JPH06216470A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

半導体発光素子の製造方法

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JPH06216470A
JPH06216470A JP2188293A JP2188293A JPH06216470A JP H06216470 A JPH06216470 A JP H06216470A JP 2188293 A JP2188293 A JP 2188293A JP 2188293 A JP2188293 A JP 2188293A JP H06216470 A JPH06216470 A JP H06216470A
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JP
Japan
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layer
manufacturing
semiconductor light
light emitting
emitting element
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Application number
JP2188293A
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Inventor
Yuji Hiratani
雄二 平谷
Ryuichi Katsumi
隆一 勝見
Susumu Kashiwa
享 柏
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能な半導体発光素子を再現性良く、また
生産性良く製造できる半導体発光素子の製造方法を提供
する。 【構成】 3−5族化合物半導体基板21上に、3−5
族化合物半導体層22、23、24、25を積層してエ
ピウェハを形成し、次いで、前記エピウェハに光導波路
および電流狭窄層を形成する工程を有する半導体発光素
子の製造方法において、エピウェハの発光領域近傍28
を酸化することにより光導波路および電流狭窄層を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光素子の製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来の半導体発光素子の製造方法を半導体
レーザ素子について説明する。半導体レーザ素子には、
一般に以下の特性が要求される。即ち、 1)レーザ光を効率よく発生させること。 そのためには、誘導放出により発生した光と注入された
キャリアの相互作用を強くすることが必要になる。 2)発生したレーザ光を他の光素子、例えば光ファイ
バ、光回路素子などに高効率で結合できること。 そのためには、半導体レーザ素子内の光の界分布が、結
合させようとする光素子の界分布に近いことが必要にな
る。
【0003】これらの要求を実現するために、種々の半
導体レーザ素子の構造が提案されているが、それらの一
つに、図4に示すような、埋め込み(Buried Heterostr
ucture:BH)型半導体レーザ素子がある。このBH型
半導体レーザ素子には、次のような特徴がある。即ち、 1)発光領域1の屈折率が他の領域に比べて高くなって
いるため、光が発光領域1に閉じ込められる。 2)p−ブロック層2、n−ブロック層3により縦方向
にpnpまたはnpn接合となるため、電流は発光領域
1に集中して流れる。従って、発光領域1のキャリア密
度を高めることができる。4はn型基板、5はp型クラ
ッド層である。 3)発行領域1の寸法及び屈折率を適当に選ぶことによ
り、光素子との光結合の効率を最適化することができ
る。
【0004】次に、図5により、InP系半導体を用い
たBH型半導体レーザ素子の製造方法について説明す
る。即ち、 1)先ず、n−InP基板11上に、順次、n−InP
クラッド層12、GaInAsP活性層13、p−In
Pクラッド層14を成長させる(図5(a))。 2)次いで、p−InPクラッド層14上にSiO2
らなる誘電体ストライプ15を形成し、この誘電体スト
ライプ15をマスクとしてエッチングによりメサを形成
する(図5(b))。 3)次いで、誘電体ストライプ15をマスクとして、メ
サの両側をp−InPブロック層16、n−InPブロ
ック層17で埋め込む(図5(c))。 4)次いで、誘電体ストライプ15を除去し、p−In
Pクラッド層18、p−GaInAsPコンタクト層1
9を成長させる(図5(d))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
BH型半導体レーザ素子の製造方法には次のような問題
があった。即ち、 1)メサの形成に関して、単一モードで発振させるため
に、幅および高さをサブミクロンの精度で加工する必要
がある。 2)メサ構造をp−ブロック層、n−ブロック層により
埋め込む際に、埋め込み形状がメサの形状並びに成長条
件により微妙に変化し、レーザの特性、信頼性の再現性
がとぼしかった。 3)ダブルヘテロエピタキシャル成長、埋め込み成長、
上クラッド層成長と3回にわけて結晶成長をおこなう必
要がある。 このように、従来の製造方法では、高精度のメサ加工、
および3回の結晶成長が必要になり、再現性が悪く、コ
ストが上昇するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決した半導体発光素子の製造方法を提供するもので、3
−5族化合物半導体基板上に、3−5族化合物半導体層
を積層してエピウェハを形成し、次いで、前記エピウェ
ハに光導波路および電流狭窄層を形成する工程を有する
半導体発光素子の製造方法において、エピウェハの発光
領域近傍を酸化することにより光導波路および電流狭窄
層を形成することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】一般に、半導体発光素子の材料となる3−5族
化合物半導体(おもにGaAs系およびInP系)は、
酸化することにより、酸化前に比較してきわめて高い電
気抵抗および低い屈折率を示す。本発明は3−5族化合
物半導体のこの性質を利用したものでる。そこで、上述
のように、3−5族化合物半導体からなるエピウェハの
発光領域近傍を酸化すると、発光領域に比較してその近
傍の電気抵抗が高くなり、屈折率が低くなるため、効率
よく光および電流を閉じ込めることができる。従って、
本発明によれば、メサを形成する必要がなくなるので、
一回の結晶成長および酸化工程により、高性能な半導体
発光素子を再現性良く、また生産性良く製造できる。な
お、3−5族化合物半導体の酸化については、陽極酸化
法を用いると、大面積のウェハに容易に均一な酸化膜を
形成することができる。また、発光領域となるところだ
けに誘電体マスクを形成しておくと、選択的に酸化膜を
形成でき、酸化される領域の形状は、マスクの形状精度
だけで精度良くきめることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる半導体発光
素子の製造方法の一実施例である、GaAs系半導体レ
ーザ素子の製造工程説明図である。その工程は以下の通
りである。即ち、 1)p−GaAs基板21上に、順次、p−AlGaA
sクラッド層22、AlGaAs活性層23、n−Al
GaAsクラッド層24、n−GaAsコンタクト層2
5を成長させる(図1(a))。 2)n−GaAsコンタクト層25上に、SiO2 から
なる誘電体ストライプ26を形成する(図1(b))。 3)次いで、p−GaAs基板21の裏側にp電極27
を形成した後、白金を陰極とし、AGW液(酒石酸やク
エン酸の緩衝水溶液とグリコールを混合した液)によ
り、p−AlGaAsクラッド層22まで陽極酸化を行
う。この工程により、光閉じ込め兼電流閉じ込め層28
が形成される(図1(c))。 4)最後に、誘電体ストライプ26を除去し、n−Ga
Asコンタクト層25上にn電極29を形成する(図1
(d))ことにより埋め込み型レーザ素子ができる。 ここで、図2に示すように、陽極酸化の時間を調整し
て、n−AlGaAsクラッド層24において陽極酸化
を止めると、リッジ型導波路レーザ素子を形成すること
もできる。図3(a)、(b)は、それぞれ本発明にか
かる他の実施例である面発光半導体レーザ素子の斜視
図、A−A断面図である。本実施例では、図2と同様に
n−AlGaAsクラッド層24まで酸化させている。
なお、図1(c)に示したように、p−AlGaAsク
ラッド層22まで酸化させてもよいことは、言うまでも
ない。なお、上記実施例では、GaAs系の半導体レー
ザ素子のp型基板を使用したが、n型基板を用いてもよ
く、また、InP系半導体を用いてもよい。さらに、本
発明は、半導体レーザ素子に限定されず、発光ダイード
にも適用できる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、3
−5族化合物半導体基板上に、3−5族化合物半導体層
を積層してエピウェハを形成し、次いで、前記エピウェ
ハに光導波路および電流狭窄層を形成する工程を有する
半導体発光素子の製造方法において、エピウェハの発光
領域近傍を酸化することにより光導波路および電流狭窄
層を形成するため、メサを形成する必要がなくなるの
で、一回の結晶成長および酸化工程により、高性能な半
導体発光素子を再現性良く、また生産性良く製造できる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明にかかる半導体発光
素子の製造方法の一実施例である半導体レーザ素子の製
造工程説明図である。
【図2】上記実施例において、酸化の範囲を変えた断面
図である。
【図3】(a)、(b)は、それぞれ本発明にかかる他
の実施例の斜視図とA−A断面図である。
【図4】半導体レーザ素子の説明図である。
【図5】従来の半導体レーザ素子の製造工程説明図であ
る。
【符号の説明】
21 p−GaAs基板 22 p−AlGaAsクラッド層 23 AlGaAs活性層 24 n−AlGaAsクラッド層 25 n−GaAsコンタクト層 26 誘電体ストライプ 27 p電極 28 光閉じ込め兼電流閉じ込め層 29 n電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−5族化合物半導体基板上に、3−5
    族化合物半導体層を積層してエピウェハを形成し、次い
    で、前記エピウェハに光導波路および電流狭窄層を形成
    する工程を有する半導体発光素子の製造方法において、
    エピウェハの発光領域近傍を酸化することにより光導波
    路および電流狭窄層を形成することを特徴とする半導体
    発光素子の製造方法。
JP2188293A 1993-01-13 1993-01-13 半導体発光素子の製造方法 Pending JPH06216470A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003283052A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2007184644A (ja) * 2007-04-02 2007-07-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2008177615A (ja) * 2008-04-07 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

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JP2007184644A (ja) * 2007-04-02 2007-07-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
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