤圧搾
ケーキとして、水400ml中に、分散剤の存在で懸濁
させた。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニ
リン239g(0.85モル)及び1−メチルイミダゾ
ール1.6g(0.02モル)を加えた。固体の重炭酸
ナトリウムを、pH6.2〜6.5(温度約25℃)で
保つために使用した。反応を7時間後に終了した。構造
(遊離酸の形で)は、近似的に次のように判明された:
ルホニルクロリド基を有する)0.2モルを、湿潤圧搾
ケーキとして、水400ml中に、分散剤の存在で懸濁
させた。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニ
リン239g(0.85モル)及び1−メチルイミダゾ
ール1.6g(0.02モル)を加えた。固体の重炭酸
ナトリウムを、pH6.2〜6.5(温度約25℃)で
保つために使用した。反応を7時間後に終了した。構造
(遊離酸の形で)は、近似的に次のように判明された:
【0076】
【化19】
【0077】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して、限外濾過し
た。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れなくなった時に、精製を終了した。染料は、噴霧乾燥
によって単離可能であった。限外濾過−精製染料は、非
処理染料と比較した耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性
で、明らかな適用利点を有する。
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して、限外濾過し
た。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れなくなった時に、精製を終了した。染料は、噴霧乾燥
によって単離可能であった。限外濾過−精製染料は、非
処理染料と比較した耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性
で、明らかな適用利点を有する。
【0078】例9 銅フタロシアニンスルホニルクロリド(約3.8個のス
ルホニルクロリド基を有する)0.1モルを、湿潤圧搾
ケーキとして、水200ml中で、分散剤の存在で懸濁
させた。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニ
リン169g(0.6モル)及び1−メチルイミダゾー
ル0.8g(0.01モル)を加えた。固体の重炭酸ナ
トリウムを、pH6.2〜6.5(温度約25℃)で保
つために使用した。反応を7時間後に終了した。構造
(遊離酸の形で)は近似的に次のように判明された:
ルホニルクロリド基を有する)0.1モルを、湿潤圧搾
ケーキとして、水200ml中で、分散剤の存在で懸濁
させた。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニ
リン169g(0.6モル)及び1−メチルイミダゾー
ル0.8g(0.01モル)を加えた。固体の重炭酸ナ
トリウムを、pH6.2〜6.5(温度約25℃)で保
つために使用した。反応を7時間後に終了した。構造
(遊離酸の形で)は近似的に次のように判明された:
【0079】
【化20】
【0080】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他部を、前記の膜を用いて、限外濾過し
た。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れなくなった時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥に
よって単離可能であった。限外濾過精製染料は、非処理
染料と比較した耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性にお
いて、明らかな適用利点を有する。
霧乾燥した。他部を、前記の膜を用いて、限外濾過し
た。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れなくなった時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥に
よって単離可能であった。限外濾過精製染料は、非処理
染料と比較した耐光性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性にお
いて、明らかな適用利点を有する。
【0081】例10 銅フタロシアニンスルホニルクロリド(約3.8個のス
ルホニルクロリド基を有する)0.1モルを、湿潤圧搾
ケーキとして、水300ml中に、分散剤の存在で、懸
濁させた。3−(2−スルファトエチルスルホニル)ア
ニリン89g(0.3モル)及び4−ジメチルアミノピ
リジン2.4g(0.02モル)を加えた。固体の重炭
酸ナトリウムを、pH6.2〜6.5(温度約25℃)
で保つために使用した。反応を7時間後に終了した。構
造(遊離酸の形で)は、近似的に次のように判明した:
ルホニルクロリド基を有する)0.1モルを、湿潤圧搾
ケーキとして、水300ml中に、分散剤の存在で、懸
濁させた。3−(2−スルファトエチルスルホニル)ア
ニリン89g(0.3モル)及び4−ジメチルアミノピ
リジン2.4g(0.02モル)を加えた。固体の重炭
酸ナトリウムを、pH6.2〜6.5(温度約25℃)
で保つために使用した。反応を7時間後に終了した。構
造(遊離酸の形で)は、近似的に次のように判明した:
【0082】
【化21】
【0083】澄明な青色溶液を分離した。一部を直接噴
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して、限外濾過し
た。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れなくなった時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥に
よって単離可能であり、かつ燐酸塩緩衝液で安定化され
た。限外濾過−精製染料は、非処理染料と比較した耐光
性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性において、明らかな適用
利点を有する。
霧乾燥した。他部を、前記の膜を使用して、限外濾過し
た。3−(2−スルファトエチルスルホニル)アニリン
が、ジアゾ化によって、限外濃縮物中に、もはや検出さ
れなくなった時に、精製を終了した。染料は噴霧乾燥に
よって単離可能であり、かつ燐酸塩緩衝液で安定化され
た。限外濾過−精製染料は、非処理染料と比較した耐光
性及び次亜塩素酸塩漂白堅牢性において、明らかな適用
利点を有する。
【0084】例11 3−(2−スルファトエチルスルホニルメチル)アニリ
ンの代りに、4−(2−スルファトエチルスルホニルメ
チル)アニリンを用いて、例10を繰り返した。得られ
た染料は次の式を有した。
ンの代りに、4−(2−スルファトエチルスルホニルメ
チル)アニリンを用いて、例10を繰り返した。得られ
た染料は次の式を有した。
【0085】
【化22】
Claims (1)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、Pcは、塩素原子又はフェニル基によって置換
されていてよい、金属を含有しない、又は金属を含有す
るフタロシアニン系の基であり、R1は、水素原子又は
C1〜C6−アルキル基であり、R2及びR3は各々、相互
に独立して、水素原子、C1〜C6−アルキル基(これは
1個又は2個の酸素原子によって、エーテル官能で、遮
断されていてよい)、又はフェニル基であるか、又は一
緒に、それらに結合する窒素原子と結合して、それ以上
のヘテロ原子を含有していてよい5−又は6−員の飽和
複素環基を形成し、Lは、酸素原子によって、エーテル
官能で、遮断されていてよいC2〜C4−アルキレン基、
ナフチレン基又は式: 【化2】 (式中Uは水素原子、ヒドロキシスルホニルメチル基又
はヒドロキシスルホニル基であり、かつnは1又は2で
ある)の基であり、Yは、ビニル基又は式:C2H4−Q
(式中Qは、アルカリ−分離性基である)の基であり、
M+は、陽イオンの当量であり、mは、0又は1であ
り、pは、1〜3であり、qは、0〜3であり、rは1
〜3であり、かつtは0又は1であるが、この際、p、
q及びrの合計は、4よりも多くないことが条件であ
る]の反応性フタロシアニン染料を、式II: 【化3】 [式中Pc及びM+は各々前記のものであり、aは、1
〜4であり、かつbは0〜3であるが、この際a及びb
の合計は4よりも多くないことが条件である]のフタロ
シアニンスルホニルクロリド、又は式IIのフタロシア
ニンスルホニルクロリドの混合物と、任意の順序で、式
III: 【化4】 [式中R1、L、Y、m及びtは各々前記のものであ
る]のアミンと、及び場合により、式IV: 【化5】 [式中R2及びR3は、各々前記のものである]のアミン
とを、水性媒体中で、窒素原子−含有の複素環の存在
で、又は不在で、反応させることによって製造するにあ
たり、反応が終了した後に、反応混合物に膜処理を施こ
し、濃縮形の式Iの染料よりなる水性残留分、及び塩、
式IIIのアミン及び場合により式IVのアミンよりな
る水性透過分に分離することを特徴とする、反応性フタ
ロシアニン染料の製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4242975A DE4242975A1 (de) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | Verfahren zur Herstellung von Phthalocyaninreaktivfarbstoffen |
DE4242975.7 | 1992-12-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220349A true JPH06220349A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=6475776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5314965A Withdrawn JPH06220349A (ja) | 1992-12-18 | 1993-12-15 | 反応性フタロシアニン染料の製法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5516901A (ja) |
EP (1) | EP0602562A1 (ja) |
JP (1) | JPH06220349A (ja) |
KR (1) | KR940014686A (ja) |
CN (1) | CN1088235A (ja) |
DE (1) | DE4242975A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014177549A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Fujifilm Corp | 金属フタロシアニン化合物の製造方法、及び金属フタロシアニン化合物 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6613104B2 (en) | 1998-09-22 | 2003-09-02 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for preparing dyes and/or brightener formulations |
EP0992547B1 (de) * | 1998-09-22 | 2005-11-30 | Lanxess Deutschland GmbH | Verfahren zur Herstellung von Farbstoffen und/oder Aufhellerzubereitungen |
CN100419030C (zh) * | 2005-10-25 | 2008-09-17 | 上海汇友精密化学品有限公司 | 一种改性的酞菁染色剂 |
MX2008006914A (es) * | 2005-12-01 | 2008-11-28 | Basf Se | Moleculas efectoras que se unen a la queratina, que contienen tintes reactivos. |
DE102009047183A1 (de) | 2008-12-19 | 2010-07-15 | Basf Se | Farbstoffmischung zum Färben von Leder |
CN104530746B (zh) * | 2014-12-23 | 2016-08-24 | 浙江劲光实业股份有限公司 | 一种翠蓝色水溶性染料及其制备方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IN150949B (ja) * | 1978-06-02 | 1983-01-29 | Hoechst Ag | |
DE2906442A1 (de) * | 1979-02-20 | 1980-08-28 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung wasserloeslicher phthalocyaninfarbstoffe |
DE2824211B2 (de) * | 1978-06-02 | 1980-03-13 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Hersstellung wasserlöslicher Phthalocyaninfarbstoffe |
DE3138864A1 (de) * | 1981-09-30 | 1983-04-14 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Wasserloesliche faserreaktive phthalocyaninverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als farbstoffe |
US4576155A (en) * | 1983-11-09 | 1986-03-18 | Thomas G. Baffes | External pulmonary brace and method for using same |
CH667664A5 (de) * | 1985-03-29 | 1988-10-31 | Ciba Geigy Ag | Verfahren zur herstellung von praeparaten wasserloeslicher organischer farbstoffe. |
DE3603124A1 (de) * | 1986-02-01 | 1987-08-06 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von wasserloeslichen phthalocyaninfarbstoffen |
EP0288434B1 (de) * | 1987-04-16 | 1991-02-06 | Ciba-Geigy Ag | Verfahren zur Herstellung konzentrierter wässriger Farbstoffzubereitungen |
ES2022704B3 (es) * | 1987-04-16 | 1991-12-01 | Ciba-Geigy Ag | Procedimiento para la obtencion de preparaciones colorantes acuosas concentradas de colorantes organicos. |
GB2207618B (en) * | 1987-08-05 | 1991-05-15 | Ciba Geigy Ag | Process for treating aqueous fluids containing organic compounds and salts of polyvalent inorganic acids |
DE4005015C2 (de) * | 1989-02-23 | 2003-09-18 | Clariant Finance Bvi Ltd | Kationische Phthalocyaninfarbstoffe |
TW222297B (ja) * | 1991-08-09 | 1994-04-11 | Hoechst Ag | |
DE4238047A1 (de) * | 1992-11-11 | 1994-05-19 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Phthalocyaninreaktivfarbstoffen |
-
1992
- 1992-12-18 DE DE4242975A patent/DE4242975A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-12-10 EP EP93119947A patent/EP0602562A1/de not_active Withdrawn
- 1993-12-10 US US08/165,162 patent/US5516901A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-15 KR KR1019930027798A patent/KR940014686A/ko not_active Application Discontinuation
- 1993-12-15 JP JP5314965A patent/JPH06220349A/ja not_active Withdrawn
- 1993-12-18 CN CN93121040A patent/CN1088235A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014177549A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Fujifilm Corp | 金属フタロシアニン化合物の製造方法、及び金属フタロシアニン化合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1088235A (zh) | 1994-06-22 |
KR940014686A (ko) | 1994-07-19 |
US5516901A (en) | 1996-05-14 |
DE4242975A1 (de) | 1994-06-23 |
EP0602562A1 (de) | 1994-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4576755A (en) | Water-soluble fibre-reactive phthalocyanine compounds | |
JPH06220349A (ja) | 反応性フタロシアニン染料の製法 | |
EP0292825A2 (de) | Reaktivfarbstoffe | |
US4237050A (en) | Process for the preparation of water-soluble phthalocyanine dyestuffs | |
DE3102287A1 (de) | Wasserloesliche monoazoverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als farbstoffe | |
EP0231837B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von wasserlöslichen Phthalocyaninfarbstoffen | |
US5444163A (en) | Preparation of reactive phthalocyanine dyes | |
DE3888796T2 (de) | Faserreaktive Gruppen der Vinylsulfonreihe enthaltender roter Monoazofarbstoff. | |
US4350632A (en) | Water-soluble phthalocyanine compounds | |
EP0515844A1 (de) | Phenylazo- oder Naphthylazobenzole mit mehreren reaktiven Ankern | |
EP0280139A2 (de) | Kupferkomplex-Formazan-Verbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Farbstoffe | |
EP0503339B1 (de) | Reaktivfarbstoffe mit einer Kupplungskomponente aus der Hydroxypyridonreihe | |
DE2824211C3 (ja) | ||
DE4419659A1 (de) | Phthalocyaninreaktivfarbstoffe und Verfahren zu ihrer Herstellung | |
EP0402318B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von faserreaktiven Formazanverbindungen | |
JPH0699640B2 (ja) | フタロシアニン反応性染料 | |
JP2841638B2 (ja) | トリアジン化合物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染法 | |
DE3931140A1 (de) | Reaktivfarbstoffe | |
DE4319674A1 (de) | Vinylsulfonylreaktivfarbstoffe, die als Chromophor ein Phthalocyanin und/oder ein Triphendioxazin aufweisen | |
DE2161553C3 (de) | Wasserlösliche, faserreaktive Azofarbstoffe, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung zum Färben oder Bedrucken von Leder, Wolle, Seide und Materialien aus Polyamid- oder Polyurethanfasern oder negativen oder regenerierten Cellulosefasern | |
US5239063A (en) | Fibre reactive azo dyestuffs | |
GB2024837A (en) | Process for the Preparation of Water-Soluble Phthalocyanine Dyestuffs | |
DE3801814A1 (de) | Faserreaktive phthalocyamin-azoverbindungen | |
JPS6317300B2 (ja) | ||
DE4013115A1 (de) | Reaktivfarbstoffe |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |