JPH0621236U - 放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ - Google Patents

放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ

Info

Publication number
JPH0621236U
JPH0621236U JP061122U JP6112292U JPH0621236U JP H0621236 U JPH0621236 U JP H0621236U JP 061122 U JP061122 U JP 061122U JP 6112292 U JP6112292 U JP 6112292U JP H0621236 U JPH0621236 U JP H0621236U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
discharge gap
chip capacitor
electrodes
electrical connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP061122U
Other languages
English (en)
Inventor
明 富田
Original Assignee
日本エー・エム・ピー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本エー・エム・ピー株式会社 filed Critical 日本エー・エム・ピー株式会社
Priority to JP061122U priority Critical patent/JPH0621236U/ja
Publication of JPH0621236U publication Critical patent/JPH0621236U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の間隙の放電ギャップを有し、その部分
で放電させて高電圧に耐える放電ギャップ付きコンデン
サ及びそれを使用する電気コネクタを提供すること。 【構成】 チップコンデンサ1の両端の電極2、4の間
に所定の間隙で放電ギャップaが形成される。電極2、
4の一方の電極2は電気コネクタ30の信号用導体42に表
面実装され、他方の電極4は接地用導体46に表面実装さ
れる。高電圧電流が流れると電極2、4の表面を放電ギ
ャップaの間で放電してチップコンデンサ1が破壊され
るのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンデンサ、特に放電ギャップ付きのコンデンサ及びそれを使用する 電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
電子機器、例えば自動車のコンピュータ等に使用される電気コネクタには高周 波ノイズを除去する為にチップコンデンサ等が使用されている。従来のチップコ ンデンサは、例えば図5に示す実開平4-35376 号公報に開示された電気コネクタ 用のチップコンデンサ100 がある。このチップコンデンサ100 は両端に電極102 、104 を有している。各電極102 、104 は基板110 上の信号回路用の個別導体10 6 と接地用の共通導体108 に表面実装されている。
【0003】 この種のチップコンデンサは一般に両端の電極間のギャップは大きい。自動車 の車体に発生する静電気等により高電圧電流が流れた場合、このチップコンデン サはその高電圧に耐えられず内部は破壊されてしまう。
【0004】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので高電圧が一時的に流れても破 壊されないチップコンデンサ及びそれを使用する電気コネクタを提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本考案によるチップコンデンサは両端に電極を有し、略一様な断面を有するコ ンデンサにおいて、該コンデンサの外表面の長手方向に予め定めた間隙の放電ギ ャップを有することを特徴とする。
【0006】 また、それを使用する電気コネクタは信号用端子及び接地導体を有する電気コ ネクタにおいて、前記信号用端子の少なくとも1部と前記接地導体間に略一様な 断面形状のコンデンサを接続し、該コンデンサの外表面の長手方向に予め定めた 間隙の放電ギャップを形成したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、添付図を参照しながら本考案の好適実施例について詳細に説明する。
【0008】 図1は本考案に係るチップコンデンサ1の斜視図を示す。チップコンデンサ1 は略一様な断面形状の直方体であり両端に電極2、4を有する。寸法は0.8(W)× 0.8(t)×1.6(L)mm程度のものである。電極2、4はチップコンデンサ1の本体上 に銅めっきされ、その上にはんだがめっきされて形成される。更に電極2、4に はソルダーレジスト6、8が各々電極2、4を取巻くようにコーティングされる 。従来の電極間のギャップは約1.4mm であるが、電極2、4の端縁10、12の間隙 は約0.2 〜0.3mm でありこの間隙が放電ギャップaを形成する。放電ギャップa は所望の耐電圧特性を得る為に任意の間隔に設定できる。本実施例においては約 25kvの高電圧に耐えることができる。放電ギャップaは耐電圧特性に応じて任意 の間隔に設定できる。ソルダーレジスト6.8 はチップコンデンサ1がはんだ付け される面のみに設けてもよい。
【0009】 図2に本考案のチップコンデンサ1を使用した電気コネクタ30の好適実施例の 縦断面図を示す。電気コネクタ30は絶縁性のハウジング32、その後部に取付けら れた基板34、金属製の接地板36及びハウジング32と基板34に保持される端子38、 40を有する。チップコンデンサ1は基板34に表面実装(SMT)されている。図 2中、一点鎖線で囲む部分を拡大して図3に示す。
【0010】 図3に於て、チップコンデンサ1の一方の電極2は基板34の信号用導体42には んだ44で表面実装される。他方の電極4は接地用導体46にはんだ44で表面実装さ れる。接地用導体46ははんだ付け等の手段により接地板36に接続される。図3に 示す状態で高電圧が一時的に端子38に流れると、その高電圧電流はチップコンデ ンサ1の内部を通らず電極2、4の端縁10、12の間で放電して流れる。その為、 チップコンデンサ1は内部が破壊されずにすむ。ソルダーレジスト6、8は、は んだ付けの際はんだ44が電極2、4の端縁10、12に達するのを防止する。従って 、放電ギャップaははんだ44によりその間隙を変えられることがないので所定の 性能を維持できる。
【0011】 図4に本考案の別の実施例のチップコンデンサ1'を示す。チップコンデンサ1' は円筒形をしており寸法は約1.3 ×2 mmである。このチップコンデンサ1'は直方 体のチップコンデンサ1と同様に電極2'、4'及びソルダーレジスト6'、8'を電極 2'、4'上に有する。各電極2'、4'は所定の間隔で配置されて放電ギャップa'を形 成している。この円筒形のチップコンデンサ1'はチップコンデンサ1と同様に表 面実装して使用することができる。
【0012】 以上、本考案の放電ギャップ付コンデンサ及びそれを使用する電気コネクタに ついて好適実施例を示す添付図に基づき説明した。本考案の特徴はチップコンデ ンサの表面に放電ギャップを形成することである。従って上記の特徴を利用する 限り、チップコンデンサの大きさ、形状、或いは電極の形状、ギャップaの距離 について任意の変形、変更が可能であることが理解できよう。また、電極の端縁 には表面に沿う突起を設けて、その部分で放電が発生するようにしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のチップコンデンサはその外表面の長手方向に沿って 予め定めた間隙の放電ギャップを設けたので次の効果を奏する。即ち、高電圧電 流が流れても表面の放電ギャップで放電して電流が通過するのでコンデンサの内 部を破壊することがなく、長寿命を維持できる。
【0014】 またこれを使用する電気コネクタは、それが接続される電子機器の性能を低下 させることがなく、コネクタとしての機能を長期間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるチップコンデンサの斜視図であ
る。
【図2】図1のチップコンデンサを使用した電気コネク
タの縦断面図を示す。
【図3】図2の一点鎖線で示す部分の部分拡大断面図で
ある。
【図4】本考案の別の実施例のチップコンデンサを示す
斜視図である。
【図5】従来例のチップコンデンサを示す部分拡大断面
図である。
【符号の説明】
1、1' 放電ギャップ付きコンデンサ 2、2'、4、4' 電極 30 電気コネクタ 38、40 信号用端子 46 接地導体 a、a’ 放電ギャップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に電極を有し、略一様な断面を有す
    るコンデンサにおいて、 該コンデンサの外表面の長手方向に予め定めた間隙の放
    電ギャップを有することを特徴とする放電ギャップ付き
    コンデンサ。
  2. 【請求項2】 信号用端子及び接地導体を有する電気コ
    ネクタにおいて、 前記信号用端子の少なくとも1部と前記接地導体間に略
    一様な断面形状のコンデンサを接続し、 該コンデンサの外表面の長手方向に予め定めた間隙の放
    電ギャップを形成したことを特徴とする電気コネクタ。
JP061122U 1992-08-07 1992-08-07 放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ Pending JPH0621236U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP061122U JPH0621236U (ja) 1992-08-07 1992-08-07 放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP061122U JPH0621236U (ja) 1992-08-07 1992-08-07 放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621236U true JPH0621236U (ja) 1994-03-18

Family

ID=13161961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP061122U Pending JPH0621236U (ja) 1992-08-07 1992-08-07 放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621236U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4782311A (en) Three terminal filter
US4992061A (en) Electrical filter connector
EP0411807A2 (en) Insert molded filter connector
JPH0515361U (ja) フイルタコネクタ及びフイルタコネクタ用遮蔽板
IL97425A (en) author
JPH0395880A (ja) 電気フィルタコネクタの製造法
EP0614202A2 (en) Three-terminal capacitor and assembly
WO1997002628A1 (en) Filtered electrical connector
US4589720A (en) Planar electronic filter element and a connector embodying such a filter
JP3148855B2 (ja) 電気コネクタ
JP3079467B2 (ja) グランド強化型電気コネクタ
US6178078B1 (en) Discharge gap device and its mounting structure
WO1999039555A9 (fr) Plaquette de circuit
US5167539A (en) Noise suppressing connector
JPH03196482A (ja) 高圧電極
JPH0621236U (ja) 放電ギャップ付きコンデンサ及びそれを使用する電気 コネクタ
US6545855B1 (en) Low inductance termination for electronic components
EP0569917A1 (en) Filter connector
JP3019374B2 (ja) コネクタ装置
JPH0117835Y2 (ja)
JPH06267791A (ja) バリスタ機能付きノイズフィルタブロック
JPS62204506A (ja) 電源トランス
JPH08148908A (ja) 非可逆回路素子
JPH05327272A (ja) 電子回路装置
JP2924078B2 (ja) Icカード