JPH06216037A - ヘテロエピタキシャル成長方法 - Google Patents

ヘテロエピタキシャル成長方法

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JPH06216037A
JPH06216037A JP388593A JP388593A JPH06216037A JP H06216037 A JPH06216037 A JP H06216037A JP 388593 A JP388593 A JP 388593A JP 388593 A JP388593 A JP 388593A JP H06216037 A JPH06216037 A JP H06216037A
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JP
Japan
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layer
semiconductor layer
growth
dislocations
strained
Prior art date
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Pending
Application number
JP388593A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kono
敏弘 河野
Yae Okuno
八重 奥野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格子不整合系ヘテロエピタキシーにおいて、
低欠陥の良質の結晶層を提供する。 【構成】 半導体基板1上に格子定数の異なる他の半導
体層2を積層し、その上に多数の(111)面を有する凹
凸3を形成する。更にその上に貫通転位伝播抑制のため
の歪層4を積層した後、半導体層2と同種又は異なった
半導体層5を積層する。 【効果】 (111)面及び凹凸近傍で貫通転位間の反応
・消滅が起り易く、低欠陥化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板と格子定数の異な
る半導体層をエピタキシャル成長するヘテロエピタキシ
ャル成長方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘテロエピタキシャル成長におい
ては、基板と成長層の界面において発生する多数のミス
フィット転位に起因する貫通転位の伝播を抑制するた
め、成長層内に歪超格子や単一歪層等の歪層を導入し、
その歪応力によって貫通転位を成長層界面に平行な方向
に曲げている。これらの歪層はジャパニーズ・ジャーナ
ル・オブ・アプライド・フィズィックス、第29巻、
(1990年)第2371〜2375頁(Japanese Jou
rnal of Applied Physics Vol.29 (199
0) p2371〜2375)に記載の如く、使用基板面
と同様に歪層の主面が(100)面から成る平坦な層で構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来技
術においては、貫通転位の一部は歪超格子や単一歪層等
の歪層により成長層界面に沿って曲げられ伝播を阻止さ
れているものの、大部分は成長層上部へと貫通してい
る。また、成長初期に通常の成長温度より低温で成長を
行う二段回成長法や熱サイクルアニール等の低転位化技
術を併用しても、転位密度はSi基板上GaAs成長及び
GaAs基板上InP成長でそれぞれ105cm-2、107cm
-2台と高く、未だ実用に耐えうる成長層が得られていな
い。
【0004】本発明の目的は、ヘテロエピタキシャル成
長において低転位密度の良質のヘテロエピタキシャル成
長層を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では貫通転位の伝播を阻止すべくヘテロエピ
タキシャル成長層中に多数の(111)面を有する歪層を
形成した。
【0006】
【作用】本発明の原理を図1〜図3を用いて説明する。
図1中に示すように、ヘテロエピタキシャル成長層中に
多数の(111)面を有する歪層、例えばグレーティング
状の歪層を形成する。このような歪層においては、基板
と成長層の界面から成長層上部へと貫通した転位は歪層
に達した後、歪層界面すなわち(111)面に沿って曲げ
られる。(111)面は転位のすべりが起こりやすい面で
あることから、図2に示されるような(100)面を主面
とする基板上に形成された平坦な歪層の場合に比べ、歪
層界面に沿った転位の曲がりが起きやすい。従って、貫
通転位の大部分はこれらの界面で曲げられ他の転位と反
応し消滅する。一方、本発明においても貫通転位の一部
は消滅することなく(111)面に沿って更に上部へと貫
通する。また歪層により曲げられることなくそのまま上
部へ伝播する転位も存在する。しかしながら、これらの
歪層界面で消滅し得なかった転位は、図3に示すように
近接する歪層の山の90゜異なった(111)歪層界面か
ら伝播した転位と反応し消滅あるいは減少する。このよ
うに、本発明の歪層構造においては転位の曲げ・反応・
消滅が起こりやすく、従って、成長層の低転位化を図り
やすく良質の結晶層が得られやすい。
【0007】
【実施例】
〈実施例1〉以下、本発明の実施例を図1及び図3によ
り説明する。
【0008】有機金属気相成長(MOCVD)法によりG
aAs基板1上にアンドープInP層2を1〜2μm成長
する。このInP層2上にCVD法によりSiO2膜を形
成した後レジストを塗布する。次に電子線描画装置によ
り露光し、更にドライエッチングによりSiO2膜の窓開
けを行い0.2μm幅のラインアンドスペースを有する
ストライプ構造を形成した。この時ストライプ方向は化
学エッチング後のメサ形状が順メサ形状となる様にし
た。レジスト除去後HBr+H22系エッチャントを用
いて図1及び図3に示すような多数の(111)面を有す
るグレーティング状の凹凸3を形成する。このような凹
凸3の形成においてはレジスト膜をマスクとして直接I
nP層2をエッチングしても良く、マスク材とエッチン
グ液の選択によっては図示するようなのこぎり状の鋭角
な断面構造を持つ凹凸ではなく、凸部に平坦面たとえば
(100)面が存在しても良い。また、凹部凸部の形状が
それぞれ曲率を持つ構造においても部分的に(111)面
を有する形状であるならば本発明と同様の効果が期待で
きる。次に、このようなグレーティング状凹凸3の上に
InGaP歪層4(Ga組成x=0.1、層厚100〜15
0Å)を成長後、更にInP層5を2μm成長した。InG
aP歪層4は組成及び層厚とも本実施例に示す値に限定
されず、貫通転位伝播を阻止する効果がある適当な歪量
を有する値を選択して良い。また、InGaPの代わりに
InGaAsやInGaAsP等他の材料を用いても良く、通
常良く用いられている歪超格子構造としても良い。
【0009】本実施例のような断面構造を有するヘテロ
エピタキシャルウェハでは、従来の平坦歪層を有するウ
ェハに比較し、InP層のX線ロッキングカーブ半値幅
が2/3程度に減少した。InP層のトータル膜厚3μ
mの時、半値幅は約200arcsec、6μmで130arcs
ecとなった。これは成長層表面の転位密度(或いはエッ
チピット密度)がそれぞれ約1.5×107、8×106cm
-2に相当し従来法に比べ改善された。
【0010】〈実施例2〉本発明の他の実施例を以下に
示す。成長方法としては、基本的には実施例1と同様で
あるが、凹凸の形状を図4に示すような構造のものを用
いた。具体的には凹凸の山と谷部にそれぞれ基板面と同
じ(100)面を残すようにSiO2膜のストライプ形状を
0.5μm幅のラインアンドスペースとした。また、0.
2〜0.3μmの深さにエッチングすることにより山と
谷部にそれぞれ0.2〜0.3μmの(100)平坦面を形
成した。凹凸の山と谷の間の斜面には(111)面が形成
されている。このような凹凸の上にInGaP歪層を積層
し、更にInP層を成長した場合のInP層のX線ロッキ
ングカーブ半値幅は実施例1とほとんど遜色が無かっ
た。
【0011】以上のように、多数の(111)面が形成さ
れておれば凹凸の形状に左右されず同様の効果が得られ
る。但し、平坦な成長表面を得るためには本実施例で示
した凹凸のサイズ程度に小さくする必要がある。
【0012】本実施例では、GaAs基板上InP成長に
ついて適用したが、Si基板上GaAsやInP成長等他の
ヘテロエピタキシーにも適用可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ヘテロエピタキシャル
成長層中に多数の(111)面を有する歪層を形成するこ
とにより、ヘテロ界面から成長層上部へ貫通する転位の
大部分は歪層界面すなわち(111)面に沿って曲げられ
るため転位間の反応及び消滅が起りやすく、また歪層界
面に沿って更に上部へ貫通する転位も近接する歪層の山
の90゜異なった(111)歪層界面から伝播した転位と
反応し消滅あるいは減少する。このように(111)歪層
界面の存在により転位の消滅あるいは減少が助長される
ため低転位密度の良質の結晶層が得られ易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を表すヘテロエピタキシャル成長層の断
面図である。
【図2】従来の実施例を示すヘテロエピタキシャル成長
層の断面図である。
【図3】本発明の概念を説明する断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す凹凸の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…GaAs基板、2…InP、3…凹凸、4…歪層、5
…InP、6…貫通転位。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の半導体層上に格子定数の異なる第二
    の半導体層を積層してなるヘテロエピタキシャル成長方
    法において、該第一の半導体層上に該第二の半導体層を
    積層する工程と、該第二の半導体層の表面に多数の(1
    11)面を有する凹凸を形成する工程と、凹凸を形成し
    た該第二の半導体層上に転位の伝播を阻止するための歪
    層を形成する工程と、該歪層上に該第二の半導体層また
    は第三の半導体層を積層する工程を含むことを特徴とす
    るヘテロエピタキシャル成長方法。
  2. 【請求項2】凹凸の山と谷部もしくはどちらか一方の形
    状が鋭角で、且つ斜面の一部もしくは全体が(111)面
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載のヘテ
    ロエピタキシャル成長方法。
  3. 【請求項3】凹凸の山と谷部もしくはどちらか一方に基
    板の主面と同一面を有し、且つ斜面の一部もしくは全体
    が(111)面で構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のヘテロエピタキシャル成長方法。
  4. 【請求項4】凹凸の形状が周期的もしくは非周期的なス
    トライプ構造となっていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のヘテロエピタキシャル成長方法。
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Cited By (6)

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