JPH0620907B2 - 密封包装袋 - Google Patents

密封包装袋

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JPH0620907B2
JPH0620907B2 JP60198055A JP19805585A JPH0620907B2 JP H0620907 B2 JPH0620907 B2 JP H0620907B2 JP 60198055 A JP60198055 A JP 60198055A JP 19805585 A JP19805585 A JP 19805585A JP H0620907 B2 JPH0620907 B2 JP H0620907B2
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JP
Japan
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heat
outer edge
packaging bag
inner edge
edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP60198055A
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JPS6264750A (ja
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朋伸 関口
文昭 永瀬
栄一 竹内
昭一 牧本
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Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、開口部が熱封緘された密封包装袋に関す
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
開口部を熱封緘した包装袋は、熱水処理や運搬などの取
扱い中に、熱封緘部が外れるような欠陥がないよう、非
常に強く熱封緘されているのが普通である。例えば、日
本農林規格(JAS)によれば、レトルト食品の表示を
行なう場合には、パウチ状態で封緘部の試料を15mm巾
で切り出して剥離強度を測定した場合、2.3Kg以上な
ければならないとされている。
しかしながら、内容物を取り出す際には、開封する必要
があり、上記のように強く熱封緘されたものは、手で簡
単に開口部を剥離することができず、ハサミや刃物で切
断しているが、これらの道具が手もとにない場合は、開
封するのに非常に手間がかかる。
そのため、予め開口部に切り口(ノッチ)を設けてお
き、その切り口を始点として、引き裂く方法も採られて
いるが、引き裂き線が直線的にならず、開き口が乱雑に
なる欠点があり、また、流通過程で、衝撃によって切り
口から破断が生じ、密封性が損われ、内容物に悪影響を
与える欠点がある。
そこで、この発明の目的は、開口部を手で容易に剥離す
ることができると同時に、処理過程や流通過程におい
て、内容物を充分保護することのできる包装袋を提供す
ることである。
〔目的達成の手段〕
上記の目的を達成するため、この発明によれば、包装袋
の開口部付近に設けた熱封緘部に、その融着部と被着部
にわたる凹条を形成し、その凹条の断面形状を外側縁か
ら内側縁の方向に次第に深くなるようにし、かつ外側縁
をジグザグの屈曲線として内側縁をほぼ直線状としたも
のである。さらに上記開口部の端縁を閉鎖又は遮蔽した
のである。
〔作用〕
加圧加熱によって上記のような融着部と被着部にわたる
深い凹条を形成すると、凹条の内側縁から外側縁方向の
剥離強度が外側縁から内側縁方向の剥離強度よりも大き
くなり、さらに外側縁を連続的に屈曲させて剥離方向に
対して外側縁の接着線をジグザグ状にしてあるため、開
口部の外側からは容易に開封することができる一方、包
装袋の内部からは容易に剥離しない熱封緘部が得られ
る。
なお、ここで剥離強度とは、熱封緘部を一定巾(例えば
15mm巾)に切り出して融着部と被着部を剥離したとき
の荷重の変化をグラフで表したとき(これをヒートシー
ル曲線と言う)、その平均値を言う。
〔実施例〕
まず、包装袋を密封する為のヒートシーラ熱板について
説明する。
第1図乃至第4図に示すように、上型10の印圧面11
には凸条12が設けられ、下型20の印圧面21は、平
坦になっている。図中、Hはヒータである。
上記凸条は、全体として、外側縁13の方向に突出した
なだらかな山形をなしている。この山形は二つ以上あっ
てもよい。
上記凸条12の断面形状は、その外側縁13から内側縁
14の方向に次第に高さが大きくなるようにしてある。
なお、第4図(イ)に示すように、外側縁13から次第に
高さが大きくなるが、途中で平坦になってそのまま内側
縁14まで延びるような断面形状であってもよく、また
第4図(ロ)に示すように、一度頂点16に達した後、内
側縁14に向って次第に高さが小さくなるような形状で
あってもよい。この場合には、頂点16から内側縁14
に向うスロープの方が外側縁13に向うスロープよりも
急であるのが好ましい。
次に、上記内側縁14は、第2図、第3図のように、直
線状(多少の屈曲があってもよいが)をなし、外側縁1
3は、ジグザグの屈曲線を形成し、その長さは、内側縁
14よりも30%以上長くなっている。
上記外側縁13の屈曲線は、山形状に限らず、第5図
(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示すように、種々の形状をとることがで
き、これらの組合せであってもよい。また、第5図(ホ)
に示すように、外側縁13の一部(山と山の間)が内側
縁14と一致していてもよい。
さらに、上記外側縁13は、必ずしも全長にわたってジ
グザグに屈曲している必要はなく、部分的に直線になっ
ていてもよい。
なお、上述の凸条12は、下型20に設けてもよい。さ
らに上型又は下型の凸条に対応して、相手型にシリコー
ンゴムの様な弾性体22を設けておいてもよい。
上述のような熱板を用いて、包装袋を密封する方法を第
6図乃至第9図に示す。
第6図及び第7図に示すように、まず、長方形のシート
30の一端部両側に切り欠き31、31を設け、中央よ
りも一端部寄りの折り目32に沿って2つ折りすると、
余分な部分がフラップ33となる。なお、このシート3
0は、内面がヒートシール剤層になっている。
このようにして2重折りにしたシート30の両側縁部3
4、34を熱封緘すると、フラップ33のある端部に開
口部35を有する袋が出来る。このとき、切り欠き3
1、31の部分は、重ね合された対向側シートのヒート
シール剤層が露出している。なお、折り目32に対応す
る袋の底部32′の部分を側縁部34と同時に熱封緘し
てもよい。
次に、第8図に示すように、フラップ33を開口部35
に沿って折り曲げ、切り欠き31を被うように、袋の外
面に重ね合せ、第9図に示すように、前述のヒートシー
ラ熱板を用い、フラップ33を下面にして熱封緘する
と、第8図に示すような、全体として山形の凹条36が
形成される。
上記凹条36は、包装袋の材料の復元性、保形性、ヒー
トシール条件などによって、同一の熱板によっても、そ
の形状はかならずしも同一にならないが、ヒートシール
直後には、凹条の深さが融着部と被着部にわたり、かつ
凹条の断面形状が、その外側縁37から内側縁38の方
向に次第に深くなり、さらに外側縁37の輪郭が内側縁
38よりも30%以上長いジグザグの屈曲線を画いてい
る。また、内側縁38は、屈曲の少ないほぼ直線状にな
っている。
なお、外側縁37が内側縁38の長さよりも30%以上
長くなければ、外側からの剥離、即ち開封容易性が良好
とならない。外側縁37の屈曲割合が少ないからであ
る。
上記のようにして熱封緘を行なうと、フラップ33は、
切り欠き31、31に対応する部分、即ち前述のように
ヒートシール剤層が露出している小さな部分においての
み、袋の外面に熱接着される(第8図参照)。従ってフ
ラップ33は、その端部の両側だけが固着され、他の部
分は、袋から分離している。この分離している部分を手
で持って引張ると、切り欠き31、31における小接着
部が容易に外れ、フラップ33は、第7図に示すような
自由状態に戻すことができる。
第10図に示すように、前記フラップ33を設けず、開
口部35を点状に熱接着して、閉鎖してもよい。図中、
39は点状接着部である。要は、点状に限らず、間欠的
に接着部を設けて、手で容易に剥離できるようにしてお
けばよい。
上記包装袋の材料は、熱融着可能で、ある程度の柔軟性
があれば、種々のものを選択することができる。単体で
あっても複合材であってもよい。例えば、アルミニウム
箔のような基材にヒートシール層を設けたものが用いら
れる。
密封包装袋は、上記のようないわゆる平袋に限らず、自
立袋など、袋の形態は任意である。
〔効果〕
この発明によれば、以上の様に、密封包装袋の熱封緘部
に、加熱加圧によって融着部と被着部にわたる凹条を形
成し、その断面形状を外側縁から内側縁に向って次第に
深くなるようにし、かつ内側縁をほぼ直線状とし、外側
縁をジグザグの屈曲線としたので、包装体の外側からの
剥離強度が弱くなり、容易に開封することができる一
方、内側からの剥離強度が大きくなって、内容物を充分
保護することができ、従来では全くみられなかった優れ
た密封性と開封容易性を得ることができる。
また、袋の開口部を閉鎖又は遮蔽してあるので、開口部
に塵埃が侵入するのを防止できると同時に、熱封緘部を
保護することができるなど、多くの効果を挙げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒートシーラ熱板の断面線図、第2図は同上の
上型の平面線図、第3図は上型の一部拡大斜視図、第4
図は同上の4−4線に沿った拡大断面図、第5図は上型
に設けた凸条の輪郭を示す平面線図、第6図は袋を形成
するシートの展開斜視図、第7図は袋の形成過程を示す
斜視図、第8図は完成した袋の正面図、第9図は袋の封
緘状態を示す拡大断面図、第10図は袋の他の実施例を
示す正面図である。 10……上型、11……印圧面、 12……凸条、13……凸条の外側縁、 14……凸条の内側縁、20……下型、 21……印圧面、22……弾性体、 30……シート、31……切り欠き、 32……折り目、33……フラップ、 36……凹条、37……凹条の外側縁、 38……凹条の内側縁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−123754(JP,U) 実開 昭54−142222(JP,U) 特公 昭57−7975(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装袋の開口部近辺に設けた熱封緘部に、
    その融着部と被着部にわたる凹条を形成し、その凹条の
    断面形状を、外側縁から内側縁の方向に次第に深くなる
    ようにし、かつ外側縁をジグザグの屈曲線として内側縁
    をほぼ直線状とし、上記開口部の端縁を閉鎖又は遮蔽し
    た密封包装袋。
JP60198055A 1985-09-06 1985-09-06 密封包装袋 Expired - Lifetime JPH0620907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60198055A JPH0620907B2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06 密封包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60198055A JPH0620907B2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06 密封包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6264750A JPS6264750A (ja) 1987-03-23
JPH0620907B2 true JPH0620907B2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=16384778

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JP2544584B2 (ja) * 1994-04-11 1996-10-16 株式会社日立製作所 石炭ガス化炉及び石炭ガス化炉の使用方法
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