JPH06212085A - 反応性染料および繊維材料の着色法 - Google Patents
反応性染料および繊維材料の着色法Info
- Publication number
- JPH06212085A JPH06212085A JP5252938A JP25293893A JPH06212085A JP H06212085 A JPH06212085 A JP H06212085A JP 5252938 A JP5252938 A JP 5252938A JP 25293893 A JP25293893 A JP 25293893A JP H06212085 A JPH06212085 A JP H06212085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- reactive dye
- substituted
- parts
- alkyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B43/00—Preparation of azo dyes from other azo compounds
- C09B43/12—Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups
- C09B43/136—Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups with polyfunctional acylating agents
- C09B43/16—Preparation of azo dyes from other azo compounds by acylation of amino groups with polyfunctional acylating agents linking amino-azo or cyanuric acid residues
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B62/00—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
- C09B62/44—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
- C09B62/503—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Coloring (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な耐光堅牢度、洗濯堅牢度、定着効率を
有し、および良好に水に可溶性であり、天然または合成
繊維材料を着色する反応性染料の提供。 【構成】 2位、4位、および6位の2ヶ所に発色団を
有し、かつ残りの2位、4位または6位には、H、置換
されたかまたは置換されてないアルキル基、置換された
かまたは置換されてないフェニル基、−CH(CO
2R1)2、−NR1SO2R2および−SO2R2[式中、R
1はHまたはアルキルを表わし、およびR2はアルキルを
表わす]から選択された置換基を有する1,3,5−s
−トリアジン基を含有する反応性染料。
有し、および良好に水に可溶性であり、天然または合成
繊維材料を着色する反応性染料の提供。 【構成】 2位、4位、および6位の2ヶ所に発色団を
有し、かつ残りの2位、4位または6位には、H、置換
されたかまたは置換されてないアルキル基、置換された
かまたは置換されてないフェニル基、−CH(CO
2R1)2、−NR1SO2R2および−SO2R2[式中、R
1はHまたはアルキルを表わし、およびR2はアルキルを
表わす]から選択された置換基を有する1,3,5−s
−トリアジン基を含有する反応性染料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応性染料、該染料の
製造法、アミノ基またはヒドロキシ基を有する材料の着
色法および該染料によって着色される場合の材料に関す
る。
製造法、アミノ基またはヒドロキシ基を有する材料の着
色法および該染料によって着色される場合の材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2位および4位の1ヶ所、または2ヶ所
に置換活性塩素原子を有する1,3,5−s−トリアジ
ン基を含有する反応性染料は公知である。このような染
料はアルカリ性条件下でセルロース繊維材料と反応して
よく、その結果、不安定な塩素の求核置換によってトリ
アジン環と繊維との間に共有結合を形成する。
に置換活性塩素原子を有する1,3,5−s−トリアジ
ン基を含有する反応性染料は公知である。このような染
料はアルカリ性条件下でセルロース繊維材料と反応して
よく、その結果、不安定な塩素の求核置換によってトリ
アジン環と繊維との間に共有結合を形成する。
【0003】
【発明を達成するための手段】本発明によれば、2位、
4位、および6位の2ヶ所に発色団を有し、および残り
の2位、4位または6位には、H、置換されたかまたは
置換されてないアルキル基、置換されたかまたは置換さ
れてないフェニル基、−CH(CO2R1)2、−NR1S
O2R2および−SO2R2[式中、R1はHまたはアルキ
ル基を表わし、R2はアルキル基を表わす]から選択さ
れた置換基を有する1,3,5−s−トリアジン基を含
有する反応性染料が提供される。
4位、および6位の2ヶ所に発色団を有し、および残り
の2位、4位または6位には、H、置換されたかまたは
置換されてないアルキル基、置換されたかまたは置換さ
れてないフェニル基、−CH(CO2R1)2、−NR1S
O2R2および−SO2R2[式中、R1はHまたはアルキ
ル基を表わし、R2はアルキル基を表わす]から選択さ
れた置換基を有する1,3,5−s−トリアジン基を含
有する反応性染料が提供される。
【0004】発色団は有利にそれぞれ無関係にトリフェ
ノジオキサジンからなり、または更に有利にアゾ、アン
トラキノン、ホルマザンまたはフタロシアニン系列から
なる。1つの実施形態では2つの発色団は同一の系列か
らなり、および第2の実施形態の場合2つの発色団はそ
れぞれ互いに等しい。
ノジオキサジンからなり、または更に有利にアゾ、アン
トラキノン、ホルマザンまたはフタロシアニン系列から
なる。1つの実施形態では2つの発色団は同一の系列か
らなり、および第2の実施形態の場合2つの発色団はそ
れぞれ互いに等しい。
【0005】残りの2位、4位または6位での置換基は
有利にH、置換されたかまたは置換されてないアルキル
基または置換されたかまたは置換されてないフェニル基
であり、更に有利にHまたはC1〜C4アルキル基、特に
Hまたはメチル基である。
有利にH、置換されたかまたは置換されてないアルキル
基または置換されたかまたは置換されてないフェニル基
であり、更に有利にHまたはC1〜C4アルキル基、特に
Hまたはメチル基である。
【0006】残りの2位、4位または6位での置換基上
に存在していてよい任意の置換基は、ヒドロキシ基、カ
ルボキシ基、スルホ基およびハロゲン原子から選択され
るのが有利である。
に存在していてよい任意の置換基は、ヒドロキシ基、カ
ルボキシ基、スルホ基およびハロゲン原子から選択され
るのが有利である。
【0007】R1はHまたはC1〜C4アルキル基が有利
である。R2はC1〜C4アルキル基が有利である。
である。R2はC1〜C4アルキル基が有利である。
【0008】発色団は有利にエーテル、チオエーテルま
たはアミノ環を介してトリアジン基に結合している。
たはアミノ環を介してトリアジン基に結合している。
【0009】本発明による有利な反応性染料は、式
(1):
(1):
【0010】
【化3】
【0011】[式中、D1およびD2はそれぞれ無関係に
発色団を表わし;R3およびR4はそれぞれ無関係にHま
たはC1〜C4アルキル基を表わし;TはH、置換された
かまたは置換されてないアルキル基、置換されたかまた
は置換されてないフェニル基、−CH(CO2R1)2、
NR1SO2R2または−SO2R2を表わし、;およびR1
およびR2は前記で定義されたものを表わす]で示され
るものからなる。
発色団を表わし;R3およびR4はそれぞれ無関係にHま
たはC1〜C4アルキル基を表わし;TはH、置換された
かまたは置換されてないアルキル基、置換されたかまた
は置換されてないフェニル基、−CH(CO2R1)2、
NR1SO2R2または−SO2R2を表わし、;およびR1
およびR2は前記で定義されたものを表わす]で示され
るものからなる。
【0012】本発明による有利な染料は有機塩素不含で
あり、即ち炭素塩素共有結合を含有しない。このような
染料は特に環境保護性である。
あり、即ち炭素塩素共有結合を含有しない。このような
染料は特に環境保護性である。
【0013】有利な、D1およびD2によって表わされる
発色団は、前記のように表される。1つの実施態様の場
合、D1はD2に一致し、もう1つの実施態様の場合、D
1およびD2はそれぞれ互いに異なっている。
発色団は、前記のように表される。1つの実施態様の場
合、D1はD2に一致し、もう1つの実施態様の場合、D
1およびD2はそれぞれ互いに異なっている。
【0014】D1およびD2がそれぞれ互いに異なってい
る、式(1)の反応性染料の例は、D1がアゾ基を表わ
し、およびD2がアントラキノン基、ホルマザン基、フ
タロシアニン基またはトリフェノジオキサジン基を表わ
す染料を包含する。
る、式(1)の反応性染料の例は、D1がアゾ基を表わ
し、およびD2がアントラキノン基、ホルマザン基、フ
タロシアニン基またはトリフェノジオキサジン基を表わ
す染料を包含する。
【0015】R3およびR4は有利にHまたはメチルであ
る。
る。
【0016】Tは有利に、H、置換されたかまたは置換
されてないアルキルまたは置換されたかまたは置換され
てないフェニルであり、更に有利にHまたはC1〜C4ア
ルキル、特にメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、s−ブチルまたはt−ブチルであ
る。
されてないアルキルまたは置換されたかまたは置換され
てないフェニルであり、更に有利にHまたはC1〜C4ア
ルキル、特にメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、s−ブチルまたはt−ブチルであ
る。
【0017】反応性染料は有利に水中で可溶性である。
水溶性は、カルボキシ基およびスルホ基から選択された
水溶性基1個または複数、有利に2〜12個、更に有利
に2〜6個を有する反応性染料によって達成させること
ができる。
水溶性は、カルボキシ基およびスルホ基から選択された
水溶性基1個または複数、有利に2〜12個、更に有利
に2〜6個を有する反応性染料によって達成させること
ができる。
【0018】反応性染料は複数のビニルスルホニル基の
1つ、またはアルカリ水溶液を用いて処理した場合、ビ
ニルスルホニルに変換されることができる基が存在する
ことによって、反応性と表わされる。
1つ、またはアルカリ水溶液を用いて処理した場合、ビ
ニルスルホニルに変換されることができる基が存在する
ことによって、反応性と表わされる。
【0019】本発明による反応性染料は4位(例えばT
によって定義される)に前記置換基の1つを有する2,
6−ジハロ−s−トリアジンと、求核置換基、例えばア
ミノ基を有する発色化合物とを縮合させることによって
製造されてよい。2位および6位での発色団が同一であ
る反応性染料は、発色化合物少なくとも約2モル当量と
ジハロ−s−トリアジン1当量とを縮合することによっ
て製造されてよい。2位および6位で異なった置換基を
有する反応性染料は、引続き発色化合物とジハロ−s−
トリアジンとを縮合することによって製造されてよい。
によって定義される)に前記置換基の1つを有する2,
6−ジハロ−s−トリアジンと、求核置換基、例えばア
ミノ基を有する発色化合物とを縮合させることによって
製造されてよい。2位および6位での発色団が同一であ
る反応性染料は、発色化合物少なくとも約2モル当量と
ジハロ−s−トリアジン1当量とを縮合することによっ
て製造されてよい。2位および6位で異なった置換基を
有する反応性染料は、引続き発色化合物とジハロ−s−
トリアジンとを縮合することによって製造されてよい。
【0020】本発明による反応性染料を製造するもう1
つの方法は、4位で前記置換基の1つ(例えばTで定義
されている基)を有する2,6−ジハロ−s−トリアジ
ンと、アリールアミンとを縮合することによって、例え
ば置換されたかまたは置換されてないナフチルアミンを
有する結合成分を生じ、引続きジアゾニウム塩、有利に
反応性置換基を有するジアゾニウム塩と結合することに
より行なわれる。縮合は有利に前記のように行なわれ
る。ジアゾニウム塩との結合は、本来染料工業において
公知の常法を利用して行なわれ、例えばアミンは希釈し
た有機酸中で0〜5℃でNaNO2を用いた処理によっ
てジアゾニウム塩に転換され、かつ生じたジアゾニウム
塩は結合成分と一緒に5℃以下で撹拌される。
つの方法は、4位で前記置換基の1つ(例えばTで定義
されている基)を有する2,6−ジハロ−s−トリアジ
ンと、アリールアミンとを縮合することによって、例え
ば置換されたかまたは置換されてないナフチルアミンを
有する結合成分を生じ、引続きジアゾニウム塩、有利に
反応性置換基を有するジアゾニウム塩と結合することに
より行なわれる。縮合は有利に前記のように行なわれ
る。ジアゾニウム塩との結合は、本来染料工業において
公知の常法を利用して行なわれ、例えばアミンは希釈し
た有機酸中で0〜5℃でNaNO2を用いた処理によっ
てジアゾニウム塩に転換され、かつ生じたジアゾニウム
塩は結合成分と一緒に5℃以下で撹拌される。
【0021】前記の縮合は、有利に水性媒体中で、有利
に酸性結合剤が存在する場合に行なわれてよい。酸性結
合剤の目的は、反応中に形成されるようなハロゲン化水
素を中和することである。このような縮合の際に、反応
成分の加水分解が惹起されたり、または他の何らかの望
ましくない副反応が惹起されることがない場合には、適
宜にどの酸性結合剤も使用されてよい。混合物のpHが
2〜8の範囲内にとどまるような含分で添加し、アルカ
リ金属炭酸塩またはアルカリ金属重炭酸塩を使用するの
は有利である。縮合温度は、2,6−ジハロ−s−トリ
アジンの安定性および反応が生じる容易性に依存して0
〜100℃の間であり、有利に0〜60℃であり、特に
0〜10℃である。
に酸性結合剤が存在する場合に行なわれてよい。酸性結
合剤の目的は、反応中に形成されるようなハロゲン化水
素を中和することである。このような縮合の際に、反応
成分の加水分解が惹起されたり、または他の何らかの望
ましくない副反応が惹起されることがない場合には、適
宜にどの酸性結合剤も使用されてよい。混合物のpHが
2〜8の範囲内にとどまるような含分で添加し、アルカ
リ金属炭酸塩またはアルカリ金属重炭酸塩を使用するの
は有利である。縮合温度は、2,6−ジハロ−s−トリ
アジンの安定性および反応が生じる容易性に依存して0
〜100℃の間であり、有利に0〜60℃であり、特に
0〜10℃である。
【0022】本発明による有利な反応性染料は少なくと
もアゾ系列からなる発色団1つを含有し、例えばD1お
よびD2の1つまたは2つともがアゾ系列からなる発色
団である。有利なアゾ系列からなる発色団は、式
(2): V−SO2−L1−(−N=N−L2−)n−(2) [式中、Vはビニルまたは水性アルカリ液を用いた処理
の際にビニルに変換可能な基を表わし;L1およびそれ
ぞれL2はそれぞれ無関係に置換されたかまたは置換さ
れてない単環式アリール基または2環式アリール基また
はヘテロアリール基を表わし;およびnは1または2で
ある]で示されるものからなる。
もアゾ系列からなる発色団1つを含有し、例えばD1お
よびD2の1つまたは2つともがアゾ系列からなる発色
団である。有利なアゾ系列からなる発色団は、式
(2): V−SO2−L1−(−N=N−L2−)n−(2) [式中、Vはビニルまたは水性アルカリ液を用いた処理
の際にビニルに変換可能な基を表わし;L1およびそれ
ぞれL2はそれぞれ無関係に置換されたかまたは置換さ
れてない単環式アリール基または2環式アリール基また
はヘテロアリール基を表わし;およびnは1または2で
ある]で示されるものからなる。
【0023】アルカリ水溶液を用いた処理によってビニ
ルに変換可能な基の例は、−CH2CH2OSO3H、−
CH2CH2SSO3Hおよびこれらの塩を包含する。
ルに変換可能な基の例は、−CH2CH2OSO3H、−
CH2CH2SSO3Hおよびこれらの塩を包含する。
【0024】発色団の1つだけが式(2)からなる場合
には、残りの発色団は有利にアントラキノン、フタロシ
アニン、トリフェノジオキサジンまたはホルマザン系列
からなる。
には、残りの発色団は有利にアントラキノン、フタロシ
アニン、トリフェノジオキサジンまたはホルマザン系列
からなる。
【0025】L1およびL2は有利にそれぞれ無関係に置
換されたかまたは置換されてないピロリドン基、フェニ
レン基、またはナフチレン基である。L1は有利に置換
されたかまたは置換されてないピロリドン基またはフェ
ニレン基であり、およびL2は有利に置換されたかまた
は置換されてないナフチレン基である。場合による置換
基は有利にアルキル、特にC1〜C4アルキル、殊にメチ
ル;アシルアミノ、特にアセチルアミノ、ベンズアミド
またはスルホン化ベンズアミド;ウレイド;シアノ;ア
ミノ;スルホ;カルボキシ;ヒドロキシ;またはアルコ
キシ、特にC1〜C4アルコキシ、殊にメトキシである。
換されたかまたは置換されてないピロリドン基、フェニ
レン基、またはナフチレン基である。L1は有利に置換
されたかまたは置換されてないピロリドン基またはフェ
ニレン基であり、およびL2は有利に置換されたかまた
は置換されてないナフチレン基である。場合による置換
基は有利にアルキル、特にC1〜C4アルキル、殊にメチ
ル;アシルアミノ、特にアセチルアミノ、ベンズアミド
またはスルホン化ベンズアミド;ウレイド;シアノ;ア
ミノ;スルホ;カルボキシ;ヒドロキシ;またはアルコ
キシ、特にC1〜C4アルコキシ、殊にメトキシである。
【0026】L1で表わされる基の例としては、1,4
−フェニレン、1,3−フェニレン、2,6−ナフチレ
ン、2,5−ナフチレンおよびスルホ−2,5−ナフチ
レンが挙げられる。
−フェニレン、1,3−フェニレン、2,6−ナフチレ
ン、2,5−ナフチレンおよびスルホ−2,5−ナフチ
レンが挙げられる。
【0027】有利なL2で表わされる置換されたかまた
は置換されてないナフチレン基は、式(3):
は置換されてないナフチレン基は、式(3):
【0028】
【化4】
【0029】[式中、qは0または1である]で示され
るものからなる。
るものからなる。
【0030】有利なアントラキノン発色団は、式
(4):
(4):
【0031】
【化5】
【0032】で示されるものからなり、この場合、アン
トラキノン核は任意に5位、6位、7位または8位の1
ヶ所または複数ヶ所にスルホン酸基を有し、およびL3
は2価の有機結合基、有利にC2〜C4アルキレン基、更
に有利にベンゼン系列の基、例えばフェニレン基、ジフ
ェニレン基、4,4’−2価のスチルベン基または任意
にスルホン化したアゾベンゼン基を表わす。
トラキノン核は任意に5位、6位、7位または8位の1
ヶ所または複数ヶ所にスルホン酸基を有し、およびL3
は2価の有機結合基、有利にC2〜C4アルキレン基、更
に有利にベンゼン系列の基、例えばフェニレン基、ジフ
ェニレン基、4,4’−2価のスチルベン基または任意
にスルホン化したアゾベンゼン基を表わす。
【0033】有利なフタロシアニン発色団は、式
(5):
(5):
【0034】
【化6】
【0035】で示されるものからなり、この場合、Pc
はメタロ−フタロシアニン核、有利に銅フタロシアニン
またはニッケルフタロシアニンを表わし;それぞれ無関
係にWはヒドロキシ基、または置換または非置換アミノ
基を表わし、L3は前記で定義した2価の有機結合基、
有利にC2〜C4アルキレン基、フェニレン基またはスル
ホフェニレン基を表わし;およびaおよびbはそれぞれ
無関係に1〜3の数値であり、但しa+bは4以下であ
る。
はメタロ−フタロシアニン核、有利に銅フタロシアニン
またはニッケルフタロシアニンを表わし;それぞれ無関
係にWはヒドロキシ基、または置換または非置換アミノ
基を表わし、L3は前記で定義した2価の有機結合基、
有利にC2〜C4アルキレン基、フェニレン基またはスル
ホフェニレン基を表わし;およびaおよびbはそれぞれ
無関係に1〜3の数値であり、但しa+bは4以下であ
る。
【0036】有利なトリフェノジオキサジン発色団は、
式(6):
式(6):
【0037】
【化7】
【0038】[式中、
【0039】
【外1】
【0040】R1はHまたはC1〜C4アルキル基を表わ
し;ZはH、C1〜C4アルキル基、フェニル基またはス
ルホフェニル基を表わし;それぞれYは無関係にC2〜
C4アルキレン基、フェニレン基またはスルホフェニレ
ン基を表わし;UはHまたはSO3Hを表わし;T2およ
びT3はハロゲン原子またはC1〜C4アルキル基を表わ
し;およびqは0または1である]で示されるものから
なる。
し;ZはH、C1〜C4アルキル基、フェニル基またはス
ルホフェニル基を表わし;それぞれYは無関係にC2〜
C4アルキレン基、フェニレン基またはスルホフェニレ
ン基を表わし;UはHまたはSO3Hを表わし;T2およ
びT3はハロゲン原子またはC1〜C4アルキル基を表わ
し;およびqは0または1である]で示されるものから
なる。
【0041】それぞれYは有利に−C2H4−または−C
3H6−である。Uは有利にSO3Hである。T2およびT
3は有利にClまたはC1〜C4アルキル、特にメチルで
ある。
3H6−である。Uは有利にSO3Hである。T2およびT
3は有利にClまたはC1〜C4アルキル、特にメチルで
ある。
【0042】有利なホルマザン発色団は、式(7):
【0043】
【化8】
【0044】[式中、X1はHまたはSO3Hを表わし;
およびaおよびbはそれぞれ無関係に0、1または2の
数値であり;但し、この染料はスルホ基少なくとも1
つ、有利に少なくとも2つを有する]で示されるものか
らなる。
およびaおよびbはそれぞれ無関係に0、1または2の
数値であり;但し、この染料はスルホ基少なくとも1
つ、有利に少なくとも2つを有する]で示されるものか
らなる。
【0045】有利に、aおよびbそれぞれは1の数値を
有する。
有する。
【0046】有利な式(1)の反応性染料の場合、D1
およびD2は2つとも式(2)からなり、L1はフェニレ
ンを表わし、L2は置換されたかまたは置換されてない
ナフタレンを表わし(前記のように)、nは1であり、
およびT、R3、R4は前記のように定義されている。
およびD2は2つとも式(2)からなり、L1はフェニレ
ンを表わし、L2は置換されたかまたは置換されてない
ナフタレンを表わし(前記のように)、nは1であり、
およびT、R3、R4は前記のように定義されている。
【0047】染料式は本明細書中に遊離酸の形で表わさ
れているが、式は塩の形の染料、特にナトリウム、リチ
ウムまたは混合ナトリウム/リチウム塩および置換され
たかまたは置換されてないアンモニウム塩のようなアル
カリ金属とのこれらの塩も包含するべきである。本明細
書中に使用される用語アリールはヘテロアリールを包含
する。
れているが、式は塩の形の染料、特にナトリウム、リチ
ウムまたは混合ナトリウム/リチウム塩および置換され
たかまたは置換されてないアンモニウム塩のようなアル
カリ金属とのこれらの塩も包含するべきである。本明細
書中に使用される用語アリールはヘテロアリールを包含
する。
【0048】更に本発明の特色は、不活性担持剤と本発
明による染料とを有利に1:99〜99:1、更に有利
に50:1〜1:50、特に20:1〜1:20の重量
比率で含有する化合物を提供することである。不活性担
持剤は有利に無機塩および任意に脱ダスト剤(de-dusti
ngagent)を含有する。無機塩の例は、アルカリ金属ハロ
ゲン化物およびアルカリ土類金属ハロゲン化物、炭酸
塩、重炭酸塩、硝酸塩およびこれらの混合物を包含す
る。ドデシルベンゼンは脱ダスト剤として使用されてよ
い。
明による染料とを有利に1:99〜99:1、更に有利
に50:1〜1:50、特に20:1〜1:20の重量
比率で含有する化合物を提供することである。不活性担
持剤は有利に無機塩および任意に脱ダスト剤(de-dusti
ngagent)を含有する。無機塩の例は、アルカリ金属ハロ
ゲン化物およびアルカリ土類金属ハロゲン化物、炭酸
塩、重炭酸塩、硝酸塩およびこれらの混合物を包含す
る。ドデシルベンゼンは脱ダスト剤として使用されてよ
い。
【0049】本発明による反応性染料は、天然繊維材
料、およびアミノ基またはヒドロキシル基を有する合成
繊維材料、例えば羊毛、絹およびセルロース材料のよう
な繊維材料の着色に適当である。繊維材料は明るい色相
に着色され、かつ良好な耐光堅牢度および洗濯のような
水処理に対する堅牢性を有し、ならびに良好な洗浄除去
特性を有する。過ホウ酸塩湿式退色試験の場合の堅牢度
は特に良好である。染料は良好に水に溶解性であること
が見いだされた。
料、およびアミノ基またはヒドロキシル基を有する合成
繊維材料、例えば羊毛、絹およびセルロース材料のよう
な繊維材料の着色に適当である。繊維材料は明るい色相
に着色され、かつ良好な耐光堅牢度および洗濯のような
水処理に対する堅牢性を有し、ならびに良好な洗浄除去
特性を有する。過ホウ酸塩湿式退色試験の場合の堅牢度
は特に良好である。染料は良好に水に溶解性であること
が見いだされた。
【0050】更に本発明の特色は、繊維材料、特にセル
ロース繊維材料の着色法を包含し、その上本発明による
反応性染料を使用することからなる。この目的のため染
料は有利に酸−結合剤、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、トリナトリウムホ
スフェート、または水酸化ナトリウムを用いた処理に関
してセルロース繊維材料に使用され、これらは水溶液と
して染料使用前、使用中または使用後にセルロース繊維
材料に使用されてよい。20〜200℃、特に30〜8
0℃の温度は、この方法の場合有利である。
ロース繊維材料の着色法を包含し、その上本発明による
反応性染料を使用することからなる。この目的のため染
料は有利に酸−結合剤、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、トリナトリウムホ
スフェート、または水酸化ナトリウムを用いた処理に関
してセルロース繊維材料に使用され、これらは水溶液と
して染料使用前、使用中または使用後にセルロース繊維
材料に使用されてよい。20〜200℃、特に30〜8
0℃の温度は、この方法の場合有利である。
【0051】この新規染料はアミノ基を含有する、羊毛
およびポリアミド繊維材料のような繊維材料に、弱アル
カリ性、中性または酸性の染浴により使用される。染浴
は、常法によりアミノ基、例えば酢酸アンモニウム、硫
酸ナトリウム、酒石酸エチル、非イオン性分散剤、例え
ば酸化エチレンとアミンとの縮合物、脂肪アルコールま
たはフェノール、カチオン性界面活性剤、例えば4級ア
ンモニウム塩、例えばセチルトリメチルアンモニウムブ
ロミドおよびセチルピリジニウムブロミドおよび有機液
体、例えばn−ブタノールおよびベンジルアルコールを
含有する繊維材料を染色する場合に使用される。
およびポリアミド繊維材料のような繊維材料に、弱アル
カリ性、中性または酸性の染浴により使用される。染浴
は、常法によりアミノ基、例えば酢酸アンモニウム、硫
酸ナトリウム、酒石酸エチル、非イオン性分散剤、例え
ば酸化エチレンとアミンとの縮合物、脂肪アルコールま
たはフェノール、カチオン性界面活性剤、例えば4級ア
ンモニウム塩、例えばセチルトリメチルアンモニウムブ
ロミドおよびセチルピリジニウムブロミドおよび有機液
体、例えばn−ブタノールおよびベンジルアルコールを
含有する繊維材料を染色する場合に使用される。
【0052】本発明を次の例につき限定することなく詳
説するが、この場合、全ての部およびパーセントは他に
記載がない限り重量による。
説するが、この場合、全ての部およびパーセントは他に
記載がない限り重量による。
【0053】
【実施例】例1 式(8)(但し、TはHを表わす)で示される染料の製
造
造
【0054】
【化9】
【0055】工程a) 2N炭酸ナトリウムを、約pH6.0の完成溶液が得ら
れるまで、水(1000部)中に1−アミノ−8−ヒド
ロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(319部)
の撹拌した懸濁液に添加した。
れるまで、水(1000部)中に1−アミノ−8−ヒド
ロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(319部)
の撹拌した懸濁液に添加した。
【0056】この溶液を、アセトン(800容量部)中
に2,6−ジクロロ−s−トリアジン(161部)の溶
液を氷水(1000部)に0〜5℃で緩徐に添加するこ
とによって得られる撹拌した懸濁液に、滴加したが、こ
の懸濁液のpHは3に低下してよく、次に2N炭酸ナト
リウムを添加することによってこの値に維持される。こ
の結果生じた混合液を0〜5℃、pH3で更に1時間撹
拌し、結合成分溶液が生じた。
に2,6−ジクロロ−s−トリアジン(161部)の溶
液を氷水(1000部)に0〜5℃で緩徐に添加するこ
とによって得られる撹拌した懸濁液に、滴加したが、こ
の懸濁液のpHは3に低下してよく、次に2N炭酸ナト
リウムを添加することによってこの値に維持される。こ
の結果生じた混合液を0〜5℃、pH3で更に1時間撹
拌し、結合成分溶液が生じた。
【0057】氷水(2000部)中に4−アミノフェニ
ル−β−スルフェートエチルスルホン(309部)の撹
拌混合液に、0〜5℃で塩酸水溶液(34.5%濃度、
568容量部)、引続き2N亜硝酸ナトリウム(568
容量部)を添加した。この混合液を、スルファミン酸の
添加によって過剰の硝酸を破壊する前に、0〜5℃で3
0分間撹拌した。生じたジアゾニウム塩懸濁液を前記結
合成分溶液に添加し、炭酸ナトリウムの添加によってp
Hを6に上昇させ、および混合液を0〜5℃で更に2時
間撹拌した。塩化カリウムを用いた塩化によってアゾ生
成物を沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥させて
乾燥アゾ生成物を生じさせた。
ル−β−スルフェートエチルスルホン(309部)の撹
拌混合液に、0〜5℃で塩酸水溶液(34.5%濃度、
568容量部)、引続き2N亜硝酸ナトリウム(568
容量部)を添加した。この混合液を、スルファミン酸の
添加によって過剰の硝酸を破壊する前に、0〜5℃で3
0分間撹拌した。生じたジアゾニウム塩懸濁液を前記結
合成分溶液に添加し、炭酸ナトリウムの添加によってp
Hを6に上昇させ、および混合液を0〜5℃で更に2時
間撹拌した。塩化カリウムを用いた塩化によってアゾ生
成物を沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥させて
乾燥アゾ生成物を生じさせた。
【0058】工程b) 前記乾燥アゾ生成物(497部)および1−アミノ−8
−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(21
9部)を水(11,000部)中で50℃およびpH
6.0〜6.5で20時間一緒に撹拌し、所望により1
N炭酸ナトリウムを添加することによって維持した。生
じたモノアゾ縮合生成物を、塩化カリウムを添加しアセ
トン(3300容量部)を緩徐に添加することによって
沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥した。
−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸(21
9部)を水(11,000部)中で50℃およびpH
6.0〜6.5で20時間一緒に撹拌し、所望により1
N炭酸ナトリウムを添加することによって維持した。生
じたモノアゾ縮合生成物を、塩化カリウムを添加しアセ
トン(3300容量部)を緩徐に添加することによって
沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥した。
【0059】工程c) 0〜5℃の氷水(425部)中に4−アミノフェニル−
β−スルフェートエチルスルホン(115部)の撹拌し
た混合液に、塩酸水溶液(34.5%濃度、124容量
部)、引続き2N亜硝酸ナトリウム(209容量部)を
添加した。この混合液を、スルファミン酸の添加によっ
て過剰の硝酸を破壊する前に0〜5℃で30分間撹拌し
た。生じたジアゾニウム塩懸濁液を水(850部)中に
前記モノアゾ縮合生成物の溶液と一緒に、0〜5℃で2
時間撹拌し、かつ所望により2N炭酸ナトリウムの添加
によってpH6.0〜6.5を維持した。生成物を、塩
化カリウム、引続きアセトンの添加によって沈澱させ、
濾別し、かつ乾燥させて表題化合物のアルカリ金属塩
(λmax536nm)を生じさせた。
β−スルフェートエチルスルホン(115部)の撹拌し
た混合液に、塩酸水溶液(34.5%濃度、124容量
部)、引続き2N亜硝酸ナトリウム(209容量部)を
添加した。この混合液を、スルファミン酸の添加によっ
て過剰の硝酸を破壊する前に0〜5℃で30分間撹拌し
た。生じたジアゾニウム塩懸濁液を水(850部)中に
前記モノアゾ縮合生成物の溶液と一緒に、0〜5℃で2
時間撹拌し、かつ所望により2N炭酸ナトリウムの添加
によってpH6.0〜6.5を維持した。生成物を、塩
化カリウム、引続きアセトンの添加によって沈澱させ、
濾別し、かつ乾燥させて表題化合物のアルカリ金属塩
(λmax536nm)を生じさせた。
【0060】表題化合物の塩を脱気染色によって綿に使
用したが、著しく良好な定着効率および洗い落とし特性
を有することが見いだされた。
用したが、著しく良好な定着効率および洗い落とし特性
を有することが見いだされた。
【0061】例2 式(8)(但し、Tはメチルを表わす)で示される染料
の製造 例1の方法を繰り返したが、この場合、2,6−ジクロ
ロ−s−トリアジン(161部)の代わりに2,6−ジ
クロロ−4−メチル−s−トリアジン(176部)を使
用し、表題化合物(λmax536nm)のアルカリ金
属塩が生じた。表題化合物の塩を脱気染色によって綿に
使用したが、著しく良好な耐光堅牢度および洗濯堅牢度
を有することが見いだされた。
の製造 例1の方法を繰り返したが、この場合、2,6−ジクロ
ロ−s−トリアジン(161部)の代わりに2,6−ジ
クロロ−4−メチル−s−トリアジン(176部)を使
用し、表題化合物(λmax536nm)のアルカリ金
属塩が生じた。表題化合物の塩を脱気染色によって綿に
使用したが、著しく良好な耐光堅牢度および洗濯堅牢度
を有することが見いだされた。
【0062】例3 次の化合物の製造
【0063】
【化10】
【0064】工程a) 2N水酸化ナトリウムを、約pH6.5の完成溶液が得
られるまで、水(1500部)中に6−アミノ−1−ヒ
ドロキシナフタレン−3−スルホン酸(119.5部)
の撹拌した懸濁液に添加した。この溶液を、アセトン
(1250容量部)中に2,6−ジクロロ−4−メチル
−s−トリアジン(113部)の溶液を氷水(1500
部)に0〜5℃で緩徐に添加することによって得られる
撹拌した懸濁液に滴加したが、この混合液はpH4に低
下してよく、次に2N炭酸ナトリウムを添加することに
よってこのpHに維持される。この生じた混合液を更に
2.5時間撹拌し、結合成分の溶液が得られた。
られるまで、水(1500部)中に6−アミノ−1−ヒ
ドロキシナフタレン−3−スルホン酸(119.5部)
の撹拌した懸濁液に添加した。この溶液を、アセトン
(1250容量部)中に2,6−ジクロロ−4−メチル
−s−トリアジン(113部)の溶液を氷水(1500
部)に0〜5℃で緩徐に添加することによって得られる
撹拌した懸濁液に滴加したが、この混合液はpH4に低
下してよく、次に2N炭酸ナトリウムを添加することに
よってこのpHに維持される。この生じた混合液を更に
2.5時間撹拌し、結合成分の溶液が得られた。
【0065】工程b) 0〜5℃の氷水(3000部)中に4−アミノフェニル
−β−スルフェートエチルスルホン(140.5部)の
撹拌した混合物に、塩酸水溶液(34.5%濃度、15
0容量部)、引続き2N亜硝酸ナトリウム(250容量
部)を添加した。この混合液を、スルファミン酸の添加
によって過剰の硝酸を破壊する前に0〜5℃で1時間撹
拌した。生じたジアゾニウム塩懸濁液を前記結合成分の
溶液に添加し、炭酸ナトリウムの添加によってpHを6
〜6.5に上昇させ,混合液を0〜5℃で更に2時間撹
拌した。アゾ生成物を、塩化カリウムの添加によって沈
澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥した。
−β−スルフェートエチルスルホン(140.5部)の
撹拌した混合物に、塩酸水溶液(34.5%濃度、15
0容量部)、引続き2N亜硝酸ナトリウム(250容量
部)を添加した。この混合液を、スルファミン酸の添加
によって過剰の硝酸を破壊する前に0〜5℃で1時間撹
拌した。生じたジアゾニウム塩懸濁液を前記結合成分の
溶液に添加し、炭酸ナトリウムの添加によってpHを6
〜6.5に上昇させ,混合液を0〜5℃で更に2時間撹
拌した。アゾ生成物を、塩化カリウムの添加によって沈
澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥した。
【0066】工程c) 前記乾燥アゾ生成物(178部)および6−アミノ−1
−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸(64.5
部)を水(5500部)中で50℃で20時間一緒に撹
拌し、1N炭酸ナトリウムを添加することによってpH
6〜6.5を維持した。生じた溶液を周囲温度に冷却
し、かつモノアゾ縮合生成物を塩化カリウムを用いた塩
化によって沈澱させ、濾過によって単離し、および乾燥
した。
−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸(64.5
部)を水(5500部)中で50℃で20時間一緒に撹
拌し、1N炭酸ナトリウムを添加することによってpH
6〜6.5を維持した。生じた溶液を周囲温度に冷却
し、かつモノアゾ縮合生成物を塩化カリウムを用いた塩
化によって沈澱させ、濾過によって単離し、および乾燥
した。
【0067】工程d) 0〜5℃で氷水(1800部)中の4−アミノフェニル
−β−スルフェートエチルスルホン(46.6部)の撹
拌した混合液および塩酸水溶液(34.5%濃度、50
容量部)に、2N亜硝酸ナトリウム(10容量部)を添
加した。この混合液を0〜5℃で1時間撹拌し、次にス
ルファミン酸の添加によって過剰の硝酸を破壊した。生
じたジアゾニウム塩懸濁液を水(5000部)中で前記
モノアゾ縮合生成物(143部)の溶液に添加し、かつ
混合液を0〜5℃およびpH6〜6.5で2時間撹拌し
た。生成物を、塩化カリウムの添加によって沈澱させ、
濾過によって単離し、かつ乾燥させてλmax478n
mを有する表題化合物のアルカリ金属塩を生じさせた。
−β−スルフェートエチルスルホン(46.6部)の撹
拌した混合液および塩酸水溶液(34.5%濃度、50
容量部)に、2N亜硝酸ナトリウム(10容量部)を添
加した。この混合液を0〜5℃で1時間撹拌し、次にス
ルファミン酸の添加によって過剰の硝酸を破壊した。生
じたジアゾニウム塩懸濁液を水(5000部)中で前記
モノアゾ縮合生成物(143部)の溶液に添加し、かつ
混合液を0〜5℃およびpH6〜6.5で2時間撹拌し
た。生成物を、塩化カリウムの添加によって沈澱させ、
濾過によって単離し、かつ乾燥させてλmax478n
mを有する表題化合物のアルカリ金属塩を生じさせた。
【0068】表題化合物の塩を脱気染色によって綿に使
用し、著しく良好な耐光堅牢度および洗濯堅牢度を有す
ることが見いだされた。
用し、著しく良好な耐光堅牢度および洗濯堅牢度を有す
ることが見いだされた。
【0069】例4 次の化合物の製造
【0070】
【化11】
【0071】6−ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロ
キシエチルアミノ)エチル]−4−メチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニトリル
(225部)を、アセトン(1500容量部)中に2,
4−ジクロロ−6−メチル−s−トリアジン(164
部)の溶液を氷水(1500部)に0〜5℃で緩徐に添
加することによって得られる撹拌した懸濁液に滴加し、
生じた混合液を0〜5℃で2.5時間撹拌し、一方でこ
の溶液のpHを、所望により1N炭酸ナトリウムを添加
することによって6.0〜6.5に維持する。更に6−
ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロキシエチルアミ
ノ)エチル]−4−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロ−ピリジン−3−カルボニトリル(225部)を添
加し、かつこの混合液を65℃に加熱し、およびこの温
度で2時間保持し、その間この溶液のpHを6.0〜
6.5に維持し、結合成分溶液が得られた。
キシエチルアミノ)エチル]−4−メチル−2−オキソ
−1,2−ジヒドロ−ピリジン−3−カルボニトリル
(225部)を、アセトン(1500容量部)中に2,
4−ジクロロ−6−メチル−s−トリアジン(164
部)の溶液を氷水(1500部)に0〜5℃で緩徐に添
加することによって得られる撹拌した懸濁液に滴加し、
生じた混合液を0〜5℃で2.5時間撹拌し、一方でこ
の溶液のpHを、所望により1N炭酸ナトリウムを添加
することによって6.0〜6.5に維持する。更に6−
ヒドロキシ−1−[2−(2−ヒドロキシエチルアミ
ノ)エチル]−4−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒ
ドロ−ピリジン−3−カルボニトリル(225部)を添
加し、かつこの混合液を65℃に加熱し、およびこの温
度で2時間保持し、その間この溶液のpHを6.0〜
6.5に維持し、結合成分溶液が得られた。
【0072】0〜5℃で4−アミノフェニル−β−スル
フェートエチルスルホン(562部)、塩酸水溶液(3
4.5%濃度、1200容量部)および氷水(2000
0部)に、2N亜硝酸ナトリウム(1100容量部)を
添加した。この混合液を、スルファミン酸の添加によっ
て過剰の硝酸を破壊する前に0〜5℃で45分間撹拌し
た。生じたジアゾニウム塩懸濁液を前記結合成分の溶液
に添加し、および生じた混合液を0〜5℃で2時間撹拌
し、一方で、所望の場合には1N炭酸ナトリウムの添加
によってpHを5.5に維持した。ジアゾ生成物を、K
Clの添加によ沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾
燥させ、表題化合物のアルカリ金属塩(λmax427
nm)が得られた。
フェートエチルスルホン(562部)、塩酸水溶液(3
4.5%濃度、1200容量部)および氷水(2000
0部)に、2N亜硝酸ナトリウム(1100容量部)を
添加した。この混合液を、スルファミン酸の添加によっ
て過剰の硝酸を破壊する前に0〜5℃で45分間撹拌し
た。生じたジアゾニウム塩懸濁液を前記結合成分の溶液
に添加し、および生じた混合液を0〜5℃で2時間撹拌
し、一方で、所望の場合には1N炭酸ナトリウムの添加
によってpHを5.5に維持した。ジアゾ生成物を、K
Clの添加によ沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾
燥させ、表題化合物のアルカリ金属塩(λmax427
nm)が得られた。
【0073】表題生成物を脱気染色によって綿に使用
し、良好な洗濯堅牢度を有することが見いだされた。
し、良好な洗濯堅牢度を有することが見いだされた。
【0074】例5〜9 例4の方法を繰り返したが、但しこの場合、欄Iに挙げ
た化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当量を使
用した:
た化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当量を使
用した:
【0075】
【表1】
【0076】例10 次の化合物の製造 工程a)
【0077】
【化12】
【0078】アゾ生成物を大抵は例3、工程a)および
b)に前記したように製造した。
b)に前記したように製造した。
【0079】工程b) 工程a)による生成物(7.8g)および4−N−
(4′−アミノフェニル)アミノ−1−アミノアントラ
キノン−2−スルホン酸(2.8g)(炭酸ナトリウム
および硫酸銅の存在下に1−アミノ−4−ブロモアント
ラキノン−2−スルホン酸と1,4−ジアミノベンゼン
とを反応させることによって製造)を水(300ml)
中で45℃で、および6時間撹拌し、その間、所望によ
り炭酸ナトリウム溶液(2M)の添加によってpHを
6.2に維持した。
(4′−アミノフェニル)アミノ−1−アミノアントラ
キノン−2−スルホン酸(2.8g)(炭酸ナトリウム
および硫酸銅の存在下に1−アミノ−4−ブロモアント
ラキノン−2−スルホン酸と1,4−ジアミノベンゼン
とを反応させることによって製造)を水(300ml)
中で45℃で、および6時間撹拌し、その間、所望によ
り炭酸ナトリウム溶液(2M)の添加によってpHを
6.2に維持した。
【0080】生じた混合液を室温に冷却し、かつ生成物
を塩化カリウムを用いて10%w/vに塩化することに
よって沈澱させ、濾過によって採取し、20%塩水を用
いて洗浄し、かつ乾燥させ、表題化合物のアルカリ金属
塩(λmax475nm)が得られた。
を塩化カリウムを用いて10%w/vに塩化することに
よって沈澱させ、濾過によって採取し、20%塩水を用
いて洗浄し、かつ乾燥させ、表題化合物のアルカリ金属
塩(λmax475nm)が得られた。
【0081】例11〜14 欄Iに挙げた化合物の代わりに欄IIに挙げた化合物の
1当量量を使用することを除いて、例10の方法を繰り
返してよい。
1当量量を使用することを除いて、例10の方法を繰り
返してよい。
【0082】
【表2】
【0083】例15 次の化合物の製造:
【0084】
【化13】
【0085】水(300ml)中に銅フタロシアニン−
N−β−アミノエチルスルホンアミドスルホン酸(4.
8g)(英国特許第805562号明細書、例12に記
載のように製造)、および例3、工程b)による生成物
(7.8g)の混合液を、45℃、16時間で撹拌し、
その間、所望のように炭酸ナトリウム溶液(2M)の添
加によってpHを6.2に維持した。生じた混合液を室
温に冷却してよく、かつ生成物をアセトンの添加によっ
て沈澱させ、濾過によって採取し、アセトンを用いて洗
浄し、かつ乾燥させ、表題化合物のアルカリ金属塩(λ
max669nm)が得られた。
N−β−アミノエチルスルホンアミドスルホン酸(4.
8g)(英国特許第805562号明細書、例12に記
載のように製造)、および例3、工程b)による生成物
(7.8g)の混合液を、45℃、16時間で撹拌し、
その間、所望のように炭酸ナトリウム溶液(2M)の添
加によってpHを6.2に維持した。生じた混合液を室
温に冷却してよく、かつ生成物をアセトンの添加によっ
て沈澱させ、濾過によって採取し、アセトンを用いて洗
浄し、かつ乾燥させ、表題化合物のアルカリ金属塩(λ
max669nm)が得られた。
【0086】表題生成物を脱気染色によって綿に使用
し、良好な耐光堅牢度を有することが見いだされた。
し、良好な耐光堅牢度を有することが見いだされた。
【0087】例16〜19 例15の方法を繰り返してよいが、この場合、欄Iに挙
げた化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当量を
使用した:
げた化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当量を
使用した:
【0088】
【表3】
【0089】例20 次の化合物の製造:
【0090】
【化14】
【0091】工程a) pH5.5で水50ml中にアミノベンゼン3−スルホ
ン酸(8.75g)の溶液をメタノール(750ml)
中にメチルトリクロロキノン(13.1g)の混合液に
30分間に亙って滴加した。pHを、水酸化ナトリウム
溶液(2M)を使用して5〜5.5に維持した。混合液
を夜通し室温で撹拌し、次に濾過した。溶液を蒸発乾燥
させ、残滓を水(550ml)中で再び撹拌し、かつモ
ノアニリド生成物を濾別し、水を用いて洗浄し、かつ乾
燥した。
ン酸(8.75g)の溶液をメタノール(750ml)
中にメチルトリクロロキノン(13.1g)の混合液に
30分間に亙って滴加した。pHを、水酸化ナトリウム
溶液(2M)を使用して5〜5.5に維持した。混合液
を夜通し室温で撹拌し、次に濾過した。溶液を蒸発乾燥
させ、残滓を水(550ml)中で再び撹拌し、かつモ
ノアニリド生成物を濾別し、水を用いて洗浄し、かつ乾
燥した。
【0092】工程b) pH7で水(50ml)中にN−(2−アミノエチル)
−4−アミノアニリン−2−スルホン酸(7.0g)の
溶液を、水(75ml)中に工程a)からなる生成物
(7.0g)とメタノール(75ml)との混合液をp
H6.5で撹拌した。混合液を45℃に加温し、pH
6.5〜7で21/2時間撹拌し、室温に冷却してよく、
かつ20時間撹拌した。ジアニリド生成物を濾過によっ
て採取し、メタノールおよび冷水を用いて洗浄し、かつ
乾燥した。
−4−アミノアニリン−2−スルホン酸(7.0g)の
溶液を、水(75ml)中に工程a)からなる生成物
(7.0g)とメタノール(75ml)との混合液をp
H6.5で撹拌した。混合液を45℃に加温し、pH
6.5〜7で21/2時間撹拌し、室温に冷却してよく、
かつ20時間撹拌した。ジアニリド生成物を濾過によっ
て採取し、メタノールおよび冷水を用いて洗浄し、かつ
乾燥した。
【0093】工程c) 工程b)の生成物(2.0g)を、冷却した10%発煙
硫酸(25ml)に添加した。過硫酸アンモニウム
(1.0g)を添加し、かつ混合物を45℃に加温し、
5時間撹拌した。混合液を室温に冷却してよく、かつ氷
水(300ml)中に流注した。生じた沈澱物を濾過に
よって採取し、水およびアセトンを用いて洗浄し、かつ
乾燥し、トリフェノンジオキサジン染料塩基が得られ
た。
硫酸(25ml)に添加した。過硫酸アンモニウム
(1.0g)を添加し、かつ混合物を45℃に加温し、
5時間撹拌した。混合液を室温に冷却してよく、かつ氷
水(300ml)中に流注した。生じた沈澱物を濾過に
よって採取し、水およびアセトンを用いて洗浄し、かつ
乾燥し、トリフェノンジオキサジン染料塩基が得られ
た。
【0094】工程d) 水(150ml)中に工程c)による生成物(1.9
g)と例3、工程b)による生成物(5.4g)との混
合液を、45℃で16時間撹拌し、その間、所望により
炭酸ナトリウム溶液(2M)の添加によってpHを6.
2に維持した。生じた混合液を室温に冷却してよく、か
つ生成物をアセトンの添加によって沈澱させ、濾過によ
って採取し、アセトンを用いて洗浄し、かつ乾燥させ、
表題化合物のアルカリ金属塩(λmax489nm)が
得られた。
g)と例3、工程b)による生成物(5.4g)との混
合液を、45℃で16時間撹拌し、その間、所望により
炭酸ナトリウム溶液(2M)の添加によってpHを6.
2に維持した。生じた混合液を室温に冷却してよく、か
つ生成物をアセトンの添加によって沈澱させ、濾過によ
って採取し、アセトンを用いて洗浄し、かつ乾燥させ、
表題化合物のアルカリ金属塩(λmax489nm)が
得られた。
【0095】例21〜24 例20の方法を繰り返してよいが、但しこの場合、欄I
に挙げた化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当
量を使用する:
に挙げた化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当
量を使用する:
【0096】
【表4】
【0097】例25 次の化合物の製造:
【0098】
【化15】
【0099】工程a) 炭酸ナトリウム溶液(2M)を、約pH6.0の完成溶
液が得られるまで、水(450ml)中に1−アミノ−
8−ヒドロキシナフタレン−3,6−スルホン酸(2
3.8g)の撹拌した懸濁液に添加した。この溶液を、
アセトン(150ml)中に2,4−ジクロロ−6−メ
チル−s−トリアジン(13.21g)の溶液を氷水
(450ml)に0〜5℃で緩徐に添加することによっ
て得られる撹拌した懸濁液に滴加したが、この懸濁液の
pHは3に低下してよく、次に炭酸ナトリウム2Mを添
加することによってこの値に維持した。この生じた混合
液を0〜5℃およびpH3で、更に1時間撹拌し、結合
成分の溶液が得られた。
液が得られるまで、水(450ml)中に1−アミノ−
8−ヒドロキシナフタレン−3,6−スルホン酸(2
3.8g)の撹拌した懸濁液に添加した。この溶液を、
アセトン(150ml)中に2,4−ジクロロ−6−メ
チル−s−トリアジン(13.21g)の溶液を氷水
(450ml)に0〜5℃で緩徐に添加することによっ
て得られる撹拌した懸濁液に滴加したが、この懸濁液の
pHは3に低下してよく、次に炭酸ナトリウム2Mを添
加することによってこの値に維持した。この生じた混合
液を0〜5℃およびpH3で、更に1時間撹拌し、結合
成分の溶液が得られた。
【0100】工程b) 例3、工程b)の常法により、4−アミノ−β−スルフ
ェートエチルスルホンをジアゾ化した。生じたジアゾニ
ウム塩懸濁液は単離せず、その代わりに工程a)の生成
物に添加し、pHを炭酸ナトリウム2Mの添加によって
6に上昇させ、かつ混合液を0〜5℃で更に2時間撹拌
した。生じたアゾ生成物をKClを添加することによっ
て沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥した。
ェートエチルスルホンをジアゾ化した。生じたジアゾニ
ウム塩懸濁液は単離せず、その代わりに工程a)の生成
物に添加し、pHを炭酸ナトリウム2Mの添加によって
6に上昇させ、かつ混合液を0〜5℃で更に2時間撹拌
した。生じたアゾ生成物をKClを添加することによっ
て沈澱させ、濾過によって単離し、かつ乾燥した。
【0101】工程c) 水(150ml)中に工程b)による生成物(5.17
g)とN−(2−ヒドロキシ−5−スルホ−3−アミノ
フェニル)−N’−(2−カルボキシ−4’−スルホフ
ェニル)−ms−フェニルホルマザンの銅塩(21.2
2g)(ジアゾ化した6−アセチルアミノ−2−アミノ
フェノール−4−スルホン酸と、ベンズアルデヒドおよ
び2−カルボキシフェニルヒドラジン−4−スルホン酸
からなるヒドラゾンとをカップリングし、銅化させ、か
つ希釈したカセイソーダを用いてアセチル基を加水分解
することによって得られる)との混合物を、50〜55
℃で5時間撹拌し、その間、所望により炭酸ナトリウム
溶液(2M)の添加によってpHを6〜6.5に維持し
た。この溶液を室温に冷却し、かつ生成物をアセトンの
添加によって沈澱させ、濾過によって採取し、アセトン
を用いて洗浄し、および乾燥させ、表題化合物のアルカ
リ金属塩(λmax550nm)が得られた。
g)とN−(2−ヒドロキシ−5−スルホ−3−アミノ
フェニル)−N’−(2−カルボキシ−4’−スルホフ
ェニル)−ms−フェニルホルマザンの銅塩(21.2
2g)(ジアゾ化した6−アセチルアミノ−2−アミノ
フェノール−4−スルホン酸と、ベンズアルデヒドおよ
び2−カルボキシフェニルヒドラジン−4−スルホン酸
からなるヒドラゾンとをカップリングし、銅化させ、か
つ希釈したカセイソーダを用いてアセチル基を加水分解
することによって得られる)との混合物を、50〜55
℃で5時間撹拌し、その間、所望により炭酸ナトリウム
溶液(2M)の添加によってpHを6〜6.5に維持し
た。この溶液を室温に冷却し、かつ生成物をアセトンの
添加によって沈澱させ、濾過によって採取し、アセトン
を用いて洗浄し、および乾燥させ、表題化合物のアルカ
リ金属塩(λmax550nm)が得られた。
【0102】例26〜29 例25の方法を繰り返してよいが、但しこの場合、欄I
に挙げた化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当
量を使用する:
に挙げた化合物の代わりに、欄IIに挙げた化合物1当
量を使用する:
【0103】
【表5】
【0104】例30 次の化合物の製造:
【0105】
【化16】
【0106】工程a) 水(150ml)中に例25、工程b)による生成物
(10.35g)および1−アミノ−8−ヒドロキシナ
フタレン−4,6−ジスルホン酸(6.89g)の溶液
を、45℃で5時間で撹拌し、所望のように炭酸ナトリ
ウム溶液(2M)の添加によってpHを6〜6.5に維
持した。この溶液を室温に冷却してよく、かつ生成物を
アセトンの添加によって沈澱させた。染料ベース生成物
を濾過によって採取し、15%w/vのKClおよびア
セトンを用いて洗浄し、かつ乾燥させた。
(10.35g)および1−アミノ−8−ヒドロキシナ
フタレン−4,6−ジスルホン酸(6.89g)の溶液
を、45℃で5時間で撹拌し、所望のように炭酸ナトリ
ウム溶液(2M)の添加によってpHを6〜6.5に維
持した。この溶液を室温に冷却してよく、かつ生成物を
アセトンの添加によって沈澱させた。染料ベース生成物
を濾過によって採取し、15%w/vのKClおよびア
セトンを用いて洗浄し、かつ乾燥させた。
【0107】工程b) 例3、工程b)の常法により、4−アミノフェニル−β
−スルフェートエチルスルホン(1.97g)をジアゾ
化した。生じたジアゾニウム塩懸濁液を氷水(150m
l)中に工程a)の生成物(31.78g)の溶液に添
加し、かつ混合液を0〜5℃で11/2時間撹拌しなが
ら、所望により炭酸ナトリウムを添加することによって
pHを6〜6.5に維持した。生成物をNaClを用い
て10%w/vに塩化し、次にアセトン(200ml)
を添加することによって沈澱させた。生成物を、濾過に
よって採取し、アセトンを用いて洗浄し、かつ乾燥し、
表題化合物のアルカリ金属塩(λmax522nm)が
得られた。
−スルフェートエチルスルホン(1.97g)をジアゾ
化した。生じたジアゾニウム塩懸濁液を氷水(150m
l)中に工程a)の生成物(31.78g)の溶液に添
加し、かつ混合液を0〜5℃で11/2時間撹拌しなが
ら、所望により炭酸ナトリウムを添加することによって
pHを6〜6.5に維持した。生成物をNaClを用い
て10%w/vに塩化し、次にアセトン(200ml)
を添加することによって沈澱させた。生成物を、濾過に
よって採取し、アセトンを用いて洗浄し、かつ乾燥し、
表題化合物のアルカリ金属塩(λmax522nm)が
得られた。
【0108】表題生成物を脱気染色によって綿に使用
し、良好な洗濯堅牢度を有することが見いだされた。
し、良好な洗濯堅牢度を有することが見いだされた。
【0109】例31 次の化合物の製造:
【0110】
【化17】
【0111】例3の方法を同様の処理法で繰り返した
が、但しこの場合、工程a)で6−アミノ−1−ヒドロ
キシナフタレン−3−スルホン酸の代わりに6−(N−
メチル)アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スル
ホン酸を使用した。
が、但しこの場合、工程a)で6−アミノ−1−ヒドロ
キシナフタレン−3−スルホン酸の代わりに6−(N−
メチル)アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スル
ホン酸を使用した。
【0112】表題生成物はこの化合物のアルカリ金属塩
(λmax479nm)の形で得られた。
(λmax479nm)の形で得られた。
【0113】表題生成物を脱気染色によって綿に使用
し、良好な定着を有することが見いだされた。
し、良好な定着を有することが見いだされた。
【0114】例32 次の化合物の製造:
【0115】
【化18】
【0116】例3の方法を同様の処理法で繰り返した
が、但しこの場合、工程a)で2,6−ジクロロ−4−
メチル−s−トリアジンの代わりに2,6−ジクロロ−
4−メタンスルホンメチルアミド−s−トリアジンを使
用した。
が、但しこの場合、工程a)で2,6−ジクロロ−4−
メチル−s−トリアジンの代わりに2,6−ジクロロ−
4−メタンスルホンメチルアミド−s−トリアジンを使
用した。
【0117】表題生成物はこの化合物のアルカリ金属塩
(λmax484nm)の形で得られた。
(λmax484nm)の形で得られた。
【0118】例33 例1の方法を繰り返してよいが、但しこの場合、2,6
−ジクロロ−s−トリアジンの代わりに2,6−ジクロ
ロ−4−メタンスルホンメチルアミド−s−トリアジン
の1当量を使用する。
−ジクロロ−s−トリアジンの代わりに2,6−ジクロ
ロ−4−メタンスルホンメチルアミド−s−トリアジン
の1当量を使用する。
【0119】例34 例4の方法を繰り返してよいが、但しこの場合、2,4
−ジクロロ−6−メチル−s−トリアジンの代わりに
2,6−ジクロロ−4−メタンスルホンメチルアミド−
s−トリアジンの1当量を使用する。
−ジクロロ−6−メチル−s−トリアジンの代わりに
2,6−ジクロロ−4−メタンスルホンメチルアミド−
s−トリアジンの1当量を使用する。
【0120】例35 例25の方法を繰り返してよいが、但しこの場合、2,
4−ジクロロ−6−メチル−s−トリアジンの代わりに
2,6−ジクロロ−4−メタンスルホンメチルアミド−
s−トリアジンの1当量を使用する。
4−ジクロロ−6−メチル−s−トリアジンの代わりに
2,6−ジクロロ−4−メタンスルホンメチルアミド−
s−トリアジンの1当量を使用する。
Claims (10)
- 【請求項1】 反応性染料において、2位、4位および
6位の2ヶ所に発色団を有し、かつ残りの2位、4位ま
たは6位には、H、置換されたかまたは置換されてない
アルキル基、置換されたかまたは置換されてないフェニ
ル基、−CH(CO2R1)2基、−NR1SO2R2基およ
び−SO2R2基[式中、R1はHまたはアルキルを表わ
し、およびR2はアルキルを表わす]から選択された置
換基を有する1,3,5−s−トリアジン基を含有する
ことを特徴とする、反応性染料。 - 【請求項2】 残りの2位、4位または6位の置換基が
H、置換されたかまたは置換されてないアルキル基また
は置換されたかまたは置換されてないフェニル基であ
る、請求項1記載の反応性染料。 - 【請求項3】 残りの2位、4位または6位の置換基が
HまたはC1〜C4アルキル基である、請求項1記載の反
応性染料。 - 【請求項4】 式: 【化1】 [式中、D1およびD2はそれぞれ無関係に発色団を表わ
し;R3およびR4はそれぞれ無関係にHまたはC1〜C4
アルキル基を表わし;およびTはH、置換されたかまた
は置換されてないアルキル基、置換されたかまたは置換
されてないフェニル基、−CH(CO2R1)2、NR1SO
2R2または−SO2R2を表わし;それぞれR1はHまた
はアルキル基を表わし;およびR2はアルキル基を表わ
す]で示される反応性染料。 - 【請求項5】 有機塩素を含まない、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載の反応性染料。 - 【請求項6】 D1およびD2がそれぞれ互いに異なって
いる、請求項4記載の反応性染料。 - 【請求項7】 D1がアゾ基を表わし、D2がアントラキ
ノン基、ホルマザン基、フタロシアニン基またはトリフ
ェノジオキサジン基を表わす、請求項4記載の反応性染
料。 - 【請求項8】 D1およびD2が式(2): V−SO2−L1−(−N=N−L2−)n− (2) [式中、Vはビニルまたはアルカリ金属水溶液を用いた
処理でビニルに変換可能な基を表わし、L1およびL2は
それぞれ無関係に置換されたかまたは置換されてない単
官能または二官能アリール基またはヘテロアリール基を
表わし;およびnは1または2である]で示されるものか
らなる、請求項4記載の反応性染料。 - 【請求項9】 L2が式(3): 【化2】 [式中、qは0または1である]で示される、請求項8
記載の反応性染料。 - 【請求項10】 繊維材料の着色法において、請求項
1、4または8のいずれか1項記載の反応性染料を使用
することを特徴とする、繊維材料の着色法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB929221140A GB9221140D0 (en) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | Chemical compounds |
GB9221140.8 | 1992-10-08 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06212085A true JPH06212085A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=10723136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5252938A Pending JPH06212085A (ja) | 1992-10-08 | 1993-10-08 | 反応性染料および繊維材料の着色法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5420257A (ja) |
EP (1) | EP0592105B1 (ja) |
JP (1) | JPH06212085A (ja) |
AT (1) | ATE178928T1 (ja) |
DE (1) | DE69324430T2 (ja) |
GB (1) | GB9221140D0 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886159A (en) * | 1996-08-23 | 1999-03-23 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Bisazo compound and method for dyeing or printing fibrous materials using the same |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW241289B (ja) * | 1993-05-17 | 1995-02-21 | Ciba Geigy | |
DE102009047183A1 (de) | 2008-12-19 | 2010-07-15 | Basf Se | Farbstoffmischung zum Färben von Leder |
JP2015531001A (ja) | 2012-06-18 | 2015-10-29 | ダイスター・カラーズ・ディストリビューション・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 反応性染料、それらを製造するためのプロセス、及びそれらの使用 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE551884C (de) * | 1930-02-20 | 1932-06-06 | Ig Farbenindustrie Ag | Verfahren zur Darstellung von Kuepenfarbstoffen der Anthrachinonreihe |
GB902101A (en) * | 1959-11-03 | 1962-07-25 | British Oxygen Co Ltd | Treatment of molten ferrous metal |
CH407373A (de) * | 1960-10-28 | 1966-02-15 | Ciba Geigy | Verfahren zur Herstellung neuer Farbstoffe |
NL282281A (ja) * | 1960-10-28 | |||
DE2748965C3 (de) * | 1977-11-02 | 1981-10-01 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Wasserlösliche Farbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung, ihre Verwendung als faserreaktive Farbstoffe zum Färben und Bedrucken von Fasermaterialien |
DE2748966C3 (de) * | 1977-11-02 | 1980-08-21 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Wasserlösliche Farbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung, ihre Verwendung als faserreaktive Farbstoffe zum Färben und Bedrucken von Cellulose- und Polyamid-Fasermaterialien |
CH636367A5 (de) * | 1978-05-17 | 1983-05-31 | Ciba Geigy Ag | Verfahren zur herstellung von kuepenfarbstoffen. |
DE4021067A1 (de) * | 1990-07-03 | 1992-01-09 | Hoechst Ag | Disazoverbindungen, verfahren zu deren herstellung und ihre verwendung als farbstoffe |
GB9021021D0 (en) | 1990-09-27 | 1990-11-07 | Gkn Cardantec | Double hookes universal joints |
DE4107692A1 (de) * | 1991-03-09 | 1992-09-17 | Basf Ag | Verdoppelte phenylazo- oder naphthylazobenzole mit mehreren reaktiven gruppen sowie deren zwischenprodukte |
-
1992
- 1992-10-08 GB GB929221140A patent/GB9221140D0/en active Pending
-
1993
- 1993-09-07 AT AT93307045T patent/ATE178928T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-09-07 EP EP93307045A patent/EP0592105B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-09-07 DE DE69324430T patent/DE69324430T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-09-17 US US08/126,697 patent/US5420257A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-08 JP JP5252938A patent/JPH06212085A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886159A (en) * | 1996-08-23 | 1999-03-23 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Bisazo compound and method for dyeing or printing fibrous materials using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0592105A2 (en) | 1994-04-13 |
EP0592105A3 (en) | 1994-11-09 |
EP0592105B1 (en) | 1999-04-14 |
DE69324430D1 (de) | 1999-05-20 |
GB9221140D0 (en) | 1992-11-25 |
US5420257A (en) | 1995-05-30 |
ATE178928T1 (de) | 1999-04-15 |
DE69324430T2 (de) | 1999-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS603109B2 (ja) | 新規な反応性染料及びその製法 | |
JPS636590B2 (ja) | ||
JPS5842661A (ja) | 水溶性アゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法 | |
JPS5915451A (ja) | 金属ホルマザン化合物、その製造法およびそれを用いる繊維材料の染色方法 | |
US5093484A (en) | Polazo reactive dyestuffs | |
JPS6147177B2 (ja) | ||
JPS6239179B2 (ja) | ||
US4855411A (en) | Water-soluble, monoazo dyes containing a ureido group and two sulfonyl fiber-reactive groups | |
US3426008A (en) | Water-soluble monoazo dyestuffs and their metal complex compounds | |
US5760215A (en) | Fibre-reactive dyestuffs | |
JP2955373B2 (ja) | 繊維反応性染料 | |
US5847111A (en) | Aluminum phthalocyanine reactive dyes | |
JPS6136367A (ja) | 反応性染料 | |
JPH06212085A (ja) | 反応性染料および繊維材料の着色法 | |
JPH0217586B2 (ja) | ||
US4129736A (en) | Triazinyl-antraquinone dyestuffs | |
JPS6232152A (ja) | 繊維反応性アゾ化合物の製造方法 | |
US6762288B2 (en) | Reactive azo dyes | |
US5223607A (en) | Reactive azo dyes with at lest two reactive halotriazine groups | |
JPH0135955B2 (ja) | ||
JPH0798908B2 (ja) | 水溶性アゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法 | |
JPH0322423B2 (ja) | ||
KR100294994B1 (ko) | 섬유-반응성모노아조염료 | |
US5359043A (en) | Reactive dyes having a sulphonamido group | |
JPH0625551A (ja) | 反応性染料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040422 |